JPS603534Y2 - コイル巻枠の端子装置 - Google Patents

コイル巻枠の端子装置

Info

Publication number
JPS603534Y2
JPS603534Y2 JP1976178370U JP17837076U JPS603534Y2 JP S603534 Y2 JPS603534 Y2 JP S603534Y2 JP 1976178370 U JP1976178370 U JP 1976178370U JP 17837076 U JP17837076 U JP 17837076U JP S603534 Y2 JPS603534 Y2 JP S603534Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
winding frame
coil winding
coil
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1976178370U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5395135U (ja
Inventor
和夫 押野
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ティーディーケイ株式会社 filed Critical ティーディーケイ株式会社
Priority to JP1976178370U priority Critical patent/JPS603534Y2/ja
Publication of JPS5395135U publication Critical patent/JPS5395135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS603534Y2 publication Critical patent/JPS603534Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁石等コイルを有するコイル巻枠の端子装置
品に係り、特にボビンの端子の端部側のみに半田鍍金を
施すことにより、端子と巻線端末との間の接触抵抗を小
さくした、コイル巻枠の端子装置に関する。
第1図は、従来のコイル巻枠の端子装置に使用されるボ
ビンの一例を示した斜視図である。
同図において、ボビン1は数個(本図の場合は3個)の
鍔2、胴3および数個(本図の場合は4個)の端子部4
より戒っている。
鍔2と胴3とによってかこまれた円筒状の空間5には巻
線が巻きつけられてコイルを形成する。
従来このボビンを製作するに当っては、あらかじめ半田
鍍金をした端子用電線をモールド型に装着し、絶縁用樹
脂を流し込み、底型していた。
しかしこの従来のものは次の欠点があった。
1 底型に際し加えられた熱により端子用の電線材にあ
らかじめ被覆された半田が溶融し、その一部は樹脂中に
流れ込み端子部の絶縁を害する。
2 前記したように端子用の電線材の半田が溶融剥離す
るため、端子に端末巻付後、溶融半田中に浸漬する際、
端子に半田がうまく附着しない。
3 成型加工に際してモールド型の合せ目等に生ずるぼ
りは通常砂、くるみ殻等を吹きつけることにより除去し
ているが、このぼり取りに当って、端子部の半田鍍金も
同時に剥離し、前項同様に端末処理に際して半田がうま
く附着しない。
4 即ち、従来の端子によって製作されたボビンを使用
すれば、コイル巻枠の端子装置の絶縁不良や接続抵抗の
増大という結果を招きやすい。
本考案は、以上述べた従来のボビンの欠点を解消し、絶
縁性に優ぐれ、かつ端子部分の接続抵抗の小さいボビン
を有するコイル巻枠の端子装置を提供することを目的と
している。
本考案は、ボビンの端子の端部側のみに半田鍍金を施す
ことによって前記目的を遠戚したものであり、本考案の
要旨は胴部を有するボビンに鍔部を設け、前記鍔部と胴
部とによってかこまれた空間には巻線してコイルを形成
するとともに前記鍔部の少くとも一方には端子部を設け
、前記端子部は端子絶縁体により導電性の端子の一部分
を埋めこむとともに前記端子の端部を露出させて前記端
子の端部に前記コイルの巻線または配線の端末を巻き付
けて、前記端末を端子に接着固定したコイル巻枠の端子
装置において、前記端子で端子絶縁体により埋めこまれ
た部分を端子の主構成導電材のみで前記端子の表面を形
成しかつ端子の端部側の露出させた部分は半田鍍金の部
分を主構成導電材の表面に説けたことを特徴とするコイ
ル巻枠の端子装置に関するものであり以下本考案の実施
例を図面により説明する。
本考案に係るコイル巻枠の端子装置のボビンは例えば次
の工程を経て製作される。
すなわち、1 鍍金を施こさない端子用の導電材として
電線材等をモールド型に装着する。
2 絶縁用樹脂を流し込み成型する。
3 樹脂による成型されたボビンのぼり取りを行なう。
4 導電材からなる端子の端部側に半田鍍金をす。
る。
第2図Aは本考案の実施例の端子部4′を拡大図示した
正面図であり、第2図Bは同じく端子部4′の一部断面
を含む側面図である。
第2図Aおよび第2図Bにおいて、端子部4′は電線材
等かごらなる導電性の端子6、端子絶縁体7より戊って
いる。
端子6の露出部分には、コイルの巻線または配線の端末
8が巻き付けられた後、半田を溶融した槽内に浸漬され
て、端末8の表面に設けられているコイルの絶縁物ポリ
ウレタン等を溶融除去!すると同時に、端末8および端
子6の露出部分を半田9によって接着固定し、端子の接
続抵抗を小さくしている。
本考案の構成は円筒状の胴部を有するボビンの端部およ
び中央部等必要に応じて複数個の鍔部を設け、前記鍔部
と胴部とによってかりこまれた空間には巻線してコイル
を形成する。
さらに前記鍔部の少くとも一方には第2図Aおよび第2
図Bに示すように、鍔部2′に端子部4′を設ける。
前記端子部4′は端子絶縁体7により例えばL字状の導
電材からなる端子6の一部分からなるたとえば中央部1
0を埋めこむとともに前記り字状の端子6の端部14を
露出させて前記端子6の一部分からなる少くとも一方の
端部14に前記コイルの巻線または配線の端末8を巻き
付けて、前記端末8を端子6に接着固定したコイル巻枠
の端子装置を形成する。
さらに前記り字状の端子6で端子絶縁体7により埋めこ
まれた部分すなわち中央部10および露出された端子6
の埋めこまれた側付近の端子11までを端子の主構成導
電材たとえば銅線材のみで前記端子の表面を形成すると
ともに前記端子6の主構成導電材が直接前記端子絶縁体
7と接するように形成しかつ端子6の端部側の露出させ
た部分の端部側には半田鍍金の部分12を主構成導電材
の表面に設けた構造として、さらに前記巻線の端末8と
は半田9により強固に接着する。
以上の工程によって製作されたボビンの端子はモールド
部からの露出部のみに半田鍍金が施されている。
このようにして製作されたボビンの端子からは半田が剥
離脱落することなく、またボビンの絶縁樹脂内に半田が
混入するおそれはない。
したがって本考案に係るボビンを使用したコイル巻枠の
端子装置として例えば偏向ヨークコイル等は絶縁不良、
接続抵抗の増大等の不具合を生ずるおそれはなく、半田
加工が良好であり接続の信頼性はきわめて優れている。
以上述べたように、本考案はコイル巻枠の端子装置の絶
縁不良、接続抵抗の増大等を防ぐ効果を有するものであ
り、実用上掛られる利益の多大な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のコイル巻枠の端子装置に使用されるボ
ビンの一例を示す斜視図であり、第2図AおよびBは本
考案のコイル巻枠の端子装置のボビンの端子部を拡大し
た正面図ならびに一部断面図を含む側面図である。 4′・・・・・・端子部、6・・・・・・端子、7・・
・・・・端子絶縁体、9・・・・・・半田、12・・・
・・・半田鍍金の部分、14・・・・・・端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部を有するボビンに鍔部を設け、前記鍔部と胴部とに
    よってかこまれた空間には巻線してコイルを形成すると
    ともに前記鍔部の少くとも一方には端子部を設け、前記
    端子部は端子絶縁体により導電性の端子の一部を埋めこ
    むとともに前記端子の端部を露出させて前記端子の端部
    に前記コイルの巻線または配線の端末を巻き付けて、前
    記端末を端子に接着固定したコイル巻枠の端子装置にお
    いて、前記端子で端子絶縁体により埋めこまれた部分は
    表面を含めた全体を端子の主構成導電材のみで形成しか
    つ端子の端部側の露出させた部分は半田鍍金の部分を主
    構成導電材の表面に設けたことを特徴とするコイル巻枠
    の端子装置。
JP1976178370U 1976-12-29 1976-12-29 コイル巻枠の端子装置 Expired JPS603534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976178370U JPS603534Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 コイル巻枠の端子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976178370U JPS603534Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 コイル巻枠の端子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5395135U JPS5395135U (ja) 1978-08-03
JPS603534Y2 true JPS603534Y2 (ja) 1985-01-31

Family

ID=28785600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976178370U Expired JPS603534Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 コイル巻枠の端子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS603534Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022201956A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 株式会社デンソートリム 回転電機、回転電機用の電気端子、及び回転電機の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149450B2 (ja) * 1972-03-09 1976-12-27

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149450U (ja) * 1974-10-11 1976-04-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149450B2 (ja) * 1972-03-09 1976-12-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5395135U (ja) 1978-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6859994B2 (en) Method for manufacturing an inductor
JP3301384B2 (ja) ビーズインダクタの製造方法及びビーズインダクタ
US6242995B1 (en) Bead inductor and method of manufacturing same
JPS603534Y2 (ja) コイル巻枠の端子装置
JP3771308B2 (ja) チップインダクタの製造方法
JPS5868913A (ja) インダクタンス素子及びその製造方法
JP2821310B2 (ja) 薄型コイルの導電接続方法
JPH04145606A (ja) 巻線型インダクタ
KR910007676B1 (ko) 배선기판에의 코일부착방법
JPH0430728B2 (ja)
JPS60193308A (ja) インダクタ及びその製造方法
JPS6149406A (ja) トランス
JPH0514493Y2 (ja)
JPH01187908A (ja) インダクタの製造法
JPH0512978Y2 (ja)
JPH02849Y2 (ja)
KR920008500Y1 (ko) 공심코일
KR860001867Y1 (ko) 소형 유도자
JPH05182855A (ja) チョークコイルの製造方法
JPS6028003Y2 (ja) 絶縁被覆導線
JPH021847Y2 (ja)
JPH0770388B2 (ja) コイル
JPS5834743Y2 (ja) コガタトランス
JP3096107B2 (ja) コイル装置及びその製造方法
JPH1064731A (ja) 汎用表面実装タイプ高周波用空芯コイル