JP2536174Y2 - リフター装置の駆動機構 - Google Patents
リフター装置の駆動機構Info
- Publication number
- JP2536174Y2 JP2536174Y2 JP2837891U JP2837891U JP2536174Y2 JP 2536174 Y2 JP2536174 Y2 JP 2536174Y2 JP 2837891 U JP2837891 U JP 2837891U JP 2837891 U JP2837891 U JP 2837891U JP 2536174 Y2 JP2536174 Y2 JP 2536174Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sector gear
- torsion bar
- fixed
- shaft
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は乗員の体型や好み等に応
じてシートクッションの前部と後部との高さを独立に調
節できる自動車用シートにおけるリフター装置の駆動機
構に関するものである。
じてシートクッションの前部と後部との高さを独立に調
節できる自動車用シートにおけるリフター装置の駆動機
構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】斯かるリフター装置の駆動機構は、操作
部の操作によって回転し且つブラケットに軸着したピニ
オンギアと、このピニオンギアに噛合し且つ前記ブラケ
ットに回動可能に軸着したセクタギアと、このセクタギ
アに上端を回動可能に軸着し且つ下端をスライドレール
のアッパーレールに回動可能に軸着したセクタギア支柱
用リンクと、一端を前記セクタギアに固定し且つ前記セ
クタギアの回動により上下方向へ回動する左、右連結軸
からなり、この連結軸の上下動によって、シートクッシ
ョンが昇降するものである。
部の操作によって回転し且つブラケットに軸着したピニ
オンギアと、このピニオンギアに噛合し且つ前記ブラケ
ットに回動可能に軸着したセクタギアと、このセクタギ
アに上端を回動可能に軸着し且つ下端をスライドレール
のアッパーレールに回動可能に軸着したセクタギア支柱
用リンクと、一端を前記セクタギアに固定し且つ前記セ
クタギアの回動により上下方向へ回動する左、右連結軸
からなり、この連結軸の上下動によって、シートクッシ
ョンが昇降するものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】セクタギアがセクタギ
ア支持用リンクとの連結部を中心として回転すると、そ
れに伴って連結軸２３が上方向若しくは下方向へ回動
し、シートクッションを昇降させるが、セクタギアの回
動はピニオンギアによって行なっているので、シートク
ッションを上昇させる際、セクタギアを回動させる為に
は操作部の操作に力を要し、操作しずらいという不具合
がある。操作部の操作力が軽減化すれば、シートクッシ
ョンの昇降が円滑に行え、乗員にとっても操作がし易く
なる。そこで本考案は、上記不具合を解消するためにな
されたものであり、操作を容易に行えるリフター装置の
駆動機構を提供することを目的とする。
ア支持用リンクとの連結部を中心として回転すると、そ
れに伴って連結軸２３が上方向若しくは下方向へ回動
し、シートクッションを昇降させるが、セクタギアの回
動はピニオンギアによって行なっているので、シートク
ッションを上昇させる際、セクタギアを回動させる為に
は操作部の操作に力を要し、操作しずらいという不具合
がある。操作部の操作力が軽減化すれば、シートクッシ
ョンの昇降が円滑に行え、乗員にとっても操作がし易く
なる。そこで本考案は、上記不具合を解消するためにな
されたものであり、操作を容易に行えるリフター装置の
駆動機構を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本考案に係るリフター装置の駆動機構は、前記連結
軸には、前記セクタギアとセクタギア支持用リンクとの
連結部の方向へ延出する固定片を設け、前記シートクッ
ションには前記連結軸の方向へ延出する固定ブラケット
を設け、前記連結軸に沿ってトーションバーを配設する
と共に、このトーションバーの可動端を前記固定片に係
止し、前記トーションバーの固定端を前記固定ブラケッ
トに係止し、前記トーションバーの可動端により、前記
連結軸を上方向へ付勢したものである。
め、本考案に係るリフター装置の駆動機構は、前記連結
軸には、前記セクタギアとセクタギア支持用リンクとの
連結部の方向へ延出する固定片を設け、前記シートクッ
ションには前記連結軸の方向へ延出する固定ブラケット
を設け、前記連結軸に沿ってトーションバーを配設する
と共に、このトーションバーの可動端を前記固定片に係
止し、前記トーションバーの固定端を前記固定ブラケッ
トに係止し、前記トーションバーの可動端により、前記
連結軸を上方向へ付勢したものである。
【０００５】
【実施例】本考案に係る一実施例を図１乃至図５に基づ
いて説明する。連結軸２３にはセクタギア２２側に固定
片７の基端７ａが固定して設けられている。連結軸２３
はシートクッションＳＣに固定したブラケット１に回動
可能に取付けられている。固定片７はセクタギア２２と
セクタギア支持用リンク２４の連結部８の方向へ、その
先端７ｂが延出している。セクタギア支持用リンク２４
はその上端２４ａがセクタギア２２の先端下部２２ｃ
に、その下端２４ｂがスライドレール３のアッパーレー
ル３ａに固定したブラケット３ｂに各々回動可能に取付
けられている。そして、固定片７にはその先端７ｂの上
部とその基端７ａの下部とに、各々切欠き部７ｃ、７ｄ
が形成されている。一方、シートクッションＳＣには、
クッションフレームＣＦに固定ブラケット９が設けられ
ている。固定ブラケット９はその上端９ａがクッション
フレームＣＦに固定し、下端９ｂが連結軸２３の方向へ
垂下している。固定ブラケット９の下端９ｂは連結棒２
３よりも前方に位置する様に、クッションフレームＣＦ
に設けられている。この固定ブラケット９の下端９ｂに
おける連結軸２３側には切欠き部９ｃが形成され、更
に、固定ブラケット９の下端９ｂに貫通孔９ｄが形成さ
れている。そして、連結軸２３にはトーションバー６が
連結軸２３に沿って、この連結軸２３の前方に配設され
ている。トーションバー６はその可動端６ａが固定片７
に係止し、その固定端６ｂが固定ブラケットに係止し、
連結軸２３を上方向へ付勢している。トーションバー６
は軸部６ｃと、この軸部６ｃの両端に各々折曲した可動
端６ａと固定端６ｂとからなり、軸部６ｃの両端が各々
固定片７の切欠き部７ｃと固定ブラケット９の切欠き部
９ｃとに係止し、更に可動端６ａが固定片７の切欠き部
７ｄに上側から係止し、固定端６ｂが固定ブラケット９
の貫通孔９ｄに貫通している。従って、操作部５の操作
により、ピニオンギア２１が回転すると、セクタギア２
２が図２に示す様に、矢印方向に回動し、トーションバ
ー６の軸部６ｃは捩れ、この捩れが付勢力となって、ト
ーションバー６の可動端６ａが固定片７の先端７ｂを下
方向へ、トーションバー６の軸部６ｃが固定片７の基端
７ａを上方向へ、即ち、連結軸２３が上方向へ回動する
様に、トーションバー６が連結軸２３に上方向への回動
力を付与している。その為、操作部５を操作し、シート
クッションＳＣを上昇する際、トーションバー６の付勢
力により、連結軸２３に固定したセクタギア２２の回動
が軽くなり、ピニオンギアを回転するための操作力が軽
減化し、操作部５の操作を少ない力で行える。トーショ
ンバー６はセクタギア２２とセクタギア支持用リンク２
４の連結部８を中心として、セクタギア２２、連結軸２
３にトルクが生じる様に、連結軸２３に設けられてい
る。尚、２７はシートクッションＳＣと他方のスライド
レール３′のアッパーレール３′ａとを連結するリンク
機構で、このリンク機構２７に連結軸２３が固定してい
る。又、２８は後部リフター機構である。
いて説明する。連結軸２３にはセクタギア２２側に固定
片７の基端７ａが固定して設けられている。連結軸２３
はシートクッションＳＣに固定したブラケット１に回動
可能に取付けられている。固定片７はセクタギア２２と
セクタギア支持用リンク２４の連結部８の方向へ、その
先端７ｂが延出している。セクタギア支持用リンク２４
はその上端２４ａがセクタギア２２の先端下部２２ｃ
に、その下端２４ｂがスライドレール３のアッパーレー
ル３ａに固定したブラケット３ｂに各々回動可能に取付
けられている。そして、固定片７にはその先端７ｂの上
部とその基端７ａの下部とに、各々切欠き部７ｃ、７ｄ
が形成されている。一方、シートクッションＳＣには、
クッションフレームＣＦに固定ブラケット９が設けられ
ている。固定ブラケット９はその上端９ａがクッション
フレームＣＦに固定し、下端９ｂが連結軸２３の方向へ
垂下している。固定ブラケット９の下端９ｂは連結棒２
３よりも前方に位置する様に、クッションフレームＣＦ
に設けられている。この固定ブラケット９の下端９ｂに
おける連結軸２３側には切欠き部９ｃが形成され、更
に、固定ブラケット９の下端９ｂに貫通孔９ｄが形成さ
れている。そして、連結軸２３にはトーションバー６が
連結軸２３に沿って、この連結軸２３の前方に配設され
ている。トーションバー６はその可動端６ａが固定片７
に係止し、その固定端６ｂが固定ブラケットに係止し、
連結軸２３を上方向へ付勢している。トーションバー６
は軸部６ｃと、この軸部６ｃの両端に各々折曲した可動
端６ａと固定端６ｂとからなり、軸部６ｃの両端が各々
固定片７の切欠き部７ｃと固定ブラケット９の切欠き部
９ｃとに係止し、更に可動端６ａが固定片７の切欠き部
７ｄに上側から係止し、固定端６ｂが固定ブラケット９
の貫通孔９ｄに貫通している。従って、操作部５の操作
により、ピニオンギア２１が回転すると、セクタギア２
２が図２に示す様に、矢印方向に回動し、トーションバ
ー６の軸部６ｃは捩れ、この捩れが付勢力となって、ト
ーションバー６の可動端６ａが固定片７の先端７ｂを下
方向へ、トーションバー６の軸部６ｃが固定片７の基端
７ａを上方向へ、即ち、連結軸２３が上方向へ回動する
様に、トーションバー６が連結軸２３に上方向への回動
力を付与している。その為、操作部５を操作し、シート
クッションＳＣを上昇する際、トーションバー６の付勢
力により、連結軸２３に固定したセクタギア２２の回動
が軽くなり、ピニオンギアを回転するための操作力が軽
減化し、操作部５の操作を少ない力で行える。トーショ
ンバー６はセクタギア２２とセクタギア支持用リンク２
４の連結部８を中心として、セクタギア２２、連結軸２
３にトルクが生じる様に、連結軸２３に設けられてい
る。尚、２７はシートクッションＳＣと他方のスライド
レール３′のアッパーレール３′ａとを連結するリンク
機構で、このリンク機構２７に連結軸２３が固定してい
る。又、２８は後部リフター機構である。
【０００６】
【考案の効果】本考案によれば、前記連結軸には、セク
タギアとセクタギア支持用リンクとの連結部の方向へ延
出する固定片を設け、前記シートクッションには前記連
結軸の方向へ延出する固定ブラケットを設け、前記連結
軸に沿ってトーションバーを配設すると共に、このトー
ションバーの可動端を前記固定片に係止し、前記トーシ
ョンバーの固定端を前記固定ブラケットに係止している
ので、セクタギアとセクタギア支持用リンクとの連結部
を中心として、トーションバーによるトルクがセクタギ
ア、連結軸に生じる。従って、シートクッションが上昇
する際、トーションバーのトルクによってセクタギア、
連結軸が回動するので、セクタギアを回転させる為の回
転力が小さくなり、操作部の操作力が軽減化する。その
為、シートクッションを上昇させる際、リフター装置の
駆動操作が容易に行える。
タギアとセクタギア支持用リンクとの連結部の方向へ延
出する固定片を設け、前記シートクッションには前記連
結軸の方向へ延出する固定ブラケットを設け、前記連結
軸に沿ってトーションバーを配設すると共に、このトー
ションバーの可動端を前記固定片に係止し、前記トーシ
ョンバーの固定端を前記固定ブラケットに係止している
ので、セクタギアとセクタギア支持用リンクとの連結部
を中心として、トーションバーによるトルクがセクタギ
ア、連結軸に生じる。従って、シートクッションが上昇
する際、トーションバーのトルクによってセクタギア、
連結軸が回動するので、セクタギアを回転させる為の回
転力が小さくなり、操作部の操作力が軽減化する。その
為、シートクッションを上昇させる際、リフター装置の
駆動操作が容易に行える。
【図１】本案に係るリフター装置の駆動機構の斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１の左側側面図である。
【図３】図１の右側側面図である。
【図４】本案機構を用いたシートの側面図である。
【図５】本案機構を用いたリフター装置の分解斜視図で
ある。
ある。
６ トーションバー ７ 固定片 ９ 固定ブラケット ２３ 連結軸
Claims (1)
- 【請求項１】 操作部の操作によって回転し且つブラケ
ットに軸着したピニオンギアと、このピニオンギアに噛
合し且つ前記ブラケットに回動可能に軸着したセクタギ
アと、このセクタギアに上端を回動可能に軸着し且つ下
端をスライドレールのアッパーレールに回動可能に軸着
したセクタギア支柱用リンクと、一端を前記セクタギア
に固定し且つ前記セクタギアの回動により上下方向へ回
動する左、右連結軸からなり、この連結軸の上下動によ
って、シートクッションが昇降するリフター装置の駆動
機構において、前記連結軸には、前記セクタギアと前記
セクタギア支持用リンクとの連結部の方向へ延出する固
定片を設け、前記シートクッションには前記連結軸の方
向へ延出する固定ブラケットを設け、前記連結軸に沿っ
てトーションバーを配設すると共に、このトーションバ
ーの可動端を前記固定片に係止し、前記トーションバー
の固定端を前記固定ブラケットに係止し、前記トーショ
ンバーの可動端により、前記連結軸を上方向へ付勢した
ことを特徴とするリフター装置の駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2837891U JP2536174Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リフター装置の駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2837891U JP2536174Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リフター装置の駆動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04116232U JPH04116232U (ja) | 1992-10-16 |
| JP2536174Y2 true JP2536174Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31912488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2837891U Expired - Lifetime JP2536174Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | リフター装置の駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536174Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6353337B2 (ja) * | 2014-10-10 | 2018-07-04 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2837891U patent/JP2536174Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04116232U (ja) | 1992-10-16 |
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