JP2502393Y2 - 自動販売機における商品搬出装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、たばこ等の商品の自動販売機の商品搬出装
置に係り、特に、収納した商品を一旦下部へ投出した
後、上部の商品取出口へ導く自動販売機の商品搬出装置
に関する。

（従来の技術） 近年、自動販売機は商品購入者の操作性を重視して購
入者が腰を屈めなくても商品を取出すことができるよう
に商品取出口を従来よりかなり高い位置に配置し、しか
も、従来より商品の収納量を減らすことがなく、かつ、
従来の商品投出機構（上から入れて下から投出する機
構）をそのまま利用できるように、商品を一旦下部へ投
出した後に、商品搬出装置によって上部の商品取出口へ
導くようにしている。

そして、商品を下部から上部へ導く商品搬出装置とし
ては、例えば特公昭61−58875号公報に示される装置が
ある。

この装置は、商品収納部の最下位から投出される商品
を投出姿勢のまま受入れる商品受入部、その商品受入部
の一側を上方に立上がらせた商品持上部からなる案内樋
と、この案内樋の内側に商品通路を介して沿設され途中
に商品通路に突出させた支持片を有し駆動手段によって
駆動される搬送体と、この搬送体の上端送出側に臨ませ
て商品取出口に設けた商品受板とを有している。なお、
前記商品収納部には商品の薄い方向を上下方向とすると
ともに商品の長手方向を前後方向として積層状態で収納
しており、前記商品の投出姿勢とはこの収納状態と同じ
姿勢のことをいう。

そして、搬送体を駆動手段によって回転駆動させるこ
とにより、案内樋の商品受入部へ投出された商品を搬送
体の支持片が押し、商品持上部に沿って押上げ、商品取
出口に臨む商品受板上に搬送する。このとき、搬送体の
支持片と、商品受板が互いに交わらないような櫛刃状に
なっていることによって商品を確実に受渡すようになっ
ていた。

（考案が解決しようとする課題） しかし、上記のような従来の装置では、商品受入部に
商品を投出姿勢のまま受入れているので、案内樋が幅広
くなり、自動販売機の奥行寸法が必然的に大きくなる。

また、案内樋の商品持上部の上方が開放状態になって
いて商品が飛び出してしまう恐れがあること、互いに交
わらない櫛刃状になった支持片と商品受板とで商品の受
渡しをするために商品に傷が付く恐れがあることによ
り、案内樋内の商品を高速搬送することができず、購入
者によって商品が選択されてから商品取出口に商品が投
出されるまでの時間がかかる。

本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、商
品搬出装置の奥行寸法を小さくでき、また、商品を高速
で搬出することができ、購入者による商品選択から商品
取出口に商品が投出されるまでの時間を短くすることが
できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的
とするものである。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段） 本考案は、矩形状で厚さが薄い商品を積層状態で収納
し投出手段９によって最下位の商品から順に下部へ投出
した後に商品搬出装置51によって上部の商品取出口25へ
導く自動販売機において、前記商品の最も広い面が自動
販売機本体１の前面と平行になる立位状態で商品を受入
れる商品受入部53を有するとともに、この商品受入部53
の一側から上方へ立上がった後に斜め下方へ方向を変換
し商品が前記立位状態を保てるように包囲状にガイドす
る商品搬出部54を有する商品搬出樋52を設け、この商品
搬出樋52の商品受入部53に前記投出手段９によって投出
された商品が立位状態で受入れられるように案内するシ
ュート11を設け、かつ、前記商品搬出樋52の内側に沿っ
て閉ループ状に回転支持体66〜69によって回転可能に支
持されるとともに駆動手段70によって回転駆動される回
転体65を配設し、この回転体65の少なくとも１箇所に回
転体65の回転に伴って前記商品搬出樋52内を移動可能と
しその商品搬出樋52内の商品に接触して搬出移動させる
押出部材71を取付け、さらに、前記商品搬出樋52の商品
搬出部54の先端位置に揺動可能に支持されてその揺動移
動により商品搬出樋52内へ進退可能とし、商品搬出樋52
内を移動する商品をその商品の厚さ方向へ方向変換させ
て前記商品取出口25へ導く通路切換をする通路切換板81
を設けたものである。

（作用） 本考案では、投出手段９によって投出された商品はシ
ュート11の案内によって商品搬出樋52の商品受入部53に
立位状態で受入れられる。

また、駆動手段70によって回転体65が回転駆動され、
この回転体65の回転に伴って押出部材71が商品搬送樋52
内を移動し、商品搬出樋52の商品受入部53に受入れられ
た商品と当接して商品受入部53の一側から商品搬出部54
内を移送する。この商品搬出部54内では商品が立位状態
を保てるように包囲状にガイドする。

そして、商品搬出樋452の商品搬出部54の先端位置ま
で商品が移動されると、通路切換板81による通路切換に
よって商品をその商品の厚さ方向へ方向変換して商品取
出口25へ導く。

（実施例） 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明
する。

第１図ないし第３図は自動販売機の全体を示し、１は
自動販売機本体で、この自動販売機本体１の前面開口部
に扉体２が開閉自在に設けられている。

前記自動販売機本体１の内部には、第２図に示すよう
に、例えばたばこ等の矩形状で厚さが薄い商品を積層状
態で収納する商品収納部５が上下方向に２段で自動販売
機本体１の幅方向に複数並んで設けられている。この各
商品収納部５は、商品の厚さが薄い方向を上下方向とし
て（商品の最も広い面を上下面として）前後２列に積層
状態で収納する収納枠６を設けるとともに、最下位の商
品の下面を支持する支持台７を設け、この支持台７の上
面と収納枠６の前後下部との間に支持台７上の最下位の
商品を前後方向へ投出可能とする投出口８が設けられて
いる。

そして、各商品収納部５の下部の支持台７には投出手
段９がそれぞれ設けられ、この投出手段９は、支持台７
の上面に商品とほぼ同形状の投出部材10を配置し、この
投出部材10を支持台７の内部に設けた投出駆動機構によ
って前後に交互に移動させることにより、支持台７上に
載った前列の最下位の商品を前方へ投出するとともに後
列の最下位の商品を後方へ投出する。

また、各商品収納部５から投出される商品をその商品
の最も広い面が自動販売機本体１の前面と平行となる立
位状態で後述する商品搬出樋の商品受入部に案内するシ
ュート11が設けられている。このシュート11は、下側の
各商品収納部５から前方へ投出される商品を立位状態で
商品受入部に案内する前側シュート12を有し、この前側
シュート12には両側に商品を中央に寄せる側面ガイド13
が設けられるとともに前側シュート12の前面に対向して
ガイド体14が前記扉体２に取付けられており、かつ、下
側の商品収納部５から後方へ投出される商品を立位状態
で商品受入部に案内する後側シュート15を有し、この後
側シュート15には両側に商品を中央に寄せる側面ガイド
16が設けられているとともに後側シュート15の上面に対
向してガイド板17が設けられている。なお、後側シュー
ト15の勾配が小さいので、この後側シュート15および側
面ガイド16の商品が接するシュート面には滑りを良くす
るためにテフロンコーテングが施されている。また、シ
ュート11は、上側の各商品収納部５から前方へ投出され
る商品を立位状態で前記下側の前側シュート12に案内す
る前側シュート18を有し、この前側シュート18は扉体２
に設けられており、かつ、上側の商品収納部５から後方
へ投出される商品を立位状態で前記下側の後側シュート
15に案内する後側シュート19を有し、この後側シュート
19に対向して下側の後側シュート15に連続するガイド板
20が設けられている。

また、第１図に示すように、商品を単品状態で収納す
る商品収納部５の側部に例えば複数の商品を１つにパッ
クした大型商品を収納する商品収納部21が設けられ、収
納枠22内に大型商品を収納するとともに収納枠22の下部
に設けた投出手段23によって投出し、シュート24を通じ
て商品取出口25を構成する商品受枠26へ直接導かれる。

前記扉体２は、外扉31と内扉32とからなり、この外扉
31と内扉32とは自動販売機本体１に対してそれぞれ別々
に開閉することができるようになっている。

前記外扉31は、第３図に示すように、前面一側の上部
側に硬貨投入口33、紙幣投入口34、返却レバー35、投入
金額等を表示する表示部36が設けられ、その下部側で自
動販売機の上下方向ほぼ中間部の高さ位置に前記商品取
出口25が開口して設けられている。一方、前面他側の最
上段部には電照板37が設けられ、内側に配設された蛍光
灯38の光が電照板37を透過するようになっており、ま
た、中段部には、アクリル等の透明板39が嵌込まれた商
品陳列窓40が上下方向に３段設けられ、この各商品陳列
窓40の内側に配設されたホルダ41に販売を行う複数の商
品のサンプル42が配置されているとともに、各商品陳列
窓40の下側に各サンプル42に対応して選択ボタン43がそ
れぞれ設けられており、さらに、最下段部にはアクリル
等の透明板44が嵌込まれた広告窓45が設けられ、この広
告窓45の内側に広告表示を選択的に変えることができる
広告装置46が設けられている。

前記内扉32は、第１図に示すように、ヒンジ50によっ
て自動販売機本体１に開閉可能に取付けられ、商品収納
部５から下部へ投出された商品を上部の商品取出口25へ
導く商品搬出装置51が設けられている。この商品搬出装
置51は内扉32の前面に商品収納部５から投出された商品
を受入れて商品取出口25に搬出する商品搬出樋52を有
し、この商品投出樋52は、底部域に水平状に商品受入部
53が設けられているとともに、この商品受入部53の一側
から上方へ立ち上がった後に斜め下方へ方向を変換する
商品搬出部54が設けられ、この商品受入部53と商品搬出
部54とで商品を搬出するための樋通路55が形成されてい
る。そして、この樋通路55の後面は内扉32で、樋通路55
の前面は内扉32の前面に平行に配設される樋部材56のガ
イド板部57で、樋通路55の外周面は樋部材56のガイド板
部57の周縁部から折曲された樋部58で、樋通路55の内周
面は内扉32および樋部材56に取付けられた一対のガイド
部材59でそれぞれ構成されており、商品受入部53に立位
状態で受入れられた商品をその立位状態を保ったまま商
品搬出部54へ包囲状にガイドすることができるようにな
っている。さらに、商品受入部53には、前記前側シュー
ト12および後側シュート15を通じて立位状態または立位
状態に容易に変えられる傾斜状態で導かれる商品を内扉
32に設けられた受入枠60によって立位状態にして受入れ
る受入口61が形成され、この受入口61の商品移動方向の
縁部には商品が引掛かるのを防止するガイド面62が設け
られている。

また、前記商品搬出樋52の内側に沿って閉ループ状に
回転体としてのチェーン65が配設されている。このチェ
ーン65は、両側下部の位置と一側上部の位置および商品
搬出部54の下方へ傾斜する先端位置とにおいて樋部材56
のガイド板部57に回転自在に軸着された支持体としての
スプロケット66,67,68,69とによって回転自在に張設さ
れ、樋部材56の前面側に配設されてスプロケット67に連
結された駆動手段としてのモータ70によって第１図時計
回り方向に回転駆動される。

また、前記チェーン65の１箇所には前記商品搬出樋52
内を移動可能でその商品搬出樋52内の商品を搬出移動さ
せる押出部材71が取付けられている。この押出部材71
は、第４図に示すように、レバー片72が２つ折り形成さ
れ、そのレバー片72の基部73に折曲された取付片74がチ
ェーン65に設けられた取付片65aに接合されてねじ75に
よって締付け固定され、レバー片72の基部73を除く移動
方向前縁部に折曲された押圧片76の前面にウレタンやゴ
ム等の緩衝作用を有する弾性材77が取付けられる。ま
た、レバー片72の前面の基部73に近い箇所にはローラ状
のベアリング78が進行方向に回動自在にブラケット79に
よって取付けられている。そして、この押出部材71は、
レバー片72の基部73が前記一対のガイド部材59間のスリ
ット80内に移動可能に挿通され、押圧片76および弾性材
77やベアリング78は商品搬出樋52内に移動可能に配置さ
れている。なお、この押出部材71の待機位置は、商品受
入部53の入口部とする。

また、前記商品搬出樋52の商品搬出部54の先端位置
に、樋通路55内を移動する商品をその商品の厚さ方向へ
方向変換させて前記商品取出口25へ導く通路切換をする
通路切換板81が配設されている。この通路切換板81は、
第５図に示すように、前記樋部材56のガイド板部57に設
けられた開口部82に嵌合配置されるとともに、開口部82
の上下縁部に設けられた支持板83に支軸84によって揺動
可能に軸支され、その開口部82から樋通路55内に進退可
能としており、支軸84の上端にレバー85が固着されると
ともにこのレバー85にスプリング86が連結されて樋通路
55内に突出する方向に付勢されている。そして、通路切
換板81が樋通路55内に突出する状態で、前記押出部材71
で樋通路55内を移動されてくる商品を後述する投出シュ
ート90に導き、また、樋通路55内を移動する押出部材71
のベアリング78が通路切換板81に当接して押圧すること
により、通路切換板81はスプリング86の付勢に抗して樋
通路55の外方へ揺動されるようになっている。なお、前
記レバー85がストッパ87に当接することによって樋通路
55内への通路切換板81の突出が規制されるとともに、レ
バー85がストッパ88に当接することによって樋通路55の
外方への通路切換板81の揺動が規制されるようになって
いる。

また、通路切換板81に対向する内扉32には商品受入口
89が設けられ、この商品受入口89の後面側に投出シュー
ト90が設けられ、第１図に示すように、この投出シュー
ト90の先端は前記商品取出口25に連通して設けられてい
る。

また、前記商品搬出樋52の商品搬出部54には押出部材
71を検知するフォトセンサ91が設けられ、投出シュート
90には商品の投出を検知する商品検知センサ92が設けら
れている。

次に、本実施例の作用を説明する。

購入者によって硬貨または紙幣が投入され、投入され
た金額内で選択ボタン43が操作されると、対応する商品
を収納した商品収納部５の投出手段９が動作され、収納
枠６内に積層収納された最下位の商品が投出される。

例えば上部の商品収納部５から商品が投出された場合
には、商品収納部５の前面または後面から投出された商
品が前側シュート18または後側シュート19に入る際に立
位状態となってその立位状態のまま下部の前側シュート
12または後側シュート15へ案内され、また、下部の商品
収納部５から商品が投出された場合には、前側シュート
12または後側シュート15に入る際に立位状態となり、そ
して、前側シュート12または後側シュート15によって案
内される商品は立位状態または立位状態に容易に変えら
れる傾斜状態となって受入口61を通じて商品搬出樋52の
商品受入部53に立位状態となって受入れられる。

次に、モータ70が駆動されてチェーン65が回転され、
このチェーン65と一緒に移動する押出部材71が商品搬出
樋52の商品受入部53内に進入して商品に当接し、その商
品を商品受入部53の一側方向に移動させるとともに商品
搬出部54内を上方に移動させる。

そして、商品搬出部54の斜め下方へ方向を変換した先
端位置まで移動されてきた商品は、第５図（ｂ）に示す
ように、スプリング86の付勢で樋通路55内に突出状態に
ある通路切換板81に当接し、この通路切換板81に沿って
商品受入口89から投出シュート90に導かれ、投出シュー
ト90を通じて商品取出口25に投出される。

また、押出部材71が通路切換板81の位置まで移動して
くると、第５図（ｃ）に示すように、押出部材71のベア
リング78が通路切換板81に当接し、ベアリング78が転動
しながらその通路切換板81を樋通路55の外方へ揺動さ
せ、押出部材71が通路切換板81の側部を通過する。な
お、押出部材71が通路切換板81の側部を通過すると、ス
プリング86の付勢によって通路切換板81が樋通路55内に
進入する。さらに、通路切換板81の側部を通過した押出
部材71が商品受入部53の入口部の待機位置に到達した時
点でモータ70の駆動が停止される。

そして、このように構成された自動販売機は、商品収
納部５から投出された商品を立位状態で商品搬出樋52内
に受入れてその立位状態を保ったまま上部の商品取出口
25に搬出するため、奥行寸法を小さくすることができ
る。また、搬出される商品を商品搬出樋52で包囲状にガ
イドして飛び出しを防止できるとともに、通路切換板81
で商品の通路切換を行って商品に傷が付くのを防止でき
るため、商品搬出樋52内の商品を高速で移動させること
ができ、購入者によって商品が選択されてから商品取出
口25に商品が投出されるまでの時間を短くすることがで
きる。

なお、商品投出時において、例えば商品が商品搬出樋
52の商品受入部53に受入れられる前に押出部材71が通過
してしまった場合など、フォトセンサ91によって押出部
材71の通過が確認されたのに商品検知センサ92によって
商品の検知がなされなかったときには、再度モータ70を
駆動してもう一度搬出動作を行う。

なお、押出部材71の待機位置を第１図に示す通路切換
板81の手前側に設定した場合には、フォトセンサ91が押
出部材71を検知した時点でモータ70の駆動を停止するこ
とにより、押出部材71は惰性で第１図に示す位置まで移
動して停止すると共に、商品は押出部材71から離れて投
げ出された状態となり、前述したように通路切換板81に
ガイドされて投出シュート90へ導かれる。また、この
時、購入者によって選択ボタン43が操作されて対応する
商品収納部５の投出手段９が動作されるのと同時に押出
部材71が移動を開始し、商品搬出樋52の商品受入部53に
商品が受入れられた後に押出部材71が商品受入部53に進
入するタイミングを設定することができる。

〔考案の効果〕

本考案によれば、投出手段によって投出された商品を
立位状態で商品搬出樋に受入れてその立位状態を保った
まま上部の商品取出口に搬出するため、自動販売機の奥
行寸法を小さくすることができ、また、搬出される商品
を商品搬出樋で包囲状にガイドして飛び出しを防止でき
るとともに、通路切換板で商品の通路切換を行って商品
に傷が付くのを防止できるため、商品搬出樋内の商品を
高速で移動させることができ、購入者によって商品が選
択されてから商品取出口に商品が投出されるまでの時間
を短くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の自動販売機の商品搬出装置の一実施例
を示す正面方向の断面図、第２図はその側面方向の断面
図、第３図は正面図、第４図は押出部材の分解状態の斜
視図、第５図（ａ）は通路切換板部分の平面図、第５図
（ｂ）（ｃ）はその断面図である。 １……自動販売機本体、９……投出手段、11……シュー
ト、51……商品搬出装置、52……商品搬出樋、53……商
品受入部、54……商品搬出部、65……回転体としてのチ
ェーン、66〜69……回転支持体としてのスプロケット、
70……駆動手段としてのモータ、71……押出部材、81…
…通路切換板。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】矩形状で厚さが薄い商品を積層状態で収納
   し投出手段によって最下位の商品から順に下部へ投出し
   た後に商品搬出装置によって上部の商品取出口へ導く自
   動販売機において、 前記商品の最も広い面が自動販売機本体の前面と平行に
   なる立位状態で商品を受入れる商品受入部、この商品受
   入部の一側から上方へ立上がった後に斜め下方へ方向を
   変換し商品が前記立位状態を保てるように包囲状にガイ
   ドする商品搬出部からなる商品搬出樋と、 前記投出手段によって投出された商品が商品搬出樋の商
   品受入部に立位状態で受入れられるように案内するシュ
   ートと、 前記商品搬出樋の内側に沿って閉ループ状に配設され、
   回転支持体によって回転可能に支持されるとともに駆動
   手段によって回転駆動される回転体と、 この回転体の少なくとも１箇所に取付けられて回転体の
   回転に伴って前記商品搬出樋内を移動可能とし、その商
   品搬出樋内の商品に接触して搬出移動させる押出部材
   と、 前記商品搬出樋の商品搬出部の先端位置に揺動可能に支
   持されてその揺動移動により商品搬出樋内へ進退可能と
   し、商品搬出樋内を移動する商品をその商品の厚さ方向
   へ方向変換させて前記商品取出口へ導く通路切換をする
   通路切換板と を具備したことを特徴とする自動販売機における商品搬
   出装置。