JP3182221B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、商品収納コラムから下
方に送出した商品を上方に移動して前扉中央付近に設け
られた商品取出口に搬出する自動販売機の商品搬出装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機の商品搬出装置におい
ては、特開平３−１５２６９０号公報、特開平３−４４
７８１号公報等に示されるもののように、商品収納コラ
ムから下方に送出された商品を上方に移動して前扉中央
付近に設けられた商品取出口に搬出するようにしたもの
がある。

【０００３】そして、このような従来の商品搬出装置を
備えた自動販売機の一例としては、図７，８に示すもの
のように、自動販売機本体（以下本体という）１内に複
数の商品コラム２，３が上下２段に、かつ前後２列で並
設されたものがある。

【０００４】このような自動販売機では、上段後部の商
品コラム２ａに収納されている商品４ａは、本体１後部
に形成された後部商品落下通路５ａを通って下方に設け
られた商品シュート６に落下し、また上段前部の商品コ
ラム２ｂに収納されている商品４ａは、本体１前部に形
成された前部商品落下通路５ｂを通って商品シュート６
に落下するようになっている。

【０００５】また、下段の商品コラム３ａ，３ｂに収納
された商品４も、同様に後部商品落下通路５ａ又は前部
商品落下通路５ｂを通って商品シュート６に落下するよ
うになっている。そして、商品シュート６に落下した商
品４，４ａは、この商品シュート６を滑落して前扉７の
下部に設けられた商品搬出装置８に送出される。

【０００６】ここで、この商品搬出装置８は、送出され
た商品４，４ａを前扉７の中央付近に設けられた商品取
出口９まで搬出するために形成されている商品搬出通路
１０内に設けられた駆動プーリ１１ａ及び複数の従動プ
ーリ１１により張設された搬送ベルト１２と、この搬送
ベルト１２を矢印で示す搬出方向に周回させるため、例
えば商品取出口９の斜め上方に設けられた駆動プーリ１
１ａに設けられた図示しない駆動部とからなっている。

【０００７】なお、この搬送ベルト１２には、商品４，
４ａの背面に当接して商品を送り出すための商品送り出
し用の係止部１３が所定の間隔を設けて立設されてお
り、商品搬出装置８に送出された商品４，４ａは、搬送
ベルト１２の周回に伴い何れかの係止部１３に係止され
た状態で商品搬出通路１０内を水平方向に移動した後、
商品取出口９の上方まで上昇して行く。

【０００８】そして、商品取出口９の上方まで上昇した
商品４，４ａは、次に水平方向に移動し、やがて商品取
出口９の上部に回動自在に設けられている上部扉９ａを
下方に回動させて商品取出口９に落下するようになって
いる。

【０００９】なお、商品搬出通路１０には、商品４，４
ａが従動プーリ１１及び駆動プーリ１１ａにぶつかり、
商品４，４ａ及びこれらのプーリ１１，１１ａが破損す
ることがないようカバー１４が設けられている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自動販売機の商品搬出装置においては、搬送ベル
トにより搬送される商品が回転揺動するため、商品が商
品搬出通路の湾曲部でひっかかることがある。しかし、
このように商品がひっかかった状態となっても商品搬出
機構は搬出動作を続けるため、商品が湾曲部に押し込ま
れて商品搬出通路内に詰まったり、破損したりするとい
う問題点があった。

【００１１】また、確実に商品を商品取出口に落下させ
るため、駆動部の作動を制御する制御機構が必要とな
り、本体内部の構造が複雑となるだけでなく、コストが
高くなるという問題点があった。

【００１２】本発明は、商品を破損することなく確実に
搬出することのできる自動販売機の商品搬出装置を提供
することを目的とするものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、商品を上下に
積み重ねて収納する商品収納コラムと、前扉の中央付近
に設けられた商品取出口と、前記商品収納コラムから送
出された商品を上方に移動して前記商品取出口に搬出す
るため本体前部に設けられた商品搬出装置とを備えた自
動販売機において、前記商品搬出装置は、前記商品が商
品取出口に向かって移動する商品搬出通路の側方に仕切
り板を隔てて周回自在に配されると共に該商品搬出通路
内に側方から突出して該商品の後面に当接する商品送り
出し用の係止部材を備えたチェーンと、このチェーンを
駆動する駆動部からなり、前記係止部材は可撓性を有す
るものである。

【００１４】また、本発明は、商品を上下に積み重ねて
収納する商品収納コラムと、前扉の中央付近に設けられ
た商品取出口と、前記商品収納コラムから送出された商
品を上方に移動して前記商品取出口に搬出するため本体
前部に設けられた商品搬出装置とを備えた自動販売機に
おいて、前記商品搬出装置により搬出される商品が移動
する商品搬出通路は、商品を横方向に搬送する下部商品
搬出通路と、商品を上方に移動する上部商品搬出通路と
からなり、前記下部商品搬出通路の終端部に設けられ前
記上部商品搬出通路へ商品を横方向に搬送して搬入する
商品入口には、前記商品と当接して前記商品を横倒し姿
勢にして該商品入口に搬入可能に制御するバネ部材で形
成された姿勢制御部材が設けられているものである。

【００１５】さらに、本発明は、前記上部商品搬出通路
の前記商品取出口に面する商品出口には商品を搬出姿勢
に制御する姿勢制御部材が設けられる一方、前記商品出
口側の姿勢制御部材には、該姿勢制御部材の揺動によっ
て商品通過を検知する検知手段が設けられているもので
ある。

【００１６】

【作用】この構成により、商品搬出通路の側方に仕切り
板を隔てて周回自在に配されるチェーンを駆動部により
周回させることができる。そして、このチェーンに設け
られた可撓性を有すると共に商品搬出通路内に側方から
突出した商品送り出し用の係止部材を、チェーンの周回
により商品収納コラムから送出された商品の後面に当接
させ、この商品を上方に移動して前扉の中央付近に設け
られた商品取出口に搬出することができる。

【００１７】また、商品搬出装置により搬出される商品
が移動する商品搬出通路を、商品を横方向に搬送する下
部商品搬出通路と、商品を上方に移動する上部商品搬出
通路とにより形成することができる。そして、上部商品
搬出通路への商品入口にバネ部材で形成された姿勢制御
部材を設けることにより、商品を商品入口に搬入可能な
姿勢に制御することができる。

【００１８】さらに、上部商品搬出通路の商品取出口に
面する商品出口に設けられた姿勢制御部材により、商品
を搬出姿勢に制御することができる。そして、姿勢制御
部材に設けられた検知手段により、商品の通過を検知す
ることができる。

【００１９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００２０】図１は、本発明の一実施例に係る商品搬出
装置を備えた自動販売機の側面断面図、図２はその正面
断面図である。同図において、図７，８と同一符号は同
一又は相当部分を示している。

【００２１】同図において、１５は商品取出口９の下部
後端から本体１内に突設されると共に上方に所定の長さ
だけ延びた後壁部を有する商品ガイドであり、この後壁
部の上端の直上には、斜め上方に延びている上部商品シ
ュート６ａの先端が位置している。なお、この商品ガイ
ド１５の一側部は、後述する商品搬出装置８ａにより上
昇してくる商品４を受け入れることができるよう開口さ
れている。

【００２２】これにより、上段後部の商品コラム２ａに
収納されている商品４ａは上部商品シュート６ａを通っ
て、また上段前部の商品コラム２ｂに収納されている商
品４ａは前部商品落下通路５ｂを通って商品ガイド１５
に受け入れられ、この商品ガイド１５に沿って商品取出
口９に搬出されるようになっている。

【００２３】また、６ｂは下部商品シュートであり、下
段後部の商品コラム３ａに収納され商品送出装置１６に
より前方に送出された商品４は、この下部商品シュート
６ｂを通って商品搬出装置８ａ内に形成された商品搬出
通路１０の後述する下部商品搬出通路１０ａに落下する
ようになっている。なお、下段前部の商品コラム３ｂに
収納されている商品４は、直接下部商品搬出通路１０ａ
に落下するようになっている。

【００２４】ここで、この商品搬出装置８ａは、下段の
商品収納コラム３ａ，３ｂから送出された商品４を、商
品搬出通路１０を通って商品ガイド１５内に送出させる
ためのものである。なお、商品ガイド１５は本体１内に
突設されていることから、この商品搬出装置８ａは前扉
７の下方ではなく、本体１の図示しない内扉の裏面に取
り付けられている。

【００２５】そして、この商品搬出装置８ａは、図３、
４に示すように駆動スプロケット１１ａと複数の従動ス
プロケット１１とにより張設されたチェーン１７と、こ
のチェーン１７を駆動するため、駆動スプロケット１１
ａに取り付けられた駆動部であるモータ部１８とからな
っている。なお、このモータ部１８は、図示しない販売
ボタンが押されて、所定時間が経過して商品４が送出さ
れた後、図示しない販売制御部からの搬出指令によって
駆動されるようになっている。

【００２６】ここで、このチェーン１７には、図５に示
すように可撓性を有するコイルスプリングで形成され商
品送り出し用の係止部材１９が取り付け部材１９ａを介
して取り付けられている。なお、係止部材１９をコイル
スプリングで形成することにより、搬出時商品４が商品
搬出通路１０内でひっかかった場合、チェーン１７が周
回して係止部材１９がこの商品４の背面を無理に押そう
とすると、逆に係止部材１９が撓むようにすることがで
きる。

【００２７】そして、この商品４をさらに押そうとする
と、係止部材１９がさらに撓んでやがて商品４を係止し
なくなる。これにより、係止部材１９による係止が解除
されて商品４にかかる力がなくなるので、商品４自体及
び係止部材１９が傷付くことはなく、また商品４が商品
搬出通路１０内で詰まることもなくなるようになってい
る。

【００２８】ところで、この商品搬出通路１０は、下段
の商品収納コラム３ａ，６ｂから送出された商品４を受
けると共に、この商品４が横方向に移動する下部商品搬
出通路１０ａと、この下部商品搬出通路１０ａと連結さ
れ、横方向に移動して来た商品４が商品ガイド１５まで
上方に移動する上部商品搬出通路１０ｂとからなってい
る。

【００２９】そして、下部商品搬出通路１０ａは、図
３，４及び図６に示すように仕切り板２０と、商品搬出
装置８ａの底面カバー２１ａと、一方の側面カバー２１
ｂとによって形成されている。

【００３０】さらに、上部商品搬出通路１０ｂは、図
３，４及び図６に示すように仕切り板２０と、商品搬出
装置８ａの底面カバー２１ａと、一方の側面カバー２１
ｂと、底面カバー２１ａに対向するように設けられた天
面カバー２１ｃとによってそれぞれ形成されている。

【００３１】また、この仕切り板２０は、下部商品搬出
通路１０ａ及び上部商品搬出通路１０ｂとチェーン１７
の間に設けられているので、搬出される商品４がチェー
ン１７に接触して傷つくことがないようになっている。

【００３２】なお、仕切り板２０の一部は、下部商品シ
ュート６ｂから落下してくる商品４がひっかかることの
ないよう、商品シュート６ｂ側に折曲されている。ま
た、この仕切り板２０には、係止部材１９がチェーン１
７と共に移動することができるような図示しない移動溝
が形成されている。

【００３３】さらに、この仕切り板２０は、下部商品搬
出通路１０ａ及び上部商品搬出通路１０ｂの幅を、搬出
する商品４の幅に応じて変更できるよう前後方向に移動
することが可能となっている。

【００３４】一方、上部商品搬出通路１０ｂの湾曲した
先端に設けられた商品受入口２２ａの天面カバー２１ｃ
の先端部には、先端部が下方に折曲された緩衝兼姿勢制
御部材である板バネ２３が外方に突設されている。

【００３５】ここで、この板バネ２３は係止部材１９に
係止されて移動してくる商品４と当接し、この当接時の
衝撃を緩和するようまず下方に撓み、この後その反発力
により商品４を斜めにし、さらにこの状態で進んでくる
商品４を折曲された先端部のバネ力によって横倒しにす
るためのものである。なお、この板バネ２３は、搬出す
る商品４の径に応じてたものに交換することが可能とな
っている。

【００３６】そして、商品４が横倒しになることによ
り、それまでこの商品４を係止していた係止部材１９が
この商品４から外れるため、この商品４は次の係止部材
１９に係止されて商品受入口２２ａから上部商品搬出通
路１０ｂ内に移動して行く。

【００３７】ところで、この板バネ２３の後方には、所
定の範囲で揺動自在となるよう先端部が軸支された下部
姿勢制御部材２４ａが設けられている。ここで、この下
部姿勢制御部材２４ａは、その後端部を商品受入口２２
ａから移動してくる商品４に圧接させて、この商品４を
底面カバー２１ａに抑えつけるようにして、係止部材１
９による係止をより確実にするためのものである。

【００３８】一方、上部商品搬出通路１０ｂの天面カバ
ー２１ｃの上方の湾曲部には、所定の範囲で揺動自在と
なるよう後端部が軸支された上部姿勢制御部材２４ｂが
設けられている。ここで、この上部姿勢制御部材２４ｂ
は、この湾曲部の前方に設けられた商品払出口２２ｂに
商品４がひっかかることのないようその先端部を商品４
に圧接させ、この商品４を底面カバー２１ａに抑えつけ
て、商品４を確実に横倒しの姿勢にするためのものであ
る。

【００３９】なお、この上部姿勢制御部材２４ｂの下方
には、商品通過時、この上部姿勢制御部材２４ｂが商品
４を抑えつけて下方に揺動した際にオンとなり、図示し
ない販売制御部に商品４が通過したことを知らせるため
の検知手段であるマイクロスイッチ２５が設けられてい
る。

【００４０】そして、このマイクロスイッチ２５がオン
となると、販売制御部は、この後、所定時間経過するま
でモータ部１８を引き続き駆動し、商品４を商品払出口
２２ｂから商品ガイド１５に落下させた後、モータ部１
８の駆動を停止するようにしている。

【００４１】次に、このように構成された自動販売機の
商品搬出装置の商品搬出動作について説明する。

【００４２】まず、上段の商品収納コラム２ａ，２ｂに
収納されている商品４ａを搬出する場合について述べ
る。この場合、上段の商品収納コラム２ａ，２ｂに収納
されている商品４ａに対応する販売ボタンが押される
と、販売制御部は商品送出装置１６を作動させ、図１に
示すように上段の商品収納コラム２ａ，２ｂから商品４
ａを前方に送出する。

【００４３】そして、この送出された商品４ａは、前部
商品落下通路５ｂまたは上部商品シュート６ａを通って
商品ガイド１５に入り、この商品ガイド１５に沿って商
品取出口９に搬出される。

【００４４】次に、下段の商品収納コラム３ａ，３ｂに
収納されている商品４を搬出する場合について述べる。
この場合、下段の商品収納コラム３ａ，３ｂに収納され
ている商品４に対応する販売ボタンが押されると、販売
制御部は商品送出装置１６を作動させ、下段の商品収納
コラム３ａ，３ｂから商品４を前方に送出する。

【００４５】そして、送出されたこの商品４は、下部商
品シュート６ｂを通って本体１の内扉の裏面に取り付け
られている商品搬出装置８ａの下部商品搬出通路１０ａ
に落下し、この後販売ボタンが押されて所定の時間が経
過すると、販売制御部はモータ部１８を駆動する。

【００４６】これにより、このモータ部１８の回転が駆
動スプロケット１１ａを介してチェーン１７に伝わって
チェーン１７が周回し、これに伴いコイルスプリングで
形成された係止部材１９が周回を始め、商品４は下部商
品搬出通路１０ａ内を上部商品搬出通路１０ｂに向かっ
て水平に移動する。

【００４７】そして、この商品４が上部商品搬出通路１
０ｂの先端の商品受入口２２ａまで移動すると、この商
品４は、この商品受入口２２ａの先端に突設されている
板バネ２３と当接してこの板バネ２３を下方に撓ませ、
この板バネ２３の反発力及び下方に折曲された先端部の
バネ力によって横倒し状態となる。

【００４８】この後、この商品４は、次の係止部材１９
に係止されて上部商品搬出通路１０ｂ内に移動して行
く。

【００４９】なお、係止部材１９をコイルスプリングで
形成しているので、商品受入口２２ａに商品がひっかか
った場合でも、チェーン１７が周回して係止部材１９が
この商品４を無理に押そうとすると、逆に係止部材１９
が撓むようになる。

【００５０】そして、この商品４をさらに押そうとする
と、係止部材１９がさらに撓んで係止部材１９による係
止が解除されて商品４にかかる力がなくなり、商品４が
上部商品搬出通路１０ｂ内で詰まることはない。

【００５１】このようにして、上部商品搬出通路１０ｂ
内に移動した商品４は、下部姿勢制御部材２４ａの後端
部により底面カバー２１ａに抑えつけられ、係止部材１
９に確実に係止されて上昇して行く。

【００５２】やがて、この商品４が上部商品搬出通路１
０ｂの上方の湾曲部に達すると、この湾曲部の上部姿勢
制御部材２４ｂの先端部により底面カバー２１ａに抑え
つけられ、商品払出口２２ｂに商品４がひっかかること
のないように横倒しの姿勢に制御される。

【００５３】なお、これら下部姿勢制御部材２４ａ及び
上部姿勢制御部材２４ｂに商品がひっかかっても、係止
部材１９をコイルスプリングで形成しているので、商品
４が上部商品搬出通路１０ｂ内で詰まることはない。

【００５４】そして、横倒しとなった商品４は商品払出
口２２ｂから商品ガイド１５に落下し、この商品ガイド
１５に沿って商品取出口９に搬出される。なお、この上
部姿勢制御部材２４ｂが通過する商品４により下方に揺
動してマイクロスイッチ２５がオンとなると、この後販
売制御部は所定時間経過するとモータ部１８の駆動を停
止する。

【００５５】このように、上段の商品収納コラム２ａ，
２ｂに収納されている商品４ａを、前部商品落下通路５
ｂまたは上部商品シュート６ａを通過させて商品取出口
９に搬出することができる。また、下段の商品収納コラ
ム３ａ，３ｂに収納されている商品４を、本体１の内扉
の裏面に取り付けられている商品搬出装置８ａにより商
品取出口９に搬出することができる。

【００５６】さらに、上部商品搬出通路１０ｂの先端の
商品受入口２２ａの先端に突設された板バネ２３と、上
部商品搬出通路１０ｂに設けられた下部姿勢制御部材２
４ａ及び上部姿勢制御部材２４ｂにより、商品４がひっ
かかることのないように姿勢制御することができる。

【００５７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、係止部材
をコイルスプリングで形成すると共に、上部商品搬出通
路の先端の商品受入口の先端には板バネを、上部商品搬
出通路には下部姿勢制御部材及び上部姿勢制御部材をそ
れぞれ設けることにより、商品を破損することなく確実
に搬出することができる。

【００５８】また、姿勢制御部材に設けられた検知手段
により商品の通過を検知することができるので、駆動部
の作動を制御する制御機構が不必要となり、本体内部の
構造を簡単にすることができると共にコストが軽減する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る商品搬出装置を備えた
自動販売機の側面断面図。

【図２】上記自動販売機の正面断面図。

【図３】上記商品搬出装置の正面図。

【図４】上記商品搬出装置の側面図。

【図５】チェーンの拡大斜視図。

【図６】図３のＡ−Ａ断面図。

【図７】従来の商品搬出装置を備えた自動販売機の側面
断面図。

【図８】従来の商品搬出装置を備えた自動販売機の正面
断面図。

【符号の説明】

２，３ 商品コラム ７ 前扉 ８，８ａ 商品搬出装置 ９ 商品取出口 １０ 商品搬出通路 １５ 商品ガイド １７ チェーン １９ 係止部材 ２３ 板バネ ２４ａ 下部姿勢制御部材 ２４ｂ 上部姿勢制御部材 ２５ マイクロスイッチ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G07F 11/00 - 11/72

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品を上下に積み重ねて収納する商品収
   納コラムと、前扉の中央付近に設けられた商品取出口
   と、前記商品収納コラムから送出された商品を上方に移
   動して前記商品取出口に搬出するため本体前部に設けら
   れた商品搬出装置とを備えた自動販売機において、 前記商品搬出装置は、前記商品が商品取出口に向かって
   移動する商品搬出通路の側方に仕切り板を隔てて周回自
   在に配されると共に該商品搬出通路内に側方から突出し
   て該商品の後面に当接する商品送り出し用の係止部材を
   備えたチェーンと、このチェーンを駆動する駆動部から
   なり、前記係止部材は可撓性を有することを特徴とする
   自動販売機の商品搬出装置。
2. 【請求項２】 商品を上下に積み重ねて収納する商品収
   納コラムと、前扉の中央付近に設けられた商品取出口
   と、前記商品収納コラムから送出された商品を上方に移
   動して前記商品取出口に搬出するため本体前部に設けら
   れた商品搬出装置とを備えた自動販売機において、 前記商品搬出装置により搬出される商品が移動する商品
   搬出通路は、商品を横方向に搬送する下部商品搬出通路
   と、商品を上方に移動する上部商品搬出通路とからな
   り、前記下部商品搬出通路の終端部に設けられ前記上部
   商品搬出通路へ商品を横方向に搬送して搬入する商品入
   口には、前記商品と当接して前記商品を横倒し姿勢にし
   て該商品入口に搬入可能に制御するバネ部材で形成され
   た姿勢制御部材が設けられていることを特徴とする自動
   販売機の商品搬出装置。
3. 【請求項３】 前記上部商品搬出通路の前記商品取出口
   に面する商品出口には商品を搬出姿勢に制御する姿勢制
   御部材が設けられる一方、前記商品出口側の姿勢制御部
   材には、該姿勢制御部材の揺動によって商品通過を検知
   する検知手段が設けられていることを特徴する請求項２
   記載の自動販売機の商品搬出装置。