JPH0732920A - 車両用シート傾動装置 - Google Patents

車両用シート傾動装置

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Publication number
JPH0732920A
JPH0732920A JP19670493A JP19670493A JPH0732920A JP H0732920 A JPH0732920 A JP H0732920A JP 19670493 A JP19670493 A JP 19670493A JP 19670493 A JP19670493 A JP 19670493A JP H0732920 A JPH0732920 A JP H0732920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
pin
frame
vehicle
bell crank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19670493A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Hoshihara
直明 星原
Kunio Nishiyama
国男 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP19670493A priority Critical patent/JPH0732920A/ja
Publication of JPH0732920A publication Critical patent/JPH0732920A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シートを横方向に傾動させる動力伝達系の垂
直平面の動きと、仮想中心を回転中心とするシートの傾
きとを抵抗なく調整する。 【構成】 垂直上下動するベルクランク3と円弧運動す
るシートクッション側部材18とをピン20、ボールベ
アリング21とスプリング24を用いて支持し、ピン2
0をベルクランク3に対して軸心方向に移動および傾動
自在とした車両用傾動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のシートを横方
向に傾動させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートを横方向(即ち幅方向)に
傾動させ、乗員の車両への出入りを容易にしたり、又、
横Gに対して乗員の姿勢を安定させることが成される。
たとえば、実開平2−68220号公報に開示される装
置は、車体とシートの左右とを対のリンク部材で連結
し、各リンク部材をシートの幅方向のみに移動自在なロ
ッドに結合させる構成を有し、ロッドの動き方向に応じ
て、リンクがシートの左右の一方を上向きに他方を下向
きとなるよう、シートの前後方向の軸まわりに移動さ
せ、シートの傾動状態を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、リンク部
材とシートクッションフレームとを結合させる部分に、
リンク部材とシートクッションフレームとの運動方向の
違いを吸収する手段として長穴を用いているが、寸法精
度上の関係で運動伝達時のガタ付きと抵抗増となり、円
滑なシート傾動操作が得られない。それ故に、本発明
は、前述した従来技術の不具合を解消させることを解決
すべき課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
解決のために、基本的には、シートクッション側部材
と、傾動力伝達部材にして垂直平面内を回動する部材と
をボールベアリングを介して結合させる手段を用いる。
【0005】具体的には、本発明は、車体フロアー側の
フレームと、該フレームの上方に位置しシートクッショ
ンを支持する部材と、駆動源からの回転運動を伝達し且
つフレームの後方両側片に支持された対のベルクランク
と、シートクッション支持部材とベルクランクとを結合
させるピンと、ピンとシートクッション支持部材とを固
定させる手段と、ピンとベルクランクとの間に介在させ
た軸受と、軸受とピンヘッドとの間のスプリングとを有
する車両用シート傾動装置を提供する。
【0006】
【作用】傾動力伝達機構が垂直平面内を上下動するのに
対し、シートクッション側部材が円運動をなし、両者の
動きに位相差が出るが、長穴を使うことなくこれをピン
と軸受とが吸収するので、ガタ付きがなくシートの傾動
は円滑になされる。
【0007】
【実施例】シートクッションフレーム1は、スチール製
の枠形をなし、その左右側片の前方部内側にセクタギヤ
2を回動自在に支持する。さらに、その左右側片の後方
部内側にベルクランク3の中央部を回動自在に支持させ
る。セクタギヤ2の上向きのアーム4と、ベルクランク
3の下向き片5をコイルスプリング6を介して連結し、
セクタギヤ2のピン7を中心とした回動運動を、該コイ
ルスプリング6を介して、ベルクランク3に伝達可能と
する。
【0008】セクタギヤ2の取付位置より後方であって
シートの横方向に延在するよう中空バー8の両端をフレ
ーム1の左右側片に固着する。バー8の左右にバーに対
して回動自在に対のブラケット9を配し且つ該ブラケッ
ト9の側方にバー8に巻回されたスプリング10を配
し、スプリング10の一端をブラケット9に結合させ
る。スプリング10の他方の端部11をセクタギヤ2の
方向へ延在させる。各ブラケット9をリンク12を介し
てセクタギヤ2に連結する。
【0009】セクタギヤ2とバー8との間に、バー8と
平行に回転軸13を配す。回転軸13の両端をフレーム
1の左右側片に回転自在に支持させる。回転軸13は、
バー8に支持された減速ギヤ付電動モータ14と協働
し、モータ14の回転方向と回転量に応じた回転をな
す。回転軸13の左右に対のピニオン15を固定し、一
方のピニオン15をセクタギヤ2に直接噛合せ、他方の
ピニオン15をアイドルギヤ16を介してセクタギヤ2
に噛合せる。図4に示すように、セクタギヤ16は、セ
クタギヤ2の背後のバックプレート17とフレーム1と
で支持し、バックプレート17は、さらに、ピン7によ
りフレーム1にセクタギヤ2と共に支持される。
【0010】フレーム1の上方にクッションパン18を
配し、このクッションパン18の左右側片の前部をバー
8に巻回されたコイルスプリング10の端部11に連結
し、その後部をベルクランク3の上向き片19の先端に
支持させる。
【0011】ベルクランク3の上向き片19とクッショ
ンパン18との結合は、両者18,19を結合させるピ
ン20まわりにボールベアリング21を配し、このボー
ルベアリング21を上向き片19に軸支させ、さらにボ
ールベアリング21の内方のピン段部にワッシャーを介
してクッションパン18の左右側片をナット22で締付
ける手段を用いる。ボールベアリング21とピンヘッド
23との間にスプリング24を介在させる。図5に示す
ように、クッションパン18は仮想中心点Pまわりに円
運動をするが、リンク19は垂直上下動する。この円運
動と垂直上下動によるクッションパン18と上向き片9
との位相差を吸収するため、ボールベアリング21に対
しピン21がスプリング24の付勢力に抗して移動し、
この位相差を吸収する。尚、クッションパン18の左右
側片は、ピン21の段部にナット22で締付けられてい
るので、ピン21に対し動くことはない。
【0012】次に、操作について述べる。乗降時又は横
Gを受けてシートクッションを一側方に傾ける必要が生
じたとき、電動モータ14をオンにし、回転軸13を回
転させる。図1でみて回転軸13を時計方向に回転させ
たとすると、右側のピニオン15が同方向に回動し、右
側のセクタギヤ2を反時計方向に回動させる。このた
め、ベルクランク3も時計方向に回動し、その上向き片
19を上昇させ、クッションパン18の右側を立上らせ
る。一方、左側のピニオン15の回転運動は、アイドル
ギヤ16を介して左側のセクタギヤ2に伝達され、該セ
クタギヤ2を時計方向に回動させる。この動きは、左側
のベルクランク3へ伝達されベルクランク3を反時計方
向に回動させる。即ち、クッションパン18の左側を下
降させる。かくして、クッションパン18が右上り左下
りの傾きとなる。
【0013】逆のシートクッションの傾きを欲するとき
は、回転軸13を反時計方向に回転させる。両セクタギ
ヤ15,15の回動運動は、リンク12とブラケット9
を介してコイルスプリング10に伝達され、セクタギヤ
15,15の動きは、コイルスプリング10,10の付
勢力を受けることになる。コイルスプリング10,10
のクッションパン18の上向き方向の動きを付勢し、下
向き方向の動きに対しエネルギー吸収を行なう。クッシ
ョンパン18の前方はスプリング10,10、その後方
はスプリング6,6の弾性力で支えられるので、クッシ
ョンパン18は弾力的にフレーム1に支持されることに
なる。
【0014】図6にシート25を左右に傾動させたとき
の乗員26の姿勢を示す。
【0015】
【効果】本発明では、傾動伝達機構をシートクッション
両側内に側方張出しなく納め得るので、乗員のためのス
ペースを大きく取れる。又、ベルクランクとシートクッ
ション側部材との結合に改良を加えたので、結合点のス
トロークを大とし、シート傾動角を大きくできる。さら
に、ピンをベルクランクに対し軸心方向に摺動自在とし
たので、軸受をピンに対し1個使用すれば良いという利
点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のシート傾動装置の分解斜視図で
ある。
【図2】フレーム右側のシート傾動力伝達系を示す側面
図である。
【図3】フレーム左側のシート傾動力伝達系を示す側面
図である。
【図4】図3の矢視A−Aよりみた断面図である。
【図5】ベルクランクとクッションパンとを結合させる
構成を示す図である。
【図6】シートの傾動を示す正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 セクタギヤ 3 ベルクランク 6,10 スプリング 9 ブラケット 13 回転軸 14 モータ 15 ピニオン 16 アイドルギヤ 18 クッションパン 20 ピン 21 ボールベアリング 24 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアー側のフレームと、該フレー
    ムの上方に位置しシートクッションを支持する部材と、
    駆動源からの回転運動を伝達し且つフレームの後方両側
    片に支持された対のベルクランクと、シートクッション
    支持部材とベルクランクとを結合させるピンと、ピンと
    シートクッション支持部材とを固定させる手段と、ピン
    とベルクランクとの間に介在させた軸受と、軸受とピン
    ヘッドとの間のスプリングとを有する車両用シート傾動
    装置。
JP19670493A 1993-07-15 1993-07-15 車両用シート傾動装置 Pending JPH0732920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19670493A JPH0732920A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 車両用シート傾動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP19670493A JPH0732920A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 車両用シート傾動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732920A true JPH0732920A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16362204

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19670493A Pending JPH0732920A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 車両用シート傾動装置

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JP (1) JPH0732920A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2420494A (en) * 2004-11-29 2006-05-31 Ford Global Tech Llc Motor vehicle seat including a cushion movable from a horizontal orientation to a transversely inclined orientation
US10046677B2 (en) 2013-04-23 2018-08-14 Clearmotion Acquisition I Llc Seat system for a vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2420494A (en) * 2004-11-29 2006-05-31 Ford Global Tech Llc Motor vehicle seat including a cushion movable from a horizontal orientation to a transversely inclined orientation
US10046677B2 (en) 2013-04-23 2018-08-14 Clearmotion Acquisition I Llc Seat system for a vehicle
US10245984B2 (en) 2013-04-23 2019-04-02 ClearMotion Acquisition LLC Seat system for a vehicle

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