JP2502408Y2 - 自動販売機における商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機における商品搬出装置

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JP2502408Y2
JP2502408Y2 JP4044790U JP4044790U JP2502408Y2 JP 2502408 Y2 JP2502408 Y2 JP 2502408Y2 JP 4044790 U JP4044790 U JP 4044790U JP 4044790 U JP4044790 U JP 4044790U JP 2502408 Y2 JP2502408 Y2 JP 2502408Y2
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徹 竹之内
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たばこ等の商品の自動販売機の商品搬出装
置に係り、特に、収納した商品を一旦下部へ投出した
後、上部の商品取出口へ導く自動販売機の商品搬出装置
に関する。
(従来の技術) 近年、自動販売機は商品購入者の操作性を重視して購
入者が腰を屈めなくても商品を取出すことができるよう
に商品取出口を従来よりかなり高い位置に配置し、しか
も、従来より商品の収納量を減らすことがなく、かつ、
従来の商品投出機構(上から入れて下から投出する機
構)をそのまま利用できるように、商品を一旦下部へ投
出した後に、商品搬出装置によって上部の商品取出口へ
導くようにしている。
そして、商品を下部から上部へ導く商品搬出装置とし
ては、例えば特公昭61−58875号公報に示される装置が
ある。
この装置は、商品収納部の最下位から投出される商品
を投出姿勢のまま受入れる商品受入部、その商品受入部
の一側を上方に立上がらせた商品持上部からなる案内樋
と、この案内樋の内側に商品通路を介して沿設され途中
に商品通路に突出させた支持片を有し駆動手段によって
駆動される搬送体と、この搬送体の上端送出側に臨ませ
て商品取出口に設けた商品受板とを有している。なお、
前記商品収納部には商品の薄い方向を上下方向とすると
ともに商品の長手方向を前後方向として積層状態で収納
しており、前記商品の投出姿勢とはこの収納状態と同じ
姿勢のことをいう。
そして、搬送体を駆動手段によって回転駆動させるこ
とにより、案内樋の商品受入部へ投出された商品を搬送
体の支持片が押し、商品持上部に沿って押上げ、商品取
出口に臨む商品受板上に搬送する。このとき、搬送体の
支持片と、商品受板が互いに交わらないような櫛刃状に
なっていることによって商品を確実に受渡すようになっ
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のような従来の装置では、搬送体に突設
された支持片によって商品を押上げるために商品が投出
されて案内樋の中に受入れられるまで搬送体の駆動開始
時期を待たなければならず、従来例に示される自動販売
機のように、商品の投出機構と商品受入部が近接した位
置に対応してあれば、商品の投出後直ちに搬送体を回転
駆動させて商品取出口まで搬出することができるので搬
送体の駆動開始時期を待つことはほとんどないが、商品
収納部が上下方向に複数分割され、その分割された高さ
位置にそれぞれ投出手段が設けられていて、さらに、そ
の位置において前後方向に商品を投出するという自動販
売機においては、最上段で後方へ投出された商品が案内
樋の中に受入れられるまでに最も時間を要し、少なくと
もその時間は搬送体の駆動開始時期を待たなければなら
ないために、下部の投出手段で投出されて案内樋に直ち
に受入れられる商品も最も時間を要する商品と同様なだ
け時間を要してしまうという問題があった。
また、支持片によって商品を押上げるため、商品が引
っ掛かったりした場合も強制的に搬送しようとするの
で、商品を破損してしまったり、駆動手段や搬送体の支
持片を壊してしまうという問題があった。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、投
出手段によって投出された商品の受入れに要する時間に
関係なく、商品を受入れればその商品を商品取出口に直
ちに搬出することができ、しかも、商品や搬送機構の破
損を防止できる自動販売機の商品搬出装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、矩形状の商品の積層状態で収納し投出手段
9によって最下位の商品から順に下部へ投出した後に商
品搬出装置41によって上部の商品取出口25へ導く自動販
売機において、自動販売機本体1の下部に幅方向に張設
され前記投出手段9によって投出された商品を載置する
とともに、駆動手段55によって回転駆動され載置した商
品を自動販売機本体1の横方向一側へ搬送する横搬送コ
ンベア42と、この横搬送コンベア42によって商品が搬送
される側の横搬送コンベア幅方向一側から幅方向を横搬
送コンベア42の搬送方向と同方向にして上方に向けて張
設される第1の平ベルト61、この第1の平ベルト61との
間に商品の厚み以下の間隔をあけて対向するとともに横
搬送コンベア42上から商品の最大寸法よりも大きい商品
受渡し間隙65をあけて張設される第2の平ベルト62、両
平ベルト61,62の相対する面が上方に移動すべく両平ベ
ルト61,62を駆動する駆動手段70を有し、商品を両平ベ
ルト61,62間に挟持して上部の商品取出口25に向けて搬
送する縦搬送コンベア43と、前記商品受渡し間隙65に介
在され、前記縦搬送コンベア43の搬送駆動に連動されて
周期的に第1の平ベルト61側へ移動され、横搬送コンベ
ア42上の商品を第1の平ベルト61へ押圧する押圧板81、
この押圧板81の周期的な移動と連動し押圧板81が第1の
平ベルト61側へ移動する所定の時期に横搬送コンベア42
上へ進出して第1の平ベルト61と押圧板81の間へ商品が
搬送されるのを停止させるストップ板90を有し、横搬送
コンベア42で搬送されてくる商品を縦搬送コンベア43へ
受渡す商品受渡し機構44とを備えたものである。
(作用) 本考案では、投出手段9によって投出された商品を、
駆動手段55によって回転駆動されている横搬送コンベア
42上に載置して自動販売機本体1の横方向一側に配設さ
れた縦搬送コンベア43へ向けて直ちに搬送する。
横搬送コンベア42の横方向一側の縦搬送コンベア43の
位置では、商品受渡し機構44の押圧板81が縦搬送コンベ
ア43の第1の平ベルト61側へ周期的に移動されており、
そして、横搬送コンベア42で搬送される商品を押圧板81
で縦搬送コンベア43の第1の平ベルト61に押圧し、この
第1の平ベルト61との摩擦力によって商品を上方へ移動
させ、第2の平ベルト62との間にくわえ込ませる。
このとき、押圧板81が第1の平ベルト61側へ移動する
所定の時期に、ストップ板90が横搬送コンベア42上へ進
出し、押圧板81と第1の平ベルト61との間に商品が搬送
されるのを阻止する。
そして、両平ベルト61,62間にくわえ込んだ商品を両
平ベルト61,62間に挟持して上部の商品取出口25に搬送
する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明
する。
第2図および第3図は自動販売機の全体を示し、1は
自動販売機本体で、この自動販売機本体1の前面開口部
に扉体2が開閉自在に設けられている。
前記自動販売機本体1の内部には、第3図に示すよう
に、例えばたばこ等の矩形状で厚さが薄い商品を積層状
態で収納する商品収納部5が上下方向に2段で自動販売
機本体1の幅方向に複数並んで設けられている。この各
商品収納部5は、商品の厚さが薄い方向を上下方向とし
て(商品の最も広い面を上下面として)前後2列に積層
状態で収納する収納枠6を設けるとともに、最下位の商
品の下面を支持する支持台7を設け、この支持台7の上
面し収納枠6の前後下部との間に支持台7上の最下位の
商品を前後方向へ投出可能とする投出口8が設けられて
いる。
そして、各商品収納部5の下部の支持台7には投出手
段9がそれぞれ設けられ、この投出手段9は、支持台7
の上面に商品とほぼ同形状の投出部材10を配置し、この
投出部材10を支持台7の内部に設けた投出駆動機構によ
って前後に交互に移動させることにより、支持台7上に
載った前列の最下位の商品を前方へ投出するとともに後
列の最下位の商品を後方へ投出する。
また、各商品収納部5から投出される商品をその商品
の最も広い面が自動販売機本体1の前面と平行となる立
位状態または立位状態に容易に変えられる傾斜姿勢で後
述する横搬送コンベア42に案内するシュート11が設けら
れている。このシュート11は、下側の各商品収納部5か
ら前方へ投出される商品を立位状態で横搬送コンベア42
に案内する前側シュート12を有するとともに、下側の商
品収納部5から後方へ投出される商品を立位状態に容易
に変えられる傾斜姿勢で横搬送コンベア42案内する後側
シュート13を有し、かつ、上側の各商品収納部5から前
方へ投出される商品を立位状態で前記下側の前側シュー
ト12に案内する前側シュート14を有するとともに、上側
の商品収納部5から後方へ投出される商品を立位状態で
前記下側の後側シュート13に案内する後側シュート15を
有している。なお、上側の前側シュート14および下側の
前側シュート12の前面のガイド板16は前記扉体2に取付
けられており、また、下側の後側シュート13の商品が接
するシュート面には滑りを良くするためにテフロンコー
テングが施されている。
前記扉体2は、第2図に示すように、前面一側の上部
側に硬貨投入口21、紙幣投入口22、返却レバー23、投入
金額等を表示する表示部24が設けられ、その下部側で自
動販売機の上下方向ほぼ中間部の高さ位置に商品取出口
25が開口して設けられている。一方、前面他側の最上段
部には電照板26が設けられ、内側に配設された蛍光灯27
の光が電照板26を透過するようになっており、また、中
段部には、アクリル等の透明板28が嵌込まれた商品陳列
窓29が上下方向に3段設けられ、この各商品陳列窓29の
内側に配設されたホルダ30に販売を行う複数の商品のサ
ンプル31が配置されているとともに、各商品陳列窓29の
下側に各サンプル31に対応して選択ボタン32がそれぞれ
設けられている。
次に、41は前記自動販売機本体1内部の前面域に設け
られ商品収納部5から下部へ投出された商品を上部の商
品取出口25へ導く商品搬出装置で、この商品搬出装置41
は、自動販売機本体1の幅方向に張設された横搬送コン
ベア42と、この横搬送コンベア42の搬送方向の一側から
上下方向に張設された縦搬送コンベア43と、横搬送コン
ベア42から縦搬送コンベア43に商品を受渡す商品受渡し
機構44とを備えている。
前記横搬送コンベア42は、第1図に示すように、前記
後側シュート13の前端に連続したシュート51の下部域お
よび縦搬送コンベア43の設置域にわたる自動販売機本体
1の下部領域において、それぞれ回転自在に配設された
左右のローラ52,53間に搬送ベルト54が水平に張設され
ており、そして、商品収納部5から投出されてシュート
51を通じて導かれる商品を搬送ベルト54上に載置すると
ともに、ローラ53に連結された駆動手段としてのモータ
55によって搬送ベルト54が回転駆動され、搬送ベルト54
上に載置した商品が右方向に搬送されるようになってい
る。
なお、シュート51の前端から下方に折曲されたガイド
板56が搬送ベルト54の後側に配置されるとともに、搬送
ベルト54の前側にシュート51から滑り落ちる商品を受取
るガイド板57が配置され、この両ガイド板56,57間に商
品を立位状態で受入れて搬送ベルト54上に載置させる商
品受入部58が形成されている。
前記縦搬送コンベア43は、横搬送コンベア42の右端部
の前側から上方に向けて張設された第1の平ベルト61
と、この第1の平ベルト61との間に商品の厚み以下の間
隔をあけて対向するように張設された第2の平ベルト62
を有している。この第1の平ベルト61は、回転自在に設
けられた上下のローラ63,64間に張設され、一方、第2
の平ベルト62は、横搬送コンベア42上から商品の最大寸
法よりも大きい商品受渡し間隙65をあけるとともに第1
の平ベルト61の上端より短く、回転自在に設けられた上
下のローラ66,67間に張設され、この下側のローラ67の
上側にベルト表面を第1の平ベルト61に前記所定間隔で
対向させるローラ68が回転自在に設けられているととも
に、このローラ68の後方でベルト表面に接するローラ69
が回転自在に設けられており、下側のローラ67は後方に
寄せられ、第1の平ベルト61との間に前記商品受渡し機
構44によって受渡される商品をくわえ込む間隙が形成さ
れている。また、縦搬送コンベア43の駆動手段としての
モータ70の駆動軸に取付けられたギヤ71と、第1の平ベ
ルト61のローラ64の軸に取付けられたギヤ72と、第2の
平ベルト62のローラ67の軸に取付けられたギヤ73とに表
裏両面に歯を有する駆動ベルト74が張設されており、モ
ータ70の駆動によって両平ベルト61,62の相対する面が
上方に移動するように回転され、この両平ベルト61,62
間に商品を挟持して上方へ搬送するようになっている。
なお、この駆動ベルト74には前記商品受渡し機構44に駆
動力を伝達するギヤ75およびテンション用のギヤ76も噛
み合っている。
また、縦搬送コンベア43の上端近傍には、両平ベルト
61,62間に検知光を投受光して搬送される商品を検知す
るフォトセンサ77が配設されている。
前記商品受渡し機構44は、前記商品受渡し間隙65に配
設された押圧板81を有し、この押圧板81を縦搬送コンベ
ア43の搬送駆動に連動して周期的に第1の平ベルト61側
へ移動させるようになっている。この押圧板81を移動さ
せる機構は、前記ギヤ75の回転軸にギヤ82が取付けら
れ、このギヤ82に大径のギヤ82が噛合うとともにこのギ
ヤ83と同軸の小径のギヤ84に上下一対の大径のギヤ85a,
85bが噛合いし、各ギヤ85a,85bの回転軸86a,86bにクラ
ンクアーム87a,87bが取付けられ、この各クランクアー
ム87a,87bの先端に押圧板81の裏面に取付けられた軸受
部材88に回転自在に嵌合するクランク軸89a,89bが取付
けられている。従って、モータ70によって駆動ベルト74
が回転されると、複数のギヤを介してクランクアーム87
a,87bが同方向に連動して減速回転され、第4図に示す
ように、各クランク軸89a,89bが同方向に連動して円運
動され、押圧板81が下方から第1の平ベルト61に平行に
接近していくとともに上方から離反していくようになっ
ている。
また、商品受渡し機構44は、前記押圧板81とシュート
51との間に配設されたストップ板90を有し、このストッ
プ板90は上部に連結されたカム連動杆91を中心として横
搬送コンベア42上に進退揺動可能とされ、カム連動杆91
の略コ字状に形成された先端部に回転自在に取付けられ
たローラ92が前記ギヤ85bの側面に設けられたカム93の
周面に当接され、ローラ92がカム93に当接するようにス
プリング94で付勢されている。従って、第4図に示すよ
うに、カム93が回転されると、押圧板81が第1の平ベル
ト61側へ移動する所定の時期に、カム93のカム凹部にカ
ム連動杆91のローラ92が落込み、スプリング94の付勢力
によってストップ板90が横搬送コンベア42上に進出する
ようになっている。
前記縦搬送コンベア43の上部には、第2の平ベルト62
の上端から放出される商品を受取るシュート101が配設
され、このシュート101によって前記商品取出口25の内
側に配設される商品取出箱102に放出される。
次に、本実施例の作用を説明する。
購入者によって硬貨または紙幣が投入され、投入され
た金額内で選択ボタン32が操作されると、対応する商品
を収納した商品収納部5の投出手段9が動作され、収納
枠6内に積層収納された最下位の商品が投出される。
例えば上部の商品収納部5から商品が投出された場合
には、商品収納部5の前面または後面から投出された商
品が前側シュート14または後側シュート15に入る際に立
位状態となってその立位状態のまま下部の前側シュート
12または後側シュート13へ案内され、また、下部の商品
収納部5から商品が投出された場合には、前側シュート
12または後側シュート13に入る際に立位状態となり、そ
して、商品は、前側シュート12または後側シュート13に
よって立位状態または立位状態に容易に変えられる傾斜
状態となってシュート51に案内され、このシュート51を
通じて商品受入部58に受入れられて立位状態で横搬送コ
ンベア42上に載置される。
また、モータ55,70は例えば購入者によって硬貨また
は紙幣が投入された際あるいは選択ボタン32が操作され
た際に駆動が開始される。
そのため、モータ55によって回転駆動されている横搬
送コンベア42上に載置される商品は右方向の縦搬送コン
ベア43に向けて搬送される。
また、モータ70によって縦搬送コンベア43が回転駆動
されているとともに商品受渡し機構44が連動されてお
り、横搬送コンベア42で搬送されてくる商品を縦搬送コ
ンベア43に受渡す受渡し動作が行われる。すなわち、第
4図に示すように、商品受渡し機構44の押圧板81が周期
的に第1の平ベルト61側へ移動されており、この押圧板
81が第1の平ベルト61側へ移動する際に、押圧板81と第
1の平ベルト61との間に横搬送コンベア42で搬送されて
くる商品を第1の平ベルト61に押圧することによって、
商品は平ベルト61との摩擦力によって押圧板81の表面を
滑って上方へ移動され、その押圧板81の上部から第2の
平ベルト62との間にくわえ込まれ、両平ベルト61,62に
挟持されて上方へ搬送される。このとき、第4図(c)
(d)に2点鎖線で示すように、第1の平ベルト61のた
わみによって商品を挟持するため、商品の厚みにバラツ
キがあっても確実に搬送することができる。
また、前記押圧板81が第1の平ベルト61側へ移動する
際には、ストップ板90が横搬送コンベア42上に進出し、
押圧板81と第1の平ベルト61との間に商品が搬送される
のを停止させるため、商品の搬送先端側の一部のみが押
圧板81と第1の平ベルト61との間に挟まれて第2の平ベ
ルト62との間に商品を確実に受渡すことができなかった
り、第1の平ベルト61側に移動した押圧板81に商品が当
たって後方に落下するのを防止し、横搬送コンベア42か
ら縦搬送コンベア43に確実に商品の受渡しを行えるよう
にしている。
そして、縦搬送コンベア43で上方へ搬送される商品
は、第2の平ベルト62の上端から放出されてシュート10
1を介して商品取出箱102に投出される。
以上のように、投出手段9によって投出された商品を
横搬送コンベア42上に受入れれば、その横搬送コンベア
42および縦搬送コンベア43によって商品取出口25に向け
て直ちに搬出することができるため、投出手段9によっ
て投出された商品の受入れに要する時間に関係なく、商
品の搬出を合理的に行うことができる。しかも、横搬送
コンベア42上に商品を載置して搬送するとともに縦搬送
コンベア43の平ベルト61,62間に商品を挟持して搬送す
ること、その横搬送コンベア42から縦搬送コンベア43に
商品を受け渡す商品受渡し機構44として横搬送コンベア
42上の商品を第1の平ベルト61に押圧して搬送させる押
圧板81およびこの押圧板81が第1の平ベルト61側へ移動
する際に押圧板81と第1の平ベルト61との間への商品の
進入を防止するストップ板90を備えることにより、商品
や搬送機構が破損する問題を解消することができる。
さらに、商品収納部5から投出された商品を立位状態
で横搬送コンベア42上に載置し、その立位状態を保った
まま商品受渡し機構44および縦搬送コンベア43によって
上部の商品取出口25に搬出するため、自動販売機本体1
の奥行寸法を小さくすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、投出手段によって投出された商品を
横搬送コンベア上に受入れれば、その横搬送コンベアお
よび縦搬送コンベアによって商品取出口に向けて直ちに
搬出することができるため、投出手段によって投出され
た商品の受入れに要する時間に関係なく、商品の搬出を
合理的に行うことができ、しかも、横搬送コンベア上に
商品を載置して搬送するとともに縦搬送コンベアの平ベ
ルト間に商品を挟持して搬送すること、その横搬送コン
ベアから縦搬送コンベアに商品を受け渡す商品受渡し機
構として横搬送コンベア上の商品を第1の平ベルトに押
圧して搬送させる押圧板およびこの押圧板が第1の平ベ
ルト側へ移動する際に押圧板と第1の平ベルトとの間へ
の商品の進入を防止するストップ板を備えることによ
り、商品や搬送機構が破損する問題を解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動販売機の商品搬出装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は自動販売機の正面図、第3図は
その断面図、第4図(a)(b)(c)(d)は商品受
渡し動作を示す側面図である。 1……自動販売機本体、9……投出手段、25……商品取
出口、41……商品搬出装置、42……横搬送コンベア、43
……縦搬送コンベア、44……商品受渡し機構、55……横
搬送コンベアの駆動手段としてのモータ、61……第1の
平ベルト、62……第2の平ベルト、65……商品受渡し間
隙、70……縦搬送コンベアの駆動手段としてのモータ、
81……押圧板、90……ストップ板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の商品を積層状態で収納し投出手段
    によって最下位の商品から順に下部へ投出した後に商品
    搬出装置によって上部の商品取出口へ導く自動販売機に
    おいて、 自動販売機本体の下部に幅方向に張設され前記投出手段
    によって投出された商品を載置するとともに、駆動手段
    によって回転駆動され載置した商品を自動販売機本体の
    横方向一側へ搬送する横搬送コンベアと、 この横搬送コンベアによって商品が搬送される側の横搬
    送コンベア幅方向一側から幅方向を横搬送コンベアの搬
    送方向と同方向にして上方に向けて張設される第1の平
    ベルト、この第1の平ベルトとの間に商品の厚み以下の
    間隔をあけて対向するとともに横搬送コンベア上から商
    品の最大寸法よりも大きい商品受渡し間隙をあけて張設
    される第2の平ベルト、両平ベルトの相対する面が上方
    に移動すべく両平ベルトを駆動する駆動手段を有し、商
    品を両平ベルト間に挟持して上部の商品取出口に向けて
    搬送する縦搬送コンベアと、 前記商品受渡し間隙に介在され、前記縦搬送コンベアの
    搬送駆動に連動されて周期的に第1の平ベルト側へ移動
    され、横搬送コンベア上の商品を第1の平ベルトへ押圧
    する押圧板、この押圧板の周期的な移動と連動し押圧板
    が第1の平ベルト側へ移動する所定の時期に横搬送コン
    ベア上へ進出して第1の平ベルトと押圧板の間へ商品が
    搬送されるのを停止させるストップ板を有し、横搬送コ
    ンベアで搬送されてくる商品を縦搬送コンベアへ受渡す
    商品受渡し機構と を具備したことを特徴とする自動販売機における商品搬
    出装置。
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ITTO20130497A1 (it) * 2013-06-17 2014-12-18 Thomas Pecoraro Trappola per la cattura di animali, in particolare per muridi

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