JPH11215785A - 直流電動機の電機子 - Google Patents
直流電動機の電機子Info
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- JPH11215785A JPH11215785A JP2913598A JP2913598A JPH11215785A JP H11215785 A JPH11215785 A JP H11215785A JP 2913598 A JP2913598 A JP 2913598A JP 2913598 A JP2913598 A JP 2913598A JP H11215785 A JPH11215785 A JP H11215785A
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- armature
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直流型電動機の電機子における巻線終端の結
線処理を自動化できるようにし、もって電動機、例えば
円筒型振動モータを安価で信頼性の高いものにする。 【解決手段】 電機子軸(11)に接続板(8) を整流子(7)
と同軸に設け、巻線(13)の複数の終端(132) を個別に接
続する。
線処理を自動化できるようにし、もって電動機、例えば
円筒型振動モータを安価で信頼性の高いものにする。 【解決手段】 電機子軸(11)に接続板(8) を整流子(7)
と同軸に設け、巻線(13)の複数の終端(132) を個別に接
続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は直流電動機の電機
子に関し、特にその組立性を向上するようにした電機子
に関する。以下では説明の便宜上、円筒型振動モータの
電機子を例に説明する。
子に関し、特にその組立性を向上するようにした電機子
に関する。以下では説明の便宜上、円筒型振動モータの
電機子を例に説明する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話端末やページャー(以
下、携帯電話機という)には円筒型振動モータが用いら
れている。この円筒型振動モータでは電機子軸の一部を
ハウジング外方に延長し、その延長部位に偏心分銅を固
定し、該偏心分銅によって振動力を発生するように構成
されている。
下、携帯電話機という)には円筒型振動モータが用いら
れている。この円筒型振動モータでは電機子軸の一部を
ハウジング外方に延長し、その延長部位に偏心分銅を固
定し、該偏心分銅によって振動力を発生するように構成
されている。
【0003】ところで、かかる振動モータに使用される
電機子の巻線には一般に星型結線が採用され、巻線の始
端を整流子に接続し、終端はまとめて、いわゆる3束結
線して巻線間に押し込んで固定することが行われてい
る。
電機子の巻線には一般に星型結線が採用され、巻線の始
端を整流子に接続し、終端はまとめて、いわゆる3束結
線して巻線間に押し込んで固定することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
機子では巻線時に治工具に仮止めした巻線終端の3本の
線を一度はずし、改めてまとめて捩り、半田付け等を行
って2つの巻線間に押し込むようにしていたので、機械
による自動化が困難であり、手作業に頼らざるを得ず、
結線作業に時間がかかるという問題があった。
機子では巻線時に治工具に仮止めした巻線終端の3本の
線を一度はずし、改めてまとめて捩り、半田付け等を行
って2つの巻線間に押し込むようにしていたので、機械
による自動化が困難であり、手作業に頼らざるを得ず、
結線作業に時間がかかるという問題があった。
【0005】また、3束結線した端末を巻線間に押し込
むようにしているので、巻線に傷を付けて短絡が生じた
り、電機子鉄心の外方にはみ出して磁石と干渉して回転
不能になったりする等の問題が生じていた。短絡を防止
する方法として、3束結線部を絶縁チューブ等で絶縁処
理する方法が提案されるが、部品点数が増え、作業時間
も余分にかかる。
むようにしているので、巻線に傷を付けて短絡が生じた
り、電機子鉄心の外方にはみ出して磁石と干渉して回転
不能になったりする等の問題が生じていた。短絡を防止
する方法として、3束結線部を絶縁チューブ等で絶縁処
理する方法が提案されるが、部品点数が増え、作業時間
も余分にかかる。
【0006】本発明の目的はかかる問題点を解消するも
ので、電機子の部品構成を改良して巻線の端末処理性を
アップすることにある。
ので、電機子の部品構成を改良して巻線の端末処理性を
アップすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る直
流電動機の電機子は、電機子軸には電機子鉄心が固定さ
れ、該電機子鉄心には巻線が巻装されている一方、上記
電機子軸には上記巻線と所定の機械的及び電気的な位置
関係を保持して整流子が固定されるとともに、該整流子
と同軸上に接続板が固定され、上記巻線の複数の始端が
上記整流子の対応する整流子片に接続され、上記巻線の
複数の終端が上記接続板に結線されて相互に接続されて
いることを特徴とする。
流電動機の電機子は、電機子軸には電機子鉄心が固定さ
れ、該電機子鉄心には巻線が巻装されている一方、上記
電機子軸には上記巻線と所定の機械的及び電気的な位置
関係を保持して整流子が固定されるとともに、該整流子
と同軸上に接続板が固定され、上記巻線の複数の始端が
上記整流子の対応する整流子片に接続され、上記巻線の
複数の終端が上記接続板に結線されて相互に接続されて
いることを特徴とする。
【0008】本発明の特徴の1つは電機子軸に接続板を
固定し、巻線の端末を接続板に1本づつ個別に結線処理
するようにした点にある。これにより、巻線終端の仮止
めが不要になり、巻線作業を機械で処理することができ
る。しかも、巻線端末が巻線に強く押しつけられること
もないので、絶縁処理をする必要もない。
固定し、巻線の端末を接続板に1本づつ個別に結線処理
するようにした点にある。これにより、巻線終端の仮止
めが不要になり、巻線作業を機械で処理することができ
る。しかも、巻線端末が巻線に強く押しつけられること
もないので、絶縁処理をする必要もない。
【0009】本発明は上述の円筒型振動モータの電機子
に適用すると効果が大きいが、一般的な直流電動機の電
機子にも適用することができる。
に適用すると効果が大きいが、一般的な直流電動機の電
機子にも適用することができる。
【0010】接続板はどのような形態でもよいが、舌片
状の端子部を設け、該端子部に巻線終端を接続すると、
治工具を用いた巻線終端の仮止めを不要にできる。即
ち、接続板を複数の舌片状の端子部を有する形態とな
し、各端子部に巻線の対応する終端を結線するのが好ま
しい。
状の端子部を設け、該端子部に巻線終端を接続すると、
治工具を用いた巻線終端の仮止めを不要にできる。即
ち、接続板を複数の舌片状の端子部を有する形態とな
し、各端子部に巻線の対応する終端を結線するのが好ま
しい。
【0011】接続板は電機子軸に整流子と同軸上に設け
ればよく、例えば巻線に対して整流子側に配置する、例
えば接続板を整流子上に絶縁台を介して圧入等の手段で
固定することができる。この場合、巻線始端を整流子片
に止め、終端を接続板の端子部に止めることで巻線が完
了し、同時に結線作業が完了していることになり、従来
使用していた終端の仮止め用の治工具は不要となる。
ればよく、例えば巻線に対して整流子側に配置する、例
えば接続板を整流子上に絶縁台を介して圧入等の手段で
固定することができる。この場合、巻線始端を整流子片
に止め、終端を接続板の端子部に止めることで巻線が完
了し、同時に結線作業が完了していることになり、従来
使用していた終端の仮止め用の治工具は不要となる。
【0012】また、接続板を整流子と反対の電機子軸上
に絶縁台を介して圧入等の手段で固定することもでき
る。この場合も上記と同様に、巻線の始端を整流子片に
止め、終端を接続板の端子部に止めることで結線作業が
完了する。
に絶縁台を介して圧入等の手段で固定することもでき
る。この場合も上記と同様に、巻線の始端を整流子片に
止め、終端を接続板の端子部に止めることで結線作業が
完了する。
【0013】接続板は金属板で製作することができ、結
線完了時に短絡処理が完了することになる。また、接続
板は印刷基板で構成することもできる。この場合には接
続板を金属製の電機子軸に対して絶縁する絶縁台が不要
になる。
線完了時に短絡処理が完了することになる。また、接続
板は印刷基板で構成することもできる。この場合には接
続板を金属製の電機子軸に対して絶縁する絶縁台が不要
になる。
【0014】また、接続板を両面印刷基板で構成した場
合、その配線パターンを利用し、整流子火花に起因する
雑音を防止するキャパシタのチップを固着することがで
きる。更に、整流子の絶縁体に凹部を設け、該凹部にキ
ャパシタのチップを収納するようにすれば、整流子の整
流子片と接続板の端子部との間の位置合わせが簡単にな
り、軸方向の寸法も短縮できる。
合、その配線パターンを利用し、整流子火花に起因する
雑音を防止するキャパシタのチップを固着することがで
きる。更に、整流子の絶縁体に凹部を設け、該凹部にキ
ャパシタのチップを収納するようにすれば、整流子の整
流子片と接続板の端子部との間の位置合わせが簡単にな
り、軸方向の寸法も短縮できる。
【0015】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、電機子軸上に
整流子と同軸上に接続板を設け、巻線終端を接続板によ
って相互に接続するようにしたので、巻線の終端を1本
づつ個別に処理することができ、従来のように治工具を
用いて巻線終端の仮止めすることが不要になり、巻線作
業を自動化することが可能となり、巻線の作業時間を大
幅に短縮できる。
整流子と同軸上に接続板を設け、巻線終端を接続板によ
って相互に接続するようにしたので、巻線の終端を1本
づつ個別に処理することができ、従来のように治工具を
用いて巻線終端の仮止めすることが不要になり、巻線作
業を自動化することが可能となり、巻線の作業時間を大
幅に短縮できる。
【0016】また、従来のように巻線端末が巻線間に強
く押しつけられることもないので、巻線が傷付いたり、
電機子鉄心の外方にはみ出して磁石と干渉して回転不能
になったりすることもなく、又絶縁チューブ等で絶縁処
理する必要もない。
く押しつけられることもないので、巻線が傷付いたり、
電機子鉄心の外方にはみ出して磁石と干渉して回転不能
になったりすることもなく、又絶縁チューブ等で絶縁処
理する必要もない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基いて詳細に説明する。図1ないし図6は本発明に係
る円筒型振動モータ用の電機子の好ましい実施形態を、
図7は上記実施形態における巻線の接続を説明する結線
を、図8は従来の円筒型振動モータの構造例を、図9は
従来の電機子の例を、図10は図9の電機子における巻
線の接続を説明する結線を示す。
に基いて詳細に説明する。図1ないし図6は本発明に係
る円筒型振動モータ用の電機子の好ましい実施形態を、
図7は上記実施形態における巻線の接続を説明する結線
を、図8は従来の円筒型振動モータの構造例を、図9は
従来の電機子の例を、図10は図9の電機子における巻
線の接続を説明する結線を示す。
【0018】まず、本発明の理解を容易にすべく、円筒
型振動モータの構造を説明する。図8において、1は電
機子、11は電機子軸、12は電機子鉄心、2は電機子
1を内蔵する円筒状ハウジング、3は電機子1と径方向
に対向してハウジング2内に固定された磁石、4はブラ
シ41、42を保持するブラシホルダ、51、52は電
機子軸11を回転自在に支承する軸受、6は電機子軸1
1に固定された偏心分銅、7は整流子である。
型振動モータの構造を説明する。図8において、1は電
機子、11は電機子軸、12は電機子鉄心、2は電機子
1を内蔵する円筒状ハウジング、3は電機子1と径方向
に対向してハウジング2内に固定された磁石、4はブラ
シ41、42を保持するブラシホルダ、51、52は電
機子軸11を回転自在に支承する軸受、6は電機子軸1
1に固定された偏心分銅、7は整流子である。
【0019】また、電機子1を示す図9において、11
は電機子軸、12は電機子軸11に固定された電機子鉄
心、13は電機子鉄心12に巻装された巻線、131は
巻線12の始端、132は巻線12の終端、7は電機子
軸11に固定された整流子、71は整流子7の複数の整
流子片、72は整流子7と電機子軸11とを絶縁する絶
縁体、73整流子片72の端子部である。
は電機子軸、12は電機子軸11に固定された電機子鉄
心、13は電機子鉄心12に巻装された巻線、131は
巻線12の始端、132は巻線12の終端、7は電機子
軸11に固定された整流子、71は整流子7の複数の整
流子片、72は整流子7と電機子軸11とを絶縁する絶
縁体、73整流子片72の端子部である。
【0020】図9の(b)(c)に示されるように、整流子7
はその3つの整流子片71・・・が電機子軸11に絶縁
体72を介して円周方向に等間隔をあけて配置されてお
り、各整流子片71・・・の端子部73・・・に巻線始
端131が独立して結線されている。他方、巻線13の
終端132は3本をまとめて捩る等の方法で結束され、
適宜半田付けして巻線13の間に押し込んで固定されて
いる。ここで、巻線13、巻線始端131、巻線終端1
32及び整流子片71間の結線例を図10に示す。
はその3つの整流子片71・・・が電機子軸11に絶縁
体72を介して円周方向に等間隔をあけて配置されてお
り、各整流子片71・・・の端子部73・・・に巻線始
端131が独立して結線されている。他方、巻線13の
終端132は3本をまとめて捩る等の方法で結束され、
適宜半田付けして巻線13の間に押し込んで固定されて
いる。ここで、巻線13、巻線始端131、巻線終端1
32及び整流子片71間の結線例を図10に示す。
【0021】巻線作業においては、巻線始端131が整
流子片71の端子部73に巻付け等の手段で止められ、
電機子鉄心12に所定回数だけ導線が巻回されて巻線1
3が構成され、巻線終端132は図示しない巻線治工具
に仮止めされる。これを3回繰り返して巻線作業が完了
すると、仮止めした巻線終端132を一度治工具から外
し、改めて3束結線して電機子1が完成する。
流子片71の端子部73に巻付け等の手段で止められ、
電機子鉄心12に所定回数だけ導線が巻回されて巻線1
3が構成され、巻線終端132は図示しない巻線治工具
に仮止めされる。これを3回繰り返して巻線作業が完了
すると、仮止めした巻線終端132を一度治工具から外
し、改めて3束結線して電機子1が完成する。
【0022】しかし、上述の巻線手順では巻線終端13
2を仮止めする巻線治工具を必要とし、巻線作業の終了
後に改めて手作業で3束結線する手間を要するので、作
業効率が悪い。しかも、3束結線部を巻線13の間に強
く押し込むと、巻線13が短絡するおそれがあり、又3
束結線部が電機子鉄心12の外周面にはみ出すと、磁石
3と干渉して回転不能になったりする等、信頼性の点で
も問題があった。
2を仮止めする巻線治工具を必要とし、巻線作業の終了
後に改めて手作業で3束結線する手間を要するので、作
業効率が悪い。しかも、3束結線部を巻線13の間に強
く押し込むと、巻線13が短絡するおそれがあり、又3
束結線部が電機子鉄心12の外周面にはみ出すと、磁石
3と干渉して回転不能になったりする等、信頼性の点で
も問題があった。
【0023】図1ないし図6は各々上述の欠点を解消し
たもので、巻線終端132を巻線始端131と同様に結
線するための接続板8を備えて構成されている。この接
続板8には巻線13の3本の終端132・・・を1本ず
つ独立して接続できるように舌片状の3つの端子部81
・・・が設けられている。これにより、巻線終端132
は端子部81に結線することができ、これによって巻線
治工具に仮止めする必要がなく、従って巻線作業の終了
と同時に、電機子巻線13の結線も完了し、改めて手作
業による結線処理をする必要がなくなる。
たもので、巻線終端132を巻線始端131と同様に結
線するための接続板8を備えて構成されている。この接
続板8には巻線13の3本の終端132・・・を1本ず
つ独立して接続できるように舌片状の3つの端子部81
・・・が設けられている。これにより、巻線終端132
は端子部81に結線することができ、これによって巻線
治工具に仮止めする必要がなく、従って巻線作業の終了
と同時に、電機子巻線13の結線も完了し、改めて手作
業による結線処理をする必要がなくなる。
【0024】図1ないし図6に示す例では舌片状の端子
部81は単純な形状のものを示しているが、フックや切
欠けを設ける等、適宜結線に適した形状を採用すること
もできる。
部81は単純な形状のものを示しているが、フックや切
欠けを設ける等、適宜結線に適した形状を採用すること
もできる。
【0025】ここで、巻線13の始端131と終端13
2については電気的に整流子7に接続する方を始端、そ
うでない方を終端として説明を進める。実際の巻線作業
では始端131は巻線13の内側になり、終端132は
巻線13の外側になる。また、従来例では巻線作業にお
ける始端が巻線の内側にあるためにほどけないことを利
用して電気接続上の終端とした例で表示し、発明例では
巻線作業の始端を電気接続上の始端にした例で表示して
いる。
2については電気的に整流子7に接続する方を始端、そ
うでない方を終端として説明を進める。実際の巻線作業
では始端131は巻線13の内側になり、終端132は
巻線13の外側になる。また、従来例では巻線作業にお
ける始端が巻線の内側にあるためにほどけないことを利
用して電気接続上の終端とした例で表示し、発明例では
巻線作業の始端を電気接続上の始端にした例で表示して
いる。
【0026】図1は第1の実施形態を示す。図におい
て、74は整流子片71を絶縁する絶縁台で、該絶縁台
74に金属製の接続板8が固定されている。巻線終端1
32は接続板8の端子部81に巻付け等の手段で止めら
れて結線され、必要に応じて適宜半田付け等の手段で接
続部分の強化が図られる。
て、74は整流子片71を絶縁する絶縁台で、該絶縁台
74に金属製の接続板8が固定されている。巻線終端1
32は接続板8の端子部81に巻付け等の手段で止めら
れて結線され、必要に応じて適宜半田付け等の手段で接
続部分の強化が図られる。
【0027】図2は第2の実施形態を示す。図におい
て、接続板8は整流子7と反対側の電機子軸11に配置
され、該電機子軸11と金属製の接続板8とは両者を絶
縁する絶縁台74を介して固定されている。巻線終端1
32は接続板8の端子部81に上述と同様に巻付け等の
手段で止められている。
て、接続板8は整流子7と反対側の電機子軸11に配置
され、該電機子軸11と金属製の接続板8とは両者を絶
縁する絶縁台74を介して固定されている。巻線終端1
32は接続板8の端子部81に上述と同様に巻付け等の
手段で止められている。
【0028】図3及び図4は各々第3、第4の実施形態
を示し、本例では接続板8は印刷基板で構成され、導体
パターン83は短絡回路を構成している。図3は整流子
7側に接続板8を固定した例、図4は整流子7と反対側
に接続板8を固定した例である。巻線終端132は同様
に接続板8の端子部81に接続される。印刷基板の基板
部82は絶縁性材料で構成されているので、図1及び図
2の例において使用した絶縁台74は必要としない。
を示し、本例では接続板8は印刷基板で構成され、導体
パターン83は短絡回路を構成している。図3は整流子
7側に接続板8を固定した例、図4は整流子7と反対側
に接続板8を固定した例である。巻線終端132は同様
に接続板8の端子部81に接続される。印刷基板の基板
部82は絶縁性材料で構成されているので、図1及び図
2の例において使用した絶縁台74は必要としない。
【0029】図5は第5の実施形態を示す。本例では接
続板8が印刷基板であることを利用して雑音防止用キャ
パシタのチップ9を備え、図7の(b) に示されるように
接続されている。図7の(b) に示されるように、接続板
8は符号A、B、Cに対応する始端導体パターン84を
備え、整流子7の端子部73と重ねるようにして巻線1
3の始端131を巻付け等の手段で止める。巻線13の
終端132は前述の実施形態と同様に短絡回路をなす終
端導体パターン83につながる接続板8の端子部81に
止められる。
続板8が印刷基板であることを利用して雑音防止用キャ
パシタのチップ9を備え、図7の(b) に示されるように
接続されている。図7の(b) に示されるように、接続板
8は符号A、B、Cに対応する始端導体パターン84を
備え、整流子7の端子部73と重ねるようにして巻線1
3の始端131を巻付け等の手段で止める。巻線13の
終端132は前述の実施形態と同様に短絡回路をなす終
端導体パターン83につながる接続板8の端子部81に
止められる。
【0030】なお、上記例では印刷基板は片面のものを
示しているが、適宜両面印刷基板を選択できる。
示しているが、適宜両面印刷基板を選択できる。
【0031】図6は第6の実施形態を示し、キャパシタ
9を整流子7の絶縁体72に形成した凹部75に収納す
るようにしたものである。凹部75とキャパシタ9との
間に適切な嵌合いを適用することにより、整流子端子部
73と接続板端子部81の位置合わせが自動的に完了す
る。
9を整流子7の絶縁体72に形成した凹部75に収納す
るようにしたものである。凹部75とキャパシタ9との
間に適切な嵌合いを適用することにより、整流子端子部
73と接続板端子部81の位置合わせが自動的に完了す
る。
【図1】 本発明に係る円筒型振動モータの電機子の第
1の実施形態における全体構成(a) 、正面構成(b) 及び
絶縁台の断面(c) を示す図である。
1の実施形態における全体構成(a) 、正面構成(b) 及び
絶縁台の断面(c) を示す図である。
【図2】 第2の実施形態における全体構成(a) 、正面
構成(b) 及び絶縁台の断面(c) を示す図である。
構成(b) 及び絶縁台の断面(c) を示す図である。
【図3】 第3の実施形態における全体構成(a) 及び正
面構成(b) を示す図である。
面構成(b) を示す図である。
【図4】 第4の実施形態における全体構成(a) 及び正
面構成(b) を示す図である。
面構成(b) を示す図である。
【図5】 第5の実施形態における要部構成(a) 、正面
構成(b) 及び接続板の構成(c) を示す図である。
構成(b) 及び接続板の構成(c) を示す図である。
【図6】 第6の実施形態における要部構成(a) 、正面
構成(b) 及び整流子の構成(c) を示す図である。
構成(b) 及び整流子の構成(c) を示す図である。
【図7】 上記各実施形態における巻線の結線を示す図
である。
である。
【図8】 従来の円筒振動モータを示す断面構成図であ
る。
る。
【図9】 従来の円筒型振動モータの電機子の一例にお
ける全体構成(a) 、背面構成(b) 及び正面構成(c) を示
す図である。
ける全体構成(a) 、背面構成(b) 及び正面構成(c) を示
す図である。
【図10】 従来の円筒型振動モータにおける巻線の結
線を示す図である。
線を示す図である。
1 電機子 13 巻線 131 巻線始端 132 巻線終端 7 整流子 71 整流子片 72 絶縁体 73 整流子端
子部 74 絶縁台 75 位置決め
凹部 8 接続板 81 接続板端
子部 9 キャパシタ
子部 74 絶縁台 75 位置決め
凹部 8 接続板 81 接続板端
子部 9 キャパシタ
Claims (9)
- 【請求項1】 電機子軸には電機子鉄心が固定され、該
電機子鉄心には巻線が巻装されている一方、上記電機子
軸には上記巻線と所定の機械的及び電気的な位置関係を
保持して整流子が固定されるとともに、該整流子と同軸
上に接続板が固定され、上記巻線の複数の始端が上記整
流子の対応する整流子片に接続され、上記巻線の複数の
終端が上記接続板に結線されて相互に接続されているこ
とを特徴とする直流電動機の電機子。 - 【請求項2】 上記接続板が複数の舌片状の端子部を有
し、各端子部に上記巻線の対応する終端が結線されてい
る請求項1記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項3】 円筒型振動モータに用いられる電機子で
あって、上記電機子軸には偏心分銅が固定され、該偏心
分銅によって振動力を発生するように構成されている請
求項1又は2記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項4】 上記接続板が上記巻線に対して上記整流
子と同じ側に位置されている請求項1ないし3のいずれ
かに記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項5】 上記接続板が上記巻線に対して上記整流
子と反対側に位置されている請求項1ないし3のいずれ
かに記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項6】 上記接続板が金属板である請求項1ない
し5のいずれかに記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項7】 上記接続板が印刷基板である請求項1な
いし5のいずれかに記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項8】 上記接続板に雑音防止用のキャパシタが
設けられている請求項7記載の直流電動機の電機子。 - 【請求項9】 上記キャパシタが上記整流子の絶縁体に
設けた凹部に収納されるように配置されている請求項8
記載の直流電動機の電機子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913598A JPH11215785A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 直流電動機の電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913598A JPH11215785A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 直流電動機の電機子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11215785A true JPH11215785A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12267855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2913598A Pending JPH11215785A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 直流電動機の電機子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11215785A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009081974A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Citizen Sayama Co Ltd | コアレスモータのロータ組立て方法 |
JP2013541316A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-11-07 | マクソン モーター アーゲー | 可撓性のあるロータ組立体を備える直流電気モータおよびその製造方法 |
JP2017121129A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | マブチモーター株式会社 | ロータ及びその製造方法並びにdcモータ |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP2913598A patent/JPH11215785A/ja active Pending
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