JP2755867B2 - 貯蔵庫扉 - Google Patents

貯蔵庫扉

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JP2755867B2
JP2755867B2 JP4134639A JP13463992A JP2755867B2 JP 2755867 B2 JP2755867 B2 JP 2755867B2 JP 4134639 A JP4134639 A JP 4134639A JP 13463992 A JP13463992 A JP 13463992A JP 2755867 B2 JP2755867 B2 JP 2755867B2
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隆志 西村
孝信 打矢
康雄 竹中
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,筐体の開口を開閉自在
に閉止する観音開き式の第1扉と第2扉とを上記筐体の
左右両側部にそれぞれ設け扉の閉止時に上記第1扉と上
記第2扉との隙間を塞ぐようにした貯蔵庫扉に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の貯蔵庫扉の一例となる冷蔵庫の
扉としては,実公昭63−7823号公報に開示された
ものがある。上記開示の冷蔵庫を図乃至図13に示
す。これらの図に示す冷蔵庫1a では,外箱45及び内
箱47とこれらの間に充填される発泡断熱材46とか
ら,前方に開口した断熱筐体2が構成され,この断熱筐
体2の開口3の左右両側に上下の各ヒンジ21,21に
より回動自在に枢支された観音開き式の右扉4(第1
扉)と左扉5(第2扉)とが上記開口3を開閉自在に封
止するようになっている。上記右扉4と左扉5とは観音
開き式の扉のため,扉閉止時にそれぞれの間に隙間Xを
生じることを避けることができない。そして,上記隙間
Xを柱部材等を用いずに塞ぐために,回転遮閉体6c
右扉4に回動自在に設けられている。上記右扉4と左扉
5のそれぞれの非枢支側に対応する位置であって,断熱
筐体2の開口縁部41内の上下には,ガイド部材33が
それぞれ相対向して設けられている。これらのガイド部
材33には,上下方向のに案内溝36が形成されてい
る。上記右扉4の内板37の周縁部にはマグネットを含
有したガスケット20が取り付けられている。上記ガス
ケット20は左扉5の内面の周縁部にも取り付けられて
おり,これらのガスケット20は左扉4及び右扉5の閉
止時に断熱筐体2の開口縁部41及び回転遮閉体6c
前面をシールするようになっている。上記隙間Xを塞ぐ
ための回転遮閉体6c は上下の開口縁部41間にほぼ届
く上下方向の長さであって,上記ガイド部材33の横方
向の長さよりも若干短い横方向寸法に形成されている。
そして,上記回転遮閉体6c は右扉4の内面であって非
枢支側の突壁24の側部に回動自在に設けられている。
即ち,上記回転遮閉体6c は上記右扉4の閉止時にその
上下端部の係合突部43が上下のガイド部材33の案内
溝36にそれぞれ挿入されその壁面に沿って案内される
ことにより,閉じられた状態の左扉5へ向う方向に回転
する。そして,上記鋼板42を前方に向けた状態で回転
遮閉体6c の係合溝44が上記突部34に嵌合係止され
る。これによって,回転遮閉体6c が上記右扉4と左扉
5との隙間Xを塞ぐ。一方,上記右扉4の開動作に伴っ
て,上記係合突部43が案内溝36を摺動して案内され
て上記回転遮閉体6c が上記閉じられた状態(図13
示す)の左扉5から離間する方向(図11に示す)に回
転する。これにより,上記冷蔵庫1aは,観音開き式の
扉間の隙間Xを塞ぐ遮閉部材としての,回転遮閉体が扉
側に設けられているため,遮閉部材が断熱筐体2に固定
された柱部材である場合と比べて,遮閉部材により食品
等の出し入れが邪魔されることのない有用な貯蔵庫とし
て提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記右扉4
が断熱筐体2からヒンジ部21回りに大きく開放された
場合,上記従来の回転遮閉体6c は右扉4の内面から突
出した状態であって比較的自由な状態にされる。そのた
め,使用者が食品等の出し入れを行う際に,図14に示
すように,使用者の手や食品等が上記回転遮閉体6c
接触してこの回転遮閉体6c を右扉4の開放時における
正規の位置(2点鎖線で示す位置)と異なる位置に回転
させることがあった。例えば,上記したような接触によ
り,回転遮閉体6c が図14の実線で示す位置に回転し
た場合,この状態のままで右扉4を閉止すると,閉止状
態の左扉5に上記回転遮閉体6c が当接するため,上記
右扉4を断熱筐体2に対し正常に閉止することができな
かったり,場合によっては上記回転遮閉体6c 等が破損
したりする可能性があった。そこで,図16に示すよう
に,回転遮閉体6の合成樹脂よりなる背面に鉤状の係止
爪8を一体に形成し,右扉4の内面であって突壁24の
側部に上記回転遮閉体6を回動自在に軸支する支点軸1
1を有した支持アーム22を取り付けこの支持アーム2
2の端部に上記回転遮閉体6の係止爪8と係脱自在に係
合する係止片7を一体に形成することにより,右扉4の
開放時に例えば使用者の手が誤って上記回転遮閉体6に
接触したとしても,上記回転遮閉体6が2点鎖線で示す
所定位置から容易に回転されないように構成することが
考えられる(例えば実開平3−77187号公報)。
た,図17及び図18に示すように,回転遮閉体6の合
成樹脂よりなる背面に互いに90度の角度で形成された
係止突起9,39を一体に形成し,右扉4の内面であっ
て突壁24の側部に上記回転遮閉体6を回動自在に軸支
する支点軸11を有した支持アーム22を取り付け,こ
の支持アーム22に,右扉4の開放時に支点軸11回り
に回転する回転遮閉体6の係止突起9及び39を挟み込
んで係脱自在に係止する係止片7 a を一体に形成するこ
とにより,第1扉の開動作時だけでなく閉動作時にも上
記回転遮閉体が所定の位置から容易に回転されないよう
に構成することが考えられる(例えば実開平3−771
84号公報)。 ところが,図16,図17及び図18に
示すいずれの構成においても,上記右扉4では,例えば
11に示すように,扉開放時に上記回転遮閉体6c
右扉4の内板37の突壁24から突出した位置にある。
そのため,上記したような接触により,回転遮閉体6c
が正規の位置から動かされ易い。この状態の回転遮閉体
c と突壁24との間の隙間を通して,例えば突壁24
内のコード類が見えたりすることがあり,見栄えもよく
なかった。また,上記回転遮閉体6c と上記突壁24と
の間に大きな隙間が存在するため(図16参照),特に
右扉4の閉止動作時及び閉止時に,内部の冷気等が上記
隙間から外部に逃げやすいという問題点もあった。そこ
で,本発明の第の目的は,上記第1扉の開放時に上記
回転遮閉体が所定の位置から回転されにくく,且つこの
ときの回転遮閉体及び第1扉内面の見栄えがよく,更に
第1扉の内面と回転遮閉体との間の隙間からの冷気等の
漏れを最小限に抑えることが可能な貯蔵庫扉を提供する
ことである。また,上記冷蔵庫1では,上記したよう
に,ガイド部材33が上下の開口3内側にそれぞれ設け
られている。そのため,上記開口3の開口縁部41から
食品等を出し入れする際に,上記ガイド部材33が邪魔
になることがあった。また,上記ガイド部材33は内箱
47から内側に突出して設けられているため,上記右扉
4及び左扉5を開放したときの庫内外観がよくなかっ
た。そこで,本発明の第の目的は,筐体の開口内に突
出した部材をなくすことにより,食品等の出し入れが容
易で庫内外観のよい貯蔵庫扉を提供することである。更
に,上記冷蔵庫1では,右扉4及び左扉5の各外郭の平
断面形状が略矩形状に形成されている。そのため,上記
開口3を封止した状態の右扉4と左扉5との間の隙間X
は,図15(a)に示すように,上記断熱筐体2側と外
面側とでそれぞれ一様な隙間寸法Cであった。上記右扉
4と左扉5との隙間寸法は,同図(b)に示すように,
これらの扉が断熱筐体2に対し開放されたとき,それぞ
れの扉の移動寸法(2×b)分狭くなる。そのため,上
記両扉の閉止時における隙間寸法Cは,少なくとも上記
移動寸法(2×b)分よりも広く設定されている。しか
しながら,閉止された状態の両扉間の隙間寸法をできる
限り小さくすることにより,上記冷蔵庫1の外観に高級
感を持たせたいという要請があった。従って,本発明の
の目的は,閉止された状態の左右の扉間の隙間寸法
を極力小さくすることにより,見栄えのよい貯蔵庫扉を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために,第1の発明が採用する主たる手段は,その要
旨とするところが,筐体の開口を開閉自在に閉止する観
音開き式の第1扉と第2扉とを上記筐体の左右両側部に
それぞれ設け,上記第1扉の閉止時に閉じられた状態の
第2扉へ向う方向に回転して上記第1扉と上記第2扉と
の隙間を塞ぐとともに上記第1扉の開動作に伴って上記
閉じられた状態の第2扉から離間する方向に回転する回
転遮閉体を上記第1扉の内面に回動自在に設けてなる貯
蔵庫扉において,上記回転遮閉体の回転軸側の一端が該
回転軸を中心とする断面円形状に,他端が先細断面にそ
れぞれ形成され,上記第1扉の内面に,上記回転遮閉体
の回転軸側の一端と同心円状の断面形状を有すると共に
上記同心円状の断面中心に上記回転軸が取り付けられ,
上記第1扉の開放時に上記回転遮閉体を第1扉内に表面
面一となるように格納する回転遮閉体格納部が形成され
てなることを特徴とする貯蔵庫扉として構成されてい
る。また,上記第2の目的を達成するために,第2の発
明が採用する主たる手段は,その要旨とするところが,
筐体の開口を開閉自在に閉止する観音開き式の第1扉と
第2扉とを上記筐体の左右両側部にそれぞれ設け,上記
第1扉の閉止時に閉じられた状態の第2扉へ向う方向に
回転して上記第1扉と上記第2扉との隙間を塞ぐととも
に上記第1扉の開動作に伴って上記閉じられた状態の第
2扉から離間する方向に回転する回転遮閉体を上記第1
扉の内面に回動自在に設けてなる貯蔵庫扉において,
記第1扉に回動自在に設置され,上記第1扉の開閉動作
に伴って上記筐体と当接して回転する回転部材が,リン
ク機構を介して上記回転遮閉体と接続され,上記回転部
材の回転により上記回転遮閉体が回転するように構成さ
れてなることを特徴とする貯蔵庫扉として構成されてい
る。更に,上記第3の目的を達成するために,第3の発
明が採用する主たる手段は,その要旨とするところが,
上記第1,第2,若しくは第3の発明であって,上記第
1扉及び第2扉の端部形状が,上記開口を閉止した状態
の上記第1扉と第2扉との間の筐体側隙間寸法が外面側
隙間寸法よりも大きくなるように構成されたことを特徴
とする貯蔵庫扉として構成されている。
【0005】
【作用】上記第1の発明に係る貯蔵庫扉においては,
1扉の開動作に伴って回転した回転遮閉体は,第1扉内
に形成された回転遮閉体格納部に表面面一となるように
格納されると共に,上記回転遮閉体の先端部は先細断面
となっているため,格納動作中に上記回転遮閉体の先端
部と上記回転遮閉体格納部との隙間を最小限にすること
ができるため,格納された回転遮閉体は上記第1扉の内
面から突出された状態にはされず,接触等により上記格
納位置から回転されにくい。また,上記格納された回転
遮閉体の見栄えもよい。更に,回転遮閉体の回転軸側端
面と第1扉の内面(回転遮閉体格納部内面)とが常に広
い面で対向し,且つその隙間を一定最小限にできるた
め,第1扉の閉止動作時及び閉止時の上記隙間からの冷
気の漏れが最小限に抑えられる。そして,上記第2の発
明に係る貯蔵庫扉においては,第1扉の開閉動作に伴っ
て上記回転部材が筐体に当接して回転し,その回転によ
りリンク機構を介して回転遮閉体が回転されるため,上
記筐体側にはガイド部材等の駆動機構を設ける必要がな
い。従って,上記筐体の開口からの貯蔵品の出し入れが
容易になるとともに,上記筐体の開口の外観もシンプル
なものとなる。更に,第3の発明に係る貯蔵庫扉におい
ては,上記開口を閉止した状態の第1扉と第2扉との間
の筐体側隙間寸法は,少なくとも第1扉と第2扉の開閉
動作により狭められる隙間寸法が確保されている。この
ような構成を前提として,上記第1扉と第2扉との間の
外面側隙間寸法が上記筐体側隙間寸法よりも小さくなる
ように各扉の端部形状が構成されたので,上記開口を閉
止した状態の第1扉と第2扉との隙間が狭くこれらの見
栄えが向上する。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の第1の実施例に係る右扉の要部を平
面的に示す構成図,図2は図1の右扉の外観を視たもの
であって,(a)は回転遮閉体格納部が形成された突壁
を示す外観図,(b)は上記回転遮閉体格納部に格納さ
れる回転遮閉体を示す外観図,図3は図1の右扉を用い
て断熱筐体の開口を閉止した状態を平面的に示す構成
図,図4は本発明の第2の実施例に係る右扉の概略構成
を平面的に示す構成図,図5は図4の右扉の開閉動作に
伴って回転する回転遮閉体の動作を説明する動作説明
図,図6は図6は本発明の第3の実施例に係る右扉及び
左扉を平面的に示す構成図であって,(a)は両扉が閉
止された状態を示す構成図,(b)は両扉が開放された
状態を示す構成図,図7は図6の右扉の各部品を示す組
み立て図,図8は図6の右扉及び左扉の変形例を平面的
に示す構成図である。但し,図乃至図13に示した一
般的な冷蔵庫1a ,及び図16〜図18に示した冷蔵庫
b ,1 c と共通する要素には,同一の符号を使用する
とともに,その詳細な説明は省略する。
【0007】 本実施例に係る冷蔵庫1が上記図16に示
した冷蔵庫1 b ,及び上記図17,図18に示した冷蔵
庫1 c と異なるのは,図1及び図2に示すように, 右扉
4の開放時に突壁24に沿った位置まで回転する回転遮
閉体を内部に格納するための回転遮閉体格納部10を,
突壁24に陥没して形成した点である。なお,回転遮閉
体格納部10内に格納される回転遮閉体6a は,支点軸
11側の一端に曲面部53が形成され,他端部に曲面部
54が形成されている。また,上記回転遮閉体6a が格
納されたときの上記曲面部53に対向する回転遮閉体格
納部10の対向面には,上記曲面部53と同心円状の曲
面部51(先細断面に相当)が形成され,上記曲面部5
4に対向する回転遮閉体格納部10の対向面には,上記
曲面部54と同心円状の曲面部52が形成されている。
これによって,上記右扉4の開動作に伴って回転遮閉体
a が上記回転遮閉体格納部10内に格納されたとき,
曲面部52と54との隙間寸法及び曲面部53と51と
の隙間寸法はそれぞれほぼeであって比較的小さい隙間
寸法である(図)。また,この状態において,回転遮
閉体6a の前面の鋼板42と上記突壁24の側面とはほ
ぼ面一になるので,上記突壁24と上記回転遮閉体格納
部10内に格納された回転遮閉体6a とは一体感の強い
印象を与えることになる。従って,この状態において上
記回転遮閉体6a と突壁24とは極めて見栄えがよく,
しかも突壁24内のコード類等が外部から見えたりしな
い。また,回転遮閉体6aが上記回転遮閉体格納部10
内に格納された状態では表面が面一であり,回転遮閉体
a と上記回転遮閉体格納部10との間の隙間も非常に
小さいため,右扉4の開放時に手や食品等が引っ掛かっ
て上記回転遮閉体6a が不用意に回転する心配がない。
更に,上記回転遮閉体6a の曲面部53とそれに対向す
る回転遮閉体格納部10の曲面部51とは上記回転遮閉
体6a の回転位置に関わらず常に広い面積で対向し,且
つその隙間は一定最小限にできるため,右扉4の閉止動
作時及び閉止時の上記隙間からの冷気の漏れが最小限に
抑えられる。上記右扉4が断熱筐体2に対し閉止される
と,図に示すように,上記図16〜図18に示す従来
と同様に,支点軸11を中心として反時計回りに回転
し各扉のガスケット20に吸着されて開口3内をシール
する。
【0008】上記実施例では,上記図16〜図18に示
す従来例と同様,上記右扉4の開閉動作に伴って上記回
転遮閉体を回動させるために,上記断熱筐体2の開口縁
部41内の上下に設けられたガイド部材33(図10参
照)を利用しなければならないが,上記回転遮閉体を回
動させるために上記ガイド部材33を省略した構成とす
ることも可能である。このような構成に係る右扉4を図
に示す。同図に示す右扉4では,右扉4の内面に設け
られた支持アーム22a の支点軸11に,回転遮閉体6
b が回動自在に取り付けられている。また,上記支持ア
ーム22a よりもヒンジ部21寄りの右扉4の内面に
は,支点軸12が設けられ,この支点軸12に平面視半
円状の摺動部材17(回転部材の一例)が回動自在に軸
支されている。上記回転遮閉体6b と上記摺動部材17
とはそれぞれの軸13及び軸14にそれぞれ回動自在に
軸支された連接棒16を介して連結されている。また,
上記支点軸12には,コイルバネ15が取り付けられて
いる。このコイルバネ15の一端は上記摺動部材17に
固定され,他端は右扉4のピン40に係止されることに
より,上記摺動部材17が支点軸12を中心として常時
平面視反時計回りに付勢されている。なお,図は右扉
4が断熱筐体2に対し開かれた状態における回転遮閉体
b ,摺動部材17及び連接棒16の関係を示してい
る。なお,上記右扉4では,右扉4の開放時の摺動部材
17の半径線rと上記右扉4の裏面とのなす角度αが9
0度未満であって且つ上記軸13と軸14とを結んだ線
が上記支点軸11と軸14とを結んだ線よりも常に右扉
4の枢支側(ヒンジ部21寄り)に位置する構成に設定
されている。なお,上記摺動部材17としては平面視半
月状に限定する必要はなく,例えば支点軸12に支持さ
れ破線で示す棒状の摺動部材17a を用いてもよい。こ
の実施例の右扉4を断熱筐体2に対し閉止すると,先ず
摺動部材17の先端の摺動端50が上記断熱筐体2の開
口縁部41に接触してこの開口縁部41に沿って摺動す
ることにより,図に示すように,上記摺動部材17が
コイルバネ15の付勢力に抗して時計回りに回転する。
これによって,摺動部材17の駆動力が連接棒16を介
して回転遮閉体6b に伝達される。上記回転遮閉体6b
は支点軸11を中心として反時計回りに回転し,右扉4
の閉止に伴って,右扉4及び左扉5のそれぞれのガスケ
ット20に吸着着されて上記断熱筐体2の開口3をシー
ルする。この実施例の回転遮閉体駆動機構は右扉4側に
設けられているので,他の実施例のように断熱筐体2側
のガイド部材33を必要としない。従って,上記断熱筐
体2の開口3には,突起物がなく,食品等の出し入れが
極めて容易になり,上記開口3の見栄えも向上する。
【0009】なお,上記したような回転遮閉体6b ,連
接棒16及び摺動部材17よりなる回転遮閉体の駆動機
構は,上記右扉4の上部と下部とにそれぞれ設けられて
いる。また,上記駆動機構は上記したように,てこの原
理とリンクとを応用した機械的に一体の構造であるた
め,工程上の取り付け状態が悪かったり,或いは回転遮
閉体が開口3の開口縁部41と略面一にならないといっ
た不都合を生じることがない。他方,上記右扉及び左扉
の平断面形状としては,これまでの実施例ではそれぞれ
平断面矩形状の扉を用いたが,図に示すように,右扉
a 及び左扉5a の端部形状が,上記開口3を閉止した
状態の右扉4a と左扉5a との間の断熱筐体2側隙間寸
法Cが外面側隙間寸法dよりも大きくなるように構成す
ることもできる。因に,上記右扉4a は,図に示すよ
うに,左扉5a 寄りの側面が傾斜した平面視台形状のド
ア化粧板30に上キャップ31と下キャップ31を嵌合
させた後,ガスケット嵌合用溝(不図示)を有する4枚
のドアサッシ29を上記上キャプ31,下キャップ3
2,ドア化粧板30にそれぞれ組み込んで扉筐体を構成
した後,この扉筐体内に発泡断熱材を充填して図示せぬ
内板を上記扉筐体に固定することにより完成する。この
ような右扉4a 及び左扉5a をそれぞれ断熱筐体2から
開放させても(図(b)),各扉の開放端部が干渉し
て接触したりすることがない。なお,それぞれの扉の開
動作により開放端部が移動する移動寸法bは次式により
求めることができる。 b= (f2 +g2 )−g ・・・(1) ここで,fはヒンジ部21の中心から各扉の内面までの
距離gは各扉の内面側の相対向する端部から上記ヒンジ
部21に対応する位置までの距離である。上記したよう
に,この実施例の右扉4a 及び左扉5a によれば,それ
ぞれの扉が干渉することなく開放可能な隙間寸法C(2
×b+d(余裕代))が上記断熱筐体2側隙間寸法に設
定されているので,これらの扉間の隙間Xの外面側隙間
寸法dは上記余裕代dのみにすることが可能となり,そ
の結果両扉を閉止した状態における冷蔵庫の外観上の高
級感が向上する。なお,この実施例の右扉4a と左扉5
a とのそれぞれの対向面は傾斜面により構成したが,こ
れに限定されるものではなく,図に示すように,それ
ぞれの対向面が段差を有する面である右扉4b 及び左扉
b を用いることも可能である。
【0010】
【発明の効果】第1の発明は上記したように構成されて
いる。従って,上記第1扉の開放時に上記回転遮閉体が
所定の位置から回転されにくく,且つこのときの回転遮
閉体及び第1扉内面の見栄えをよくすることができる。
また,回転遮閉体の回転軸側の一端と第1扉の内面とが
上記回転遮閉体の回転位置に関わらず常に広い面積で対
向し,且つその隙間が一定最小限にできるため,第1扉
の閉止動作時及び閉止時の上記隙間からの冷気等の漏れ
が最小限に抑えられる。第2の発明は上記したように構
成されている。それにより,筐体の開口内に突出した部
材をなくすことができる。従って,上記筐体への食品等
の出し入れが容易になり,且つ開放した開口内の見栄え
を向上させることができる。そして,第3の発明は上記
したように構成されている。それにより,閉止された状
態の左右の扉間の隙間寸法を極力小さくすることができ
る。従って,両方の扉が閉止された状態の貯蔵庫の見栄
えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る右扉の要部を平
面的に示す構成図。
【図2】 図1の右扉の外観を視たものであって,
(a)は回転遮閉体格納部が形成された突壁を示す外観
図,(b)は上記回転遮閉体格納部に格納される回転遮
閉体を示す外観図。
【図3】 図1の右扉を用いて断熱筐体の開口を閉止し
た状態を平面的に示す構成図。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る右扉の概略構成
を平面的に示す構成図。
【図5】 図4の右扉の開閉動作に伴って回転する回転
遮閉体の動作を説明する動作説明図。
【図6】 図6は本発明の第3の実施例に係る右扉及び
左扉を平面的に示す構成図であって,(a)は両扉が閉
止された状態を示す構成図,(b)は両扉が開放された
状態を示す構成図。
【図7】 図6の右扉の各部品を示す組み立て図。
【図8】 図6の右扉及び左扉の変形例を平面的に示す
構成図。
【図9】 本発明の背景の一例となる観音開き式の扉を
備えた一般的な冷蔵庫の外観を示す斜視図。
【図10】 図9の冷蔵庫の開口内を前方から視た外観
図。
【図11】 図9の冷蔵庫の断熱筐体に対し開放された
状態の右扉を背面から視た斜視図。
【図12】 図9におけるA−A矢視断面図。
【図13】 図12におけるB−B矢視断面図。
【図14】 図9の冷蔵庫の断熱筐体に対し開放された
右扉を閉止するときの状態を示す状態説明図。
【図15】 図9の冷蔵庫の右扉及び左扉の開閉時にお
ける各扉間の隙間の状態を平面に示し,(a)は断熱筐
体に対し両扉が閉止された状態を示す要部断面図,
(b)は各扉間の隙間が最小に開放された両扉の状態を
示す要部断面図。
【図16】 本発明の背景の一例となる冷蔵庫の右扉及
び左扉のそれぞれの要 部を示す要部平断面図。
【図17】 本発明の背景の一例となる冷蔵庫の右扉が
断熱筐体に閉止された状態を背面から視た斜視図。
【図18】 図17のE−E矢視断面図。
【符号の説明】
1,1a ,1b ,1 c …冷蔵庫 2…断熱筐体 3…開口 4,4a ,4b …右扉(第1扉) 5,5a ,5b …左扉(第2扉) 6,6a ,6b ,6c …回転遮閉体 7,7a …係止片(係止部材) 8…係止爪 9…係止突起 10…回転遮閉体格納部 11…支点軸 12…支点軸 13,14…軸 15…コイルバネ 16…連接棒 17…摺動部材 21…ヒンジ部 C…筐体側隙間寸法 d…外面側隙間寸法
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−79569(JP,A) 実開 平3−77187(JP,U) 実開 平3−77184(JP,U) 実開 平5−17480(JP,U) 実公 昭63−7823(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 23/00 305

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の開口を開閉自在に閉止する観音開
    き式の第1扉と第2扉とを上記筐体の左右両側部にそれ
    ぞれ設け,上記第1扉の閉止時に閉じられた状態の第2
    扉へ向う方向に回転して上記第1扉と上記第2扉との隙
    間を塞ぐとともに上記第1扉の開動作に伴って上記閉じ
    られた状態の第2扉から離間する方向に回転する回転遮
    閉体を上記第1扉の内面に回動自在に設けてなる貯蔵庫
    扉において,上記回転遮閉体の回転軸側の一端が該回転軸を中心とす
    る断面円形状に,他端が先細断面にそれぞれ形成され, 上記第1扉の内面に,上記回転遮閉体の回転軸側の一端
    と同心円状の断面形状を有すると共に上記同心円状の断
    面中心に上記回転軸が取り付けられ,上記第1扉の開放
    時に上記回転遮閉体を第1扉内に表面面一となるように
    格納する回転遮閉体格納部が形成されてなる ことを特徴
    とする貯蔵庫扉。
  2. 【請求項2】 筐体の開口を開閉自在に閉止する観音開
    き式の第1扉と第2扉とを上記筐体の左右両側部にそれ
    ぞれ設け,上記第1扉の閉止時に閉じられた状態の第2
    扉へ向う方向に回転して上記第1扉と上記第2扉との隙
    間を塞ぐとともに上記第1扉の開動作に伴って上記閉じ
    られた状態の第2扉から離間する方向に回転する回転遮
    閉体を上記第1扉の内面に回動自在に設けてなる貯蔵庫
    扉において,上記第1扉に回動自在に設置され,上記第1扉の開閉動
    作に伴って上記筐体と当接して回転する回転部材が,リ
    ンク機構を介して上記回転遮閉体と接続され,上記回転
    部材の回転により上記回転遮閉体が回転するように構成
    されてなる ことを特徴とする貯蔵庫扉。
  3. 【請求項3】 上記第1扉及び第2扉の端部形状が,上
    記開口を閉止した状態の上記第1扉と第2扉との間の筐
    体側隙間寸法が外面側隙間寸法よりも大きくなるように
    構成された請求項1又は2記載の貯蔵庫扉。
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