JP3682015B2 - 扉装置および扉装置を備えた冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱体の開口を密閉,開放させる扉装置およびこの扉装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫においては大型化に伴い、貯蔵室の開口部を二枚の扉によって開閉する、いわゆる観音開き式の扉装置を採用したものが供されている。従来の観音開き式の扉を有する冷蔵庫は両扉の裏面に設けたガスケットによって庫内を気密に保つため扉の非枢支側に位置するガスケットが当接する面を形成しなければならず、そのため断熱箱体の開口部を区画する閉塞材を取り付けていた。
【0003】
従来の扉装置としては特開平1−208690号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の扉装置を説明する。
【0005】
図20は従来の冷蔵庫の斜視図である。図21は従来の冷蔵庫の正面図である。図22は、従来の冷蔵庫の開口部平面断面図である。図23は、従来の冷蔵庫の扉の斜視図である。
【0006】
図20から図23において1は冷蔵庫であり、鋼板製の外箱2と合成樹脂を形成して成る内箱3と、両箱2,3間に充填される図示しない発泡断熱材とから前方に開口した断熱箱体4を構成し、この断熱箱体4の開口部5の左右縁部に上下ヒンジ6により回動自在に枢支された二枚の観音開き式扉7,8によって開口部5を開閉自在に構成している。
【0007】
扉7,8のそれぞれの非枢支側に位置する部分で、断熱箱体の開口部5の縁部の上下にはガイド部材9がそれぞれ相対向して設けられている。ガイド部材9内には案内溝10が形成されている。扉7,8は枠部材11,12とそれに係合される扉外板13,14から成る外枠15,16と、枠部材11,12の内フランジ17,18を当接して成る扉内板21,22と外枠15,16及び扉内板21,22間にそれぞれ発泡充填された断熱材23とから構成されている。
【0008】
扉内板21,22にはそれぞれ左右一対の縦壁24,25が形成され、また、枠部材11,12端部の溝26,27には磁石内蔵のガスケット28が取り付けられ、そのヒレ29は非枢支側の縦壁24,25にそれぞれ密接する。ガスケット28は扉7,8の閉塞時に断熱箱体4の開口5の外箱2前縁に着磁して庫内30をシールする。
【0009】
さらに扉7の裏面の非枢支側に位置するガスケット28より内側の縦壁24の外側には断面略矩形状の仕切体31が取り付けられる。32はヒンジ板であり、縦壁24の外側面において上下二箇所、断熱材側の補強板33にネジ34にて固定され、仕切体31はこのヒンジ板32の回動軸35に回動自在に支持されている。仕切体31は開口部5の縁部を上下に渡る長さであって上下のガイド部材9、9の案内溝10、10の間隔よりも少許短い寸法で上下に延在しており、前面は平面として図20の如く鋼板36が取り付けられている。
【0010】
さらにその上下端には係合部として突起37が上下方向にそれぞれ突出形成されている。ヒンジ板32は仕切体31の扉7側の後縁部に上下二箇所形成した切欠部38より仕切体31内に挿入されてそこに回動軸35を位置せしめており、この回動軸35にはコイルバネから成るバネ部材39が挿通され、一端をヒンジ板32に、また、他端を回動軸35から離間した仕切体31内の爪40にそれぞれ係合しており、その復元力により仕切体31を常時図7中矢印如く時計回りに回動する様構成されている。
【0011】
以上のように構成された従来の扉装置について、以下その動作を説明する。
【0012】
まず仕切体31は扉7が開放された状態でバネ部材39の復元力によって図22中破線で示す如く、扉内板21の縦壁24外側面に沿ってネジ34に当接した状態で保持されている。この初期状態において使用者の手が誤って仕切体31に当たって図22中反時計回りに回動させられても、バネ部材39によって初期状態に復帰できる。この動作は仕切体31の回動角度に無関係に行われるので仕切体31が回動されたまま扉7が閉じられガイド部材9の突部に仕切体の突起37が衝突して破損することを防止できる。
【0013】
次に扉7を閉じていくと、やがて仕切体31の突起37が案内溝10内に進入して案内溝10内の曲面に沿って摺動し、それに伴い仕切体31は回動軸35を中心にバネ部材39に抗して反時計回りに回動され、突起37は案内溝10の奥部に進入して行く。逆に扉7を開ける場合は突起37が案内溝10内の曲面に沿って摺動しバネ部材39の復元力によって時計回りに回動させられ、やがて初期状態に復帰する。
【0014】
このようにして、扉7の開閉に合わせて仕切体31を回動させてガスケット28とのシールを確実に行え、扉7,8の間の開口部5側に固定された仕切体を設ける必要がないので開口部5の間口が広く使える、としている。
【0015】
また、他の従来の扉装置としては特開昭57−73383号公報に示されているものがある。
【0016】
以下、図面を参照しながら上記従来の扉装置を説明する。
【0017】
図24は従来の冷蔵庫の扉の開放状態を示す平面図である。図25は従来の冷蔵庫の要部平面図である。
【0018】
図24,図25において、41は冷蔵庫本体であり、42,43は冷蔵庫本体41の前面開口部に左右に取り付けられた観音開き式の扉である。また、44,45は扉42,43にそれぞれ取り付けられたガスケットであり、冷蔵庫本体41の前面開口縁と密着するとともに、ガスケット44,45同志が扉42,43の向かい合う側面間で相互に密着して庫内外のシールを保つように構成されている。
【0019】
46,47は冷蔵庫本体41の側部において、扉42,43の枢支側に取り付けたヒンジであり、固定された突起部48に対して扉42,43ごと左右方向に移動する係止部49が閉扉時に係合するように構成されている。
【0020】
50は本体に固定された第1のヒンジピン、51はドアを枢支し変位可能な第2のヒンジピンであり、スライダー52によって相互に連結されている。53は第1のヒンジピン50に装着され扉を閉扉方向に付勢するバネである。
【0021】
以上のような構成において、扉42または43を開けようとすると(以後は扉42について説明する)、扉42には係止部49が突起部48の突起の頂上部を乗り越える際に横向き(扉42の外向き)の力が加わり、第1のヒンジピン51を支点としてスライダー52を介して扉42が外側に変位しガスケット44,45の相互の密着状態を解除して扉を開放させる。
【0022】
また、逆に扉42を閉めようとすると、扉42には係止部49が突起部48の突起の頂上部を乗り越える際に一旦外向きの力が加わるので扉42が外側に変位してガスケット44,45間に隙を有した状態で近づいていき、係止部49が突起部48の突起の頂上部を乗り越えてしまうとガスケット44,45が相互に密着して冷蔵庫本体41が扉42,43によって密閉される。
【0023】
そして、開閉の際に扉42,43が外側に変位することによりガスケット44,45が回転軌跡上で競ることなく確実なシールが行える、としている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成は仕切体31が扉7の縦壁24の外側に取り付けられ両扉7,8の閉扉時にはガスケット29により庫内30の気密性は保たれるが、開扉時には仕切体31が縦壁24の外側を回動するため、回動するための空間を扉7,8内に設けなければならない。つまり縦壁24,25を扉の枢支側に移動させなければならない。このため扉7,8内の食品収納スペースが減少し食材収納においては使用者にとって使い勝手の悪い冷蔵庫となってしまう欠点があった。
【0025】
また、扉7の開閉時、仕切体31は突起37がガイド部材9の案内溝10に沿って90度回動して摺動するため、突起37と案内溝10の摩擦係数が大きくなりよって扉7の開扉力が大きくなり扉開閉においては使用者にとって使い勝手の悪い冷蔵庫となってしまう欠点がある。さらには、使用者が扉を閉めたと思っても摩擦力とバネ部材39の反発力により不完全な閉まり方になった場合には、庫内温度が上昇し食品鮮度を低下させるという欠点もある。
【0026】
本発明は従来の課題を解決するもので、扉内側の食品収納スペースを有効に確保し、開扉力が小さく、使い勝手の良い扉装置を提供することを目的とする。
【0027】
また、上記他の従来の構成においては、扉42,43間のシールをするために別途仕切板を設ける必要がなく、食品収納スペースを侵害する問題は解消されるが、ガスケット44,45の相互の密着状態を確保するために扉42,43全体を外側に変位させる必要があり、そのためにヒンジ46,47の機構が複雑になって耐久信頼性が懸念されるほかコスト的にも高価につく。また、使用者が操作して扉42,43の全体を変位させるために操作感が重く使い勝手がよくないという欠点があった。
【0028】
本発明の他の目的は、耐久信頼性に優れコストの安価な仕切板を用いない扉装置を提供するとともに、使用者の操作性の向上を図ることである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、箱体の庫内開口部において外周部の一側面を対向させて配置した二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたものであり、二つの扉間のシールを仕切体を用いずガスケット同志による簡素な構成で行うことができ、ガスケットの空気層を複数連続させることにより庫内外の断熱性が確保される。
【0030】
また、開扉時には可動型のガスケットがガスケット同志の密着を解除する方向に動いて開扉力を低下させる。また、閉扉時にはガスケット同志を密着させる方向に動いて適切な位置関係で確実な密着性が得られる。またガスケットが扉の回転軌跡に沿ってこすれず、音の発生も抑えられる。
【0031】
また、保持部材を扉の厚み内に収納してガスケットを動かすことができる。
【0032】
請求項2に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたものであり、観音開き式の扉間のシールを仕切体を用いずガスケット同志による簡素な構成で行うことができ、ガスケットの空気層を複数連続させることにより庫内外の断熱性が確保される。
【0033】
また、開扉時には可動型のガスケットがガスケット同志の密着を解除する方向に動いて開扉力を低下させる。また、閉扉時にはガスケット同志を密着させる方向に動いて適切な位置関係で確実な密着性が得られる。またガスケットが扉の回転軌跡に沿ってこすれず、音の発生も抑えられる。
【0034】
また、保持部材を扉の厚み内に収納してガスケットを動かすことができる。
【0035】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数対の空気層のうち少なくとも一対に互いに吸着するマグネットを内包したものであり、マグネットの吸着作用で閉扉時にガスケットが密着し、外部とのシール性が強化される。
【0036】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マグネットを複数対の空気層のうち庫外側の空気層内に内包したものであり、庫内側の冷気がマグネットに作用しにくくなりガスケット表面の結露が生じにくくなる。
【0037】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マグネットを複数対内包したものであり、ガスケットの密着性が高まりシール性が向上する。
【0038】
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、複数対の空気層のうち少なくとも一対の一方にマグネットを、他方に着磁部材を内包したものであり、吸着力が適当に保たれ、密着性を保ちながら開扉力が軽減する。
【0039】
請求項7に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケット同志が密着する密着面の肉厚を他の肉厚より厚くしたものであり、摺動による耐久性が向上する。
【0040】
請求項8に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケット同志が密着する密着面の庫内側の端部にほぼ全長に亘ってガスケットと一体に突片を成形したものであり、ガスケットの庫内側端面の隙が突片によりシールされガスケット表面近傍に庫内側冷気が漏れない。
【0041】
請求項9に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケットの両端部近傍においては第1のガスケットとも当接するものであり、閉扉状態において第1のガスケットと第2のガスケット間もシールされ庫内側外の密閉シールが行われる。
【0042】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、第1のガスケットは、第2のガスケットが装着される扉の一側面の庫内側縁面に回り込む延出部を備え、前記延出部と第2のガスケットが当接するものであり、当接面が双方のガスケットの長手方向であり当接長さも稼げてシールの確実性が高まる。
【0043】
請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載の発明において、第2のガスケットは、ガスケットより一体に延出したヒレ部によって第1のガスケットの側面と当接するものであり、ヒレ部の柔軟性によりシールバラツキを吸収できる。
【0044】
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、第1のガスケットを扉に把持させるアンカー部の形状において、延出部のアンカー部の断面形状は他のアンカー部の断面形状より把持力の大きい形状としたものであり、アンカー部の延長距離が十分にとれない場合でもガスケットが外れにくい。
【0045】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、延出部のアンカー部の断面形状は、外向きの係合片を上下に2段設けたものであり、簡単な成形の追加でアンカー部の延長距離が十分にとれない場合でもガスケットが外れにくい。
【0046】
請求項14に記載の発明は、請求項12または請求項13に記載の発明において、延出部のアンカー部を硬質部材と軟質部材の2種材料で成形したものであり、長さの短い延出部でも挿着されれば硬質部で保持力が増して外れにくくなり、柔軟部でアンカー部の挿入性も確保される。
【0047】
請求項15に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第1のガスケットおよび第2のガスケットの端面は溶着されているものであり、ガスケット内部に異物が入らず衛生的であり、マグネットにも異物が付着せず吸着力を低下させない。
【0048】
請求項16に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、保持部材を動作させる回動機構を扉側板の凹部内に収容したものであり、回動機構を扉の厚み内に収めてガスケットを動かすことができる。
【0049】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、回動機構の回動軸を保持部材の庫内側の端部に配置し、保持部材を枢支させたものであり、扉の開閉動作時にガスケット当接面がこじることなく摩擦も少なくなる。
【0050】
請求項18に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、扉側板の凹部の開口縁を第2のガスケットでシールするものであり、凹部を通じての庫内外の空気の流通が遮断され、庫外からの吸熱や庫内からの冷気漏れが防止される。
【0051】
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、開口縁のシールを第2のガスケットから一体に延出されるヒレ部により行わせたものであり、ヒレ部の柔軟性によって開口縁になじみ易く、シールバラツキが吸収される。
【0052】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、ヒレ部は凹部の庫内側の開口縁においては凹部の外側よりシールし、凹部の庫外側の開口縁においては凹部の内側よりシールするものであり、回動軸を支点にした第2のガスケットの挙動に合わせ、閉扉時にガスケット姿勢が戻る方向で付勢力をもって圧接シールされる。
【0053】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、凹部の庫外側の開口縁にはオーバーハング部を形成し、凹部の内側よりヒレ部でシールするものであり、閉扉時に凹部の内側から開口縁に向かって挙動する第2のガスケットの庫外側のヒレ部がオーバーハング部とラップして圧接シールされる。
【0054】
請求項22に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、回動機構の回動軸に軸支されたラッチ部と、箱体の一画に設けられ前記ラッチ部と閉扉時に係合する突起部とを備え、前記ラッチ部は前記突起部に沿って動作する関係において、これらの位置関係は投影的に第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と前記突起部間の距離を大きくしたものであり、回動軸を支点にしたてこの原理で軽い力で扉が開放される。
【0055】
請求項23に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、扉内板の庫内側全周に形成された第1の周縁部と、前記第1の周縁部から突出部に沿って斜め上方に切り欠いてトリミングされた第2の周縁部を形成し、前記第1の周縁部と前記第2の周縁部により扉側板を係合固定したものであり、成形扉側板を用いて扉内板と扉外板を接合する形態において、第2の周縁部のバリ発生などに対する成形精度を高めた形で接合精度が向上する。
【0056】
請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、扉側板の庫内側端部にガイドリブを設け、前記ガイドリブを扉内板の突出部に挿入することにより扉内板を位置決めしたものであり、扉の組み立て時に扉内板がガイドリブに案内されて所定の位置にセットしやすい。
【0057】
請求項25に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記二つの扉の非枢支側の側面近傍で庫内方向に内板より突出する突出部を形成し、第2のガスケット取り付け面より後方で前記両突出部の対向する側面に前記両突出部相互の間隔を詰める化粧部材を取り付けたものであり、第2のガスケットへの庫内側からの空気通路が狭まりガスケットからの侵入熱量が低下し、ガスケット自体の冷却度合いも軽減される。
【0058】
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、化粧部材は二つの扉の非枢支側の側面に設けた扉側板に固定したものであり、化粧部材の取り付け寸法精度が高まり、扉側板が意匠的にも覆われる。
【0059】
請求項27に記載の発明は、請求項25または請求項26に記載の発明において、化粧部材の第2のガスケット側の端部は、第2のガスケット取り付け面よりオーバーハングして取り付けられたものであり、第2のガスケットの庫内側への露出面積が少なくなり、一層ガスケットからの侵入熱量が低下し、ガスケット自体の冷却度合いも軽減される。
【0060】
請求項28に記載の発明は、請求項11に記載の発明に、さらに、扉側板の凹部の裏面の一画に結露防止用の加熱体を配置したものであり、ガスケットおよび周辺部材の表面温度が高められる。
【0061】
請求項29に記載の発明は、請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫であり、仕切体を用いず二つの扉間がガスケット同志による簡素な構成で、断熱シールされる。
【0062】
請求項30に記載の発明は、請求項3に記載の扉装置を備えて、二つの扉の両側部に設けられたヒンジの枢支点と閉扉時における第2のガスケットのマグネットの密着位置を一直線上になるように配置した冷蔵庫であり、閉扉時にマグネット吸着部に効果的に圧接力が加わる。
【0063】
請求項31に記載の発明は、請求項22に記載の扉装置を冷蔵庫本体上部に配置した冷蔵室に備えて、突起部を冷蔵室内上部に設けるとともに、第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と突起部までの距離を約2倍とした冷蔵庫であり、負荷荷重が大きく開閉に比較的力を要する冷蔵室の扉をてこの原理を利用して適度に軽い力で開けられる。
【0064】
請求項32に記載の発明は、請求項28に記載の扉装置を備えて、対向する二つの扉のうち一方に加熱体を配置し、他方に設定及び/又は表示機能を有する操作パネルを備えた冷蔵庫であり、交直流の電気配線が分離され直流回路に対するノイズを避けられる。
【0065】
請求項33に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えた扉装置で、前記扉開時、前記扉に備えられたハンドルと連動して前記第2のガスケットの密着状態を解除するものであって、マグネットを内包する空気層と基部からなる第2のガスケットは軟質部材と硬質部材の2種材料で成形され、前記空気層部は軟質材、基部は硬質材の合成樹脂材で形成された軟硬質一体構造であるものであり、可動するハンドルと連動して密着状態にあった第2のガスケット同士が離れるので、操作性がよい。
【0066】
基部は硬質材で第2のガスケットの保持強度を高められ、空気層部は軟質材で相互の密着シール性を高めることができる。
【0067】
請求項34に記載の発明は、請求項33に記載の扉装置を備えて、第2のガスケットのうちハンドルに対応する部分のガスケットが可動して密着状態を離れ、その動作によって第2のガスケットの残りの部分も密着状態を解除するものである。
【0068】
請求項35に記載の発明は、請求項33に記載の扉装置を備えて、使用者は回転軸を中心にハンドルは回転して第2のガスケット面同士を離してから手前に引く動作になるので楽に扉を開けることができる。
【0069】
請求項36に記載の発明は、請求項35に記載の扉装置を備えて、ハンドルは作用部によって第2のガスケットを密着状態から離すことができる。
【0070】
請求項37に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットの基部に第2のガスケットを回動させる回動軸を設けたものであり、扉開時に、回動軸を支軸として第2のガスケット同士を容易に離間させることができる。
【0071】
請求項38に記載の発明は、請求項37に記載の発明において、回動軸は第2のガスケットの基部に貫通孔を形成し、前記貫通孔に軸部材を挿通して構成したものであり、軸部材により支持強度が高まり第2のガスケットを確実に支持回動できる。
【0072】
請求項39に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、扉開時に、ハンドルの作用部を第2のガスケットの基部の端部に当接させるものであり、基部は硬質であるため、扉開時に作用部に押されて可動しても変形しないので、空気層部を離間させる方向に第2のガスケットを正常に動作させることができる。
【0073】
請求項40に記載の発明は、請求項39に記載の発明において、ハンドルの作用部が当接する第2のガスケットの基部の端部と反対側の端部に第2のガスケットの回動軸を配置し、扉開閉動作はハンドルの回転軸と第2のガスケットの回動軸が連動して行うものであり、ハンドルの動作に従って第2のガスケットが動作し、扉の開閉動作をスムーズに行うことができる。
【0074】
請求項41に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットと扉側板間とのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第1のヒレ部と、前期扉側板で前記基部を収納する段差部とでシールされるものであり、ガスケットと扉間の空気の通路を閉じることができる。
【0075】
請求項42に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットとハンドルとのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第2のヒレ部と、ハンドルの作用部の一端部とでシールされるものであり、ハンドルとガスケット間の空気の通路を閉じることができる。
【0076】
請求項43に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットは複数の空気層を有し、前記空気層のうち庫外側にマグネットを内包したものであり、空気層のうち最初に離れる位置にマグネットがあるので、開閉動作に連動して離れやすいので、開扉力のバラツキを低減できる。
【0077】
請求項44に記載の発明は、請求項43に記載の発明において、第2のガスケットに内包するマグネットは極性の順序が互いに異なるように収容されるものであり、扉開時に少しでも対向していたマグネットがずれれば、極性は同極同士が対向しあうので、そのままスムーズに開けることができる。逆に閉じる時も、少しでもずれれば、扉同士が反撥しあうので、ずれることなく扉を閉じることができる。
【0078】
請求項45に記載の発明は、請求項33から請求項44のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫であり、仕切体を用いず二つの扉間がガスケット同志による簡素な構成で、断熱シールされる。
【0079】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による扉装置および扉装置を備えた冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0080】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の外観正面図である。図2は、同実施の形態の冷蔵庫の庫内斜視図である。図3は、同実施の形態の扉装置の裏面斜視図である。図4は、図3のa−a線断面図である。図5は、図1のA−A線断面図である。図6は、図1のB−B線断面図である。図7は、扉を動作した時の図1のA−A線断面図である。図8は、同実施の形態の冷蔵庫の要部平面図である。図9は、扉装置の分解斜視図である。図10は、同実施の形態の扉装置のガスケットの斜視図である。図11は、図10のC−C線断面図である。図12は、図10のD−D線断面図である。図13は、図10のE部矢視図である。
【0081】
図1から図13において、101は冷蔵庫本体であり、鋼板製の外箱102と樹脂で形成された内箱103と、両箱102,103間に充填される図示しない発泡断熱材とから前方に開口した断熱箱体104を構成し、この断熱箱体104の上部より複数の貯蔵室105a,105b,105cが形成されている。そして、最上部の冷蔵室105aは本実施の形態においては、左右縁部に上下ヒンジ106により回動自在に枢支された二つの観音開き式扉107,108によって開閉自在に構成されている。
【0082】
また、断熱箱体104において扉107,108のそれぞれの非枢支側に位置する部分で断熱箱体104の開口部105の縁部の上部にはガイド部109が設けられている。ガイド部109は先端が円形状を形成している突起部110が同一形状で冷蔵室105aの左右方向に二つ形成されている。
【0083】
次に、扉107,108は扉外板111,112と、扉107,108の非枢支側の側面に取り付けられ庫外側に略コの字形状をしたフランジ113と凹部114a,115aを設けた扉側板114,115と、扉側板114,115の庫内側外周フランジに当接して成る扉内板116,117と、扉外板111,112と扉側板114,115及び扉内板116,117間にそれぞれ発泡充填された発泡断熱材118とから構成されている。
【0084】
114b、115bは扉側板114,115と一体に成形された平面部である。114c、115cは扉側板114,115と一体に成形され、第1の土手部116b、117b内まで延びて成形されたガイドリブである。ガイドリブ114c、115cは扉107,108の上下方向に連続して備えられても部分的に備えられてもよい。114d,115dは凹部114a,115aの庫外側の開口縁に形成したオーバーハング部である。また、116a,117aは扉内板116,117によって扉107,108の裏面室内側に形成した扉収納部である。116b、117bは扉収納部116a,117aを区画形成する第1の土手部である。
【0085】
また、図9において117cは扉内板117の水平方向に備えられた周縁部とヒンジ106の枢支側に位置し上下方向に亘って備えられた周縁部を形成した第1の周縁部である。そして非枢支側で第1の周縁部117cからの角度θを約45度の角度で斜め上方に向かってトリミングされた第2の周縁部117dが連続して形成されている。
【0086】
扉側板114,115の凹部114a,115a内には、溝119,120を形成するとともに、ガイド部の突起部110と扉閉塞時に同一高さになる位置で第1の傾斜面121,122、第2の傾斜面123,124を有するラッチ部125,126の回動軸127,128を備えた保持部材129,130が取り付けられている。
【0087】
保持部材129,130は開口部115を上下に亘る寸法で延在しており、回動軸127,128を中心にして扉側板114、115の凹部114a,115a内にて回動自在に支持され、さらに、回動軸127,128の扉側板114,115からの外れ防止用として外れ防止部材131,132にて回動軸127、128の軸受けの役目も兼ねて固定されている。保持部材129,130の溝119,120には、庫外側先端に第1のヒレ部133aを設け、庫内側先端には第2のヒレ部133bを設けている。
【0088】
134はガスケット同志が離れる方向に挙動する一対の可動型の第2のガスケットであり、保持部材の溝119,120に取り付けられている。また、第2のガスケット134は異極に磁化されたマグネット134aを内蔵して互いに向かい合う形で保持部材129,130とほぼ同一長さ寸法で取り付けられている。また異極に磁化されたマグネット134aを備えるかわりに第2のガスケット134の一方に鉄部材(図示しない)などの着磁部材を内包してマグネットと密着させてもよい。
【0089】
また、扉107,108の裏面上下辺と扉107,108の枢支側の裏面縦辺には固定型の第1のガスケット135が取付けられている。また134bはマグネット134aの周囲に設けられた空気層であり連続して複数個(本実施の形態の場合は片側3個ずつ)備えられている。最も庫外側の空気層134b内にはマグネット134aが上下方向に亘って内包されている。第2のガスケット134に内包されるマグネットは対向して複数個配置されてもよい。
【0090】
また、第2のガスケット134の表面で扉閉時、第2のガスケット134同志が密着する当接面134cは、平面状に形成されている。ここで当接面134cの貯蔵室側の端部には第2のガスケット134の上下にわたって突片134dが一体に形成されている。
【0091】
そして、可動ガスケット134の上下端面は溶着により封止され内部にマグネット134aを保持するようになっている。
【0092】
回動軸127,128にはコイルバネから成るバネ部材136,137が挿通され、一端を扉側板114,115に、他端を保持部材129,130にそれぞれ接している。さらに第2のガスケット134の第1のヒレ部133aはオーバーハング部114d,115dに凹部114a,115aの内側より当接することにより庫外と凹部114a,115a間をシールする。また第2のヒレ部133bは扉側板の平面部114b,115bの表面と当接することにより冷蔵室105aとを凹部114a,115a間をシールする。
【0093】
また、第2のガスケットのマグネット134aと回動軸127,128間の距離に対して回動軸127,128と冷蔵室105aに設けた突起部110間の距離を大きくしている。
【0094】
また、138は化粧部材であり扉側板114,115に固定具139によって取り付け固定され、突出部116b,117b間に扉107,108の上下方向に亘って備えられ、突出部116b,117b間の空間距離を狭めるように形成されている。
【0095】
また、140は結露防止用の加熱体であるヒーター線であり、図6のように扉側板の断熱材118側で扉外板111の近傍に扉側板114の長さ方向に亘って熱伝導部材(本実施の形態の場合アルミ箔テープ140a)で貼付されている。
【0096】
図10において、第1のガスケット135のうち上辺ガスケット部135a、縦辺ガスケット部135b、下辺ガスケット部135cの断面形状は図11に示す形状であり、上辺ガスケット部135a、下辺ガスケット部135cの一端から垂直方向にわずかに延びた延出部135dの断面形状は図12に示す形状となっている。また、延出部135dの端面形状(斜線部)は図13に示す形状である。
【0097】
図11において、141は磁化されたマグネットであり、第1のガスケット135の全辺に挿入されている。上辺ガスケット部135のマグネット141の下部には空気層142があり、アンカー部143が形成されている。143aは外向きに突出した係合片である。空気層142の端面はマグネット141の端面より出っ張って湾曲しており扉閉時の衝撃を吸収できるようになっている。上辺ガスケット135a、縦辺ガスケット部135b、下辺ガスケット部135cは軟質部材(本実施の形態の場合は軟質塩ビ)で形成されている。
【0098】
図12において、延出部135dでマグネット141の下部にある空気層144の端面は、マグネット141の端面と同面に成形されている。また扉の所定の位置に係合されるアンカー部145には先端近傍に第1の係合片146を形成し、基部147と第1の係合片146の間には第2の係合辺148が形成されている。延出部135dは上辺ガスケット135a、縦辺ガスケット部135b、下辺ガスケット部135cと同様に軟質部材で成形されているが、基部147と第2の係合辺148は硬質部材(本実施の形態の場合は硬質塩ビ)で成形されている。
【0099】
図13は延出部135dの端面を示しており、端面は溶着された溶着面149を形成している(斜線図)。
【0100】
また、図4は扉108が閉じた状態の第2のガスケット134と第1のガスケット135の関係を表した図である。この状態では第2のガスケットの貯蔵室側に位置する空気層134bの側面に位置する第2のヒレ部133bと第1のガスケットのマグネット141を内包する面とにおいて、第1のガスケット135の延出部135dの長さに亘って圧接した状態で維持されている。
【0101】
なお、扉108の表面には冷蔵庫の設定温度などを設定する設定機能や運転状況や食品に関する情報などを表示させる表示機能を備えた操作パネル108aが備えられている。
【0102】
以上のように構成された扉装置を備えた冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0103】
図5のように観音開き式扉107,108が両方とも閉塞状態にあるときはバネ部材137a,137bの復元力によって第2のガスケット134の表面は互いに密着状態となって冷蔵室105aをシールし、さらに、第2のガスケットの第1のヒレ部133aが扉側板の凹部のオーバーハング部114d,115dと内側より当接し、第2のヒレ部133bが平面部114b、115bの表面と当接することすることにより扉側板の凹部114a,115a内を通じて庫内外の空気が連通することがなくなり、庫外と冷蔵室105a間をシールし外気熱の侵入や冷気漏れを防止することができる。
【0104】
また、第2のガスケット134内に内蔵された異極同士のマグネット134aの接合により第2のガスケット134は互いに吸着状態となるため冷蔵室105aのシール性を高めることができる。マグネット134aは第2のガスケット134内で冷蔵室105a側から空気層134bを複数個連続して備えられるので冷蔵室105aの冷気でマグネット134aが直接冷やされることはなく、したがって結露などの問題を回避できる。
【0105】
また図5のように扉閉状態になった時、庫外側にあるマグネット134aの接合により、貯蔵室側の空気層134bは、逆に離れ勝手になる傾向があるが、高さ約1mmの突片134dによって第2のガスケット134間に生じる隙をシールして冷蔵室105a内の冷気が隙間に侵入するのを防ぐことができ、第2のガスケット134の周辺に結露が生じるのを防止することができる。
【0106】
次に図7に示すように、扉107を開けていくと、やがて保持部材129はラッチ部125の傾斜面123がガイド部の突部110に沿った動作を行うため、回動軸127を支点にして回動する。これにより第2のガスケット134は互いの密着状態が強制的に解除されることにより扉開時において第2のガスケット134の表面が互いにこすれることがなくなり、ガスケットの耐久強度が向上する。また、ガスケット表面がこすれて静電気が発生し汚れが付着することもなくなる。また、こすれによる摩擦音の発生もなくなる。さらには、扉開放力を低減することができ使用者の使い勝手の向上が図れる。
【0107】
また、図8に示すように第2のガスケット134に備えられたマグネット134aは閉扉状態で両扉のヒンジ106を結ぶ線上に位置しているので可動ガスケット134の閉状態において効果的にマグネット134aの当接部を圧接してシール性を高めることができる。
【0108】
そしてさらに扉107を開けていくとバネ部材137aの復元力によって傾斜面121がガイド部109の突部110に沿った動作を行うため、回動軸127を支点にして保持部材129は扉閉塞状態と同じ状態に復帰する。これにより扉側板111と保持部材129との間に異物が入り込む事がなくなる。これは扉閉塞状態においても同じことが言える。
【0109】
次に、扉107を閉めていくと、傾斜面121と傾斜面123がガイド部の突起部110に沿った動作を行うことにより、扉開けていく状態と同様の効果が得られる。
【0110】
また、図6のように扉が閉塞状態、開放状態の両状態時において回動軸127,128は外れ防止部材131,132によって固定されている。これにより、バネ部材137a,137bの復元力により保持部材129,130が扉側板114、115から外れることなく安定しスムーズな回動が得られる。
【0111】
また回動軸127,128は扉側板114,115に囲まれ扉107,108内で貯蔵室45a側に配置されるので、第2のガスケット134は扉開閉動作に応じてガスケット当接面をこじて強く摺動させることなく動作させることができるのでガスケットの信頼性を確保でき、余分な力を加えることなく扉開閉を実現することができる。
【0112】
またこのとき、ガスケット同志の当接面の肉厚を当接しない面の肉厚より厚くして、摺動による当接面の破損を防止しシール性の確保を行うことが出来る。
【0113】
なお、可動型の第2のガスケットの回動軸127,128,保持部材129,130、外れ防止部材131,132などの回動機構が扉側板の凹部114a,115a内に収容されているため扉107,108の厚み内に収まり、庫内側の有効スペースを侵害したり、庫外に突出して邪魔になることもない。
【0114】
また、図9には扉108の分解図を表している。扉108の組立て工程において扉外板112に上キャップ112a、下キャップ112b、扉側板115を所定の位置に固定し外板112内に発泡断熱材118を注入して、扉内板117を上から嵌め、冶具で固定される。この時、扉側板115に備えられたガイドリブ115cによって突出部117bが所定の位置に係合される。
【0115】
また真空成形される扉内板117は従来の扉内板と異なって、扉側板115が扉内板117と係合される。この時、扉側板115の側面形状によって扉内板117をそれにあった形状にトリミングする必要がある。上記のように扉内板117を扉側板115と接合するために第1の周縁部117cと第2の周縁部117dは段差を介して連続する部分が生じる。そこで扉内板117の成形時、真空成形された扉内板117の外枠を順にトリミングしていくが、この段差の角度を例えば90度すなわち第1の周縁部117cと第2の周縁部117dが直角に連通している場合、トリミング後の扉内板117のトリミング部分はバリが生じたり非常に煩雑な状態になる。成形後の品質状態を確保するにはこの段差の角度を45度以下でトリミングすれば上記のようにバリが生じたりすることがなく、精度よく接合が可能となる。
【0116】
その後、成形された扉108には化粧部材138が係止具139によって固定され、扉107,108を閉じたときの突出部56b、57b間の隙を狭めることができる。これによってこの間を循環する冷気によって第2のガスケット134が冷やされるのを低減することができ、第2のガスケット134の結露防止や吸熱量の低減を図ることができる。同時に化粧部材138は扉側板114,115を表面から覆うので凹凸の形状のある外観を覆って意匠的に見栄えをよくすることができる。
【0117】
また、図12のよう空気層144の側端面は、マグネット141の側端面と面一に成形されていることで、第2のガスケット134との間に隙間が形成されないよう配慮されているので図4に示すように、第2のガスケット134と第1のガスケットの延出部135dは第2のヒレ部133bとマグネット141、空気層144の側端面とが圧接して構成されている。これにより第2のガスケット134と第1のガスケットの延出部135dの間から冷気が漏れることはなく、冷蔵室105a内をシールすることができる。
【0118】
また、扉閉時は圧接、扉開放時は非接触を繰り返す頻度の高い所に第2のヒレ部133bのように柔軟性がある部分で対応しているので、扉開閉を繰り返されても破れや破損等が起こることはなく、ガスケットの耐久信頼性を高めることができる。
【0119】
また基部147と第2の係合片148は硬質塩ビなどの硬質部材で成形され、さらにアンカー部145には上下に第1の係合片146,第2の係合片148の2段の係合片が形成されているので、延出部135dのように寸法が短い場合でも、扉の所定の位置に挿入されたアンカー部145は外れることはない。また、第1の係合辺146は軟質部材で成形されているので、取付け挿入時の作業性がよい。
【0120】
上辺ガスケット部135a,縦辺ガスケット部135b,下辺ガスケット部135c,延出部135dはそれぞれ端面を繋いで、内部にマグネット141を挿入して溶着している。図13のように延出部135dの端面は軟質部材(本実施の形態の場合は軟質塩ビ)で端面溶着して塞いでいるので、内部に挿入されたマグネット141を保持し、空気層を密封できる。
【0121】
また、図1と図6に示すようにヒーター線140は扉107に配設されているので、第2のガスケット134に生じる結露やフランジ113付近に生じる結露を防止することができる。そして扉107のヒーター線140に対して操作パネル108aは扉108に備えられている。これにより交流電源によるヒーター線140と操作パネル108aに配設される直流電源によるリード線(図示しない)とを分離することができ、この間に生じやすい交流から直流に対するノイズによる操作パネル108aへの誤動作障害を無くすことが出来る。
【0122】
このように、従来のシール構造に比べて簡素な構成となるためコスト的に安価にまとめることができる。また、確実な密着シール構造が実現できるためガスケットを通じての熱通過量を低減することができ、侵入熱量の低減による電力消費の低減やガスケット周辺の結露防止による品質向上を図ることができる。併せて、ガスケットの摩擦,摺動による耐久信頼性を高めることができる。
【0123】
そして、以上の構成、動作により従来、扉間に設けられていた仕切体を廃止することができる。それにより冷蔵室105aの間口が広く利用でき、冷蔵室105a内の食品収納スペースや扉裏面の扉収納部116a,117aの収納スペースが増大し使用者の使い勝手や収納性の向上が図れる。また、仕切体がなくなるので扉間の隙が一対の第2のガスケット134の厚さのみとなるので吸熱量の低減を図ることができる。
【0124】
また、第2のガスケットのマグネット134aと回動軸127,128間の距離に対して回動軸127,128と冷蔵室105aに設けた突起部110間の距離を大きくしたので、回動軸127,128を支点にしたてこの原理で軽い力で扉107,108を開放することができる。前述のこの距離比を約2倍に設定すれば本実施の形態のように収納負荷が多く且つ重量も重いために開閉に力を要する冷蔵室において、扉開閉の軽さと開閉の安定感が適度にバランスし操作性のよい扉装置が提供できる。
【0125】
さらに、第2のガスケット134の相互の密着状態を確保するために扉全体を開閉時に変位させる必要がなく、そのためにヒンジ機構が複雑になって耐久信頼性が低下したりコスト的にも高価につくことがない。また、使用者の操作時に扉全体を変位させることによる操作感の重さや動作の不安感が解消される。
【0126】
また、最上部の貯蔵室である冷蔵室105aにこの扉装置を設けることによって、使用者が対面して見渡せる使用頻度の高い貯蔵室の広々感が向上し、使い勝手を一段と高めることができる。
【0127】
また、ラッチ部125,126に対するガイド部109を冷蔵室105a内の上面に設けたので、冷蔵室105a内への物品の出し入れの邪魔にならず、収納性に影響を及ぼすことがない。
【0128】
また、以上の構成、動作を片側の扉のみに設けた場合は第2のガスケット134が回動するために必要な構成部品が半減できることで組み立て性の向上、材料費の低減を図ることができる。
【0129】
なお、本実施の形態において第2のガスケット134は二つの観音開き式扉107,108間に設けたが、二つの引き出し式扉間に設けることによって同様の効果が得られ、引き出し扉間の仕切体を廃止することができ、引き出し扉と一体に出入りする収納容器の上下方向の有効寸法を拡大して食品収納スペースを増大させることができる。
【0130】
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2による冷蔵庫の外観正面図である。図15は同実施の形態の冷蔵庫の扉を外した状態の斜視図である。図16は、同実施の形態の扉装置の裏面斜視図である。図17は図14のC−C線断面図である。図18は図16の点線で示した要部拡大図である。図19は図17の開閉動作を示す断面図である。
【0131】
図14から図18において301は冷蔵庫本体であり、鋼鈑製の外箱302と樹脂製の内箱303と、両箱302、303間に充填される図示しない発泡断熱材とから前方に開口した断熱箱体304を構成し、上段より冷蔵室305a、野菜室305b、冷凍室305cがあり、上段の冷蔵室305aは左右縁部に上下ヒンジ306により回動自在に枢支された2つの観音開き式扉307,308によって開閉自在に構成されている。
【0132】
扉307,308は扉外板309、310と扉307,308の非枢支側の側面に取付けられた扉側板311、312と扉内板313、314と、外板309、310と側板311、312及び内板313、314間にそれぞれ発泡充填された発泡断熱材118とから構成されている。
【0133】
扉側板311、312は外板309、310から扉307、308の非枢支側に向かって内板313、314に亘って形成され、室外側に段差部311a、312bを有している。また315、316は内板313、314によって扉307,308の裏面室内側に形成した扉収納部である。
【0134】
317は冷蔵室305aの開口部前縁であり、318は開口部前縁317に密着する第1ガスケットである。第2ガスケット319は軟質の合成樹脂(実施例の場合、塩化ビニル)であり、扉307、308の対向する一側面に配置し閉扉時、相互に密着する。
【0135】
319aは第2ガスケット319内に複数個備えられた空気層である。320、321は硬質の合成樹脂(実施例の場合、塩化ビニル)で成形された基部であり、第2ガスケット319と押出し成形で一体に成形されている。319bは第2ガスケット319のマグネットであり、庫外側に最も近い空気層319aに内包されている。また基部320と第2ガスケット319はマグネット319bを内包する空気層319aで接続する接続部320a、321aを有している。
【0136】
そしてマグネット319bは第2ガスケット319内でN極、S極の順序が互いに異なるように収納されており、すなわち図17の状態で第2ガスケット319が向かいあったときN極、S極が互いに向かい合うように収納されている。
【0137】
322、323は基部320、321と一体成形された軟質の合成樹脂(実施例の場合、塩化ビニル)の第1のヒレ部であり、段差部311a、312aに接している。
【0138】
324、325は基部320、321を回動させる回動軸であり軸部材324a、325aを挿通して段差部311a、312a内に備えられている。また基部320、321は冷蔵室305aの開口部を上下に渡る寸法で延在しており、回動軸324、325を中心にして段差部311a、312a内で回動自在に支持される。
【0139】
ハンドル326、327は取手部326a、327aと作用部326b、327bで構成され断面略L字状に形成されており、扉307、308の非枢支側で扉高さの中央部から下部に渡って形成されている。また作用部326b、327bは基部320、321に一体成形された軟質の合成樹脂(実施例の場合、塩化ビニル)で形成された第2のヒレ部328、329と接している。第2のヒレ部328、329は基部320、321を介して第1のヒレ部322、323と反対側に備えられている。
【0140】
330,331は回転軸であり、コイルバネからなるバネ部材332、333が挿通され、一端を扉側板311、312に、他端を作用部326b、327bに接している。334、335は第1の化粧板であり、内板313、314の上下に亘る寸法で扉側板311、312の間に備えられている。336,337は断熱材118内に埋設された扉側板311,312の前部で外板309、310を介して配置された第2の化粧板である。
【0141】
図18で310aは外板310の上部に嵌められた上キャップであり、第2ガスケット319の上端は上キャップ310a内に係合支持されている。そして第2ガスケット319の裏面には上部近傍から上端部にかけて支持部材338が配置され第2ガスケット319に密着固定されている。実施例の場合、支持部材338はPP樹脂で形成され、接着剤で固定されているが、ABS樹脂やその他樹脂材料でもよく、また硬質の合成樹脂(例えば塩化ビニルなど)を第2ガスケット319の裏面に一体成形してもよい。また第1ガスケット318と支持部材338が重なる部分を密着固定すればなお良い。
【0142】
また、図18では扉308で説明したが上記の構造は扉307側にも形成されるものである。
【0143】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下動作を説明する。
【0144】
扉307、308が両方とも閉塞状態にあるときは第2ガスケット319は互いに密着状態となり冷蔵室305a内をシールすることができる。また第1のヒレ部322,323と第2のヒレ部328、329の2段のシール構造で冷蔵室305a内の冷気が段差部311a、312a内に侵入しても冷蔵室305aをシールすることができる。
【0145】
次に図19のように扉307をハンドル326の取手部326aに手をかけて手前に引張って開けて行くと回転軸330を中心に矢印のように可動し、作用部326bが第2のヒレ部328を圧接し、基部320を回動軸324を中心に回動させて第1のヒレ部322を段差部311aに押し当て第2のガスケット319をシール状態から引き離して行く。
【0146】
この時、扉307側の第2ガスケット319は接続部320aに引張られてマグネット319bが対向するマグネットから引き離されるので、ハンドル326に連動して開扉動作を行うことができるので操作性がよい。
【0147】
また、第2ガスケット319は基部を硬質材で形成しているので保持力が強く、回動軸324内に軸部材324aを挿通しているので第2ガスケット319の支持強度を高めてスムーズに回動させることができる。硬質材であるため回動軸324の加工形成が容易である。
【0148】
なお、第2ガスケット319の基部にハンドルの作用部が当接する端部は、回動軸324が設けられた反対側の端部に設定されるため、ハンドルの回転動作によりてこの原理で容易に第2ガスケット319を動かせる。
【0149】
そして使用者は取手部326aをさらに手前に引いていくと対向していたマグネット319b内の相対向する極性が同極になるので、互いのマグネット319bは反発しあい可動するハンドル326の上下方向の範囲内でシールが解除される。そしてさらに扉307を手前に引張って行くとハンドル326より上方部のガスケット319が扉308からシールが解除され、扉307を開くことができる。
【0150】
そしてハンドル326から手を離すとバネ部材332の復元力によって、ハンドル326は元の状態に戻る。
【0151】
次に扉307を閉じて行くとマグネット319bはお互い同極同士が近づくので反撥しあうので第2のガスケット307、308の表面がこすれることがなくなる。そしてさらに閉じて行くとお互い異極が相対向し、冷蔵室305aのシールをすることができる。
【0152】
また扉閉時において、支持部材338を備えたことで、例えば外気温度が高い状態など第2ガスケット319の空気層319aが膨張して、第2ガスケット307、308の倒れ込みを防止し、スムーズに扉開閉を行うことができる。
【0153】
そして以上の動作よりハンドル326自身を可動させることで直接第2ガスケット319の密着状態を解除し扉307、308を開放することができるため使用者は扉操作を楽に行うことができる。
【0154】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、箱体の庫内開口部において外周部の一側面を対向させて配置した二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたので、二つの扉間のシールを仕切体を用いずガスケット同志による簡素な構成で行うことができ庫内スペースの有効活用やコスト低減が図れる。また、ガスケットの空気層を複数連続させることにより庫内外の断熱性が確保され、侵入熱量の低下による電力消費の低減やガスケットの結露防止による品質向上が図れる。
【0155】
また、開扉時には可動型のガスケットがガスケット同志の密着を解除する方向に動いて開扉力が低下するため操作性を向上できる。また、閉扉時にはガスケット同志を密着させる方向に動いて適切な位置関係で確実な密着性が得られ、シールの信頼性を高められる。 またガスケットが扉の回転軌跡に沿ってこすれないために耐久信頼性が向上し、こすれ音の発生も防止できる。さらに、ガスケット表面がこすれることによる静電気が発生せず汚れが付着することもなくなる。
【0156】
また、保持部材を扉の厚み内に収納してガスケットを動かすことができるので庫内スペースの侵害や庫外への突出を避けることができる。
【0157】
また、請求項2に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたので、観音開き式の扉間のシールを仕切体を用いずガスケット同志による簡素な構成で行うことができ庫内スペースの有効活用やコスト低減が図れる。また、ガスケットの空気層を複数連続させることにより庫内外の断熱性が確保され、侵入熱量の低下による電力消費の低減やガスケットの結露防止による品質向上が図れる。
【0158】
また、開扉時には可動型のガスケットがガスケット同志の密着を解除する方向に動いて開扉力が低下するため操作性を向上できる。また、閉扉時にはガスケット同志を密着させる方向に動いて適切な位置関係で確実な密着性が得られ、シールの信頼性を高められる。またガスケットが扉の回転軌跡に沿ってこすれないために耐久信頼性が向上し、こすれ音の発生も防止できる。さらに、ガスケット表面がこすれることによる静電気が発生せず汚れが付着することもなくなる。
【0159】
また、保持部材を扉の厚み内に収納してガスケットを動かすことができるので庫内スペースの侵害や庫外への突出を避けることができる。
【0160】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に、さらに、複数対の空気層のうち少なくとも一対に互いに吸着するマグネットを内包したので、マグネットの吸着作用で閉扉時にガスケットが密着し、外部とのシール性が強化され、侵入熱量の低下による電力消費の低減やガスケットの結露防止による品質向上がさらに図れる。
【0161】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マグネットを複数対の空気層のうち庫外側の空気層内に内包したので、庫内側の冷気でマグネットが冷却されにくくなりガスケット表面の結露に対する品質を高めることができる。
【0162】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マグネットを複数対内包したので、ガスケットの密着性が一層高まり、侵入熱量の低下による電力消費の低減やガスケットの結露防止による品質向上も一層図れる。
【0163】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、複数対の空気層のうち少なくとも一対の一方にマグネットを、他方に着磁部材を内包したので、吸着力が適当に保たれ、密着性と開扉力を適切なバランスで両立できる。
【0164】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケット同志が密着する密着面の肉厚を他の肉厚より厚くしたので、摩擦,摺動による耐久性が向上し、ガスケットの耐久信頼性を向上することができる。
【0165】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケット同志が密着する密着面の庫内側の端部にほぼ全長に亘ってガスケットと一体に突片を成形したので、ガスケットの庫内側端面の隙が突片によりシールされ、ガスケット表面近傍が冷却されず結露に対する信頼性を高めることができる。
【0166】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2のガスケットの両端部近傍においては第1のガスケットとも当接するので、閉扉状態においてガスケットと箱体間およびガスケット相互間が密閉シールできる。
【0167】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、第1のガスケットは、第2のガスケットが装着される扉の一側面の庫内側縁面に回り込む延出部を備え、前記延出部と第2のガスケットが当接するので、当接長さが確保でき第1および第2のガスケット間のシールの信頼性を高めて、熱侵入や冷気漏れによる結露を防止することができる。
【0168】
また、請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載の発明において、第2のガスケットは、ガスケットより一体に延出したヒレ部によって第1のガスケットの側面と当接するので、ヒレ部の柔軟性によりシールバラツキを吸収でき、信頼性を高めることができる。
【0169】
また、請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、第1のガスケットを扉に把持させるアンカー部の形状において、延出部のアンカー部の断面形状は他のアンカー部の断面形状より把持力の大きい形状としたので、アンカー部の延長距離が十分にとれない場合でもガスケットの外れを防止することができる。
【0170】
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、延出部のアンカー部の断面形状は、外向きの係合片を上下に2段設けたので、簡単な成形の追加でアンカー部の延長距離が十分にとれない場合でもガスケットの外れを防止することができる。
【0171】
また、請求項14に記載の発明は、請求項12または請求項13に記載の発明において、延出部のアンカー部を硬質部材と軟質部材の2種材料で成形したので、長さの短い延出部でも挿着されれば硬質部で保持力が増して外れにくくなり、柔軟部でアンカー部の挿入性も確保され、組み立て品質と作業性を両立できる。
【0172】
また、請求項15に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第1のガスケットおよび第2のガスケットの端面は溶着されているので、ガスケット内部に異物が入らず衛生的であり、マグネットにも異物が付着せず吸着力を低下しないので実用面での機能を継続的に維持できる。
【0173】
また、請求項16に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、保持部材を動作させる回動機構を扉側板の凹部内に収容したので、回動機構を扉の厚み内に収めてガスケットを動かすことができ、庫内スペースを侵害することがない。
【0174】
また、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、回動機構の回動軸を保持部材の庫内側の端部に配置し、保持部材を枢支させたので、扉の開閉動作時にガスケット当接面が摩擦でこじることなくガスケットの耐久性が向上し、操作性も軽くなる。
【0175】
また、請求項18に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、扉側板の凹部の開口縁を第2のガスケットでシールするので、凹部を通じての庫内外の空気の流通が遮断され、庫外からの吸熱や庫内からの冷気漏れが防止され、庫外からの吸熱や庫内からの冷気漏れによる結露が防止でき、電力消費のロスや品質問題を避けることができる。
【0176】
また、請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、開口縁のシールを第2のガスケットから一体に延出されるヒレ部により行わせたので、ヒレ部の柔軟性によって開口縁になじみ易く、バラツキを吸収してシール性を高めることができる。
【0177】
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、ヒレ部は凹部の庫内側の開口縁においては凹部の外側よりシールし、凹部の庫外側の開口縁においては凹部の内側よりシールするので、回動軸を支点にして、閉扉時にガスケット姿勢が戻る方向で付勢力をもって圧接シールされ、シールを確実に行うことができる。
【0178】
また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、凹部の庫外側の開口縁にはオーバーハング部を形成し、凹部の内側よりヒレ部でシールするので、閉扉時に凹部の内側から開口縁に向かって挙動する第2のガスケットの庫外側のヒレ部がオーバーハング部とラップして確実に圧接シールできる。
【0179】
また、請求項22に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、回動機構の回動軸に軸支されたラッチ部と、箱体の一画に設けられ前記ラッチ部と閉扉時に係合する突起部とを備え、前記ラッチ部は前記突起部に沿って動作する関係において、これらの位置関係は投影的に第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と前記突起部間の距離を大きくしたので、回動軸を支点にしたてこの原理で軽い力で扉を開放することができる。
【0180】
また、請求項23に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、扉内板の庫内側全周に形成された第1の周縁部と、前記第1の周縁部から突出部に沿って斜め上方に切り欠いてトリミングされた第2の周縁部を形成し、前記第1の周縁部と前記第2の周縁部により扉側板を係合固定したので、成形扉側板を用いて扉内板と扉外板を接合する形態において、第2の周縁部のバリ発生などに対する成形精度を高めた形で精度よく接合することができる。
【0181】
また、請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、扉側板の庫内側端部にガイドリブを設け、前記ガイドリブを扉内板の突出部に挿入することにより扉内板を位置決めしたので、扉の組み立て時に扉内板がガイドリブに案内されて所定の位置にセットしやすく組み立て作業性や精度を高めることができる。
【0182】
また、請求項25に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記二つの扉の非枢支側の側面近傍で庫内方向に内板より突出する突出部を形成し、第2のガスケット取り付け面より後方で前記両突出部の対向する側面に前記両突出部相互の間隔を詰める化粧部材を取り付けたので、ガスケットからの侵入熱量やガスケット自体の冷却度合いが軽減され、電力消費ロスや結露発生が避けられる。
【0183】
また、請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、化粧部材は二つの扉の非枢支側の側面に設けた扉側板に固定したので、化粧部材の取り付け寸法精度が高まって化粧部材間の空間距離が安定する。また、扉側板が意匠的に覆われて見栄えがよくなる。
【0184】
また、請求項27に記載の発明は、請求項25または請求項26に記載の発明において、化粧部材の第2のガスケット側の端部は、第2のガスケット取り付け面よりオーバーハングして取り付けられたので、第2のガスケットの庫内側への露出面積が少なくなり、一層ガスケットからの侵入熱量が低下し、ガスケット自体の冷却度合いも軽減することができる。
【0185】
また、請求項28に記載の発明は、請求項11に記載の発明に、さらに、扉側板の凹部の裏面の一画に結露防止用の加熱体を配置したので、ガスケットおよび周辺部材の表面温度が高められ、多湿環境時などの結露発生が防止できる。
【0186】
また、請求項29に記載の発明は、請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫であり、仕切体を用いず二つの扉間がガスケット同志による簡素な構成で、断熱シールされるため、二つの扉間のシールを仕切体を用いずガスケット同志による簡素な構成で行うことができ庫内スペースの有効活用やコスト低減が図れる。また、侵入熱量の低下による電力消費の低減やガスケットの結露防止による品質向上が図れる。
【0187】
また、請求項30に記載の発明は、請求項3に記載の扉装置を備えて、二つの扉の両側部に設けられたヒンジの枢支点と閉扉時における第2のガスケットのマグネットの密着位置を一直線上になるように配置した冷蔵庫であり、閉扉時にマグネット吸着部に効果的に圧接力が加わり、扉の密閉性を効果的に高めることができる。
【0188】
請求項31に記載の発明は、請求項22に記載の扉装置を冷蔵庫本体上部に配置した冷蔵室に備えて、突起部を冷蔵室内上部に設けるとともに、第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と突起部までの距離を約2倍とした冷蔵庫であり、負荷荷重が大きく開閉に比較的力を要する冷蔵室の扉をてこの原理を利用して適度に軽い力で開けることができ、使用者の使い勝手がよい。
【0189】
請求項32に記載の発明は、請求項28に記載の扉装置を備えて、対向する二つの扉のうち一方に加熱体を配置し、他方に設定及び/又は表示機能を有する操作パネルを備えた冷蔵庫であり、交直流の電気配線が分離され、直流回路に対するノイズを避けて誤動作を防止することができる。
【0190】
請求項33に記載の発明は、箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えた扉装置で、前記扉開時、前記扉に備えられたハンドルと連動して前記第2のガスケットの密着状態を解除するものであって、マグネットを内包する空気層と基部からなる第2のガスケットは軟質部材と硬質部材の2種材料で成形され、前記空気層部は軟質材、基部は硬質材の合成樹脂材で形成された軟硬質一体構造であるもので、楽に扉開閉操作を行うことができる。
【0191】
また、軟質部でシール性を確保し、硬質部で可動性を確保することができる。
【0192】
請求項34に記載の発明は、請求項33に記載の扉装置を備えてハンドルが可動する部分に対応する第2のガスケットが可動するものであり、ガスケットのシール状態をスムーズに解除することができる。
【0193】
請求項35に記載の発明は、請求項33に記載の扉装置を備えて扉の非枢支側で端面に沿って形成された断面略L字状のハンドルと前記扉との間に形成された第2の回転軸によって前記ハンドルは回動するものであり、開動作方向に力を掛けながらハンドルを回転させる事ができるので操作性がよい。
【0194】
請求項36に記載の発明は、請求項35に記載の扉装置を備えて断面略L字状のハンドルは使用者が手を掛ける取っ手部と第2のガスケットを連動させるための作用部とを有し、前記作用部は前記第2のガスケットに向かって形成されているので、操作性がよい。
【0195】
請求項37に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットの基部に第2のガスケットを回動させる回動軸を設けたので、扉開時に、回動軸を支軸として第2のガスケット同士を容易に離間させることができる。
【0196】
請求項38に記載の発明は、請求項37に記載の発明において、回動軸は第2のガスケットの基部に貫通孔を形成し、前記貫通孔に軸部材を挿通して構成したので、軸部材により支持強度が高まり第2のガスケットを確実に支持回動できる。
【0197】
請求項39に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、扉開時に、ハンドルの作用部を第2のガスケットの基部の端部に当接させるので、扉開時に作用部に押されても変形せず、第2のガスケットを正常に動作させることができる。
【0198】
請求項40に記載の発明は、請求項39に記載の発明において、ハンドルの作用部が当接する第2のガスケットの基部の端部と反対側の端部に第2のガスケットの回動軸を配置し、扉開閉動作はハンドルの回転軸と第2のガスケットの回動軸が連動して行うので、扉開閉の操作性を高めることができる。
【0199】
請求項41に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットと扉側板間とのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第1のヒレ部と、前期扉側板で前記基部を収納する段差部とでシールされるので、ガスケットと扉間の侵入熱の低減を図り、結露を防止することができる。
【0200】
請求項42に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットとハンドルとのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第2のヒレ部と、ハンドルの作用部の一端部とでシールされるので、ハンドルとガスケット間の侵入熱の低減を図り、結露を防止することができる。
【0201】
請求項43に記載の発明は、請求項33に記載の発明において、第2のガスケットは複数の空気層を有し、前記空気層のうち庫外側にマグネットを内包したので、庫外の熱侵入を防止し、開扉力のバラツキを低減できる。
【0202】
請求項44に記載の発明は、請求項43に記載の発明において、第2のガスケットに内包するマグネットは極性の順序が互いに異なるように収容されるので、扉開閉動作をスムーズに行うことができ、扉閉状態ではシール状態を確保することができる。
【0203】
請求項45に記載の発明は、請求項33から請求項44のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫であり、仕切体を用いず無効空間を低減でき、有効内容積を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による冷蔵庫の外観正面図
【図2】 同実施の形態の冷蔵庫の庫内斜視図
【図3】 同実施の形態の扉装置の裏面斜視図
【図4】 図3のa−a線断面図
【図5】 図1のA−A線断面図
【図6】 図1のB−B線断面図
【図7】 同実施の形態の扉装置の扉を動作した時の図1のA−A線断面図
【図8】 同実施の形態の冷蔵庫の要部平面図
【図9】 同実施の形態の扉装置の分解斜視図
【図10】 同実施の形態の扉装置のガスケットの斜視図
【図11】 図10のC−C線断面図
【図12】 図10のD−D線断面図
【図13】 図10のE部矢視図
【図14】 本発明の実施の形態2による冷蔵庫の外観正面図
【図15】 同実施の形態の冷蔵庫の扉を外した状態の斜視図
【図16】 同実施の形態の扉装置の裏面斜視図
【図17】 図14のC−C線断面図
【図18】 図16の破線で示した要部拡大図
【図19】 図17の開閉動作を示す断面図
【図20】 従来の冷蔵庫の斜視図
【図21】 従来の冷蔵庫の庫内正面図
【図22】 従来の冷蔵庫の要部断面図
【図23】 従来の冷蔵庫の扉装置の斜視図
【図24】 従来の冷蔵庫の扉の開放状態を示す平面図
【図25】 従来の冷蔵庫の要部平面図
【符号の説明】
101,301 冷蔵庫本体
104,304 断熱箱体
105a 冷蔵室
106 ヒンジ
107,108,307,308 扉
108a 操作パネル
110 突起部
114,115 扉側板
114a,115a 凹部
114c、115c ガイドリブ
114d,115d オーバーハング部
116,117 扉内板
116b、117b 突出部
117c 第1の周縁部
117d 第2の周縁部
115,116 ラッチ部
127,128 回動軸
129,130 保持部材
133a,322,323 第1のヒレ部
133b,328,329 第2のヒレ部
134,319 第2のガスケット
134a マグネット
134b 空気層
134d 突片
135,318 第1のガスケット
135d 延出部
138 化粧部材
140 ヒーター線(加熱体)
145 アンカー部
146 第1の係合片
148 第2の係合片
149 溶着面
311a,312a 段差部
317 開口部前縁
319a 空気層
319b マグネット
320,321 基部
324,325 回動軸
324a,325a 軸部材
326,327 ハンドル
326a,327a 取手部
326b,327b 作用部
330,331 回転軸
Claims (45)
- 箱体の庫内開口部において外周部の一側面を対向させて配置した二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたことを特徴とする扉装置。
- 箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記第2のガスケットのうち少なくとも一方をガスケット同志が離れる方向に挙動する可動型のガスケットとし、前記可動型の第2のガスケットを取り付ける扉の一側面に凹部を形成した扉側板を設け、前記扉側板の凹部の開口面に前記第2のガスケットを保持して動作する保持部材を備えたことを特徴とする扉装置。
- 複数対の空気層のうち少なくとも一対に互いに吸着するマグネットを内包したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- マグネットを複数対の空気層のうち庫外側の空気層内に内包したことを特徴とする請求項3に記載の扉装置。
- マグネットを複数対内包したことを特徴とする請求項3に記載の扉装置。
- 複数対の空気層のうち少なくとも一対の一方にマグネットを、他方に着磁部材を内包したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 第2のガスケット同志が密着する密着面の肉厚を他の肉厚より厚くしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置
- 第2のガスケット同志が密着する密着面の庫内側の端部にほぼ全長に亘ってガスケットと一体に突片を成形したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 第2のガスケットの両端部近傍においては第1のガスケットとも当接することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 第1のガスケットは、第2のガスケットが装着される扉の一側面の庫内側縁面に回り込む延出部を備え、前記延出部と第2のガスケットが当接することを特徴とする請求項9に記載の扉装置。
- 第2のガスケットは、ガスケットより一体に延出したヒレ部によって第1のガスケットの側面と当接することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の扉装置。
- 第1のガスケットを扉に把持させるアンカー部の形状において、延出部のアンカー部の断面形状は他のアンカー部の断面形状より把持力の大きい形状としたことを特徴とする請求項10に記載の扉装置。
- 延出部のアンカー部の断面形状は、外向きの係合片を上下に2段設けたことを特徴とする請求項12に記載の扉装置。
- 延出部のアンカー部を硬質部材と軟質部材の2種材料で成形したことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の扉装置。
- 第1のガスケットおよび第2のガスケットの端面は溶着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 保持部材を動作させる回動機構を扉側板の凹部内に収容したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 回動機構の回動軸を保持部材の庫内側の端部に配置し、保持部材を枢支させたことを特徴とする請求項16に記載の扉装置。
- 扉側板の凹部の開口縁を第2のガスケットでシールすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 開口縁のシールを第2のガスケットから一体に延出されるヒレ部により行わせたことを特徴とする請求項18に記載の扉装置。
- ヒレ部は凹部の庫内側の開口縁においては凹部の外側よりシールし、凹部の庫外側の開口縁においては凹部の内側よりシールすることを特徴とする請求項19に記載の扉装置。
- 凹部の庫外側の開口縁にはオーバーハング部を形成し、凹部の内側よりヒレ部でシールすることを特徴とする請求項20に記載の扉装置。
- 回動機構の回動軸に軸支されたラッチ部と、箱体の一画に設けられ前記ラッチ部と閉扉時に係合する突起部とを備え、前記ラッチ部は前記突起部に沿って動作する関係において、これらの位置関係は投影的に第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と前記突起部間の距離を大きくしたことを特徴とする請求項16に記載の扉装置。
- 扉内板の庫内側全周に形成された第1の周縁部と、前記第1の周縁部から突出部に沿って斜め上方に切り欠いてトリミングされた第2の周縁部を形成し、前記第1の周縁部と前記第2の周縁部により扉側板を係合固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉装置。
- 扉側板の庫内側端部にガイドリブを設け、前記ガイドリブを扉内板の突出部に挿入することにより扉内板を位置決めしたことを特徴とする請求項23に記載の扉装置。
- 箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えて、前記第2のガスケット内には連続した複数対の空気層を相対向して設け、前記二つの扉の非枢支側の側面近傍で庫内方向に内板より突出する突出部を形成し、第2のガスケット取り付け面より後方で前記両突出部の対向する側面に前記両突出部相互の間隔を詰める化粧部材を取り付けたことを特徴とする扉装置。
- 化粧部材は二つの扉の非枢支側の側面に設けた扉側板に固定したことを特徴とする請求項25に記載の扉装置。
- 化粧部材の第2のガスケット側の端部は、第2のガスケット取り付け面よりオーバーハングして取り付けられたことを特徴とする請求項25または請求項26に記載の扉装置。
- 扉側板の凹部の裏面の一画に結露防止用の加熱体を配置したことを特徴とする請求項11に記載の扉装置。
- 請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫。
- 請求項3に記載の扉装置を備えて、二つの扉の両側部に設けられたヒンジの枢支点と閉扉時における第2のガスケットのマグネットの密着位置を一直線上になるように配置したことを特徴とする冷蔵庫。
- 請求項22に記載の扉装置を冷蔵庫本体上部に配置した冷蔵室に備えて、突起部を冷蔵室内上部に設けるとともに、第2のガスケットのマグネットと回動軸間の距離に対して回動軸と突起部までの距離を約2倍としたことを特徴とする冷蔵庫。
- 請求項28に記載の扉装置を備えて、対向する二つの扉のうち一方に加熱体を配置し、他方に設定及び/又は表示機能を有する操作パネルを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
- 箱体の庫内開口部の左右両側に回動自在に枢支された観音開き式の二つの扉と、前記二つの扉の対向する一側面以外の庫内側縁面に設けられ閉扉時に前記箱体の開口部前縁に密着する第1のガスケットと、前記二つの扉の対向する一側面に配置されて閉扉時に相互に密着する一対の第2のガスケットを備えた扉装置で、前記扉開時、前記扉に備えられたハンドルと連動して前記第2のガスケットの密着状態を解除するものであって、マグネットを内包する空気層と基部からなる第2のガスケットは軟質部材と硬質部材の2種材料で成形され、前記空気層部は軟質材、基部は硬質材の合成樹脂材で形成された軟硬質一体構造であることを特徴とする扉装置。
- ハンドルが可動する部分に対応する第2のガスケットが可動することを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 扉の非枢支側で端面に沿って形成された断面略L字状のハンドルと前記扉との間に形成された回転軸によって前記ハンドルは回転することを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 断面略L字状のハンドルは手を掛ける取手部と第2のガスケットを連動させるための作用部とを有し、前記作用部は前記第2のガスケット方向に延在し形成されていることを特徴とする請求項35に記載の扉装置。
- 第2のガスケットの基部に第2のガスケットを回動させる回動軸を設けたことを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 回動軸は第2のガスケットの基部に貫通孔を形成し、前記貫通孔に軸部材を挿通して構成したことを特徴とする請求項37に記載の扉装置。
- 扉開時に、ハンドルの作用部を第2のガスケットの基部の端部に当接させることを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- ハンドルの作用部が当接する第2のガスケットの基部の端部と反対側の端部に第2のガスケットの回動軸を配置し、扉開閉動作はハンドルの回転軸と第2のガスケットの回動軸が連動して行うことを特徴とする請求項39に記載の扉装置。
- 第2のガスケットと扉側板間とのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第1のヒレ部と、前期扉側板で前記基部を収納する段差部とでシールされることを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 第2のガスケットとハンドルとのシールは前記第2のガスケットに一体成形された硬質樹脂製の基部に一体成形された軟質樹脂製の第2のヒレ部と、ハンドルの作用部の一端部とでシールされることを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 第2のガスケットは複数の空気層を有し、前記空気層のうち庫外側にマグネットを内包したことを特徴とする請求項33に記載の扉装置。
- 第2のガスケットに内包するマグネットは極性の順序が互いに異なるように収容されることを特徴とする請求項43に記載の扉装置。
- 請求項33から請求項44のいずれか一項に記載の扉装置を備えた冷蔵庫。
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