JPH07317725A - フック収納ケースと枠との結合物およびその結合方法 - Google Patents

フック収納ケースと枠との結合物およびその結合方法

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JPH07317725A
JPH07317725A JP6116786A JP11678694A JPH07317725A JP H07317725 A JPH07317725 A JP H07317725A JP 6116786 A JP6116786 A JP 6116786A JP 11678694 A JP11678694 A JP 11678694A JP H07317725 A JPH07317725 A JP H07317725A
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hook
frame
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hook storage
protruding
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JP6116786A
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English (en)
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Tokutaro Mase
徳太郎 間瀬
Yutaka Shimose
裕 下瀬
Giichi Yamaguchi
義一 山口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 部品点数および製作工程が少なく、かつ
自動化することが容易なフック収納ケースと枠との結合
物およびその結合方法を提供する。 【構 成】 フック収納ケース(1)の出っ張り部
(7,8)をパネルの枠(71)に形成された固定孔
(73,74)に挿入して、この出っ張り部の先端を前
記固定孔から突出させ、この突出した出っ張り部の先端
をヒータ(H)で溶かすことにより、固定されている。
また、出っ張り部の先端などが損傷して、フック収納ケ
ースが枠から離脱した場合には、ビスをビス孔(27)
にねじ込むことによりフック収納ケースと枠とを再度固
定し直すことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ冷凍冷蔵庫な
どのプレハブ構造物を構成するパネル同士を接続させる
ためのフックを収納するフック収納ケースとパネルの側
面を構成する枠とを結合した結合物およびその結合方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフック収納ケースと枠との結合
物は、たとえば特公平2−44690号公報(B29C
39/10)などに記載されている。
【0003】フック収納ケースと枠との結合物はパネル
の構成部材である。そして、このパネルは、ステンレス
板、鋼板などの長方形の面材を一対間隔を開けて対向さ
せ、そのパネルの各辺の間隙に、フック収納ケースと枠
との結合物またはピンと枠との結合物を配置して塞いで
製作されている。
【0004】図7に図示するプレハブ冷凍冷蔵庫01
は、この様にして製作されたパネル02のフックを他の
パネル02に設けられたピンに係合させることにより、
パネル同士を接続して構築されている。このプレハブ冷
凍冷蔵庫01の正面には開口部が形成されて、この開口
部に取扱者用の扉が開閉自在に設けられている。
【0005】この様なフック収納ケースと枠との結合物
の従来の構造は、図8に図示されている。フック収納ケ
ース03はフック収納凹部04が形成された一対の鉄板
05を突き合わせて、スポット溶接して形成されてい
る。この鉄板05には空気抜き穴06が複数個穿たれ、
空気抜き穴06にはウレタンの侵入を阻止するシールが
施されている。そして、フック収納ケース03の内部に
は、断面円形の胴部を具備する鉄製のローター07がそ
の偏心軸08を軸として回動可能に支持され、ローター
07の外周部には突出部09が形成されている。一方、
このローター07の胴部に鉄製のフック010が回動可
能に支持されている。このフック010には引込み側ス
トッパー012および緩み側ストッパー013が形成さ
れている。
【0006】そして、このローター07を偏心軸08を
軸として時計方向に回動させて突出部09を引込み側ス
トッパー012と当接させると、フック010のフック
部が偏心軸08に近づき、逆にローター07を反時計方
向に回動させて突出部09を緩み側ストッパー013と
当接させると、フック010のフック部が偏心軸08か
ら遠のく。
【0007】このフック010を収納したフック収納ケ
ース03にビス止め用金具015をスポット溶接し、ビ
ス018で塩ビ枠016に固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のフック収納ケー
スと枠との結合物におけるフック収納ケース03は、鉄
板をプレス加工してフック収納凹部04を形成し、この
鉄板を一対対向させてスポット溶接しており、プレス加
工の工程およびスポット溶接の工程があり製作工程が多
く、かつ自動化が難しい。また、フック収納ケース03
を塩ビ枠016に取り付けるためには、ビス止め用金具
015をフック収納ケース03に固定する必要があり、
部品点数および製作工程が多い。さらに、ビス止め用金
具015は塩ビ枠016にビス止めする必要があり、人
手およびコストがかかる。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、部品点数および製作工程が少なく、かつ自
動化することが容易なフック収納ケースと枠との結合物
およびその結合方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のフック収納ケース(1)は合成樹脂製で、
かつ収納位置と突出位置とを往復動するフック部材(5
1)が突出するための開口部(25)を具備するととも
に、その開口部が形成された壁面(6)の両端部には出
っ張り部(7,8)が一体に形成されており、そして、
この出っ張り部はフック収納ケースが取り付けられるパ
ネルの枠(71)に形成された固定孔(73,74)を
貫通しているとともに、その先端には拡大部が形成され
ることにより、前記枠と結合している。
【0011】また、フック収納ケースの前記出っ張り部
の近傍にはビス孔(27)が形成され、かつ前記枠には
このビス孔に対応する位置に取付け穴(75)が形成さ
れている場合がある。
【0012】そして、前記フック収納ケースと枠とは、
フック収納ケースの出っ張り部をパネルの枠に形成され
た固定孔に挿入して、この出っ張り部の先端を前記固定
孔から突出させ、この突出した出っ張り部の先端をヒー
タ(H)で溶かすことにより、固定されている。
【0013】このフック収納ケースの出っ張り部は下記
の工程で製作される。 1.フック部材を支持する一対の支持板(2,3)およ
びこの支持板の端部同士を連結する可撓性の連結部
(5)からなるとともに、一方の支持板の前記開口部側
の端部には支持板に対して垂直な壁面が形成されるとと
もに、この壁面には係止部(7,8)が突出した状態で
形成され、また、他方の支持板には前記係止部と係合す
る係合部が形成されているフック収納ケースを合成樹脂
で一体成形する工程。
【0014】2.前記連結部を折れ目として折り曲げて
前記一対の支持板を対向させる工程。 3.前記係合部を前記係止部に係合して前記出っ張り部
を形成する工程。
【0015】
【作 用】フック収納ケースの出っ張り部が、フック
収納ケースが取り付けられる枠の固定孔を貫通して、そ
の突出した先端部が拡大しているので、その拡大した先
端部により、出っ張り部が固定孔から外れない。その結
果、フック収納ケースは枠から離脱することはない。
【0016】また、ビス孔が形成されている場合には、
出っ張り部の先端などが損傷して、フック収納ケースが
枠から離脱しても、ビスをビス孔にねじ込むことにより
フック収納ケースと枠とを再度固定し直すことが可能で
ある。
【0017】そして、前記出っ張り部の先端の拡大部は
ヒータで溶かすことにより形成されている。さらに、フ
ック収納ケースは合成樹脂で一体成形され、折り曲げ
て、係合部を前記係止部に係合させて、出っ張り部が形
成されている。
【0018】
【実 施 例】次に、本発明におけるフック収納ケース
と枠との結合物の一実施例について図1ないし図6を用
いて説明する。図1は本発明に係るフック収納ケースの
一実施例の組み立て前の状態を説明するための図で、
(ア)が平面図で、(イ)が正面図である。図2はフッ
ク部材が収納された状態のフック収納ケースの一部切欠
き正面図である。図3はフック用の開口の図で、(ア)
が塩ビ枠の開口の図で、(イ)がフック装置の開口側の
側面図である。図4はフック装置の開口側の側面図の要
部拡大図である。図5はフック収納ケースが枠に結合さ
れた状態の正面図で、(ア)が全体図で、(イ)が要部
拡大図である。図6はフック収納ケースと枠との結合方
法を説明するための図で、(ア)が結合前の斜視図で、
(イ)が結合直前の要部斜視図である。
【0019】断熱パネル用フック装置Fのフック収納ケ
ース1は弾性を有するABS樹脂などの合成樹脂材料で
一体成形されており、一対の長方形の支持板2,3およ
びこの支持板2,3の一端部を連結する可撓性の連結部
5から成っている。この連結部5は細長い帯状をしてお
り、支持板2,3の一辺をその辺全長に渡って連続して
接続している。左側の支持板2の左端部における上部お
よび下部には、支持板2に対して垂直な壁面6が各々形
成されている。この壁面6には、係止部である係止孔
7,8が外側(図においては左側)に突出して形成され
ている。一方、右側の支持板3の右端部における上部お
よび下部には、係合部である係合爪10,11が各々形
成されている。また、支持板2には軸受け孔13が、支
持板3には軸受け凹部14が形成され、その周囲には補
強リブ15が設けられている。
【0020】そして、支持板2の上下端部には、端部に
沿って細長い垂直板16が各々2枚形成されている。こ
の垂直板16間には、やや短い突条18が一対形成され
ている。同様に、支持板3の上下端部には、垂直板19
が各々3枚形成されている。なお、前記係合爪10,1
1は一番内側の垂直板19と一体に形成されている。さ
らに、支持板3には、収納用ストッパー21および飛び
出し防止用ストッパー23が突出して形成されている。
この飛び出し防止用ストッパー23は一番内側の垂直板
19と結合した状態で一体に形成されて、相互に補強し
ている構造となっている。
【0021】このフック収納ケース1は、連結部5を折
れ目として折り曲げて、図2および図3(イ)に示すよ
うに、支持板2と支持板3とを対向させ、一対の係合爪
10,11を係止孔7,8に係合させて使用される。こ
のフック収納ケース1の連結部5と対向する端部には、
支持板2の壁面6間にフック用開口25が形成される。
また、上側の壁面6にはビス孔27が、下側の壁面6に
はビス孔27および位置決め用の突起28が形成されて
いる。
【0022】フック装置Fは断熱プレハブパネルに組み
込まれるが、その断熱プレハブパネルの製作時にウレタ
ン(合成樹脂材料)などの断熱材料がフック収納ケース
1内部に侵入しないように、図3(イ)および図4に示
すようにフック収納ケース1が折り曲げられた状態で
は、垂直板16,19が小さな隙間を有して互いに重な
った状態となる。この垂直板16の端面と支持板3の内
面との間隔、および垂直板19の端面と支持板2の内面
との間隔は0.5mmと小さいので断熱材料であるウレ
タンの侵入を阻止する。また、この間隔は空気を流通さ
せるには十分な大きさであるので、この垂直板16,1
9間の隙間を介してフック用開口25およびビス孔27
から空気抜きが行われる。また万一、ウレタンが一番外
側の垂直板16から侵入しても、垂直板16,19間の
空間内で膨張し、フック収納ケース1内部空間には侵入
しない。なお、支持板2,3は断熱材料の侵入を防止す
る遮蔽板の機能を有している。
【0023】図2において、フック装置Fのローター3
1は弾性を有したポリアセタールなどの合成樹脂で成形
され、その偏心軸33は軸受け孔13および軸受け凹部
14に回動可能に支持されるとともに、ハンドルレバー
が着脱自在に挿入される六角形の孔34が形成されてい
る。また、ローター31の外周部には、フック挟持用の
フランジ36および係合部38が外側に突出して形成さ
れている。
【0024】フック装置Fのフック部材51は鉄などの
金属製であり、ローター31の断面円形の胴部に回動可
能に支持されている。また、フック部材51の表面には
係合部38に当接する引き寄せ側ストッパー61および
緩み側ストッパー62が突設されている。
【0025】ローター31およびフック部材51を前も
って、開いた状態のフック収納ケース1に取付け、その
後連結部5を折れ目として折り曲げて、係合爪10,1
1を係止孔7,8に係合させて、フック装置Fは製造さ
れる。この係止孔7,8は前述のように外側に突出して
いるので、フック装置Fには出っ張り部が形成される。
そして、図5および図6に示すように、このフック装置
Fの出っ張り部が塩ビ枠71(合成樹脂枠)の角孔7
3,74にロボットなどの自動挿入装置で挿入される。
そして、固定孔である角孔73,74から突出した係止
孔7,8の先端部を二股状のヒータHにより溶融して潰
して、図5(イ)に示すように拡大することにより塩ビ
枠71に取り付けられる。
【0026】この様にヒータHが二股状に形成されてい
るので、一対の係止孔7,8を一度に溶融することがで
き、作業工程が簡素化される。また、フック収納ケース
1は合成樹脂で成形されているので、簡単に溶融して潰
すことができる。この合成樹脂としては特にABS樹脂
が最適である。そして、各塩ビ枠71には、一個でもよ
いが、一般的には複数個のフック装置Fが取り付けられ
る。さらに、フック装置Fが塩ビ枠71に取り付けられ
た状態では、フック収納ケース1の開口側壁面6が塩ビ
枠71の表面に点接触ではなく面接触しているので強度
を向上させることができる。
【0027】この塩ビ枠71には、フック収納ケース1
のビス孔27に対応する位置に取付け穴75が穿たれ、
作業途中や運搬中などにおいて落下、衝撃等により前記
溶融部分による塩ビ枠71との結合が外れた場合に、ビ
スにより固定し直すことができる。さらに、塩ビ枠71
には、フック収納ケース1の開口側壁面6の突起28に
対応する位置に位置決め穴77が穿たれている。この位
置決め用の突起28および位置決め穴77により、フッ
ク装置Fを塩ビ枠71に取り付ける際に、フック部材5
1のフックの方向を確認しないでも、フック装置Fの取
付け方向を間違わないで塩ビ枠71に取り付けることが
できる。また、塩ビ枠71には、フック収納ケース1の
フック用開口25に対応する位置に、開口78が形成さ
れている。
【0028】この様にして、フック装置Fを塩ビ枠71
に取り付けたものが準備できると、ステンレス板、鋼板
などの長方形の面材91(図3(イ)参照)を一対間隔
を開けて対向させて空洞のパネルを構成し、その空洞の
パネルの各辺の間隙を、フック装置Fが取り付けられた
塩ビ枠71で塞ぎ、その内部空間にウレタンなどの断熱
材料を注入、発泡させて断熱パネルを製作している。
【0029】次に、前述の構成を備えたプレハブパネル
用フック装置の作動について説明する。図2において、
実線で図示された突出位置にあるフック部材51をフッ
ク収納ケース1内に収納するために、ローター31の偏
心軸33の孔34にハンドルレバーを挿入して、ロータ
ー31を反時計方向に回動させる。フック部材51はロ
ーター31の胴部に回動可能に設けられているが、摩擦
抵抗によりフック部材51はローター31と一緒に反時
計方向に回動する。そして、フック部材51は収納用ス
トッパー21に当接し、その回動を停止する。
【0030】さらに、ローター31を反時計方向に回動
させると、その係合部38がフック部材51の引き寄せ
側ストッパー61から外れ、緩み側ストッパー62に当
接する。このローター31の回動により、ローター31
の胴部の中心O1は偏心軸33の中心O2よりも、回動
前はフック部53から遠い位置に在ったが、回動後はフ
ック部53に近い位置に来る。この中心O1とフック部
53との距離は一定なので、中心O2とフック部53と
の距離は段々と長くなり、フック部材51の先端は飛び
出し防止用ストッパー23に向かって移動し、フック部
材51は二点鎖線で図示された収納位置になる。
【0031】この収納位置にあるフック部材51は、振
動などの外力により外に移動しようとしても、飛び出し
防止用ストッパー23により阻止される。また、このフ
ック装置Fにより他のパネルに設けられたピンを引き寄
せる際には、図2の二点鎖線で図示された収納位置から
偏心軸33を時計方向に回動させる。その時、フック部
材51は、その先端が飛び出し防止用ストッパー23に
当接しており、回動できないので、ローター31がフッ
ク部材51に対して時計方向に回動し、前述のようにフ
ック部53が段々と偏心軸33の中心O2に近づく。す
なわち、フック部材51が下側に移動し、フック部材5
1の先端が飛び出し防止用ストッパー23から離脱す
る。
【0032】離脱すると、フック部材51はローター3
1と一緒に時計方向に回動し、フック部53はフック収
納ケース1のフック用開口25から突出し、他のパネル
のピンに係合する。係合すると、フック部材51は回動
不可能となるので、ローター31がフック部材51に対
して時計方向に回動し、フック部53が段々と偏心軸3
3の中心O2に近づく。言い換えると、フック部53に
係合している他のパネルのピンがローター31側に引き
寄せられることになる。
【0033】また、フック収納ケース1およびローター
31が合成樹脂で構成されているので、錆付きが無く、
プレハブ構造物を解体する際に錆びついて、ローター3
1が回動不可能になることはない。
【0034】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)実施例においては、係止部は突出して形成された
係止孔で、係合部は係合爪であるが、係合部が係止部に
係合する機能を有するならば、その構造は適宜変更可能
である。たとえば、係止部は必ずしも突出している必要
はなく、また、係止部および係合部をピンおよび挟持部
などで構成したりすることも可能である。なお、係止部
が突出した状態で構成されていると、出っ張り部として
の機能をも有することが可能である。
【0035】(2)実施例においては、塩ビ枠が用いら
れているが、その材料は適宜変更可能で、たとえば他の
合成樹脂枠や金属枠などを採用することも可能である。 (3)実施例においては、出っ張り部は断面四角形であ
り、それが挿入される固定孔も角孔であるが、その断面
形状は適宜変更可能である。たとえば、台形、5角形、
円形などにすることも可能である。
【0036】(4)実施例においては、出っ張り部の先
端はヒータに溶融されて、拡大しているが、枠に溶着さ
せることも可能である。また、ヒータHは円柱状である
が、その形などは適宜変更可能で、たとえばプレート状
とすることも可能である。
【0037】(5)実施例においては、フック収納ケー
スの取付け方向を規制する規制部は、凸部である突起で
あるが、穴や凹部で構成することも可能である。この場
合には塩ビ枠には突起などの凸部が形成される。また、
上下の係止孔7,8が形成されている出っ張り部の大き
さや形状を相互に異ならしめるとともに、塩ビ枠71の
上下の角孔73,74の穴の大きさや形状を同様に異な
らしめて、フック収納ケースを逆に取り付けると、出っ
張り部が角孔73,74に挿入不可能に構成して、規制
部とすることも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、合成樹脂製のフック収
納ケースには出っ張り部が形成され、その出っ張り部の
先端部に拡大部を形成することにより、枠と結合されて
いるので、人手の掛かるビス止め工程を省略できる。
【0039】前記出っ張り部の近傍にはビス孔が形成さ
れているので、出っ張り部が損傷しても、ビスにより固
定し直すことが可能である。
【0040】前記出っ張り部はヒータにより簡単に形成
することが可能であり、製造工程の自動化が可能であ
る。
【0041】また、フック収納ケースは合成樹脂で一体
成形され、折り曲げて、係合部を前記係止部に係合させ
て、出っ張り部が形成されている。したがって、フック
収納ケースの係合部および係止部は、係合するための強
度が必要で肉厚に形成する必要があるが、この肉厚を利
用して出っ張り部を形成することができる。その結果、
別途出っ張り部を形成するために肉厚部を形成する必要
がなく、合成樹脂材料の削減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフック収納ケースの一実施例の組
み立て前の状態を説明するための図で、(ア)が平面図
で、(イ)が正面図である。
【図2】フック部材が収納された状態のフック収納ケー
スの一部切欠き正面図である。
【図3】フック用の開口の図で、(ア)が塩ビ枠の開口
の図で、(イ)がフック装置の開口側の側面図である。
【図4】フック装置の開口側の側面図の要部拡大図であ
る。
【図5】フック収納ケースが枠に結合された状態の正面
図で、(ア)が全体図で、(イ)が要部拡大図である。
【図6】フック収納ケースと枠との結合方法を説明する
ための図で、(ア)が結合前の斜視図で、(イ)が結合
直前の要部斜視図である。
【図7】冷凍冷蔵庫の斜視図である。
【図8】従来のプレハブパネル用フック装置の一部切欠
き正面図である。
【符号の説明】
H ヒータ 1 フック収納ケース 2,3 支持板 5 連結部 6 開口側壁面 7,8 係止孔(係止部,出っ張り部) 10,11 係合爪(係合部) 25 フック用開口(開口部) 27 ビス孔 51 フック部材 71 塩ビ枠 73,74 角孔(固定孔) 75 取付け穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納位置と突出位置とを往復動するフッ
    ク部材が突出するための開口部を具備する合成樹脂製の
    フック収納ケースは、その開口部が形成された壁面の両
    端部に出っ張り部が一体に形成されており、 かつ、この出っ張り部はフック収納ケースが取り付けら
    れるパネルの枠に形成された固定孔を貫通しているとと
    もに、その先端には拡大部が形成されていることを特徴
    とするフック収納ケースと枠との結合物。
  2. 【請求項2】 フック収納ケースの前記出っ張り部の近
    傍にはビス孔が形成され、かつ前記枠にはこのビス孔に
    対応する位置に取付け穴が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のフック収納ケースと枠との結合物。
  3. 【請求項3】 収納位置と突出位置とを往復動するフッ
    ク部材が突出するための開口部を具備する合成樹脂製の
    フック収納ケースは、その開口部が形成された壁面の両
    端部に出っ張り部が形成されており、 この出っ張り部をフック収納ケースが取り付けられるパ
    ネルの枠に形成された固定孔に挿入し、かつその出っ張
    り部の先端を前記固定孔から突出させ、 この突出した出っ張り部の先端をヒータで溶かして、前
    記フック収納ケースを前記枠に固定することを特徴とす
    るフック収納ケースを枠に結合する方法。
  4. 【請求項4】 フック部材を支持する一対の支持板およ
    びこの支持板の端部同士を連結する可撓性の連結部から
    なるとともに、一方の支持板の前記開口部側の端部には
    支持板に対して垂直な壁面が形成されるとともに、この
    壁面には係止部が突出した状態で形成され、また、他方
    の支持板には前記係止部と係合する係合部が形成されて
    いるフック収納ケースを合成樹脂で一体成形し、 そして、前記連結部を折れ目として折り曲げて前記一対
    の支持板を対向させた後、前記係合部を前記係止部に係
    合して前記出っ張り部を形成したことを特徴とする請求
    項3記載のフック収納ケースを枠に結合する方法。
JP6116786A 1994-05-30 1994-05-30 フック収納ケースと枠との結合物およびその結合方法 Pending JPH07317725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113235807A (zh) * 2021-05-22 2021-08-10 宁波市明森建筑设计院有限公司 节能型装配式建筑墙体及其施工工艺

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