JP3869807B2 - 貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 - Google Patents
貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3869807B2 JP3869807B2 JP2003036972A JP2003036972A JP3869807B2 JP 3869807 B2 JP3869807 B2 JP 3869807B2 JP 2003036972 A JP2003036972 A JP 2003036972A JP 2003036972 A JP2003036972 A JP 2003036972A JP 3869807 B2 JP3869807 B2 JP 3869807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- gasket
- door
- hook
- locking portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2323/00—General constructional features not provided for in other groups of this subclass
- F25D2323/02—Details of doors or covers not otherwise covered
- F25D2323/021—French doors
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式扉にて開閉する貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
観音開き式に開閉する左右の扉を備えた貯蔵庫において、左右両扉の裏側の上下左右の4辺を巡るガスケットを設け、貯蔵庫本体には前面開口を上下方向に渡る中仕切りを設けて、貯蔵庫本体の前面開口周縁にこのガスケットが密着するようにするものがあるが、この構成では貯蔵庫本体の前面開口が上下方向に渡る中仕切りによって左右に分割されるため、使用上からすればこの中仕切りが邪魔である。このため、この中仕切りを設けない構成として、冷蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、左右両扉が閉じたとき対向する扉側面間の隙間をガスケットでシールする冷蔵庫がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この冷蔵庫においては、左右両扉間の隙間は二つのガスケットによってシールされる構造であり、しかも、一方のガスケットは左右両扉間の隙間の前端部に取り付けられていて、左右両扉の前面の縁を覆う形態であり、ガスケットが冷蔵庫の前面に露出する。また他方のガスケットは一方の扉の裏側に取り付けられていて、他方の扉に取り付けられた定規縁と密着する構成である。このため、部品数が多く、構造が複雑である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−190586号公報(第1〜3頁、図1〜2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、観音開き式に開閉する左右の扉を備えた貯蔵庫において、左右両扉間の隙間のシール性を向上するために、左右両扉が閉じたとき対向する扉側面に相互に密着し合うガスケットを設ける方式を採用する。この場合、ガスケットを多くの螺子による取り付け構造とするのではなく、ガスケットの取り付けを簡素化された構成とするために、ガスケットの取り付け基部には鏃状係止部を形成し、扉側のガスケット取り付け部には奥側が広く入り口が狭いガスケット取り付け溝を形成し、鏃状係止部がガスケット取り付け溝に挿入されて入り口に係止する構成を採用する。
【0006】
ガスケットの鏃状係止部がガスケット取り付け溝の狭い入り口を圧入にて通過してこの狭い入り口部に係止する組立て方法を採用する場合、鏃状係止部が厚肉であれば、鏃状係止部を狭い入り口を通してガスケット取り付け溝に圧入し難いため、通常、鏃状係止部は肉抜きされた中空形状にして、ガスケット取り付け溝に圧入し易くする技術が採用される。しかし、扉の構造によって、または扉の厚さが薄い場合、或いは扉の裏側に形成される棚構造等による物品収納部をできるだけ幅広にする場合等では、左右両扉間の隙間が狭くなりガスケットを取り付ける部分が制限を受ける。このため、ガスケットの鏃状係止部が小さくなって肉抜きの中空形状とすることができず、この鏃状係止部が硬くなって狭い入り口を通してガスケット取り付け溝に圧入し難くなる。
【0007】
本発明は、このような場合にもガスケットの取り付けが容易で、しかもガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成提供する。また、左右両扉の対向する側面にマグネット内蔵ガスケットを採用した場合にも、ガスケットの取り付けが十分に行えるシール構成を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の貯蔵庫のシール装置は、貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップには、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材が取り付けられ、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変可能であり、前記可動壁は、前記扉キャップへの前記ガスケット取り付け部材の取り付け前は前記広い入り口幅の状態へ可動でき、前記扉キャップへの前記ガスケット取り付け部材の取り付けによって前記狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする。
【0009】
このため、第1溝が開いた状態で第1の鏃状係止部を第1溝に挿入することができるため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易で、しかもガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0010】
また、貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変であり、前記扉キャップと前記ガスケット取り付け部材とは押し圧による係止突起相互の係止によって結合され、前記可動壁は、前記係止突起相互の係止前は前記広い入り口幅の状態へ可動でき、前記係止突起相互が係止したときは前記狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする。
【0011】
このように、扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、これにガスケットを取り付ける構成とすることによって、左右両扉間の隙間を左右両扉の対向側面に取り付けたガスケットによってシールする構成が採用しやすくなる。そして第1溝が開いた状態で第1の鏃状係止部を第1溝に挿入することができるため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易で、しかもガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0012】
また、本発明は、貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変可能であり、前記扉キャップは、前記ガスケット取り付け部材を当接保持する台座部を備え、この台座部の前側に前記第1溝の固定壁と可動壁が収納される凹部が形成され、前記凹部の前壁と前記台座部の後部とに係止突起が形成され、前記ガスケット取り付け部材が前記台座部に押し圧されたときこれらの係止突起に係止する係止突起が前記ガスケット取り付け部材に形成され、この後者の係止突起の一つが前記可動壁に形成された係止突起であり、前記可動壁の係止突起が前記凹部の前壁の係止突起に係止したとき、前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする。
【0013】
このように、扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、これにガスケットを取り付ける構成とすることによって、左右両扉間の隙間を左右両扉の対向側面に取り付けたガスケットによってシールする構成が採用しやすくなる。ガスケットの取り付けは、先ず、ガスケット取り付け部材を扉キャップに取り付ける前に、ガスケット取り付け部材をガスケットの端から第2の鏃状係止部が第2溝に嵌るようにスライドさせて第2の鏃状係止部と第2溝との嵌め合わせを行った後に、第1溝が開いた状態で第1の鏃状係止部を第1溝に挿入する。このようにしてガスケットが取り付けられたガスケット取り付け部材を扉キャップに取り付けることによって、扉側面へのガスケットの取り付けが行われる。このため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易である。しかも、ガスケット取り付け部材の第1溝部を扉キャップに形成した凹部に挿入することによって、第1溝が狭い入り口幅の状態を保持するため、ガスケットの取り付けが容易であって、ガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0014】
また、本発明の貯蔵このシール装置の組立て方法は、貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変であり、前記扉キャップと前記ガスケット取り付け部材とは押し圧による係止突起相互の係止によって結合される構成であり、この構成において、前記第2溝の端から前記第2の鏃状係止部を前記第2溝へ挿入した後、前記可動壁を広い入り口幅に開いた状態で前記第1の鏃状係止部を前記第1溝に挿入し、その後、前記押し圧により係止突起相互を係止させることによって前記可動壁を前記狭い入り口幅の状態に閉じることにより、前記左右両扉の対向する側面に前記ガスケットを取り付けるものである。
【0015】
このため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易である。しかも、ガスケット取り付け部材の第1溝部を扉キャップに形成した凹部に挿入することによって、第1溝が狭い入り口幅の状態を保持するため、ガスケットの取り付けが容易であって、ガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図1は本発明に係る貯蔵庫の正面斜視面、図2は図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉の両扉の近接する上部裏側の斜視図、図3は図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉相互が近接する側の一方の扉の部分断面図、図4は図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉のヒンジ側の断面図、図5はガスケット取り付け部材とガスケットの組み合わせ関係を示す説明図、図6は本発明に係る貯蔵庫の側面ガスケットと裏面ガスケットの接続部の説明図である。
【0017】
これらの図において、1は貯蔵庫の一つである冷蔵庫であり、前面開口の冷蔵庫本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。この冷蔵庫において、断熱箱体を構成する冷蔵庫本体2は、外箱(外壁板)と内箱(内壁板)との間に形成される断熱材充填空間に発泡性断熱材を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、貯蔵室として上から冷蔵室3、野菜室4、冷凍室5が区画されて設けられ、冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の右側と左側にそれぞれ上下配置のヒンジ装置6A、6Bにて横方向に回動して開閉される観音開き式の正面視で矩形状の冷蔵室扉7A、7Bにて閉塞される。
【0018】
野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレールとローラの組み合わせによる引き出し装置によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器と共に前方へ引き出される引き出し式扉8にて閉塞されている。冷凍室5の前面開口は、冷凍室5内に設けた左右のレールとローラの組み合わせによる引き出し装置によって前後方向へ引き出し可能に支持した容器と共に前方へ引き出される引き出し式扉9にて閉塞されている。冷蔵室3、野菜室4及び冷凍室5は、冷媒の圧縮機、冷媒の凝縮器、冷却器(冷媒の蒸発器)等を含む冷凍システムによって所定の温度に冷却される。
【0019】
冷蔵室扉7A、7Bが開かれた状態では、冷蔵室3の前面開口は開放され、冷蔵室扉7A、7Bが閉じたときには、冷蔵室扉7A、7Bの裏側の三辺を密閉する裏面ガスケット10Aが冷蔵庫本体2の前面に密着すると共に、冷蔵室扉7A、7B相互の隙間11を密閉する側面ガスケット10B、10B相互が密着して、冷蔵室3を気密に保つ。このため、冷蔵室扉7A、7B相互の隙間11に対応する部分には、冷蔵室3の前面開口を縦方向に仕切る仕切りがないため、冷蔵室3の前面は大きく開放されることとなる。
【0020】
冷蔵室扉7A、7Bの裏側の三辺、即ち、左側の冷蔵室扉7Aの上下の辺と左辺を密閉する裏面ガスケット10Aと、右側の冷蔵室扉7Bの上下の辺と右辺を密閉する裏面ガスケット10Aとは、図4に示すような同じ形状であり、同じ取り付け構造である。また、冷蔵室扉7A、7B相互の隙間11を密閉する側面ガスケット10B、10Bの形状とその取り付けた状態は図3に示す構成である。左扉7Aでは、上辺と下辺の裏面ガスケット10Aと側面ガスケット10Bの上下端が溶着にて接続され、右扉7Bでは、上辺と下辺の裏面ガスケット10Aの端部と側面ガスケット10Bの上下端が溶着にて接続される。
【0021】
冷蔵室扉7A、7Bは、金属製等の表板12と、プラスチック製等の裏板13との両者間に断熱材充填空間14を形成するように組み合わせる。この場合、冷蔵室扉7A、7Bが閉じたとき相互に対向する面、即ち、両扉7A、7B間に隙間11が形成される側の対向面には、表板12と裏板13とに渡ってプラスチック製の扉キャップ15が設けられている。具体的には、扉キャップ15の前部に形成した溝17に表板12の側端部が嵌合し、扉キャップ15の後部に形成した係止凸部18に裏板13の係止凹部19が弾力的に嵌合している。このように表板12、裏板13及び扉キャップ15を組み合わせ、これらの間に形成された断熱材充填空間14に断熱材16が充填され、表板12、裏板13及び扉キャップ15が断熱材16によって接着される。断熱材16は、発泡性のポリウレタン樹脂等が用いられる。
【0022】
70は扉キャップ15の前端に取り付けた化粧板である。その取り付けは、扉キャップ15と化粧板70のいずれか一方に凹部または凸部を形成し、他方にこれに係合する凸部または凹部を形成して、相互の弾力性を利用して化粧板70を扉キャップ15の前端に取り付ける。71は扉7A、7Bの表板12の端部73を扉キャップ15に向けて窪ませて形成した取っ手部であり、この取っ手部71に対応する扉キャップ15の前部の窪み72が取っ手を構成する。
【0023】
冷蔵室扉7A、7Bが閉じたとき相互に対向する辺を除く冷蔵室扉7A、7Bの裏側の三辺には、図4に示すように、入り口が狭く奥側が広くなったガスケット取り付け用溝23が裏板13に形成されている。この溝23は冷蔵室扉7A、7Bの裏側の上記三辺に連続して形成されている。
【0024】
裏面ガスケット10Aは、冷蔵室扉7A、7Bの裏側の上記三辺に連続するように、上記三辺のコーナ部で溶着にて接続されて上記三辺に連続しており、比較的厚肉の取り付け基部24には一体に中空の鏃状係止部25が突出形成されている。取り付け基部24のこの鏃状係止部25の反対側には複数のクッション部26が一体形成され、このクッション部26に支えられる状態に密着部27が一体形成されている。この密着部27は袋状をなし、この袋内にマグネット28が収納されている。マグネット28は、所謂ゴム磁石と称されるような可撓性マグネットであり、略上記三辺に亘る長さで収納されている。取り付け基部24とクッション部26は、表板12と裏板13に密着しており、裏面ガスケット10A部分でのシール性を高めている。
【0025】
ガスケット取り付け用溝23に対する裏面ガスケット10Aの取り付けは、鏃状係止部25をガスケット取り付け用溝23に圧入する。この圧入によって鏃状係止部25は、ガスケット取り付け用溝23の狭い入り口を圧縮状態で通過し、奥の広がった部分へ到達したときこの圧縮が開放される。このように、ガスケット取り付け用溝23の入り口は鏃状係止部25が係止する幅を有し、これによって、鏃状係止部25がガスケット取り付け用溝23の狭い入り口に係止して抜け止め状態となる。
【0026】
扉キャップ15は、前部で表板12の側端部が接合し後部で裏板13が接合している。具体的には、扉キャップ15の前部に形成した溝17に表板12の側端部が嵌合し、扉キャップ15の後部に形成した係止凸部18に裏板13の係止凹部19が弾力的に嵌合している。
【0027】
扉キャップ15は、ガスケットの取り付け部を形成するガスケット取り付け部材20を備えている。ガスケット取り付け部材20は、本発明では扉枠材20と称することとする。扉枠材20はプラスチック製であり、その前部には隙間11へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝21を形成し、後部には後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝22を形成している。このように、ガスケット取り付け用第1溝21と第2溝22は、略90度異なる向きに形成されている。扉枠材20は、ガスケット取り付け用第1溝21とガスケット取り付け用第2溝22の壁の外側面には係止突起29、30が形成され、一方、扉キャップ15にも第1溝21部分を収納する凹部80に係止突起31を形成し、扉キャップ15の後部には係止突起32が形成されている。このため、扉枠材20自身の弾力性を利用して扉キャップ15のそれぞれ対応する係止突起31、32に係止突起29、30を係止させることにより、扉枠材20は扉キャップ15の台座部33に当接保持される。ガスケット取り付け用第1溝21と第2溝22は、いずれも入り口が狭く奥側が広くなった形状をなしている。扉キャップ15と扉枠材20は、略扉7A、7Bの対面する側面の長さにわたる長さを有している。
【0028】
側面ガスケット10Bは、略扉7A、7Bの対向する側面の縦方向の長さにわたる長さを有し、比較的厚肉の第1の取り付け基部44には一体に第1の鏃状係止部45が突出形成されている。取り付け基部44のこの鏃状係止部45の反対側には複数のクッション部46が一体形成され、このクッション部46に支えられる状態に袋状の密着部47が一体形成されている。この密着部47の袋内にはマグネット48が収納されている。マグネット48は、所謂ゴム磁石と称されるような可撓性マグネットであり、略側面ガスケット10Bの長さに亘って収納されている。
【0029】
側面ガスケット10Bには、取り付け基部44のこの鏃状係止部45と略90度の位置に第2の取り付け基部49が形成され、第2の取り付け基部49は第1の取り付け基部44と密着部47を形成する袋状部とから延びたヒレ部に連続した比較的厚肉部に形成されている。この第2の取り付け基部49には、取り付け基部44の第1の鏃状係止部45と略90度の位相を持つ位置に一体に第2の鏃状係止部50が突出形成されている。これによって、第1の鏃状係止部45は扉7A、7Bの左右方向に向いた状態となり、第2の鏃状係止部50は扉7A、7Bの前後方向へ向いた状態となる。
【0030】
また、ガスケット取り付け用第1溝21は、奥側が広くその入り口幅を第1の鏃状係止部45が係止する狭い入り口幅の状態と、第1の鏃状係止部45の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変可能である。具体的な構成として、ガスケット取り付け用第1溝21は、図5に示すように、扉枠材20に形成した第1溝21は、第1溝21を構成する一方の固定壁21Aに対して、第1溝21の底部分に肉薄のヒンジ部21Cを介して連結された可動壁21Bを備え、固定壁21Aに対して可動壁21が回動自在である。
【0031】
これによって、ガスケットの取り付けは、第2の鏃状係止部50を第2溝22の端から第2溝22へ挿入した後、第1溝21を広い入り口幅に開いた状態で第1の鏃状係止部45を挿入し、その後、第1溝21を第1の鏃状係止部45が係止する狭い入り口幅の状態に閉じることにより、ガスケット取り付け部にガスケット10Bを取り付けることができる。これを具体的に説明すれば、先ず、ガスケット取り付け部材である扉枠材20を扉キャップ15に取り付ける前に、扉枠材20をガスケット10Bの端から第2の鏃状係止部50が第2溝22に嵌るようにスライドさせて第2の鏃状係止部50と第2溝22との嵌め合わせを行う。ガスケット取り付け用溝22の入り口は鏃状係止部50が係止する幅を有する。この後に、第1溝21の可動壁21Bが図5の実線のように開いた状態において、第1の鏃状係止部45を第1溝21に挿入する。このようにしてガスケット10Bが取り付けられた扉枠材20を扉キャップ15に取り付ける。
【0032】
この扉キャップ15への扉枠材20の取り付けは、扉キャップ15の凹部80に第1溝21部分が挿入されるように扉枠材20を扉キャップ15の台座部33に当接するように押し圧することによって、扉枠材20自身の弾力性を利用して扉キャップ15のそれぞれ対応する係止突起31、32に扉枠材20の係止突起29、30が係止して、扉枠材20は扉キャップ15の台座部33に当接保持される。この状態において、可動壁21Bは図5の点線にように、扉枠材20の第1溝部21が狭い入り口幅の状態を保持して、ガスケット取り付け用溝21の入り口は鏃状係止部45が係止する幅となり、第1の鏃状係止部45が第1溝部21の狭い入り口部分に係止して抜け止めされる。
【0033】
このように、扉の表板12と裏板13とを連結する扉キャップ15を設け、これにガスケット10Bを取り付ける構成とすることによって、左右両扉7A、7B間の隙間11を左右両扉7A、7Bの対向側面に取り付けたガスケット10Bによってシールする構成が採用しやすくなる。また、上記のような取り付けによって、扉側面へのガスケット10Bの取り付けが容易となる。このため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易である。しかも、ガスケット取り付け部材20の第1溝部21を扉キャップ15に形成した凹部80に挿入することによって、第1溝21が狭い入り口幅の状態を保持するため、ガスケット10Bの取り付けが容易であって、ガスケット10Bをガスケット取り付け溝21にしっかりと保持できる構成となる。なおガスケット取り付け用溝23へのガスケット10Aの取り付けは、ガスケット10Bの取り付けの前又は後のいずれでもよく、作業性のよい順序を選択すればよい。
【0034】
扉7A、7B共に上記のような構成でガスケット10A及び10Bが取り付けられており、ガスケット10Aは冷蔵庫本体2の前面開口の前面にマグネット28の吸着によって密着部27が密着し、一方、扉7A、7B相互間の隙間11では、扉7A、7Bの対面する側面にそれぞれ取り付けたガスケット10B、10Bに収納したマグネット48相互の吸着力によって密着部47相互が密着することによって、扉7A、7B相互間の隙間11はシールされる。
【0035】
このようなガスケットの取り付け状態において、ガスケット取り付け用溝21は、入り口は鏃状係止部45が係止する幅を有し、奥側は鏃状係止部45が溝21の奥方向へ向けて移動可能な深さを有する。そして、鏃状係止部45がガスケット取り付け用溝21の入り口に係止した状態において、取り付け基部44は扉枠材20から離れた状態にある。即ち、鏃状係止部45が溝21の奥方向へ向けて移動可能な関係に取り付けられており、ガスケット10Bは,その取り付け基部44が扉のガスケット取り付け部である扉枠材20に対して、往復動可能に取り付けられている。
【0036】
扉7A、7B相互間の隙間11のシール性の向上を図るために、上記のようにマグネット吸着式ガスケット10Bを採用した場合、両ガスケット10B、10Bが固定されている場合は、取り付け誤差によって左右の扉7A、7B相互の間隔11が広がると、両ガスケット10B、10Bによる正規のシールが得られ難くなる。しかし、本発明では、扉7A、7Bの両ガスケット10B、10Bは、取り付けに遊びがある、即ち融通性があるため、マグネット48相互の吸着力によって左右の扉7A、7Bの両ガスケット10B、10Bが引き合うとき、鏃状係止部45はガスケット取り付け溝21内で入り口と奥方向へ往復動自在であるため、ガスケット10Bに無理な伸張を与えずにマグネット48相互の吸着が得られる。このためガスケット10Bが破損し難くなると共に両ガスケット10Bが吸着して良好なシールが達成できる。
【0037】
また、取り付け誤差によって左右の扉7A、7B相互の間隔11が狭くなった場合には、扉7A、7Bが閉じられてマグネット48相互の吸着力によって左右の扉7A、7Bの両ガスケット10B、10Bが密着したとき、一方のガスケットが押されたときにも、その逃げを鏃状係止部45がガスケット取り付け溝21の奥側へ移動することにより取ることができ、ガスケットに対する余計な作用力を緩和できる。このためガスケット10Bが破損し難くなると共に両ガスケット10Bが吸着して良好なシールが達成できる。
【0038】
このように本発明によって、観音開き式扉を備えた貯蔵庫の左右扉間のシール装置として、マグネットの吸着力によって相互に密着するガスケット方式を採用することに適し、両扉間の隙間に対応して冷蔵庫本体の前面開口を上下に仕切る仕切りを設ける必要のないタイプとして、使用性に優れた冷蔵庫を提供できることとなる。
【0039】
なお、裏面ガスケット10Aと側面ガスケット10Bとは略90度異なる位置に配置されており、側面ガスケット10Bの上下端部は、ガスケット内部に外気が侵入して断熱効果が低下するのを防止するために、閉塞壁61が溶着されて閉塞されている。この両ガスケット10Aと10Bが溶着される接続部60は、この溶着と側面ガスケット10Bの閉塞壁61の溶着とによって、比較的硬くなると共に、一方のガスケットが他方のガスケットによって動きが制限されてこの接続部60でのクッション性が悪くなり、この接続部60の箇所では、両扉7A、7Bの側面ガスケット10B相互のシールが悪くなる。これを防止するために、裏面ガスケット10Aと側面ガスケット10Bには、この接続部60に近い位置で相互の引っ張りを軽減し硬さを軽減するために切り込みと肉抜きをする。
【0040】
具体的な一つの手段としては、図6に示すように、裏面ガスケット10Aには接続部60に近い所で、裏面ガスケット10Aの比較的厚肉の取り付け基部24の一部であるひれ部24Aと、ひれ部24Aとクッション部26との接続部62とにわたって切り込み63を入れて、ガスケット10A、10B相互の引っ張りを軽減する。一方側面ガスケット10Bには接続部60に近い所で、その取り付け基部44の一部である鏃状係止部45を切除64して硬さを軽減する。これによって、接続部60でのシール性が向上する。
【0041】
本発明は、上記実施形態に限定されず、他の構成の観音開き式の貯蔵庫にも適用でき、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0042】
【発明の効果】
本発明の構成及び組立て方法によって、第1溝が開いた状態で第1の鏃状係止部を第1溝に挿入することができるため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易で、しかもガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0043】
また、請求項2の発明によって、扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、これにガスケットを取り付ける構成とすることによって、左右両扉間の隙間を左右両扉の対向側面に取り付けたガスケットによってシールする構成が採用しやすくなる。そして第1溝が開いた状態で第1の鏃状係止部を第1溝に挿入することができるため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、ガスケットの取り付けが容易で、しかもガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となる。
【0044】
また、請求項3の発明では、ガスケット取り付け部材の第1溝部分が開閉可動であるため、鏃状係止部を肉抜きの中空形状とすることができない場合にも、左右両扉間の隙間を左右両扉の対向側面にガスケットの取り付けを行い易くなる。そして、ガスケット取り付け部材の第1溝部を扉キャップに形成した凹部に挿入することによって、第1溝が狭い入り口幅の状態を保持するため、ガスケットをガスケット取り付け溝にしっかりと保持できる構成となり、マグネット内蔵ガスケットにより左右両扉間の隙間をシールする構成に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵庫の一つである冷蔵庫の正面斜視面である。
【図2】図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉の両扉の近接する上部裏側の斜視図である。
【図3】図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉相互が近接する側の一方の扉の部分断面図である。
【図4】図1に示す貯蔵庫の観音開き式扉のヒンジ側の断面図である。
【図5】本発明に係るガスケット取り付け部材とガスケットの組み合わせ関係を示す説明図である。
【図6】本発明の貯蔵庫の側面ガスケットと裏面ガスケットの接続部の説明図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
7A、7B・・・扉
10A・・・裏面ガスケット
10B・・・側面ガスケット
11・・・両扉間の隙間
12・・扉の表板
13・・扉の裏板
14・・断熱材
15・・扉キャップ
20・・扉枠材(ガスケット取り付け部材)
21、22、23・・ガスケット取り付け溝
24、44、49・・取り付け基部
25、45、50・・鏃状係止部
26、46・・クッション部
27、47・・密着部
28、48・・マグネット
63・・切り込み
64・・切除部
80・・凹部
Claims (4)
- 貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップには、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材が取り付けられ、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変可能であり、前記可動壁は、前記扉キャップへの前記ガスケット取り付け部材の取り付け前は前記広い入り口幅の状態へ可動でき、前記扉キャップへの前記ガスケット取り付け部材の取り付けによって前記狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする貯蔵庫のシール装置。
- 貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変であり、前記扉キャップと前記ガスケット取り付け部材とは押し圧による係止突起相互の係止によって結合され、前記可動壁は、前記係止突起相互の係止前は前記広い入り口幅の状態へ可動でき、前記係止突起相互が係止したときは前記狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする貯蔵庫のシール装置。
- 貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変可能であり、前記扉キャップは、前記ガスケット取り付け部材を当接保持する台座部を備え、この台座部の前側に前記第1溝の固定壁と可動壁が収納される凹部が形成され、前記凹部の前壁と前記台座部の後部とに係止突起が形成され、前記ガスケット取り付け部材が前記台座部に押し圧されたときこれらの係止突起に係止する係止突起が前記ガスケット取り付け部材に形成され、この後者の係止突起の一つが前記可動壁に形成された係止突起であり、前記可動壁の係止突起が前記凹部の前壁の係止突起に係止したとき、前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態に保持されることを特徴とする貯蔵庫のシール装置。
- 貯蔵庫本体の前面開口を観音開き式に開閉する左右の扉を備え、前記左右両扉は閉じたとき隙間を存して対向する側面に前記扉の表板と裏板とを連結する扉キャップを設け、この扉キャップは、前記隙間へ向けて開放したガスケット取り付け用第1溝と、その後方位置にあって前記扉の後方へ向けて開放したガスケット取り付け用第2溝とを形成したガスケット取り付け部材を備え、前記ガスケットは、それぞれ前記第1溝に対応する第1の鏃状係止部と前記第2溝に対応する第2の鏃状係止部を突出形成し、前記第2溝は奥側が広く前記第2の鏃状係止部が係止する狭い幅の入り口を形成し、前記第1溝は、その底部分のヒンジ部で固定壁に対して連結された可動壁の可動によって、前記固定壁と前記可動壁との間に、奥側が広くその入り口幅を前記第1の鏃状係止部が係止する狭い入り口幅の状態と、前記第1の鏃状係止部の通過が円滑に行える広い入り口幅の状態とに可変であり、前記扉キャップと前記ガスケット取り付け部材とは押し圧による係止突起相互の係止によって結合される構成であり、この構成において、前記第2溝の端から前記第2の鏃状係止部を前記第2溝へ挿入した後、前記可動壁を広い入り口幅に開いた状態で前記第1の鏃状係止部を前記第1溝に挿入し、その後、前記押し圧により係止突起相互を係止させることによって前記可動壁を前記狭い入り口幅の状態に閉じることにより、前記左右両扉の対向する側面に前記ガスケットを取り付けることを特徴とする貯蔵庫のシール装置の組立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036972A JP3869807B2 (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036972A JP3869807B2 (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004245523A JP2004245523A (ja) | 2004-09-02 |
JP3869807B2 true JP3869807B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=33021916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003036972A Expired - Fee Related JP3869807B2 (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3869807B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104567224A (zh) * | 2015-01-04 | 2015-04-29 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 冰箱 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9052135B2 (en) * | 2013-08-21 | 2015-06-09 | True Manufacturing Company, Inc. | Refrigerator cooler with magnetic french door gaskets and method of manufacture |
JP6722531B2 (ja) * | 2016-07-19 | 2020-07-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫扉 |
WO2019171533A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
JP7170227B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2022-11-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003036972A patent/JP3869807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104567224A (zh) * | 2015-01-04 | 2015-04-29 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 冰箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004245523A (ja) | 2004-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100554287B1 (ko) | 병립형 냉장고의 중간격벽 커버장치 | |
KR101522186B1 (ko) | 냉장고 | |
KR20160084020A (ko) | 냉장고 및 냉장고의 디스플레이 유닛 | |
KR20140060429A (ko) | 냉장고 및 그 내부 도어의 제조 방법 | |
JP3441363B2 (ja) | 冷蔵庫の仕切壁 | |
KR20160084022A (ko) | 냉장고 및 냉장고의 도어 어셈블리 | |
JP2004353943A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3869807B2 (ja) | 貯蔵庫のシール装置及び貯蔵庫のシール装置の組立て方法 | |
JP3682015B2 (ja) | 扉装置および扉装置を備えた冷蔵庫 | |
JP3869808B2 (ja) | 貯蔵庫のシール装置 | |
CN102261794B (zh) | 家用电器 | |
EP3779336B1 (en) | Refrigerator | |
JP3869806B2 (ja) | 貯蔵庫の扉装置 | |
JP3797850B2 (ja) | 冷蔵庫の仕切り構造 | |
KR101304814B1 (ko) | 냉장고 도어의 전후방 단차 방지구조 | |
KR20190023605A (ko) | 냉장고 | |
WO2013058257A1 (ja) | 冷却貯蔵庫の扉装置 | |
JP2008175467A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3957926B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2003156283A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3963116B2 (ja) | 車両用密閉室 | |
JP3983773B2 (ja) | 扉装置および扉装置を備えた冷蔵庫 | |
JP6189621B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP7386448B2 (ja) | 封止部材 | |
JP7142224B2 (ja) | 冷蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061013 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3869807 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |