JPH07301640A - 半導体加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサ及びその製造方法

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JPH07301640A
JPH07301640A JP6244397A JP24439794A JPH07301640A JP H07301640 A JPH07301640 A JP H07301640A JP 6244397 A JP6244397 A JP 6244397A JP 24439794 A JP24439794 A JP 24439794A JP H07301640 A JPH07301640 A JP H07301640A
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Shiyouwa Karesue
将和 彼末
Yasutoshi Suzuki
康利 鈴木
Yukihiro Takeuchi
竹内  幸裕
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーク電流を低減することができる半導体加
速度センサ及びその製造方法を提供することにある。 【構成】 シリコン基板1の上には梁構造体64が配置
されている。梁構造体64は可動部2を有し、可動部2
がシリコン基板1の上方に所定間隔を隔てて配置されて
いる。可動部2の一部に可動電極部が形成されている。
シリコン基板1における可動電極部の両側には不純物拡
散層よりなる固定電極が形成されている。シリコン基板
1には周辺回路20が形成されている。梁構造体64と
周辺回路20とは、ポリシリコンよりなる導電性薄膜2
7にて電気的に接続されている。そして、梁構造体64
に電圧を印加するとともに、両固定電極に電圧を印加す
ると、反転層が形成され、固定電極間に電流が流れる。
加速度を受けて可動部2が変位した場合には、固定電極
間に流れる電流が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体加速度センサ及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体加速度センサとして、特表平4−
504003号公報にてポリシリコンを電極として用い
た差動容量式半導体加速度センサが示されている。この
種のセンサを図18,19を用いて説明する。図18に
センサの平面を示すとともに、図19に図18のE−E
断面を示す。
【0003】シリコン基板41の上には梁構造体63が
配置されている。ポリシリコンよりなる梁構造体63
は、アンカー部43,44,45,46と、シリコン基
板41の上方に所定間隔を隔てて配置された可動部42
にて構成されている。さらに、可動部42は、梁部4
7,48と質量部49と可動電極部50とからなる。つ
まり、アンカー部43,44,45,46から梁部4
7,48が延設され、この梁部47,48に質量部49
が支持されている。この質量部49の一部に可動電極部
50が形成されている。一方、シリコン基板41上に
は、1つの可動電極部50に対し固定電極51が2つ対
向するように配置されている。そして、シリコン基板4
1の表面に平行な方向(図18にYで示す)に加速度が
加わった場合、可動電極部50と固定電極51との間の
静電容量において片側の静電容量は増え、もう一方は減
る構造となっている。又、シリコン基板41における可
動部42と対向した領域において不純物拡散層よりなる
下部電極52が形成され、この下部電極52の電位を可
動部42の電位と等電位にすることにより、シリコン基
板41と可動部42との間で発生する静電気力により可
動部42がシリコン基板41に引き寄せられるのを防止
している。
【0004】さらに、この差動容量式半導体加速度セン
サを改良したMISトランジスタ式半導体加速度センサ
が考えられている。このMISトランジスタ式半導体加
速度センサを図20,21,22,23を用いて説明す
る。図20にセンサの平面を示すとともに、図21に図
20のF−F断面を、図22に図20のG−G断面を、
図23に図20のH−H断面を示す。
【0005】このセンサの説明において、前述した差動
容量式半導体加速度センサと同じ機能を果たす部材につ
いては同一の番号を付すことによりその説明を省略す
る。図20に示すように、可動部42にはゲート電極と
なる可動電極部53,54が形成されている。一方、図
20,22に示すように、シリコン基板41には、可動
電極部53,54の両側に不純物拡散層よりなる固定電
極(ソース・ドレイン電極)55,56,57,58が
形成されている。又、図20,21に示すように、シリ
コン基板41には周辺回路59が形成されている。この
周辺回路59と梁構造体63とが電気的に接続されると
ともに、周辺回路59と固定電極55〜58とが電気的
に接続され、さらに、周辺回路59と下部電極52とが
電気的に接続されている。より具体的には、周辺回路5
9と梁構造体63との電気的接続は、図24に示すよう
に、周辺回路59からAl−Si等の配線材料60が延
び、この配線材料60と梁構造体63とが不純物拡散領
域61にて接続されている。この周辺回路59で生成さ
れた電圧が梁構造体63に印加されている。
【0006】そして、梁構造体63とシリコン基板41
との間に電圧を印加するとともに、固定電極55,56
間および固定電極57,58間に電圧を印加する。この
状態で、シリコン基板41の表面に平行な方向(図20
でZで示す)に加速度が加わると、可動電極部53,5
4の変位によって固定電極55,56間および固定電極
57,58間の電流(ドレイン電流)の変化が生じる。
この電流変化を周辺回路59により計測して加速度を検
出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、周辺回路5
9と梁構造体63との電気的接続は、図24に示すよう
に、不純物拡散領域61にて接続されていたために、不
純物拡散領域61から基板41側にリーク電流が発生し
てしまい梁構造体63への印加電圧の低下を招いてい
た。つまり、周辺回路59で所定電圧を生成しても梁構
造体63にはリーク電流により低下した電圧しか印加さ
れなかった。又、図23に示すように、固定電極(ソー
ス・ドレイン電極)55〜58と下部電極52との間で
チャネル62が形成され、リーク電流が発生してセンサ
特性が劣化してしまっていた。
【0008】そこで、この発明の目的は、リーク電流を
低減することができる半導体加速度センサ及びその製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、半導体基板と、前記半導体基板の上方に所定間隔を
隔てて配置された可動部を有する梁構造体と、前記半導
体基板に形成され、かつ、前記梁構造体と電気的に接続
された周辺回路とを備え、加速度の作用に伴う前記可動
部の変位から加速度を検出するようにした半導体加速度
センサにおいて、前記梁構造体と周辺回路とを導電性薄
膜にて電気的に接続した半導体加速度センサをその要旨
とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における前記導電性薄膜を、周辺回路に形成した
MOSトランジスタのゲート電極と同じ材料とした半導
体加速度センサをその要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における前記導電性薄膜を、前記周辺回路から延
びる一層よりなる配線膜とした半導体加速度センサをそ
の要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明における前記梁構造体の一部に、その他の部分に
比べ厚さが薄い接続部が形成され、当該接続部が絶縁膜
上に配置され、前記接続部の上に前記周辺回路から延び
る配線膜が配置されている半導体加速度センサをその要
旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、半導体基板と、
前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
動部を有し、かつ、その一部にその他の部分に比べ厚さ
が薄い接続部が形成された梁構造体と、前記半導体基板
に形成され、かつ、一層よりなる薄膜の配線膜により前
記梁構造体の接続部と電気的に接続された周辺回路とを
備え、加速度の作用に伴う前記可動部の変位から加速度
を検出するようにした半導体加速度センサの製造方法で
あって、半導体基板上に絶縁膜を形成するとともに、こ
の絶縁膜上に梁構造体形成用膜を形成する第1工程と、
前記梁構造体形成用膜における接続部となる箇所以外の
梁構造体の形成箇所をマスクした状態で梁構造体形成用
膜を所定の膜厚となるまでエッチングする第2工程と、
前記梁構造体形成用膜における梁構造体の形成箇所をマ
スクした状態で梁構造体形成用膜をエッチング除去する
第3工程と、前記梁構造体形成用膜における接続部とな
る箇所と周辺回路とを電気的に接続する薄膜の配線膜を
形成する第4工程と、少なくとも前記配線膜の配置箇所
以外の前記梁構造体形成用膜の下の絶縁膜をエッチング
除去して梁構造体を形成する第5工程とを備えた半導体
加速度センサの製造方法をその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、半導体基板と、
前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
動部を有し、かつ、可動部の一部が可動電極部となって
いる梁構造体と、前記半導体基板における前記可動電極
部の両側に形成された不純物拡散層よりなる固定電極
と、前記半導体基板における可動部と対向した部分での
少なくとも固定電極のない領域に形成され、半導体基板
と可動部との間で発生する静電気力を小さくするための
不純物拡散層よりなる下部電極とを備え、加速度の作用
に伴う前記可動電極部の変位によって生じる固定電極間
の電流の変化で加速度を検出するようにした半導体加速
度センサにおいて、前記半導体基板における固定電極と
下部電極との間にリーク電流防止部材を配置した半導体
加速度センサをその要旨とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、半導体基板と、
前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
動部を有し、かつ、可動部の一部が可動電極部となって
いる梁構造体と、前記半導体基板における前記可動電極
部の両側に形成された不純物拡散層よりなる固定電極
と、前記半導体基板における可動部と対向した部分での
少なくとも固定電極のない領域に形成され、半導体基板
と可動部との間で発生する静電気力を小さくするための
不純物拡散層よりなる下部電極とを備え、加速度の作用
に伴う前記可動電極部の変位によって生じる固定電極間
の電流の変化で加速度を検出するようにした半導体加速
度センサにおいて、前記固定電極と下部電極との間にお
ける可動電極部の実質的な幅を狭くした半導体加速度セ
ンサをその要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明における前記固定電極と下部電極との間における
可動電極部の側面に切欠部を設けることにより当該可動
電極部の実質的な幅を狭くした半導体加速度センサをそ
の要旨とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の発明における前記固定電極と下部電極との間における
可動電極部に透孔を設けることにより当該可動電極部の
実質的な幅を狭くした半導体加速度センサをその要旨と
する。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明は、梁構造体と周辺回路
とが導電性薄膜にて電気的に接続される。よって、梁構
造体と周辺回路とを、半導体基板に形成した不純物拡散
層を介して接続した場合には不純物拡散層からリーク電
流が発生するが、導電性薄膜にて電気的に接続している
ので、リーク電流は発生しない。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の作用に加え、導電性薄膜を、周辺回路のMOS
トランジスタのゲート電極と同時に形成でき、導電性薄
膜の形成のために製造工程数が増えることはない。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の作用に加え、周辺回路から延びる一層よりなる
配線膜にて、梁構造体と周辺回路とが電気的に接続接続
される。よって、配線における電気的接続箇所(接合箇
所)が配線膜と梁構造体との間の1箇所のみとなり、電
気的接続箇所(接合箇所)が最小限に抑えられる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の作用に加え、梁構造体における厚さが薄い接続
部の上に周辺回路から延びる配線膜が配置される。この
とき、厚さが薄い接続部ではない箇所において配線膜が
配置された場合には、段差が大きくステップカバレッジ
が悪いことにより配線膜に段切れが発生するおそれがあ
るが、本構成では厚さが薄い接続部の上に配線膜が配置
されているので段差が小さくなり配線膜の段切れが生じ
ない。
【0022】請求項5に記載の発明は、第1工程により
半導体基板上に絶縁膜が形成されるとともに、この絶縁
膜上に梁構造体形成用膜が形成され、第2工程により梁
構造体形成用膜における接続部となる箇所以外の梁構造
体の形成箇所をマスクした状態で梁構造体形成用膜が所
定の膜厚となるまでエッチングされる。そして、第3工
程により梁構造体形成用膜における梁構造体の形成箇所
をマスクした状態で梁構造体形成用膜がエッチング除去
され、第4工程により梁構造体形成用膜における接続部
となる箇所と周辺回路とを電気的に接続する薄膜の配線
膜が形成される。
【0023】このとき、厚さが薄い接続部となる箇所の
上に配線膜が配置されるので段差が小さく配線膜の段切
れが生じない。さらに、第5工程により少なくとも配線
膜の配置箇所以外の梁構造体形成用膜の下の絶縁膜がエ
ッチング除去されて梁構造体が形成される。
【0024】その結果、請求項4に記載の半導体加速度
センサが製造される。請求項6に記載の発明は、固定電
極と下部電極との間にリーク電流防止部材が配置されて
いるので、固定電極と下部電極との間のリーク電流が抑
制される。
【0025】請求項7に記載の発明は、固定電極と下部
電極との間における可動電極部の実質的な幅が狭くなっ
ているので、固定電極と下部電極との間のリーク電流通
路が狭くなりリーク電流が低減される。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の作用に加え、固定電極と下部電極との間におけ
る可動電極部の側面に切欠部が設けられ、可動電極部の
実質的な幅が狭くされる。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の作用に加え、固定電極と下部電極との間におけ
る可動電極部に透孔が設けられ、可動電極部の実質的な
幅が狭くされる。
【0028】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
を図面に従って説明する。
【0029】図1は、本実施例の半導体加速度センサの
平面図を示す。又、図2には図1のA−A断面を示し、
図3には図1のB−B断面を示し、図4には図1のC−
C断面を示す。
【0030】本実施例は、MISトランジスタ式の半導
体加速度センサとなっている。半導体基板としてのN-
型シリコン基板1にはPウェル領域35が形成され、こ
のPウェル領域35の上面にはポリシリコン薄膜よりな
る梁構造体64が設けられている。この梁構造体64
は、アンカー部3,4,5,6と、シリコン基板1の上
方に所定間隔を隔てて配置された可動部2にて構成され
ている。さらに、可動部2は、梁部7,8と質量部9と
可動電極部10,11とからなる。
【0031】より具体的には、シリコン基板1には4つ
のアンカー部3,4,5,6が突設されている。そし
て、アンカー部3とアンカー部4とを結ぶようにシリコ
ン基板1の上方に所定間隔を隔てて帯状の梁部7が延設
されている。又、アンカー部5とアンカー部6とを結ぶ
ようにシリコン基板1の上方に所定間隔を隔てて帯状の
梁部8が延設されている。両梁部7,8の長さ方向にお
ける中央部分には、シリコン基板1の上方に所定間隔を
隔てて質量部9が形成されている。
【0032】又、梁部7の長さ方向における中央部分に
は、長方形状の可動電極部10が突設されている。同様
に、梁部8の長さ方向における中央部分には、長方形状
の可動電極部11が突設されている。図3に示すよう
に、シリコン基板1の表面における可動電極部11の両
側には不純物拡散層よりなる固定電極12,13が形成
され、この固定電極12,13はシリコン基板1にイオ
ン注入等によりN+ 型不純物を導入することにより形成
されたものである。同様に、図1に示すようにシリコン
基板1の表面における可動電極部10の両側には不純物
拡散層よりなる固定電極14,15が形成されている。
【0033】又、図3に示すように、シリコン基板1に
おける固定電極12,13間には反転層16が形成さ
れ、同反転層16はシリコン基板1と可動電極部11と
の間に電圧を印加することにより生じたものである。同
様に、シリコン基板1における固定電極14,15間に
も反転層(図示略)が形成され、同反転層はシリコン基
板1と可動電極部10との間に電圧を印加することによ
り生じる。
【0034】又、図1,2に示すように、シリコン基板
1における可動部2と対向した部分での少なくとも固定
電極12,13,14,15のない領域においてN+
純物拡散層よりなる下部電極17が形成されている。こ
の下部電極17は、その電位を可動部2(可動電極部1
0,11)と等電位にすることによりシリコン基板1と
可動部2との間で発生する静電気力を小さくするための
ものである。
【0035】図3,4に示すように、固定電極12,1
3および固定電極14,15の周囲にはLOCOS酸化
膜18が設けられるとともに、LOCOS酸化膜18の
下部にはチャネルストップ層19が設けられている。チ
ャネルストップ層19はB(ボロン)イオンを注入する
ことにより形成したものである。このLOCOS酸化膜
18とチャネルストップ層19とからリーク電流防止部
材が構成されている。
【0036】又、図1に示すように、シリコン基板1に
は周辺回路20が形成され、この周辺回路20と梁構造
体64とが電気的に接続されるとともに、周辺回路20
と固定電極12,13,14,15とが電気的に接続さ
れ、さらに、周辺回路20と下部電極17とが電気的に
接続されている。
【0037】周辺回路20と梁構造体64との電気的接
続構造を図5に示す。周辺回路20にはMOSトランジ
スタが形成されている。つまり、シリコン基板1におい
てNウェル領域21が形成され、このNウェル領域21
にP+ ソース領域22とP+ドレイン領域23が形成さ
れるとともにゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜24
を介してポリシリコンゲート電極25が形成されてい
る。一方、梁構造体形成領域においてシリコン基板1の
表面にはシリコン酸化膜26が形成され、その上にポリ
シリコンよりなる導電性薄膜27が形成されている。こ
の導電性薄膜27上に梁構造体64のアンカー部5が配
置されている。導電性薄膜27はシリコン基板1上に形
成されたLOCOS酸化膜28上に延設されている。こ
の導電性薄膜27の端部がAl−Si膜29にてMOS
トランジスタのドレイン領域23と接続されている。
【0038】この構造は次のようにして形成される。ま
ず、シリコン基板1の表面に公知の半導体加工技術を用
いてMOSトランジスタのソース領域22とドレイン領
域23を形成する。その後、ポリシリコンゲート電極2
5となるポリシリコン薄膜を堆積し、所望のパターンに
加工してポリシリコンゲート電極25を形成する。この
とき、梁構造体64と周辺回路20の配線箇所にもポリ
シリコン薄膜を残し導電性薄膜27を形成する。その
後、BPSG膜30をCVD法にて堆積し、梁構造体6
4と接続される箇所のBPSG膜30を開口し、梁構造
体64となるポリシリコン膜を約600℃前後で堆積
し、所望のパターンに加工する。その後、Al−Si膜
29と接続する箇所のBPSG膜30を開口し、Al−
Si膜29をスパッタ法にて堆積し、所望のパターンに
加工する。その後、可動部2の下のBPSG膜30をエ
ッチング除去して変位可能な状態にする。最後に、アニ
ールを行ってオーミックを確保する。
【0039】尚、周辺回路20にMOSトランジスタの
他にも、BiCMOSを集積してもよい。次に、加速度
センサの動作を説明する。
【0040】周辺回路20により所定電圧が生成され、
図5のAl−Si膜29と導電性薄膜27を通して梁構
造体64に所定の電圧が印加される。このとき、配線材
としてポリシリコンよりなる導電性薄膜27を使用する
ことによりリーク電流が防止される。
【0041】このようにして周辺回路20により梁構造
体64(可動電極部10,11)とシリコン基板1との
間に電圧を印加するとともに、固定電極12,13間、
及び固定電極14,15間に電圧を印加すると、反転層
16が形成され、固定電極12,13間、及び固定電極
14,15間に電流が流れる。本加速度センサが加速度
を受けて、図1に示すX方向(基板1の表面に平行な方
向)に可動部2が変位した場合には、固定電極12,1
3間、及び固定電極14,15間の反転層領域の面積
(トランジスタでいうゲート幅)が変わる。その結果、
固定電極12,13に流れる電流は減少し、固定電極1
4,15に流れる電流は逆に増大する。周辺回路20は
この固定電極間の電流を測定することにより加速度を検
出する。
【0042】又、周辺回路20は下部電極17の電位を
梁構造体64(可動電極部10,11)と等電位にする
ことによりシリコン基板1と可動部2との間で発生する
静電気力を小さくする。
【0043】この一連の加速度検出の際に、固定電極1
2,13および固定電極14,15の周囲に設けられた
LOCOS酸化膜18およびチャネルストップ層19に
より、梁構造体64に電圧を印加しても固定電極(ソー
ス・ドレイン電極)12,13,14,15と下部電極
17との間のリーク電流の発生はなく、安定したセンサ
特性を得ることができる。
【0044】このように本実施例では、図5に示すよう
に、梁構造体64と周辺回路20とをポリシリコンより
なる導電性薄膜27にて電気接続したので、図24に示
したように不純物拡散領域61を用いた場合にはリーク
電流が発生していたが、本実施例ではリーク電流の発生
が防止される。その結果、梁構造体64に所定の電圧を
印加させることができる。
【0045】又、導電性薄膜27は、周辺回路に形成し
たMOSトランジスタのゲート電極25と同じポリシリ
コンであるので、ゲート電極25の形成と同時に導電性
薄膜27を形成することができ導電性薄膜27の形成の
ために製造工程数の増加を招くこともない。
【0046】さらに、シリコン基板1における固定電極
12〜15と下部電極17との間に、LOCOS酸化膜
18とチャネルストップ層19とからなるリーク電流防
止部材を配置した。よって、ゲート部となっている可動
部2に電圧を印加しても固定電極(ソース・ドレイン電
極)12〜15と下部電極17との間のリーク電流の発
生が抑制でき、安定したセンサ特性を得ることができ
る。
【0047】尚、導電性薄膜27はポリシリコンの他に
も、アルミや白金等のゲート電極材料、あるいは、アル
ミ系金属、チタン、タングステン、クロム・シリコン、
ジルコニウム、白金、ニッケル等の薄膜でもよい。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0048】本実施例の半導体加速度センサを図6に示
す。この図6は、第1実施例における図5に対応するも
のであって、周辺回路20と梁構造体64との電気的接
続構造を示す。
【0049】周辺回路20にはMOSトランジスタが形
成されている。つまり、シリコン基板1においてNウェ
ル領域21が形成され、このNウェル領域21にP+
ース領域22とP+ ドレイン領域23が形成されるとと
もにゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜24を介して
ポリシリコンゲート電極25が形成されている。一方、
梁構造体形成領域には、梁構造体64のアンカー部5が
配置されている。この梁構造体64はポリシリコン膜よ
りなり、可動部2の本体部2aから膜厚が薄い接続部2
bが延びている。つまり、本体部2aの膜厚t1(例え
ば2μm)よりも薄い膜厚t2(例えば0.7μm)の
接続部2bが設けられている。可動部2の接続部2bの
端部はBPSG膜30の上に配置されている。可動部2
の接続部2bの上には、周辺回路20のMOSトランジ
スタのドレイン領域23から延びるAl−Si膜29が
配置され、この1層よりなるAl−Si膜29により周
辺回路20と梁構造体64とが電気的に接続されてい
る。
【0050】この構造は次のようにして形成される。ま
ず、図7に示すように、シリコン基板1の表面に公知の
半導体加工技術を用いてMOSトランジスタのソース領
域22とドレイン領域23を形成する。その後、シリコ
ン酸化膜24を形成し、さらに、ポリシリコン薄膜を堆
積し、所望のパターンに加工してポリシリコンゲート電
極25を形成する。その後、BPSG膜30をCVD法
またはスパッタ法にて堆積し、梁構造体64のアンカー
部(5)となる箇所のBPSG膜30に対しエッチング
により開口部36を形成する。そして、図8に示すよう
に、梁構造体64となるポリシリコン膜37をLPCV
D法にて約600℃前後で堆積する。この際、ポリシリ
コン膜37の膜厚はt1(例えば2μm)となってい
る。
【0051】引き続き、図9に示すように、レジスト3
8にて可動部2の本体部2aとなる箇所をマスクした状
態で、ポリシリコン膜37を所定の膜厚t2(例えば
0.7μm)となるまでエッチングする。このとき、例
えば、KOHによる異方性エッチング、もしくは、弗硝
酸による等方性エッチングを用いる。さらに、図10に
示すように、レジスト39にて可動部2の本体部2aお
よび接続部2bとなる箇所をマスクした状態で、他の領
域のポリシリコン膜37を等方性エッチングにより除去
する。その結果、本体部2aと接続部2bを有する可動
部2がパターニングされる。
【0052】その後、図11に示すように、BPSG膜
30におけるMOSトランジスタのドレイン領域23上
をエッチングしてコンタクト用開口部40を形成する。
そして、配線膜としてのAl−Si膜29をスパッタ法
にて堆積する。このとき、可動部2の接続部2bの上に
Al−Si膜29が配置されるが、可動部2の接続部2
bの膜厚が薄くなっているので、Al−Si膜29の段
切れが発生することがない。
【0053】引き続き、Al−Si膜29を所望のパタ
ーンに加工する。さらに、図6に示すように、弗酸系エ
ッチング液を用いて可動部2の下のBPSG膜30をエ
ッチングして可動部2を変位可能な状態にする。又、こ
のとき、少なくともAl−Si膜29の下のBPSG膜
30は残される。最後に、アニールを行ってオーミック
を確保する。
【0054】このように本実施例では、周辺回路20か
ら延びる一層よりなるAl−Si膜29(配線膜)にて
梁構造体64と周辺回路20とを電気的に接続した。つ
まり、一回の成膜にて形成されたAl−Si膜29によ
り梁構造体64と周辺回路20とを電気的に接続した。
よって、第1実施例と同様にリーク電流の発生を防止で
きることに加え、配線における電気的接続箇所(接合箇
所)がAl−Si膜29と梁構造体64との間の1箇所
のみとなり、信頼性の高い、安定したセンサ特性を得る
ことができる。即ち、図24においては、電気的接続箇
所が梁構造体63と不純物拡散領域61との間、及び不
純物拡散領域61と配線材料60との間の2箇所となっ
ている。又、図5においては、電気的接続箇所が梁構造
体64と導電性薄膜27との間、及び導電性薄膜27と
Al−Si膜29との間の2箇所となっている。これに
対し、本実施例では、電気的接続箇所が1箇所だけなの
で、配線における電気的接続箇所(接合箇所)を最小限
に抑えることにより、信頼性の高い、安定したセンサ特
性を得ることができる。
【0055】又、梁構造体64の一部に、その他の部分
に比べ厚さが薄い接続部2bを形成し、接続部2bをB
PSG膜30(絶縁膜)上に配置するとともに接続部2
bの上に周辺回路20から延びるAl−Si膜29(配
線膜)を配置した。よって、厚さが薄い接続部2bでは
ない箇所(本体部2a)においてAl−Si膜29を配
置した場合には、段差が大きくステップカバレッジが悪
いことによりAl−Si膜29に段切れが発生するおそ
れがあるが、本構成では厚さが薄い接続部2bの上にA
l−Si膜29を配置しているので段差が小さくなりA
l−Si膜29の段切れが生じない。
【0056】さらに、このような構造を有する半導体加
速度センサの製造方法として次の方法を採用した。つま
り、シリコン基板1(半導体基板)上にBPSG膜30
(絶縁膜)を形成するとともに、このBPSG膜30上
にポリシリコン膜37(梁構造体形成用膜)を形成し
(第1工程)、ポリシリコン膜37における接続部2b
となる箇所以外の梁構造体64の形成箇所をマスクした
状態でポリシリコン膜37を所定の膜厚となるまでエッ
チングし(第2工程)、ポリシリコン膜37における梁
構造体64の形成箇所をマスクした状態でポリシリコン
膜37をエッチング除去し(第3工程)、ポリシリコン
膜37における接続部2bとなる箇所と周辺回路とを電
気的に接続するAl−Si膜29(薄膜の配線膜)を形
成し(第4工程)、少なくともAl−Si膜29の配置
箇所以外のポリシリコン膜37の下のBPSG膜30を
エッチング除去して梁構造体64を形成した(第5工
程)。よって、第4工程において、厚さが薄い接続部2
bとなる箇所の上にAl−Si膜29が配置されるので
段差が小さくAl−Si膜29の段切れが生じない。
【0057】このように、可動部2となるポリシリコン
膜37の膜厚が厚い場合において、薄い接続部2bを形
成するエッチングと可動部2の全体をパターニングする
エッチングの2段階のエッチングを行うことにより配線
膜(Al−Si膜29)の段切れを未然に防止すること
ができる。
【0058】尚、薄膜の配線膜としては、アルミ単体の
膜やアルミ合金の膜等が使用される。このアルミ合金の
膜としては、Al−Cu膜、Al−Si−Cu膜、Al
−Si膜等がある。
【0059】又、周辺回路20にMOSトランジスタの
他にも、BiCMOSやバイポーラトランジスタを集積
してもよい。 (第3実施例)次に、第3実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0060】前記第1実施例ではLOCOS酸化膜18
とチャネルストップ層19を用いて固定電極12〜15
から下部電極17へのリーク電流を抑制したが、本実施
例では図12,13に示す構成をとっている。尚、図1
2はセンサの平面を示し、図13は図12のD−D断面
を示す。
【0061】つまり、固定電極12,13の周囲に溝3
1を形成し、この溝31をリーク電流防止部材としての
シリコン酸化膜等の絶縁膜32で埋めて分離している。
このようにすることにより、リーク電流の発生が防止さ
れる。 (第4実施例)次に、第4実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0062】図14に示すように、固定電極12,13
と下部電極17との間における可動電極部11に対し両
側から切欠部33を形成し、その幅を狭くしている。こ
のようにすることにより、図15に示すように、切欠部
が無い場合に比べリーク電流の通路が狭くなりリーク電
流を低減できる。
【0063】本実施例の応用としては、図16のよう
に、固定電極12,13と下部電極17との間における
可動電極部11に透孔34を形成し、その実質的な幅を
狭くしてもよい。
【0064】尚、上記各実施例の他にも、次のように実
施してもよい。例えば、図5に示した導電性薄膜27に
よる電気的接続や図6で示した一層よりなる配線膜29
による電気的接続は、図18で示した差動容量式半導体
加速度センサにおける梁構造体63と周辺回路とを接続
する場合に具体化してもよい。
【0065】又、前記実施例では図3に示すようにNチ
ャネルMOSトランジスタとしたが、図17に示すよう
にPチャネルMOSトランジスタに具体化してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1,6,7,
8,9に記載の発明によれば、リーク電流を低減できる
優れた効果を発揮する。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、製造工程数の増加を抑える
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加え、配線における電気的接続
箇所(接合箇所)を最小限に抑えることにより、信頼性
の高いセンサとすることができる。
【0068】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加え、配線膜の段切れが生じない
ものとすることができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項4に半導体加速度センサを容易に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の半導体加速度センサの平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】図1のC−C断面図。
【図5】半導体加速度センサの一部拡大図。
【図6】第2実施例の半導体加速度センサの断面図。
【図7】第2実施例の半導体加速度センサの製造工程を
示す断面図。
【図8】第2実施例の半導体加速度センサの製造工程を
示す断面図。
【図9】第2実施例の半導体加速度センサの製造工程を
示す断面図。
【図10】第2実施例の半導体加速度センサの製造工程
を示す断面図。
【図11】第2実施例の半導体加速度センサの製造工程
を示す断面図。
【図12】第3実施例の半導体加速度センサの平面図。
【図13】図12のD−D断面図。
【図14】第4実施例の半導体加速度センサの平面図。
【図15】比較のための半導体加速度センサの平面図。
【図16】第4実施例の応用例の半導体加速度センサの
平面図。
【図17】別例の半導体加速度センサの断面図。
【図18】従来技術を説明するための半導体加速度セン
サの平面図。
【図19】図18のE−E断面図。
【図20】従来技術を説明するための半導体加速度セン
サの平面図。
【図21】図20のF−F断面図。
【図22】図20のG−G断面図。
【図23】図20のH−H断面図。
【図24】従来の半導体加速度センサの一部拡大図。
【符号の説明】
1…半導体基板としてのシリコン基板、2…可動部、2
b…接続部、10,11…可動電極部、12,13,1
4,15…固定電極、17…下部電極、18…リーク電
流防止部材を構成するLOCOS酸化膜、19…リーク
電流防止部材を構成するチャネルストップ層、20…周
辺回路、25…ポリシリコンゲート電極、27…導電性
薄膜、29…配線膜としてのAl−Si膜、30…絶縁
膜としてのBPSG膜、32…リーク電流防止部材とし
ての絶縁膜、33…切欠部、34…透孔、37…梁構造
体形成用膜としてのポリシリコン膜、64…梁構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康利 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内 (72)発明者 竹内 幸裕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
    動部を有する梁構造体と、 前記半導体基板に形成され、かつ、前記梁構造体と電気
    的に接続された周辺回路とを備え、加速度の作用に伴う
    前記可動部の変位から加速度を検出するようにした半導
    体加速度センサにおいて、 前記梁構造体と周辺回路とを導電性薄膜にて電気的に接
    続したことを特徴とする半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記導電性薄膜は、周辺回路に形成した
    MOSトランジスタのゲート電極と同じ材料よりなる請
    求項1に記載の半導体加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記導電性薄膜は、前記周辺回路から延
    びる一層よりなる配線膜である請求項1に記載の半導体
    加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記梁構造体の一部に、その他の部分に
    比べ厚さが薄い接続部が形成され、当該接続部が絶縁膜
    上に配置され、前記接続部の上に前記周辺回路から延び
    る配線膜が配置されている請求項3に記載の半導体加速
    度センサ。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、 前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
    動部を有し、かつ、その一部にその他の部分に比べ厚さ
    が薄い接続部が形成された梁構造体と、 前記半導体基板に形成され、かつ、一層よりなる薄膜の
    配線膜により前記梁構造体の接続部と電気的に接続され
    た周辺回路とを備え、加速度の作用に伴う前記可動部の
    変位から加速度を検出するようにした半導体加速度セン
    サの製造方法であって、 半導体基板上に絶縁膜を形成するとともに、この絶縁膜
    上に梁構造体形成用膜を形成する第1工程と、 前記梁構造体形成用膜における接続部となる箇所以外の
    梁構造体の形成箇所をマスクした状態で梁構造体形成用
    膜を所定の膜厚となるまでエッチングする第2工程と、 前記梁構造体形成用膜における梁構造体の形成箇所をマ
    スクした状態で梁構造体形成用膜をエッチング除去する
    第3工程と、 前記梁構造体形成用膜における接続部となる箇所と周辺
    回路とを電気的に接続する薄膜の配線膜を形成する第4
    工程と、 少なくとも前記配線膜の配置箇所以外の前記梁構造体形
    成用膜の下の絶縁膜をエッチング除去して梁構造体を形
    成する第5工程とを備えたことを特徴とする半導体加速
    度センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、 前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
    動部を有し、かつ、可動部の一部が可動電極部となって
    いる梁構造体と、 前記半導体基板における前記可動電極部の両側に形成さ
    れた不純物拡散層よりなる固定電極と、 前記半導体基板における可動部と対向した部分での少な
    くとも固定電極のない領域に形成され、半導体基板と可
    動部との間で発生する静電気力を小さくするための不純
    物拡散層よりなる下部電極とを備え、加速度の作用に伴
    う前記可動電極部の変位によって生じる固定電極間の電
    流の変化で加速度を検出するようにした半導体加速度セ
    ンサにおいて、 前記半導体基板における固定電極と下部電極との間にリ
    ーク電流防止部材を配置したことを特徴とする半導体加
    速度センサ。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 前記半導体基板の上方に所定間隔を隔てて配置された可
    動部を有し、かつ、可動部の一部が可動電極部となって
    いる梁構造体と、 前記半導体基板における前記可動電極部の両側に形成さ
    れた不純物拡散層よりなる固定電極と、 前記半導体基板における可動部と対向した部分での少な
    くとも固定電極のない領域に形成され、半導体基板と可
    動部との間で発生する静電気力を小さくするための不純
    物拡散層よりなる下部電極とを備え、加速度の作用に伴
    う前記可動電極部の変位によって生じる固定電極間の電
    流の変化で加速度を検出するようにした半導体加速度セ
    ンサにおいて、 前記固定電極と下部電極との間における可動電極部の実
    質的な幅を狭くしたことを特徴とする半導体加速度セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記固定電極と下部電極との間における
    可動電極部の側面に切欠部を設けることにより当該可動
    電極部の実質的な幅を狭くした請求項7に記載の半導体
    加速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記固定電極と下部電極との間における
    可動電極部に透孔を設けることにより当該可動電極部の
    実質的な幅を狭くした請求項7に記載の半導体加速度セ
    ンサ。
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