JP2001190401A - 液晶表示を備えた電気製品 - Google Patents

液晶表示を備えた電気製品

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JP2001190401A
JP2001190401A JP2000004558A JP2000004558A JP2001190401A JP 2001190401 A JP2001190401 A JP 2001190401A JP 2000004558 A JP2000004558 A JP 2000004558A JP 2000004558 A JP2000004558 A JP 2000004558A JP 2001190401 A JP2001190401 A JP 2001190401A
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Ryuhei Hashizume
隆平 橋詰
Akio Nakamura
彰夫 中村
Tokuji Betsushi
篤司 別枝
Sadamu Utsunomiya
定 宇都宮
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数字表示部を構成するセグメント電極を兼用
せずに、最小限の占有スペースで、かつ、保護機能によ
る異常の表示と安全機能による異常の表示とを区別して
ユーザーが容易に異常を判別できるようにする。 【解決手段】 少なくとも現在時刻またはタイマー時間
または温度等の数字表示部11を有するセグメント方式
の液晶表示10を備えた電気製品(炊飯器1)におい
て、液晶表示10に、保護機能により一時的に動作不可
能な状態を示す第1表示部(ヒート表示部20)と、安
全機能により動作不可能な状態を示す第2表示部(エラ
ー表示部21)とを、数字表示部11を構成するセグメ
ント電極を兼用せずにそれぞれ専用に設けた構成とす
る。そして、各表示部20,21を、点滅させる周期を
変えることによって複数の状況を示すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器、電磁調理
器、電気ポット、電子レンジ、ホットプレート、ホーム
ベーカリー等、現在時刻またはタイマー時間または温度
等の数字表示部を備え、制御動作の設定や動作状態等を
表示する液晶表示を備えた電気製品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電気製品は、ユーザーがそれぞ
れの制御動作の設定や動作状態、そして、現在時刻また
はタイマー時間または温度等を表示するために、液晶表
示を備えた構成とされている。そして、近年の電気製品
には、各構成部品の異常を検出し、製品異常が発生した
場合に、その状況をユーザーに認識させるようにしたも
のが種々提供されている。
【0003】例えば、特公平7−40995号では、少
なくとも現在時刻を表示する時計表示部と、少なくとも
調理完了時刻を表示するタイマー予約表示部とを設け、
これらの表示部のいずれか一方で調理器の異常を表示す
るようにした調理器のタイマー表示装置を提供してい
る。
【0004】また、特公平7−51107号では、炊飯
動作を行っていない状態では現在時刻を表示し、予約炊
飯が設定された際には炊飯完了希望時刻を表示し、異常
を検出した際には現在時刻および炊飯完了希望時刻の表
示とは異なった異常表示を表示するようにした炊飯器が
提供されている。
【0005】さらに、特開平5−103721号では、
通常時には数字による表示方式で時刻を表示し、異常時
にはその状況に応じて英数字による表示方式で表示する
炊飯器が提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平7−40995号の調理器のタイマー表示装置で
は、液晶表示に現在時刻の表示部と、調理完了時刻を表
示するタイマー予約表示部が必要であるため、液晶表示
全体が大型化するという問題がある。
【0007】また、前記特公平7−51107号および
特開平5−103721号の構成では、時刻等の数字表
示部を異常表示部として兼用しているため、異常を検出
した場合、その異常状態を表示している最中には、現在
時刻、タイマー予約時刻、または、保温経過時間を判別
できないという問題がある。
【0008】さらに、前記各従来例は、その製品の異常
が、保護機能によって一時的に動作不可能になった状態
なのか、故障等の原因で安全機能によって動作不可能に
なった状態なのかを容易に判断することはできない。そ
のため、ユーザーは、異常表示が表示された場合には、
その都度、取扱説明書によって確認しなければならない
ため、不便である。
【0009】そこで、本発明では、現在時刻またはタイ
マー時間または温度等の数字表示部を構成するセグメン
ト電極を兼用せずに、最小限の占有スペースで、かつ、
保護機能による異常の表示と安全機能による異常の表示
とを区別してユーザーが容易に異常を判別できるように
した液晶表示を備えた電気製品を提供することを課題と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の液晶表示を備えた電気製品は、少なくとも
現在時刻またはタイマー時間または温度等の数字表示部
を有するセグメント方式の液晶表示を備えた電気製品に
おいて、前記液晶表示に、保護機能により一時的に動作
不可能な状態を示す第1表示部と、安全機能により動作
不可能な状態を示す第2表示部とを、前記数字表示部を
構成するセグメント電極を兼用せずにそれぞれ専用に設
けた構成としている。言い換えれば、数字表示部を構成
するセグメント電極と別個のセグメント電極で、第1表
示部および第2表示部を形成している。
【0011】前記電気製品によれば、液晶表示全体が大
型化することなく、第1表示部または第2表示部を見る
だけで修理が必要な異常であるか否かを判別することが
できる。また、電気製品自体に異常が発生しても、その
異常を表示しながら現在時刻、タイマー予約時刻、また
は、保温経過時間を表示することができる。
【0012】前記電気製品では、前記各表示部を、点滅
させる周期を変えることによって複数の状況を判別可能
とすることが好ましい。または、前記電気製品は制御手
段によって希望に応じて制御する複数の動作を備え、そ
の各動作のうち、いずれの動作を実行中であるかを示す
印表示部を設け、該印表示部と前記第1表示部または第
2表示部との組み合わせで複数の状況を判別可能として
もよい。または、前記数字表示部とは別に、前記各表示
部とともに表示して複数の状況を判別可能とする数字表
示部を設けてもよい。これらのようにすれば、修理の際
に、作業者はその表示を見るだけで異常箇所を判別でき
るため、作業性の向上を図ることができる。
【0013】また、前記第1表示部を、保護機能が解除
されると消灯するようにし、ユーザーが電気製品を使用
可能な状態になったことを容易に判別できるようにする
ことが好ましい。
【0014】さらに、前記各表示部の表示または消灯と
ともに動作する報知手段を設けることが好ましい。この
場合、前記報知手段は、第1表示部と第2表示部とで別
の報知音を出力することが好ましい。また、前記報知手
段は、各表示部の表示と消灯とで別の報知音を出力する
ことが好ましい。これらのようにすれば、ユーザーは、
電気製品の液晶表示を見ることなく、異常が発生したこ
とを認識することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の第1実施形態の液
晶表示10を備えた電気製品である炊飯器1を示す。こ
の炊飯器1は誘導加熱方式であり、図2に示すように、
内鍋2と、該内鍋2を収容する本体3と、該本体3に回
動可能に取り付けられる蓋体4とからなる。そして、前
記本体3には、加熱手段である誘導加熱コイル5と、温
度検知手段である内鍋用温度センサ6と、回路基板30
とが配設されている。また、前記蓋体4の内部には、蓋
ヒータ7と、内鍋2の内部温度を検出する蓋体用温度セ
ンサ8とが配設された周知の構成のものである。
【0016】前記本体3の正面には、図1に示すよう
に、中央に配設された液晶表示10の回りに複数のスイ
ッチの操作部22〜29を配設した表示パネル9が取り
付けられている。
【0017】前記液晶表示10は、図3に示すように、
後述するマイコン31が内蔵したドライバによって表示
するセグメント表示方式のものである。この液晶表示1
0には、現在時刻、炊飯完了を希望する予約時間、炊飯
完了までの残時間、または、保温時間を表示する数字表
示部11が設けられている。そして、この数字表示部1
1の周囲には、午前表示部12および午後表示部13が
設けられるとともに、予約炊飯設定中であることを示す
予約表示部14が設けられている。また、クリーニング
動作中であることを示すクリーニング表示部15、炊飯
残時間を示すあと表示部16、分表示部17、および、
時間表示部18が設けられている。さらに、液晶表示1
0の周囲に設けた炊飯メニューである「ふつう」、「や
わらかめ」、「かため」、「急速」、「炊きこみ」、
「おこわ」、「おかゆ」、「分づき」、「玄米」の文字
に対応する△印の印表示部19が設けられている。さら
にまた、本実施形態では、前記数字表示部11を構成す
るセグメント電極を利用せずに、前記多数の表示部11
〜19の間において、最小限の占有面積(本実施形態で
は、約0.6%)で保護機能によるヒート表示部20
と、安全機能によるエラー表示部21とがそれぞれ専用
に設けられている。
【0018】前記スイッチの操作部としては、図1に示
すように、動作の実行スイッチである炊飯スイッチの操
作部22、保温スイッチの操作部23、および、クリー
ニングスイッチの操作部24が配設されている。また、
炊飯条件等の設定スイッチである予約スイッチの操作部
25、とりけしスイッチの操作部26、メニュースイッ
チの操作部27、時スイッチの操作部28、分スイッチ
の操作部29が配設されている。
【0019】前記回路基板30は、制御手段であるマイ
コン31を実装した周知のものである。この回路基板3
0には、前記誘導加熱コイル5への通電をオン、オフす
るIGBTが配設されるとともに、該IGBTの異常を
検出するセンサが配設されている。
【0020】前記マイコン31は、記憶された各炊飯メ
ニューのプログラムに従って、予熱工程、炊飯工程(容
量判別、中ぱっぱおよび沸騰維持)、炊き上げ工程、む
らし工程、2度炊き工程の各工程を経て、保温処理を行
うものである。そして、このマイコン31は、前記蓋鍋
用温度センサ6、蓋体用温度センサ8およびIGBTセ
ンサによって異常高温を検出すると、故障防止のために
一時的に制御動作を実行不可能とする保護機能がプログ
ラムされている。また、何等かの原因で前記回路基板3
0に異常電圧が印加された場合や、該回路基板30、蓋
鍋用温度センサ6、蓋体用温度センサ8またはIGBT
センサが故障する等の異常の場合に、他の故障が誘発す
るのを防止するために制御動作を実行不可能とする安全
機能がプログラムされている。
【0021】そして、本実施形態では、前記異常高温に
よる一時的に動作不可能な状態で、前記ヒート表示部2
0を点滅させるようにしている。また、故障等の異常に
より動作不可能な状態で、前記エラー表示部21を点灯
または点滅させるようにしている。さらに、前記保護機
能が動作した際、安全機能が動作した際、そして、保護
機能が解除された際には、前記ヒート表示部20または
エラー表示部21の表示とともに、回路基板30に配設
した報知手段である図示しない圧電ブザーからそれぞれ
異なる報知音を出力するようにしている。以下に前記液
晶表示10のヒート表示部20およびエラー表示部21
の表示形態を示す。なお、前記報知音は、例えば、保護
機能が動作した場合と安全機能が動作した場合とで別の
報知音で、かつ、下記のヒート表示部20およびエラー
表示部21の表示形態(点滅周期)と同期させて出力す
る。
【0022】
【表1】
【0023】前記表1に示すように、故障・異常箇所が
回路基板30の場合には、故障・異常の区分は電気的異
常であり、その原因は、供給電力が異なる商用電源に接
続する等の電圧異常やノイズ等からなる外的要因と、構
成部品が故障する等の安全機能の動作からなる内的要因
の2つがある。そして、これらの場合には、液晶表示1
0のエラー表示部21を点灯させるとともに、圧電ブザ
ーから報知音を出力することにより、その異常をユーザ
ーに知らせる。
【0024】故障・異常箇所が蓋体用温度センサ8の場
合には、故障・異常の区分は電気的異常と温度異常の2
つがある。そして、電気的異常の場合には、蓋体用温度
センサ8の故障による安全機能の動作からなる内的要因
であり、温度異常の場合には、蓋体用温度センサ8が異
常高温を検出することによる保護機能からなる内的要因
である。そして、安全機能による異常の場合には、エラ
ー表示部21を点滅させ、保護機能による異常の場合に
は、ヒート表示部20を点滅させる。また、その点滅周
期としては、例えば、0.5秒間隔でオン、オフを繰り
返すようにする。さらに、前記ヒート表示部20または
エラー表示部21の点滅とともに、圧電ブザーから報知
音を出力することにより、その異常をユーザーに知らせ
る。
【0025】故障・異常箇所が内鍋用温度センサ6の場
合には、蓋体用温度センサ8と同様に、故障・異常の区
分は電気的異常と温度異常の2つがある。そして、電気
的異常の場合には、内鍋用温度センサ6の故障による安
全機能の動作からなる内的要因であり、温度異常の場合
には、内鍋用温度センサ6が異常高温を検出することに
よる保護機能からなる内的要因である。そして、安全機
能による異常の場合には、エラー表示部21を点滅さ
せ、保護機能による異常の場合には、ヒート表示部20
を点滅させる。また、その点滅周期としては、前記蓋体
用温度センサ8と相違させるために、例えば、0.5秒
間隔でオン、オフを2回繰り返した後、1.5秒間休止
する工程を繰り返すようにする。さらに、前記ヒート表
示部20またはエラー表示部21の点滅とともに、圧電
ブザーから報知音を出力することにより、その異常をユ
ーザーに知らせる。
【0026】故障・異常箇所がIGBTセンサの場合に
は、前記温度センサ6,8と同様に、故障・異常の区分
は電気的異常と温度異常の2つがある。そして、電気的
異常の場合には、IGBTセンサの故障による安全機能
の動作からなる内的要因であり、温度異常の場合には、
IGBTセンサによってIGBTの異常高温を検出する
ことによる保護機能からなる内的要因である。そして、
安全機能による異常の場合には、エラー表示部21を点
滅させ、保護機能による異常の場合には、ヒート表示部
20を点滅させる。また、その点滅周期としては、前記
温度センサ6,8と相違させるために、例えば、0.5
秒間隔でオン、オフを3回繰り返した後、1.5秒間休
止する工程を繰り返すようにする。さらに、前記ヒート
表示部20またはエラー表示部21の点滅とともに、圧
電ブザーから報知音を出力することにより、その異常を
ユーザーに知らせる。
【0027】なお、前記電圧・ノイズによる異常は、商
用電源からの供給電力を確認し、正しければ、少しの間
放置することによりノイズが無くなれば、エラー表示部
21を消灯するとともに圧電ブザーから報知音を出力
し、動作可能な状態に復帰する。また、異常高温によっ
て動作する保護機能は、少しの時間放置して冷却し、各
センサが異常高温を検出しなくなれば、ヒート表示部2
0を消灯するとともに圧電ブザーから報知音を出力し、
動作可能な状態に復帰する。
【0028】このように、本発明の液晶表示10を備え
た炊飯器1では、液晶表示10の数字表示部11を構成
するセグメント電極を兼用せずに、保護機能による停止
状態を示すヒート表示部20と、安全機能による停止状
態を示すエラー表示部21とを、最小限の占有面積で別
個に設けているため、液晶表示10が大型化することな
く、ユーザーは、その表示部20,21を見るだけで修
理が必要な異常であるか否かを判別することができる。
また、炊飯器1に異常が発生しても、現在時刻、タイマ
ー予約時刻、または、保温経過時間を表示した状態で、
その異常状態を表示することができる。
【0029】また、前記ヒート表示部20およびエラー
表示部21は、点滅させる周期を変えることによって複
数の状況を示すようにしているため、表示部に必要な面
積が大きくなることを防止できるうえ、修理の際には、
その点滅周期を見ることにより、故障箇所を判別できる
ため作業性が向上する。さらに、前記各表示部20,2
1による表示とともに報知手段によって報知するように
しているため、ユーザーは、炊飯器1の液晶表示10を
見ていなくても、異常が発生したことを認識できるた
め、便利である。そのうえ、前記報知音は、保護機能が
動作した際、安全機能が動作した際、そして、保護機能
が解除された際、それぞれ異なる報知音を出力するよう
に構成しているため、ユーザーは報知音のみで異常状況
を判断することもできる。
【0030】図4は、第1実施形態と同一の電気製品で
ある炊飯器1に適用する第2実施形態の液晶表示10を
示す。この第2実施形態の液晶表示10は、各炊飯メニ
ューの文字に対応する△印の印表示部19a〜19hを
白抜き表示されるようにセグメント電極を配設し、その
内部に数字を表示する構成としている。
【0031】そして、この第2実施形態では、異常の状
況に応じ、前記ヒート表示部20またはエラー表示部2
1を点灯させるとともに、前記印表示部19a〜19h
のうちいずれかの印表示部を点灯させ、これらの組み合
わせにより異常状況を判別できるようにしている。な
お、報知音は、第1実施形態と同一周期で出力する。
【0032】例えば、前記表1に示す故障・異常箇所が
回路基板30の場合には、エラー表示部21および印表
示部19aを点灯させるとともに、圧電ブザーから報知
音を出力する。
【0033】故障・異常箇所が蓋体用温度センサ8で電
気的異常の場合には、安全機能が動作するためエラー表
示部21および印表示部19bを点灯させるとともに、
圧電ブザーから報知音を出力する。一方、故障・異常箇
所が蓋体用温度センサ8で温度異常の場合には、保護機
能が動作するためヒート表示部20および印表示部19
bを点灯させるとともに、圧電ブザーから報知音を出力
する。
【0034】故障・異常箇所が内鍋用温度センサ6で電
気的異常の場合には、エラー表示部21および印表示部
19cを点灯させるとともに、圧電ブザーから報知音を
出力する。一方、故障・異常箇所が内鍋用温度センサ6
で温度異常の場合には、ヒート表示部20および印表示
部19cを点灯させるとともに、圧電ブザーから報知音
を出力する。
【0035】故障・異常箇所がIGBTセンサで電気的
異常の場合には、エラー表示部21および印表示部19
dを点灯させるとともに、圧電ブザーから報知音を出力
する。一方、故障・異常箇所がIGBTセンサで温度異
常の場合には、ヒート表示部20および印表示部19d
を点灯させるとともに、圧電ブザーから報知音を出力す
る。
【0036】そして、前記電圧・ノイズによる異常は、
その異常が解消されればエラー表示部21を消灯すると
ともに圧電ブザーから報知音を出力し、動作可能な状態
に復帰する。また、温度による異常は、温度が低下する
とヒート表示部20を消灯するとともに圧電ブザーから
報知音を出力し、動作可能な状態に復帰する。
【0037】図5は、第3実施形態の液晶表示10を示
す。この第3実施形態の液晶表示10は、前記数字表示
部11とは別に、前記ヒート表示部20またはエラー表
示部21とともに表示して複数の状況を判別可能とする
ための数字表示部35を設けた構成としている。
【0038】そして、この第3実施形態では、異常の状
況に応じ、前記ヒート表示部20またはエラー表示部2
1を点灯させるとともに、前記数字表示部35を構成す
るセグメント電極によって、所定の数字を表示すること
により、その異常状況を判別できるようにしている。な
お、報知音については、前記第1実施形態および第2実
施形態と同様である。
【0039】例えば、前記表1に示す故障・異常箇所が
回路基板30の場合には、エラー表示部21を点灯させ
るとともに、数字表示部35によって数字の「1」を表
示させる。
【0040】故障・異常箇所が蓋体用温度センサ8で電
気的異常の場合には、エラー表示部21を点灯させると
ともに数字表示部35によって数字の「2」を表示さ
せ、故障・異常箇所が蓋体用温度センサ8で温度異常の
場合には、ヒート表示部20を点灯させるとともに数字
表示部35によって数字の「2」を表示させる。
【0041】故障・異常箇所が内鍋用温度センサ6で電
気的異常の場合には、エラー表示部21を点灯させると
ともに数字表示部35によって数字の「3」を表示さ
せ、故障・異常箇所が内鍋用温度センサ6で温度異常の
場合には、ヒート表示部20を点灯させるとともに数字
表示部35によって数字の「3」を表示させる。
【0042】故障・異常箇所がIGBTセンサで電気的
異常の場合には、エラー表示部21を点灯させるととも
に数字表示部35によって数字の「4」を表示させ、故
障・異常箇所がIGBTセンサで温度異常の場合には、
ヒート表示部20を点灯させるとともに数字表示部35
によって数字の「4」を表示させる。
【0043】そして、前記電圧・ノイズによる異常また
は温度による異常の場合には、その異常が解消されれば
エラー表示部21および数字表示部35を消灯する。
【0044】前記第2実施形態および第3実施形態のよ
うに、表示部20,21と他の表示部19a〜19h,
35を組み合わせで異常状況を表示すると、異常を修理
する際に誤認する恐れがなくなり、作業性の向上を図る
ことができる。
【0045】なお、本発明の液晶表示10は前記実施形
態に限定されるものではない。例えば、前記ヒート表示
部20およびエラー表示部21は、四角枠内に英字が浮
き出るようにセグメント電極を構成したが、白抜きの四
角枠内に英字をセグメント表示するように構成してもよ
い。即ち、保護機能による異常と安全機能による異常を
液晶表示10を見るだけで簡単に判別できるように、そ
れぞれ専用に表示部を設けれた構成とすればよい。
【0046】また、前記実施形態では、報知音は、前記
表1に示す第1実施形態のヒート表示部20およびエラ
ー表示部21の点滅周期と同期させ、圧電ブザーからそ
れぞれ異なる音を出力するようにしたが、周知の方法で
異なるメロディー音を出力してもよい。即ち、ヒート表
示部20の表示、エラー表示部21の表示、そして、ヒ
ート表示部の消灯の3種で、かつ、その異常の種類でそ
れぞれ異なる報知音を報知する構成とすればよい。
【0047】さらに、本発明の液晶表示10を適用可能
な電気製品は前記炊飯器1に限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、誘導加熱方式で鍋を加熱す
る電磁調理器40に適用することもできる。具体的に
は、この電磁調理器40は、調理器本体の前方に表示パ
ネル41が設けられている。この表示パネル41には、
その中央に配設された液晶表示42の周囲にタイマース
イッチ、加熱スイッチ、あげものスイッチ、切スイッ
チ、「△」印の上スイッチ、および、「▽」印の下スイ
ッチの操作部43a〜43fがそれぞれ配設されてい
る。
【0048】そして、この電磁調理器40の液晶表示4
2は、図7に示すように、中央に加熱時間のタイマーの
設定時間および残り時間を表示する数字表示部44を備
えている。この数字表示部44は、加熱設定温度の表示
部を兼用している。また、この液晶表示42には、加熱
状態を示すマーク45と、火加減のレベル表示部46
と、あげもの設定の状態を示す表示部47と、および、
加熱設定温度に達していないことを示す予熱中表示48
が設けられている。そして、本実施形態では、前記数字
表示部44を構成するセグメント電極を利用せずに、前
記各表示部44〜48の間において、最小限の占有面積
で保護機能によるヒート表示部49と、安全機能による
エラー表示部50とがそれぞれ専用に設けられている。
【0049】また、図8に示すように、図示しない内容
器内に貯留した水を沸騰させ、希望の温度に保温する電
気ポット55に適用することもできる。具体的には、こ
の電気ポット55は、本体の前方に突設したノーズ部の
上面に表示パネル56が設けられている。この表示パネ
ル56には、その中央に配設された液晶表示57の周囲
に、給湯スイッチ、ロック解除スイッチ、蒸気セーブ/
再沸騰スイッチ、保温設定スイッチ、節約タイマースイ
ッチ、および、クエン酸洗浄スイッチの操作部58a〜
58fが配設されている。
【0050】そして、この電気ポット55の液晶表示5
7は、図9に示すように、内容器内のお湯の温度を示す
数字表示部59を備えている。この数字表示部59は、
節約タイマーの時間設定の表示部を兼用している。そし
て、本実施形態では、前記各実施形態と同様に、前記数
字表示部59を構成するセグメント電極を利用せずに、
最小限の占有面積で保護機能によるヒート表示部60
と、安全機能によるエラー表示部61とがそれぞれ専用
に設けられている。
【0051】このように、本発明の液晶表示は種々の変
形が可能である。また、適用可能な電気製品は、前記炊
飯器1、電磁調理器、電気ポット55に限られず、電子
レンジ、ホットプレート、ホームベーカリー等、少なく
とも現在時刻またはタイマー時間または温度等の数字表
示部を備えたセグメント表示方式の液晶表示が搭載され
た電気製品であれば、いずれのものでも適用可能であ
る。
【0052】さらにまた、前記実施形態では、セグメン
ト方式の液晶表示のみを開示したが、前記構成は、VF
D(蛍光表示管)方式の表示機器にも応用できる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示を備えた電気製品では、保護機能による停止
状態を示す第1表示部と、安全機能による停止状態を示
す第2表示部とを、数字表示部を構成するセグメント電
極を兼用せずに専用に設けているため、液晶表示全体が
大型化することなく、その表示を見るだけで修理が必要
な異常であるか否かを判別することができる。そのた
め、稀にしか表示されることのない前記各表示部が表示
された際に、取扱説明書を探して確認する必要はない。
また、電気製品自体に異常が発生しても、その異常を表
示しながら現在時刻、タイマー予約時刻、または、保温
経過時間を表示することができる。
【0054】また、前記各表示部を点滅させる周期を変
えることによって複数の状況を示すように構成し、また
は、いずれの動作を実行中であるかを示す印表示部との
組み合わせで複数の状況を示す構成とし、または、数字
表示部とは別に複数の状況を示す数字表示部を設けた構
成としているため、占有面積を増大させることはなく、
修理の際には、作業者は表示部を確認するだけで、異常
箇所を判別できる。そのため、作業性の向上を図ること
ができる。さらに、前記各表示部による表示とともに動
作する報知手段を設けているため、ユーザーが電気製品
を見ていない状態でも、その異常を認識することができ
るため、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の液晶表示を適用した
電気製品である炊飯器の斜視図である。
【図2】 図1の炊飯器の概略図である。
【図3】 図1の炊飯器の液晶表示を示す正面図であ
る。
【図4】 第2実施形態の液晶表示を示す正面図であ
る。
【図5】 第3実施形態の液晶表示を示す正面図であ
る。
【図6】 本発明の液晶表示を適用した他の電気製品で
ある電磁調理器を示す斜視図である。
【図7】 図6の電磁調理器の液晶表示を示す正面図で
ある。
【図8】 本発明の液晶表示を適用した他の電気製品で
ある電気ポットを示す斜視図である。
【図9】 図8の電気ポットの液晶表示を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…炊飯器(電気製品)、9…表示パネル、10…液晶
表示、11…数字表示部、20…ヒート表示部(第1表
示部)、21…エラー表示部(第2表示部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別枝 篤司 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (72)発明者 宇都宮 定 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA03 AA09 AA13 AA34 BA42 CD12 CD22 CD42 CD43 CD46 GC35 GC36 GD06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも現在時刻またはタイマー時間
    または温度等の数字表示部を有するセグメント方式の液
    晶表示を備えた電気製品において、 前記液晶表示に、保護機能により一時的に動作不可能な
    状態を示す第1表示部と、安全機能により動作不可能な
    状態を示す第2表示部とを、前記数字表示部を構成する
    セグメント電極を兼用せずにそれぞれ専用に設けたこと
    を特徴とする液晶表示を備えた電気製品。
  2. 【請求項2】 前記各表示部を、点滅させる周期を変え
    ることによって複数の状況を判別可能としたことを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示を備えた電気製品。
  3. 【請求項3】 前記電気製品は制御手段によって希望に
    応じて制御する複数の動作を備え、その各動作のうち、
    いずれの動作を実行中であるかを示す印表示部を設け、
    該印表示部と前記第1表示部または第2表示部との組み
    合わせで複数の状況を判別可能としたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の液晶表示を備えた電気
    製品。
  4. 【請求項4】 前記数字表示部とは別に、前記各表示部
    とともに表示して複数の状況を判別可能とする数字表示
    部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の液晶表示を備えた電気製品。
  5. 【請求項5】 前記第1表示部を、保護機能が解除され
    ると消灯するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の液晶表示を備えた電気
    製品。
  6. 【請求項6】 前記各表示部の表示または消灯とともに
    動作する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれか1項に記載の液晶表示を備えた電
    気製品。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、第1表示部と第2表示
    部とで別の報知音を出力するようにしたことを特徴とす
    る請求項6に記載の液晶表示を備えた電気製品。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、各表示部の表示と消灯
    とで別の報知音を出力するようにしたことを特徴とする
    請求項6または請求項7に記載の液晶表示を備えた電気
    製品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128563A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fuji Electric Systems Co Ltd モータ駆動装置の状態表示装置
JP2012213672A (ja) * 2012-08-17 2012-11-08 Toshiba Home Technology Corp 調理器

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