JPH07290796A - プリンタのプラテンギャップ自動調整装置 - Google Patents
プリンタのプラテンギャップ自動調整装置Info
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- JPH07290796A JPH07290796A JP9088194A JP9088194A JPH07290796A JP H07290796 A JPH07290796 A JP H07290796A JP 9088194 A JP9088194 A JP 9088194A JP 9088194 A JP9088194 A JP 9088194A JP H07290796 A JPH07290796 A JP H07290796A
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- carriage
- gap adjusting
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【目的】キャリッジを基準位置からプラテン側へ前進さ
せる過程において用紙の厚さを検出し、応答速度よく、
正確かつ自動的にプラテンギャップ調整を行う。 【構成】印字ヘッド18を有するキャリッジ11と、こ
れを支持しプラテン1との相対間隔を偏心回転して調整
するキャリッジガイド軸7と、その一端に設けたプラテ
ンギャップ調整ギヤ6と、これを駆動するギャップ調整
用モータ3及びその制御手段を備え、キャリッジ11上
にプラテン1に対し接離方向に回転する用紙厚検出レバ
ー13とレバー位置検出センサ16を搭載する。キャリ
ッジ11を基準位置から前進させ、用紙厚検出レバー1
3がプラテン1に接した時点から、用紙厚を検出すると
共に、レバー位置検出センサ16からの信号と制御手段
により、ギャップ調整用モータ3の回転量を制御して最
適なプラテンギャップを得る。
せる過程において用紙の厚さを検出し、応答速度よく、
正確かつ自動的にプラテンギャップ調整を行う。 【構成】印字ヘッド18を有するキャリッジ11と、こ
れを支持しプラテン1との相対間隔を偏心回転して調整
するキャリッジガイド軸7と、その一端に設けたプラテ
ンギャップ調整ギヤ6と、これを駆動するギャップ調整
用モータ3及びその制御手段を備え、キャリッジ11上
にプラテン1に対し接離方向に回転する用紙厚検出レバ
ー13とレバー位置検出センサ16を搭載する。キャリ
ッジ11を基準位置から前進させ、用紙厚検出レバー1
3がプラテン1に接した時点から、用紙厚を検出すると
共に、レバー位置検出センサ16からの信号と制御手段
により、ギャップ調整用モータ3の回転量を制御して最
適なプラテンギャップを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置における
印字用紙の厚みを検出してプラテンギャップを最適値に
自動調整するプリンタのプラテンギャップ自動調整装置
に関する。
印字用紙の厚みを検出してプラテンギャップを最適値に
自動調整するプリンタのプラテンギャップ自動調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラテンギャップ自動調
整装置としては、例えば特開平2−1356号公報に示
されるものがある。この従来の装置は、図4に示すよう
に、印字ヘッド51を搭載したキャリッジ52とプラテ
ン53との相対間隙を調整するためのキャリッジガイド
軸54を備えるフレーム59の基台60上に、プラテン
53の表面に接離可能な用紙厚検出レバー55からなる
レバー部材と、このレバー部材のプラテン53表面から
の変位量を検出する変位検出手段56とを備え、この変
位検出手段56からの検出信号によりキャリッジガイド
軸54を制御する手段を有して構成される。
整装置としては、例えば特開平2−1356号公報に示
されるものがある。この従来の装置は、図4に示すよう
に、印字ヘッド51を搭載したキャリッジ52とプラテ
ン53との相対間隙を調整するためのキャリッジガイド
軸54を備えるフレーム59の基台60上に、プラテン
53の表面に接離可能な用紙厚検出レバー55からなる
レバー部材と、このレバー部材のプラテン53表面から
の変位量を検出する変位検出手段56とを備え、この変
位検出手段56からの検出信号によりキャリッジガイド
軸54を制御する手段を有して構成される。
【0003】次に、その動作について説明する。印字ヘ
ッド51を搭載したキャリッジ52を一旦、基準ギャッ
プとなる位置まで移動させた状態で用紙Pが検出される
と、一度、用紙Pのないプラテン53表面にレバー部
材、すなわち用紙厚検出レバー55を当接させて、その
時の用紙厚検出レバー55の変位量を記憶する。次に、
用紙Pをプラテン53に装着した状態にして再び用紙厚
検出レバー55を当接させてその時の変位量を記憶し、
用紙Pの存在する時の変位量と用紙Pの存在しない時の
変位量の差をCPUにて算出して、予め設定されている
用紙厚とギャップ長との関係を満足するようにギャップ
調整用モータ57を制御し、プラテンギャップ調整用ギ
ヤ58を介し、偏心するキャリッジガイド軸54を回転
させて、キャリッジ52をプラテン53方向に移動させ
て、印字ヘッド51とプラテン53とのギャップを調整
する。
ッド51を搭載したキャリッジ52を一旦、基準ギャッ
プとなる位置まで移動させた状態で用紙Pが検出される
と、一度、用紙Pのないプラテン53表面にレバー部
材、すなわち用紙厚検出レバー55を当接させて、その
時の用紙厚検出レバー55の変位量を記憶する。次に、
用紙Pをプラテン53に装着した状態にして再び用紙厚
検出レバー55を当接させてその時の変位量を記憶し、
用紙Pの存在する時の変位量と用紙Pの存在しない時の
変位量の差をCPUにて算出して、予め設定されている
用紙厚とギャップ長との関係を満足するようにギャップ
調整用モータ57を制御し、プラテンギャップ調整用ギ
ヤ58を介し、偏心するキャリッジガイド軸54を回転
させて、キャリッジ52をプラテン53方向に移動させ
て、印字ヘッド51とプラテン53とのギャップを調整
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のプラテンギ
ャップ自動調整装置では、一旦、基準ギャップ位置にキ
ャリッジを移動させたのち、レバー部材と変位検出手段
により用紙の存在しない場合と存在する場合の二度の検
出動作を行い、二つの信号をもとにCPUで演算し、そ
の結果から再びキャリッジを移動させてプラテンギャッ
プを調整しているので、応答速度が低いという問題があ
った。
ャップ自動調整装置では、一旦、基準ギャップ位置にキ
ャリッジを移動させたのち、レバー部材と変位検出手段
により用紙の存在しない場合と存在する場合の二度の検
出動作を行い、二つの信号をもとにCPUで演算し、そ
の結果から再びキャリッジを移動させてプラテンギャッ
プを調整しているので、応答速度が低いという問題があ
った。
【0005】また、レバー部材とこれの変位量を検出す
る変位検出手段は、キャリッジ側ではなくフレーム側に
取り付いて用紙厚みを検出しており、この情報のみによ
ってキャリッジが移動するので、例えば使用環境の温度
変化によりプラテン径が膨張又は収縮した場合、用紙の
厚みは検出できても、プラテン径の膨張又は収縮による
プラテン表面位置の変化がつかめないため、印字ヘッド
とプラテン表面とのギャップが用紙の厚みに最適な値と
なるようにキャリッジを移動させることができない。
る変位検出手段は、キャリッジ側ではなくフレーム側に
取り付いて用紙厚みを検出しており、この情報のみによ
ってキャリッジが移動するので、例えば使用環境の温度
変化によりプラテン径が膨張又は収縮した場合、用紙の
厚みは検出できても、プラテン径の膨張又は収縮による
プラテン表面位置の変化がつかめないため、印字ヘッド
とプラテン表面とのギャップが用紙の厚みに最適な値と
なるようにキャリッジを移動させることができない。
【0006】さらに上述のように、レバー部材とこれの
変位量を検出する変位検出手段がフレーム側に取り付い
ているので、例えばタックシートのような同一用紙面内
に印字されるラベル紙部と印字されることのない台紙部
の厚さの異なる部分が共存する用紙が挿入された場合、
印字されるラベル紙部を識別する手段を持たないので、
まちがって台紙部の厚さを検出してしまう恐れがある。
変位量を検出する変位検出手段がフレーム側に取り付い
ているので、例えばタックシートのような同一用紙面内
に印字されるラベル紙部と印字されることのない台紙部
の厚さの異なる部分が共存する用紙が挿入された場合、
印字されるラベル紙部を識別する手段を持たないので、
まちがって台紙部の厚さを検出してしまう恐れがある。
【0007】さらにまた、キャリッジを基準ギャップと
なる位置に移動させるために、プラテンギャップ調整ギ
ヤに、このギヤの回転量を光量に変換する位置検出板を
固定し、フレームには位置検出板の回転量を電気信号に
変換するフォトセンサを備え、プラテンギャップ調整ギ
ヤの回転位置を検出する手段をとっているので、装置と
して高価のものとなる。
なる位置に移動させるために、プラテンギャップ調整ギ
ヤに、このギヤの回転量を光量に変換する位置検出板を
固定し、フレームには位置検出板の回転量を電気信号に
変換するフォトセンサを備え、プラテンギャップ調整ギ
ヤの回転位置を検出する手段をとっているので、装置と
して高価のものとなる。
【0008】本発明の目的は、上記従来の欠点に鑑み、
ギャップ調整の応答速度が速く、且つ変位検出手段をキ
ャリッジに直接搭載して正確なギャップ調整が行えるプ
リンタのプラテンギャップ自動調整装置を提供すること
にある。
ギャップ調整の応答速度が速く、且つ変位検出手段をキ
ャリッジに直接搭載して正確なギャップ調整が行えるプ
リンタのプラテンギャップ自動調整装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタのプラ
テンギャップ自動調整装置は、印字ヘッドを有し且つプ
ラテンに対しその軸と平行に往復運動可能に案内支持さ
れたキャリッジを備えたプリンタ装置において、支持し
た前記キャリッジを前記プラテンの表面に対して進退移
動させるべく偏心回転可能なキャリッジガイド軸と、こ
のキャリッジガイド軸の一端に固定され前記キャリッジ
の基準位置を設定すべく回転量を規制されるプラテンギ
ャップ調整ギヤと、このプラテンギャップ調整ギヤを駆
動するギャップ調整用モータと、前記キャリッジに回転
可能に取り付けられて前記プラテンの表面に対し接離可
能なレバー部材と、このレバー部材の動きによりスイッ
チされるレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手
段からの信号により前記キャリッジの前記プラテンに対
する最適な進退位置を得るべく前記ギャップ調整用モー
タを制御する制御手段とを備えている。
テンギャップ自動調整装置は、印字ヘッドを有し且つプ
ラテンに対しその軸と平行に往復運動可能に案内支持さ
れたキャリッジを備えたプリンタ装置において、支持し
た前記キャリッジを前記プラテンの表面に対して進退移
動させるべく偏心回転可能なキャリッジガイド軸と、こ
のキャリッジガイド軸の一端に固定され前記キャリッジ
の基準位置を設定すべく回転量を規制されるプラテンギ
ャップ調整ギヤと、このプラテンギャップ調整ギヤを駆
動するギャップ調整用モータと、前記キャリッジに回転
可能に取り付けられて前記プラテンの表面に対し接離可
能なレバー部材と、このレバー部材の動きによりスイッ
チされるレバー位置検出手段と、このレバー位置検出手
段からの信号により前記キャリッジの前記プラテンに対
する最適な進退位置を得るべく前記ギャップ調整用モー
タを制御する制御手段とを備えている。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の一実施例のプリンタにおけ
るプラテンギャップ自動調整装置の構成を示す斜視図で
ある。プラテン1はフレーム2に回転可能に設けられて
おり、その前方側にはプラテン1の軸に平行にキャリッ
ジガイド軸7が配設されている。キャリッジガイド軸7
の端部には偏心して偏心軸部7aが設けてあり、この偏
心軸部7aでフレーム2に回転可能に取付けられる。さ
らに偏心軸部7aにはプラテンギャップ調整ギヤ6が固
定され、伝達ギヤ5a,5b,5c及びモータギヤ4を
介してギャップ調整用モータ3に接続されている。プラ
テンギャップ調整ギヤ6の外周の一部には突出した突部
6aが設けられ、フレーム2に明けた窓部2aに嵌入し
ている。印字ヘッド18を搭載するキャリッジ11は、
キャリッジガイド軸7及びこれと平行なガイド軸9に支
持され、キャリッジ駆動モータ(図示せず)とアイドル
ローラ10の間に掛け渡されたタイミングベルト8によ
り、プラテン1の軸方向に往復移動されるとともに、キ
ャリッジガイド軸7の偏心回転によりプラテン1の表面
に対し前後方向に進退移動可能なごとくに構成されてい
る。
るプラテンギャップ自動調整装置の構成を示す斜視図で
ある。プラテン1はフレーム2に回転可能に設けられて
おり、その前方側にはプラテン1の軸に平行にキャリッ
ジガイド軸7が配設されている。キャリッジガイド軸7
の端部には偏心して偏心軸部7aが設けてあり、この偏
心軸部7aでフレーム2に回転可能に取付けられる。さ
らに偏心軸部7aにはプラテンギャップ調整ギヤ6が固
定され、伝達ギヤ5a,5b,5c及びモータギヤ4を
介してギャップ調整用モータ3に接続されている。プラ
テンギャップ調整ギヤ6の外周の一部には突出した突部
6aが設けられ、フレーム2に明けた窓部2aに嵌入し
ている。印字ヘッド18を搭載するキャリッジ11は、
キャリッジガイド軸7及びこれと平行なガイド軸9に支
持され、キャリッジ駆動モータ(図示せず)とアイドル
ローラ10の間に掛け渡されたタイミングベルト8によ
り、プラテン1の軸方向に往復移動されるとともに、キ
ャリッジガイド軸7の偏心回転によりプラテン1の表面
に対し前後方向に進退移動可能なごとくに構成されてい
る。
【0012】ここでギャップ調整用モータ3を駆動し、
モータギヤ4、伝達ギヤ5a,5b,5cを介してギャ
ップ調整ギヤ6が回転され、キャリッジ11がプラテン
1から離れる方向に退避移動し、ついにプラテンギャッ
プ調整ギヤ6の突部6aがフレーム2の窓部2aの端部
に当接すると、プラテンギャップ調整ギヤ6の回転は強
制的に停止される。その時、ギャップ調整用モータ3は
脱調を起こすように必要以上に大きなトルクを発生しな
いものを選定して用い、伝達ギヤ5a,5b,5c及び
プラテンギャップ調整ギヤ6の破損を防ぐ構造となって
いる。あるいは、例えば伝達ギヤ5a,5b,5cのい
ずれかを、一定以上のトルクが加わるとクラッチ板に滑
りが生じてトルクの伝達を切断するトルククラッチを内
蔵するトルククラッチギヤとし、プラテンギャップ調整
ギヤ6にギャップ調整用モータ3からの必要以上のトル
クが伝達される前に、トルククラッチギヤでトルクを切
断する構造としてもよい。この様な手段により、プラテ
ンギャップ調整ギヤ6の回転が強制的に停止した時のキ
ャリッジ11の位置が退避位置であり、キャリッジ11
の前進移動の基準位置となる。
モータギヤ4、伝達ギヤ5a,5b,5cを介してギャ
ップ調整ギヤ6が回転され、キャリッジ11がプラテン
1から離れる方向に退避移動し、ついにプラテンギャッ
プ調整ギヤ6の突部6aがフレーム2の窓部2aの端部
に当接すると、プラテンギャップ調整ギヤ6の回転は強
制的に停止される。その時、ギャップ調整用モータ3は
脱調を起こすように必要以上に大きなトルクを発生しな
いものを選定して用い、伝達ギヤ5a,5b,5c及び
プラテンギャップ調整ギヤ6の破損を防ぐ構造となって
いる。あるいは、例えば伝達ギヤ5a,5b,5cのい
ずれかを、一定以上のトルクが加わるとクラッチ板に滑
りが生じてトルクの伝達を切断するトルククラッチを内
蔵するトルククラッチギヤとし、プラテンギャップ調整
ギヤ6にギャップ調整用モータ3からの必要以上のトル
クが伝達される前に、トルククラッチギヤでトルクを切
断する構造としてもよい。この様な手段により、プラテ
ンギャップ調整ギヤ6の回転が強制的に停止した時のキ
ャリッジ11の位置が退避位置であり、キャリッジ11
の前進移動の基準位置となる。
【0013】またキャリッジ11は、軸12を支点とし
て回転可能に取り付く用紙厚検出レバー13と、ソレノ
イド14と、レバー位置検出センサ16と、レバースプ
リング15が搭載される。ここで、常時はソレノイド1
4は駆動されておらず、プランジャ14aはソレノイド
スプリング14bにより用紙厚検出レバー13の後部を
押し下げて、用紙厚検出レバー13の先端がプラテン1
から離れる方向に後転させてその状態を維持し、ソレノ
イド14が駆動された時には、プランジャ14aはソレ
ノイドスプリング14bの力に抗して用紙厚検出レバー
13の後部から離れることにより規制を解除し、用紙厚
検出レバー13の後端に取り付くレバースプリング15
により用紙厚検出レバー13の先端がプラテン1に近づ
く方向に前転するように配されており、さらにレバー位
置検出センサ16は用紙厚検出レバー13の動きにより
スイッチするよう構成されている。
て回転可能に取り付く用紙厚検出レバー13と、ソレノ
イド14と、レバー位置検出センサ16と、レバースプ
リング15が搭載される。ここで、常時はソレノイド1
4は駆動されておらず、プランジャ14aはソレノイド
スプリング14bにより用紙厚検出レバー13の後部を
押し下げて、用紙厚検出レバー13の先端がプラテン1
から離れる方向に後転させてその状態を維持し、ソレノ
イド14が駆動された時には、プランジャ14aはソレ
ノイドスプリング14bの力に抗して用紙厚検出レバー
13の後部から離れることにより規制を解除し、用紙厚
検出レバー13の後端に取り付くレバースプリング15
により用紙厚検出レバー13の先端がプラテン1に近づ
く方向に前転するように配されており、さらにレバー位
置検出センサ16は用紙厚検出レバー13の動きにより
スイッチするよう構成されている。
【0014】ここでは、レバー位置検出センサ16とし
て、発光素子と受光素子とからなるフォトセンサを用
い、用紙厚検出レバー13がこの発光素子と受光素子の
間を通過することにより、発光素子からの受光素子への
光量に変化が生じる。この光量変化に伴い受光素子から
電気信号が出力されるので、レバー位置検出センサ16
は用紙厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチするこ
ととなる。
て、発光素子と受光素子とからなるフォトセンサを用
い、用紙厚検出レバー13がこの発光素子と受光素子の
間を通過することにより、発光素子からの受光素子への
光量に変化が生じる。この光量変化に伴い受光素子から
電気信号が出力されるので、レバー位置検出センサ16
は用紙厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチするこ
ととなる。
【0015】図2は本実施例におけるプラテンギャップ
制御系の構成を示すブロック図である。用紙厚検出レバ
ー13の動きをレバー位置検出センサ16が検出してか
らプラテンギャップ調整終了までのギャップ調整用モー
タ3の駆動量を記憶する記憶回路20と、プラテンギャ
ップ調整動作を統括するCPU(中央処理装置)21と
を備え、パソコンなどの上位装置30からの印字信号が
入力するとともに、後述するフローチャートに基づいて
ギャップ調整用モータ3、キャリッジ駆動モータ19及
びソレノイド14を制御するように構成されている。
制御系の構成を示すブロック図である。用紙厚検出レバ
ー13の動きをレバー位置検出センサ16が検出してか
らプラテンギャップ調整終了までのギャップ調整用モー
タ3の駆動量を記憶する記憶回路20と、プラテンギャ
ップ調整動作を統括するCPU(中央処理装置)21と
を備え、パソコンなどの上位装置30からの印字信号が
入力するとともに、後述するフローチャートに基づいて
ギャップ調整用モータ3、キャリッジ駆動モータ19及
びソレノイド14を制御するように構成されている。
【0016】次に、このように構成した本実施例の装置
の動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。 [初期調整]プラテン1に用紙40がない状態におい
て、ギャップ調整用モータ3を駆動してキャリッジガイ
ド軸7を偏心回転させ、キャリッジ7を後退させる。プ
ラテンギャップ調整ギヤ6の回転によって突部6aがフ
レーム2の窓部2aの端部に当接すると、それ以上プラ
テンギャップ調整ギヤ6は回転できなくなり、ギャップ
調整用モータ3が脱調してキャリッジ11の後退は停止
する。この退避した位置をキャリッジ11の前進移動の
基準位置とする。この状態でソレノイド14を駆動する
と、レバースプリング15により用紙厚検出レバー13
の先端がプラテン1に近づく方向に前転する。次に、ギ
ャップ調整用モータ3を前述とは逆方向に駆動して、キ
ャリッジ11をプラテン1に接近するように前進させ
る。この前進移動の途中で用紙厚検出レバー13の先端
がプラテン1の表面に接触し、キャリッジ11の前進に
伴い用紙厚検出レバー13は後転しだし、その動きによ
りレバー位置検出センサ16がスイッチされる。レバー
位置検出センサ16がスイッチされた時点から更にギャ
ップ調整用モータ3をあらかじめ設定されている回転量
N1だけ駆動するよう制御し、キャリッジ11を前進さ
せて所望のプラテンギャップ位置付近に到達させる。こ
のギャップ調整モータ3の回転量N1は、あらかじめ用
紙厚とギャップの関係を満足するように計算などにより
求めておき、記憶回路20に記憶しておく。
の動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。 [初期調整]プラテン1に用紙40がない状態におい
て、ギャップ調整用モータ3を駆動してキャリッジガイ
ド軸7を偏心回転させ、キャリッジ7を後退させる。プ
ラテンギャップ調整ギヤ6の回転によって突部6aがフ
レーム2の窓部2aの端部に当接すると、それ以上プラ
テンギャップ調整ギヤ6は回転できなくなり、ギャップ
調整用モータ3が脱調してキャリッジ11の後退は停止
する。この退避した位置をキャリッジ11の前進移動の
基準位置とする。この状態でソレノイド14を駆動する
と、レバースプリング15により用紙厚検出レバー13
の先端がプラテン1に近づく方向に前転する。次に、ギ
ャップ調整用モータ3を前述とは逆方向に駆動して、キ
ャリッジ11をプラテン1に接近するように前進させ
る。この前進移動の途中で用紙厚検出レバー13の先端
がプラテン1の表面に接触し、キャリッジ11の前進に
伴い用紙厚検出レバー13は後転しだし、その動きによ
りレバー位置検出センサ16がスイッチされる。レバー
位置検出センサ16がスイッチされた時点から更にギャ
ップ調整用モータ3をあらかじめ設定されている回転量
N1だけ駆動するよう制御し、キャリッジ11を前進さ
せて所望のプラテンギャップ位置付近に到達させる。こ
のギャップ調整モータ3の回転量N1は、あらかじめ用
紙厚とギャップの関係を満足するように計算などにより
求めておき、記憶回路20に記憶しておく。
【0017】しかしながらこの装置を構成する部品精度
のばらつき等から、ギャップ調整用モータ3を計算で求
めた回転量N1だけ駆動しても、キャリッジ11は正確
なプラテンギャップ位置で停止しない場合がある。
のばらつき等から、ギャップ調整用モータ3を計算で求
めた回転量N1だけ駆動しても、キャリッジ11は正確
なプラテンギャップ位置で停止しない場合がある。
【0018】そこで停止したキャリッジ11の位置での
プラテンギャップをゲージ等により測定し、所望するプ
ラテンギャップとの差を求め、それをギャップ調整用モ
ータ3の回転量に換算し、その分を計算による回転量N
1に加減して調整し、調整後の回転量N2を記憶回路2
0に記憶しなおす。 [プラテンギャップ調整動作]印字を行うべくプリンタ
に電源を入れると(ステップ(a)、以下ステップは省
略)、ギャップ調整用モータ3が駆動してキャリッジガ
イド軸7を偏心回転させてキャリッジ11が後退し、キ
ャリッジ11の前進移動の基準位置である退避位置で停
止する(b)。用紙40がプラテン1に吸入され
(c),(d)、上位装置30から印字信号が入力され
ると(e)、最初に印字される文字の位置に用紙厚検出
レバー13が一致するように、キャリッジ11をキャリ
ッジ駆動モータ19によりプラテン軸方向に移動させる
(f)。これは確実に用紙40の印字面でプラテンギャ
ップ調整を行わせるためであり、例えばタックシートの
ような同一用紙面内に印字されるラベル紙部と印字され
ることのない台紙部の厚さの異なる部分が共存する用紙
であっても、印字されるラベル紙部で確実にプラテンギ
ャップ調整が行われ、まちがって台紙部でプラテンギャ
ップ調整が行われることを防ぐためである。
プラテンギャップをゲージ等により測定し、所望するプ
ラテンギャップとの差を求め、それをギャップ調整用モ
ータ3の回転量に換算し、その分を計算による回転量N
1に加減して調整し、調整後の回転量N2を記憶回路2
0に記憶しなおす。 [プラテンギャップ調整動作]印字を行うべくプリンタ
に電源を入れると(ステップ(a)、以下ステップは省
略)、ギャップ調整用モータ3が駆動してキャリッジガ
イド軸7を偏心回転させてキャリッジ11が後退し、キ
ャリッジ11の前進移動の基準位置である退避位置で停
止する(b)。用紙40がプラテン1に吸入され
(c),(d)、上位装置30から印字信号が入力され
ると(e)、最初に印字される文字の位置に用紙厚検出
レバー13が一致するように、キャリッジ11をキャリ
ッジ駆動モータ19によりプラテン軸方向に移動させる
(f)。これは確実に用紙40の印字面でプラテンギャ
ップ調整を行わせるためであり、例えばタックシートの
ような同一用紙面内に印字されるラベル紙部と印字され
ることのない台紙部の厚さの異なる部分が共存する用紙
であっても、印字されるラベル紙部で確実にプラテンギ
ャップ調整が行われ、まちがって台紙部でプラテンギャ
ップ調整が行われることを防ぐためである。
【0019】この状態でソレノイド14を駆動して、レ
バースプリング15により用紙厚検出レバー13を前転
させる(g)。次にギャップ調整用モータ3を前述とは
逆方向に駆動して、キャリッジ11をプラテン1に接近
するように前進させる(h)。この前進移動の途中で用
紙厚検出レバー13の先端がプラテン1に装着された用
紙40の表面に接触し、キャリッジ11の前進に伴って
用紙検出レバー13は後転しだし(i)、その動きによ
りレバー位置検出センサ16がスイッチされる(j)。
この時点から更にギャップ調整用モータ3を記憶回路2
0に記憶された回転量N2だけ駆動するよう制御し、キ
ャリッジガイド軸7を偏心回転させてキャリッジ11を
プラテン1方向に前進移動させ(k)、印字ヘッド18
とプラテン1とのギャップを印字する用紙40の厚みに
最適な値に調整する(l)。この後、ソレノイド14の
駆動を停止し、用紙厚検出レバー13をプランジャ14
a及びソレノイドスプリング14bにより後転させ
(m)、印字が開始される(n)。
バースプリング15により用紙厚検出レバー13を前転
させる(g)。次にギャップ調整用モータ3を前述とは
逆方向に駆動して、キャリッジ11をプラテン1に接近
するように前進させる(h)。この前進移動の途中で用
紙厚検出レバー13の先端がプラテン1に装着された用
紙40の表面に接触し、キャリッジ11の前進に伴って
用紙検出レバー13は後転しだし(i)、その動きによ
りレバー位置検出センサ16がスイッチされる(j)。
この時点から更にギャップ調整用モータ3を記憶回路2
0に記憶された回転量N2だけ駆動するよう制御し、キ
ャリッジガイド軸7を偏心回転させてキャリッジ11を
プラテン1方向に前進移動させ(k)、印字ヘッド18
とプラテン1とのギャップを印字する用紙40の厚みに
最適な値に調整する(l)。この後、ソレノイド14の
駆動を停止し、用紙厚検出レバー13をプランジャ14
a及びソレノイドスプリング14bにより後転させ
(m)、印字が開始される(n)。
【0020】以上、プラテン1に装着された用紙40の
厚みに合せたプラテンギャップ調整方法について述べた
が、本発明のプラテンギャップ自動調整装置において
は、用紙40の厚さの測定を行うことも可能である。ま
ず初期調整の段階において、用紙40のない状態で、キ
ャリッジ11が退避した基準位置からレバー位置検出セ
ンサ16がスイッチされた時点までのギャップ調整用モ
ータ3の回転量S1をCPU21でカウントし、記憶回
路20に記憶しておく。次に、プラテンギャップ調整動
作において、厚さTの用紙40が装着された状態で、同
様にキャリッジ11が退避した基準位置からレバー位置
検出センサ16がスイッチされた時点までのギャップ調
整用モータ3の回転量S2をCPU21でカウントし、
記憶回路20に記憶する。この用紙40のある時とない
時のギャップ調整用モータ3の回転量の差S2−S1は
用紙40の厚さTに比例するので、プリンタはCPU2
1でS2−S1を算出することにより、装着された用紙
の厚さTを認識することが可能である。
厚みに合せたプラテンギャップ調整方法について述べた
が、本発明のプラテンギャップ自動調整装置において
は、用紙40の厚さの測定を行うことも可能である。ま
ず初期調整の段階において、用紙40のない状態で、キ
ャリッジ11が退避した基準位置からレバー位置検出セ
ンサ16がスイッチされた時点までのギャップ調整用モ
ータ3の回転量S1をCPU21でカウントし、記憶回
路20に記憶しておく。次に、プラテンギャップ調整動
作において、厚さTの用紙40が装着された状態で、同
様にキャリッジ11が退避した基準位置からレバー位置
検出センサ16がスイッチされた時点までのギャップ調
整用モータ3の回転量S2をCPU21でカウントし、
記憶回路20に記憶する。この用紙40のある時とない
時のギャップ調整用モータ3の回転量の差S2−S1は
用紙40の厚さTに比例するので、プリンタはCPU2
1でS2−S1を算出することにより、装着された用紙
の厚さTを認識することが可能である。
【0021】上述した本実施例では、レバー位置検出セ
ンサ16として、発光素子と受光素子とからなるフォト
センサを用いるよう例示したが、これは以下に示す他の
三つの構成を用いてもよい。
ンサ16として、発光素子と受光素子とからなるフォト
センサを用いるよう例示したが、これは以下に示す他の
三つの構成を用いてもよい。
【0022】まずレバー位置検出センサ16を、外部か
ら加えられた圧力により電気抵抗が変化する感圧導電ゴ
ムからなる感圧素子とし、用紙厚検出レバー13がこの
感圧素子を押圧することにより、電気抵抗の変化が電気
信号として出力され、レバー位置検出センサ16が用紙
厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチする。
ら加えられた圧力により電気抵抗が変化する感圧導電ゴ
ムからなる感圧素子とし、用紙厚検出レバー13がこの
感圧素子を押圧することにより、電気抵抗の変化が電気
信号として出力され、レバー位置検出センサ16が用紙
厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチする。
【0023】さらにレバー位置検出センサ16を、接点
間隔のある二枚一対の導電板からなるリーフスイッチと
し、用紙厚検出レバー13が導電板を押下することによ
り、二枚一対の導電板は接触して電気的に閉じた回路を
形成し、通電が行われる。この通電が電気信号として出
力され、レバー位置検出センサ16が用紙厚検出レバー
13の動きに伴ってスイッチする。
間隔のある二枚一対の導電板からなるリーフスイッチと
し、用紙厚検出レバー13が導電板を押下することによ
り、二枚一対の導電板は接触して電気的に閉じた回路を
形成し、通電が行われる。この通電が電気信号として出
力され、レバー位置検出センサ16が用紙厚検出レバー
13の動きに伴ってスイッチする。
【0024】さらにまたレバー位置検出センサ16を、
微小接点間隔のある固定接点板と可動接点板と、この可
動接点板を動かすアクチュエータからなるマイクロスイ
ッチとし、用紙厚検出レバー13がアクチュエータを押
下することにより、可動接点板は固定接点板に接触して
電気的に閉じた回路を形成し、通電が行われる。この通
電が電気信号として出力され、レバー位置検出センサ1
6が用紙厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチす
る。
微小接点間隔のある固定接点板と可動接点板と、この可
動接点板を動かすアクチュエータからなるマイクロスイ
ッチとし、用紙厚検出レバー13がアクチュエータを押
下することにより、可動接点板は固定接点板に接触して
電気的に閉じた回路を形成し、通電が行われる。この通
電が電気信号として出力され、レバー位置検出センサ1
6が用紙厚検出レバー13の動きに伴ってスイッチす
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プラテン
に対して平行にキャリッジを案内支持すると共にプラテ
ンとの相対間隔を偏心回転により調整するキャリッジガ
イド軸の一端に回転量を規制されるプラテンギャップ調
整ギヤを設け且つこれを駆動するギャップ調整用モータ
と、キャリッジにはプラテンに対し接離する方向に回転
可能なレバー部材及びこのレバー部材の動きによりスイ
ッチされるレバー位置検出手段とを備え、さらにレバー
位置検出手段からの信号によりギャップ調整用モータを
制御する手段を備えることにより、キャリッジを退避し
た基準位置からプラテン方向へ前進させるだけで、その
過程内で用紙の厚さを検出し、最適なプラテンギャップ
位置で停止するよう制御することができ、応答速度を非
常に速くできる効果がある。
に対して平行にキャリッジを案内支持すると共にプラテ
ンとの相対間隔を偏心回転により調整するキャリッジガ
イド軸の一端に回転量を規制されるプラテンギャップ調
整ギヤを設け且つこれを駆動するギャップ調整用モータ
と、キャリッジにはプラテンに対し接離する方向に回転
可能なレバー部材及びこのレバー部材の動きによりスイ
ッチされるレバー位置検出手段とを備え、さらにレバー
位置検出手段からの信号によりギャップ調整用モータを
制御する手段を備えることにより、キャリッジを退避し
た基準位置からプラテン方向へ前進させるだけで、その
過程内で用紙の厚さを検出し、最適なプラテンギャップ
位置で停止するよう制御することができ、応答速度を非
常に速くできる効果がある。
【0026】またレバー部材及びレバー位置検出手段を
キャリッジに搭載することにより、ダイレクトにプラテ
ンに装着される用紙を検出できるので、プラテン径の膨
張や収縮に影響されることなく常に正確なプラテンギャ
ップ調整が可能であり、また上位装置からの印字信号に
基づき最初に印字される文字の位置でプラテンギャップ
調整するよう制御して、厚さの異なる用紙であっても印
字される部分の厚さを確実に検出することができる効果
があり、さらにはキャリッジのプラテンへの前進移動の
基準位置は、単にプラテンギャップ調整ギヤの回転量を
規制するだけで得られる構造としたので、装置構成とし
て安価なものにすることができる効果がある。
キャリッジに搭載することにより、ダイレクトにプラテ
ンに装着される用紙を検出できるので、プラテン径の膨
張や収縮に影響されることなく常に正確なプラテンギャ
ップ調整が可能であり、また上位装置からの印字信号に
基づき最初に印字される文字の位置でプラテンギャップ
調整するよう制御して、厚さの異なる用紙であっても印
字される部分の厚さを確実に検出することができる効果
があり、さらにはキャリッジのプラテンへの前進移動の
基準位置は、単にプラテンギャップ調整ギヤの回転量を
規制するだけで得られる構造としたので、装置構成とし
て安価なものにすることができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例におけるプラテンギャップ制
御系の構成を示すブロック図である。
御系の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】従来例の装置構成を示す(a)は平面図、
(b)は要部の断面図である。
(b)は要部の断面図である。
1 プラテン 2 フレーム 2a 窓部 3 ギャップ調整用モータ 4 モータギヤ 5a,5b,5c 伝達ギヤ 6 プラテンギャップ調整ギヤ 6a 突部 7 キャリッジガイド軸 7a 偏心軸部 11 キャリッジ 12 軸 13 用紙厚検出レバー 14 ソレノイド 14a プランジャ 14b ソレノイドスプリング 15 レバースプリング 16 レバー位置検出センサ 18 印字ヘッド 19 キャリッジ駆動モータ 20 記憶回路 21 CPU 30 上位装置 40 用紙
Claims (8)
- 【請求項1】 印字ヘッドを有し且つプラテンに対しそ
の軸と平行に往復運動可能に案内支持されたキャリッジ
を備えたプリンタ装置において、支持した前記キャリッ
ジを前記プラテンの表面に対して進退移動させるべく偏
心回転可能なキャリッジガイド軸と、このキャリッジガ
イド軸の一端に固定され前記キャリッジの基準位置を設
定すべく回転量を規制されるプラテンギャップ調整ギヤ
と、このプラテンギャップ調整ギヤを駆動するギャップ
調整用モータと、前記キャリッジに回転可能に取り付け
られて前記プラテンの表面に対し接離可能なレバー部材
と、このレバー部材の動きによりスイッチされるレバー
位置検出手段と、このレバー位置検出手段からの信号に
より前記キャリッジの前記プラテンに対する最適な進退
位置を得るべく前記ギャップ調整用モータを制御する制
御手段とを備えたことを特徴とするプリンタのプラテン
ギャップ自動調整装置。 - 【請求項2】 前記レバー位置検出手段が発光素子と受
光素子とにより構成されていることを特徴とする請求項
1記載のプリンタのプラテンギャップ自動調整装置。 - 【請求項3】 前記レバー位置検出手段が感圧素子によ
り構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリ
ンタのプラテンギャップ自動調整装置。 - 【請求項4】 前記レバー位置検出手段が導電板により
構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリン
タのプラテンギャップ自動調整装置。 - 【請求項5】 前記レバー位置検出手段がマイクロスイ
ッチにより構成されていることを特徴とする請求項1記
載のプリンタのプラテンギャップ自動調整装置。 - 【請求項6】 前記ギャップ調整用モータを制御する制
御手段が記憶回路とCPU(中央処理装置)とにより構
成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
れかに記載のプリンタのプラテンギャップ自動調整装
置。 - 【請求項7】 前記プラテンギャップ調整用ギヤの回転
量を規制する手段が、前記プラテンギャップ調整用ギヤ
の一部に設けた突部が前記キャリッジガイド軸を支持す
るフレームに設けた回転規制部に当接することにより前
記ギャップ調整用モータを脱調させるように構成したも
のであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
に記載のプリンタのプラテンギャップ自動調整装置。 - 【請求項8】 前記プラテンギャップ調整用ギヤの回転
量を規制する手段が、前記プラテンギャップ調整用ギヤ
の一部に設けた突部が前記キャリッジガイド軸を支持す
るフレームに設けた回転規制部に当接することにより前
記プラテンギャップ調整用ギヤに内蔵したトルククラッ
チのクラッチ板が滑ってトルクの伝達を切断するように
構成したものであることを特徴とする請求項1ないし6
のいずれかに記載のプリンタのプラテンギャップ自動調
整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088194A JPH07290796A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プリンタのプラテンギャップ自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088194A JPH07290796A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プリンタのプラテンギャップ自動調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290796A true JPH07290796A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14010799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9088194A Pending JPH07290796A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プリンタのプラテンギャップ自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290796A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0919391A1 (de) * | 1997-09-24 | 1999-06-02 | Siemens Nixdorf Informationssysteme AG | Verfahren zum Einstellen und Einhalten des Abstandes zwischen einer Druckoberfläche und einem Druckkopf und Druckvorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
KR100322799B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2002-06-27 | 대우텔레텍(주) | 열전사헤드승하강장치 |
JP2011161644A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-25 | Toshiba Tec Corp | データ印字装置およびヘッドギャップ調整方法 |
CN111923615A (zh) * | 2020-09-16 | 2020-11-13 | 福建实达电脑设备有限公司 | 一种适应超厚介质的打印字车装置及其工作方法 |
CN112881421A (zh) * | 2021-03-11 | 2021-06-01 | 杭州迅效自动化科技有限公司 | 一种视觉检测用导向调整机构 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52106918A (en) * | 1976-03-04 | 1977-09-08 | Ricoh Kk | Type head position controller |
JPS59124872A (ja) * | 1982-12-31 | 1984-07-19 | Fujitsu Ltd | ワイヤドツトプリンタ |
JPS60240483A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | Brother Ind Ltd | 印字装置の紙厚検出装置 |
JPS60250977A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-11 | Brother Ind Ltd | 印字装置の紙厚検出装置 |
JPH0397579A (ja) * | 1989-09-11 | 1991-04-23 | Nec Data Terminal Ltd | 印字装置の自動紙厚調整機構 |
JPH03118176A (ja) * | 1989-09-30 | 1991-05-20 | Brother Ind Ltd | ヘッドギャップ調整機能を備えた印字装置 |
JPH0585010A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-06 | Tokyo Electric Co Ltd | 印字装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9088194A patent/JPH07290796A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60240483A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | Brother Ind Ltd | 印字装置の紙厚検出装置 |
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CN112881421A (zh) * | 2021-03-11 | 2021-06-01 | 杭州迅效自动化科技有限公司 | 一种视觉检测用导向调整机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970408 |