JPH073672B2 - 自動販売機の防盗構造 - Google Patents
自動販売機の防盗構造Info
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- JPH073672B2 JPH073672B2 JP3222924A JP22292491A JPH073672B2 JP H073672 B2 JPH073672 B2 JP H073672B2 JP 3222924 A JP3222924 A JP 3222924A JP 22292491 A JP22292491 A JP 22292491A JP H073672 B2 JPH073672 B2 JP H073672B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品取出口の下方に搬
出された商品を商品取出口まで搬送する機構を備えた自
動販売機の防盗構造に関するものである。
出された商品を商品取出口まで搬送する機構を備えた自
動販売機の防盗構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機として、例え
ば実願平1−129578号に提案されたものが知られ
ている。この自動販売機は、外扉のほぼ上下方向略中央
部に商品取出口を設けると共に、商品取出口よりも下方
に搬出された商品を商品取出口まで搬送する、いわゆる
エレベ−タ機構を備えている。また、商品取出口の内側
には、例えば実開昭62−175379号公報に示され
ているような防盗扉が取り付けられ、この防盗扉は、商
品の搬出に連動する専用の駆動機構を有し、この駆動機
構によって開閉するようになっている。
ば実願平1−129578号に提案されたものが知られ
ている。この自動販売機は、外扉のほぼ上下方向略中央
部に商品取出口を設けると共に、商品取出口よりも下方
に搬出された商品を商品取出口まで搬送する、いわゆる
エレベ−タ機構を備えている。また、商品取出口の内側
には、例えば実開昭62−175379号公報に示され
ているような防盗扉が取り付けられ、この防盗扉は、商
品の搬出に連動する専用の駆動機構を有し、この駆動機
構によって開閉するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の自動販売機の防盗構造では、専用の駆動機構を
有する防盗扉を取り付けているため、コストが高く、し
かも防盗扉用の取り付けスペ−スによって自動販売機本
体が大型化するという問題点があった。また、防盗扉の
駆動機構は近接スイッチや電気的な制御回路等を介して
動作するようになっているため、構造が複雑で故障し易
く、信頼性に若干の懸念があった。
た従来の自動販売機の防盗構造では、専用の駆動機構を
有する防盗扉を取り付けているため、コストが高く、し
かも防盗扉用の取り付けスペ−スによって自動販売機本
体が大型化するという問題点があった。また、防盗扉の
駆動機構は近接スイッチや電気的な制御回路等を介して
動作するようになっているため、構造が複雑で故障し易
く、信頼性に若干の懸念があった。
【0004】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、構造
が簡単でコストが安く、しかもその動作に確実性のある
自動販売機の防盗構造を提供することにある。
が簡単でコストが安く、しかもその動作に確実性のある
自動販売機の防盗構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、外扉に設けた商品取出口に、上縁部にほ
ぼ水平に軸支された回動軸を有し、かつ内側にのみ開放
可能な取出扉を備え、該外扉の内側に、外扉の内面と所
定の間隔を開け該内面に沿って上下に走行するチェ−ン
と、該チェ−ンによって昇降するバケットを配設し、商
品取出口よりも下方に搬出された商品を前記バケットに
収容して前記商品取出口まで搬送するようにした自動販
売機の防盗構造において、前記チェ−ンの上端を前記商
品取出口の上端よりも高く位置させ、前記チェ−ンの一
部区間に、前記バケットが下待機位置にあるとき前記商
品取出口の背後に位置し、前記バケットが前記商品取出
口の背後に移動したときには前記商品取出口の背後から
外れた場所に位置する商品取出口閉鎖部材を設けると共
に、前記取出扉の幅に対応した幅と所定の長さとを有
し、かつ長さ方向の一端縁に前記商品取出口のやや下方
にほぼ水平に軸支された回動軸を有する開放抑止板と、
該開放抑止板の回動範囲をほぼ真上から水平位置までの
範囲に規制する回動規制手段とを設けた自動販売機の防
盗構造を提案する。
成するために、外扉に設けた商品取出口に、上縁部にほ
ぼ水平に軸支された回動軸を有し、かつ内側にのみ開放
可能な取出扉を備え、該外扉の内側に、外扉の内面と所
定の間隔を開け該内面に沿って上下に走行するチェ−ン
と、該チェ−ンによって昇降するバケットを配設し、商
品取出口よりも下方に搬出された商品を前記バケットに
収容して前記商品取出口まで搬送するようにした自動販
売機の防盗構造において、前記チェ−ンの上端を前記商
品取出口の上端よりも高く位置させ、前記チェ−ンの一
部区間に、前記バケットが下待機位置にあるとき前記商
品取出口の背後に位置し、前記バケットが前記商品取出
口の背後に移動したときには前記商品取出口の背後から
外れた場所に位置する商品取出口閉鎖部材を設けると共
に、前記取出扉の幅に対応した幅と所定の長さとを有
し、かつ長さ方向の一端縁に前記商品取出口のやや下方
にほぼ水平に軸支された回動軸を有する開放抑止板と、
該開放抑止板の回動範囲をほぼ真上から水平位置までの
範囲に規制する回動規制手段とを設けた自動販売機の防
盗構造を提案する。
【0006】
【作用】本発明によれば、バケットが下待機位置にある
ときは、商品取出口閉鎖部材が商品取出口の背後に位置
し、開放抑止板は回動軸を下方に位置させた状態で前記
商品取出口の取出扉と前記商品取出口閉鎖部材との間に
挟まれている。これにより、前記取出扉の開放が抑止さ
れる。また、前記バケットが上昇して前記商品取出口の
背後に移動すると、これに伴い前記商品取出口閉鎖部材
はチェ−ンの一部区間と共に下降し、前記商品取出口か
ら外れた位置に移動する。この状態において、前記取出
扉の開放抑止が解除され、前記取出扉を内側に押し開く
と、前記開放抑止板は前記取出扉に押されて内側に回動
し、前記開放抑止版は回動規制手段によってほぼ水平な
状態に支持される。これにより、前記商品取出口の下端
部と前記バケットの前縁部との間の隙間が塞がれる。前
記バケットから商品が取出され前記取出扉が閉鎖される
と、前記バケットが下降する。これに伴い前記商品取出
口閉鎖部材は前記チェ−ンの一部区間と共に上昇し、前
記商品取出口閉鎖部材の上端縁によって前記開放抑止板
が押し上げられ、前記開放抑止板は上方向に回動する。
この後、前記商品取出口閉鎖部材が前記商品取出口の背
後で停止したときには、前記開放抑止板は回動軸を下方
に位置させた状態で前記取出扉と前記商品取出口閉鎖部
材との間に挟まれる。
ときは、商品取出口閉鎖部材が商品取出口の背後に位置
し、開放抑止板は回動軸を下方に位置させた状態で前記
商品取出口の取出扉と前記商品取出口閉鎖部材との間に
挟まれている。これにより、前記取出扉の開放が抑止さ
れる。また、前記バケットが上昇して前記商品取出口の
背後に移動すると、これに伴い前記商品取出口閉鎖部材
はチェ−ンの一部区間と共に下降し、前記商品取出口か
ら外れた位置に移動する。この状態において、前記取出
扉の開放抑止が解除され、前記取出扉を内側に押し開く
と、前記開放抑止板は前記取出扉に押されて内側に回動
し、前記開放抑止版は回動規制手段によってほぼ水平な
状態に支持される。これにより、前記商品取出口の下端
部と前記バケットの前縁部との間の隙間が塞がれる。前
記バケットから商品が取出され前記取出扉が閉鎖される
と、前記バケットが下降する。これに伴い前記商品取出
口閉鎖部材は前記チェ−ンの一部区間と共に上昇し、前
記商品取出口閉鎖部材の上端縁によって前記開放抑止板
が押し上げられ、前記開放抑止板は上方向に回動する。
この後、前記商品取出口閉鎖部材が前記商品取出口の背
後で停止したときには、前記開放抑止板は回動軸を下方
に位置させた状態で前記取出扉と前記商品取出口閉鎖部
材との間に挟まれる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明に係わる自動販売機の正面図、図
2及び図3は一実施例の要部を示す一部破断側面図、図
4は一実施例におけるエレベ−タ機構の正面図、図5は
一実施例の要部拡大側面図である。図において、1は前
面を開口した自動販売機本体(以下、本体と称する)
で、その内部には商品貯蔵室2及び機械室3が上下に区
画形成され、商品貯蔵室2の内部には例えばサ−ペンタ
インラック等に収納された商品Aが貯蔵されている。ま
た、商品貯蔵室2の前側にはエレベ−タ機構4が設けら
れている。
明する。図1は本発明に係わる自動販売機の正面図、図
2及び図3は一実施例の要部を示す一部破断側面図、図
4は一実施例におけるエレベ−タ機構の正面図、図5は
一実施例の要部拡大側面図である。図において、1は前
面を開口した自動販売機本体(以下、本体と称する)
で、その内部には商品貯蔵室2及び機械室3が上下に区
画形成され、商品貯蔵室2の内部には例えばサ−ペンタ
インラック等に収納された商品Aが貯蔵されている。ま
た、商品貯蔵室2の前側にはエレベ−タ機構4が設けら
れている。
【0008】5は本体1の前面開口部に取付けられた外
扉で、一端を回動自在に支持されている。この外扉5の
上下方向略中央部には商品取出口6が設けられると共
に、商品取出口6には取出扉7が設けられている。取出
扉7はその上縁部に回動軸7aを有し、この回動軸7a
はほぼ水平に外扉5に軸支されている。さらに、取出扉
7が閉鎖された状態で、取出扉7の下端部7bは外扉5
の内面に当接し、取出扉7は外扉7の内側にのみ開放可
能になっている。
扉で、一端を回動自在に支持されている。この外扉5の
上下方向略中央部には商品取出口6が設けられると共
に、商品取出口6には取出扉7が設けられている。取出
扉7はその上縁部に回動軸7aを有し、この回動軸7a
はほぼ水平に外扉5に軸支されている。さらに、取出扉
7が閉鎖された状態で、取出扉7の下端部7bは外扉5
の内面に当接し、取出扉7は外扉7の内側にのみ開放可
能になっている。
【0009】8は開放抑止板で、例えば硬質樹脂板から
なり、表面が滑らかに加工され、取出扉7の幅に対応し
た幅と所定の厚さとを有し、かつ図5に示すように、長
さ方向の一端に商品取出口6のやや下方にほぼ水平に軸
支された回動軸8aを有している。また、開放抑止板8
の長さは、開放抑止板8がほぼ水平になった状態でその
他端が後述するチェ−ン16の前縁よりもやや後方に位
置する長さに設定されている。さらに、回動軸8aに
は、図5において開放抑止板8を時計回転方向に付勢す
るばね8bが設けられていると共に、開放抑止板8の長
さ方向の他端は、面取りされて曲面状に形成されてい
る。
なり、表面が滑らかに加工され、取出扉7の幅に対応し
た幅と所定の厚さとを有し、かつ図5に示すように、長
さ方向の一端に商品取出口6のやや下方にほぼ水平に軸
支された回動軸8aを有している。また、開放抑止板8
の長さは、開放抑止板8がほぼ水平になった状態でその
他端が後述するチェ−ン16の前縁よりもやや後方に位
置する長さに設定されている。さらに、回動軸8aに
は、図5において開放抑止板8を時計回転方向に付勢す
るばね8bが設けられていると共に、開放抑止板8の長
さ方向の他端は、面取りされて曲面状に形成されてい
る。
【0010】9は断熱壁からなる内扉で、商品貯蔵室2
の前面に開閉自在に取付けられている。この内扉9の下
部には商品搬出口10が設けられ、商品搬出口10には
回動自在な遮蔽板10aが取付けられている。また、商
品搬出口10の奥には前方に下り勾配に傾斜したデリバ
リシュ−ト11が配置され、サ−ペンタインラックから
デリバリシュ−ト11上に落下した商品Aがデリバリシ
ュ−ト11によって案内され、商品搬出口10から転動
搬出されるようになっている。
の前面に開閉自在に取付けられている。この内扉9の下
部には商品搬出口10が設けられ、商品搬出口10には
回動自在な遮蔽板10aが取付けられている。また、商
品搬出口10の奥には前方に下り勾配に傾斜したデリバ
リシュ−ト11が配置され、サ−ペンタインラックから
デリバリシュ−ト11上に落下した商品Aがデリバリシ
ュ−ト11によって案内され、商品搬出口10から転動
搬出されるようになっている。
【0011】12は商品搬出口10から搬出された商品
Aを商品取出口6へ搬送するバケットで、開口した上面
をやや前方に下り勾配となるように傾斜させて設けられ
ている。バケット12の両側面後端部には、それぞれ上
下に配置された二つのロ−ラ13が支持金具14を介し
て回転自在に取付けられている。また外扉5と内扉9と
の間には上下方向に延びる案内レ−ル15が設けられ、
ロ−ラ13は案内レ−ル15に嵌め込まれている。これ
により、バケット12は昇降自在に支持されている。
Aを商品取出口6へ搬送するバケットで、開口した上面
をやや前方に下り勾配となるように傾斜させて設けられ
ている。バケット12の両側面後端部には、それぞれ上
下に配置された二つのロ−ラ13が支持金具14を介し
て回転自在に取付けられている。また外扉5と内扉9と
の間には上下方向に延びる案内レ−ル15が設けられ、
ロ−ラ13は案内レ−ル15に嵌め込まれている。これ
により、バケット12は昇降自在に支持されている。
【0012】16はバケット12の両側に配置された一
対の環状チェ−ンで、それぞれの後縁がバケット12の
側面に固定されている。また、商品取出口6の上方と下
待機位置にあるバケット12の下方にはそれぞれ横方向
に延びるシャフト17,18が配置され、これらのシャ
フト17,18のそれぞれの両端部にはスプロケット1
9,20が固定されて、各スプロケット19,20に前
述したチェ−ン16が巻き掛けられている。さらに、下
方のシャフト18の一端にはモ−タ21が連結され、こ
のモ−タ21は図示せぬ駆動制御部によって駆動され
る。ここで、前述した一対のチェ−ン16の間隔は商品
取出口6の幅よりも広く設定され、取出扉7が各チェ−
ン16の間に回動進入できるようになっている。さら
に、各チェ−ン16の前縁はバケット12の前端よりも
前方に位置し、かつ外扉のやや後方に位置するように設
定されている。
対の環状チェ−ンで、それぞれの後縁がバケット12の
側面に固定されている。また、商品取出口6の上方と下
待機位置にあるバケット12の下方にはそれぞれ横方向
に延びるシャフト17,18が配置され、これらのシャ
フト17,18のそれぞれの両端部にはスプロケット1
9,20が固定されて、各スプロケット19,20に前
述したチェ−ン16が巻き掛けられている。さらに、下
方のシャフト18の一端にはモ−タ21が連結され、こ
のモ−タ21は図示せぬ駆動制御部によって駆動され
る。ここで、前述した一対のチェ−ン16の間隔は商品
取出口6の幅よりも広く設定され、取出扉7が各チェ−
ン16の間に回動進入できるようになっている。さら
に、各チェ−ン16の前縁はバケット12の前端よりも
前方に位置し、かつ外扉のやや後方に位置するように設
定されている。
【0013】また、各チェ−ン16の一部区間には商品
取出口6の裏側を閉鎖するシャッタ22及び搬出時の商
品Aを受けるシャッタ23が取付けられている。これら
のシャッタ22,23は各チェ−ン16間に亘って延び
る多数の閉鎖板22a,23aによって構成され、これ
らの閉鎖板22a,23aは互いに所定の間隔を開けて
平行に配置され、その両端部が各チェ−ン16に支持さ
れている。また、各閉鎖板22a,23aは、例えば硬
質樹脂板からなり、その表面は滑らかに加工されてい
る。ここで、シャッタ22,23は、チェ−ン16の回
転に伴ってバケット12の昇降と共に移動し、バケット
12が下待機位置にあるとき、シャッタ22は商品取出
口6の背後に位置し、シャッタ23はバケット12の前
方に位置するように、またバケット12が商品取出口6
の背後やや下方にあるときには、シャッタ22が商品取
出口6の下方に位置すると共にその上端縁22bが商品
取出口6の下端よりもやや下方に位置するように、即ち
開放抑止板8の回動軸8aにほぼ対応するように設定さ
れている。これらのバケット12、案内レ−ル15、チ
ェ−ン16等によってエレベ−タ機構が構成されてい
る。
取出口6の裏側を閉鎖するシャッタ22及び搬出時の商
品Aを受けるシャッタ23が取付けられている。これら
のシャッタ22,23は各チェ−ン16間に亘って延び
る多数の閉鎖板22a,23aによって構成され、これ
らの閉鎖板22a,23aは互いに所定の間隔を開けて
平行に配置され、その両端部が各チェ−ン16に支持さ
れている。また、各閉鎖板22a,23aは、例えば硬
質樹脂板からなり、その表面は滑らかに加工されてい
る。ここで、シャッタ22,23は、チェ−ン16の回
転に伴ってバケット12の昇降と共に移動し、バケット
12が下待機位置にあるとき、シャッタ22は商品取出
口6の背後に位置し、シャッタ23はバケット12の前
方に位置するように、またバケット12が商品取出口6
の背後やや下方にあるときには、シャッタ22が商品取
出口6の下方に位置すると共にその上端縁22bが商品
取出口6の下端よりもやや下方に位置するように、即ち
開放抑止板8の回動軸8aにほぼ対応するように設定さ
れている。これらのバケット12、案内レ−ル15、チ
ェ−ン16等によってエレベ−タ機構が構成されてい
る。
【0014】前述の構成よりなる本実施例によれば、販
売待機時においては図2に示すように、バケット12は
商品搬出口10のやや下方に位置し、シャッタ22は商
品取出口6の背後に、またシャッタ23はバケット12
の前方にそれぞれ位置している。さらに、このとき開放
抑止板8は、回動軸8aを下方に位置させてほぼ垂直と
なるように予め設定され、取出扉7の下端部とシャッタ
22の間に挟まれた状態になっている。これにより、商
品取出口6の取出扉7は開放不可能となり、外部からの
異物の進入が阻止されると共に、取出扉7がシャッタ2
2に接触することがなく、シャッタ22の前面は開放抑
止板8の背面に当接して滑らかに摺動するので、商品A
の搬出時におけるバケット12の昇降を円滑に行うこと
ができる。
売待機時においては図2に示すように、バケット12は
商品搬出口10のやや下方に位置し、シャッタ22は商
品取出口6の背後に、またシャッタ23はバケット12
の前方にそれぞれ位置している。さらに、このとき開放
抑止板8は、回動軸8aを下方に位置させてほぼ垂直と
なるように予め設定され、取出扉7の下端部とシャッタ
22の間に挟まれた状態になっている。これにより、商
品取出口6の取出扉7は開放不可能となり、外部からの
異物の進入が阻止されると共に、取出扉7がシャッタ2
2に接触することがなく、シャッタ22の前面は開放抑
止板8の背面に当接して滑らかに摺動するので、商品A
の搬出時におけるバケット12の昇降を円滑に行うこと
ができる。
【0015】購買者によって商品が選択されると、選択
された種類の商品Aがサ−ペンタインラックからデリバ
リシュ−ト11に搬出され、商品Aはデリバリシュ−ト
11に案内されて商品搬出口10を介してバケット12
に収容される。このとき、シャッタ23はバケット12
の前方に位置し、商品搬出口10から飛び出した商品A
はシャッタ23に当たった後、バケット12に収容され
る。これにより、商品Aが外扉5に当たることがないの
で、大きな衝撃音を発することがない。
された種類の商品Aがサ−ペンタインラックからデリバ
リシュ−ト11に搬出され、商品Aはデリバリシュ−ト
11に案内されて商品搬出口10を介してバケット12
に収容される。このとき、シャッタ23はバケット12
の前方に位置し、商品搬出口10から飛び出した商品A
はシャッタ23に当たった後、バケット12に収容され
る。これにより、商品Aが外扉5に当たることがないの
で、大きな衝撃音を発することがない。
【0016】続いて、モ−タ21が作動し、商品Aを収
納したバケット12が商品取出口6の背後やや下方に移
動する。バケット12の上昇に伴いシャッタ22が下降
して、図3及び図5に示すようにバケット12の前端が
商品取出口6の下端に対応する位置に達したとき、シャ
ッタ22の上端も商品取出口6の下端に対応する位置に
達する。このとき、開放抑止板8がスプリング8bによ
って付勢されて回動し、シャッタ22の上端22bに当
接してほぼ水平な状態に保持される。これにより、取出
扉7が開放可能になり、バケット12から商品Aを取出
すことができる。さらに、バケット12の前端と商品取
出口6の下端との間の隙間が開放抑止板8によって塞が
れるので、商品Aを取出す際にこの隙間に異物が進入す
ることを防止することができる。
納したバケット12が商品取出口6の背後やや下方に移
動する。バケット12の上昇に伴いシャッタ22が下降
して、図3及び図5に示すようにバケット12の前端が
商品取出口6の下端に対応する位置に達したとき、シャ
ッタ22の上端も商品取出口6の下端に対応する位置に
達する。このとき、開放抑止板8がスプリング8bによ
って付勢されて回動し、シャッタ22の上端22bに当
接してほぼ水平な状態に保持される。これにより、取出
扉7が開放可能になり、バケット12から商品Aを取出
すことができる。さらに、バケット12の前端と商品取
出口6の下端との間の隙間が開放抑止板8によって塞が
れるので、商品Aを取出す際にこの隙間に異物が進入す
ることを防止することができる。
【0017】購買者がバケット12から商品Aを取出し
て取出扉7を閉めると、モ−タ21が作動してバケット
12が下降する。これに伴い、シャッタ22が上昇し、
シャッタ22の上端22bによって開放抑止板8が押し
上げられ、取出扉7は、その下端部が外扉5の内面と開
放抑止板8との間に挟まれて開放不可能とされる。
て取出扉7を閉めると、モ−タ21が作動してバケット
12が下降する。これに伴い、シャッタ22が上昇し、
シャッタ22の上端22bによって開放抑止板8が押し
上げられ、取出扉7は、その下端部が外扉5の内面と開
放抑止板8との間に挟まれて開放不可能とされる。
【0018】前述したように本実施例によれば、バケッ
ト12を昇降させるチェ−ン16に商品取出口6の背後
を閉鎖するシャッタ22を設けたので、簡単な構造によ
って従来例のような専用の駆動機構を有する防盗扉を別
途設ける必要が無く、コストを大幅に低減することがで
きると共に、防盗扉用のスペ−スも不要となり、本体1
を小形化することができる。さらに、開放抑止板8を設
けたことにより、販売待機時における取出扉7の開放を
ほぼ完全に阻止することができると共に、取出扉7がシ
ャッタ22に接触することがないので、商品Aの搬出時
におけるバケット12の昇降を円滑に行うことができ
る。さらにまた、商品Aの取出し時におけるバケット1
2の前端と商品取出口6の下端との間の隙間への異物の
進入を防止することができるので、本体1内部を清潔に
保つことができる。また、シャッタ22及び開放抑止板
8を駆動するための特別な制御回路等を用いる必要が無
いので、その動作を確実に行うことができ、信頼性の向
上を図ることができる。
ト12を昇降させるチェ−ン16に商品取出口6の背後
を閉鎖するシャッタ22を設けたので、簡単な構造によ
って従来例のような専用の駆動機構を有する防盗扉を別
途設ける必要が無く、コストを大幅に低減することがで
きると共に、防盗扉用のスペ−スも不要となり、本体1
を小形化することができる。さらに、開放抑止板8を設
けたことにより、販売待機時における取出扉7の開放を
ほぼ完全に阻止することができると共に、取出扉7がシ
ャッタ22に接触することがないので、商品Aの搬出時
におけるバケット12の昇降を円滑に行うことができ
る。さらにまた、商品Aの取出し時におけるバケット1
2の前端と商品取出口6の下端との間の隙間への異物の
進入を防止することができるので、本体1内部を清潔に
保つことができる。また、シャッタ22及び開放抑止板
8を駆動するための特別な制御回路等を用いる必要が無
いので、その動作を確実に行うことができ、信頼性の向
上を図ることができる。
【0019】尚、本実施例では、商品Aの取出し時に、
開放抑止板8をシャッタ22の上端22bによってほぼ
水平な状態に保持するようにしたが、これに限定される
ことはない。例えば、開放抑止板8の一端部に開放抑止
板8の回動を水平位置までとするストッパを設けても良
い。
開放抑止板8をシャッタ22の上端22bによってほぼ
水平な状態に保持するようにしたが、これに限定される
ことはない。例えば、開放抑止板8の一端部に開放抑止
板8の回動を水平位置までとするストッパを設けても良
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品取出口閉鎖部材及び開放抑止板を設けたことにより、
従来例のような防盗扉専用の駆動機構を設ける必要が無
いので、コストを大幅に低減することができると共に、
防盗扉専用の取り付けスペ−スも不要となり、自動販売
機本体を小型に形成することができる。また、前記開放
抑止板によって、バケットの昇降時における前記商品取
出口閉鎖部材と取出扉との接触を防止できるので、バケ
ットの昇降を円滑に行うことができると共に、商品取出
し時におけるバケット前端と商品取出口下端との間の隙
間を塞ぐことができるので、該隙間への異物の侵入を防
止することができ、自動販売機内部を清潔に保つことが
できる。このように、本発明によれば構成が簡単でかつ
信頼性の高い防盗構造を提供することができるという非
常に優れた効果を奏するものである。
品取出口閉鎖部材及び開放抑止板を設けたことにより、
従来例のような防盗扉専用の駆動機構を設ける必要が無
いので、コストを大幅に低減することができると共に、
防盗扉専用の取り付けスペ−スも不要となり、自動販売
機本体を小型に形成することができる。また、前記開放
抑止板によって、バケットの昇降時における前記商品取
出口閉鎖部材と取出扉との接触を防止できるので、バケ
ットの昇降を円滑に行うことができると共に、商品取出
し時におけるバケット前端と商品取出口下端との間の隙
間を塞ぐことができるので、該隙間への異物の侵入を防
止することができ、自動販売機内部を清潔に保つことが
できる。このように、本発明によれば構成が簡単でかつ
信頼性の高い防盗構造を提供することができるという非
常に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係わる自動販売機の正面図
【図2】一実施例の要部を示す一部破断側面図
【図3】一実施例の要部を示す一部破断側面図
【図4】一実施例におけるエレベ−タ機構の正面図
【図5】一実施例の要部拡大側面図
1…自動販売機本体、2…商品貯蔵室、3…機械室、4
…エレベ−タ機構、5…外扉、6…商品取出口、7…取
出扉、7a…回動軸、8…開放抑止板、8a…回動軸、
8b…ばね、9…内扉、10…商品搬出口、10a…遮
蔽板、11…デリバリシュ−ト、12…バケット、13
…ロ−ラ、14…支持金具、15…案内レ−ル、16…
チェ−ン、17,18…シャフト、19,20…スプロ
ケット、21…モ−タ、22,23…シャッタ、22
a,23a…閉鎖板。
…エレベ−タ機構、5…外扉、6…商品取出口、7…取
出扉、7a…回動軸、8…開放抑止板、8a…回動軸、
8b…ばね、9…内扉、10…商品搬出口、10a…遮
蔽板、11…デリバリシュ−ト、12…バケット、13
…ロ−ラ、14…支持金具、15…案内レ−ル、16…
チェ−ン、17,18…シャフト、19,20…スプロ
ケット、21…モ−タ、22,23…シャッタ、22
a,23a…閉鎖板。
Claims (1)
- 【請求項1】 外扉に設けた商品取出口に、上縁部にほ
ぼ水平に軸支された回動軸を有し、かつ内側にのみ開放
可能な取出扉を備え、該外扉の内側に、外扉の内面と所
定の間隔を開け該内面に沿って上下に走行するチェ−ン
と、該チェ−ンによって昇降するバケットを配設し、商
品取出口よりも下方に搬出された商品を前記バケットに
収容して前記商品取出口まで搬送するようにした自動販
売機の防盗構造において、 前記チェ−ンの上端を前記商品取出口の上端よりも高く
位置させ、 前記チェ−ンの一部区間に、前記バケットが下待機位置
にあるとき前記商品取出口の背後に位置し、前記バケッ
トが前記商品取出口の背後に移動したときには前記商品
取出口の背後から外れた場所に位置する商品取出口閉鎖
部材を設けると共に、 前記取出扉の幅に対応した幅と所定の長さとを有し、か
つ長さ方向の一端縁に前記商品取出口のやや下方にほぼ
水平に軸支された回動軸を有する開放抑止板と、該開放
抑止板の回動範囲をほぼ真上から水平位置までの範囲に
規制する回動規制手段とを設けた、 ことを特徴とする自動販売機の防盗構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222924A JPH073672B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 自動販売機の防盗構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222924A JPH073672B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 自動販売機の防盗構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120539A JPH05120539A (ja) | 1993-05-18 |
JPH073672B2 true JPH073672B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=16790000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3222924A Expired - Fee Related JPH073672B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 自動販売機の防盗構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073672B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104272355A (zh) * | 2012-05-16 | 2015-01-07 | 冲电气工业株式会社 | 自动交易装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012149215A1 (en) * | 2011-04-26 | 2012-11-01 | Crane Merchandising Systems, Inc. | Ada compliance in vending machines |
US9870671B1 (en) | 2014-04-07 | 2018-01-16 | Fawn Engineering Corporation | Mechanical lift for delivery bins in vending machines |
CN110025951A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-07-19 | 阎韬 | 防盗型礼品机取物箱 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3222924A patent/JPH073672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104272355A (zh) * | 2012-05-16 | 2015-01-07 | 冲电气工业株式会社 | 自动交易装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05120539A (ja) | 1993-05-18 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |