JP4039860B2 - 自動販売機の商品取出口構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶、ビン、ペットボトル、紙パック等に封入された飲料、或いは菓子類や小物雑貨等の商品を販売する自動販売機の商品取出口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機としては、例えば特開平10−105807号公報に記載されているように、前面を開口した自動販売機本体と、自動販売機本体の前面を開閉する外扉と、自動販売機本体内に設けられた商品収納庫とを備え、外扉には商品取出口が設けられたものが知られている。
【0003】
前記商品取出口は、下端側を中心に前後方向に回動自在に設けられた取出口本体を備え、取出口本体後方の商品搬出口から搬出された商品を取出口本体内に受容し、取出口本体を前方に回動することにより商品取出口内の商品を取出すように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記商品取出口構造では、取出口本体の底面側が深く形成されているため、商品を取出す際には、商品取出口の奥深くまで手を伸ばさなければならず、商品の取出しに苦労するという問題点があった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品取出口に搬出された商品を容易に取出すことのできる自動販売機の商品取出口構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、下端側を中心に前後方向に回動自在に設けられた取出口本体を備え、取出口本体の後方に位置して前方に向かって開口する商品搬出口から搬出された商品を取出口本体内に受容し、取出口本体を前方に回動することにより商品取出口内の商品を取出すようにした自動販売機の商品取出口構造において、前記取出口本体内の下端側よりも高い所定位置に設けられ、取出口本体内に搬出された商品を受容する平板状の商品受容部材と、取出口本体の後方に配置され、取出口本体を前方に回動した際に商品搬出口側と商品受容部材との間に生ずる隙間を閉鎖する平板状の閉鎖部材とを備え、閉鎖部材の上端を商品搬出口よりも下方に回動自在に支持するとともに、取出口本体の前方への回動に連動して閉鎖部材がその下端側を商品受容部材の後端に近接させながら前方に回動するように構成している。
【0007】
これにより、搬出商品を受容する商品受容部材が取出口本体の下端側よりも高く配置されていることから、商品を取出す際に取出口本体の奥深くまで手を伸ばす必要がない。その際、取出口本体が前方に回動した際に商品受容部材と商品搬出口との間に生ずる隙間が閉鎖部材によって閉鎖されることから、この隙間に商品が落下することがない。更に、閉鎖部材が商品受容部材の後端に近接しながら前方に回動することから、取出口本体の回動角度に拘わらず常に前記隙間が閉鎖される。
【0008】
また、請求項2では、請求項1記載の自動販売機の商品取出口構造において、前記取出口本体を前方に回動すると商品搬出口の前方に移動する防盗部材を備えている。
【0009】
これにより、請求項1の作用に加え、取出口本体を前方に回動すると、商品搬出口の前方に防盗部材が移動することから、不正行為等による商品搬出口の開放が防盗部材によって阻止される。
【0010】
また、請求項3では、請求項1または2記載の自動販売機の商品取出口構造において、前記取出口本体の前方への回動を閉鎖位置で規制可能なロック手段を備えている。
【0011】
これにより、請求項1または2の作用に加え、例えば商品搬出動作中はロック手段によって取出口本体が開放されないようにすることにより、搬出動作中に取出口本体が回動されることによる搬出不良を確実に防止することができる。
【0012】
また、請求項4では、請求項1、2または3記載の自動販売機の商品取出口構造において、前記取出口本体の前方への回動を検知する検知手段を備えている。
【0013】
これにより、請求項1、2または3の作用に加え、例えば検知手段によって取出口本体の開放が検知されると、商品搬出動作が開始されないようにすることにより、搬出動作中に取出口本体が回動されることによる搬出不良を確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の正面図、図2はその正面断面図、図3はその側面断面図、図4は商品コラム及び商品バケットの側面断面図、図5は商品コラムの正面図、図6は取出口ユニットの斜視図、図7はその側面図、図8はその側面断面図、図9はその動作を示す側面図、図10はその動作を示す側面断面図である。
【0015】
同図に示す自動販売機は、前面の一部を透明に形成された自動販売機本体10と、自動販売機本体10の幅方向及び上下方向に配列された複数の商品コラム20と、各商品コラム20にそれぞれ設けられた商品搬出機構30と、各商品コラム20から搬出される商品Aを受容可能な商品バケット40と、商品バケット40を各商品コラム20の配列方向に移動させるバケット移動機構50と、自動販売機本体10の前面下部に取付けられた取出口ユニット60とから構成されている。
【0016】
自動販売機本体10は前面を開口し、その前面開口部は外扉11によって開閉するようになっている。外扉11の下部を除く部分は透明のガラス板11aによって形成され、その前面には紙幣投入口11b、硬貨投入口11c、金額表示部11d、硬貨返却口11e及び商品選択操作部11fが設けられている。自動販売機本体10内には断熱壁で囲まれた商品収納庫12が設けられ、その前面は内扉13によって覆われている。内扉13は大部分を透明のガラス板13aによって形成されるとともに、その下部には商品搬出口13bが設けられ、商品搬出口13bには上端を回動自在に支持された搬出扉13cが取付けられている。また、商品収納庫12内の底面側には冷却ユニット14が設けられ、冷却ユニット14は図示しない冷却器及び送風機によって構成されている。
【0017】
各商品コラム20は前後方向に延びるコラム本体21を有し、それぞれ自動販売機本体10に前方に引き出し可能に設けられている。尚、商品コラム20の引き出し構造については詳細な説明は省略するが、例えば周知のスライドレール等を用いて構成することができる。商品コラム20はコラム本体21内を幅方向に仕切る仕切板22を備え、仕切板22はコラム本体21内の幅方向中央に設けた基板23に取付けられている。また、各商品コラム20は上下方向各段ごとにそれぞれ幅方向に延びる棚24によって支持されており、各棚24は自動販売機本体10内の幅方向両側に立設した複数の支柱25によって上下方向所定位置に固定されている。
【0018】
商品搬出機構30は各商品コラム20にそれぞれ二つずつ設けられ、各商品搬出機構30はコラム本体21内に互いに幅方向に配置されている。各商品搬出機構30は、コラム本体21の前端側及び後端側にそれぞれ回動自在に取付けられた一対のプーリ31と、各プーリ31に巻き掛けられた無端状のベルト32と、前端側のプーリ31の回転軸に取付けられた歯車33とからなり、ベルト32の上面には商品Aが載置されるようになっている。即ち、各商品コラム20には、それぞれ仕切板22を間にして商品Aが二列ずつ収納されるようになっている。また、ベルト32の所定位置には商品係止板32aが立設され、図4に示すようにベルト32上には商品係止板32aを装置本体の後端側に位置させた状態で商品Aが一列に載置される。
【0019】
商品バケット40は、バケット本体41の前端側及び後端側にそれぞれ回動自在に取付けられた一対のプーリ42と、各プーリ42に巻き掛けられた無端状のベルト43とを備え、図示しないモータによって一方のプーリ42を回転させることにより、ベルト43が所定方向に回動するようになっている。また、商品バケット40は各商品コラム20の商品搬出機構30を駆動する歯車44を備え、歯車44は図示しないモータによって回転するようになっている。
【0020】
バケット移動機構50は、商品バケット40を幅方向に移動させる第1の駆動部51と、第1の駆動部51を上下方向に移動させる一対の第2の駆動部52とからなり、各第2の駆動部52は自動販売機本体10内の幅方向両側にそれぞれ配置されている。第1の駆動部51は商品バケット40を移動自在に支持する上下一対のガイドレール51a,51bを備え、図示しないモータによって商品バケット40を各ガイドレール51a,51bに沿って移動させるようになっている。また、第2の駆動部52は、第1の駆動部51を移動自在に支持するガイドレール52aと、第1の駆動部51を移動させるモータ(図示せず)とから構成されている。このバケット移動機構50では、光センサ等からなる位置検知手段またはモータのパルス検知手段等によって各商品コラム20の幅方向及び上下方向の位置を検知することにより、商品バケット40を各駆動部51,52によって任意の商品コラム20または商品取出口10bまで移動させるようになっている。
【0021】
取出口ユニット60は、自動販売機本体10の前面下部に取付けられるユニット本体61と、ユニット本体61に回動自在に取付けられた取出口本体62と、取出口本体62内の上下方向略中央に設けられた商品受容板63と、商品受容板63の後方に設けられた閉鎖板64と、ユニット本体61の背面側に上下方向に移動自在に設けられた防盗板65と、取出口本体62の回動に連動して防盗板65を上下方向に移動させる連動部材66と、取出口本体62と共に回動するロック板67と、ロック板67に付設されたダンパ68と、ロック板67の位置を検知するマイクロスイッチ69と、ロック板67をロックするロック機構70とから構成されている。
【0022】
ユニット本体61は前面及び背面を開口し、その前面開口部の上部には透明に形成された前面板61aが取付けられている。前面板61aの下端側は取出口本体62内の上部まで延び、その幅方向両端は取出口本体62に接触しないように一部が切り欠かれている。
【0023】
取出口本体62は前面部62a及び左右側面部62bを有し、各側面部62bの下端側を支軸62cを介してユニット本体61に回動自在に支持されている。また、取出口本体62内には連動部材66に係止する係止板62dが取付けられている。取出口本体62の背面側には閉鎖板64及びロック板67を回動させる支軸62eが取付けられ、ユニット本体61の側面には支軸62eを挿通する長孔61bが設けられている。
【0024】
商品受容板63は前端側を取出口本体62の前面部62aに固定され、その後端側は取出口本体62の背面側まで下り傾斜をなすように形成されている。
【0025】
閉鎖板64は上端を支軸64aを介してユニット本体61の背面側に回動自在に支持され、その下端側は商品受容板63の後端よりも下方まで延びている。閉鎖板64の背面には取出口本体62の支軸62eが係止しており、取出口本体62が前方に回動すると、閉鎖板64が支軸62eによって押圧されながら前方に回動するようになっている。
【0026】
防盗板65は幅方向両端をそれぞれガイド板65aによってユニット本体61の背面側に摺動自在に支持され、ガイド板65aに沿って上下方向に移動するようになっている。防盗板65の下端側には連動部材66が係止する係止部65bが設けられ、係止部65bは前方に向かって下り傾斜をなすように形成されている。
【0027】
連動部材66は略中央を支軸66aを介してユニット本体61に回動自在に支持され、取出口本体62の側面には支軸66aを挿通する長孔62fが設けられている。連動部材66の両端にはそれぞれ回動自在な係止ローラ66b,66cが取付けられ、一端側の係止ローラ66bは取出口本体62の係止板62dに係止し、他端側の係止ローラ66cは防盗板65の係止部65bに係止するようになっている。
【0028】
ロック板67はユニット本体61の一側面に配置され、閉鎖板64と共通の支軸64aによって回動自在に支持されている。ロック板67には取出口本体62の支軸62eが連結され、取出口本体62が前方に回動すると、ロック板67が支軸64aを中心に図中反時計回りに回動するようになっている。また、ロック板67の一端にはロック機構70に係止する係止部67aが設けられ、その他端にはマイクロスイッチ69に接触する接触部67bが設けられている。
【0029】
ダンパ68はその回転軸(図示せず)に減衰力を付与する周知の構造からなり、取付板68aを介してロック板67の近傍に配置されている。この場合、ダンパ68はその回転軸をレバー68bを介してロック板67に設けたピン68cに連結され、ロック板67に減衰力を付与するようになっている。尚、このようなレバー68bを介さずにダンパ68の回転軸を直接ロック板67の支軸64aに連結するようにしてもよい。また、図7乃至図10では、これらダンパ68等の図示は省略してある。
【0030】
マイクロスイッチ69はユニット本体61の一側面に配置され、接触板69aを介してロック板67の接触部67bに接触するようになっている。この場合、取出口本体62が前方に回動すると、ロック板67の接触部67bが接触板69aから離れてマイクロスイッチ69がオフになるようになっている。
【0031】
ロック機構70は、ロック板67の係止部67aに係止するロックピン71と、一端にロックピン71が取付けられたレバー72と、レバー72の他端に連結されたソレノイド73とからなり、これらはケース状の取付部材74を介してユニット本体61の一側面に取付けられている。即ち、レバー72は取付部材74に支軸72aを介して回動自在に支持され、ソレノイド73が励磁されるとロックピン71がロック板67側に突出してロック板67がロックされるようになっている。尚、ロック機構70及びマイクロスイッチ69は、それぞれ自動販売機の制御部(図示せず)に接続されている。
【0032】
以上のように構成された自動販売機においては、金銭の投入及び商品の選択が行われると、商品バケット40がバケット移動機構50によって選択商品に対応する商品コラム20まで移動する。その際、商品バケット40側のベルト62が商品コラム20側のベルト32と同等の高さに位置するとともに、商品バケット40側の歯車44が商品コラム20側の歯車33に噛み合う。次に、商品バケット40側のベルト43が回動し、商品バケット40側の歯車44が回転する。これにより、商品搬出機構30のベルト32が回動し、図4に示すようにベルト32上の商品Aが商品バケット40側に搬出されて商品バケット40側のベルト43に乗り移り、商品バケット40内に受容される。そして、商品Aを受容した商品バケット40はバケット移動機構50によって商品搬出口13bまで移動する。そして、図8に示すように商品バケット40のベルト43が回動し、商品バケット40内の商品Aが取出口ユニット60の取出口本体62内に搬出され、取出口本体62内の商品受容板63に受容される。
【0033】
一方、取出口ユニット60においては、前述の商品搬出動作が開始されると、自動販売機の制御部からの信号によってロック機構70が作動し、図7に示すようにロックピン71がロック板67側に突出してロック板67がロックされる。これにより、取出口本体62の前方への回動が規制される。この後、取出口本体62内に商品Aが搬出されて商品搬出動作が終了すると、図9に示すようにロック機構70のロックが解除され、取出口本体62が回動可能となる。
【0034】
次に、商品Aを取出す際には、図10に示すように取出口本体62を前方に回動することにより、取出口本体62の上方から商品Aを取出すことができる。その際、取出口本体62内の商品受容板63は取出口本体62の下端側よりも高く配置されているため、取出口本体62の奥深くまで手を伸ばす必要がない。
【0035】
また、取出口本体62の回動中心である支軸62cから商品受容板63までの高低差により、取出口本体62が前方に回動すると、商品受容板63の後端と商品搬出口13bとの間に隙間が生ずるが、取出口本体62の回動に連動して閉鎖板64が商品受容板63の後端に近接しながら前方に回動するため、前記隙間が閉鎖板64によって閉鎖される。
【0036】
更に、取出口本体62が前方に回動すると、連動部材66の一端側の係止ローラ66bが取出口本体62の係止板62dによって押圧され、連動部材66が支軸66aを中心に図中時計回りに回動する。これにより、連動部材66の他端側の係止ローラ66cによって防盗板65の係止部65bが押し上げられ、防盗板65が商品搬出口13bの前方に移動し、防盗板65によって商品搬出口13bの搬出扉13cの開放が規制される。この場合、前述の商品搬出動作中はロック機構70によって取出口本体62の前方への回動が規制されているため、搬出動作中に取出口本体62が回動されて商品Aによる搬出扉13cの開放が規制されるということはない。
【0037】
また、商品搬出動作の開始前に取出口本体62が開放された場合には、取出口本体62の開放によりロック板67の接触部67bがマイクロスイッチ69の接触部67bから離れてマイクロスイッチ69がオフになると、自動販売機の制御部によって商品搬出動作の開始が中止されるようになっている。
【0038】
このように、本実施形態の商品取出口構造によれば、搬出商品を受容する商品受容板63を取出口本体62の下端側よりも高く配置したので、取出口本体62の奥深くまで手を伸ばすことなく商品Aを容易に取出すことができるとともに、搬出された商品Aを透明な前面板61aを介して外部から容易に確認することができ、利用者に対するサービス性の向上を図ることができる。
【0039】
また、取出口本体62が前方に回動した際に商品受容板63と商品搬出口13bとの間に生ずる隙間を閉鎖する閉鎖板64を備えているので、前記隙間に商品Aが落下することがなく、小型の商品であっても支障なく販売することができる。この場合、取出口本体62の回動に連動して閉鎖板64が商品受容板63の後端に近接しながら前方に回動するようにしたので、取出口本体62の回動角度に拘わらず常に前記隙間を閉鎖することができ、商品Aの落下を確実に防止することができる。
【0040】
更に、取出口本体62の前方への回動に連動して商品搬出口13bの前方に移動する防盗板65を備えているので、取出口本体62を開放した際に、商品搬出口13bの搬出扉13cの開放を防盗板65によって規制することができ、不正行為等による商品搬出口13bの開放を確実に阻止することができる。
【0041】
また、取出口本体62の前方への回動を規制可能なロック板67及びロック機構70を備え、商品搬出動作中はロック機構70によりロック板67をロックして取出口本体62が開放されないようにしたので、搬出動作中に取出口本体62が回動されることによる商品Aの搬出不良を確実に防止することができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0042】
更に、取出口本体62の開放を検知するマイクロスイッチ69を備え、マイクロスイッチ69によって取出口本体62の開放が検知されると、商品搬出動作が開始されないようにしたので、取出口本体62が開放された状態で商品搬出動作が開始されることがなく、搬出不良の発生防止に効果的である。
【0043】
尚、前記実施形態では商品搬出動作中はロック機構70のロックピン71を突出し続けるようにしたものを示したが、取出口本体62が開放されようとしてマイクロスイッチ69がオフになったときのみロックピン71を突出させるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の商品取出口構造によれば、取出口本体の奥深くまで手を伸ばすことなく商品を容易に取出すことができるので、利用者に対するサービス性の向上を図ることができる。その際、取出口本体が前方に回動した際に商品受容部材と商品搬出口との間に生ずる隙間に商品が落下することがないので、小型の商品であっても支障なく販売することができる。また、取出口本体の回動角度に拘わらず常に前記隙間を閉鎖することができるので、商品の落下を確実に防止することができる。
【0045】
また、請求項2の商品取出口構造によれば、請求項1の効果に加え、不正行為等による商品搬出口の開放を確実に阻止することができるので、商品の盗難防止に極めて効果的である。
【0046】
また、請求項3の商品取出口構造によれば、請求項1または2の効果に加え、例えば商品搬出動作中はロック手段によって取出口本体が開放されないようにすることにより、搬出動作中に取出口本体が回動されることによる搬出不良を確実に防止することができ、搬出不良の発生防止に効果的である。
【0047】
また、請求項4の自動販売機の商品取出口構造によれば、請求項1、2または3の効果に加え、例えば検知手段によって取出口本体の開放が検知されると、商品搬出動作が開始されないようにすることにより、搬出動作中に取出口本体が回動されることによる搬出不良を確実に防止することができ、搬出不良の発生防止に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の商品取出口構造を備えた自動販売機の一実施形態を示す正面図
【図2】 自動販売機の正面断面図
【図3】 自動販売機の側面断面図
【図4】 商品コラム及び商品バケットの側面断面図
【図5】 商品コラムの正面図
【図6】 取出口ユニットの斜視図
【図7】 取出口ユニットの側面図
【図8】 取出口ユニットの側面断面図
【図9】 取出口ユニットの動作を示す側面図
【図10】 取出口ユニットの動作を示す側面断面図
【符号の説明】
13b…商品搬出口、62…取出口本体、63…商品受容板、64…閉鎖板、65…防盗板、67…ロック板、69…マイクロスイッチ、70…ロック機構、A…商品。
Claims (4)
- 下端側を中心に前後方向に回動自在に設けられた取出口本体を備え、取出口本体の後方に位置して前方に向かって開口する商品搬出口から搬出された商品を取出口本体内に受容し、取出口本体を前方に回動することにより商品取出口内の商品を取出すようにした自動販売機の商品取出口構造において、
前記取出口本体内の下端側よりも高い所定位置に設けられ、取出口本体内に搬出された商品を受容する平板状の商品受容部材と、
取出口本体の後方に配置され、取出口本体を前方に回動した際に商品搬出口側と商品受容部材との間に生ずる隙間を閉鎖する平板状の閉鎖部材とを備え、
閉鎖部材の上端を商品搬出口よりも下方に回動自在に支持するとともに、取出口本体の前方への回動に連動して閉鎖部材がその下端側を商品受容部材の後端に近接させながら前方に回動するように構成した
ことを特徴とする自動販売機の商品取出口構造。 - 前記取出口本体を前方に回動すると商品搬出口の前方に移動する防盗部材を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品取出口構造。 - 前記取出口本体の前方への回動を閉鎖位置で規制可能なロック手段を備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機の商品取出口構造。 - 前記取出口本体の前方への回動を検知する検知手段を備えた
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の自動販売機の商品取出口構造。
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