JP4412668B2 - 内装用ライニング - Google Patents

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Description

この発明は、トランクルームやラゲージルーム等の荷室内に設けられる内装用ライニングに係り、特に、荷室内にデッドスペースが形成されず、スペース効率に優れるとともに、車体パネルへの取り付けが簡単かつ廉価に行なえる内装用ライニングに関する。
図13は、トランクルームの右側壁パネルの室内面側に装着されるトランクサイドライニング1の全体図であり、トランクサイドライニング1は、成形性並びに外観性能を考慮して、3分割体を接合してなるライニング本体2から大略構成され、このライニング本体2には、工具等を収納する収納凹部3が凹設され、収納凹部3内に収納される工具等の収納物を隠すための着脱式リッド4が面ファスナー等により着脱自在に取り付けられている。
上記ライニング本体2は、図14に示すように、アッパーメンバーA2a、アッパーメンバーB2b及びロアメンバー2cの3分割体から構成されており、アッパーメンバーA2a、アッパーメンバーB2bは、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂の射出成形体、あるいはモールドプレス成形体が使用され、ロアメンバー2cは、ポリプロピレン樹脂板の表面にポリエステル表皮を貼着した積層構造体から構成されている。
図15には、車体パネル(トランクサイドパネル)5の室内面側にトランクサイドライニング1を取り付けた状態が示されている。上記車体パネル5は、ホイールハウス部の構造上、パネル合わせ部5aがトランクルーム内に突出しており、車体パネル5に対してトランクサイドライニング1を取り付ける際、図15中矢印で示すトランクサイドライニング1の取付方向Pに対してパネル合わせ部5aが障害となる。従って、パネル合わせ部5aとの干渉を避けるために、ライニング本体2は、図15中で示す製品面2dまで後退させなければならない。その結果、車体パネル5とライニング本体2の製品面2dとの間にデッドスペースDが形成されてしまい、このデッドスペースDにより、IMS(Instant Mobility Systemの略)キット(タイヤパンク応急修理キット)(以下、IMSキットという)6等が収納できないでいるのが実情である。尚、トランクサイドライニング1における収納部構造の従来例としては、特許文献1に詳細に記載されている。
特開2001−30842号公報
このように、従来のトランクサイドライニング1の構成では、車体パネル5の構造及び取付構造上、デッドスペースDが形成されるため、IMSキット6の収納を優先させる場合には、図16に示すように、ライニング本体2にIMSキット6を差し込むための開口2eを形成すれば、IMSキット6の収納は可能であるが、着脱式リッド4を取り外し、IMSキット6を取り出した際に、車体パネル5面が露出することから、外観性能を低下させるという問題点があった。また、IMSキット6の収納が可能で、かつ意匠性を高める対策としては、図17に示すように、開口2eを塞ぐカバー体7を嵌め込むことが提案されている。しかし、そうした場合、カバー体7のコストがかかり、かつライニング本体2を取り付けた後、カバー体7を後工程で取り付けなければならず、部品コスト、並びに組付コストが嵩み、製品コストの高騰化を招くという不具合があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、荷室内のデッドスペースを解消でき、スペース効率に優れるとともに、後工程でカバー体等を取り付ける必要がなく、車体パネルに簡単かつ廉価に取り付けることができ、しかも、車体パネルが荷室内側に露出することがなく、体裁上も好ましい内装用ライニングを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車体パネルの室内面側に装着される内装用ライニングであって、この内装用ライニングは、ライニング本体と、ボックス形状部を備え、上記ライニング本体に一体化される回動式カバー体とから構成され、上記車体パネルにおけるパネル合わせ部の背面側に形成されるスペース内に回動式カバー体が嵌め入れられ、上記回動式カバー体のボックス形状部が上記スペース内のパネル面に添装されていることを特徴とする。
ここで、内装用ライニングは、トランクルーム、ラゲージルーム等の荷室を画成する車体パネルの室内面側に装着されるものであり、トランクサイドライニング、ラゲージサイドライニング等が好適である。更に、内装用ライニングは、ライニング本体と、このライニング本体に取り付けられる回動式カバー体とから構成されており、ライニング本体は、合成樹脂の射出成形体、モールドプレス成形体を使用することもできる。また、樹脂板の表面に表皮をプレス一体化した積層構造体を使用することもできる。
上記ライニング本体は、一体物でも、また複数に分割された分割メンバーを一体的に組み付ける構成でも良い。次いで、素材としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を使用することができる。また、回動式カバー体は、車体パネルの構造上、形成されるデッドスペースを解消するために、ボックス形状部を備えた樹脂成形体、あるいは樹脂板表面に表皮を貼着した積層構造体を使用でき、ライニング本体に対して超音波溶着、熱溶着等の溶着固定方式、あるいはビス、リベット等、機械止め固定方式等の慣用の固定手段により取り付けられている。
以上の構成から明らかなように、車体パネルにおけるパネル合わせ部の背面側に形成されるスペース内に回動式カバー体のボックス形状部が位置することで、従来のデッドスペースを解消することができるため、車体パネル面が荷室内側に露出することを回避できるとともに、スペース効率を高めることができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態においては、前記回動式カバー体は、ライニング本体に取り付けられる取付フランジと、パネル合わせ部の背面側のスペース内に嵌め入れるボックス形状部とがヒンジ部を境界としてヒンジ部の両側に形成されており、前記内装用ライニングを車体パネルに取り付ける際、回動式カバー体を開放操作し、室内側に突出するパネル合わせ部と回動式カバー体との干渉を回避しつつ、車体パネルにライニング本体を取り付け、次いで、上記スペース内に回動式カバー体が嵌まり込むように回動操作して、車体パネル面への添装を行なうことを特徴とする。
ここで、回動式カバー体は、ライニング本体に取り付けられる取付フランジと、回動式カバー体の開閉操作の基点となるヒンジ部と、パネル合わせ部の背面側のスペース内に嵌め入れるボックス形状部とを備えるように、射出成形工法、モールドプレス成形工法等により所要形状に成形される。また、ライニング本体に回動式カバー体を取り付ける構成としては、例えば、ライニング本体に取付用ボスを立設し、この取付用ボスに対応して、回動式カバー体に取付孔を開設し、取付用ボスの先端を超音波溶着カシメ、熱溶着カシメ等により接合固定することで、回動式カバー体はライニング本体に簡単に取り付けられる。
そして、この実施の形態においては、回動式カバー体を予め開放操作して、内装用ライニングを車体パネルに取り付ける際、パネル合わせ部と回動式カバー体との干渉を回避した状態で、車体パネルの室内面側にライニング本体を取り付け、その後、回動式カバー体を回動操作し、上記スペース内に回動式カバー体のボックス形状部を回り込ませるというものであるから、内装用ライニングを取り付けた後、開口を蓋するカバー体を後工程で取り付ける必要がなく、工数を短縮化できる。
また、本発明の更に好ましい実施の形態においては、前記回動式カバー体におけるボックス形状部の回動端縁と、ライニング本体との間に係着構造が採用されており、回動式カバー体を閉鎖方向に回動させ、ボックス形状部をパネル合わせ部背面側のスペース内に嵌め入れた時、上記係着構造により、回動式カバー体のボックス形状部がライニング本体に固定されることを特徴とする。
ここで、回動式カバー体とライニング本体との間の係着構造としては、例えば、回動式カバー体におけるボックス形状部の回動端に差込片が形成される一方、この差込片と係着する係止爪がライニング本体に設けられている。
そして、この実施の形態においては、車体パネルに対してライニング本体を位置決めした後、回動式カバー体におけるボックス形状部をヒンジ部を基にパネル合わせ部背面側のスペース内に回動操作すれば、両者の係着構造により、回動式カバー体におけるボックス形状部の回動端縁がライニング本体に係着するため、回動式カバー体をワンタッチで確実に固定することができる。
以上説明した通り、本発明に係る内装用ライニングは、ヒンジ部を基に回動可能なボックス形状部を備えた回動式カバー体をライニング本体に対して取り付け、ボックス形状部をパネル合わせ部の背面側に位置するデッドスペース内に回し込むことで、従来のデッドスペースを解消できるとともに、上記スペース近傍の体裁を高めることができるため、荷室内のスペース効率を高め、かつ荷室の外観性能を高めることができるという効果を有する。
また、車体パネルに内装用ライニングを取り付けるには、回動式カバー体を開放操作して、車体パネルの合わせ部分との干渉を回避し、ライニング本体を車体パネルに位置決めした後、ヒンジ部を基に回動式カバー体をパネル合わせ部の背面側のスペース内に回動操作して、嵌め込むことで、車体パネルとの干渉を回避しつつ、簡単かつ迅速に車体パネルに内装用ライニングを取り付けることができる。従って、後工程でカバー体を別途取り付ける必要がないことから、組付工数の削減、部品点数の低減を図ることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る内装用ライニングの好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図12は、本発明に係る内装用ライニングの構成をトランクルーム内のトランクサイドライニング(右側仕様)に適用した実施例を示している。図1はトランクサイドライニングを示す正面図、図2は同トランクサイドライニングの構成を示す分解斜視図、図3は同トランクサイドライニングの備品収納部を示す断面図、図4は同トランクサイドライニングにおける備品収納部を示す外観図、図5乃至図8はトランクサイドライニングにおけるライニング本体と回動式カバー体の双方の構成を示す各説明図、図9,図10は同トランクサイドライニングを車体パネルに取り付ける作業手順を示す各説明図、図11は同トランクサイドライニングにおけるライニング本体と回動式カバー体の関係を示す各説明図、図12は、回動式カバー体における係着構造の変形例を示す説明図である。
図1はトランクサイドライニング10をトランクルーム内から見た正面図であり、トランクサイドライニング10は、ライニング本体20をベースとして構成され、前述したIMSキット6を収納する収納凹部21がライニング本体20に設けられており、この収納凹部21を覆う着脱式リッド22が面ファスナー等により着脱自在に取り付けられている。そして、この実施例においては、トランクサイドライニング10におけるライニング本体20は、成形性能並びに外観上のアクセント効果を考慮して、図2に示すように、アッパーメンバーA30、アッパーメンバーB40、ロアメンバー50の3分割体から構成されている。上記アッパーメンバーA30、アッパーメンバーB40は、共にポリプロピレン系樹脂材料を射出成形することにより、所要形状に成形されている。尚、使用する素材としては、ポリプロピレン系樹脂の他に、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を使用することができる。また、射出成形の他に、モールドプレス成形、コールドプレス成形等を適用しても良い。更に、外観上の対比効果により、ロアメンバー50は、図3に示すように、ポリプロピレン系樹脂材料等の樹脂基材51の表面にポリエステル製クロス等の表皮52を貼付した積層構造体が使用されているが、合成樹脂の単品を使用することもできる。
そして、本発明に係るトランクサイドライニング10の構成上の特徴は、アッパーメンバーA30、アッパーメンバーB40、ロアメンバー50の3分割体からなるライニング本体20に対して、回動式カバー体60を取り付けたことが特徴であり、この回動式カバー体60は、ヒンジ部61を境界としてその両側に取付フランジ62とボックス形状部63とが形成されている。この回動式カバー体60は、この実施例では、樹脂基材60aの表面に表皮60bを貼着して構成されている。回動式カバー体60の成形方法並びに素材としては、ライニング本体20におけるロアメンバー50と同様、射出成形、モールドプレス成形、コールドプレス成形等を適用でき、素材は、ポリプロピレン系樹脂を使用した樹脂基材60aの表面にポリエステル表皮60bが貼付されている。尚、この回動式カバー体60をライニング本体20に取り付ける構造は後述する。図3は、本発明に係るトランクサイドライニング10におけるライニング本体20の収納凹部21内にIMSキット6を収納した状態を示す断面図であり、図4は、同IMSキット6を収納した状態を示す外観図である。すなわち、図3から明らかなように、トランクルーム内の形状の制約からトランクルームを構成する車体パネル70はトランクルーム内に突出するパネル合わせ部71の背面側に従来デッドスペースとなっていたスペースSが存在するが、このスペースS内には、回動式カバー体60のボックス形状部63が入り込んでいるため、従来のデッドスペースDを解消できる。また、スペースSを画成するパネル72面には、回動式カバー体60のボックス形状部63が添装されているため、見栄えの低下がないばかりか、IMSキット6を確実に収納することができる。
次いで、図5乃至図8に基づいて、ライニング本体20に回動式カバー体60を取り付ける構造について説明する。図5,図6はアッパーメンバーB40における回動式カバー体60の取付部位を示すもので、図5は室内側から見た説明図、図6は室外側から見た説明図である。また、図7,図8は回動式カバー体60とライニング本体20との関係を示すもので、図7は室内側から見た説明図、図8は室外側から見た説明図である。
図5,図6から明らかなように、アッパーメンバーB40は、IMSキット6等の備品を収納する収納凹部21の開口41が設けられており、この開口41の周縁フランジ42の裏面には、ロアメンバー50及び、回動式カバー体60を取り付けるための取付用ボス43,44a,44b,44cがそれぞれ立設されている。また、このアッパーメンバーB40には、回動式カバー体の回動端側を係着するための嵌合部としての係止爪45が上下二箇所に形成されている。そして、図7,図8に示すように、アッパーメンバーB40における開口41の上下側に設けられる取付用ボス43をロアメンバー50の取付孔53に挿入し、更に開口41の側部に位置する取付用ボス44cをロアメンバー50の取付孔54に挿入した後、取付用ボス43,44cの先端をカシメ加工することで、アッパーメンバーB40とロアメンバー50とを接合一体化するとともに、開口41の側部に位置する取付用ボス44の残る2本(44a,44b)を回動式カバー体60の取付フランジ62に開設されている取付孔64に挿入して、取付用ボス44a,44bの先端をカシメ加工することで、回動式カバー体60がアッパーメンバーB40に溶着固定される。そして、この回動式カバー体60は、ヒンジ部61を基にボックス形状部63が回動操作され、ボックス形状部63の回動端縁側に設けた差込片65がアッパーメンバーB40の係止爪45に係着固定される。
次いで、図9乃至図11を基にトランクサイドライニング10を車体パネル70に取り付ける作業手順について説明する。まず、図9に示すように、トランクルームを画成する車体パネル70の室内面側にトランクサイドライニング10を取り付けるにあたり、ホイールハウス部の構造上、パネル合わせ部71が室内側に突出するとともに、トランクサイドライニング10の、取付方向が図中P方向であるため、構造上、パネル合わせ部71とトランクサイドライニング10とが干渉する。そこで、回動式カバー体60をヒンジ部61を基に図中時計廻り方向に回動操作することにより、パネル合わせ部71と、回動式カバー体60との干渉を避けて、ライニング本体20を車体パネル70の室内面側に位置決めすることができる。
そして、図10に示すように、ライニング本体20を車体パネル70に位置決めした後、車体パネル70のパネル合わせ部71の背面側に位置するスペースS内に回動式カバー体60を矢印方向に回動操作させ、スペースSにおける車体パネル72面に回動式カバー体60のボックス形状部63を添装させることで、従来生じていたデッドスペースを解消し、図3に示すように、IMSキット6等の収納が可能となる。そして、この時、図11(a)に示すように、ライニング本体20の係止爪45に回動式カバー体60の差込片65が嵌まり込むため、回動式カバー体60の回動操作が終了した時点で自動的に係着構造が達成される。従って、本発明に係るトランクサイドライニング10では、回動式カバー体60の回動操作を行なうだけで、デッドスペースが形成され易い複雑な車体パネル70の面形状に際しても、簡単かつ廉価に取り付けることができるとともに、スペース効率を向上させることができる。
図12はライニング本体20における係止爪45の変形例を示すもので、アッパーメンバーB40の端縁に車体パネル70に当接する当てリブ46が一体化されている。よって、回動式カバー体60を回動操作して、ライニング本体20に固定する際、ライニング本体20が撓み変形することなく、係着構造を確実に達成することができる。従って、本発明に係るトランクサイドライニング10は、車体パネル70におけるパネル合わせ部71のような突起部と干渉することなく、簡単に装着することができるとともに、後工程でカバー体を組み付ける工数も不要となることから、組付工数を削減でき、製作コストを低減できるという効果がある。
以上説明した実施例は、本発明に係る内装用ライニングをトランクルーム内のトランクサイドライニング10に適用したが、ラゲージサイドライニング等にも適用できる。また、ライニング本体20の構造として、合成樹脂の単体品と樹脂基板の表面に表皮を一体化させた積層構造品を組み合わせた構造を採用したが、ライニング本体20を一体とすることもできる。同様に、回動式カバー体60は、樹脂基材60a表面に表皮60bを一体化した構成であるが、これも樹脂単体品に代替することもできる。
本発明に係る内装用ライニングの一実施例であるトランクサイドライニングを示す正面図である。 図1に示すトランクサイドライニングの構成を示す分解斜視図である。 図1に示すトランクサイドライニングの備品収納部の構成を示す断面図である。 図1に示すトランクサイドライニングにおける備品収納部にIMSキットを収納した状態を示す説明図である。 図2に示すトランクサイドライニングにおけるアッパーメンバーBの収納凹部を示す室内側から見た説明図である。 図5に示す収納凹部を室外側から見た説明図である。 図2に示すトランクサイドライニングの構成におけるロアメンバーと回動式カバー体を室内側から見た説明図である。 図7に示すロアメンバーと回動式カバー体を室外側から見た説明図である。 図1に示すトランクサイドライニングを車体パネルに取り付ける取付開始時の状態を示す説明図である。 図1に示すトランクサイドライニングを車体パネルに取り付ける作業を完了した状態を示す説明図である。 図10における回動式カバー体の(a)係着部並びに(b)ヒンジ部をそれぞれ示す拡大図である。 図11に示す回動式カバー体の係着構造の変形例を示す説明図である。 従来のトランクサイドライニングを示す正面図である。 従来のトランクサイドライニングの構成を示す分解斜視図である。 従来のトランクサイドライニングを車体パネルに取り付けた状態を示す断面図である。 従来のトランクサイドライニングにおけるライニングを切り欠いた従来例を示す説明図である。 従来のトランクサイドライニングにおける目隠し用のカバー体を後工程で取り付ける構成を示す説明図である。
符号の説明
6 IMSキット
10 トランクサイドライニング
20 ライニング本体
21 収納凹部
22 着脱式リッド
30 アッパーメンバーA
40 アッパーメンバーB
41 開口
42 周縁フランジ
43,44(44a,44b,44c) 取付用ボス
45 係止爪
46 当てリブ
50 ロアメンバー
51 樹脂基材
52 表皮
53,54 取付孔
60 回動式カバー体
60a 樹脂基材
60b 表皮
61 ヒンジ部
62 取付フランジ
63 ボックス形状部
64 取付孔
65 差込片
70 車体パネル
71 パネル合わせ部
72 パネル(スペース内)
S スペース(パネル合わせ部の背面側)
P トランクサイドライニング取付方向

Claims (3)

  1. 車体パネル(70)の室内面側に装着される内装用ライニング(10)であって、この内装用ライニング(10)は、ライニング本体(20)と、ボックス形状部(63)を備え、上記ライニング本体(20)に一体化される回動式カバー体(60)とから構成され、上記車体パネル(70)におけるパネル合わせ部(71)の背面側に形成されるスペース(S)内に回動式カバー体(60)が嵌め入れられ、上記回動式カバー体(60)のボックス形状部(63)が上記スペース(S)内のパネル(72)面に添装されていることを特徴とする内装用ライニング。
  2. 前記回動式カバー体(60)は、ライニング本体(20)に取り付けられる取付フランジ(62)と、パネル合わせ部(71)の背面側のスペース(S)内に嵌め入れるボックス形状部(63)とがヒンジ部(61)を境界としてヒンジ部(61)の両側に形成されており、前記内装用ライニング(10)を車体パネル(70)に取り付ける際、回動式カバー体(60)を開放操作し、室内側に突出するパネル合わせ部(71)と回動式カバー体(60)との干渉を回避しつつ、車体パネル(70)にライニング本体(20)を取り付け、次いで、上記スペース(S)内に回動式カバー体(60)が嵌まり込むように回動操作して、車体パネル(70)面への添装を行なうことを特徴とする請求項1に記載の内装用ライニング。
  3. 前記回動式カバー体(60)におけるボックス形状部(63)の回動端縁と、ライニング本体(20)との間に係着構造が採用されており、回動式カバー体(60)を閉鎖方向に回動させ、ボックス形状部(63)をパネル合わせ部(71)背面側のスペース(S)内に嵌め入れた時、上記係着構造により、回動式カバー体(60)のボックス形状部(63)がライニング本体(20)に固定されることを特徴とする請求項2に記載の内装用ライニング。
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