JPH07265205A - 調理器 - Google Patents

調理器

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Publication number
JPH07265205A
JPH07265205A JP6407194A JP6407194A JPH07265205A JP H07265205 A JPH07265205 A JP H07265205A JP 6407194 A JP6407194 A JP 6407194A JP 6407194 A JP6407194 A JP 6407194A JP H07265205 A JPH07265205 A JP H07265205A
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JP
Japan
Prior art keywords
switch
power failure
battery
cooking
time
Prior art date
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Application number
JP6407194A
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English (en)
Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Publication of JPH07265205A publication Critical patent/JPH07265205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】停電時に、バッテリー電源で実行可能な動作を
実行し、バッテリー電源で実行不可能な動作の実行を禁
止する。 【構成】停電検出手段を設け、この停電検出手段により
停電が検出されているときに、バッテリーでは実行不可
能な調理・保温動作開始を指示するタイマ炊飯スイッ
チ、炊飯スイッチ、保温スイッチの押下操作に対して
は、ブザーを鳴らして停電時での実行不可能な動作を指
示する操作が行われたことを報知して、その操作を無効
にする。また、バッテリーで実行可能な現在時刻設定、
調理完了時刻設定、メニュー選択の動作を指示する時計
スイッチ、時スイッチ、分スイッチ、メニュースイッチ
の押下操作に対しては、その操作を有効として、各種設
定・選択処理を実行するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計時手段及び表示手
段と、停電時に計時手段及び表示手段等に電力を供給す
るバッテリーを備え、被調理物を調理すると共に調理さ
れた被調理物を保温する調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器等の調理器では、バッテリ
ーを内蔵して、電源プラグをコンセントから外した状態
( 以下停電中と称する )でも、内蔵された時計等の動作
させて、その計時された時刻をLCD( liquid crystal
display )等の表示器に表示すると共に使用者が設定し
た調理完了時刻等を記憶保持するものが知られている。
【0003】このような調理器では、停電中のスイッチ
操作は全て無効にしている。その理由は、停電中では、
炊飯等の調理や保温等の加熱動作を禁止するため、操作
ミスや使用者に装置が故障したと誤解されないためであ
る。
【0004】すなわち、停電中に調理や保温等の加熱動
作を行うためには、最も一般的に普及しているバッテリ
ーの出力電圧は3〜5Vであるが、この出力電圧ではヒ
ータ等の加熱源には使用できない。またバッテリーの出
力電圧を上げても、その電気容量は少なすぎるため、調
理の途中でバッテリー切れとなり、調理が失敗する可能
性が大きい。
【0005】また、ヒータ等を動作させるのに十分な電
気エネルギーを出力できるように、バッテリーの電気容
量を大きくすると、調理器自体が大型・大重量化とな
り、コストが上昇すると共に、使用者にとって使い勝手
が悪くなる。
【0006】上述したように、停電中の加熱動作を禁止
するために、スイッチ操作を全て無効にしているため、
例えば、表示されている時計の時刻がずれている場合に
は、必ず電源プラグをコンセントに差し込んで、スイッ
チ操作により時計の時刻を合わせる必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】販売店においても、調
理器の時刻合わせを行う必要がある場合には、その度
に、運送のための梱包箱から調理器を取出し、調理器の
電源プラグをコンセントに差し込んで、スイッチ操作に
より時計合わせを行わなければならないという問題があ
った。
【0008】使用者にとっても、時刻合わせや各種設定
操作( 例えば調理開始時刻の設定操作 )も電源プラグを
コンセントに差し込んで、スイッチ操作により時計合わ
せや各種設定操作を行わなければならないという問題が
あった。
【0009】そこでこの発明は、停電時に、バッテリー
電源で実行可能な動作を指示する操作のみ有効としてそ
の動作を実行し、バッテリー電源で実行不可能な動作を
指示する操作は無効として、その動作の実行を禁止する
ことができる調理器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、時間を計時
する計時手段及び少なくともこの計時手段により計時さ
れた時間を表示する表示手段と、停電時にも計時手段及
び表示手段等に電力を供給するバッテリーを備え、被調
理物を調理すると共に調理された被調理物を保温する調
理器において、調理等の指示の入力操作が行われる入力
操作手段と、停電を検出する停電検出手段と、この停電
検出手段により停電が検出され、この停電から電源復帰
するまでの間に、入力操作手段で行われた入力操作が調
理動作又は保温動作等のバッテリーでは実行不可能な動
作を指示する操作か否かを判断する停電時動作判断手段
と、この停電時動作判断手段によりバッテリーでは実行
不可能な動作を指示する操作と判断されなければ、バッ
テリーから供給される電力によりその入力操作が指示す
る動作を実行させ、バッテリーでは実行不可能な動作を
指示する操作と判断されれば、その入力操作が指示する
動作の実行を禁止する停電時動作制御手段とを設けたも
のである。
【0011】
【作用】このような構成の本発明において、停電検出手
段により停電が検出され、この停電から電源復帰するま
での間に、入力操作手段で行われた入力操作が調理動作
又は保温動作等のバッテリーでは実行不可能な動作を指
示する操作か否かが判断される。
【0012】入力操作手段での入力操作が、バッテリー
では実行不可能な動作を指示する操作と判断されなけれ
ば、停電時動作制御手段により、バッテリーから供給さ
れる電力によりその入力操作が指示する動作が実行させ
られる。
【0013】また、入力操作手段での入力操作が、バッ
テリーでは実行不可能な動作を指示する操作と判断され
れば、停電時動作制御手段により、その入力操作が指示
する動作の実行が禁止される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0015】図1は、この発明を適用した調理器として
の炊飯器1を示す断面図である。
【0016】2は、被炊飯物を収容する鍋である。この
鍋2は、外表面に黒色アルマイト処理を施し、内表面に
フッ素樹脂コーティングを施したアルミニューム板で形
成されている。
【0017】この鍋2を収納する装置本体3は、内枠
4、枠5及び外枠6から外形形状が構成されている。前
記内枠4は外・内表面を1〜3μmの厚さのアルマイト
処理を施したアルミニューム板で形成され、前記装置本
体3の内面を形成し、前記鍋2が収納される。前記枠5
は前記装置本体3の上面を形成し、前記外枠6は前記装
置本体3の外面を形成する。
【0018】前記内枠4の内側底部上には、シーズヒー
タ等からなる円状の炊飯ヒータ7が設置され、前記内枠
4の外側側面近傍には胴ヒータ8が設置され、前記内枠
4の側面の一部には開口部が形成され、この開口部に温
度センサ9が、前記内枠4に収納された前記鍋2の外側
側面に接触するように設けられている。
【0019】前記装置本体3の上部には、蓋部10が開
閉自在に設けられている。この蓋部10は、外蓋11、
蓋下面板12により外形形状が構成され、この蓋下面板
12の略中央に内蓋13固定されている。この内蓋13
は、前記蓋部10が前記装置本体3に対して閉状態にし
たときに、この装置本体3に収納されている鍋2の上部
開口を閉塞するようになっている。前記外蓋11は前記
蓋部10の外面を形成し、前記蓋下面板12は前記蓋部
10の内面を形成する。前記蓋下面板12の上面( 蓋部
の内部 )近傍には、蓋ヒータ14が設けられている。
【0020】図2は、前記炊飯器1の前記内枠4の底外
周部の概略の構造を示す断面図である。図3は、前記内
枠4の底外周部の詳細な構成を示す断面図である。
【0021】前記内枠4の底外周部の前記炊飯ヒータ7
が設置されている部分は、上段部21、中段部22、下
段部23の3段階の階段状に形成されており、前記炊飯
ヒータ7は、その中段部22上に設置されている。な
お、前記内枠4の略中央部には凸部24を形成し、加工
硬化により強度を向上させている。
【0022】前記炊飯ヒータ7は、鋼板で形成された支
え板25に取り付けられたガイシ26に耐熱ステンレス
板で形成されたヒータ押え部材27により固定されてい
る。
【0023】前記支え板25は、図示しないが前記装置
本体3に固定されており、ステンレス板により形成され
たサポート28が取り付けられている。このサポート2
8は、前記温度センサ9及び異常温度を検出するための
温度ヒューズ29をホールドして固定する。前記温度ヒ
ューズ29は、異常温度を検出すると動作して、例えば
全てのヒータへの通電を強制的に遮断するものである。
【0024】前記温度センサ9は、アルミニューム材で
凸形箱構造に形成した感熱板30内にサーミスタ31を
設け、前記感熱板30をスプリング32により、前記内
枠4内に収納された前記鍋2に接触するように内側方向
に押圧されている。
【0025】図4は、前記蓋部10の前記外蓋11に設
けられた入力操作手段としての操作パネル41を示す図
である。
【0026】この操作パネル41の中央に設けられたL
CD(liquid crystal display)42は、現在時刻及びす
でに設定されている炊きあがり時刻を表示すると共に、
前記操作パネル41の右部に印刷されたメニュー( 白
米、玄米、おかゆ )のうち、選択されているメニューを
示すマーク及び例えば「停電中」等のメッセージを表示
する。
【0027】前記操作パネル41の上部には、それぞれ
発光ダイオードから構成されたタイマ中ランプ43、炊
飯中ランプ44、保温中ランプ45が設けられている。
前記タイマ中ランプ43はタイマ動作中である時に点灯
し、前記炊飯中ランプ44は炊飯動作中である時に点灯
し、前記保温中ランプ45は保温動作中の時に点灯す
る。
【0028】前記操作パネル41の左部には、時計スイ
ッチ46と、時スイッチ47及び分スイッチ48とが設
けられている。前記時計スイッチ46を押下すると時刻
合わせモードになり、前記時スイッチ47と前記分スイ
ッチ48とを押下操作することにより、現在時刻を変更
することができる。現在時刻の変更を終了後、再び前記
時計スイッチ46を押下すると、ブザー報知を行うと共
に時刻計時動作を開始する。また、前記時計スイッチ4
6を押下しないときに、単独で前記時スイッチ47及び
前記分スイッチ48を押下操作することにより、すでに
設定されている炊きあがり時刻を変更することができ
る。
【0029】前記操作パネル41の下部には、タイマ炊
飯スイッチ49、炊飯スイッチ50、保温スイッチ5
1、切スイッチ52及びメニュースイッチ53が設けら
れている。前記タイマ炊飯スイッチ49を押下すると、
設定された炊きあがり時刻( 予約時刻 )に、選択された
メニューの調理が仕上がっているように、選択されてい
るメニューに応じた炊飯動作を行うタイマ動作が開始さ
れる。前記炊飯スイッチ50を押下すると、選択された
メニューに応じた炊飯動作が直ぐに開始される。前記保
温スイッチ51を押下すると、前記保温動作が直ぐに開
始される。前記切スイッチ52を押下すると、前記タイ
マ炊飯スイッチ49の押下により開始されたタイマ動
作、又は前記炊飯スイッチ50の押下により開始された
炊飯動作、又は前記保温スイッチ51の押下により開始
された保温動作が中止( 停止、解除 )される。前記メニ
ュースイッチ53を押下すると、選択されているメニュ
ーを次のメニューに変更する。すなわち、メニューは白
米、玄米、おかゆの3種類があり、このメニューの選択
順序も、白米、玄米、おかゆの順番に設定されている。
そこで例えば、現在白米が選択されているとすると、メ
ニュースイッチ53を1回押下すると、メニューとして
玄米が選択される。この選択変更に応じて、LCD42
のマークの表示も玄米の位置に移動する。さらに、メニ
ュースイッチ53を1回押下すると、メニューとしてお
かゆが選択され、LCD42のマークの表示もおかゆの
位置に移動する。さらに、メニュースイッチ53を1回
押下すると、メニューとして白米が選択されて元に戻
り、LCD42のマークの表示も白米の位置に戻るよう
になっている。
【0030】図5は、前記炊飯器1の要部回路構成を示
すブロック図である。
【0031】マイクロコンピュータ61は、制御部本体
を構成するCPU(centralprocessing unit)62と、こ
のCPU62が行う処理のプログラムデータ及びその処
理で使用される各種メモリのエリアが形成された記憶手
段63と、時刻・時間を計時する計時手段64と、入力
回路65及び出力回路66とから構成されている。
【0032】図示しないが、前記CPU62はシステム
バスを介して、それぞれ前記記憶手段63、前記計時手
段64、前記入力回路65及び前記出力回路66と接続
されており、前記CPU62、前記記憶手段63及び前
記計時手段64等には、一般的に知られている電源バッ
クアップ用のバッテリーにより、停電時にも電力が供給
されるようになっている。
【0033】前記入力回路65には、前記メニュースイ
ッチ63から構成されたメニュー選択手段67、前記時
計スイッチ46と前記時スイッチ47及び前記分スイッ
チ48とから構成された現在時刻設定手段68、前記時
スイッチ47及び前記分スイッチ48とから構成された
調理完了時刻設定手段69、前記タイマ炊飯スイッチ4
9及び前記炊飯スイッチ50並びに前記保温スイッチ5
1から構成された調理・保温動作開始設定手段70、(
一般的に良く知られた停電検出回路から構成された )停
電( 電源プラグがコンセントから外れた場合を含めた停
電 )を検出する停電検出手段71、前記温度センサ9の
前記サーミスタ31及び前記温度ヒューズ29から構成
された温度検出手段72が接続されている。
【0034】前記出力回路66には、前記LCD42に
現在時刻を表示させる現在時刻表示手段73、前記LC
D42に選択されたメニューを示すマークを表示させる
メニュー表示手段74、前記LCD42に炊きあがり時
刻を表示させる調理完了時刻表示手段75、前記炊飯ヒ
ータ7、前記胴ヒータ8及び前記蓋ヒータ14を駆動し
て調理動作を行う調理動作手段76と前記炊飯ヒータ
7、前記胴ヒータ8及び前記蓋ヒータ14を駆動して保
温動作を行う保温動作手段77との切換処理を行う鍋加
熱制御手段78、前記タイマ中ランプ43、前記炊飯中
ランプ44及び前記保温中ランプ45を点灯制御する調
理動作表示手段79、前記LCD42に「停動中」とい
うメッセージを表示させる停電表示手段80、図示しな
いブザー等から構成された報知手段が接続されている。
【0035】図6は、前記CPU62が行う操作パネル
制御処理の流れを示す図である。
【0036】まず、停電検出手段71により停電が検出
されているか否かが判断される。ここで停電と判断され
なければ、操作パネル41の全てのスイッチの操作を有
効として、スイッチの操作に応じた処理を行い、処理を
終了すると再びこの操作パネル制御処理の最初の処理に
戻るようになっている。
【0037】停電検出手段71により停電は検出されて
いないと判断されると、停電表示手段80によりLCD
42に「停電中」を表示させる。
【0038】次に、ステップ1( ST1 )の処理とし
て、時計スイッチ46が押下された否かにより、操作パ
ネル41のスイッチ操作が現在時刻設定のスイッチ操作
か否かを判断する( 停電時動作判断手段 )。
【0039】ここで、現在時刻設定のスイッチ操作と判
断されると、時スイッチ47及び分スイッチ48の押下
操作に応じて現在時刻を変更し、この変更された現在時
刻を記憶手段63に設定すると共にLCD42にこの現
在時刻を表示させる( 停電時動作制御手段 )。この現在
時刻の変更処理を終了すると、再び前述のステップ1の
処理に戻るようになっている。
【0040】また、現在時刻設定のスイッチ操作ではな
いと判断されると、時計スイッチ46が押下されずに時
スイッチ47及び分スイッチ48が押下されたか否かに
より、操作パネル41のスイッチ操作が調理完了時刻設
定のスイッチ操作か否かを判断する( 停電時動作判断手
段 )。
【0041】ここで、調理完了時刻設定のスイッチ操作
と判断されると、時スイッチ47及び分スイッチ48の
押下操作に応じて、炊きあがり時刻( 調理完了時刻 )を
変更し、この変更された炊きあがり時刻を記憶手段63
に設定すると共にLCD42にこの炊きあがり時刻を表
示させる( 停電時動作制御手段 )。この炊きあがり時刻
の変更処理を終了すると、再び前述のステップ1の処理
に戻るようになっている。
【0042】また、調理完了時刻設定のスイッチ操作で
ないと判断されると、メニュースイッチ53が押下され
たか否かにより、操作パネル41のスイッチ操作がメニ
ュー選択のスイッチ操作か否かを判断する( 停電時動作
判断手段 )。
【0043】ここで、メニュー選択のスイッチ操作と判
断されると、メニュースイッチ53の押下操作に応じ
て、メニューを順番に変更し、この変更されたメニュー
を記憶手段63に設定すると共にLCD42上のマーク
をその変更されたメニューの位置に移動させる( 停電時
動作制御手段 )。このメニューの変更処理を終了する
と、再び前述のステップ1の処理に戻るようになってい
る。
【0044】また、メニュー選択のスイッチ操作でない
と判断されると、タイマ炊飯スイッチ49、又は炊飯ス
イッチ50、又は保温スイッチ51が押下されたか否か
により、操作パネル41のスイッチ操作が調理または保
温動作開始のスイッチ操作か否かを判断する( 停電時動
作判断手段 )。
【0045】ここで、調理または保温動作開始のスイッ
チ操作と判断されると、報知手段81を介してブザーを
鳴らして、実行不可能な動作を指示する操作が行われた
ことを報知し、タイマ炊飯スイッチ49、又は炊飯スイ
ッチ50、又は保温スイッチ51の押下操作を無効にし
て、調理動作・保温動作をを行うことなく、再び前述の
ステップ1の処理に戻るようになっている( 停電時動作
制御手段 )。
【0046】また、調理または保温動作開始のスイッチ
操作でないと判断されると、再び前述のステップ1の処
理に戻るようになっている。
【0047】このような構成の本実施例においては、電
源プラグがコンセントから外れた場合を含めて停電状態
となると、停電検出手段71により停電が検出される。
【0048】この停電検出手段71による停電の検出に
基づいて、停電中に、操作パネル41が操作されたと
き、その操作が時計スイッチ46、時スイッチ47、分
スイッチ48、メニュースイッチ53の押下操作なら
ば、バッテリーでも実行可能な動作を指示する操作とし
て判断される。
【0049】この判断により、停電中でも、それらのス
イッチの押下操作に応じて、時刻合わせ、炊きあがり時
刻の変更設定、メニュー選択の変更設定の処理が実行さ
れる。
【0050】しかし、操作パネル41の操作がタイマ炊
飯スイッチ49、炊飯スイッチ50、保温スイッチ51
の押下操作ならば、バッテリーでは実行不可能な動作を
指示する操作として判断される。
【0051】この判断により、ブザーを鳴らして、停電
中では実行不可能な動作を指示する操作が行われたこと
を報知し、それらのスイッチの押下操作は全て無効にさ
れ、炊飯・保温動作は開始されず、その実行が禁止され
る。
【0052】なお、内枠4の底部の炊飯ヒータ7の設置
箇所、すなわち内枠4の底外周部を階段状に形成したこ
とにより、炊飯ヒータ7の外側( 上段部21 )を炊飯ヒ
ータ7の上面高さと同じ高さになっているので、汚れや
すい内枠4の底外周部の隅の部分の清掃が容易にでき
る。そして、ちょうど炊飯ヒータ7が内枠4の底部に埋
めこまれたような外観となるので、外観が良くなる。
【0053】また、異物や水等がたとえ内枠4内入って
きても、炊飯ヒータ7は中段部22に設置されており、
異物や水等はさらに1段低い中央部分( 下段部23 )に
落ちるので、内枠4の炊飯ヒータ7の設置部分、ガイシ
26と内枠4の底面との接触部分が汚れるのを防止する
ことができる。
【0054】また、温度センサ9と温度ヒューズ29と
をサポート28によりユニット化して、内枠4の底面中
央ではなく、内枠4の側面に設けたことにより、内枠4
の底部が溝等のない平坦部となるので清掃が容易でき、
しかも温度センサ9及び温度ヒューズ28の取り付けが
簡単にできる。また温度ヒューズを保持するホルダ等が
必要ない。
【0055】さらに、温度センサ9が炊飯ヒータ7の外
側に位置するので、炊飯ヒータ7から受ける影響を小さ
くして、より正確な鍋2の温度検出を行うことができ
る。
【0056】このように本実施例によれば、停電検出手
段71を設け、この停電検出手段71により停電が検出
されているときに、バッテリーでは実行不可能な調理・
保温動作開始を指示するタイマ炊飯スイッチ49、炊飯
スイッチ50、保温スイッチ51の押下操作に対して
は、ブザーを鳴らして停電時での実行不可能な動作を指
示する操作が行われたことを報知して、その操作を無効
にする。また、バッテリーで実行可能な時刻合わせや炊
きあがり時刻( 調理完了時刻 )変更、メニュー選択変更
の処理の動作を指示する時計スイッチ46、時スイッチ
47、分スイッチ48、メニュースイッチ53の押下操
作に対しては、その操作を有効として、時刻合わせや各
種設定・選択処理を実行する。
【0057】このことにより、停電時にバッテリーで実
行可能な動作を指示する操作のみ有効としてその動作を
実行し、バッテリーで実行不可能な動作を指示する操作
は無効として、その動作の実行を禁止することができ
る。
【0058】従って、時刻合わせや炊きあがり時刻変
更、メニュー選択変更は、電源プラグをコンセントに差
し込まなくとも行うことができ、販売店及び使用者にと
って操作性を向上させることができる。
【0059】また、この実施例では、ブザーを鳴らし
て、バッテリーで実行不可能な動作を指示する操作が行
われたことを報知するので、操作パネル41を操作する
操作者に対してそれ以上の操作ミスを防止することがで
きる。
【0060】さらに、この実施例では、内枠4の底部の
炊飯ヒータ7の設置箇所を、階段状に形成し、炊飯ヒー
タ7をその中段に設置したことにより、内枠4内の清掃
を用意にすることができると共に、炊飯ヒータ7の設置
箇所が汚れるのを防止することができる。
【0061】また、温度センサ9と温度ヒューズ29と
をサポート28によりユニット化して内枠4の側面に設
けたことにより、内枠4内の清掃を容易にすることがで
きると共に、温度センサ9及び温度ヒューズ29の取り
付けが簡単にできる。さらに炊飯ヒータ7等の影響を小
さくすることができるので、温度センサ9による鍋2の
温度検出がより正確に行うことできる。
【0062】また、以上の構成により、内枠4内の外観
を良くする効果を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
停電時に、バッテリー電源で実行可能な動作を指示する
操作のみ有効としてその動作を実行し、バッテリー電源
で実行不可能な動作を指示する操作は無効として、その
動作の実行を禁止することができる調理器を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の炊飯器を示す断面図。
【図2】同実施例の炊飯器の内枠の底外周部の概略の構
造を示す断面図。
【図3】同実施例の炊飯器の内枠の底外周部の詳細な構
造を示す断面図。
【図4】同実施例の炊飯器の操作パネルを示す図。
【図5】同実施例の炊飯器の要部回路構成を示すブロッ
ク図。
【図6】同実施例の炊飯器で行われる操作パネル制御処
理の流れを示す図。
【符号の説明】
41…操作パネル、 42…LCD、 46…時計スイッチ、 47…時スイッチ、 48…分スイッチ、 49…タイマ炊飯スイッチ、 50…炊飯スイッチ、 51…保温スイッチ、 53…メニュースイッチ、 62…CPU、 64…計時手段、 71…停電検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間を計時する計時手段及び少なくとも
    この計時手段により計時された時間を表示する表示手段
    と、停電時にも前記計時手段及び前記表示手段等に電力
    を供給するバッテリーを備え、被調理物を調理すると共
    に調理された被調理物を保温する調理器において、調理
    等の指示の入力操作が行われる入力操作手段と、停電を
    検出する停電検出手段と、この停電検出手段により停電
    が検出され、この停電から電源復帰するまでの間に、前
    記入力操作手段で行われた入力操作が調理動作又は保温
    動作等の前記バッテリーでは実行不可能な動作を指示す
    る操作か否かを判断する停電時動作判断手段と、この停
    電時動作判断手段により前記バッテリーでは実行不可能
    な動作を指示する操作と判断されなければ、前記バッテ
    リーから供給される電力によりその入力操作が指示する
    動作を実行させ、前記バッテリーでは実行不可能な動作
    を指示する操作と判断されれば、その入力操作が指示す
    る動作の実行を禁止する停電時動作制御手段とを設けた
    ことを特徴とする調理器。
JP6407194A 1994-03-31 1994-03-31 調理器 Pending JPH07265205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6407194A JPH07265205A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 調理器

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JP6407194A JPH07265205A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 調理器

Publications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015002944A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 三菱電機株式会社 電気炊飯器

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