JP3034166B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3034166B2
JP3034166B2 JP6145072A JP14507294A JP3034166B2 JP 3034166 B2 JP3034166 B2 JP 3034166B2 JP 6145072 A JP6145072 A JP 6145072A JP 14507294 A JP14507294 A JP 14507294A JP 3034166 B2 JP3034166 B2 JP 3034166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器、さらに詳しくは
第2の温度検出手段を設けることによって異物検出、鍋
無し検出を行うとともに、異物検出時においても炊飯を
可能とした炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱板の上に鍋を載置するいわゆる加熱
板型の炊飯器では、鍋の底に圧接する温度センサを加熱
板の中央に設けて鍋の底に圧接するようにした底センサ
方式が採用されている。そして、鍋と加熱板との間に米
粒やゴミ等の異物が介在していると、加熱板が異常に発
熱するとともに、加熱板と鍋の間の空間が高温となるた
め、温度センサの検出温度が異物無しのときに比較して
急激に上昇する。従来は、この温度センサの検出温度が
急激に上昇したことを検知して異物有りと判断してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、前記温度センサ
を鍋の側面に圧接して、内容器の底を平坦にして外観を
良くするとともに、清掃を容易にするようにした、いわ
ゆるサイドセンサ方式の炊飯器が実用化されている。こ
のものでは、サイドセンサが加熱板から離れているた
め、加熱板と鍋の間に異物が介在したまま炊飯を行って
もサイドセンサの温度は急激には上昇しない。このた
め、サイドセンサ方式の炊飯器では、前記底センサ方式
の異物判定を行うことができない。
【0004】本発明は、サイドセンサ方式であっても異
物の検出を行うことができる炊飯器を提供することを目
的とする。また異物が検出されてもその状態で炊飯を行
うことができる炊飯器、さらに鍋無しを検出することが
できる炊飯器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1に記載のように、炊飯物を入れ
る鍋と、該鍋を加熱する加熱手段と、該加熱手段の電力
を制御する制御手段と、前記鍋の側面の温度を検出する
第1温度検出手段と、前記加熱手段の熱源の温度を検出
する第2温度検出手段とを備え、前記第2温度検出手段
が所定の第1検出温度を検出することによって鍋と加熱
手段の間の異物の存在を検知するようにした。鍋と加熱
手段の間に異物が介在すると、加熱手段から鍋への熱伝
導が有効に行われなくなり、加熱手段が異常に発熱す
る。加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段
は、加熱手段の異常発熱に追従する。したがって、第2
温度検出手段による検出温度が所定の第1検出温度に達
すると、鍋と加熱手段の間の異物の介在が検出される。
【0006】また、請求項2に記載のように、異物の存
在を検知すると、前記制御手段が加熱時間と停止時間の
割合であるデューティ比を設定し、第1温度検出手段が
所定の第2検出温度を検出するまで前記デューティ比で
加熱手段を制御するようにしてもよい。これにより、異
物が存在していても、制御手段が加熱手段を制御して炊
飯が開始され、第1温度検出手段が所定の第2検出温度
を検出すると御飯が炊き上げられる。
【0007】ここで、請求項3に記載のように、前記加
熱手段を制御する間に前記第2温度検出手段が所定の第
3検出温度を検出すると加熱を停止するようにすること
ができる。これにより、異物の介在の具合によっては、
設定したデューティ比が高すぎて加熱手段が高温になっ
ても、第3検出温度以上になると加熱が停止されるで、
周辺の電気部品や本体に影響を与えない。
【0008】他の発明は、請求項4に記載のように、炊
飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加熱手段と、該加熱
手段の電力を制御する制御手段と、前記鍋の側面の温度
を検出する第1温度検出手段と、前記加熱手段の熱源の
温度を検出する第2温度検出手段とを備え、予熱工程に
おいて前記第2温度検出手段が所定の第4検出温度を検
出することによって鍋無しを検知するようにした。これ
により、鍋が無い状態で加熱されると、加熱手段は異物
介在の場合よりも異常に発熱する。加熱手段の熱源の温
度を検出する第2温度検出手段は、加熱手段の異常発熱
に追従する。したがって、第2温度検出手段による検出
温度が所定の第4検出温度に達すると、鍋無しが検出さ
れる。
【0009】また、請求項5に記載のように、予熱工程
において前記第2温度検出手段による検出温度の温度上
昇率が所定の値以上であるか否かによって鍋無しを検知
するようにしてもよい。鍋が無い状態では、加熱手段の
異常発熱により第2温度検出手段の検出温度の温度上昇
率も、鍋有りの場合に比較して大きくなる。したがっ
て、この温度上昇率によって鍋無しが検出される。な
お、以上の発明において、請求項6に記載のように、前
記第2温度検出手段を熱源の下方に設けた遮熱板に取り
付けることが好ましい。これによれば、熱源から発生す
る熱は遮熱板に伝わるので、遮熱板に取り付けられた第
2温度検出手段の検出温度は熱源の温度に正確に追従す
る。したがって、第2温度検出手段により、熱源の正確
な温度を検出することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明に係る炊飯器を示し、この炊飯器
は、容器本体1と蓋体2とからなっている。容器本体1
は、概略、外胴3、底4、内胴5、加熱板6、および鍋
7で構成されている。外胴3の上端には、内方に向かっ
て肩部8が延設されている。外胴3の前面上部には、表
示操作パネル9が設けられ、該表示操作パネル9の裏側
すなわち外胴3の内側には、液晶表示器や、スイッチの
ほか電源回路やマイクロコンピュータを含む制御基板1
0が取り付けられている。外胴3の内部には、肩部8よ
り下方に垂下する4本の加熱板固定用柱11が突設され
ている。
【0011】底4は、前記外胴3の下端に嵌合して、外
胴3を下方から蓋するようになっている。内胴5は、円
筒形状で、その上端は前記外胴3の肩部8に当接され、
下端は加熱板6の外周縁に当接するようになっている。
内胴の上部外周には、胴ヒータ12が配設されている。
内胴5の下部には、サーミスタからなるサイドセンサ1
3aを保持するセンサホルダ14が取り付けられてい
る。サイドセンサ13aは、図示しないコイルばねによ
って内胴5の内方に向かって付勢され、鍋7が内胴5内
に収容されたときに、鍋7の底近傍の側面に圧接するよ
うになっている。
【0012】加熱板6は、シーズヒータからなる炊飯ヒ
ータ15を一体に成形したもので、その上面は、鍋7の
底面と合致するように上に凸に湾曲している。加熱板6
の外周縁には、前記内胴5の下端が載置されるようにな
っている。加熱板6の下面の外周近傍には8本の脚16
が設けられ、中央には2本のボス17が突設されてい
る。18は遮熱板で、加熱板6の脚16に下方より当て
がわれ、取付ねじ19をボス17にねじ込むことによっ
て取り付けられている。この遮熱板18には、サーミス
タからなる底センサ13bが取り付けられている。
【0013】このように、遮熱板18と一体になった加
熱板6および内胴5は、前記底4の外側より固定ねじS
を前記固定用柱11の先端にねじ込むことにより、遮熱
板18を介して外胴3の肩部8と底4とで強固に挾持さ
れている。一方、蓋体2は、前記容器本体1にヒンジ軸
20を支点にして開閉可能に取り付けられている。この
蓋体の内側には、外周に蓋パッキン21を備えた放熱板
22が取り付けられている。放熱板22の上面には蓋ヒ
ータ23と、サーミスタからなる蓋センサ24が配設さ
れている。
【0014】図2は、前記炊飯器の電気回路を示す。炊
飯ヒータ15と胴ヒータ12は直列に接続されてトライ
アック25を介して交流電源26に接続されている。炊
飯ヒータ15と胴ヒータ12の中間点はリレー27を介
して電源26にバイパス接続されている。また、蓋ヒー
タ23もトライアック28を介して電源26に接続され
ている。一方、Vccラインには、サイドセンサ13a
が抵抗29を介して接続され、同様に蓋センサ24が抵
抗30を介して接続され、さらに底センサ13bが抵抗
32を介して接続されている。
【0015】サイドセンサ13aと抵抗29の間の分
圧、蓋センサ24と抵抗30の間の分圧、および底セン
サ13bと抵抗32の間の分圧は、それぞれ鍋7、放熱
板22、遮熱板18の温度検出信号としてマイクロコン
ピュータ31に入力される。炊飯ヒータ15で発生する
熱は、加熱板6の脚16やボス17を通る熱伝導や、加
熱板6と遮熱板18の間の空間における対流又は輻射に
よって遮熱板に伝えられるので、底センサ13bで検出
される検出温度は熱源の温度に対応する。マイクロコン
ピュータ31は、そのメモリに予め記憶されたプログラ
ムを実行し、前記リレー27およびトライアック25、
28に動作信号を出力して炊飯を行う。
【0016】以下、図3〜図6のフローチャートに従っ
て本実施例における炊飯器の炊飯工程について説明す
る。図3は、前記炊飯器の全炊飯工程を示し、図9はそ
の通常の炊飯工程におけるサイドセンサ13aおよび底
センサ13bの温度変化を示す。炊飯スイッチがオンす
ると、まずステップ101で胴ヒータ12のみに1分間
通電して予熱1を行う。次にステップ102でサイドセ
ンサ13aが所定の予熱温度を検出するまで炊飯ヒータ
15と胴ヒータ12に所定のデューティ比で通電して予
熱2を行う。さらにステップ103で炊飯ヒータ15の
オンオフ制御により所定時間予熱温度を維持して予熱3
を行う。
【0017】続いて、ステップ104から106の中ぱ
っぱ1、2、3では、炊飯ヒータ15にフルパワーで通
電して炊飯物を沸騰させ、ステップ107と108の電
力制御1、2では、電力を落として沸騰状態を所定時間
維持し、さらにステップ109では鍋内の水分が無くな
ってサイドセンサ13aが所定の炊き上がり温度を検出
するまで加熱を続行する。
【0018】次に、ステップ110では炊飯ヒータ15
をオフし、蓋ヒータ23をオンして放熱板22を一定温
度に維持しつつ、所定時間むらし1を行う。ステップ1
11では、放熱板22を一定温度に維持しつつ、炊飯ヒ
ータ15を所定のデューティ比で通電して所定時間二度
炊きを行う。そして、ステップ112では、炊飯ヒータ
15をオフし、放熱板22を一定温度に維持しながら、
所定時間むらし2を行う。以上の炊飯工程のうち予熱1
から予熱3までは後述する異物チェックと鍋無しチェッ
クの両方を行い、中ぱっぱ1から炊き上げまでは異物チ
ェックを行う。
【0019】図4は異物チェックのフローを示し、この
フローは前記炊飯工程のうちステップ101の予熱1か
らステップ109の炊き上げまでの各工程において実行
される。すなわち、ステップ201で底センサ13bが
所定の第1検出温度T1℃を検出したか否かを判断す
る。第1検出温度T1℃未満であれば前述の炊飯工程の
通常プログラムへ復帰し、第1検出温度T1℃以上であ
ればステップ202で異物炊飯工程に移行する。前記第
1検出温度は、鍋7と加熱板6の間に異物が介在してい
て加熱板6が異常に発熱しているときにおける底センサ
13bの取付位置での遮熱板18の温度である。したが
って、底センサ13bの取付位置によって異なる。図1
の位置に取り付けた場合には、138℃程度である。
【0020】図5は異物炊飯工程の第1実施例を示す。
ステップ301では炊飯ヒータ15をデューティ比20
/30で通電し、ステップ302で異物炊飯タイマをス
タートする。そして、ステップ303で蓋センサ24に
よる検出温度が120℃以上であるか否かを判断し、1
20℃未満であればステップ304で蓋ヒータ23をデ
ューティ比30/30で通電し、120℃以上であれば
蓋ヒータ23をオフして、蓋体2の放熱板22を120
℃に維持する。次に、ステップ306でサイドセンサ1
3aにより検出温度が第2検出温度T2℃(例えば、1
15℃)以上であるか否かを判断する。
【0021】ここで、T2℃未満であればステップ30
7で異物炊飯工程の開始から40分経過したか否かを判
断して経過していなければ、ステップ303に戻って炊
飯工程を続行する。また、ステップ306でサイドセン
サ13aによる検出温度が第2検出温度T2℃以上であ
れば、既に炊き上がっているので、ステップ308のむ
らし1工程に移行する。さらに、ステップ307で異物
炊飯工程の開始から40経過していれば、炊き上がって
いなくともステップ308に移行してむらし1工程を実
行する。
【0022】この異物炊飯工程では、図10に示すよう
に、ta時点で底センサ13bの検出温度がT1以上とな
って異物が検出されると、異物が介在していても炊き上
がるような電力と炊き上げ温度が設定され、炊飯ヒータ
15および蓋ヒータ23が通電され、サイドセンサ13
aが所定の炊き上がり温度を検出するか40分が経過す
るまでその通電状態が継続される。したがって、異物が
介在していても、そのままの状態で御飯を炊くことがで
きる。
【0023】図6は異物炊飯工程の第2実施例を示す。
ステップ401では炊飯ヒータ15をデューティ比20
/30で通電し、ステップ402で異物炊飯タイマをス
タートする。そして、ステップ403で蓋センサ24に
よる検出温度が120℃以上であるか否かを判断し、1
20℃未満であればステップ404で蓋ヒータ23をデ
ューティ比30/30で通電し、120℃以上であれば
蓋ヒータ23をオフして、蓋体2の放熱板22を120
℃に維持する。次に、ステップ406でサイドセンサ1
3aにより検出温度が第2検出温度T2℃(例えば、1
15℃)以上であるか否かを判断する。
【0024】ここで、T2℃未満であればステップ40
7で異物炊飯工程の開始から40分経過したか否かを判
断して、経過していなければステップ409で底センサ
13bによる検出温度が第3検出温度T3(例えば、1
40℃)以上であるか否かを判断する。ここで、第3検
出温度T3未満であればステップ403に戻って炊飯工
程を続行する。
【0025】前記ステップ406でサイドセンサによる
検出温度が第2検出温度T2℃以上であれば、既に炊き
上がっているので、ステップ408のむらし1工程に移
行する。また、ステップ407で異物炊飯工程の開始か
ら40分経過していれば、炊き上がっていなくともステ
ップ408に移行してむらし1工程を実行する。さら
に、ステップ409で底センサ13bの検出温度が第3
検出温度T3以上であれば、ステップ410で炊飯ヒー
タ15および蓋ヒータ23を共にオフしてステップ40
6に戻る。
【0026】この異物炊飯工程では、図11に示すよう
に、ta時点で底センサ13bの検出温度がT1℃以上と
なって異物が検出されて異物炊飯工程に入った後、なお
加熱板6が発熱して遮熱板18が高温になり底センサ1
3bの検出温度がさらに上昇しようとしても、tb時点
およびtcで底センサ13bの検出温度がT3以上になる
と炊飯ヒータ15および蓋ヒータ23がオフされるの
で、加熱板6や遮熱板18の周辺の電気部品や本体に熱
影響を与えることはない。
【0027】図7は、鍋無しチェックのフローの第1実
施例を示し、このチェックは予熱1、2、3工程におい
て実行される。ステップ501において、今の工程が予
熱1、2または3の工程か否かを判断し、そうであれば
ステップ502で底センサ13bの検出温度が第4検出
温度T4以上であるか否かを判断する。第4検出温度T4
未満であればチェックを終了し、元の炊飯プログラムに
戻る。また、第4検出温度T4以上であれば、ステップ
503でブザー報知してユーザに鍋7の設置を促し、さ
らにステップ504で炊飯を停止する。加熱板6に鍋7
が載置されていない状態すなわち空焚き状態で炊飯が行
われると、図12に示すように、予熱段階で底センサ1
3bの検出温度が急激に上昇し、t時点において底セン
サ13bの検出温度が第4検出温度T4に達すると、ブ
ザーが鳴り、炊飯が自動的に停止するので安全である。
【0028】図8は、鍋無しチェックのフローの第2実
施例を示し、このチェックも予熱1、2、3工程におい
て実行される。ステップ601において、底センサ13
bによる検出温度の温度上昇率が10℃/30秒以上で
あるか否かを判断する。そして、その温度上昇率が10
℃/30秒未満であればチェックを終了し、元の炊飯プ
ログラムに戻る。また、温度上昇率が10℃/30秒以
上であれば、ステップ602でブザー報知してユーザに
鍋の設置を促し、さらにステップ603で炊飯を停止す
る。このフローでは、前記実施例のように底センサ13
bが第4検出温度T4を検出することによって鍋無しを
検出するのではなく、図12に示すように、一定時間間
隔ts(30秒)内における温度上昇ΔT(10℃)を
見るのである。
【0029】底センサ13bの取付位置は、遮熱板18
のいずれでもよいが、なるべく熱源すなわち炊飯ヒータ
15の近傍であるのが好ましい。また、図1に示すよう
に、遮熱板18に直接取り付けてもよいが、遮熱板18
に金具を取り付けてその金具に底センサ13bを固定
し、炊飯ヒータ15に近接させたり、加熱板6に直接取
り付けるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、加熱手段の熱源の温度を第2温度検
出手段で検出しているため、鍋の温度を検出する第1温
度検出手段がいわゆるサイドセンサ方式であっても、鍋
と加熱手段の間の異物が有効に検出される。
【0031】これに加え、請求項2の発明によれば、鍋
と加熱手段の間に異物が介在していても、その状態のま
ま、制御手段が加熱手段を制御して電力を供給するの
で、従来のように電力不足とはならず、ほど良い御飯が
炊き上がる。また、請求項3の発明によれば、異物がど
のように介在していても、熱源の温度が第3検出温度以
上になると加熱が停止されるので、加熱手段の異常発熱
により、底だけ焦げついたり、周辺の電気部品や本体に
熱影響を与えたりすることはない。
【0032】さらに、請求項4および請求項5の発明に
よれば、加熱手段の熱源の温度を第2温度検出手段で検
出しているため、鍋の温度を検出する第1温度出手段が
いわゆるサイドセンサ方式であっても、鍋無しが有効に
検出される。また、請求項6の発明によれば、第2温度
検出手段は加熱手段の下方に設けた遮熱板に取り付けら
れ、加熱手段の熱源は熱伝導によって遮熱板に伝わるの
で、熱源の温度を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る炊飯器の断面図である。
【図2】 図1に示す炊飯器の電気回路図である。
【図3】 炊飯工程のフローチャートである。
【図4】 異物チェックのフローチャートである。
【図5】 異物炊飯工程の第1実施例のフローチャート
である。
【図6】 異物炊飯工程の第2実施例のフローチャート
である。
【図7】 鍋無しチェックの第1実施例のフローチャー
トである。
【図8】 鍋無しチェックの第2実施例のフローチャー
トである。
【図9】 通常場合におけるセンサー温度と電力の変化
を示す図である。
【図10】 異物介在時に図5のフローを実行した場合
におけるセンサー温度の変化を示す図である。
【図11】 異物介在時に図6のフローを実行した場合
におけるセンサー温度の変化を示す図である。
【図12】 鍋無し時と鍋有り時におけるセンサー温度
の変化を示す図である。
【符号の説明】
6…加熱板(加熱手段)、 7…鍋、 10…制御基板(制御手段)、 13a…サイドセンサ(第1温度検出手段)、 13b…底センサ(第2温度検出手段)、 15…炊飯ヒータ(加熱手段)、 18…遮熱板、 31…マイクロコンピュータ(制御手段)。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加
    熱手段と、該加熱手段の電力を制御する制御手段と、前
    記鍋の側面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記
    加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段とを
    備え、前記第2温度検出手段が所定の第1検出温度を検
    出することによって鍋と加熱手段の間の異物の存在を検
    知するようにしたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 炊飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加
    熱手段と、該加熱手段の電力を制御する制御手段と、前
    記鍋の側面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記
    加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段とを
    備え、前記第2温度検出手段が所定の第1検出温度を検
    出することによって鍋と加熱手段の間の異物の存在を検
    知すると、前記制御手段が加熱時間と停止時間の割合で
    あるデューティ比を設定し、第1温度検出手段が所定の
    第2検出温度を検出するまで前記デューティ比で加熱手
    段を制御して炊き上げるようにしたことを特徴とする炊
    飯器。
  3. 【請求項3】 炊飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加
    熱手段と、該加熱手段の電力を制御する制御手段と、前
    記鍋の側面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記
    加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段とを
    備え、前記第2温度検出手段が所定の第1検出温度を検
    出することによって鍋と加熱手段の間の異物の存在を検
    知すると、前記制御手段が加熱時間と停止時間の割合で
    あるデューティ比を設定し、第1温度検出手段が所定の
    第2検出温度を検出するまで前記デューティ比で加熱手
    段を制御するとともに、この間に前記第2温度検出手段
    が所定の第3検出温度を検出すると加熱を停止するよう
    にしたことを特徴とする炊飯器。
  4. 【請求項4】 炊飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加
    熱手段と、該加熱手段の電力を制御する制御手段と、前
    記鍋の側面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記
    加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段とを
    備え、予熱工程において前記第2温度検出手段が所定の
    第4検出温度を検出することによって鍋無しを検知する
    ようにしたことを特徴とする炊飯器。
  5. 【請求項5】 炊飯物を入れる鍋と、該鍋を加熱する加
    熱手段と、該加熱手段の電力を制御する制御手段と、前
    記鍋の側面の温度を検出する第1温度検出手段と、前記
    加熱手段の熱源の温度を検出する第2温度検出手段とを
    備え、予熱工程において前記第2温度検出手段による検
    出温度の温度上昇率が所定の値以上であるか否かによっ
    て鍋無しを検知するようにしたことを特徴とする炊飯
    器。
  6. 【請求項6】 前記第2温度検出手段を熱源の下方に設
    けた遮熱板に取り付けたことを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の炊飯器。
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