JPH07333644A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JPH07333644A
JPH07333644A JP15307194A JP15307194A JPH07333644A JP H07333644 A JPH07333644 A JP H07333644A JP 15307194 A JP15307194 A JP 15307194A JP 15307194 A JP15307194 A JP 15307194A JP H07333644 A JPH07333644 A JP H07333644A
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JP
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liquid crystal
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Withdrawn
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JP15307194A
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English (en)
Inventor
Osamu Shimizu
治 清水
Minoru Uchiumi
実 内海
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】編集装置への情報記録に使用される情報記録感
度の向上した光センサを用いた編集装置の提供。 【構成】透明な第1の基板と第1の透明電極と光導電層
とを積層し、半導電性であり、光誘起電流増幅作用を有
する光センサと、高分子分散型液晶と第2の透明電極と
を積層して成る情報記録媒体と、前記第1の透明電極と
前記第2の透明電極に電圧を印加する電圧印加手段と、
前記光センサに被写体像を結像する結像手段と、前記情
報記録媒体の任意の箇所に任意の大きさ及び方向で記録
する編集手段と、上記情報記録部材の記録済箇所に対し
て際記録しない駆動手段と、から構成される編集装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に記録さ
れた又は記録しつつある情報を再生、表示し得る編集装
置に係り、また、この情報記録媒体を製版のため版下と
して使用できるようにし得る編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前面に電極が設けられた光導電層からな
る光センサと、その光センサに対向し、後面に電極が設
けられた電荷保持層からなる情報記録媒体とを光軸上に
配置し、両導電層間に電圧を印加しつつ露光し、入射光
学像に応じて、電荷保持層に静電電荷を記録させ、その
静電電荷をトナー現像するかまたは電位読み取りにより
再生する方法は、例えば特開平1─290366号公
報、特開平1─289975号公報に記載されている。
また、前記方法における電荷保持層を熱可塑性樹脂層と
し、静電電荷を熱可塑性樹脂層表面に記録した後加熱
し、熱可塑性樹脂層表面にフロスト像を形成することに
より記録された静電電荷を可視化する方法は、例えば特
開平3─192288号公報に記載されている。
【0003】また、本出願人等は、前記情報記録媒体に
おける情報記録層を高分子分散型液晶層として、前記同
様に電圧印加時露光し、光センサにより形成される電界
により液晶層を配向させて情報記録を行い、情報記録の
再生にあたっては透過光あるいは反射光により可視情報
として再生する情報記録再生方法を、先に特願平4─3
394号、特願平4─24722号、特願平5─266
646号として出願した。この情報記録再生方法は偏光
板を使用しなくとも記録された情報を可視化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような情報記録
方法は、その応用として、撮像装置、プリンタ、複数の
画像記録をレイアウトし、再生、表示する編集方法又は
製版方法等に利用できるものである。ところで、従来の
製版方法においては、次のような欠点があった。 マスクとして用いる透過型フィルムを製作する必要が
ある。 カラー(カラー原稿)の印刷を行う場合には、Y(Yel
low),M(Magenta) ,C(Cyan),K(Black) の4色の版
を作る必要があり、そのために4種のフィルムが必要と
なる。 従来の電子編集(システム)においては、原稿毎に入
力されて作られた大量のデータをレイアウト指示に従っ
て編集するには、コンピュータ上での演算が必要であ
り、処理に時間が掛かるとともに、膨大な量のメモリ
(記憶媒体)を必要とするという欠点があった。
【0005】そこで前記のような情報記録方法を編集方
法又は製版方法等に利用する装置としては、例えば特開
平4─61041号公報にそのような編集装置が記載さ
れている。ところが、こうした編集装置において、さら
に高感度、高解像度の情報記録方法が求められていた。
本発明は、編集装置への情報記録に使用される情報記録
感度の向上した光センサを用いた編集装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明である、透明な
第1の基板と第1の透明電極と光導電層とを積層し、半
導電性であり、光誘起電流増幅作用を有する光センサ
と、高分子分散型液晶と第2の透明電極とを積層して成
る情報記録媒体と、前記第1の透明電極と前記第2の透
明電極に電圧を印加する電圧印加手段と、前記光センサ
に被写体像を結像する結像手段と、前記情報記録媒体の
任意の箇所に任意の大きさ及び方向で記録する編集手段
と、上記情報記録部材の記録済箇所に対して再記録しな
い駆動手段と、から構成される編集装置。第2発明であ
る、前記情報記録媒体の記録済み箇所のうち任意の場所
に記録された情報を消去する消去手段を更に具備した第
1発明記載の編集装置。第3発明である、透明な第1の
基板と第1の透明電極と光導電層とを積層し、半導電性
であり、光誘起電流増幅作用を有する光センサに書き込
まれた情報を高分子分散型液晶の任意の箇所に任意の大
きさ及び方向で記録する編集手段と、前記高分子分散型
液晶に記録した情報を再生又は表示する再生表示手段
と、情報記録媒体又は少なくともこれを構成している高
分子分散型液晶を所望の場所に移動させる移動手段と、
から構成される編集装置。第4発明である、書き込み情
報を記録及び再生する記録再生手段と、書き込み情報を
信号処理する情報処理手段とを更に具備し、その記録再
生手段と情報処理手段との間で、情報の受け渡しをし得
るように構成した第1発明記載の編集装置。第5発明で
ある、印刷用の版下として使用できるような情報記録媒
体を作製することを特徴とする第1〜第3発明記載の編
集装置。
【0007】
【作用】第1発明の編集装置によれば、光センサは透明
な第1の基板と第1の透明電極と光導電層とを積層して
成り、半導電性であり、光誘起電流増幅作用を有する。
また、情報記録媒体は高分子分散型液晶と第2の透明電
極とを積層して成る。従って、電圧印加手段により前記
第1の透明電極と前記第2の透明電極に電圧が印加さ
れ、結像手段により前記光センサに被写体像を結像され
ると、その被写体像は光センサにより光誘起電流に変換
され、前記情報記録媒体に光散乱像として記録される。
この情報記録は高感度、高解像度である。また、編集手
段により前記情報記録媒体の任意の箇所に任意の大きさ
及び方向で記録が行われ、駆動手段により上記情報記録
部材の記録済箇所に対して再記録は行われない。第2発
明の編集装置によれば、第1発明記載の編集装置におい
て更に消去手段を具備し、その消去手段により前記情報
記録媒体の記録済み箇所のうち任意の場所に記録された
情報が消去される。第3発明の編集装置によれば、編集
手段により、透明な第1の基板と第1の透明電極と光導
電層とを積層して成り、半導電性であり、光誘起電流増
幅作用を有する光センサに書き込まれた情報が高分子分
散型液晶の任意の箇所に任意の大きさ及び方向で記録さ
れ、再生表示手段により前記高分子分散型液晶に記録し
た情報が再生又は表示され、移動手段により情報記録媒
体又は少なくともこれを構成している高分子分散型液晶
が所望の場所に移動される。第4発明の編集装置によれ
ば、第1発明記載の編集処理装置において更に記録再生
手段と情報処理手段を具備し、記録再生手段により書き
込み情報が記録及び再生され、情報処理手段により書き
込み情報が信号処理され、その記録再生手段と情報処理
手段との間で、情報の受け渡しがし得る。第5発明の編
集装置によれば、第1〜第3発明記載の編集処理装置に
おいて、印刷用の版下として使用できるような情報記録
媒体が作製される。
【0008】
【実施例】 (実施例1)図1は本発明の編集装置の実施例1の主要
部を示す原理的構成図、図3(A)〜(C)は編集装置
を構成する情報記録媒体(情報記録部)のそれぞれ第1
乃至第3構成例の原理的断面図である。図1中、1は情
報記録部、21はCPU、22、23は情報処理装置、
25はメモリー装置、34はモニタ、35はプリンタ、
39はスクリーン、HM1及びHM2はハーフミラー、
17は読取り装置、18は偏向器、K1は参照光光源、
L1〜L4はレンズ、V1、V2はそれぞれ書込み用及
び消去用の電源、SWは切替えスイッチである。そして
光源K1及びレンズL2等により読出し用光学系2が構
成され、ハーフミラーHM2及びレンズL3等により表
示用光学系3が、更にハーフミラーHM1、レンズL4
等により読取り用光学系5がそれぞれ構成されている。
【0009】なお、情報記録部1に光学情報をあたえる
ための具体的な構成例としては、例えば情報処理装置を
介して入力された書き込み情報を、LEDアレイ31を
使用して情報記録部1表面を図面上右(又は左)方向に
走査する。あるいはレーザーダイオードLD1を2次元
走査するように構成してもよく、更にまた、図2に示す
ように、走査用LEDアレイ31’,レンズL5,及び
ガルバノミラー32を備え、これらを図示の如く組合わ
せて構成することもできる。
【0010】情報記録部(以下単に「記録部」又は「記
録媒体」とも記す)1は図3に拡大して示すように、互
いに対向設置された光導電層66及び記録部材13と、
これらの外側(対向と反対側)にそれぞれ設けられた電
極E1,E2とで構成される。図3(A)の構成例のも
のは光導電層66と記録部材67とが密接しており、同
図(B)の構成例のものは両者がギャップgを介して対
向配置されている。また、同図(C)の構成例はギャッ
プgの箇所に誘電体ミラー68が挿入された積層構造と
なっている。これらの各構成例は、用途によって選択使
用される。記録部材67の具体的素材としては、電荷保
持媒体や光変調材(例えば液晶、メモリー性高分子─液
晶複合膜、PLZT等)、又は両者の組み合わせ、ある
いは電界の強弱により表面形状が変化するフロスト等が
挙げられる。
【0011】なお、両電極E1,E2は、図4にも示す
ように、記録消去電圧制御装置(電源V1,V2)に接
続されて、情報記録部1(の任意の箇所)に記録及び消
去に必要な電圧を供給できるように構成されている。即
ち、書込みの際には図4(A)に示すように、切替えス
イッチSWにより電源V1側を選択接続して両電極間に
正電圧を印加する。消去の際には同図(D)に示すよう
に、電源V2側を選択接続して両電極間に負電圧を印加
する。なお、印加電圧の極性は、記録部材や光導電層の
材料により、適宜選択されるものである。また、同図
(B)に示すように、ニュートラルトとなった場合には
電界が生じないので、被写体Oの電化像(又は光学像)
O’はこの間保持される。
【0012】また別の被写体Qを情報記録媒体1の(電
荷像O’とは異なる)任意の場所に挿入記録する場合に
は、情報記録媒体1が例えばメモリー性高分子─液晶複
合膜を用いて構成されている場合、後述する消去手段を
用いて、挿入したい場所の既記録情報を消去した後、電
極印加電圧を反応閾値電圧付近に設定して記録情報を与
えることで実現でき、電荷保持媒体の場合には、放電電
圧付近に設定して挿入記録する。従って、電源として可
変電圧源V3を使用すると便利である。また、書込み光
に動作点を設定した光量と信号とを加算した光で書込む
と更に安定である。なお、両電極E1,E2に電圧を印
加する電源としては交流電源が使用されることもある。
【0013】ここで、情報記録部1への記録動作等につ
いて原理的に説明する。図4(A)図示の被写体Oの光
学像を、撮像レンズL1により光導電層66に結像させ
る。光導電層66の電気抵抗値は、そこに結像された光
学像の明暗に従って変化する性質があるので、記録部材
が電荷保持媒体である場合、媒体各部の電界強度は、光
導電層66の電気抵抗値のパターンに従って変化し、電
荷保持媒体からの放電によって、被写体Oの光学像に対
応する正(又は負)電荷像が、記録媒体中の誘電体層の
表面に形成される。そして、かかる正(又は負)電荷像
が形成された記録媒体1に対して、外部光源より光を表
面に照射させることにより、照射光を誘電体層中の微粒
子に当てると、微粒子には電子─正孔対が発生する。
【0014】この電子─正孔対と上記負電荷像との間に
生じる電界によって、上記負電荷はトンネル効果により
トンネル電流として誘電体層を突き抜けて微粒子に達
し、微粒子中の電子─正孔対における正孔と中和するか
ら、微粒子は正(又は負)に帯電した状態になり、被写
体Oの光学像に対応する電荷像が、光導電体の微粒子P
Gによって記録された状態となる。なお、記録部材67
の素材として、電荷保存媒体の代わりに、光変調材やフ
ロスト等を使用した場合には、当然記録動作の原理は異
なるが、ここではその詳細な説明を省略する。
【0015】〔編集装置の原理及び動作の説明〕次に、
本発明の編集装置の原理、動作等について、図面を参照
して説明する。書込み情報は、図1及び図2において、
CPU21,情報処理装置22等より、走査用LEDア
レイ31,レンズL5,ガルバノミラー32を介して、
光情報として情報記録部1に与えられる。情報記録部1
の面にて位置画素毎にこれを走査することで任意の画素
(場所)の記録や消去を行える。記録や消去を行った画
素(エリア)をアドレス等を用いてメモリー装置25に
記憶させることにより、記録済みの画素(エリア)に
は、消去動作を経ない限り重記録しないように、CPU
21より制御がかけられる。
【0016】編集状況は、表示用光源K1,ハーフミラ
ーHM1及びレンズL2,L3より成る光学系を用い
て、情報記録部1から反射した光をスクリーン39に投
影させることにより表示できる。また、書込み情報は、
情報処理装置22を介することで、その大きさ、方向を
任意に変えて情報記録部1に与えられるようになってい
る。また編集情報は、前記光源K1(表示用光源を別に
設けても良い)からの光のうち情報記録部1から反射し
た光をハーフミラーHM2で反射させてL4にて集光し
た後、読取り装置17で読取って情報処理装置23に供
給される。
【0017】読取り装置17は例えば光電変換器やCC
D撮像装置等で構成され、情報処理装置23を介して編
集情報をモニタ34やプリンタ35に供給するよう構成
すると便利である。また、CPU21や情報処理装置2
3に再入力し得るよう構成しても構わない。更に、この
読取り信号を用いて、記録済みや消去済みを判断するよ
うに構成することもできる。ところで、原稿に描かれて
いる文字や画像等の情報は、CPU21を介さなくても
良く、後述する実施例3等のように、そのまま直接、情
報記録媒体1に与えてもよいし、媒体1自体を直視する
ハードコピーとして用いることもできる。
【0018】(実施例2)次に、本発明の編集装置の実
施例2について、図5を参照しながら説明する。図5に
おいて、図1に示した前記実施例1と同様な構成要素に
は同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。実施
例2の編集装置の主名特徴は、消去用光学系4(消去用
手段)を更に備えた所にある。これは、記録媒体1の記
録部材67として、メモリー性高分子─液晶複合膜(特
開平1─160058号「情報記録媒体」参照)を使用
した場合に特に好適である。
【0019】消去用光学系4の具体的構成例としては、
同図に示すように、消去用ダイオードLD2,偏向器1
9,及びレンズL6を使用し、レーザーダイオードLD
2からのレーザー光等の電磁放射線を偏向器19,及び
レンズL6及びハーフミラーHM2を介して記録媒体1
の所望の箇所に照射することにより、記録情報の消去を
行うわけである。なお、かかる構成追加のために、実施
例1における情報読取り装置用光学系5(レンズL4,
読取り装置17)は、読出し用光学系2(光源K1,レ
ンズL2)と略同一方向に設置されている。
【0020】ここで、消去手段の具体的な構成例につい
て、図面を参照して説明する。図11は熱消去手段を用
いた構成例の原理図であり、図11(A)が平面状の熱
供給部61を使用する例で、図11(B)がライン状の
熱供給部62を使用する構成例である。これらの熱供給
部61,62は微細加工が施されたそれぞれ平面状及び
ライン状の電熱ヒータ等で構成される。それらのうち、
平面状の熱供給部61はH,V方向印加電圧制御装置7
1で所望の消去位置で消去動作を駆動され、ライン状の
熱供給部62はH方向印加電圧制御装置72で矢印α方
向に走査されながら消去位置及び消去動作を駆動制御さ
れる。またこれらのH,V方向印加電圧制御装置71や
H方向印加電圧制御装置72は、編集(レイアウト)信
号発生部74からの指示により、CPU等で構成される
制御系73からの信号で駆動制御される。
【0021】図12は、平面状の熱供給部61での消去
動作を説明するためのブロック図である。上記H,V方
向印加電圧制御装置71は、より具体的にはV方向印加
電圧制御装置75,H方向印加電圧制御装置76及び同
期回路77で構成され、マトリックス状に並んだ熱供給
部61の各素子に対応する位置の、各H,V方向印加電
圧制御装置75,76の各電極が時系列的に通電され、
それぞれEV,EHなる電圧が電熱ヒータ等に印加され
る。この電圧EV,EHの印加によって電熱ヒータによ
って発生する熱量は単独では消去に必要な熱量を発生し
得る電圧の閾値より低いが、両者を加えると閾値より高
くなるので、所望の素子に対応する箇所の記録媒体1に
記録されている消去対象情報のみを、確実に消去でき
る。
【0022】図13は電界消去手段を用いた構成例の原
理図であり、図13(A)が平面状の電界印加部63を
使用する構成例で、図13(B)がライン状の電界印加
部64を使用する構成例である。これらの電界印加部6
3,64は、微細加工が施されたそれぞれ平面状、ライ
ン状の電極で構成される。その他の各構成及び動作原理
は、上記図11(A),(B)及び図12を用いて説明
した内容と略同じなので、その詳細な説明を省略する。
更に、上記熱消去手段や電界消去手段の他に、図14に
示すように、レーザーダイオードLD4や偏向器19を
備えて、レーザ等の光を走査することで消去するように
構成することもできる。いずれにせよ、これらの消去手
段により、記録媒体1の記録情報を部分的に消去するこ
とで、任意の記録情報を消去して、編集装置11を用い
て、そこに再度情報を記録したり、編集したりすること
もできる。
【0023】(実施例3)次に、本発明の編集装置の実
施例3について、図6を参照しながら説明する。この図
においても、前記実施例1、実施例2と同一構成要素に
は同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。図6
において6は書込み用光学系であり、これはダイオード
LD2,偏向器18,レンズL6O及びビームスプリッ
ター(ハーフミラー)HM3等から成っている。また、
43は原稿38を載置する回転台、24は編集信号入力
装置、25は記録位置等記憶用のメモリー装置、28は
位置検出や位置制御等を行う編集制御装置、44,42
dはレンズL1のズーミング用機構(の一部)、42c
は回転台43を回転させるための回動機構(の一部)で
ある。
【0024】この実施例3において、まず書込み用光学
系6より原稿38に書込み光を照射し、これの反射光を
情報記録部1に与えることにより、書込み情報を記録す
る。その場合、回動機構42c等を動作させて、光学系
6,原稿38,情報記録部1等の相対的位置関係を制御
することにより、情報記録部1の任意の場所に、所望の
大きさと方向を以て記録でき、記録済みの場所には再記
録できないように制御される。その具体的な構成として
は、例えば、ステッピングモータ等のモータ(図示せ
ず)を用いて、機械的に記録媒体1を移動させて、任意
の場所に、原稿情報を記録させる。また、拡大,縮小は
ズーミング機構42dを作動させ、これを編集信号入力
装置24に接続された制御回路(図示せず)により制御
を行う。また、記録済みの場所には再(又は重ね)記録
しないよう、上記制御回路に設けられた、記録位置等を
記録するメモリー装置25を使用する。
【0025】なお、回動機構42cにより原稿38を回
転させる代わりに、図7に示す実施例4の装置13のよ
うに、回転台41を設けて記録媒体1を載置することに
より、回転台41もろともこちらの方を回転させるよう
に構成してもよく、あるいはミラー等の光学系を用い、
これを反転させるように構成して実現することもでき
る。また、かかる機械的な制御の代わりに、図6に示し
たように、レーザーダイオードLD2等からのレーザー
光を偏向器18にて走査し、光学系を介して原稿38に
照射し、この透過(又は反射)光を光学系介して記録部
1に与えるように構成し、上記偏向器18を制御するこ
とにより、記録箇所を制御するように構成してもよい。
【0026】(実施例5)次に、本発明の装置の実施例
5について図8を参照しながら説明する。図8において
も、前記各実施例と同一構成要素には同一符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例5の編集装
置14の主名特徴は、表示用光源K3及びミラーM1.
レンズL3,L4等で構成される表示光学系3を備える
ことにより、記録編集情報を表示できるようにした点に
ある。具体的表示手段としては、情報記録媒体1への書
込み用光学系側、もしくは図8に示すの如く、その反対
側の面に参照光を照射して記録情報を光変調(記録情報
で参照光を変調)し、表示用光学系3を介してスクリー
ン39に投影表示すると、書き込みつつある情報の内容
を確認できて便利である。
【0027】この図示の構成例では、情報記録媒体1か
らの反射光を表示しているが、表示用光源K3を上記記
録媒体1の書込み用光学系側に配置した場合には透過光
を表示したことになるが、いずれの構成でも構わない。
またこの場合、前記読み取り用光源K1を同様の構成に
してもよく、又表示用光源K3と同一物を用いても構わ
ない。なお、図8において、破線で囲んだ箇所8は、編
集部を構成する部分を示す。また、26は位置検出制御
装置であり、これは実施例4の装置13における制御装
置28や回動機構42a〜42c等の構成に相当する。
【0028】図15は、情報記録部(媒体)1に読取り
部51を設けて、記録(されつつある)情報を読取る手
段の一例を示す原理図である。具体的な読取り手段とし
ては、記録媒体1(又は記録部材67)に読取り用光源
K1からの光を(レンズL4を介して)照射し、記録情
報により光変調された記録媒体1からの透過光(又は反
射光)を、編集制御装置28内に設けられた例えば光電
変換装置等に供給し、ここで記録情報を電気信号に変換
させて読み取る。更に、これを情報処理装置23を介し
て、モニタ34又はハードプリンタ(印刷装置)35,
ドラムスキャナ33等に出力するよう構成する。
【0029】光電変換手段としては、CCDや撮像管等
を用いればよく、記録情報を、図15(A)に示すよう
にそのまま面情報として得たり、あるいは図15(B)
に示すようにライン状のCCDセンサ52で面走査して
読み取るように構成することが可能である。なお、記録
媒体1が記録情報を電荷像(電荷情報)として記録する
記録媒体である場合、その電荷量を検出するための電極
センサ等を用いて、記録情報を電気信号に変換するよう
構成される。
【0030】(実施例6)図9に示す本発明の実施例6
の編集装置15は、図15に示した手段により得られた
読取り信号(即ち光電変換装置21で得られた信号)
を、情報処理装置23にて情報処理した後、書込み装置
53に供給して、レーザダイオードLD3からのレーザ
ー光線等を偏向器18で走査して、ビームスプリッタH
M4,レンズL1等の、書込み用光学系6の一部(以上
により書込み装置が構成される)を介して情報処理媒体
1に書込むよう構成した点に特徴がある。これにより、
書込み情報の内容を確認しながら記録、編集できて便利
である。
【0031】(実施例7)図10に示す本発明の実施例
7の編集装置16は、原稿38からの情報を一時的に記
録する、情報一時記録部9を設けた所に最大の特徴があ
る。この情報一時記録部9は、図10に示すように光源
K5及びもう一つの情報記録媒体1’や、ビームスプリ
ッタHM5,光学シャッタ45及びレンズL6,L8等
の光学系を備えて構成される。なお、情報一時記録部9
は複数個設けてもよい。かかる構成において、情報記録
媒体1’に、任意の大きさ及び方向にて原稿情報を一時
記録し、これに前記実施例4の編集装置13等における
制御系を備えて位置制御を行うことにより、情報記録媒
体1の任意の場所に、種々の原稿情報を記録し、編集す
ることができる。なお、情報記録媒体1’用の情報消去
手段としては、前記実施例2の編集装置11に設けられ
た消去手段を備えればよい。また、原稿情報を、CCD
等を用いて電気信号に変換し、前記実施例の情報処理装
置を介して書込む構成としても構わない。
【0032】ところで、今まで説明した各実施例の編集
装置10〜16にて記録,編集された情報記録媒体1
(または記録部材67)を、印刷用の版下として使用す
ることが可能である。かかる版下は、周知の印刷工程に
より、従来の版下を使用した場合と同様にして印刷が行
える。また、外部からの情報(外部入力情報)を、情報
処理装置を介して編集記録したり、原稿情報との合成を
行うよう構成してもよい。なお、記録済み位置を判断し
て再記録を避けるよう構成してもよい。なお、この手段
は本実施例に限られるものではない。なお、以上の各編
集装置10〜16において、原稿38がカラーであり、
かつカラー記録,再生,又は表示したい場合には情報記
録媒体1又は記録部材67等に、図16に示すように、
カラーフィルタ69を対向配置するとよい。図中、70
は指示部材である。なお、図16に示すカラーフィルタ
69は公知のストライプ状フィルタであるが、これに限
らず、例えば公知のアイランド状フィルタでもよく、ま
た、配置位置も図16に示す構成例に限る必要はない。
更にまた、カラーフィルタの色も図16に示すような
R,G,Bの三原色に限らず、C,M,Y等、カラーと
して記録,再生,表示又は編集できるものであれば、図
16に示したものに限定されるものではない。
【0033】かかるカラーフィルタ69を配置した情報
記録媒体1を使用して、カラー原稿38のカラー記録,
再生を行う一実施例を図17に示す。この構成におい
て、光源K1及びK3は、自然光のような、少なくとも
R,G,Bの3原色を含むものを使用する必要がある
が、その他の構成は、以上説明した各構成のものを使用
して、前記同様の方法で書込みや再生等を行えるので、
その詳細な説明は省略する。ここで、少なくとも情報記
録媒体67とカラーフィルタ69とを一体にしておくこ
とで、カラー印刷時には、例えばR,G,Bのカラーフ
ィルターの場合、Y色を印刷したい時には、補色である
B色のフィルターを全面に掛けるとY色の分色原版とな
り、同様にしてM又はC色を各々分色原版として、カラ
ー印刷に用いることができる。その場合の印刷装置の具
体的な構成は公知のものを使用すればよいので、その詳
細な説明は省略する。
【0034】〔光センサ及び情報記録媒体〕次に本発明
における光センサ及び情報記録媒体について説明する。
光センサ87と情報記録媒体88とは空隙を設けて、あ
るいは密着して積層されており、それらの面にほぼ垂直
な方向に電圧が印加されている。図18は本発明の編集
装置において平面形状の光センサ87と情報記録媒体8
8とを密着して積層した場合を示す図である。図18に
おいて、108は密着して積層する場合に用いる誘電体
層である。また、図19は本発明の編集装置において平
面形状の光センサ87と情報記録媒体88とを空隙を設
けて積層した場合を示す図である。図19においては、
被写体である階調スケールが情報記録媒体8に記録され
た状態が図示されている。このことは図示の角度からは
見えないが、図18においても同様である。本発明にお
ける光センサ87と情報記録媒体88とは、図18、図
19の何れの構成であってもよい。
【0035】本発明の光センサの光導電層は単層から構
成されている場合と複数の層から成る積層体から構成さ
れている場合があり、ここでは積層型光センサについて
説明する。図18、図19において81は第1の基材、
82は第1の透明電極、83は光導電層である。また光
導電層83は106の電荷発生層及び107の電荷輸送
層から構成されている。即ち光センサ7は第1の基板
1、第1の透明電極2、電荷発生層106及び電荷輸送
層107から構成されている。また、84は第2の基
板、85は第2の透明電極、86は高分子分散型液晶で
ありこれらから情報記録媒体が構成されている。
【0036】〔光センサの構成及び材料〕まず光センサ
について説明する。光センサにおいて、電荷発生層10
6は電荷発生性物質とバインダーからなる。電荷発生性
物質としては、ピリリウム系染料、アズレニウム系染
料、スクアリリウム塩系染料、フタロシアニン系顔料、
ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、インジゴ系顔料、
ピロール系顔料、アゾ系顔料等の染料、顔料を単独ある
いは複数のものを組み合わせて使用することができる。
バインダーとしては、例えばポリカーボネイト樹脂、ビ
ニルホルマール樹脂、ビニルアセタール樹脂、ビニルブ
チラール樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル─酢酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられ、それぞれ
バインダー樹脂を単独または複数のものを組み合わせて
使用することができる。
【0037】これらの電荷発生剤とバインダーの混合比
は、電荷発生剤1重量部に対してバインダーを0.1〜
10重量部、好ましくは0.2〜1重量部の割合で使用
することが望ましい。電荷発生層は乾燥後膜厚として
0.01〜1μmであり、好ましくは0.1〜0.5μ
mとするとよく、このような膜厚とすることによって良
好な感度と画質を示す。また、先に示した電荷発生性物
質で蒸着可能なものは、バインダーを用いず、単独で成
膜することもできる。
【0038】電荷輸送層107は電荷輸送性物質とバイ
ンダーとからなる。電荷輸送性物質は、電荷発生層で発
生した電荷の輸送特性がよい物質であり、例えば、オキ
サゾール系、チアゾール系、トリフェニルメタン系、ス
チリル系、スチルベン系、ヒドラゾン系、カルバゾール
系、エナミン系、芳香族アミン系、トリフェニルアミン
系、ブタジエン系、多環芳香族化合物系、ビフェニル系
等があり、ホール輸送特性の良い物質とすることが必要
である。
【0039】バインダーとしては、前記した電荷発生層
におけるバインダーと同様のもの、さらにスチレン樹
脂、スチレン─ブタジエン共重合体樹脂、ポリアリレー
ト樹脂、フェノキシ樹脂が使用できるが、好ましくはス
チレン樹脂、スチレンブタジエン共重合体樹脂、ポリカ
ーボネイト樹脂である。バインダーは、電荷輸送性物質
1重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.
1〜1重量部の割合で使用することが望ましい。電荷輸
送層は乾燥後膜厚として1〜50μmであり、好ましく
は3〜26μmとするとよく、このような膜厚とするこ
とによって良好な感度と画質が得られる。
【0040】第1の透明電極82は、情報記録媒体が不
透明であれば透明性を有する必要であるが、情報記録媒
体が透明性を有する場合には透明、不透明いずれでもよ
く、106 Ω・cm以下の比抵抗を安定して与える材
料、例えば金、白金、亜鉛、チタン、銅、鉄、錫等の金
属薄膜導電膜、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸
化チタン、酸化タングステン、酸化バナジウム等の金属
酸化物導電膜、四級アンモニウム塩等の有機導電膜等
を、単独あるいは二種以上の複合材料として用いること
ができる。なかでも酸化物導電体が好ましく、特に酸化
インジウム錫(ITO)が好ましい。
【0041】第1の透明電極82は蒸着、スパッタリン
グ、CVD、コーティング、メッキ、ディッピング、電
界重合等の方法により形成される。またその膜厚は電極
を構成する材料の電気特性、および情報記録の際の印加
電圧により変化させる必要があるが、例えばITO膜で
は10〜300nm程度であり、情報記録層との間の全
面、あるいは任意のパターンに合わせて形成される。ま
た、二種類以上の材料を積層して用いることもできる。
【0042】第1の基板81は、後述する情報記録媒体
が不透明であれば透明性を有することが必要であるが、
情報記録媒体が透明性を有する場合には、透明不透明い
ずれでもよく、カード、フィルム、テープ、シート、デ
ィスク等の形状を有し、光センサを強度的に支持するも
のである。例えば可撓性のあるプラスティックフィル
ム、あるいはガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリメチルアクリレート、ポリエステル、ポリカー
ボネート等のプラスチックシート、カード等の剛体が使
用される。なお、基板の電極13が設けられる面の他方
の面には、電極13が透明であれば必要に応じて反射防
止効果を有する層を積層するか、または反射防止効果を
発現し得る膜厚に透明基板を調整するか、更に両者を組
み合わせることにより反射防止性を付与するとよい。
【0043】光導電層には電子受容性物質、増感色素、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を添加してもよ
い。電子受容性物質および増感色素にはベース電流の調
整、ベース電流の安定化、増感等の作用がある。それぞ
れ光導電性物質1重量部に対して0.001〜10重量
部、好ましくは0.01〜1重量部の割合で添加され
る。0.001重量部よりも少ないと作用を示さず、1
0重量部より多い場合には、画質に悪影響を与える。以
上で本発明の光センサの構成及び材料の説明を終える。
【0044】〔積層型光センサの作製〕次に、積層型光
センサの作製方法について説明する。充分洗浄した厚さ
1.1mmのガラス基板上に、スパッタリングにより面
積抵抗80Ω/□、膜厚100nmのITO膜を成膜
し、電極を得た。電極をスクライバー洗浄機(商品名プ
レートクリーナー モデル602 ウルトラテック社)
にて、純水噴射2秒、スクライバー洗浄20秒、純水リ
ンス15秒、高速回転による水分の除去25秒、赤外線
乾燥55秒の洗浄処理を2回行った。その電極上に電荷
発生性物質として下記表1に示す構造を有するビスアゾ
顔料3重量部、塩化ビニル─酢酸ビニル混合樹脂(電気
化学工業製 デンカビニル#1000Dとアルドリッチ
社製 18、325.89J 酢酸ビニル樹脂との7
5:25の混合物)1重量部とを、1,4─ジオキサン
98重量部、シクロヘキサノン98重量部と混合し、混
合機により充分に混練を行い塗布液とし、スピンナーに
て1400rpm、0.4秒でコーティングした。
【0045】
【化1】 その後、塗膜の表面に皮膜が形成されて、表面が付着し
なくなるまでの間、無塵下で放置しレベリング乾燥を行
った後、100℃、1時間乾燥して膜厚300nmの電
荷発生層を積層した。
【0046】この電荷発生層上に電荷輸送性物質として
下記表2に示す構造のブタジエン誘導体(アナン製 T
─405)50重量部とスチレン─ブタジエン共重合体
樹脂(電気化学工業製 クリアレン730L)10重量
部とをクロロベンゼン68重量部、1,1,2─トリク
ロロエタン136重量部とを均一に溶解し塗布液とし
た。
【0047】
【化2】 その塗布液を用い、スピンナーにて350rpm、0.
4秒でコーティングし、塗膜の表面に皮膜が形成され
て、塗膜の表面が付着しなくまるまでの間、無風下で放
置しレベリング乾燥を行った後、80℃2時間乾燥して
電荷輸送層を積層し、電荷発生層と電荷輸送層とからな
る膜厚20μmの光導電層を有する本発明光センサを製
作し、室温、相対湿度60%以下の暗所において3日間
エージングを行った。
【0048】〔情報記録媒体の構成及び材料〕次に情報
記録媒体82の構成及び材料について説明する。まず、
本発明における情報記録媒体としては、その情報記録層
が高分子分散型液晶とする場合が挙げられる。高分子分
散型液晶は液晶相中に樹脂粒子が分散した構造を有して
いるが、液晶材料は、スメクチック液晶、ネマチック液
晶、コレステリック液晶あるいはこれらの混合物を使用
することができる。液晶としては、その配向性を保持
し、情報を永続的に保持させる、いわゆるメモリー性の
観点から、スメクチック液晶を使用することが好まし
い。
【0049】スメクチック液晶としては、液晶性を呈す
る物質の末端基の炭素基が長いシアノビフェニル系、シ
アノターフェニル系、フェニルエステル系、更にフッ素
系等のスメクチックA相を呈する液晶物質、強誘電性液
晶として用いられるスメクチックC相を呈する液晶物
質、あるいはスメクチックH、G、E、F等を呈する液
晶物質等が挙げられる。
【0050】樹脂粒子を形成する材料としては、例え
ば、紫外線硬化型樹脂であって、モノマー、オリゴマー
の状態で液晶材料と相溶性を有するもの、あるいはモノ
マー、オリゴマーの状態で液晶材料と共通の溶媒に相溶
性を有するものを好ましく使用できる。このような紫外
線硬化樹脂としては、例えばアクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル等が挙げられる。その他、液晶材料と
共通の溶媒に相溶性を有する溶媒可溶型の熱硬化性樹
脂、例えばアクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリスチレン樹脂、およびこれらを主体とした
共重合体等、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を使用し
てもよい。
【0051】液晶材料と樹脂の使用割合は、液晶の含有
率が10重量部%〜90重量部%、好ましくは40重量
部%〜80重量部%となるようにして使用するとよく、
10重量部%未満であると情報記録により液晶相が配向
しても光透過性が低く、また、90重量%を超えると液
晶のしみ出し等の現象が生じ、画像むらが生じ好ましく
ない。情報記録層の膜厚は解像性に影響を与えるので、
乾燥後膜厚0.1μm〜10μm、好ましくは3μm〜
8μmとするとよく、高解像性を維持しつつ、動作電圧
も低くすることができる。膜厚が薄すぎると情報記録部
のコントラストが低く、また、厚すぎると動作電圧が高
くなるので好ましくない。以上で本発明の情報記録媒体
の構成及び材料の説明を終える。
【0052】〔情報記録媒体の作製〕次に、情報記録媒
体の作製方法について説明する。厚さ1.1mmのガラ
ス基板上に導電層として、膜厚100nmのITO膜を
スパッタリングにより成膜し、電極を得た後、表面洗浄
を行った。この電極上に、多官能性モノマー(ジペンタ
エリストールヘキサアクリレート、東亜合成化学製、M
−400)40重量部、光硬化開始剤(2─ヒドロキシ
─2─メチル─1─フェニルプロパン─1─オン、チバ
ガイギー社製、ダロキュア1173)2重量部、液晶を
50重量部(そのうちスメクチック液晶(メルク社製、
S─6)が90%、ネマチック液晶(メルク社製、E3
1LV)が10%)、界面滑性剤(住友スリーエム社
製、フロラードFC─430)3重量部キシレン96重
量部中に均一に溶解して得た塗布液を、50μmのギャ
ップを設けたブレードコーターを用いてコーティングし
た後、47℃で3分間乾燥し、次いで47℃で2分間減
圧乾燥を行い、直ちに0.3J/cm2 の赤外線照射に
よって塗布膜を硬化させ、膜厚6μmの情報記録層を有
する情報記録媒体を得た。情報記録層面を熱メタノール
を用いて液晶を抽出し、乾燥させた後、走査型電子顕微
鏡(日立製作所製 S−800)で1000倍で内部構
造を観測したところ、層の表面は0.6μm紫外線硬化
樹脂で覆われ、層内部には連続層を成す液晶相中に、粒
径0.1μmの樹脂粒子相が充填した構造を有している
ことがわかる。
【0053】〔一体型の中間層の構成及び材料〕前述の
ように図18の構成は、図19の構成における光センサ
と情報記録媒体とを誘電体層108を介して対向配置
し、直接積層した一体型としたものである。第2の情報
記録システムは、光センサにおける光導電層が溶媒を使
用して塗布形成される場合に特に適しており、光導電層
上に情報記録層を直接塗布形成すると、それらの相互作
用により情報記録層における液晶が溶出したり、また、
情報記録層形成用の溶媒により光導電材料が溶出するこ
とによる画像ムラを防止することができ、また光センサ
と情報記録媒体との一体化を可能とするものである。
【0054】誘電体層108は、その形成にあたって、
光導電層形成材料、情報記録層形成材料にいずれに対し
ても溶解性を有しないことが必要であり、また導電性を
有しないことが必要である。導電性を有する場合には、
空間電荷の拡散が生じ、解像度の劣化が生じることから
絶縁性が要求される。また、誘電体層は液晶層にかかる
分配電圧を低下させたり、あるいは解像性を悪化させる
ので、膜厚は薄い方が好ましく、2μm以下とするとよ
いが、逆に薄くすることにより、経時的な相互作用によ
る画像ノイズの発生ばかりでなく、積層塗布する際にピ
ンホール等の欠陥による浸透の問題が生じる。ピンホー
ル等の欠陥による浸透性は積層塗布する材料の固形分比
率、溶媒の種類、粘度により異なるので、積層塗布され
るものの膜厚は適宜設定されるが、少なくとも10μm
以下の膜厚とするとよく、好ましくは0.1μm〜3μ
mとするとよい。さらに、各層に掛かる電圧分配を考慮
した場合、薄膜化と共に誘電率の高い材料が好ましい。
【0055】誘電体層108を形成する材料としては、
無機材料ではSiO2 、TiO2 、CeO2 、Al2
3 、Si3 4 AiN、TiN、MgF2 、ZnS、二
酸化珪素と二酸化チタンとの組み合わせ、硫化亜鉛と弗
化マグネシウムの組み合わせ、酸化アルミニウムとゲル
マニウムの組み合わせ等を使用し、蒸着法、スパッタ
法、化学蒸着(CVD)法等により積層して形成すると
よい。また、有機溶剤に対して相溶性の少ない水溶性樹
脂、例えばポリビニルアルコール、水系ポリウレタン、
水ガラス等の水溶液を使用し、スピンコート法、ブレー
ドコート法、ロールコート法等により積層してもよい。
更に、塗布可能なフッ素樹脂を使用してもよく、この場
合にはフッ素系溶剤に溶解し、スピンコート法により塗
布するか、またブレードコート法、ロールコート法等に
より積層してもよい。
【0056】塗布可能なフッ素樹脂としては、例えば特
開平4─24728号公報等に開示されたフッ素樹脂、
更に真空系で膜形成されるポリパラキシリレンやポリビ
ニルアルコール等の有機材料を好ましく使用することが
できる。以上、情報記録媒体として、情報露光による記
録を液晶の配向により可視化した状態とするものである
が、液晶と樹脂との組合せを選ぶことにより、一旦配向
し、可視化した情報は消去せず、メモリ性を付与するこ
とができる。また、等方相転移付近の高温に加熱する
と、メモリ性を消去することができるので、再度の情報
記録に使用することができる。以上により本発明の一体
型における中間層の構成及び材料の説明を終える。
【0057】〔情報記録媒体の温度特性〕次に本発明で
使用される情報記録媒体の温度特性について説明する。
図20は本発明で使用される情報記録媒体の温度特性の
一例を示す図である。図20において、横軸は高分子分
散型液晶6に印加される電圧(Volt)であり、縦軸
は変調率(%)を表している。変調率とは、光学的に情
報記録媒体の記録情報を読み出す場合において、最大の
光透過状態における検出器の出力を100%とし、最大
の光散乱状態における検出器の出力を0%としたスケー
ルを、検出器の出力に与えたものである。図に示すよう
に、電圧の変化に対して急峻に変調率が変化するのは、
感度が極めて高いことを示している。一方温度に対する
変調率の特性変化は、温度が変化するような環境で使用
する場合に温度、電圧等の制御を行うように構成するこ
とを示している。また、このような特性を利用して記録
された情報を消去することが可能であることも示してい
る。本発明においては、このような情報記録媒体の特性
を考慮して、使用時の温度条件、電圧条件等の具体的な
設定が行われる。
【0058】〔光センサの光誘起電流増幅作用〕次に本
発明の特徴の一つである光センサ87の光誘起電流増幅
作用について説明する。光センサへの光パターン照射時
において光センサは導電性が発現し、情報記録媒体に分
与される電圧または付与される電荷量が経時的に増幅さ
れる。また、光照射を終了した後でも電圧を印加し続け
ると、光センサはその発現した導電性を緩和減衰的に持
続し、引き続き情報記録媒体に分与される電圧または付
与される電荷量が経時的に増幅される。そしてこれら電
圧と電荷量は、光センサに照射された光パターンと同形
の電圧パターン、電荷量パターンを形成し、更に必要に
応じて可視パターン等に媒体変換が行われて情報記録媒
体に記録される。
【0059】光センサにおける、上記付与される電荷量
の経時的増幅作用、即ち“光誘起電流増幅作用”につい
て更に詳細を説明する。次のように光センサ及び測定装
置を構成し、その光センサの光誘起電流増幅作用を測定
する。透明ガラス上にITO電極を設け、その電極上に
光導電層を形成し、更にその光導電層上に0.16cm
2 の金電極を形成する。そして、この両電極間にITO
電極を正極として直流の一定電圧を印加するとともに、
電圧印加開始後0.5秒後に基板側から0.033秒間
光照射し、測定時間中の光センサにおける電流値の挙動
を、光照射開始時(t=0)から測定する。なお照射光
は、キセノンランプ(浜松ホトニクス社製L2274)
を光源に、図21に示す特性のグリーンフィルター(日
本真空光学社製)により、緑色光を選択して照射し、照
射光強度を照度計(ミノルタ社製)で測定し、20ルッ
クスのものとする。
【0060】この光強度で光照射した時、光源のパワー
スペクトル、透明基材、ITO膜の光透過率、フィルタ
ーの分光特性を考慮すると、光導電層には4.2×10
11個/cm2 秒のフォトンが入射する。そして、入射し
たフォトンが全て光キャリアに変換されると、理論的に
は光電流としては単位面積当たり1.35×10-6A/
cm2 の電流が発生する。
【0061】ここで、前記測定装置により測定する場合
に、理論的光電流に対して、光センサで実際に発生した
光誘起電流の場合(光センサで実際に発生した光誘起電
流値/理論的光電流値)をその光センサにおける量子効
率と定義する。また光誘起電流とは、光照射部の電流値
から光を照射しない場合部分で流れる電流であるベース
電流値を差し引いたものであり、光照射中あるいは光照
射後もベース電流以上の光照射に起因する電流が流れる
ものをいい、いわゆる光電流とは相違する。本発明の光
センサにおける光誘起電流増幅作用とは、このような光
誘起電流の挙動のことであると定義する。
【0062】本発明における光誘起電流増幅作用を有す
る光センサと、光誘起電流増幅作用を有しない光センサ
(以下比較センサという)とを、前記測定装置での測定
結果を使用して説明する。まず、比較センサについての
測定結果を図22に示す。図22において、(m)線
は、前記理論値(1.35×106 A/cm2 )を示す
参考線で、光照射を0.033秒間行い、光照射後も電
圧印加を継続した状態を示す。(n)線は光誘起電流増
幅作用を有しない光センサの実測線で光照射中の量子効
率の変化を図23に示す。
【0063】これに対して、本発明における光センサ
は、一例として図24に示すように光照射時は光誘起電
流が増加し、量子効率の関係を示す図25から明らかな
ように、約0.01秒で量子効率は1を超え、その後も
量子効率は増加を続けることがわかる。また、比較セン
サでは光照射終了と同時に光電流が急激に減衰するた
め、光照射後継続して電圧印加しても光情報として有効
な電流は得られない。これにたいして本発明の光センサ
においては、光照射後も電圧印加を継続することのより
光誘起電流が継続して流れ、引き続いて光誘起電流を取
り出すことができ、光情報をつづけて得ることができ
る。この作用を緩和型導電性と定義する。以上で本発明
における光センサの光誘起電流増幅作用についての説明
を終える。
【0064】〔光センサの半導電性〕本発明の光センサ
は、その光導電層が暗時において半導電性材料であり、
流れる電流密度から暗時の比抵抗が109 〜1013Ω・
cmであることが好ましい。特に、比抵抗が1010〜1
11Ω・cmのもので増幅作用が顕著である。比抵抗が
1013Ω・cmよりも大きい光センサでは、105 〜1
6 V/cmの電界強度範囲では本発明の光センサのよ
うな増幅作用を示さない。また、比抵抗が10 9 Ω・c
m未満の光センサでは、電流が非常に多く流れ、電流に
よるノイズが発生し易く好ましくない。
【0065】これに対して、一般の電子写真用で用いら
れている有機感光体には、暗時において絶縁性材料であ
る暗時の比抵抗が1014〜1016Ω・cmの材料が用い
られている。従って、本発明の光センサを電子写真に用
いた場合は、電子写真の目的を達することができない。
また、一般の電子写真において用いられる有機感光体
は、本発明の光センサに使用した場合は、本発明の目的
を達することができない。
【0066】また、情報記録媒体における情報記録層が
特に高分子分散型液晶である場合には、液晶の動作電圧
領域に光センサの感度を設定することが必要である。即
ち、最大露光部において情報記録媒体に印加される電圧
(明電位)と最小露光部において情報記録媒体に印加さ
れる電圧(暗電位)との間の電圧であるコントラスト電
圧は、情報記録媒体における高分子分散型液晶の動作電
圧領域に含まれ、所定の動作振幅が得られる大きさをと
ることが必要となる。そのため、例えば光センサの最小
露光部の液晶層に印加される暗電位は、液晶の動作開始
電位程度に設定する必要がある。したがって、情報記録
媒体の抵抗率が常温で1010〜1013Ω・cmであり、
光センサに105 〜106 V/cmの電界が与えられた
状態で、10-4〜10-7A/cm2 のベース電流が生じ
る程度の導電性が要求され、好ましくは10-5〜10-6
A/cm2 の範囲がよい。
【0067】ベース電流が10-7A/cm2 未満の光セ
ンサでは高分子分散型液晶層が最大露光状態でも配向せ
ず、また10-4A/cm2 以上のベース電流での光セン
サでは液晶層が最小未露光状態でも電圧印加と同時に大
きな電流が流れ、高分子分散型液晶が配向してしまう。
従って、露光したとしても露光量による透過率の差が得
られない。また、液晶の種類によって動作電圧および範
囲が異なるものもあるので、印加電圧および電圧印加時
間を設定するにあたっては、情報記録媒体における電圧
配分を考慮する必要がある。以上で本発明の光センサの
半導電性についての説明を終える。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の編集装置
によれば、光誘起電流増幅作用を有する光センサを用い
ており高感度であり、またその光センサと高分子分散型
液晶を構成要素とする情報記録媒体とを組み合わせたこ
とにより高解像度の記録が行える。また第1発明の編集
装置によれば、編集手段により前記情報記録媒体の任意
の箇所に任意の大きさ及び方向で記録が行われ、駆動手
段により上記情報記録部材の記録済箇所に対して再記録
は行われない。また第2発明の編集装置によれば、第1
発明記載の編集装置において更に消去手段を具備し、そ
の消去手段により前記情報記録媒体の記録済み箇所のう
ち任意の場所に記録された情報が消去される。また第3
発明の編集装置によれば、編集手段により、透明な第1
の基板と第1の透明電極と光導電層とを積層し、半導電
性であり、光誘起電流増幅作用を有する光センサに書き
込まれた情報が高分子分散型液晶の任意の箇所に任意の
大きさ及び方向で記録され、再生表示手段により前記高
分子分散型液晶に記録した情報が再生又は表示され、移
動手段により情報記録媒体又は少なくともこれを構成し
ている高分子分散型液晶が所望の場所に移動される。ま
た第4発明の編集装置によれば、第1発明記載の編集処
理装置において更に記録再生手段と情報処理手段を具備
し、記録再生手段により書き込み情報が記録及び再生さ
れ、情報処理手段により書き込み情報が信号処理され、
その記録再生手段と情報処理手段との間で、情報の受け
渡しがし得る。また第5発明の編集装置によれば、第1
〜第3発明記載の編集処理装置において、印刷用の版下
として使用できるような情報記録媒体が作製される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編集装置(実施例1)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図2】情報記録部に光情報を与える一構成例を示す簡
略斜視図である。
【図3】図3(A)〜(C)は編集装置を構成する情報
記録媒体(情報記録部)のそれぞれ第1乃至第3構成例
の原理的断面図である。
【図4】図4(A)〜(D)はそれぞれ情報記録部への
記録(書込み),保持,重ね書き,及び消去の各動作を
示す原理図である。
【図5】本発明の編集装置(実施例2)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図6】本発明の編集装置(実施例3)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図7】本発明の編集装置(実施例4)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図8】本発明の編集装置(実施例5)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図9】本発明の編集装置(実施例6)の主要部を示す
原理的構成図である。
【図10】本発明の編集装置(実施例7)の主要部を示
す原理的構成図である。
【図11】図11(A),(B)は本発明の編集装置
(実施例2)の消去部を熱消去手段で構成した各実施例
の原理的構成図である。
【図12】具体的な消去方法の説明用原理図である。
【図13】図13(A),(B)は同じ消去部を電化し
消去手段で構成した各実施例の原理的構成図である。
【図14】消去部を光消去手段で構成した実施例の原理
図(斜視図)である。
【図15】図15(A),(B)は情報記録媒体自体に
読取り部を設けて記録情報を読み取る手段の一例を示す
原理図である。
【図16】カラーフィルターを表面に設けた情報記録部
の一実施例を示す拡大斜視図である。
【図17】原稿をカラー記録,再生し得る構成の一実施
例の主要部を示す模式図である。
【図18】本発明の編集装置において平面形状の光セン
サと情報記録媒体とを密着して積層した場合を示す図で
ある。
【図19】本発明の編集装置において平面形状の光セン
サと情報記録媒体とを空隙を設けて積層した場合を示す
図である。
【図20】本発明で使用される情報記録媒体の温度特性
の一例を示す図である。
【図21】本発明で使用されるグリーンフィルターの特
性を示す図である。
【図22】本発明における光センサとは異なり、光誘起
電流増幅作用を有しない従来のセンサについての測定結
果を示す図である。
【図23】光誘起電流増幅作用を有しない光センサの光
照射中の量子効率の変化を示す図である。
【図24】本発明における光誘起電流増幅作用を有する
光センサにおいて、光照射時の光誘起電流の増加を示す
図である。
【図25】本発明における光誘起電流増幅作用を有する
光センサにおいて、光照射時の光誘起電流の量子効率を
示す図である。
【符号の説明】
1,1’ 情報記録部(媒体) 2 読出し用光学系 3 表示用光学系 4 消去用光学系 5 読取り用光学系 6 書込み用光学系 8 編集部 9 情報一時記録部 10〜16 編集装置 17 読取り部 18,19 偏向器 21 光電変換装置 22,23 情報処理装置 24 編集信号入力装置 25 メモリー装置 26 位置検出制御装置 27 制御装置 28 編集制御装置 29 編集制御系 30 制御系 31,31’ 走査用LEDアレイ 32 ガルバノミラー 33 ドラムスキャナー 34 モニタ 35 プリンタ 38 原稿 39 スクリーン 41,43 回転台 42a〜42c 回転機構 42d ズーミング機構 45 光学シャッタ 51 読取り部 52 CCDセンサ 53 書込み装置 61,62熱供給部 63,64電界印加部 66 光導電層 67 記録部材 68 誘電体ミラー 69 カラーフィルタ 70 支持部材 71 H,V方向印加電圧制御装置 72 H方向印加電圧制御装置 73 制御系 74 編集 75 V方向消去用電圧制御装置 76 H方向消去用電圧制御装置 77 同期回路 81 第1の基板 82 第1の透明電極 83 光導電層 84 第2の基板 85 第2の透明電極 86 高分子分散型液晶 87 光センサ 88 情報記録媒体 106 電荷発生層 107 電荷輸送層 108 誘電体層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な第1の基板と第1の透明電極と光導
    電層とを積層し、半導電性であり、光誘起電流増幅作用
    を有する光センサと、高分子分散型液晶と第2の透明電
    極とを積層して成る情報記録媒体と、前記第1の透明電
    極と前記第2の透明電極に電圧を印加する電圧印加手段
    と、前記光センサに被写体像を結像する結像手段と、前
    記情報記録媒体の任意の箇所に任意の大きさ及び方向で
    記録する編集手段と、上記情報記録部材の記録済箇所に
    対して再記録しない駆動手段と、から構成されることを
    特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】前記情報記録媒体の記録済み箇所のうち任
    意の場所に記録された情報を消去する消去手段を更に具
    備したことを特徴とする、請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】透明な第1の基板と第1の透明電極と光導
    電層とを積層し、半導電性であり、光誘起電流増幅作用
    を有する光センサに書き込まれた情報を高分子分散型液
    晶の任意の箇所に任意の大きさ及び方向で記録する編集
    手段と、前記高分子分散型液晶に記録した情報を再生又
    は表示する再生表示手段と、情報記録媒体又は少なくと
    もこれを構成している高分子分散型液晶を所望の場所に
    移動させる移動手段と、から構成されることを特徴とす
    る編集装置。
  4. 【請求項4】書き込み情報を記録及び再生する記録再生
    手段と、書き込み情報を信号処理する情報処理手段とを
    更に具備し、その記録再生手段と情報処理手段との間
    で、情報の受け渡しをし得るように構成したことを特徴
    とする請求項1記載の編集装置。
  5. 【請求項5】印刷用の版下として使用できるような情報
    記録媒体を作製することを特徴とする請求項1〜3記載
    の編集装置。
JP15307194A 1994-06-13 1994-06-13 編集装置 Withdrawn JPH07333644A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299016A (ja) * 2007-08-03 2007-11-15 Fujitsu Ltd 記録装置
EP2296040A1 (en) 2001-07-05 2011-03-16 Fujifilm Corporation Positive photosensitive composition

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EP2296040A1 (en) 2001-07-05 2011-03-16 Fujifilm Corporation Positive photosensitive composition
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