JPH0719718A - 冷蔵庫等の扉装置 - Google Patents
冷蔵庫等の扉装置Info
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- JPH0719718A JPH0719718A JP15712693A JP15712693A JPH0719718A JP H0719718 A JPH0719718 A JP H0719718A JP 15712693 A JP15712693 A JP 15712693A JP 15712693 A JP15712693 A JP 15712693A JP H0719718 A JPH0719718 A JP H0719718A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- partition
- plate
- magnetic
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2323/00—General constructional features not provided for in other groups of this subclass
- F25D2323/02—Details of doors or covers not otherwise covered
- F25D2323/021—French doors
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仕切体の保持部材にて発生する金属音や錆を
有効に解消した冷蔵庫等の扉装置を提供する。 【構成】 裏面周縁にガスケット28を有した観音開式
の第1及び第2扉11、12と、両扉11、12の非枢
支側に位置する開口縁部に形成したガイド部材21と、
第1扉11の非枢支側部分において略開口縁に渡る長さ
で扉11の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、
第1扉11の閉動作にてガイド部材21により、第1扉
11内面に沿った初期状態から回動せられて前面を開口
縁6と略面一としてガスケット28の当接面を形成する
仕切体32と、仕切体32を磁力により前記初期状態に
保持するための保持部材とを設ける。保持部材は、永久
磁石43と磁性板42とから成り、それらが仕切体32
の壁面32Aを介して吸着する。
有効に解消した冷蔵庫等の扉装置を提供する。 【構成】 裏面周縁にガスケット28を有した観音開式
の第1及び第2扉11、12と、両扉11、12の非枢
支側に位置する開口縁部に形成したガイド部材21と、
第1扉11の非枢支側部分において略開口縁に渡る長さ
で扉11の回動軸方向に延在して回動自在に支持され、
第1扉11の閉動作にてガイド部材21により、第1扉
11内面に沿った初期状態から回動せられて前面を開口
縁6と略面一としてガスケット28の当接面を形成する
仕切体32と、仕切体32を磁力により前記初期状態に
保持するための保持部材とを設ける。保持部材は、永久
磁石43と磁性板42とから成り、それらが仕切体32
の壁面32Aを介して吸着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱箱体の開口を観音
開式の扉によって開閉すると共に、扉裏面にはそれぞれ
シール用のガスケットを備えた冷蔵庫等の扉装置に関す
るものである。
開式の扉によって開閉すると共に、扉裏面にはそれぞれ
シール用のガスケットを備えた冷蔵庫等の扉装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種観音開式の扉を有する冷蔵庫
は、両扉の裏面に設けたガスケットによって庫内を気密
に保つ必要上、扉の非枢支側に位置するガスケットが当
接する面を形成しなければならず、そのため、断熱箱体
の開口部を区画する仕切を取り付けていた。前記ガスケ
ットはこの仕切の前面に当接して庫内の気密を保持する
ものであるが、この仕切が庫内容積を縮小すると共に開
口からの物品の納出にも邪魔になる欠点があった。
は、両扉の裏面に設けたガスケットによって庫内を気密
に保つ必要上、扉の非枢支側に位置するガスケットが当
接する面を形成しなければならず、そのため、断熱箱体
の開口部を区画する仕切を取り付けていた。前記ガスケ
ットはこの仕切の前面に当接して庫内の気密を保持する
ものであるが、この仕切が庫内容積を縮小すると共に開
口からの物品の納出にも邪魔になる欠点があった。
【0003】そこで、出願人は例えば特開平1−306
792号公報(F25D23/02)に示される如く、
観音開式の第1及び第2扉の内の第1扉に、前記仕切の
代わりに回動自在の仕切体を取り付けた。係る構造の扉
装置によれば、仕切体は第1扉を閉じたときのみガスケ
ットの当接面を構成し、第1扉を開いたときには扉と共
に開口縁より遠ざかるため、物品の納出の邪魔になら
ず、また、気密性能も十分発揮される。
792号公報(F25D23/02)に示される如く、
観音開式の第1及び第2扉の内の第1扉に、前記仕切の
代わりに回動自在の仕切体を取り付けた。係る構造の扉
装置によれば、仕切体は第1扉を閉じたときのみガスケ
ットの当接面を構成し、第1扉を開いたときには扉と共
に開口縁より遠ざかるため、物品の納出の邪魔になら
ず、また、気密性能も十分発揮される。
【0004】また、扉が開放した状態で仕切体が回動し
てしまった場合、そのまま扉を閉じると仕切体の存在に
よって閉じることができくなると共に、仕切体が破損す
る危険性があるため、前記公報では永久磁石と磁性板と
の吸着により仕切体を第1扉内面に沿って保持すること
によって、扉が開放した状態で仕切体が簡単に回動しな
いようにしていた。
てしまった場合、そのまま扉を閉じると仕切体の存在に
よって閉じることができくなると共に、仕切体が破損す
る危険性があるため、前記公報では永久磁石と磁性板と
の吸着により仕切体を第1扉内面に沿って保持すること
によって、扉が開放した状態で仕切体が簡単に回動しな
いようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
永久磁石と磁性板が直接当接することにより吸着してい
たため、吸着時に耳障りな金属音が発生すると共に、特
に磁性板が磨耗して錆びる問題があった。また、従来で
は永久磁石を仕切体内部に、磁性板を扉側に取り付けて
いたため、その部分の仕切体の断熱厚みが薄くなり、断
熱性能が損なわれてしまう問題があると共に、永久磁石
が仕切体内部に存在していたため、故障が生じた際に永
久磁石を交換する作業が極めて面倒となる問題があっ
た。
永久磁石と磁性板が直接当接することにより吸着してい
たため、吸着時に耳障りな金属音が発生すると共に、特
に磁性板が磨耗して錆びる問題があった。また、従来で
は永久磁石を仕切体内部に、磁性板を扉側に取り付けて
いたため、その部分の仕切体の断熱厚みが薄くなり、断
熱性能が損なわれてしまう問題があると共に、永久磁石
が仕切体内部に存在していたため、故障が生じた際に永
久磁石を交換する作業が極めて面倒となる問題があっ
た。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、仕切体の保持部材にて発
生する金属音や錆を有効に解消した冷蔵庫等の扉装置を
提供することを目的とする。
るために成されたものであり、仕切体の保持部材にて発
生する金属音や錆を有効に解消した冷蔵庫等の扉装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷蔵庫
等の扉装置は、開口6を有した断熱箱体2の前記開口6
を閉塞するよう開口両側に回動自在に枢支され、裏面周
縁にそれぞれ前記開口縁に当接するガスケット28を有
した観音開式の第1及び第2扉11、12と、両扉1
1、12の非枢支側に位置する前記開口縁部に形成した
ガイド部材21と、第1扉11の非枢支側部分において
略開口縁に渡る長さで扉11の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、第1扉11の閉動作にてガイド部材
21により、第1扉11内面に沿った初期状態から回動
せられて前面を開口縁6と略面一としてガスケット28
の当接面を形成する仕切体32と、この仕切体32を磁
力により前記初期状態に保持するための保持部材とから
成り、この保持部材は、永久磁石43と磁性体(磁性
板)42とから成り、それらが仕切体32の壁面32A
を介して吸着するよう構成したものである。
等の扉装置は、開口6を有した断熱箱体2の前記開口6
を閉塞するよう開口両側に回動自在に枢支され、裏面周
縁にそれぞれ前記開口縁に当接するガスケット28を有
した観音開式の第1及び第2扉11、12と、両扉1
1、12の非枢支側に位置する前記開口縁部に形成した
ガイド部材21と、第1扉11の非枢支側部分において
略開口縁に渡る長さで扉11の回動軸方向に延在して回
動自在に支持され、第1扉11の閉動作にてガイド部材
21により、第1扉11内面に沿った初期状態から回動
せられて前面を開口縁6と略面一としてガスケット28
の当接面を形成する仕切体32と、この仕切体32を磁
力により前記初期状態に保持するための保持部材とから
成り、この保持部材は、永久磁石43と磁性体(磁性
板)42とから成り、それらが仕切体32の壁面32A
を介して吸着するよう構成したものである。
【0008】また、請求項2の発明の冷蔵庫等の扉装置
は上記において、磁性体を磁性材料の板材から成る磁性
板42とすると共に、この磁性板42を仕切体32の内
部に、永久磁石43を第1扉11側に設けたものであ
る。
は上記において、磁性体を磁性材料の板材から成る磁性
板42とすると共に、この磁性板42を仕切体32の内
部に、永久磁石43を第1扉11側に設けたものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明の冷蔵庫等の扉装置によれば、
仕切体32を初期状態に保持する保持部材を永久磁石4
3と磁性体(磁性板)42とから構成すると共に、これ
らが仕切体32の壁面32Aを介して吸着するように構
成したので、永久磁石43と磁性体(磁性板)42とが
直接当接することがなく、従って、耳障りな金属音や磁
性体(磁性板)42への傷付きによる錆の発生が未然に
防止される。
仕切体32を初期状態に保持する保持部材を永久磁石4
3と磁性体(磁性板)42とから構成すると共に、これ
らが仕切体32の壁面32Aを介して吸着するように構
成したので、永久磁石43と磁性体(磁性板)42とが
直接当接することがなく、従って、耳障りな金属音や磁
性体(磁性板)42への傷付きによる錆の発生が未然に
防止される。
【0010】また、請求項2の発明の冷蔵庫等の扉装置
によれば、磁性体を磁性板42とし、それを仕切体32
内部に設け、永久磁石43を第1扉11側に設けたの
で、仕切体32内部の断熱厚みの削減を最小限に押さえ
られると共に、永久磁石43は第1扉11側に存在する
ので、永久磁石43を仕切体32側に設ける場合に比し
て故障や経年劣化による交換作業が簡略化される。
によれば、磁性体を磁性板42とし、それを仕切体32
内部に設け、永久磁石43を第1扉11側に設けたの
で、仕切体32内部の断熱厚みの削減を最小限に押さえ
られると共に、永久磁石43は第1扉11側に存在する
ので、永久磁石43を仕切体32側に設ける場合に比し
て故障や経年劣化による交換作業が簡略化される。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳述す
る。図1は実施例の冷蔵庫1の前面開口部6の平断面
図、図2は冷蔵庫1の斜視図、図3は冷蔵庫1の前面開
口部6のもう一つの平断面図、図4は扉11の分解後方
斜視図である。各図において、冷蔵庫1はレストランの
厨房等に設置される所謂業務用冷蔵庫であり、その断熱
箱体2は金属製の内箱3及び外箱4間に図示しない発泡
断熱材を充填して構成され、この断熱箱体2の前面開口
部6は断熱箱体2に架設された横仕切部材7により上下
に区画されている。そして、この断熱箱体2の前面開口
部6の左右縁部に回動自在に枢支された観音開式の第1
扉11及び第2扉12と、第3扉13及び第4扉14に
より、開口部6は開閉自在に閉塞されている。尚、扉1
1と扉13、及び扉12と扉14はそれぞれ同一の構造
である。
る。図1は実施例の冷蔵庫1の前面開口部6の平断面
図、図2は冷蔵庫1の斜視図、図3は冷蔵庫1の前面開
口部6のもう一つの平断面図、図4は扉11の分解後方
斜視図である。各図において、冷蔵庫1はレストランの
厨房等に設置される所謂業務用冷蔵庫であり、その断熱
箱体2は金属製の内箱3及び外箱4間に図示しない発泡
断熱材を充填して構成され、この断熱箱体2の前面開口
部6は断熱箱体2に架設された横仕切部材7により上下
に区画されている。そして、この断熱箱体2の前面開口
部6の左右縁部に回動自在に枢支された観音開式の第1
扉11及び第2扉12と、第3扉13及び第4扉14に
より、開口部6は開閉自在に閉塞されている。尚、扉1
1と扉13、及び扉12と扉14はそれぞれ同一の構造
である。
【0012】断熱箱体2の上面には機械室16が構成さ
れており、また、断熱箱体2の庫内17には棚支柱18
が取り付けられ、この棚支柱18には複数段の網棚19
が架設されている。更に、扉11〜14それぞれの非枢
支側に位置する部分の断熱箱体2の天壁の開口部6及び
横仕切部材7下面にはガイド部材21、21がそれぞれ
下方に突出して設けられている。このガイド部材21は
両端を曲面とされた細長い突起であり、図3に示す如く
扉12(扉14)側が後退し、扉11(扉13)側が前
方に位置するように開口部6に対して傾斜して設けられ
ている。
れており、また、断熱箱体2の庫内17には棚支柱18
が取り付けられ、この棚支柱18には複数段の網棚19
が架設されている。更に、扉11〜14それぞれの非枢
支側に位置する部分の断熱箱体2の天壁の開口部6及び
横仕切部材7下面にはガイド部材21、21がそれぞれ
下方に突出して設けられている。このガイド部材21は
両端を曲面とされた細長い突起であり、図3に示す如く
扉12(扉14)側が後退し、扉11(扉13)側が前
方に位置するように開口部6に対して傾斜して設けられ
ている。
【0013】前記各扉11〜14は金属製の扉本体23
と、この扉本体23の内フランジ23Aの全周に係合さ
れた合成樹脂製のガスケットホルダー24及びこのガス
ケットホルダー24に後側から当接された扉パネル26
と、これら扉本体23、ガスケットホルダー24及び扉
パネル26にて囲まれた空間に充填されたポリウレタン
等の発泡断熱材27により構成されている。前記ガスケ
ットホルダー24は外向溝24Aを有しており、この外
向溝24Aの扉11〜14の非枢支側に位置する辺には
補助ガスケットホルダー27が係合され、この補助ガス
ケットホルダー27の外向溝27A、及びガスケットホ
ルダー24の前記外向溝24Aには、各扉11〜14の
裏面全周縁に渡る磁石内蔵ガスケット28が取り付けら
れている。
と、この扉本体23の内フランジ23Aの全周に係合さ
れた合成樹脂製のガスケットホルダー24及びこのガス
ケットホルダー24に後側から当接された扉パネル26
と、これら扉本体23、ガスケットホルダー24及び扉
パネル26にて囲まれた空間に充填されたポリウレタン
等の発泡断熱材27により構成されている。前記ガスケ
ットホルダー24は外向溝24Aを有しており、この外
向溝24Aの扉11〜14の非枢支側に位置する辺には
補助ガスケットホルダー27が係合され、この補助ガス
ケットホルダー27の外向溝27A、及びガスケットホ
ルダー24の前記外向溝24Aには、各扉11〜14の
裏面全周縁に渡る磁石内蔵ガスケット28が取り付けら
れている。
【0014】前記補助ガスケットホルダー27は、外向
溝27Aと反対側に延在する取付辺27Bを前記ガスケ
ットホルダー24の外向溝24A内に挿入し、更に、内
フランジ23Aにネジ止めすることにより扉11〜14
に固定され、その上下端はキャップ29により被覆され
る。また、扉11及び13の非枢支側には金属製の支持
板31が取り付けられ、この支持板31には略矩形状の
仕切体32が取り付けられている(尚、以下は扉11に
ついてのみ説明する)。前記支持板31は、扉11の非
枢支側のU字状縁を前記取付辺27Bと共にガスケット
ホルダー24の外向溝24A内に挿入係合し、枢支側を
扉パネル26内面の補強板33にネジ止めすることによ
り扉11に固定されており、ガスケット28の内側にお
いて上下に延在し、庫内17側に突出している。
溝27Aと反対側に延在する取付辺27Bを前記ガスケ
ットホルダー24の外向溝24A内に挿入し、更に、内
フランジ23Aにネジ止めすることにより扉11〜14
に固定され、その上下端はキャップ29により被覆され
る。また、扉11及び13の非枢支側には金属製の支持
板31が取り付けられ、この支持板31には略矩形状の
仕切体32が取り付けられている(尚、以下は扉11に
ついてのみ説明する)。前記支持板31は、扉11の非
枢支側のU字状縁を前記取付辺27Bと共にガスケット
ホルダー24の外向溝24A内に挿入係合し、枢支側を
扉パネル26内面の補強板33にネジ止めすることによ
り扉11に固定されており、ガスケット28の内側にお
いて上下に延在し、庫内17側に突出している。
【0015】一方、仕切体32は合成樹脂製の左右側壁
及び背壁32Aと、鋼板製の前板36と、これらの内部
に充填された断熱材37とから成り、上下のヒンジ3
8、38によって前記支持板31の外壁31Aに各図中
太線矢印の如く回動自在に支持されている。この仕切体
32は略開口部6の上下縁に渡る長さで扉11の回動軸
方向(上下方向)に延在しており、その上端には上方向
及びヒンジ38と反対の方向に開放した円弧状の案内溝
41が形成されている。更に、仕切体32の背壁32A
の断熱材37側には、保持部材を構成する磁性体として
の薄肉鋼板製磁性板42が取り付けられている。他方、
この磁性板42に対応する位置の前記支持板31の外壁
31Aには、保持部材を構成する永久磁石43がネジ止
めされている。
及び背壁32Aと、鋼板製の前板36と、これらの内部
に充填された断熱材37とから成り、上下のヒンジ3
8、38によって前記支持板31の外壁31Aに各図中
太線矢印の如く回動自在に支持されている。この仕切体
32は略開口部6の上下縁に渡る長さで扉11の回動軸
方向(上下方向)に延在しており、その上端には上方向
及びヒンジ38と反対の方向に開放した円弧状の案内溝
41が形成されている。更に、仕切体32の背壁32A
の断熱材37側には、保持部材を構成する磁性体として
の薄肉鋼板製磁性板42が取り付けられている。他方、
この磁性板42に対応する位置の前記支持板31の外壁
31Aには、保持部材を構成する永久磁石43がネジ止
めされている。
【0016】以上の構成にて次に扉11、12(扉1
3、14についても同様)の開閉動作について説明す
る。仕切体32は扉11が開放された状態では、図2及
び図3下側に示す如くその背壁32Aが支持板31の外
壁31Aに沿った初期状態となっている。このとき、仕
切体32の背壁32A内側の磁性板42は、支持板31
の永久磁石43の磁力にてそれに吸着されているため、
係る着磁作用によって仕切体32は上記初期状態に保持
される。
3、14についても同様)の開閉動作について説明す
る。仕切体32は扉11が開放された状態では、図2及
び図3下側に示す如くその背壁32Aが支持板31の外
壁31Aに沿った初期状態となっている。このとき、仕
切体32の背壁32A内側の磁性板42は、支持板31
の永久磁石43の磁力にてそれに吸着されているため、
係る着磁作用によって仕切体32は上記初期状態に保持
される。
【0017】ここで、扉11の開放中に使用者の手や物
品が当接して図5の如く仕切体32は回動されてしまう
と、仕切体32は扉12側に突出するため、そのまま閉
じた場合、仕切体32は扉12に当接して閉じられなく
なると共に、勢い良く閉じると仕切体32自体が破損し
てしまう危険性がある。しかしながら、上述の如く仕切
体32は磁性板42と永久磁石43の着磁作用により、
支持板31の外壁31Aに沿った初期状態に保持される
ので、物品等の当接によっては回動し難く、従って、上
述の如き不都合の発生は未然に防止される。
品が当接して図5の如く仕切体32は回動されてしまう
と、仕切体32は扉12側に突出するため、そのまま閉
じた場合、仕切体32は扉12に当接して閉じられなく
なると共に、勢い良く閉じると仕切体32自体が破損し
てしまう危険性がある。しかしながら、上述の如く仕切
体32は磁性板42と永久磁石43の着磁作用により、
支持板31の外壁31Aに沿った初期状態に保持される
ので、物品等の当接によっては回動し難く、従って、上
述の如き不都合の発生は未然に防止される。
【0018】また、前述の如く磁性板42は仕切体32
の背壁32A内側にあるため、磁性板42と永久磁石4
3は係る仕切体32の背壁32Aを挟んで着磁すること
になる。即ち、磁性板42は背壁32Aを介して永久磁
石43に吸着するので、直接吸着する場合の如き、耳障
りな金属音が発生しない。また、磁性板42に傷が付く
危険性もなくなるので、錆の発生も回避される。
の背壁32A内側にあるため、磁性板42と永久磁石4
3は係る仕切体32の背壁32Aを挟んで着磁すること
になる。即ち、磁性板42は背壁32Aを介して永久磁
石43に吸着するので、直接吸着する場合の如き、耳障
りな金属音が発生しない。また、磁性板42に傷が付く
危険性もなくなるので、錆の発生も回避される。
【0019】特に、磁性板42を仕切体32内に設け、
永久磁石43を支持板31に設けているので、永久磁石
43の交換作業等を簡単に行うことができるようになる
と共に、磁性板42は永久磁石43に比して薄肉にでき
るので、磁性板42部分の仕切体32の断熱材37の厚
みを大きく削減する必要がなくなり、所定の断熱性能を
維持することができる。
永久磁石43を支持板31に設けているので、永久磁石
43の交換作業等を簡単に行うことができるようになる
と共に、磁性板42は永久磁石43に比して薄肉にでき
るので、磁性板42部分の仕切体32の断熱材37の厚
みを大きく削減する必要がなくなり、所定の断熱性能を
維持することができる。
【0020】次に、扉11を閉じて行くと、やがて仕切
体32の案内溝41内にガイド部材21が進入して案内
溝41の前壁41Aに当接する。更に、扉11を閉じて
行くとガイド部材21は案内溝41を摺動し、それに伴
い仕切体32はヒンジ38を中心に永久磁石43の磁力
に抗して図3中反時計回りに回動されるので、磁性板4
2は永久磁石43から引き離され、ガイド部材21は案
内溝41内部に進入して行く。扉11の閉動作が終了す
ると、ガイド部材21は図3の上側の如く案内溝41の
最奥部に位置すると共に、仕切体32の前板36は開口
部6と略面一となる。これによって、扉11、12のガ
スケット28、28は仕切体32の前板36に着磁でき
るので、庫内17の開口部6は密閉される。
体32の案内溝41内にガイド部材21が進入して案内
溝41の前壁41Aに当接する。更に、扉11を閉じて
行くとガイド部材21は案内溝41を摺動し、それに伴
い仕切体32はヒンジ38を中心に永久磁石43の磁力
に抗して図3中反時計回りに回動されるので、磁性板4
2は永久磁石43から引き離され、ガイド部材21は案
内溝41内部に進入して行く。扉11の閉動作が終了す
ると、ガイド部材21は図3の上側の如く案内溝41の
最奥部に位置すると共に、仕切体32の前板36は開口
部6と略面一となる。これによって、扉11、12のガ
スケット28、28は仕切体32の前板36に着磁でき
るので、庫内17の開口部6は密閉される。
【0021】逆に、扉11を開ける場合には、ガイド部
材21が案内溝41の後壁41Bに沿って移動するかた
ちとなるので、仕切体32は図3中時計回りに回動せら
れ、やがて磁性板41が永久磁石42に着磁するので、
仕切体32は初期状態に復帰する。以上の動作は扉12
が開放されているか否かに係わらず行うことができる。
また、実施例では開口部6を上下に仕切り、二組の観音
開式の扉11及び12、13及び14にて閉塞したが、
それに限らず、一組の観音開式扉11及び12、或いは
13及び14のみであっても差し支えないものである。
材21が案内溝41の後壁41Bに沿って移動するかた
ちとなるので、仕切体32は図3中時計回りに回動せら
れ、やがて磁性板41が永久磁石42に着磁するので、
仕切体32は初期状態に復帰する。以上の動作は扉12
が開放されているか否かに係わらず行うことができる。
また、実施例では開口部6を上下に仕切り、二組の観音
開式の扉11及び12、13及び14にて閉塞したが、
それに限らず、一組の観音開式扉11及び12、或いは
13及び14のみであっても差し支えないものである。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、仕切
体を初期状態に保持する保持部材を永久磁石と磁性体と
から構成すると共に、これらが仕切体の壁面を介して吸
着するように構成したので、永久磁石と磁性体とが直接
当接することがなく、従って、耳障りな金属音や磁性体
への傷付きによる錆の発生を未然に防止することができ
るようになる。
体を初期状態に保持する保持部材を永久磁石と磁性体と
から構成すると共に、これらが仕切体の壁面を介して吸
着するように構成したので、永久磁石と磁性体とが直接
当接することがなく、従って、耳障りな金属音や磁性体
への傷付きによる錆の発生を未然に防止することができ
るようになる。
【0023】特に、請求項2の発明によれば上記に加え
て、磁性体を磁性板とし、それを仕切体内部に設けると
共に、永久磁石を第1扉側に設けたので、仕切体内部の
断熱厚みの削減を最小限に押さえて仕切体の断熱性能を
維持することができるようになると共に、永久磁石は第
1扉側に存在するので、永久磁石を仕切体側に設ける場
合に比して故障や経年劣化による交換作業が簡略化され
る。
て、磁性体を磁性板とし、それを仕切体内部に設けると
共に、永久磁石を第1扉側に設けたので、仕切体内部の
断熱厚みの削減を最小限に押さえて仕切体の断熱性能を
維持することができるようになると共に、永久磁石は第
1扉側に存在するので、永久磁石を仕切体側に設ける場
合に比して故障や経年劣化による交換作業が簡略化され
る。
【図1】本発明の実施例を示す冷蔵庫の前面開口部の平
断面図である。
断面図である。
【図2】同じく冷蔵庫の斜視図である。
【図3】同じく冷蔵庫の前面開口部のもう一つの平断面
図である。
図である。
【図4】本発明の扉の分解後方斜視図である。
【図5】扉の開放中に仕切体が回動した場合を説明する
図である。
図である。
1 冷蔵庫 2 断熱箱体 6 開口部 11 第1扉 12 第2扉 13 第3扉 14 第4扉 28 ガスケット 31 支持板 32 仕切体 38 ヒンジ 42 磁性板 43 永久磁石
Claims (2)
- 【請求項1】 開口を有した断熱箱体の前記開口を閉塞
するよう開口両側に回動自在に枢支され、裏面周縁にそ
れぞれ前記開口縁に当接するガスケットを有した観音開
式の第1及び第2扉と、両扉の非枢支側に位置する前記
開口縁部に形成したガイド部材と、前記第1扉の非枢支
側部分において略前記開口縁に渡る長さで扉の回動軸方
向に延在して回動自在に支持され、前記第1扉の閉動作
にて前記ガイド部材により、前記第1扉内面に沿った初
期状態から回動せられて前面を前記開口縁と略面一とし
て前記ガスケットの当接面を形成する仕切体と、該仕切
体を磁力により前記初期状態に保持するための保持部材
とから成り、該保持部材は、永久磁石と磁性体とから成
り、それらが前記仕切体の壁面を介して吸着するよう構
成したことを特徴とする冷蔵庫等の扉装置。 - 【請求項2】 磁性体を磁性材料の板材から成る磁性板
とすると共に、該磁性板を仕切体の内部に、永久磁石を
第1扉側に設けたことを特徴とする請求項1の冷蔵庫等
の扉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15712693A JPH0719718A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 冷蔵庫等の扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15712693A JPH0719718A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 冷蔵庫等の扉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719718A true JPH0719718A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15642783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15712693A Pending JPH0719718A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 冷蔵庫等の扉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719718A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08105684A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-04-23 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 観音開き式冷蔵庫 |
JPH08210765A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-20 | Sanyo Electric Co Ltd | センターピラーレス貯蔵庫 |
US6698904B1 (en) * | 1999-08-27 | 2004-03-02 | Kowa Kabushiki Kaisha | Safety device for telescope |
CN102353220A (zh) * | 2011-08-18 | 2012-02-15 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 冰箱 |
CN107709905A (zh) * | 2015-06-29 | 2018-02-16 | 松下知识产权经营株式会社 | 冷藏库 |
CN111141101A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 翻转梁装置及对开门冰箱 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15712693A patent/JPH0719718A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08105684A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-04-23 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 観音開き式冷蔵庫 |
JPH08210765A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-20 | Sanyo Electric Co Ltd | センターピラーレス貯蔵庫 |
US6698904B1 (en) * | 1999-08-27 | 2004-03-02 | Kowa Kabushiki Kaisha | Safety device for telescope |
CN102353220A (zh) * | 2011-08-18 | 2012-02-15 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 冰箱 |
CN107709905A (zh) * | 2015-06-29 | 2018-02-16 | 松下知识产权经营株式会社 | 冷藏库 |
CN107709905B (zh) * | 2015-06-29 | 2020-04-14 | 松下知识产权经营株式会社 | 冷藏库 |
CN111141101A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 翻转梁装置及对开门冰箱 |
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