JPH06112069A - エンジンの点火コイル装置 - Google Patents

エンジンの点火コイル装置

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JPH06112069A
JPH06112069A JP4305799A JP30579992A JPH06112069A JP H06112069 A JPH06112069 A JP H06112069A JP 4305799 A JP4305799 A JP 4305799A JP 30579992 A JP30579992 A JP 30579992A JP H06112069 A JPH06112069 A JP H06112069A
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shaped core
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coil bobbin
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靖彦 井田
Makoto Sakamaki
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 1次側コイルボビンの中空部分にI型コアを
装着し、そのI型コアの端面と所定のギャップを介して
端面が対向するようにU型コアを設けて、そのI型コア
とU型コアとで閉磁路を形成する際、両コアの相対的な
位置決めを精度良く行わせるとともに、コイルユニット
をコイルケース内に入れたうえでそのコイルケース内に
溶融樹脂を注入してその樹脂の硬化により一体成形する
際、コイルユニットのコア部分から周囲の硬化樹脂にク
ラックが発生するのを防止する。 [構成] I型コアが装着される1次側コイルボビン側
にU型コアの端部分を取り付けるコア保持部を一体的に
形成し、そのコア保持部にU型コアの端部分を取り付け
るようにするとともに、そのコア保持部をクラック発生
防止用カバーとして用いるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの点火コイル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ディストリビュータを用いること
なく、エンジンの気筒数に応じた複数のコイルユニット
を1つのコイルケース内に配設したうえで、そのコイル
ケース内にエポキシなどの絶縁性の溶融樹脂を注入し
て、その樹脂の硬化によってコイルケースと各コイルユ
ニットとが一体に成形されるようにしたポッティングタ
イプによるエンジンの点火コイル装置が開発されてい
る。
【0003】このようなエンジンの点火コイル装置にあ
って、コイルユニットとしては、1次コイルが巻回され
る部分が中空状になった1次側コイルボビンの中空部分
にセンターコアが装着されるとともに、1次側コイルボ
ビン上に同軸状に2次側コイルボビンが重ねて装着さ
れ、コイルボビンの外部において、センターコアの端面
と所定のギャップを介して端面が対向するように接続用
コアを設けて、センターコアとその接続用コアとで閉磁
路を形成するようにしたものが用いられている。
【0004】従来、このようなコイルユニットでは、1
次側コイルボビンの中空部分に装着されたセンターコア
に対して閉磁路を形成するべく接続用コアを設ける際、
両コアの相対的な位置決め手段が何らとられておらず、
そのためセンターコアの端面とそれに対向する接続用コ
アの端面とがずれて対向面積が実質的に小さくなった
り、またその間のギャップ幅が変動したりしている。
【0005】また、従来のコイルユニットにあっては、
そのコアに発生する熱応力によって周囲にポッティング
された硬化樹脂にクラックを生じさせるのを防止するべ
く、比較的柔軟性のあるポリプロピレンなどの材質から
なるコアカバーによって1次側コイルボビンの外部に裸
出しているコア部分を覆って熱応力を吸収させるように
しているが、そのコアカバーの材料が周囲のエポキシな
どの樹脂との接着性が悪いので、そのためコアカバーと
周囲の硬化樹脂との間にすき間が生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、センターコアの端面とそれに対向する接続用コア
の端面とがずれて対向面積が実質的に小さくなったり、
またその間のギャップ幅が変動したりして、閉磁路型の
コアの磁気特性が悪くなってしまうことである。
【0007】また、解決しようとする問題点は、センタ
ーコアの端面とそれに対向する接続用コアの端面とがず
れて、そのコイルユニットをコイルケース内の所定箇所
に収納させるのに困難になってしまうということであ
る。
【0008】さらに、解決しようとする問題点は、コア
カバーとその周囲にポッティングされた硬化樹脂との間
に生じたすき間からクラックが誘発されてしまうことで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次側コイル
ボビンの中空部分にI型コアを装着し、そのI型コアの
端面と所定のギャップを介して端面が対向するようにU
型コアを設けて、そのI型コアとU型コアとで閉磁路を
形成するようにしたうえで、1次側コイルボビン側にU
型コアの端部分を取リ付けるコア保持部を一体的に形成
し、そのコア保持部にU型コアの端部分を取り付けるこ
とによって両コアの相対的な位置決めを行わせるように
している。
【0010】また、本発明は、コアカバーを、ポッティ
ング用の樹脂と接着性の良い材質からなるクラック発生
防止用カバーによって覆ったうえで、コイルユニットを
コイルケース内に入れたうえでそのコイルケース内に溶
融樹脂を注入して、その樹脂の硬化により一体成形する
ようにしている。
【0011】その際、特に本発明では、コア保持部を樹
脂と接着性の良い材質により形成して、そのコア保持部
をクラック発生防止用カバーとして用いるようにしてい
る。
【0012】
【実施例】本発明に係るエンジンの点火コイル装置は、
図1および図2に示すように、コイルケース1内に3つ
のコイルユニット2(2A,2B,2C)を配設し、所
定箇所に各コイルユニット2の高圧端子ソケット4(4
11,412,421,422,431,432)がそ
れぞれ取り付けられたコイルカバー3をコイルケース1
に嵌合したうえで、コイルケース1内にエポキシなどの
絶縁性の溶融樹脂を注入して、その樹脂の硬化によって
全体が一体的に形成されている。
【0013】コイルカバー3をコイルケース1に嵌合し
たときに、コイルカバー3に取り付けられている各高圧
端子ソケット4の先端に突出している高圧端子ピン5が
コイルユニット2側に設けられている高圧端子の端子受
口6に差し込まれて、両者の電気的な接続がとられるよ
うになっている。
【0014】また、そのコイルカバー3には各コイルユ
ニット2の低圧端子ソケット7が一体に形成されてい
る。
【0015】図3に、この点火コイル装置における電気
的な結線状態を示している。図中、HT1〜HT6は各
コイルユニット2の2次側の高圧端子を、LT1〜LT
3は各コイルユニット2の1次側の低圧端子を、Gは各
コイルユニット2の1次側のアース用の共通端子をそれ
ぞれ示している。
【0016】コイルカバー3に高圧端子ソケット4を取
り付けるに際して、図4ないし図6に示すように、コイ
ルカバー3の所定箇所にソケット先端部41を挿入する
孔8を穿設し、その挿入孔8内に切欠段部9を設けて、
ソケット先端部41側に設けた突起42をその切欠段部
9に係合させて、高圧端子ソケット4がコイルカバー3
側に仮固定されるようになっている。
【0017】なお、図5および図6に示すように、挿入
孔8内に設けられた切欠段部9には切欠部91が形成さ
れており、ソケット先端部41側の突起42がその切欠
部91を通るようにソケット先端部41を挿入孔8に差
し込んだうえで、その高圧端子ソケット4をまわして切
欠段部9の段部92の下側に突起42を係止させるよう
になっている。
【0018】このようなエンジンの点火コイル装置にあ
って、本発明では、各コイルユニット2を以下のように
構成したことを特徴としている。
【0019】すなわち、コイルユニット2としては、図
7および図8に示すように、1次コイルが巻装された1
次側コイルボビン10の内側の中空部分にI型コア11
が装着され、さらにその1次側コイルボビン10の外側
に2次コイルが巻装された2次側コイルボビン12が嵌
め込まれたうえで、1次側コイルボビン10側に一体的
に形成されたコア保持部101の部分にU型コア13の
端部をそれぞれ装着するようになっている。
【0020】積層鉄心からなるI型コア11の側面には
その外側の積層板の一部がバネ性を有するように切り起
こされており、また、コア保持部101側には1次側コ
イルボビン10に差し込まれるI型コア11の位置決め
を行わせるストッパ部102が形成されており(図9参
照)、I型コア11をその切起し片111のバネ性に抗
してその先端がストッパ部102に当接するまで1次側
コイルボビン10の中空部分に差し込むことにより、切
起し片111がボビン側壁にくい込んで(図10参
照)、I型コア11が所定位置に固定的に装着されるよ
うになっている。
【0021】あるいはまた、図11に示すように、1次
側コイルボビン10の中空部分の壁部にI型コア11の
挿入方向に沿って断面V字状の突起18を設け、その突
起18を押しつぶしながらI型コア11をその先端がス
トッパ部102に当接するまで1次側コイルボビン10
の中空部分に差し込むことにより、I型コア11を所定
位置に固定的に装着させるようにする。
【0022】しかして、1次側コイルボビン10の中空
部分の所定位置に、I型コア11がガタつくようなこと
なく位置精度良く装着される。
【0023】また、U型コア13は、その両端面131
が裸出するように、コアに生ずる熱応力を吸収できる比
較的柔軟性のあるポリプロピレンなどからなるコアカバ
ー14によって覆われており、そのコアカバー14の両
端部分に突出形成されたフック部141が1次側コイル
ボビン10側のコア保持部101に形成された穴103
に係合して取り付けられる(図12参照)。
【0024】そして、コア保持部101に取り付けられ
たU型コア13の両端面131がそれぞれI型コア11
の端面に対向して、閉磁路型のコアが形成される。
【0025】その際、前記ストッパ部102がI型コア
11とU型コア13との各対向する端面間のギャップ間
隔gのスペーサとして機能して、そのギャップ間隔gを
所定に保持させることができるようになる。
【0026】このように、本発明によれば、閉磁路を形
成するI型コア11とU型コア13との相対的な組付け
を、かしめなどの作業を何ら必要とすることなく容易
に、かつギャップ間隔gを所定に保持させながら位置精
度良く行わせることができるようになる。
【0027】図13は、本願発明による点火コイル装置
の組立て状態を示すもので、予め各高圧端子ソケット4
が取り付けられたコイルカバー3上の所定箇所に各コイ
ルユニット2を載せて、各高圧端子ソケット4の先端に
突出している高圧端子ピン5をコイルユニット2側に設
けられている高圧端子の端子受口6にそれぞれ噛合させ
(図1参照)、低圧端子ソケット7における1次側の各
端子LT1〜LT3およびGにつながる接触子端151
〜156に各コイルユニット2の1次巻線からの引出し
リード16をそれぞれ接続したうえで、その上からコイ
ルケース1をかぶせるようにする。
【0028】低圧端子ソケット7における1次側の各端
子LTI〜LT3およびGにつながる接触子は図13の
A部分に示すような構成となっており、その接触子端1
51〜156の部分が外部に裸出するように、それらが
予めコイルカバー3側に形成された溝内に埋め込まれて
いる。
【0029】以上のような組付けが行われたうえで、図
1に示す状態において、コイルカバー3の開口部から溶
融樹脂を図中点線で示すラインLまで注入して、その樹
脂の硬化によって全体を一体的に成形する。
【0030】その際、コアカバー14の材質が周囲にポ
ッティングされるエポキシなどの樹脂との接着性が悪い
ので、図14に示すように、コアカバー14と周囲の硬
化樹脂19との間にすき間δを生じてしまい、そのため
角部に応力が集中しやすくなってクラック20が誘発さ
れてしまう。
【0031】そのため、本発明では、図15および図1
6に示すように、周囲に注入されるエポキシなどの樹脂
と親和性(接着性)の良いポリブチレンテレフタレート
などの材質(コアカバー14の材質よりも柔軟性に欠け
る)からなるクラック発生防止用のカバー21をコアカ
バー14のクラックが発生しやすい箇所にかけるように
している。
【0032】したがって、図16に示すように、クラッ
ク発生防止用のカバー21と周囲の硬化樹脂19とがす
き間なく密着して角部に応力が集中しにくくなり、クラ
ックの発生が有効に防止される。
【0033】コアカバー14と周囲の硬化樹脂19との
間のすき間δから生ずるクラックのなかでも特に問題に
なるのが高圧端子ピン5の付近に発生するクラックであ
り、その高圧端子ピン5の付近におけるクラックの発生
がクラック発生防止用のカバー21によって有効に防止
されることになる。
【0034】本発明では、図15および図16に示すク
ラック発生防止用のカバー21として、図8に示す1次
側コイルボビン10側に一体的に形成されたコア保持部
101に兼ねさせるようにしている。
【0035】なお、図15の場合には、エポキシなどの
樹脂と接着性の良い材質からなるコイルケース1側にコ
ア収納部22を形成して、クラック発生防止用のカバー
21とともにコアカバー14の大部分が覆われるように
している。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明によるエンジンの点火コイ
ル装置にあっては、1次側コイルボビンの中空部分にI
型コアを装着し、そのI型コアの端面と所定のギャップ
を介して端面が対向するようにU型コアを設けて、その
I型コアとU型コアとで閉磁路を形成するようにしたう
えで、1次側コイルボビン側にU型コアの端部分を取り
付けるコア保持部を一体的に形成し、そのコア保持部に
U型コアの端部分を取り付けるようにしたもので、両コ
アの各対向する端面がずれたり、またその間のギャップ
幅が変動したりすることなく、常に両コアの相対的な位
置決めを精度良く行わせることができ、性能にばらつき
のない、かつ構造的に安定したものを容易に得ることが
でき、量産に適しているという利点を有している。
【0037】また、本発明は、コアに発生する熱応力を
吸収することのできる比較的柔軟性のある材質からなる
コアカバーによって1次側コイルボビンの外部に裸出し
ているコア部分を覆ったうえで、コイルユニットをコイ
ルケース内に入れたうえでそのコイルケース内に溶融樹
脂を注入して、その樹脂の硬化によって一体成形するよ
うにしたものにあって、そのコアカバーを周囲に注入さ
れる樹脂と接着性の良い材質からなるクラック発生防止
用カバーによって覆うようにしているので、従来のよう
に、コアカバーの材質が樹脂との接着性が悪くてコアカ
バーと周囲の硬化樹脂との間にすき間が生じてそこから
クラックが誘発されるようなことがなくなり、品質の良
いエンジンの点火コイル装置を得ることができるという
利点を有している。
【0038】その際、特に本発明では、コア保持部を周
囲に注入される樹脂と接着性の良い材質により形成し
て、そのコア保持部をクラック発生防止用カバーとして
用いるようにしており、構造の簡素化を有効に図りなが
らも、コアから高圧部に向かうクラックの発生をなくし
て絶縁耐圧の向上を有効に図ることができるという利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンの点火コイル装置の一実
施例を示す正断面図である。
【図2】同実施例におけるエンジンの点火コイル装置の
平面図である。
【図3】同実施例におけるエンジンの点火コイル装置の
電気的な結線状態を示す図である。
【図4】コイルカバーに対する高圧端子ソケットの取付
部分の正断面図である。
【図5】コイルカバーに設けられた高圧端子ソケットの
挿入孔の平面図である。
【図6】コイルカバーに対する高圧端子ソケットの取付
部分の裏面図である。
【図7】コイルユニットにおける1次側コイルボビン、
2次側コイルボビンおよび1次側コイルボビン内に装着
されるI型コアからなる分解斜視図である。
【図8】コイルユニットにおける1次側コイルボビン、
2次側コイルボビンおよびI型コアの組立体およびそれ
に装着されるU型コアからなる分解斜視図である。
【図9】1次側コイルボビンに差し込まれるI型コアの
位置決めを行わせるコア保持部側に形成されたストッパ
部分の側断面図である。
【図10】1次側コイルボビンに差し込まれるI型コア
における切起し片のボビン側壁へのくい込み部分におけ
る側断面図である。
【図11】コイルユニットにおける1次側コイルボビン
およびI型コアの他の構成例を示す斜視図である。
【図12】コアカバーの両端部分に突出形成されたフッ
ク部の1次側コイルボビン側のコア保持部に形成された
穴における取付け部分の正断面図である。
【図13】同実施例におけるエンジンの点火コイル装置
の組立て状態を示す斜視図である。
【図14】コアカバーと周囲の硬化樹脂との間に生じた
すき間からクラックが発生する状態を示す図である。
【図15】クラック発生防止用カバーが設けられたコイ
ルユニットおよびそのコイルケース側の収納部分を示す
斜視図である。
【図16】クラック発生防止用カバーの部分を示す正断
面図である。
【符号の説明】
1 コイルケース 2 コイルユニット 3 コイルカバー 4 高圧端子ソケット 7 低圧端子ソケット 101 次側コイルボビン 101 コア保持部 102 ストッパ部 103 穴 11 I型コア 111 切起し片 12 2次側コイルボビン 13 U型コア 14 コアカバー 18 突起 19 硬化樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイルが巻回される部分が中空状に
    なった1次側コイルボビンの中空部分にI型コアが装着
    されるとともに、1次側コイルボビン上に同軸状に2次
    側コイルボビンが重ねて装着され、そのI型コアの端面
    と所定のギャップを介して端面が対向するようにU型コ
    アを設けて、I型コアとU型コアとで閉磁路を形成する
    ようにしたコイルユニットを有するエンジンの点火コイ
    ル装置であって、1次側コイルボビン側にU型コアの端
    部分を取り付けるコア保持部を一体的に形成し、そのコ
    ア保持部にU型コアの端部分を取り付けることによって
    両コアの相対的な位置決めを行わせるようにしたことを
    特徴とするエンジンの点火コイル装置。
  2. 【請求項2】 1次側コイルボビンの中空部分の壁部に
    I型コアの挿入方向に沿って突起を設けるとともに、コ
    ア保持部側に1次側コイルボビンの中空部分に挿入され
    るI型コアの先端を係止するストッパを設け、前記突起
    を押しつぶすようにI型コアをその先端がストッパに当
    接するまで1次側コイルボビンの中空部分に挿入してI
    型コアを固定的に装着させるようにしたことを特徴とす
    る前記第1項の記載によるエンジンの点火コイル装置。
  3. 【請求項3】 積層鉄板からなるI型コアにおける外側
    の鉄板の一部をバネ性を有するように切り起こすととも
    に、コア保持部側に1次側コイルボビンの中空部分に挿
    入されるI型コアの先端を係止するストッパを設け、I
    型コアを前記切起し片のバネ性に抗してその先端がスト
    ッパに当接するまで1次側コイルボビンの中空部分に挿
    入してI型コアを固定的に装着させるようにしたことを
    特徴とする前記第1項の記載によるエンジンの点火コイ
    ル装置。
  4. 【請求項4】 ストッパが、I型コアとU型コアとの各
    対向する端面間のギャップ間隔を所定に保持させるスペ
    ーサを兼ねるようにしたことを特徴とする前記第2項ま
    たは第3項の記載によるエンジンの点火コイル装置。
  5. 【請求項5】 I型コアと対向するU型コアの両端部が
    裸出するようにI型コアをコアカバーによつて覆い、そ
    のコアカバーの端部分に設けられた突起をコア保持部側
    に設けられた穴部に係合させることによってU型コアを
    コア保持部に取り付けるようにしたことを特徴とする前
    記第1項の記載によるエンジンの点火コイル装置。
  6. 【請求項6】 コアカバーを、ポッティング用の樹脂と
    接着性の良い材質からなるクラック発生防止用カバーに
    よって覆ったうえで、コイルユニットをコイルケース内
    に入れたうえでそのコイルケース内に溶融樹脂を注入し
    て、その樹脂の硬化により一体成形するようにしたこと
    を特徴とする前記第5項の記載によるエンジンの点火コ
    イル装置。
  7. 【請求項7】 1次側コイルボビン側に設けられたコア
    保持部をクラック発生防止用カバーとして用いるように
    したことを特徴とする前記第6項の記載によるエンジン
    の点火コイル装置。
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