JPH0738063Y2 - 不整地走行車両におけるリヤフェンダ支持装置 - Google Patents

不整地走行車両におけるリヤフェンダ支持装置

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JPH0738063Y2
JPH0738063Y2 JP1988118782U JP11878288U JPH0738063Y2 JP H0738063 Y2 JPH0738063 Y2 JP H0738063Y2 JP 1988118782 U JP1988118782 U JP 1988118782U JP 11878288 U JP11878288 U JP 11878288U JP H0738063 Y2 JPH0738063 Y2 JP H0738063Y2
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JP
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rear fender
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fender
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JP1988118782U
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JPH0239981U (ja
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均 古橋
泰一 島崎
雅博 川又
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、軟弱地、山岳地、積雪地等の不整地を走行す
る走行車両のリヤフェンダ装置に関するものである。
(2)従来の技術 前記不整地走行車両において、左右後車輪の上部を被覆
するリヤフェンダを前方に延長させその前端を、ステッ
プに支持させるようにしたものは既に公知である(実開
昭58−132790号公報参照)。
(3)考案が解決しようとする課題 ところがリヤフェンダをステップに至るまで長く延長す
れば、リヤフェンダ全体が大きくなって車両走行時に、
ばたつきを生起するという問題がある。そこでかゝる問
題を解消するためにリヤフェンダ自体を補強することが
考えられるが、このようにすればリヤフェンダ全体の重
量増を招くばかりでなくコスト高になるという別の問題
がある。
本考案はかゝる実情に鑑みてなされたもので、大きく形
成されるリヤフェンダ自体を、特に高剛性に形成しなく
てもそれがばたつくことがないようにした、軽量、安価
な不整地走行車両におけるリヤフェンダ支持装置を得る
ことを目的とするものである。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため、後車輪の上部を
被覆するリヤフェンダを、メインリヤフェンダと、その
メインリヤフェンダの前部に一体的に接続されるサブリ
ヤフェンダとより構成し、そのサブリヤフェンダの前方
に車体フレームに固着のステップが配設される不整地走
行車両において、前記サブリヤフェンダの下側を車体前
後方向に延びるサブリヤフェンダ支持部と、このサブリ
ヤフェンダ支持部の後端部より起立して前記メインリヤ
フェンダの前部背面側を通るメインリヤフェンダ支持部
とを有するフェンダステーの前端部を前記ステップに、
またその後端部を車体フレームにそれぞれ連結し、前記
サブリヤフェンダ支持部にはサブリヤフェンダを固着
し、更に前記メインリヤフェンダ支持部にはメインリヤ
フェンダの前部背面を支持したことを特徴とする。
前記構成において、前記メインリヤフェンダとサブリヤ
フェンダは、別体に形成して、それらを一体に固着して
もよく、また一体に成形してもよい。またそれらは合成
樹脂、金属板その他の板材により形成可能である。
(2)作用 車両が軟弱地、山岳地、積雪地等の不整地を走行した際
に後車輪の回転によって跳ね上げられた飛沫、泥土、砂
礫、雪等の飛散物はリヤフェンダによって遮ぎられる。
この場合、リヤフェンダはメインリヤフェンダと、その
前部に接続されるサブリヤフェンダとより構成され、そ
の前端がステップ近くに達するように大きく形成される
ため、後車輪の跳ね上げる飛散物はリヤフェンダによっ
て効果的に遮られる。
またこのようにリヤフェンダをメインリヤフェンダとサ
ブリヤフェンダとより全体的に大きく構成しても、特に
メインリヤフェンダについてはフェンダステーの上記メ
インリヤフェンダ支持部によって、またサブリヤフェン
ダについては、同ステーの上記サブリヤフェンダ支持部
によってそれぞれ個別に支持されているため、リヤフェ
ンダ自体の剛性を剛性の特別に高めなくてもメイン及び
サブリヤフェンダに対する各々の支持剛性が効果的に高
められ、その結果、車両走行時のリヤフェンダのばたつ
きが極めて効果的に防止される。
また特にメイン及びサブリヤフェンダ相互間の接続部
は、乗降時等にメインリヤフェンダの前端部に乗員の足
が当たる等して過大な荷重を受け易い箇所であるが、前
述の如くメイン及びサブリヤフェンダをフェンダステー
のメイン及びサブリヤフェンダ支持部に個別に支持した
ことで、前記接続部に対する荷重負担が大幅に軽減され
る。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
第1図は本考案装置を備えた不整地走行車両の全体平面
図、第2図は、第1図一点鎖線で囲まれたII矢視部分の
拡大平面図、第3図は本考案装置の要部の斜視図であ
り、これらの図に示すように不整地走行車両は、鞍乗型
であってその前部に走行可能な左右一対の前車輪Wfを、
またその後部にエンジン(図示せず)等の駆動源に連動
されて回転駆動可能な左右一対の後車輪Wrを備え、さら
にその上部に前記前車輪Wfを操向操作するバーハンドル
Hと、乗員が跨いで座乗し得るシートSを備えている。
左右一対の前車輪Wfの上部はフトンロフェンダEfによ
り、また左右一対の後車輪Wrの上部はリヤフェンダFrに
より被覆される。
次にリヤフェンダFrおよびその支持構造について説明す
る。
第1〜3図に示すようにリヤフェンダFrは、硬質合成樹
脂製の、メインリヤフェンダ1およびサブリヤフェンダ
2とより構成されており、第7図に示すようにメインリ
ヤフェンダ1の前端部上にサブリヤフェンダ2の基端部
が重合され、それらの重合部は複数のボルト・ナット3
により一体に固着される。
第3図に明瞭に示すように、サブリヤフェンダ2はメイ
ンリヤフェンダ1の前端部より下方に略鉛直に延びる基
部分21と、該基部分21の下端より略直角に屈曲されて前
方に略水平に延びる平坦な先部分22とより構成され、先
部分22には数個の水抜口4が開口されており、乗員の足
載面を形成している。
サブリヤフェンダ2の前方には、車体フレームBfに固着
されて横方向に延びるステップ7が配設され、このステ
ップ7とサブリヤフェンダ2の前縁間には第2図に示す
ように僅かな間隙を存して近接している。ステップ7は
断面U字状に形成されてその上面にはすべり止め5が形
成され、またその底面に水抜口6が開口される。
車体フレームBfの後部と、前記ステップ7間には、前記
リヤフェンダFrを支持するためのフェンダステーStが固
着される。このフェンダステーStは、中空パイプよりな
る、後部ステー8、中間部ステー9および前部ステー10
を結着して構成される。後部ステー8の基端は、車体フ
レームBfのメインパイプ11の後部にボルト12により固着
されてメインリヤフェンダ1の背面側をその中央部に向
って延びており、その先端は第5図に示すように中間部
ステー9の基端とともにメインリヤフェンダ1の背面か
ら一体に突設される取付舌片11にボルト・ナット13によ
り固着されている。中間部ステー9はメインリヤフェン
ダ1の背面に沿って下方にのびその先端が前部ステー10
の基端中央部に連結片14を介してボルト・ナット15をも
って固着される。前記前部ステー10は第2,3図に示すよ
うにホーク状をなして前記サブリヤフェンダ2の背面に
沿って前方に延びており、その2つの自由端の一方101
が、第2,4,8図に示すように、前記ステップ7の基部底
面にボルト・ナット16により固着され、またその他方10
2が第2,4,9図に示すようにステップ7の先部側面に係止
される。第2,3,6図に示すように中間部ステー9上に
は、細長い長方形状のホルダ17を介してサブリヤフェン
ダ2の平坦な先部分22が2つのボルト・ナット18により
固着される。而して前記前部ステー10及び連結片14は互
いに協働して本考案のサブリヤフェンダ支持部Sを、ま
た前記中間部ステー9及び後部ステー10は互いに協働し
て本考案のメインリヤフェンダ支持部Mをそれぞれ構成
している。
以上のように車体フレームBfのメインパイプ11とステッ
プ7間には、前部ステー10、中間部ステー9及び後部ス
テー8よりなるフェンダステーStの両端が固着され、該
フェンダスエーStにメインリヤフェンダ1およびサブリ
ヤフェンダ2が共に支持される。したがってメインリヤ
フェンダ1とサブリヤフェンダ2とよりなるリヤフェン
ダFrは大きく形成され後車輪Wrから前方へ大きく張出し
てステップ7近くまで達しているにも拘らず、該リヤフ
ェンダFrは前記軽量なフェンダステーStによってしっか
りと支持することができる。
次に本考案の実施例の作用について説明すると、いま不
整地走行車両が軟弱地、山岳地、積雪地等の不整地を走
行した際に後車輪Wrの回転によって跳ね上げられた飛
沫、泥土、砂礫、雪等の飛散物は、リヤフェンダFrによ
って遮ぎられる。この場合リヤフェンダFrはメインリヤ
フェンダ1とサブリヤフェンダ2とより大きく形成され
てステップ7の近傍にまで達しているので、前記飛散物
は、前記リヤフェンダFrにより確実に遮ぎられてフェン
ダ効果を高めることができる。
またリヤフェンダfRは前述のように大きく形成したにも
拘らずフェンダステーStによってしっかりと支持される
ので車両が不整地を走行してもリヤフェンダFrがばたつ
くことがなく、しかも該リヤフェンダFrの重量が増すこ
とも殆どない。
なお前記実施例では本考案リヤフェンダ装置を鞍乗型不
整地走行車両に実施した場合を説明したが、これを他の
形態の不整地走行車両にも実施できることは勿論であ
り、また前記実施例ではメインリヤフェンダとサブリヤ
フェンダとを別体に形成したがそれらを一体に成形して
もよく、それらを合成樹脂材以外の材料により形成して
もよい。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、不整地走行車両におい
て、リヤフェンダをメインリヤフェンダと、その前部に
接続されるサブリヤフェンダとより構成して、その前端
がステップ近くに達するように大きく形成したので、後
車輪の跳ね上げる飛散物をリヤフェンダによって確実に
遮ぎりフェンダ効果を高めることができる。
またこのようにリヤフェンダをメインリヤフェンダとサ
ブリヤフェンダとより全体的に大きく構成しても、特に
メインリヤフェンダについてはフェンダステーの、メイ
ンリヤフェンダ前部背面側を通るメインリヤフェンダ支
持部によって、またサブリヤフェンダについては、サブ
リヤフェンダ下側を前後方向に延びる同ステーのサブリ
ヤフェンダ支持部によってそれぞれ個別に支持すること
ができるので、リヤフェンダ自体の剛性を特別に高めな
くてもメイン及びサブリヤフェンダに対する各々の支持
剛性を効果的に高めることができて、全体としてリヤフ
ェンダを車体フレームにフェンダステーを介して強固に
支持することができ、従ってリヤフェンダの重量増、コ
スト増を抑えながら車両走行時のリヤフェンダのばたつ
きを極めて効果的に防止することができる。また特にメ
イン及びサブリヤフェンダ相互間の接続部は、乗降時等
にメインリヤフェンダの前端部に乗員の足が当たる等し
て過大な荷重を受け易い箇所であるが、前述の如くメイ
ン及びサブリヤフェンダをフェンダステーのメイン及び
サブリヤフェンダ支持部に個別に支持したことで、前記
接続部に対する荷重負担を大幅に軽減することができ、
耐久性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
装置を装備した不整地走行車両の全体平面図、第2は第
1図II矢視部の拡大図、第3図は本考案装置の要部斜視
図、第4図は、第3図IV−IV線に沿う部分図、第5図
は、第3図V−V線に沿う部分断面図、第6図は、第3
図VI−VI線に沿う部分断面図、第7図は、第3図VII−V
II線に沿う部分断面図、第8図は、第4図VIII−VIII線
に沿う部分断面図、第9図は、第4図IX−IX線に沿う部
分断面図である。 Bf……車体フレーム、Fr……リヤフェンダ、M……メイ
ンリヤフェンダ支持部、S……サブリヤフェンダ支持
部、St……フェンダステー、Wr……後車輪、1……メイ
ンリヤフェンダ、2……サブリヤフェンダ、7……ステ
ップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後車輪(Wr)の上部を被覆するリヤフェン
    ダ(Fr)を、メインリヤフェンダ(1)と、そのメイン
    リヤフェンダ(1)の前部に一体的に接続されるサブリ
    ヤフェンダ(2)とより構成し、そのサブリヤフェンダ
    (2)の前方に車体フレーム(Bf)に固着のステップ
    (7)が配設される不整地走行車両において、前記サブ
    リヤフェンダ(2)の下側を車体前後方向に延びるサブ
    リヤフェンダ支持部(S)と、このサブリヤフェンダ支
    持部(S)の後端部より起立して前記メインリヤフェン
    ダ(1)の前部背面側を通るメインリヤフェンダ支持部
    (M)とを有するフェンダステー(St)の前端部を前記
    ステップ(7)に、またその後端部を車体フレーム(B
    f)にそれぞれ連結し、前記サブリヤフェンダ支持部
    (S)にはサブリヤフェンダ(2)を固着し、更に前記
    メインリヤフェンダ支持部(M)にはメインリヤフェン
    ダ(1)の前部背面を支持したことを特徴とする、不整
    地走行車両におけるリヤフェンダ支持装置。
JP1988118782U 1988-09-09 1988-09-09 不整地走行車両におけるリヤフェンダ支持装置 Expired - Lifetime JPH0738063Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58152688A (ja) * 1982-03-05 1983-09-10 ヤマハ発動機株式会社 荒地走行用車輌
JPS59150687U (ja) * 1983-03-30 1984-10-08 スズキ株式会社 鞍乗型後二輪車のフ−トレスト

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