JP3138138B2 - プレハブパネル用フック装置 - Google Patents

プレハブパネル用フック装置

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JP3138138B2
JP3138138B2 JP06116784A JP11678494A JP3138138B2 JP 3138138 B2 JP3138138 B2 JP 3138138B2 JP 06116784 A JP06116784 A JP 06116784A JP 11678494 A JP11678494 A JP 11678494A JP 3138138 B2 JP3138138 B2 JP 3138138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ冷凍冷蔵庫な
どのプレハブ構造物を構成するプレハブパネル同士を結
合させるために、プレハブパネル内部に組み込まれてい
るプレハブパネル用フック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプレハブパネル用フック装置
は、他のプレハブパネルに組み込まれたピンとによりロ
ータリーロックを構成しており、ロータリーロックはた
とえば特公昭60−2528号公報(F16B5/0
7)などに記載されている。
【0003】この様なロータリーロックは、図7に図示
するようなプレハブ冷凍冷蔵庫01を構成する断熱性プ
レハブパネル02を組み立てるのに用いられる。このプ
レハブ冷凍冷蔵庫01の内部には庫内を冷却する冷却装
置が備えられており、また、プレハブ冷凍冷蔵庫01の
正面には開口部が形成されて、この開口部に取扱者用の
扉が開閉自在に設けられている。
【0004】そして、図8に示すように、一方のプレハ
ブパネル02にはフック装置Fが、他方のプレハブパネ
ル02にはピン装置Pが組み込まれ、フック装置Fのフ
ックをピン装置Pのピンに係合させて引き寄せることに
よりプレハブパネル02同士が結合される。
【0005】この様なフック装置Fの従来の構造は、図
9ないし図11に図示されている。フック装置Fのフッ
ク収納ケース03はフック収納凹部04が形成された一
対の鉄板05を突き合わせて、スポット溶接して形成さ
れている。この鉄板05には空気抜き穴06が複数個穿
たれ、この空気抜き穴06にはウレタンの侵入を阻止す
るシールが施されている。そして、フック収納ケース0
3の内部には、断面円形の胴部07a(図11参照)を
具備する鉄製のローター07がその偏心軸08を軸とし
て回動可能に支持され、また、ローター07の外周部に
は突出部09が形成されている。一方、このローター0
7の胴部07aが鉄製のフック010の円孔011に挿
入されて、フック010はローター07に回動可能に支
持されている。このフック010には引込み側ストッパ
ー012および緩み側ストッパー013が形成されてい
る。
【0006】そして、このローター07を偏心軸08を
軸として時計方向に回動させて突出部09を引込み側ス
トッパー012と当接させると、フック010のフック
部が偏心軸08に近づき、逆にローター07を反時計方
向に回動させて突出部09を緩み側ストッパー013と
当接させると、フック010のフック部が偏心軸08か
ら遠のく。
【0007】この様に構成されたフック装置Fが組み込
まれるプレハブパネルには、図8に図示するウレタンが
むき出しの規格品のプレハブパネルと、図10に図示す
る塩ビ枠を用いた特注品のプレハブパネルとの2種類が
ある。そして、図10において、フック装置Fを塩ビ枠
015に固定するためには、フック収納ケース03にビ
ス止め用金具016をスポット溶接し、ビス018で塩
ビ枠015に固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プレハブパネルが規格
品の場合には、図8に示すようにステンレス板、鋼板な
どの長方形の面材019を一対間隔を開けて対向させて
空洞のパネルを構成し、その空洞のパネルの各辺の間隙
に、フック装置Fを組み込むとともに、強固な型枠で覆
い、その内部にウレタンを注入して発泡させて製作して
いるので、製作誤差は極めて小さく、プレハブパネルの
接続面に設けられたパッキンの変形量は均一であり、ロ
ータリーロックのかかりに不具合が生じることは少な
い。
【0009】しかしながら、特注品の場合には、空洞の
パネルの各辺の間隙をフック装置Fを取り付けた塩ビ枠
015で覆い、ウレタンをプレハブパネルの内部に挿入
して発泡させて製作するので、ウレタン発泡時に前記型
枠よりも柔軟な塩ビ枠015が膨らんだり、凹んだりす
る。また、その他の原因たとえば加工誤差などにより、
塩ビ枠015自体が変形する。したがって、プレハブパ
ネル同士の接続面に凸凹が生じる。このプレハブパネル
を結合するために、ロータリーロックのフックをピンに
係合させて引き寄せると、前記凸凹により、塩ビ枠01
5の表面に設けられたパッキンの変形量が大きい場合と
小さい場合が発生する。
【0010】パッキンの変形量があまり大きいと、ロー
ター07の回動に大きな力が必要となり、回動途中でそ
の回動が不可能になる場合がある。すると、図10にお
いて、ローター07の中心O2が、偏心軸08の中心O
1とピン020の中心O3とを結ぶ線よりも下側にな
る。そして、パッキンなどにより、離れる方向(右側)
の力がピン020に加わると、フック010によりその
力が伝達されて中心O2に右方向の力が加わる。この力
によりローター07が中心O1を中心に反時計方向に回
動し、ロータリーロックが緩む場合がある。
【0011】なお、ローター07の時計方向の回動が完
全に行われた場合には、図10に図示するようにロータ
ー07の中心O2は、偏心軸08の中心O1とピン02
0の中心O3とを結ぶ線上にある。したがって、離れる
方向の力がピン020に加わり、中心O2に右方向の力
が加わっても、その力は偏心軸08を右側に押すが、ロ
ーター07を回動させる力は発生しない。その結果、ロ
ータリーロックが緩むことはない。
【0012】また、フック収納ケース03、ローター0
7およびフック010が鉄製なので、プレハブ構造物を
建造し長期間経過後に、解体移設する場合に、ローター
07が錆びついて回動不可能となり、ロータリーロック
が解除できない場合がある。
【0013】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、フックによりピンを引き寄せる際に、引込
み途中において、ローターの回転を停止してもロックが
緩み難く、かつローターが錆びつかないプレハブパネル
用フック装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプレハブパネル用フック装置は、偏心軸
(33)を中心として回動可能に支持されるとともに、
断面円形の胴部(40)を具備する弾性の合成樹脂製ロ
ーター(31)と、該ローターの胴部が挿入された円孔
(52)を具備するフック部材(51)とを備えてお
り、前記円孔の内周面には複数個の係止溝(55)が形
成され、かつ、フック部(53)が偏心軸に近づいた状
態において前記係止溝と選択的に係合する突部(42)
が前記ローターの胴部外周面に形成されている。
【0015】また、前記突部がローターの胴部外周面に
略180°ずらして2個形成されるとともに、一方の突
部が選択的に係合する第一の係止溝が円孔の内周面に複
数個形成され、かつ、一方の突部が第一の係止溝に係合
していない時に他方の突部が選択的に係合する第二の係
止溝が、第一の係止溝の形成された面に対向する内周面
に複数個形成されている場合がある。
【0016】
【作 用】偏心軸(33)を中心にローター(31)
を回動させて、フック部材のフック部を偏心軸に近づけ
ることにより、フック部に係合しているピンを引き寄せ
る。この引き寄せ時(ロック時)に、ローターの回動を
途中で停止すると、ローターの胴部(40)の外周面に
形成された突部(42)がフック部材(51)の円孔
(52)の内周面に形成された係止溝(55)に係合
し、ローターとフック部材との相対回動を阻止する。
【0017】また、ローターに突部が2個形成されてい
る場合には、一方の突部が係止溝と係合していないとき
に、他方の突部が係止溝と係合することができるので、
突部と係止溝とが係合するローターの回動位置を小さな
角度差で細かく設定できる。
【0018】
【実 施 例】次に、本発明におけるプレハブパネル用
フック装置の一実施例について図1ないし図6を用いて
説明する。図1は本発明に係る断熱パネル用フック装置
の一実施例において用いられるフック収納ケースの組み
立て前の状態を説明するための図で、(ア)が平面図
で、(イ)が正面図である。図2は同プレハブパネル用
フック装置の一部切欠き正面図である。図3はプレハブ
パネルが結合された状態の正面図である。図4はフック
部材の正面図である。図5はフック部材の係止溝とロー
ターの突起とを説明するための図である。図6はフック
部材およびローターの正面図で、(ア)がフック部がロ
ーターの偏心軸から遠のいた状態の図で、(イ)がフッ
ク部がローターの偏心軸に近づいた状態の図である。
【0019】プレハブパネル用フック装置Fのフック収
納ケース1は弾性を有するABS樹脂などの合成樹脂材
料で一体成形されており、一対の長方形の支持板2,3
の一端部である一辺を可撓性の連結部5で接続した構造
をしている。左側の支持板2の左端部には上下に各々係
止孔7,8が外側(左側)に突出して形成され、一方右
側の支持板3の右端部には上下に各々係合爪10,11
が形成されている。また、支持板2には軸受け孔13
が、支持板3には軸受け凹部14が形成され、その周囲
には補強リブ15が設けられている。
【0020】そして、支持板2の上下端部に沿って、各
々2枚の細長い垂直板16が支持板2の面に垂直に形成
されている。この垂直板16間には、やや短い突条18
が一対形成されている。同様に、支持板3の上下端部に
は、垂直板19が各々3枚形成されている。なお、前記
係合爪10,11は一番内側の垂直板19と一体に形成
されている。さらに、支持板3には、収納用ストッパー
21および飛び出し防止用ストッパー23が突出して形
成されている。なお、飛び出し防止用ストッパー23は
垂直板19と結合した状態で設けられている。
【0021】このフック収納ケース1は、連結部5を折
れ目として折り曲げて、図2に示すように、支持板2と
支持板3とを対向させ、一対の係合爪10,11を係止
孔7,8に係合させて使用される。また、フック収納ケ
ース1の連結部5と対向する端部にはフック用開口25
が形成される。このフック収納ケース1は断熱プレハブ
パネルに組み込まれるが、そのプレハブパネルの製作時
にウレタン(合成樹脂材料)などの断熱材料がフック収
納ケース1内部に侵入しないように垂直板16,19に
より堰が構成される。また、この堰を介して空気抜きが
行われる。そして、支持板2,3は断熱材料の侵入を防
止する遮蔽板の機能を有している。
【0022】図2において、フック装置Fのローター3
1は弾性を有したポリアセタールなどの合成樹脂で成形
されている。このポリアセタールはフック収納ケース1
を成形しているABS樹脂よりも硬質で、耐磨耗性を有
している。また、ローター31の偏心軸33は軸受け孔
13および軸受け凹部14に回動可能に支持されるとと
もに、ハンドルレバーが着脱自在に挿入される六角形の
孔34が形成されている。さらに、ローター31の外周
部には、フック挟持用のフランジ36および係合部38
が外側に突出して形成されている。そして、図4に示す
ようにローター31の胴部40は断面円形で、その外周
面に突部42が180°ずらして2個形成されている。
【0023】フック装置Fのフック部材51の円孔52
にはローター31の胴部40が挿入されており、その円
孔52の内周面には突部42に係合する係止溝55が多
数形成されている。この係止溝55は図5に表示する角
度で左側に3個、右側に2個配置されており、さらに図
5の横軸の位置には丁度180°ずれて左右に各々1個
設けられている。このフック部材51は鉄などの金属で
構成され、その表面にはローター31の係合部38に当
接する引き寄せ側ストッパー61および緩み側ストッパ
ー62が突設されている。
【0024】ローター31およびフック部材51を収納
したフック収納ケース1は、図3に示すように、その張
り出している係止孔7,8を塩ビ枠71の孔に挿入し、
突出した係止孔7,8の先端部を溶融して拡大すること
により塩ビ枠71に取り付けられる。また、ピン装置P
のピン81は合成樹脂製ブロック82に設けられ、この
ブロック82は塩ビ枠85にビス止めされている。な
お、各塩ビ枠71,85には、一般的には複数個のフッ
ク装置Fまたはピン装置Pが取り付けられる。
【0025】そして、ステンレス板、鋼板などの長方形
の面材を一対間隔を開けて対向させて空洞のパネルを構
成し、その空洞のパネルの各辺の間隙をフック収納ケー
ス1が取り付けられた塩ビ枠71または合成樹脂製ブロ
ック82が取り付けられた塩ビ枠85で覆い、ウレタン
などの断熱材料をプレハブパネルの内部に挿入して発泡
させてプレハブパネルである断熱パネルを製作する。
【0026】次に、前述の構成を備えたプレハブパネル
用フック装置の作動について説明する。図2において、
実線で図示された突出位置のフック部材51をフック収
納ケース1内に収納するために、ローター31の偏心軸
33の孔34にハンドルレバーを挿入して、ローター3
1を反時計方向に回動させる。ローター31の胴部40
はフック部材51の円孔52に回動可能に挿入されてい
るが、胴部40と円孔52との摩擦抵抗により、フック
部材51はローター31と一緒に反時計方向に回動す
る。そして、フック部材51は収納用ストッパー21に
当接し、その回動を停止する。
【0027】さらに、ローター31を回動させると、そ
の係合部38がフック部材51の引き寄せ側ストッパー
61から外れ、緩み側ストッパー62に当接する。この
ローター31の回動により、ローター31の胴部40の
中心O2は、回動前は図6(イ)に図示するように偏心
軸33の中心O1よりもフック部53から遠い位置に在
ったが、回動後は図6(ア)に図示するように偏心軸3
3の中心O1よりもフック部53に近い位置に来る。こ
のローター31の中心O2とフック部53との距離は一
定なので、偏心軸33の中心O1とフック部53との距
離は段々と長くなり、図2においてフック部材51の先
端は飛び出し防止用ストッパー23に向かって移動し、
二点鎖線で図示された収納位置になる。
【0028】この収納位置にあるフック部材51は、振
動などの外力により外に移動しようとしても、飛び出し
防止用ストッパー23により阻止される。図3に示すよ
うにこのフック装置Fによりピン81を引き寄せる際に
は、図2の二点鎖線で図示された状態から偏心軸33を
時計方向に回動させる。その時、フック部材51は、そ
の先端が飛び出し防止用ストッパー23に当接してお
り、回動できないので、ローター31がフック部材51
に対して時計方向に回動し、前述のようにフック部53
が段々と偏心軸33の中心O1に近づく。すなわち、フ
ック部材51が下側に移動して、フック部材51の先端
が飛び出し防止用ストッパー23から離脱する。
【0029】離脱すると、フック部材51はローター3
1と一緒に時計方向に回動し、フック部53はピン81
に係合する。係合すると、フック部材51は回動不可能
となるので、ローター31がフック部材51に対して時
計方向に回動し、フック部53が段々と偏心軸33の中
心O1に近づく。言い換えると、フック部53に係合し
ているピン81がローター31側に引き寄せられること
になる。
【0030】この際に、ローター31の係合部38が引
き寄せ側ストッパー61に当接する最大回動位置まで、
ローター31が回動すると、前述の様に緩むことは無
い。一方、パッキンなどの変形量が大きすぎて、ロータ
ー31の回動が途中で困難となり中止した場合でも、ロ
ーター31の胴部40の突部42がフック部材51の円
孔52の係止溝55に係合するのでローター31が緩む
ことはない。すなわち、図5において、最大に引き寄せ
た場合とのズレである締めしろが、 0.5mm,1.5mm,3mmの
時には左側の突部42が係止溝55に係合し、1mm, 2mm
の時には右側の突部42が係止溝55に係合する。な
お、最大に引き寄せられた時、即ち設計値の締めしろが
0の時には、左右の突部42が係止溝55に係合してい
る。また、塩ビ枠71の表面と塩ビ枠85の表面とは2
mm程度の間隙が開くように設計され、塩ビ枠71または
塩ビ枠85に設けられたパッキンが変形しながらその間
隙を塞いでいる。さらに、ローター31の係合部38が
緩み側ストッパー62に当接した緩み状態においても、
胴部40が円孔52に対して180°回転し、180°
ずれて設けられている突部42は各々係止溝55に係合
して緩みを阻止している。
【0031】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)係止溝55および突部42は、その数や配置など
は適宜変更可能である。なお、係止溝55および突部4
2は、締めしろが4mm以下の時に、互いに係合するよう
に配置する事が好ましい。
【0032】(2)実施例においては、フック装置Fは
塩ビ枠71などの枠に取り付けられているが、ウレタン
がむき出しのプレハブパネルに取り付けることも可能で
ある。なお、このフック装置Fは塩ビ枠などの合成樹脂
枠に取り付けた場合に、枠の凹凸による締めしろの変化
に対応できるので、特に有効に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、プレハブパネル用フッ
ク装置のロック時すなわちフック部が偏心軸に近づいた
状態の時に、ローターの回動を途中で停止しても、ロー
ターの外周面に形成された突起がフック部材の円孔の
周面に形成された係止溝に係合し、ローターとフック部
材との相対回動を阻止することができる。その結果、プ
レハブパネルの枠などに凹凸が在って、ローターを完全
に最大回動位置まで回動できず、回動途中でその回動を
停止した場合にも、ローター及びフックの回動を防止す
ることができる。
【0034】また、ローターが合成樹脂製であるので、
簡単に一体成形で製作できるとともに錆びつくことがな
く、かつ弾性を有しているので突部と係止溝との係合離
脱がスムーズにできる。さらに、合成樹脂製のローター
が経時変化(クリープ)により変形しても、突部が係止
溝に係合しているので、ローターが回動することはな
い。
【0035】また、ローターに突部が2個形成されてい
る場合には、一方の突部が係止溝と係合していないとき
に、他方の突部が係止溝と係合することができるので、
突部と係止溝とが係合するローターの回動位置を小さな
角度差で細かく設定できる。その結果、ローターをより
自由な回動位置で停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱パネル用フック装置の一実施
例において用いられるフック収納ケースの組み立て前の
状態を説明するための図で、(ア)が平面図で、(イ)
が正面図である。
【図2】同プレハブパネル用フック装置の一部切欠き正
面図である。
【図3】プレハブパネルが結合された状態の正面図であ
る。
【図4】フック部材の正面図である。
【図5】フック部材の係止溝とローターの突起とを説明
するための図である。
【図6】フック部材およびローターの正面図で、(ア)
がフック部がローターの偏心軸から遠のいた状態の図
で、(イ)がフック部がローターの偏心軸に近づいた状
態の図である。
【図7】冷凍冷蔵庫の斜視図である。
【図8】従来のプレハブパネルの斜視図である。
【図9】従来のプレハブパネル用フック装置の一部切欠
き正面図である。
【図10】従来のプレハブパネル用フック装置とピンと
の係合状態を説明するための一部切欠き正面図である。
【図11】従来のフック部材の正面図である。
【符号の説明】
31 ローター 33 偏心軸 40 胴部 42 突部 51 フック部材 52 円孔 53 フック部 55 係止溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心軸を中心として回動可能に支持され
    るとともに、断面円形の胴部を具備する弾性の合成樹脂
    製ローターと、 該ローターの胴部が挿入された円孔を具備するフック部
    材とを備えたプレハブパネル用フック装置において、 前記円孔の内周面には複数個の係止溝が形成され、か
    つ、フック部が偏心軸に近づいた状態において前記係止
    溝と選択的に係合する突部が前記ローターの胴部外周面
    に形成されていることを特徴とするプレハブパネル用フ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 前記突部がローターの胴部外周面に略1
    80°ずらして2個形成されるとともに、 一方の突部が選択的に係合する第一の係止溝が円孔の内
    周面に複数個形成され、 かつ、一方の突部が第一の係止溝に係合していない時に
    他方の突部が選択的に係合する第二の係止溝が、第一の
    係止溝の形成された面に対向する内周面に複数個形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のプレハブパネ
    ル用フック装置。
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