JPH0735191A - 防振装置用のアクチュエータ - Google Patents

防振装置用のアクチュエータ

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JPH0735191A
JPH0735191A JP17937593A JP17937593A JPH0735191A JP H0735191 A JPH0735191 A JP H0735191A JP 17937593 A JP17937593 A JP 17937593A JP 17937593 A JP17937593 A JP 17937593A JP H0735191 A JPH0735191 A JP H0735191A
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actuator
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貴 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振装置用のアクチュエータ内に設置された
シール材で液体の浸入を防止する。 【構成】 アクチュエータ70のケーシング72内に、
ロータに接続してロータを回転する出力軸71が位置し
ている。ケーシング72の内周面72Aとこの出力軸7
1との間には、リング状であって断面がV字状に形成さ
れたシール材90が介在され、このシール材90により
ケーシング72と出力軸71との間が封止される。従っ
て、シール材の組み込み忘れ等により、シール性が不十
分となることがない。さらに、防振装置100側からア
クチュエータ70の出力軸71とケーシング72との間
の隙間を介してアクチュエータ70内に液体が浸入する
ことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動を発生する部材か
らの振動の伝達を防止する防振装置に用いられる防振装
置用のアクチュエータに関し、例えば車両に搭載される
エンジンからの振動の伝達を防止する場合等に適用可能
なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両には、振動発生部となるエ
ンジンと振動受部となる車体との間にエンジンマウント
としての防振装置が配設されていて、エンジンが発生す
る振動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達されるの
を阻止するような構造となっている。
【0003】すなわち、この防振装置としては、防振装
置の本体内部に一対の液室を設けると共に、オリフィス
となる制限通路でこれらの液室を互いに連通したものが
知られている。そして、搭載されたエンジンが作動して
振動が発生した場合には、これら液室を連通する制限通
路内の液体の粘性抵抗等で振動を吸収し、振動の伝達を
阻止するようになっている(特開昭61−189341
号)。
【0004】また、幅広いエンジンの作動状態に伴って
振動周波数も広範囲なものとなるが、このような広範囲
な周波数の振動それぞれにおいても防振特性を維持する
べく、前述のような防振装置には、近年、種々の長さ及
び内径を有する制限通路が形成されているものが知られ
るようになった。そして、これらの防振装置では、セン
サからの信号に基づいて作動するアクチュエータにより
バルブを開閉して制限通路を切り換え、振動の低減を図
っていた。
【0005】しかし、従来は、防振装置が車体に取り付
けられる関係などから、アクチュエータ内に外部から水
等の液体が浸入する虞を有し、これを防止する為に例え
ばアクチュエータから突出するボスと防振装置との間
に、Oリング等のシール材を設置していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上より、防振装置へ
のアクチュエータの取り付けの際に、相互に異なる寸法
のアクチュエータと防振装置を誤って組み合わせて、防
振装置とアクチュエータとの間の寸法の相違が生じた
り、あるいはシール材の組み込み忘れ等により、シール
性を十分に確保することができない虞を有していた。
【0007】また、防振装置の内部に液体を封入してい
る為、従来の構造では、防振装置側からアクチュエータ
の出力軸とケーシングとの間の隙間を介してアクチュエ
ータ内に液体が浸入することを防止できないという欠点
を有していた。
【0008】本発明は、上記事実を考慮し、アクチュエ
ータ内に設置されたシール材で液体の浸入を防ぐ防振装
置用のアクチュエータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による防振装置用
のアクチュエータは、複数の液室間を複数の通路で連通
し、これらの通路の内のすくなくともいずれかを開閉す
るバルブにより、広範囲な周波数の振動を低減する防振
装置に用いられる防振装置用のアクチュエータであっ
て、前記バルブと接続されて前記バルブを作動する駆動
部材とこの駆動部材を回転可能に支持するアクチュエー
タのケーシングとの間に、シール材を設置したことを特
徴とする。
【0010】
【作用】複数の液室間を複数の通路で連通し、バルブで
すくなくともいずれかの通路を開閉して通路を切り換
え、広範囲な周波数の振動を低減する。さらに、バルブ
を作動する駆動部材とこの駆動部材を回転可能に支持す
るケーシングとの間を、シール材が封止する。
【0011】従って、アクチュエータ単体での封止が可
能となり、組立時の間違いによる防振装置とアクチュエ
ータの駆動部材との間の寸法の相違やシール材の組み込
み忘れにより、シール性が不十分となることがない。ま
た、防振装置側からアクチュエータのケーシングと駆動
部材との間の隙間を介してアクチュエータ内に液体が浸
入するのを防止できる。
【0012】
【実施例】本発明に係る防振装置用のアクチュエータの
第1実施例を図1及び図2に示し、これらの図に基づき
第1実施例を説明する。
【0013】本実施例が適用される防振装置の断面図を
表す図1に示すように、防振装置100の下部側を形成
するリング状をした底板10の中央下部には、図示しな
い車体にこの防振装置100を連結して固着する為のボ
ルト孔12が穿設されている。そして、この底板10の
内側は立壁10Aとなっており、立壁10Aの上端部に
は支持体14が取付けられている。この支持体14は、
円板状のフランジ部14Aの外周端部が立壁10A側へ
かしめ固着されており、また、このフランジ部14Aの
内周部から直角に支持筒部14Bが立設されている。
【0014】支持筒部14Bの内周面には、円筒形状を
した弾性体であるゴム16の下部側を形成する薄肉ゴム
層16Aの外周面が加硫接着されており、このゴム16
の閉塞された上部側には、内筒18が加硫接着されてい
る。そして、この内筒18は、図示しないエンジンの連
結用として用いられることとなる。
【0015】これら底板10、支持体14、ゴム16及
び内筒18は、この防振装置100の本体の主要部を構
成しており、立壁10Aに外周端が加硫接着されて固着
されるダイヤフラム22と、支持体14及びゴム16と
の間には、これらの部材の内壁面で形成された一対の液
室30、32が設けられていて、例えば水、オイル等の
液体が封入されている。これら液室30、32間には、
円筒形をした隔壁材28が支持体14に嵌合されつつ配
置されていて、隔壁材28が一対の液室である主液室3
0と第1の副液室32とを二分して区画している。
【0016】一方、隔壁材28の下部は外側に突出して
おり、フランジ部14Aの底面へ当接されると共に、底
板10と一緒にフランジ部14Aへかしめ固着されてい
る。さらに、隔壁材28の下面側中央部からは軸部28
Aが副液室32側に突出して形成され、この軸部28A
に筒状部材29が嵌着されており、これらの間にOリン
グ41が介在されて、封止が図られている。筒状部材2
9の外周部には、ダイヤフラム22の中心部が加硫接着
されて固着されている。ダイヤフラム22と底壁10と
の間は空気室33とされ、ダイヤフラム22の変形を可
能としている。
【0017】隔壁材28には、上面部28B側に円穴3
4が形成されており、円穴34の底面には、円穴34よ
りも細径とされ且つ隔壁材28の軸部28Aを貫通する
円形貫通孔35が円穴34と同軸的に形成されている。
また、隔壁材28の下側には、円形貫通孔35と同軸的
に係合部としての座ぐり部39が設けられており、さら
に、図1に示すように、座ぐり部39に対向する孔部1
3Aを有すると共に外周部分を底板10に接合した固定
板13が設けられている。
【0018】円穴34及び円形貫通孔35には、バルブ
であるロータ36が回転可能に挿入されている。ロータ
36は、主液室30側が円筒部36Aとされており、主
液室30と反対側には回転軸としての細軸部38が一体
的に設けられている。
【0019】細軸部38の外周には細溝42が形成され
ており、この細溝42にはOリング44が嵌め込まれて
いる。
【0020】また、円筒部36Aには、円筒部36Aの
内外を連通する貫通孔46が形成されている。一方、隔
壁材28には、円穴34の半径方向に大径の通路56が
形成されており、通路56の一端は円穴34の内周面に
開口されている。通路56の他端は隔壁材28内に上下
方向に沿って形成される通路58の一端と連通されてお
り、この通路58の他端は副液室32と連通されてい
る。なお、これらの通路56、58が、アイドル振動吸
収用の制限通路としてのアイドルオリフィス60とな
る。
【0021】他方、図1に示すように、隔壁材28の外
周面には、溝状をした通路64が形成されている。この
通路64の一端は、隔壁材28の通路58側の近傍に開
口して副液室32に連結され、他端が隔壁材28の中心
方向に伸びる通路65を介して円穴34の通路56と対
向する部分に連通している。なお、これら通路64、6
5が、シェイク振動吸収用の制限通路としてのシェイク
オリフィス62となる。
【0022】したがって、ロータ36が回転されて円筒
部36Aの貫通孔46が通路56と対向すると、アイド
ルオリフィス60を介して主液室30と副液室32とが
連通され、また、この位置からロータ36が180°回
転されて円筒部36Aの貫通孔46が通路65と対向す
ると、シェイクオリフィス62を介して主液室30と副
液室32とが連通される。この為、これらのオリフィス
60、62をロータ36が回転することにより開閉し
て、通路を切り換えることとなる。
【0023】一方、固定板13の外側には、モータを内
蔵するアクチュエータ70が配設されている。アクチュ
エータ70のケーシング72には図示しない取付け用の
ねじ孔が複数設けられており、図示しないビスが固定板
13に設けられた取付け穴(図示せず)を挿通してこの
ねじ孔に螺入されることによって、アクチュエータ70
は固定板13を介して防振装置100に固定されてい
る。
【0024】アクチュエータ70の出力軸71は、先端
が断面半月状に形成されており、固定板13の孔部13
A及び軸部28Aの座ぐり部39を介してロータ36の
細軸部38先端側に形成された断面半月状の連結穴38
Aに嵌入されている。従って、これら細軸部38及び出
力軸71が軸部28A内を貫通することとなり、ロータ
36とアクチュエータ70とがこれにより接続される。
【0025】さらに、アクチュエータ70のケーシング
72には、係合部としてのボス82が出力軸71と同軸
的に設けられている。このボス82の外径は座ぐり部3
9の内径よりも所定寸法小さくされており、ボス82と
座ぐり部39とで所謂インロウ部が構成されている。し
たがって、ボス82は、前述した隔壁材28の座ぐり部
39にがた付きなく嵌入されている。
【0026】図2に示すように、アクチュエータ70の
ケーシング72内には、基端側にいくにしたがって段階
的に太くなっていく駆動部材である出力軸71が位置
し、ケーシング72の内周面72Aとこの出力軸71と
の間には、リング状であって断面がV字状に形成された
ゴム製のシール材90が介在されている。従って、シー
ル材90によりケーシング72と出力軸71との間が封
止され、アクチュエータ70のシール材90より内部に
水等の液体が浸入しないようになる。
【0027】また、出力軸71の基端側に隣接した位置
には、出力ギヤ92の円筒部92Aがケーシング72の
内周面72Aに回転可能に嵌合されて支持されており、
出力軸71の基端側から放射状に突出して形成された一
対の突部71Aが、出力ギヤ92の先端側に形成された
係合部92Bに係合して、出力ギヤ92と出力軸71と
が一体的に回転し得るようになっている。
【0028】さらに、突部71Aとシール材90との間
には、シール材90の弾性を利用し出力軸71を出力ギ
ヤ92側に押しつけて出力軸71のがた付きを防止する
リング状のスペーサ94が、設置されている。
【0029】また、出力ギヤ92の外周側には歯93が
形成され、図示しないモータの回転軸に固定されて駆動
回転される駆動ギヤ(図示せず)とかみ合って、この駆
動ギヤの回転により出力ギヤ92が回転され、これに伴
って出力軸71が出力ギヤ92と一体的に回転すること
となる。この結果、出力軸71が嵌入されているロータ
36が回転されることになる。
【0030】以上より、ロータ36が、シェイクオリフ
ィス62を介して主液室30と副液室32との間を連通
する配置と、図1に示すようにアイドルオリフィス60
を介して主液室30と副液室32との間を連通する配置
とを選択的に採るように、アクチュエータ70によって
回転される。
【0031】このアクチュエータ70は制御手段48に
連結されており、制御手段48よってその回転が制御さ
れるようになっている。制御手段48は車両電源によっ
て作動し、少なくとも車速センサ50及びエンジン回転
数検出センサ52からの検出信号を受け、車速及びエン
ジン回転数を検出し、アイドル振動発生時かシェイク振
動発生時かを判断できるようになっている。
【0032】次に、本実施例に係る防振装置100の組
立順序を説明する。先ず、隔壁材28の円穴34に、O
リング44が取り付けられたロータ36を挿入する。こ
の隔壁材28を支持体14内に嵌入する。次に、支持体
14を所定量縮径し、支持体14と隔壁材28とを嵌合
すると共に、液体内で支持体14の下端部に底板10を
取り付けてフランジ部14Aをかしめて隔壁材28及び
底板10を支持体14に固定する。これによって、液室
30、32内に液体が入った状態で薄肉ゴム層16Aが
隔壁材28の外周面に密着され、内部が密閉される。こ
の際、予めダイヤフラム22を介して底板10に取り付
けられている筒状部材29を軸部28Aに嵌着する。
【0033】その後、固定板13に固定されたアクチュ
エータ70の出力軸71をロータ36の連結穴38Aに
嵌入し、固定板13と共にアクチュエータ70を底板1
0のボルト孔12を利用してねじ止める。
【0034】この際、図2に示すように、アクチュエー
タ70内にシール材90が予め組み込まれているので、
アクチュエータ70内での封止が可能となり、防振装置
100とアクチュエータ70との間にシール材を設置す
る必要がなくなる。従って、組立時の間違いによる防振
装置100とアクチュエータ70との間の寸法の相違や
シール材90の組み込み忘れにより、シール性が不十分
となることがない。また、Oリング41、44があるに
もかかわらず液室30、32内から漏れてくる液体が、
防振装置100側からアクチュエータ70の出力軸71
とケーシング72との間の隙間を介して、アクチュエー
タ70内に浸入するのを防止できる。
【0035】次に、本実施例が適用される防振装置10
0の作用を説明する。内筒18に搭載されるエンジンが
作動すると、エンジンの振動が内筒18を介してゴム1
6に伝達される。ゴム16は吸振主体として作用し、ゴ
ム16の内部摩擦に基づく制振機能によって振動を吸収
することができる。さらにゴム16及びダイヤフラム2
2の変形に伴って内容積が変化する主液室30及び副液
室32の中の液体がオリフィス60、62を通って相互
に流通し、これらオリフィス空間に生ずる液体流動の粘
性抵抗に基づく減衰作用で防振効果を向上することがで
きる。そして、オリフィス60、62の端部が繋がる円
穴34内にロータ36を設けた結果として以下のように
作用する。
【0036】車両が例えば70〜80km/h以上の高速
で走行するとシェイク振動(15Hz未満)が生じる。前
記制御手段48は車速センサ50、エンジン回転数検出
センサ52によりシェイク振動発生時か否かを判断す
る。制御手段48がシェイク振動発生時であると判断す
ると、制御手段48はアクチュエータ70を作動させて
ロータ36を回転し、貫通孔46を通路65と対応さ
せ、通路56とは対応しない配置にする。これによって
通路56は閉止され、シェイクオリフィス62が主液室
30と副液室32とを連通する。この結果、主液室30
内に生じるエンジン振動に基づく圧力変化がシェイクオ
リフィス62を通過する液体に伝達されると共にこの液
体の抵抗を受けシェイク振動が吸収される。
【0037】また、エンジンがアイドリング運転の場合
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(20〜
40Hz)が生じる。制御手段48は車速センサ50、エ
ンジン回転数検出センサ52によりアイドル振動発生時
か否かを判断する。制御手段48がアイドル振動発生時
であると判断すると、制御手段48はアクチュエータ7
0の出力軸71を回転させてロータ36の貫通孔46を
通路56と対応させ、通路65とは対応しない配置にす
る。これによって通路65は閉止され、液体は通過抵抗
の小さなアイドルオリフィス60を介して主液室30と
副液室32と行き来することになり、アイドルオリフィ
ス60内で液柱共振して動ばね定数が低減されて、振動
が吸収される。
【0038】本発明に係る防振装置用のアクチュエータ
の第2実施例を図3に示し、この図に基づき本実施例を
説明する。尚、第1実施例で説明した部材と同一には同
一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0039】本実施例の断面図を表す図3に示すよう
に、アクチュエータ70のケーシング72内には出力軸
71が取り付けられる。出力軸71の基端側と隣接した
位置には、出力ギヤ92の円筒部92Aがケーシング7
2の内周面72Aに回転可能に嵌合されて支持されてお
り、出力軸71の基端側から放射状に突出して形成され
た突部71Aが、出力ギヤ92の先端側に形成された係
合部92Bにスペーサ96を介して係合し、出力ギヤ9
2と出力軸71とが一体的に回転し得るようになってい
る。
【0040】また、ケーシング72の内周面72Aとこ
の出力ギヤ92との間には、出力ギヤ92の外周側に形
成された溝部99に位置決めされるシール材であるOリ
ング98が介在されており、このOリング98によりケ
ーシング72と出力ギヤ92との間が封止され、これに
よりアクチュエータ70の内部に水等の液体が浸入しな
いようになる。従って、本実施例では、出力ギヤ92が
駆動部材となる。
【0041】尚、第1実施例及び第2実施例において、
車両に搭載されるエンジンの防振を目的としたが、本発
明は他の用途にも用いられることはいうまでもなく、ま
た、形状等も実施例のものに限定されるものではない。
【0042】他方、第1実施例及び第2実施例におい
て、ロータをモータによって回転させる構成としたが、
本発明はこれに限らず、ロータを回転させるアクチュエ
ータはモータ以外のものであってもよく、バルブもロー
タ以外の弁等を用いることとしてもよい。
【0043】また、第1実施例及び第2実施例におい
て、ロータによりアイドルオリフィス及びシェイクオリ
フィスを開閉する構造としたが、例えばアイドルオリフ
ィスのみ開閉し、シェイクオリフィスを常時開放してお
くような構造としてもよい。この場合、アイドル振動が
生じると内径が狭いシェイクオリフィスは、自然に目詰
まりして、実質的に閉鎖されることになる。
【0044】
【発明の効果】本発明の防振装置用のアクチュエータ
は、以上のように説明した構成とした結果、アクチュエ
ータ内に設置されたシール材で液体の浸入を防ぐことが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振装置用のアクチュエータの第
1実施例が適用される防振装置を示す断面図である。
【図2】本発明に係る防振装置用のアクチュエータの第
1実施例の要部断面を示す図である。
【図3】本発明に係る防振装置用のアクチュエータの第
2実施例の要部断面を示す図である。
【符号の説明】
10 底板 18 内筒 28 隔壁材 30 主液室 32 副液室 36 ロータ(バルブ) 56、58、64、65 通路 60 アイドルオリフィス 62 シェイクオリフィス 70 アクチュエータ 71 出力軸(駆動部材) 72 ケーシング 90 シール材 92 出力ギヤ(駆動部材) 98 Oリング(シール材) 100 防振装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液室間を複数の通路で連通し、こ
    れらの通路の内のすくなくともいずれかを開閉するバル
    ブにより、広範囲な周波数の振動を低減する防振装置に
    用いられる防振装置用のアクチュエータであって、 前記バルブと接続されて前記バルブを作動する駆動部材
    とこの駆動部材を回転可能に支持するアクチュエータの
    ケーシングとの間に、シール材を設置したことを特徴と
    する防振装置用のアクチュエータ。
JP17937593A 1993-07-20 1993-07-20 防振装置用のアクチュエータ Expired - Lifetime JP3344776B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11415336B2 (en) 2017-04-25 2022-08-16 Qingdao Haier Air Conditioner General Corp., Ltd. Method and apparatus for controlling heating operation of air conditioner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11415336B2 (en) 2017-04-25 2022-08-16 Qingdao Haier Air Conditioner General Corp., Ltd. Method and apparatus for controlling heating operation of air conditioner

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