JPH07307387A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07307387A
JPH07307387A JP6124450A JP12445094A JPH07307387A JP H07307387 A JPH07307387 A JP H07307387A JP 6124450 A JP6124450 A JP 6124450A JP 12445094 A JP12445094 A JP 12445094A JP H07307387 A JPH07307387 A JP H07307387A
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fuse
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒューズ素子の残膜がヒューズ素子本体に残
留することを防止し外観的にも電気的にもヒューズ素子
切断が行える半導体装置を提供する。 【構成】 半導体素子間を電気的に接続する半導体基板
上の配線に電気的に接続されたヒューズ素子1は前記ヒ
ューズ素子の少なくとも切断部の両側近傍に間隔をおい
て配置され、このヒューズ素子と同じ材料からなるダミ
ーヒューズ素子15を備えている。そしてこのダミーヒ
ューズ素子15はヒューズ素子1と同じ平面上に形成さ
れている。ヒューズ素子1に対して半導体基板に形成さ
れた絶縁膜のヒューズ窓2からレーザビームを当ててこ
れを溶断する。ヒューズ素子1の切断部の両側面に少な
くとも一つずつダミーヒューズを設けることにより溶断
によってダミーヒューズ膜15の幅の分だけ幅広の溝が
できるので溶断されたヒューズ素子1の残膜は溝や凹部
もしくはダミーヒューズ素子に付着して電気的な切断が
確実に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に用いられ
る導電性金属のヒューズ素子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の半導体基板(チップ)に組
み込まれている半導体素子が微細化され、1つの集積回
路チップの中に含まれる素子数が巨大化するにつれて、
欠陥密度の水準も向上するが、開発段階や量産の初期に
おいては低い歩留まりが問題になっている。この問題を
解決するために、冗長回路技術が提案され、実用化され
てきた。ここでは、特にメモリ素子おいて製造工程中に
作られる欠陥を救済する冗長回路につて説明する。メモ
リ配列中に欠陥の行又は列あるいはメモリセルが存在し
た場合に、スペアの行や列を何本か用意しておき、欠陥
部分に相当するアドレス信号が入った時に、代わりにス
ペアの行や列を選択するように構成することによって欠
陥を含みながら良品として扱うことができる。冗長回路
を導入することによって、チップ面積は増大するが、歩
留まり改善率が高くなる。こうした冗長回路を実現する
上で、各チップによってランダムに発生する欠陥箇所に
対応するアドレスをスペア部分に割り付ける1種のプロ
グラミングの手段の選択が重要になる。この手段はいろ
いろあるが、冗長回路のためのチップ面積の増加が小さ
く、加工上のマージンが大きいレーザによるヒューズ素
子切断が最も多く用いられている。半導体装置における
ヒューズ素子は、このようなところに用いることが多
い。
【0003】従来技術におけるヒューズ素子を有する半
導体素子はこのヒューズ素子本体の素材が多結晶シリコ
ンであることが多いが、近年になって多結晶シリコンで
はシリコン半導体基板とのコンタクト部におけるコンタ
クト抵抗が大きくなるので、抵抗の低い導電性金属であ
るアルミニウム(Al)、タングステン(W)などを用
いることが多くなってきている。形状的には一本の棒状
のものや切断部のみを細幅にする形状が多い。また、切
断する方法としては、レーザビームを照射し切断する方
法が一般的である。ヒューズ素子は半導体基板に形成さ
れている個別半導体素子や集積回路を構成する半導体素
子を他の回路から適宜切り離すために半導体基板の適当
な位置に配置される。そして、これを形成するには、通
常、半導体装置を製造する工程数を少なくするために出
来る限り他の工程に合わせてヒューズ素子を形成する。
【0004】ヒューズ素子は、通常ポリシリコンや金属
層などの導電材料からなり、半導体基板に形成されたM
OSFETなどの半導体素子間を電気的に接続する配線
に挿入されるものである。そして、この配線は半導体基
板上に形成されるゲート電極などに用いる第1の配線層
の上の第2の配線層を利用するのが一般的である。ヒュ
ーズ素子はこの半導体素子間を電気的に接続する配線を
そのまま連続的に利用するか、この第2の配線層をパタ
ーニングして棒状の素子に成形する。第2の配線層は、
半導体基板に直接接触する配線にも用いられる。例え
ば、半導体基板のドレイン領域に接続して半導体メモリ
のビット線(データ線)に用いることができる。半導体
基板上の全面に層間絶縁膜を介して配線を構成する第2
の配線層を形成し、すなわち、これをパターニングして
所定のパターンを有するビット線を形成すると同時に所
定のパターンのヒューズ素子を形成する。パターンが異
なるが素材が同じであるものを同じ配線層から作り出す
ことは製造工程を簡略化するために半導体装置の製造に
おいて普通に行われていることである。第2の配線層
は、図17などにも示されているように、SiO2 膜な
どの層間絶縁膜上に形成され、この層間絶縁膜に形成さ
れたコンタクトホールを介して、半導体基板の表面領域
に形成されたメモリセルなどのドレイン領域を構成する
不純物拡散領域に接続している。
【0005】図17は、半導体基板上の配線部分の断面
図であり、シリコン半導体基板3には、例えば、セルを
構成するMOSトランジスタのドレイン領域20などの
不純物拡散領域が形成されている。そして、その表面に
は、SiO2 膜などの熱酸化膜21が形成されており、
その上に、第1の配線層から構成されたMOSトランジ
スタのポリシリコンなどのゲート電極5が形成されてい
る。この熱酸化膜21の上にゲート電極5を被覆するよ
うにCVDSiO2 膜などの層間絶縁膜24が形成され
ている。この熱酸化膜21と層間絶縁膜24とで絶縁膜
41を構成している。この絶縁膜41にコンタクトホー
ル22が形成され、このコンタクトホール内を含めて、
層間絶縁膜24の上には、例えば、第2の配線層から構
成されたビット線などの配線23が形成されている。こ
の配線23は、下地層にポリシリコン膜232とその上
に形成されたモリブデンシリサイド(MoSi)などの
シリサイド膜231から構成されている。ポリシリコン
膜232は、半導体基板3のドレイン領域20とは反応
せずに安定したコンタクト抵抗を維持することができ
る。しかし、シリコン半導体基板とポリシリコンのコン
タクト部における抵抗は大きく、この傾向は、半導体集
積回路の高集積化に伴う配線パターンの微細化が進むほ
ど顕著になる。したがって、例えば、図9に示す例でも
多層構造の配線を用いているが、その配線23にはコン
タクト抵抗を大きくしない材料を用いている。ヒユーズ
素子は、通常この様な配線と同じ配線層から形成される
されるのであり、したがって、ポリシリコン膜、ポリシ
リコン/シリサイド膜から形成され、さらには、図9に
示すようなTiN/Ti/W膜が主として用いられるよ
うになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ヒユーズ素子を備えた
半導体装置において、ヒューズ素子の素材が多結晶シリ
コンから導電性金属、例えば、Al、W、TiN/Ti
/W膜等を用いるようになって問題が発生する。とく
に、TiN/Ti/W膜の多層構造体を用いた場合にそ
の問題が顕著になる。図18(a)及び図18(b)を
用いて従来の半導体装置のヒューズ素子部について説明
する。図18(a)は、例えば、DRAMなどの半導体
メモリのスペアローデコーダに接続されるローヒューズ
セレクタのヒューズ素子部の平面図、図18(b)は、
図18(a)中のA−A′線に沿う部分の断面図であ
る。図18(a)及び図18(b)には、3本のヒュー
ズ素子1が示されており、各々その両端は所定の回路を
構成する半導体素子に接続されているが、半導体素子上
の絶縁膜4及びパッシベーション膜6で隠れているため
図中では省略し、絶縁膜4の一部及びパッシベーション
膜6にあけたヒューズ窓2の内部のみ示した。ヒューズ
素子の形状は、図18(a)に示すように1本の棒状の
ものであり、一般に使われている形状である。図18
(b)に示す断面図でヒューズ素子1の断面構造を説明
すると、シリコン半導体基板3上にSiO2 の絶縁膜4
を挟んでヒューズ素子1が配置され、その上もSiO2
などの絶縁膜4で覆われている。
【0007】このヒューズ素子1は、TiN/Ti/W
膜からなり、下地層であるTiN/Ti膜102及びそ
の上に形成されたW膜101から構成されている。この
ヒューズ素子を切断するには、主としてレーザビームに
よる方法が用いられ、図19(a)の丸で囲ったエリア
Pを図19(b)に示すように矢印Xの方向から照射し
て切断する。この方法で切断した後の従来のヒューズ素
子の作用を図20及至図22を用い説明する。図20
(a)は、レーザビームにより切断した後の従来のヒュ
ーズ素子の平面図であり、図20(b)は、図20
(b)のB−B′線に沿う断面図である。図20(a)
中においてレーザビームで切断された箇所がヒューズ素
子の中央部に見られる。この切断部には、絶縁膜4とヒ
ューズ素子1が破壊され飛んでいるため溝200が形成
されている。しかし、見た目は切断されているように見
えるが、実際は完全には切断されておらず、図20
(a)及び図20(b)の丸で囲んだエリアQ、エリア
Rを拡大するとそれがはっきりする。図20(a)の丸
で囲んだエリアQの拡大図が図21であり、図20
(b)の丸で囲ったエリアRの拡大図が図22である。
図21に示す溝の内側の側面にはTiN/Ti膜102
の残膜があり、完全には切断されていない。
【0008】このTiN/Ti膜102の残膜は、図2
2に示すように溝200の底面の角から溝200の側面
にかけて残留しており、底面側が厚く残留している。こ
の残膜により電気的に切断されるべきはずのヒューズ素
子は導通状態となり、ヒューズとしての機能をもたない
ことになる。切断した筈のヒューズ素子に残膜が発生す
るメカニズムを絶縁膜に挟まれた素子断面を示す図23
乃至図24を参照して説明する。これらの図は図20
(b)のエリアRと同一箇所の断面である。まず、図2
3(a)は、初期状態の断面図であり、レーザビームを
照射した初期の断面図を図23(b)に示す。レーザビ
ームが矢印Xから照射された直後は、SiO2 絶縁膜4
とW膜101が破壊されとばされるが、TiN/Ti膜
102は底面にあるため残り、レーザビームのエネルギ
ーで溶解する。さらに、レーザビームのエネルギーによ
り、図24(a)示す矢印Zの方向に溶解したTiN/
Ti膜102は移動を始め、溝200の底面から溝20
0の底面の角に溜るようになる。さらに、溝200の側
面への移動が進み、図24(b)に示すように溝200
の底面角から溝200の側面にかけてTiN/Ti膜1
02が溝200の両側面に残留することとなり、これら
が従来からの問題になっている。
【0009】本発明は、このような事情によりなされた
ものであり、ヒューズ素子の残膜がヒューズ素子本体に
残留することを防止し外観的にも電気的にもヒューズ素
子切断が行えることを特徴とした半導体装置を提供する
ことを目的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性金属の
ヒューズ素子の切断部の両側面に少なくとも一つずつダ
ミーヒューズを設けることを特徴としている。また、複
数のヒューズ素子を並べて配置したヒューズ列を用いる
場合に、ヒューズ素子間に1つづつダミーヒューズ素子
を配置することにより、ヒューズ列の所定のヒューズ素
子に付属するダミーヒューズ素子を隣接するヒューズ素
子と共用することを特徴としている。さらに、複数のヒ
ューズ素子を並べて配置したヒューズ列を用いる場合
に、ヒューズ素子間に配置されるようにヒューズ素子の
切断部を覆う絶縁膜の近傍に一つの溝又は凹部を底面の
位置がヒューズ素子表面より少なくとも下にくるように
設けてヒューズ列の所定のヒューズ素子に付属する溝又
は凹部を隣接するヒューズ素子と共用することを特徴と
している。
【0011】即ち、本発明の半導体装置は、複数の半導
体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に
形成され、前記複数の半導体素子間を電気的に接続する
配線と、前記半導体基板上に形成され、前記配線に電気
的に接続され、かつ、この配線が電気的に接続している
半導体素子間に挿入されたヒューズ素子と、前記ヒュー
ズ素子の少なくとも切断部の両側近傍に間隔をおいて配
置され、このヒューズ素子と同じ材料からなるダミーヒ
ューズ素子とを備え、前記ダミーヒューズ素子は、前記
ヒューズ素子と同じ平面上に形成されていることを第1
の特徴としている。また、前記半導体装置において、前
記ヒューズ素子は、窒化チタン膜とその上のチタニウム
膜の2層からなる下地層と、この下地層の上のタングス
テンなどの高融点金属膜又はアルミニウム膜から構成さ
れていることを第2の特徴としている。
【0012】さらに、複数の半導体素子が形成された半
導体基板と、前記半導体基板上に形成され、前記複数の
半導体素子間を電気的に接続する配線と、前記半導体基
板上に形成され、前記配線に電気的に接続され、かつ、
この配線が電気的に接続する半導体素子の間に挿入され
ているチタニウム膜及びその上の窒化チタン膜の2層か
らなる下地層と、この下地層の上のタングステンなどの
高融点金属膜又はアルミニウム膜から構成されたヒュー
ズ素子と、前記半導体基板上に形成され、少なくとも前
記ヒューズ素子を被覆する絶縁膜とを備え、前記絶縁膜
は、前記ヒューズ素子の少なくとも切断部の両側近傍に
間隔をおいて配置された少なくとも1つの溝又は凹部を
有し、かつ、この溝又は凹部の底面の位置が前記ヒュー
ズ素子の表面より少なくとも下にあり、前記ヒューズ素
子は前記半導体基板上に複数整列され、各ヒューズ素子
の少なくとも切断部の両側近傍に形成される前記溝又は
凹部は、隣接するヒューズ素子の少なくとも切断部の両
側近傍に形成される前記溝又は凹部を共有していること
を第3の特徴としている。
【0013】
【作用】ヒューズ素子の切断部の両側面に少なくとも一
つずつダミーヒューズを設けることにより、溶断によっ
てヒューズ素子とダミーヒューズの幅の分だけ幅広の溝
ができるので、溶断されたヒューズ素子の残膜はダミー
ヒューズ素子のあったところにできた溝に飛ばされヒュ
ーズ素子は電気的な切断が確実に行える。また、複数の
ヒューズ素子を並べて配置したヒューズ列を用いる場合
に、ヒューズ素子間に1つづつダミーヒューズ素子を配
置することにより、ヒューズ列の所定のヒューズ素子に
付属するダミーヒューズ素子を隣接するヒューズ素子と
共用させて半導体装置の微細化、高集積化に対応させる
ことができる。さらに、複数のヒューズ素子を並べて配
置したヒューズ列を用いる場合に、ヒューズ素子間に配
置されるようにヒューズ素子の切断部を覆う絶縁膜の近
傍に一つの溝又は凹部の底面の位置がヒューズ素子表面
より少なくとも下にくるように設けることにより、溶断
によって発生したヒューズ素子の残膜は溝又は凹部に飛
ばされて電気的な切断が確実に行える。また、このよう
にヒューズ列の所定のヒューズ素子に付属する溝又は凹
部を隣接するヒューズ素子と共用することにより半導体
装置の微細化、高集積化に対応できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1乃至図10を参照して第1の実施例を
説明する。ここでは、製造工程中に作られる欠陥を救済
することのできる半導体メモリを参照して説明する。メ
モリ配列中に欠陥の行又は列あるいはメモリセルが存在
した場合に、スペアの行や列を何本か用意しておき、欠
陥部分に相当するアドレス信号が入った時に、代わりに
スペアの行や列を選択するように構成することによって
欠陥を含みながら良品として扱うことができる。
【0015】図7は、半導体メモリ、例えば、DRAM
などのスペアローデコーダに接続されるローヒューズセ
レクタにヒューズ素子を用いた例を示しており、図は、
その配線図である。この半導体メモリは、各半導体チッ
プによりランダムに発生する欠陥箇所に対応するアドレ
スをスペア部分に割り付ける1種のプログラミングの手
段である。この手段には、チップ面積の増加が小さく、
加工上のマージンが大きいレーザによるヒューズ素子切
断が多く用いられている。半導体装置におけるヒューズ
素子は、このようなところに用いることが多い。ローデ
コーダ群にスペアローデコダを加え、アドレス入力とス
ペアローデコーダとの間にローヒューズセレクタを挿入
し、そこに接続されたヒユーズ素子群の内の適宜のヒユ
ーズ素子を切断してスペアローデコーダを前記ローデコ
ーダ群の故障しているローデコーダと代える。ヒユーズ
素子を用いるスペアデコーダはカラムデコーダにも適用
することが出来る。
【0016】図10は、半導体基板3に形成されたメモ
リ部のローヒューズの位置を示す平面図である。この様
にローヒューズは、メモリ部の周辺部に形成されたロー
デコーダ部の周辺に設けられる。同様に、カラムヒュー
ズもカラムデコーダ部の周辺に設けられる。図8に、こ
の半導体メモリのヒユーズ素子部分の断面図を示す。半
導体基板3に形成された半導体素子の表示は省略する。
ヒユーズ素子1は、シリコン半導体基板3表面を被覆す
るSiO2 などの絶縁膜41の上に形成されている。絶
縁膜41の中には、製造工程における第1の配線層から
構成されるゲート電極(図示せず)が形成配置されてい
る。このヒユーズ素子1は所定の長さの棒状であり、製
造工程における第2の配線層から構成された下地層のT
iN/Ti膜102とその上に形成されたW膜101か
らなっている。絶縁膜41の上には、ヒユーズ素子1を
被覆するように、例えば、CVDSiO2 などの絶縁膜
42が形成されている。この絶縁膜42の上には、製造
工程における第3の配線層のAl配線7が形成されてい
る。このAl配線7は、半導体装置の集積回路を構成す
るMOSトランジスタなどの半導体素子間を電気的に接
続するものであり、ヒューズ素子1はその間に挿入され
る。したがって、ヒユーズ素子1の両端は、絶縁膜42
のコンタクトホールを介してAl配線7に電気的に接続
されている。
【0017】絶縁膜42の上にはAl配線7を被覆する
ように、例えば、CVDSiO2 などの絶縁膜43が形
成されている。そして、この絶縁膜43の上には、例え
ば、Si3 4 などのパッシベーション膜6が形成され
ている。絶縁膜41、42、43は、絶縁膜4を構成し
ている。ヒユーズ素子1の上方のパッシベーション膜6
及びこれにつづく絶縁膜43の一部は、エッチング除去
されてヒユーズ窓2が形成されて、その窓2からヒユー
ズ素子1の中央部分が絶縁膜43の一部を介して見える
ようになっている。この窓2からレーザビームを照射し
てこのヒユーズ素子1の窓から見える部分のほぼ中央
(切断部)を切断する。図9は、図17と同様に、半導
体基板上の配線部分の断面図である。シリコン半導体基
板3には、MOSトランジスタのドレイン領域20が形
成されており、その表面にはSiO2 などの熱酸化膜2
1が形成されている。そして、その上に第1の配線層か
ら構成されたMOSトランジスタのポリシリコンなどの
ゲート電極5が形成されている。この熱酸化膜21の上
にゲート電極5を被覆するようにCVDSiO2 などの
層間絶縁膜24が形成されている。
【0018】この熱酸化膜21と層間絶縁膜24とで絶
縁膜41を構成している。この絶縁膜41にコンタクト
ホール22が形成され、このコンタクトホール内を含め
て、層間絶縁膜24の上には、例えば、第2の配線層か
ら構成されたビット線などの配線23が形成されてい
る。この配線23は、下地層には、TiN層とその上に
形成されたTi層から構成されるTiN/Ti膜234
を用い、その上の層には低抵抗のW膜233を用いる。
TiN/Ti膜234は、半導体基板3のドレイン領域
20とは反応せずに安定したコンタクト抵抗でしかも低
抵抗を維持することができる。したがって、この配線2
3は、図17に示すポリシリコン/シリサイドの従来の
配線23よりシリコン半導体基板との接合部の抵抗が小
さく特性が良好である。そして、この違いはパターンが
微細化されるほど顕著になる。図8に示すヒユーズ素子
1は通常この配線23と同じ配線層から形成されるされ
る。
【0019】次に、第1の実施例における半導体装置の
ヒューズ素子が配置された部分の半導体基板の平面図を
図1に示し、図1のA−A′線に沿う部分の断面図を図
2に示す。この実施例では、図1に示すように、ヒュー
ズ素子1の切断しようとする部分をヒューズ素子1本体
の太さよりも細くしてあり、その細くした箇所の両隣に
ダミーヒューズ素子15を設けている。このダミーヒュ
ーズ素子15は、ヒューズ素子1とは外観的にも電気的
にも独立しており半導体装置自体には電気的な影響が無
いように配置されている。断面から見た場合には、図2
に示すように、シリコン半導体基板3上に、例えば、S
iO2 からなる絶縁膜4を挟んでヒューズ素子1が存在
している。そして、前記ヒューズ素子1と同じ高さにダ
ミーヒューズ素子15は配置され、これらの上に、絶縁
膜4を介してパッシベーション膜(図示せず)が覆って
いる。また、前記ヒューズ素子1とダミーヒューズ素子
15とは同じ材料と構造を有し、TiN層とTi層の2
層からなるTiN/Ti膜102とその上に形成された
W膜101から構成されている。
【0020】図3乃至図5及び図6を参照してこの発明
の効果を説明する。図3乃至図5はレーザビーム照射時
の工程断面図、図6(a)は、レーザビーム照射前のヒ
ューズ素子の平面図、図6(b)はレーザビームを照射
し切断したヒューズ素子の平面図である。図3及至図5
は、図1のA−A′線に沿う部分の断面をとった箇所と
同一の場所である。図3は、レーザビーム照射前のヒュ
ーズ素子1とダミーヒューズ素子15の状態を示してお
り、レーザビームを照射した直後の状態は、図4に示
す。図に示すように、レーザビームが矢印Xから照射さ
れた直後は、SiO2 などの絶縁膜4とW膜101が破
壊され飛ばされる。このとき、ヒューズ素子1とダミー
ヒューズ素子15上の絶縁膜4とW膜101が飛ばさ
れ、従来はヒューズ素子のみの幅しか溝ができないが、
この実施例ではダミーヒューズの幅の分だけ余計に幅広
の溝201ができあがる。そして、従来と同様にTiN
/Ti膜102は底面にあるためそこに残ってレーザビ
ームのエネルギーで溶解する。さらに、レーザビームの
エネルギーにより、図中矢印Yの方向に溶解したTiN
/Ti膜102は、移動を始め、溝201の底面から溝
201の底面の角に溜まる。そして、さらに溝201の
側面への移動が進み、一部は飛散するが、TiN/Ti
膜102は図24と似たような形状に溝201の底面角
から側面にかけて溝201の両側面に残留することとな
る。
【0021】一見従来技術と同じ結果になったように見
えるが、実際は、切断後に電気的に導通すると不良とみ
なされるヒューズ素子1は、図5中の破線部1にあるた
め、ダミーヒューズ素子15があった箇所である溝20
1の側面にTiN/Ti膜102が残留しても、ヒュー
ズ素子1は電気的に導通することはない。それは、図6
(a)及び図6(b)の平面図から見れば更にわかり易
い。図6(a)は、この実施例のヒューズ素子のレーザ
ビームで切断する前の平面拡大図であり、図6(b)
は、レーザビームで切断した後の拡大平面図である。図
6(b)では、残留したTiN/Ti膜102は、ダミ
ーヒューズ素子15の両端を結ぶようにして存在してい
るが、ヒューズ素子1の切断部近辺には存在しておら
ず、このことからレーザビームによる完璧な切断が完了
し、ヒューズ素子1は、電気的に導通することもなくな
る。この事から導電性金属を用いたヒューズ素子を有す
る半導体装置の不良を大幅に低減することになる。
【0022】次に、図11を参照して第2の実施例を説
明する。図は、半導体装置のパッシベーション膜及び絶
縁膜に形成されたヒューズ窓内に配置されているヒュー
ズ素子部分を示す平面図である。複数のヒューズ素子1
が半導体基板に形成された絶縁膜(図示せず)上に整列
されてヒューズ列を形成している。ダミーヒューズ素子
15は、ヒューズ列の各ヒューズ素子1の両側にヒュー
ズ素子1に近接して配置形成されている。ヒューズ窓2
内には、ヒューズ素子1及びダミーヒューズ素子15を
被覆するように絶縁膜(図示せず)が形成されている。
このヒューズ窓2からレーザビームをヒューズ列の所定
のヒューズ素子1とダミーヒューズ素子15の切断部分
にあててその部分を切断する。第1の実施例ではヒュー
ズ素子1の切断しようとする部分を素子本体の太さより
も細くしてあり、その細くした箇所の両隣にダミーヒュ
ーズ素子15を設けている。そして、ダミーヒューズ素
子15は一様な幅を有し、ヒューズ素子1の切断部分の
細幅部より幾分細幅になっている。しかし、この実施例
では、ヒューズ素子1も、ダミーヒューズ素子15も共
に一様な幅を有しているので、ヒューズ素子とダミーヒ
ューズ素子とが溶断したときに、ダミーヒューズ素子が
蒸発した後に形成される凹部又は溝が大きくなりヒュー
ズ素子の電気的な切断が確実になる。しかし、ダミーヒ
ューズ素子15の幅が広いので微細化が妨げられる。
【0023】次に、図12を参照して第3の実施例を説
明する。図は、半導体装置のパッシベーション膜及び絶
縁膜に形成されたヒューズ窓内に配置されているヒュー
ズ素子部分を示す平面図である。複数のヒューズ素子1
が半導体基板に形成された絶縁膜(図示せず)上に整列
されてヒューズ列を形成している。ダミーヒューズ素子
15は、ヒューズ列のヒューズ素子1の間に1つずつ各
ヒューズ素子1に近接して配置形成されている。即ち、
各ヒューズ素子1は、その両側のダミーヒューズ素子1
5を一緒に溶断する素子の一部としているので、各ヒュ
ーズ素子1は、隣接するヒューズ素子1とはダミーヒュ
ーズ素子15を共有していることになる。ヒューズ窓2
内には、ヒューズ素子1及びダミーヒューズ素子15を
被覆するように絶縁膜(図示せず)が形成されている。
このヒューズ窓2からレーザビームをヒューズ列の所定
のヒューズ素子1とダミーヒューズ素子15の切断部分
にあててその部分を切断する。この実施例では、ヒュー
ズ素子1も、ダミーヒューズ素子15も共に一様な幅を
有しているので、ヒューズ素子とダミーヒューズ素子と
が溶断したときに、ダミーヒューズ素子が蒸発した後に
形成される凹部又は溝が大きくなりヒューズ素子の電気
的な切断が確実になる。しかも、1つのダミーヒューズ
素子15を隣接のヒューズ素子1が共有するので半導体
装置の微細化、高集積化に役立つものである。
【0024】次に、図13及び図14を参照して第4の
実施例を説明する。図13は、半導体装置のパッシベー
ション膜及び絶縁膜に形成されたヒューズ窓内に配置さ
れているヒューズ素子部分を示す平面図であり、図14
は、図13のA−A′線に沿う部分の断面図である。複
数のヒューズ素子1が半導体基板に形成された絶縁膜
(図示せず)上に整列されてヒューズ列を形成してい
る。この実施例では、ダミーヒューズ素子は、用いず、
ヒューズ列のヒューズ素子1の間には、1つずつ各ヒュ
ーズ素子1に近接して凹部500もしくは溝が配置形成
されている。即ち、各ヒューズ素子1の切断部分の両側
面に凹部500を設けている。この場合、ヒューズ素子
1とヒューズ素子1の中間に設けるような形になってい
るが、隣接したヒューズ素子1が無い場合は隣接したヒ
ューズ素子1が無い方に凹部を追加するかたちとなる。
ヒューズ素子1の断面を見ると、図14に示すように、
第2の実施例と同様にシリコン半導体基板3上に絶縁膜
4を介してヒューズ素子1が存在し、これらの上にSi
2 などの絶縁膜4が覆われており、さらにその上にパ
ッシベーション膜(図示せず)が形成されている。前記
凹部500は、ヒューズ素子1の両側面に各々設けられ
ており、その底面は前記ヒューズ素子1の底面よりも下
にくるようになっている。
【0025】上記のように、この実施例の特徴は、他の
実施例のようにダミーヒューズ素子を用いないで、ダミ
ーヒューズ素子が設けられる場所に絶縁膜の凹部もしく
は溝が形成されることに特徴があり、また、ヒューズ素
子が複数配列され、各ヒューズ素子の両側に形成される
溝もしくは凹部を隣接するヒューズ素子と共有にしてい
ることに特徴がある。1つの凹部もしくは溝を隣接のヒ
ューズ素子1が共有するので半導体装置の微細化、高集
積化に役立つものである。この実施例の特徴のうち、ヒ
ューズ素子の両側に溝もしくは凹部を形成することは、
すでに公知である(特開昭60−180140号参照)
が、これはヒューズ素子単体に凹部や溝を形成した場合
であって、複数のヒューズ素子それぞれに溝もしくは凹
部を形成し、隣接したヒューズ素子の溝又は凹部は互い
に共用することについては記載されておらず、示唆もさ
れていない。
【0026】次に、この実施例の動作を説明する。図1
3及び図14のヒューズ列の所定のヒューズ素子1の切
断部分にレーザビームをヒューズ窓2から照射する。レ
ーザビームがヒューズ窓の上方から照射された直後は、
絶縁膜4とヒューズ素子1を構成するW膜101が破壊
され飛ばされる。このときこのヒューズは、ヒューズ素
子1上の絶縁膜4とヒューズ素子1のW膜101が飛ば
される。従来はヒューズ素子1のみの幅しか溝ができな
かったのに、この実施例では凹部500があるため、ヒ
ューズ素子1の側面に存在する絶縁膜の薄い壁も破壊さ
れ凹部500分の幅広の溝ができる。そして従来と同様
にTiN/Ti膜102は底面にあるためそこに残り、
レーザビームのエネルギーで溶解する。さらに、レーザ
ビームのエネルギーにより、ヒューズ窓2の上方に溶解
したTiN/Ti膜102は移動を始め、ヒューズ素子
1のあった底面から凹部500の方向に抜けようとす
る。そして、ヒューズ素子1のあった底面からTiN/
Ti膜102は飛散し、従来技術のようにTiN/Ti
膜102が溝の両側面に残留することはなく、また、電
気的に導通することはまったく無い。ヒューズ素子1と
凹部500との間の絶縁膜4が破壊され無くなる為、従
来技術で問題となったTiN/Ti膜が溶解し残留する
溝の内側の側壁がなく、ヒューズ素子1は切断後完璧に
外観的にも電気的にも切断が完了する。この事から導電
性金属を用いたヒューズ素子を有する半導体装置の不良
を大幅に低減できることになる。
【0027】次に、この実施例におけるヒューズ素子切
断部の両側面に設けた溝もしくは凹部を形成する製造工
程を説明する。通常、Al配線の工程終了後にパッシベ
ーション膜を形成し、電極パッドとヒューズ素子窓を開
ける工程が行われる。この実施例の凹部500は、その
電極パッドとヒューズ素子窓を開けた後に、凹部を設け
る領域以外の部分をフォトレジストで覆い、上方向から
RIE(Reactive IonEtching)などで異方性エッチング
を行う。これにより図13及び図14に示すような凹部
500が形成される。
【0028】以上の各実施例に用いるヒューズ素子の形
状及び基板上の配置について、図15及び図16を参照
して説明する。図15及び図16は、各実施例に用いら
れるヒューズ素子及びこのヒューズ素子の両側に配置さ
れたダミーヒューズ素子及び絶縁膜の凹部の平面図であ
る。ヒューズ素子1の幅Lは0<L<2μmであり、ヒ
ューズ素子1の長さyは、ダミーヒューズ素子15の長
さy′より長い(y>y′)。ヒューズ素子とダミーヒ
ューズ素子間の距離xは2Lより小さい(x<2L)。
ダミーヒューズ素子の幅L′はL/4より広く、2h/
5より狭い(L/4<L′<2h/5)。ただし、隣接
するヒューズ素子間の距離をhとする。絶縁膜の凹部5
00の幅Vは隣接するヒューズ素子間の距離hより小さ
い(V<h)。凹部500の長さy″はヒューズ素子1
の長さyより短い(y″<y)。ヒューズ素子1と凹部
500間の距離x′は2Lより短い(x′<2L)。な
お、前述の実施例では、ヒューズ素子の金属層にタング
ステンを用いて説明しているが、これは1例であり、本
発明は、タングステンに代えて他の高融点金属を用いて
も良く、また、アルミニウムを用いても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成により、ヒ
ューズ素子の切断部の両側面に少なくとも一つずつダミ
ーヒューズを設けているので溶断されたヒューズ素子の
残膜はダミーヒューズ素子に付着して電気的な切断が確
実に行え、したがって、半導体装置の不良品率を大幅に
低減できる。また、ヒューズ列を構成するヒューズ素子
の間に、隣接するヒューズ素子と共有するダミーヒュー
ズ素子あるいは絶縁膜の溝又は凹部を底面の位置がヒュ
ーズ素子表面より少なくとも下にくるように設けている
ので、ヒューズ素子は電気的な切断が確実に行えるとと
もに半導体装置の高集積化及び微細化が進む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体基板上のヒュー
ズ素子の平面図。
【図2】図1のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図3】図1のヒューズ素子のレーザビーム照射による
切断を説明する断面図。
【図4】図1のヒューズ素子のレーザビーム照射による
切断を説明する断面図。
【図5】図1のヒューズ素子のレーザビーム照射による
切断を説明する断面図。
【図6】図1のヒューズ素子の平面図。
【図7】第1の実施例のヒューズ素子を適用したDRA
Mのローヒューズセレクタの概念図。
【図8】第1の実施例のヒューズ素子部分が示された半
導体基板の断面図。
【図9】第1の実施例の第2の配線層部分が示された半
導体基板の断面図。
【図10】本発明による半導体メモリが示された半導体
基板の平面図。
【図11】第2の実施例の半導体基板上のヒューズ素子
の平面図。
【図12】第3の実施例の半導体基板上のヒューズ素子
の平面図。
【図13】第4の実施例の半導体基板上のヒューズ素子
の平面図。
【図14】図13のA−A′線に沿う部分の断面図。
【図15】本発明の半導体基板上のヒューズ素子の平面
図。
【図16】本発明の半導体基板上のヒューズ素子の平面
図。
【図17】従来の第2の配線層部分が示された半導体基
板の断面図。
【図18】従来の半導体基板上のヒューズ素子の平面図
及びそのA−A′線に沿う部分の断面図。
【図19】レーザビーム照射位置及び照射方向を示した
従来のヒューズ素子の平面図及び断面図。
【図20】レーザビームで照射しヒューズ素子を切断し
たあとの平面図及び断面図。
【図21】図20の丸で囲ったエリアQの拡大図。
【図22】図20の丸で囲ったエリアRの拡大図。
【図23】従来のヒューズ素子をレーザビームで切断す
る工程断面図。
【図24】従来のヒューズ素子をレーザビームで切断す
る工程断面図。
【符号の説明】
1 ヒューズ素子 2 ヒューズ窓 3 半導体基板 4、24、41、42、43 絶縁膜 5 ゲート電極 6 パッシベーション膜 7 Al配線 15 ダミーヒューズ素子 20 ドレイン領域 21 熱酸化膜 22 絶縁膜のコンタクト孔 23 配線 101、233 W膜 102、234 TiN/Ti膜 200、201 絶縁膜の溝 231 MoSi膜 232 ポリシリコン膜 500 絶縁膜の凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子が形成された半導体基
    板と、 前記半導体基板上に形成され、前記複数の半導体素子間
    を電気的に接続する配線と、 前記半導体基板上に形成され、前記配線に電気的に接続
    され、かつ、この配線が電気的に接続している半導体素
    子間に挿入されたヒューズ素子と、 前記ヒューズ素子の少なくとも切断部の両側近傍に間隔
    をおいて配置され、このヒューズ素子と同じ材料からな
    るダミーヒューズ素子とを備え、 前記ダミーヒューズ素子は、前記ヒューズ素子と同じ平
    面上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒューズ素子は、窒化チタン膜とそ
    の上のチタニウム膜の2層からなる下地層と、この下地
    層の上のタングステンなどの高融点金属膜又はアルミニ
    ウム膜から構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数の半導体素子が形成された半導体基
    板と、 前記半導体基板上に形成され、前記複数の半導体素子間
    を電気的に接続する配線と、 前記半導体基板上に形成され、前記配線に電気的に接続
    され、かつ、この配線が電気的に接続する半導体素子の
    間に挿入されているチタニウム膜及びその上の窒化チタ
    ン膜の2層からなる下地層と、この下地層の上のタング
    ステンなどの高融点金属膜又はアルミニウム膜から構成
    されたヒューズ素子と、 前記半導体基板上に形成され、少なくとも前記ヒューズ
    素子を被覆する絶縁膜とを備え、 前記絶縁膜は、前記ヒューズ素子の少なくとも切断部の
    両側近傍に間隔をおいて配置された少なくとも1つの溝
    又は凹部を有し、かつ、この溝又は凹部の底面の位置が
    前記ヒューズ素子の表面より少なくとも下にあり、前記
    ヒューズ素子は前記半導体基板上に複数整列され、各ヒ
    ューズ素子の少なくとも切断部の両側近傍に形成される
    前記溝又は凹部は、隣接するヒューズ素子の少なくとも
    切断部の両側近傍に形成される前記溝又は凹部を共有し
    ていることを特徴とする半導体装置。
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