JPH0879999A - モールドモーター - Google Patents

モールドモーター

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JPH0879999A
JPH0879999A JP23210694A JP23210694A JPH0879999A JP H0879999 A JPH0879999 A JP H0879999A JP 23210694 A JP23210694 A JP 23210694A JP 23210694 A JP23210694 A JP 23210694A JP H0879999 A JPH0879999 A JP H0879999A
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
stator
motor
coil
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JP23210694A
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English (en)
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Hisashi Saito
久 斉藤
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Sanwa Chemical Co Ltd
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Sanwa Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板の縁部に突出形成された複数の
接続部の表面に設けられる配線パターンの形状を改良す
ることにより、接続部でコイルが浮き上がるのを防ぎ、
接触不良を防止して信頼性の高いモールドモーターを提
供する。 【構成】 複数のコイル3を絶縁体2を介して固定子鉄
心1に巻装した後、プリント基板12と共に電気絶縁性
を有する合成樹脂で一体にモールドしてなる固定子Aを
備える。プリント基板12はその縁部に複数の接続部2
4を有するドーナツ板状に形成され、この接続部24は
先方に向かって幅広となる形に成されると共に、この接
続部24の表面には接続部24と相似形の配線パターン
25が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用エアコン等の送
風ファンの駆動に使用されるモールドモーターに関す
る。
【従来の技術】
【0002】従来、家庭用エアコン等の送風ファンに使
用されるモーターは、送風量を多段階に制御して快適性
を得るため、速度調整の容易な直流式モーターが最近多
く採用されている。
【0003】直流モーターは、誘導電動機に比べ巻線構
成が簡単にできる利点がある反面、コイル(巻線)を流
れる電流が不連続となるため、電磁振動を発生する。そ
こで、この電磁振動を軽減するために固定子鉄心及びコ
イルを熱硬化性樹脂で一体に固化したもの(以下、モー
ルドモーターという)が多く採用されている。
【0004】この種のモールドモーターは特開平5ー3
08738号公報(H02K3/46)等に開示されて
いるように構成されている。図15に従来のこの種モー
ルドモーターの縦断面図を示す。
【0005】即ち、固定子鉄心101には絶縁体102
を介して鉄心のヨークに巻線103がトロイダル状に巻
装されている。一方、絶縁体102の保持ピン102A
には駆動回路用部品を装着した略ドーナツ状のプリント
基板112が装着されており、このプリント基板112
の装着位置は、巻線103を巻装した前記固定子鉄心1
01のコイルエンド側の前記巻線103に接触しない位
置となっている。
【0006】巻線103を装着した固定子鉄心101
は、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化され
たケーシング104に収納されることにより固定子とし
て形成される。
【0007】また、プリント基板112には電力供給或
いは速度検出のための複数のリード線115、ホール素
子(又はホールIC)等が取り付けられており、このリ
ード線115は、それに固定された合成樹脂製のブッシ
ュ116によって前記樹脂成形時に生ずる熱や圧力から
保護され、或いは樹脂との密着性を高められている。
【0008】このブッシュ116は、通常、互いに重合
される一対のブッシュ片118、119からなり、この
ブッシュ片の各々の重合面には前記複数のリード線11
5に対応して深さが等しく、断面半円形に形成された複
数の溝118b、119bが形成されている。そして、
この複数の溝によってリード線115を挟持している。
尚、105は回転子、106は回転軸、107、111
は前記回転軸106を支承する軸受である。
【0009】また、回転子105のアルミダイカストの
エンドリングには前記プリント基板112のホール素子
(又はホールIC)108に対向してリング状のマグネ
ット109が接着剤により取り付けられている。
【0010】また、前記プリント基板112はその周縁
に複数の接続部を有し、この接続部に巻線103のリー
ド線を巻き付けている。尚、この接続部はリード線を巻
き易くするために先端に向かって幅広となるテーパ状に
形成されているものがある(特開平5ー308738号
公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成によると、プリント基板112の周縁に形成された複
数の接続部の表面に設けられる配線パターンは、一様の
幅寸法でこの接続部に延在されているため、この接続部
にコイル103のリード線を巻き付けると、接続部の中
央でコイル103が浮き上がり、接触不良を来招すると
いう問題があった。
【0012】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
プリント基板の縁部に形成された複数の接続部の表面に
設けられる配線パターンの形状を改良することにより、
接続部におけるコイルの接触不良を防止して信頼性の高
いモールドモーターを提供することを目的とする。
【0013】また、固定子の合成樹脂によるモールド時
に、プリント基板の複数種の配線パターンに対応してプ
リント基板の保持ピン用の当接部をプリント基板に配設
することにより、プリント基板や金型の共通化を図り、
製造コストを低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のモール
ドモーターは、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
心に巻装した後、プリント基板と共に電気絶縁性を有す
る合成樹脂で一体にモールドしてなる固定子を備えたも
のであって、プリント基板は、その縁部に外側に向かっ
て突出形成されてコイルの一部又は端部が巻かれる複数
の接続部を有し、各接続部の表面には当該接続部と相似
形の配線パターンが設けられているものである。
【0015】また、請求項2の発明のモールドモーター
は、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄心に巻装し
た後、プリント基板と共に電気絶縁性を有する合成樹脂
で一体にモールドしてなる固定子を備えたものであっ
て、プリント基板には、この基板上に形成された2極時
及び4極時の配線パターンの双方を回避する位置に、プ
リント基板保持ピン用の当接部が形成されているもので
ある。
【0016】
【作用】本発明のモールドモーターは上記の請求項1の
構成により、プリント基板の縁部に外側に向かって突出
形成された複数の接続部の表面に設けられた配線パター
ンの形状が、接続部の形状と相似形であるため、コイル
を接続部に巻き付けると少なくとも接続部の両縁部でコ
イルと配線パターンとを確実に密着させることができ、
接続部の中央でコイルの浮き上がりがあってもコイルと
配線パターンとを確実に接続させて接触不良を防止し、
信頼性の高いモールドモーターを得ることができる。
【0017】また、請求項2の構成により、プリント基
板には2極時及び4極時の配線パターンの双方を回避す
る位置に、プリント基板保持ピン用の当接部が設けられ
ているため、プリント基板が2極時の配線パターンであ
っても、4極時の配線パターンであっても、双方の配線
パターンに当たることの無いように保持ピンを受け入れ
てプリント基板を保持することができ、固定子の合成樹
脂によるモールド時に、安定してプリント基板の保持を
行い、固化時の熱や圧力によるプリント基板の変形や位
置ズレ等を有効に防止できる。この結果、プリント基板
や金型の共通化を図ることができ、製造コストを低減す
ることができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は本発明のモールドモーターの縦断面図であ
る。このモールドモーターは、図1に示すように固定子
Aと回転子Bと回転軸Cを有し、固定子鉄心1に絶縁体
(インシュレータ)2を介して鉄心1の歯部1b、2b
間に渡るヨークにコイル3がトロイダル状に巻装されて
おり、外側から不飽和ポリエステル樹脂等の絶縁性合成
樹脂から成るプリミックスを充填してモールドすること
によりフレーム4が形成されている。ここで、固定子鉄
心1は、図4に示すように半ドーナツ状の電磁鋼板を各
々複数枚積層し突起5を順に結合していくかしめにてク
ランプされた鉄心1a、2aにそれぞれ絶縁体(やはり
半ドーナッツ状)とコイル3を設け、その状態で相互に
突き合わせた後、前記合成樹脂にて後述する如くモール
ド接着してドーナツ状に形成することにより得られる。
【0019】また、図1においてフレーム4には、軸方
向の一方にフレーム4と一体に成形された軸受ハウジン
グ6が設けられている。フレーム4の軸方向の他方に
は、鋼板の絞り加工によるブラケット9が設けられてお
り、このブラケット9は、ビス10によってフレーム4
に固定されており、内部に嵌合された軸受11と軸受7
とにて前記回転子Bを支承している。
【0020】回転子Bには、後述するプリント基板12
のホール素子(又はホールIC)Hと対向する位置にリ
ング状のプラスチックマグネット8が装着されている。
【0021】固定子鉄心1、絶縁体2及びコイル3とで
構成される固定子Aの絶縁体2には、図9及び図14に
示すように(図2、図3では省略する)保持ピンP1・
・、P2・・が複数立設されており、鉄心1a、2aの
突き合わせ部分近傍の保持ピンP1・・は太く、突き合
わせ部分から離間した保持ピンP2・・は細くなってい
る。また、保持ピンP2は保持ピンP1よりも回転子B
の回転軸Cから遠い位置に形成されている。そして、各
保持ピンP1・・、P2・・には回転子Bの位置検出用
のホール素子H(基板12の裏側に配置)等の駆動回路
用部品を装着した略ドーナツ状のプリント基板12が装
着され、このプリント基板12の装着位置は、コイル3
に接触しない位置となっている。コイル3を装着した固
定子鉄心1は、電気絶縁性を有する前述の合成樹脂で一
体に成形固化することにより固定子Aを形成するが、こ
のときプリント基板12も樹脂内に埋設される。
【0022】また、プリント基板12には、電源が接続
される端子13とコイル3が接続される複数の接続部2
4(後述)との間に複数の配線パターンが形成されてい
る。例えば、4極の場合は図2(図14)に示すよう
に、D,E,F,G,Nの配線パターンが形成され、2
極の場合は図3(図9)に示すようにI,J,K,L,
Mの配線パターンが形成される。
【0023】前記プリント基板12は、その外周縁及び
内周縁において外側に向かって突出した複数の接続部2
4・・を有しており、この接続部24は外側に向かって
幅広となる形に成されると共に、前記各配線パターン
D,E,F,G,N,I,J,K,L,Mからこの接続
部24の表面に延在された配線パターン25は、接続部
24と相似形の末広がり状とされている。そして、この
配線パターン25を含む接続部24にはコイル3のリー
ド線26が巻き付けられ、半田付けされる。
【0024】一方、前記プリント基板12には、図2及
び図3に示す如く前記複数種の配線パターン(4極、2
極)を回避する位置に、プリント基板12の保持ピン2
7用の当接部28が設けられている。即ち、4極時の場
合は図2に示すように、D,E,F,G,Nの配線パタ
ーンが形成され、2極時の場合は図3に示すようにI,
J,K,L,Mの配線パターンが形成されているが、プ
リント基板12に形成される保持ピン27用の当接部2
8は図2及び図3に示す通り同様の位置に配置され、何
れの場合も全ての配線パターンD,E,F,G,N,
I,J,K,L,Mを回避した位置となっている。
【0025】このプリント基板12には、前記端子13
に接続される電力供給用のリード線15が取り付けられ
ており、このリード線15は、このリード線に固定され
たポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂製のブッシ
ュ16によって後述する樹脂成形時に生ずる熱や圧力か
ら保護され、或いは樹脂との密着性が向上するよう配慮
されている。
【0026】前記ブッシュ16は、図5から図7に示す
ように薄い接続片17を介して互いに重合される一対の
ブッシュ片18,19からなり、このブッシュ片18,
19の各々の重合面18a,19aには前記複数のリー
ド線15に対応して深さが異なる複数の溝18b,19
bが形成されている。即ち、ブッシュ16の上側となる
ブッシュ片18の溝18bは断面形状が半真円形(18
0度)より小さく形成されている一方、ブッシュ16の
下側となるブッシュ片19の溝19bは断面形状が半真
円形(180度)より大きく形成されている。これによ
って、溝18bの深さは浅く、溝19bの深さは深くな
っている。
【0027】また、ブッシュ片19の重合面19aには
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されている。そして、この複数の溝18b及び
19bによってブッシュ16はリード線15を挟持する
一方、コイル3を巻装した固定子鉄心1の樹脂モールド
と同時にブッシュ16本体の半分程度が一体に樹脂に埋
設され固定子Aに固定される。
【0028】前記プラスチックマグネット8は、フェラ
イトと熱可塑性合成樹脂を混合したプラスチックマグネ
ットにて形成されており、この熱可塑性合成樹脂は後述
するアルミニウム製のエンドリング22と同程度の熱膨
張率を有している。
【0029】一方、回転子Bは鉄心をアルミダイカスト
にて鋳込成形してなり、そのエンドリング22の段差部
23に前記リング状マグネットを接着剤にて取り付けて
いる。
【0030】このようなモールドモーターは図13に示
すように、ドーナツ状に結合されコイル3、プリント基
板12、絶縁体2を装着した固定子鉄心1を上型29及
び下型30からなる金型内にセットし、2カ所の注入口
31、31から前記不飽和ポリエステルからなる合成樹
脂を注入して固定子Aをモールドする。
【0031】ここで、合成樹脂の注入時には上型29か
ら保持ピン27が突出し(これによって、フレーム4の
裏面には図11の如く孔28Aが形成される)、プリン
ト基板12の前記当接部28に突き当たってプリント基
板12を位置決め保持する。この場合、保持ピン27及
び当接部28は上記したように4極時の配線パターン
D,E,F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,
K,L,Mの双方を回避した位置となっている。
【0032】そして、保持ピン27は合成樹脂の注入時
の熱や圧力によるプリント基板12の位置ズレや変形を
防ぎ、所定の位置でプリント基板12が固定子Aと共に
固化されるようにしている。
【0033】また、注入口31は、固定子鉄心1を構成
する半ドーナツ状の鉄心1a,2aの突き合わせ面に対
して直角方向となるよう下型30の相対向する位置に2
カ所形成されている。
【0034】このように構成されたモールドモーターに
おいて、プリント基板12の縁部に突出形成された複数
の接続部24の表面に設けられた配線パターン25の形
状は、接続部24の形状と相似形の末広がり状であるた
め、コイル3のリード線26を接続部24に巻き付ける
と接続部24の両縁部でリード線26と配線パターン2
5とを確実に密着させることができ、接続部24の中央
でリード線26の浮き上がりがあってもリード線26と
配線パターン25とを確実に接続させることができる。
従って、配線パターン25とリード線26との接触不良
を防止でき、信頼性の高いモールドモーターを得ること
ができる。
【0035】また、プリント基板12に設けられた保持
ピン27の当接部28は、4極時の配線パターンD,
E,F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,K,
L,Mの双方を回避した位置となっているため、プリン
ト基板12が4極時の配線パターンであっても2極時の
配線パターンであっても双方の配線パターンに当たるこ
との無いように保持ピン27を受け入れてモールド時に
プリント基板12を保持することができ、固定子Aの合
成樹脂によるモールド時に、安定してプリント基板12
の保持を行い、固化時の熱や圧力によるプリント基板1
2の変形や位置ズレ等を有効に防止できる。この結果、
プリント基板12や金型29、30の共通化を図ること
ができ、製造コストを低減することができる。
【0036】また、位置検出用として回転子Bのエンド
リング22に取り付けられたリング状のマグネット8の
材質はプラスチックマグネットであり、このプラスチッ
クはエンドリング22に使用するアルミニウム(又は亜
鉛)の熱膨張率と近似しているため、回転子Bの運転時
の熱で加熱されてもエンドリング22と同様な膨張や収
縮となり、マグネットに熱歪みを発生させることはなく
なり、マグネット8の破損(割れ)を未然に防いで回転
子Bの成形管理を容易化し、耐久性並びに信頼性に優れ
たモールドモーターを提供できる。
【0037】また、ブッシュ16の下側となるブッシュ
片19の溝19bは断面形状が半真円形(180度)よ
り大きく形成されているため、この溝19bでリード線
15を強固に保持することができ、固定子鉄心1のモー
ルド時に熱や圧力が作用しても、その溝19b内にリー
ド線15を確実に位置決めしておくことができる。この
結果、一方のブッシュ片19の溝19bの深さを深くす
るという簡単な構造により、組み付け作業性を向上する
ことができる。
【0038】即ち、深さを深く形成された溝19bは断
面形状が真半円より大きい円弧形状となるため、この円
弧の両端に突き出た縁部にてリード線15を確実に保持
しておくことができるのである。但し、溝19bは必ず
しも真半円より大きく形成する必要はなく、単に深さを
真半円より深く形成するだけでも同様の作用は得られ
る。
【0039】また、ブッシュ片19の重合面19aには
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されているため、両ブッシュ片18,19を嵌
合した状態では貫通孔20の一部が空洞のまま残る。こ
の空洞には固定子鉄心1のモールド時に樹脂が浸入して
固化するため、ブッシュ片18,19の結合力及びブッ
シュ16自体の固定は一層強力となり、ブッシュ16が
固定子鉄心1に強固に固定される。
【0040】従って、モールドモーターの使用後の振動
や経年変化によってもリード線15がブッシュ16から
外れたりすることは殆どなく、また、ブッシュ16が固
定子Aから脱落したりすることはなく、耐久性並びに信
頼性に優れたモールドモーターを得ることができる。
【0041】尚、本実施例では直流モータを前提とした
が、誘導電動機に適用しても同様の作用効果が得られる
ことは云うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
プリント基板の縁部に外側に向かって突出形成された複
数の接続部の表面に設けられた配線パターンの形状が、
接続部の形状と相似形であるため、コイルを接続部に巻
き付けた場合に少なくとも接続部の両縁部でコイルと配
線パターンとを確実に密着させることができ、接続部の
中央でコイルの浮き上がりがあってもコイルと配線パタ
ーンとを確実に接続させて接触不良を防止し、信頼性の
高いモールドモーターを得ることができる。
【0043】また、請求項2の発明によれば、プリント
基板には2極時と4極時の配線パターン双方を回避する
位置に、プリント基板保持ピン用の当接部が設けられて
いるため、プリント基板が2極時の配線パターンであっ
ても、4極時の配線パターンであっても、双方の配線パ
ターンに当たることの無いように保持ピンを受け入れて
プリント基板を保持することができ、固定子の合成樹脂
によるモールド時に、安定してプリント基板の保持を行
い、固化時の熱や圧力によるプリント基板の変形や位置
ズレ等を有効に防止できる。この結果、プリント基板や
金型の共通化を図ることができ、製造コストを低減する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すモールドモーターの縦断
面図である。
【図2】4極モールドモーターの平断面図である。
【図3】2極モールドモーターの平断面図である。
【図4】固定子鉄心の平面図である。
【図5】ブッシュの展開平面図である。
【図6】ブッシュの展開断面図である。
【図7】ブッシュの分解正面図である。
【図8】回転子の正面図である。
【図9】モールド前の固定子(2極)の平面図である。
【図10】固定子の縦断面図である。
【図11】固定子の背面図である。
【図12】回転子の正面図である。
【図13】モールドモーターの製造行程を示す金型の縦
断面図である。
【図14】4極モールドモーターのプリント基板の平面
図である。
【図15】従来のモールドモーターを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 固定子 B 回転子 C 回転軸 D,E,F,G,N 配線パターン(4極時) I,J,K,L,M 配線パターン(2極時) 1 固定子鉄心 2 絶縁体 3 コイル 4 フレーム 12 プリント基板 24 接続部 25 配線パターン 26 リード線 27 保持ピン 28 当接部 29 上型 30 下型 31 注入孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
    心に巻装した後、プリント基板と共に電気絶縁性を有す
    る合成樹脂で一体にモールドしてなる固定子を備えたモ
    ールドモーターにおいて、 前記プリント基板は、その縁部に外側に向かって突出形
    成されて前記コイルの一部又は端部が巻かれる複数の接
    続部を有し、各接続部の表面には当該接続部と相似形の
    配線パターンが設けられていることを特徴とするモール
    ドモーター。
  2. 【請求項2】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
    心に巻装した後、プリント基板と共に電気絶縁性を有す
    る合成樹脂で一体にモールドしてなる固定子を備えたモ
    ールドモーターにおいて、 前記プリント基板には、この基板上に形成された2極時
    及び4極時の配線パターンの双方を回避する位置に、プ
    リント基板保持ピン用の当接部が設けられていることを
    特徴とするモールドモーター。
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