JP2715925B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2715925B2
JP2715925B2 JP6184850A JP18485094A JP2715925B2 JP 2715925 B2 JP2715925 B2 JP 2715925B2 JP 6184850 A JP6184850 A JP 6184850A JP 18485094 A JP18485094 A JP 18485094A JP 2715925 B2 JP2715925 B2 JP 2715925B2
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/21Water-boiling vessels, e.g. kettles
    • A47J27/21008Water-boiling vessels, e.g. kettles electrically heated
    • A47J27/21058Control devices to avoid overheating, i.e. "dry" boiling, or to detect boiling of the water
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
    • A47J36/24Warming devices
    • A47J36/2411Baby bottle warmers; Devices for warming baby food in jars
    • A47J36/2433Baby bottle warmers; Devices for warming baby food in jars with electrical heating means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ポット、特に熱不
良導体よりなる容器内の内容液を容器外のヒータによっ
て加熱する電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような電気ポットは、例えば、乳児
用のミルクを作るのに、一旦沸騰させた後、これを乳児
の飲み頃な40℃程度の温度に保温するようないわゆる
調乳ポットに適用されている。
【0003】このものは、ガラス製の透明な一重容器を
採用しており、内容液の状態や量を見ることができる
し、清潔に保たれやすいと云った利点がある。耐熱ガラ
ス製の容器は、堅牢で取扱いやすいものとするため、特
に底部は比較的厚肉にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラス製容器
は熱不良導体である上に、底部が厚肉であると、容器自
体の温度が低い場合と、高い場合とでは、熱伝導特性に
大きな差が生じる。したがって、従来のようにガラス容
器に当接してこれの温度を検出する温度センサからの温
度情報だけで、ヒータによる加熱を制御するのでは、実
際の内容液温度に則した制御は行えず、設定した加熱特
性を下回ってしまったり、上回ってしまうと云った制御
不調が生じ、加熱の不足によって内容液の沸騰による殺
菌とカルキ除去とが十分に行えなかったり、加熱が過剰
で過熱の危険が生じたりする。
【0005】また、温度センサはガラス製の底部の温度
を検出しても、前記のように温度域の違いによって熱伝
導状態が一様でないガラス製容器の底部を介し加熱され
ている内容液の温度に正しく対応していない上、温度セ
ンサの感温特性は、昇温に対して直線的ではなく、内容
液が沸騰状態に達するまでヒータによる加熱が継続され
ると、温度センサは内容液よりも早期に昇温していくガ
ラス製容器の底部温度の影響を受けて、早期にオーバー
シュートしてしまい、温度センサが検出する温度に基づ
いて加熱制御が正しく行われないことがある。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解消する
ことを課題とし、温度センサの検出温度を基に所定の昇
温特性に沿った内容液の加熱ができる電気ポットを提供
することを主たる目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気ポットは、
上記のような目的を達成するために、熱不良導体よりな
る容器内の内容液を容器外のヒータによって加熱する電
気ポットであって、容器の温度を検出する温度センサ
と、この温度センサによる検出温度を基に内容液が所定
の温度になるように加熱制御する加熱制御手段と、温度
センサによる検出温度が沸騰前の所定の温度域に達した
とき加熱を一旦弱めるか停止し、温度センサによる検出
温度が前記所定の温度を下回るある温度まで降温した
後、再度通常の加熱状態に戻す第1の加熱調整手段と、
第1の加熱調整手段が働いた後に温度センサによる検出
温度が前記所定の温度に復帰したとき温度センサが検出
する温度の変化から内容液の昇温特性を判定し、この昇
温特性の判定結果に応じて以降の加熱条件を設定する第
2の加熱調整手段とを備えたことを主たる特徴とするも
のである。
【0008】第2の加熱調整手段は、加熱制御手段によ
る通常加熱状態を持続する時間を設定するものとするこ
とができるし、温度センサの検出する温度の変化が内容
液の沸騰点付近の所定の昇温特性となったとき、以降の
加熱持続時間を設定するものとすることもできる。
【0009】
【作用】本発明の電気ポットの主たる特徴の上記構成に
よれば、熱不良導体よりなる容器内の内容液を容器外の
ヒータによって加熱するのに、基本的には加熱制御手段
の働きによって、温度センサが検出する容器の温度を基
に内容液が所定の温度になるように加熱制御する。しか
しこの基本的な加熱制御で、温度センサによる検出温度
が沸騰前の所定の温度域に達したとき第1の加熱調整手
段が働いて加熱を一旦弱めるか停止し、温度センサによ
る検出温度が前記所定の温度を下回るある温度まで降温
した後、再度通常の加熱状態に戻して、温度センサの容
器の昇温に伴う温度−抵抗特性のオーバーシュートをこ
の間の降温によって抑えるとともに、熱不良導体よりな
る容器の昇温に伴う熱伝導特性および内容液温度との相
関性を一致させておく一方、第1の加熱調整手段が働い
た後に温度センサによる前記容器の検出温度が前記所定
の温度に復帰したとき第2の加熱調整手段が働いて、温
度センサが検出する温度の変化から内容液の昇温特性を
判定するので、この判定が、前記容器の昇温に伴う熱伝
導特性、温度センサの昇温−抵抗特性、および内容液温
度の相関性が一致した状態で適正に行われ、この昇温特
性の判定結果に応じて第2の加熱調整手段が以降の加熱
条件を設定するので、熱不良導体である容器の温度域に
よって熱伝導特性が異なり、温度センサの温度−抵抗特
性が安定していないと云ったことの影響なしに、内容液
を予め設定される加熱状態に適合させることができる。
【0010】第2の加熱調整手段が、加熱制御手段によ
る通常加熱状態を持続する時間を設定するものであって
も、あるいは、温度センサの検出する温度の変化が沸騰
点付近の所定の昇温特性となったとき、以降の加熱持続
時間を設定するものであっても、所定の加熱状態への最
終調整が、適正な加熱状態検出状態から開始されるの
で、所定の加熱状態が誤差なく得られる。
【0011】
【実施例】本発明の電気ポットにつき、以下幾つかの実
施例を示しながら具体的に説明する。
【0012】図1〜図4は発明を調乳用の電気ポットに
適用した場合の第1の実施例を示している。
【0013】本実施例の電気ポットは図1に全体の構成
を示しているように、ヒータ1を内蔵した基台2の上に
耐熱ガラス製の容器3を着脱自在に載置し、容器3内の
内容液をヒータ1により加熱できるようにしている。こ
の加熱は、内容液を一旦確実かつ十分に沸騰させて殺菌
やカルキ除去を達成した後、乳児の調乳に最適な例えば
40℃程度に保温しておき、いつでも調乳に利用できる
衛生的で適温の内容液を供給できるようにする。
【0014】基台2は、樹脂製の底部材2aとこれに上
方から被せ付けた樹脂製の枠部材2bとからなる。底部
材2aと枠部材2bとは無理嵌めやねじ止めによって適
宜に固定すればよいが、分解できるようにしておくと修
理に便利である。本実施例では枠部材2bの中央開口2
cにヒータ1を内蔵したアルミニウム製の熱盤4を配
し、この熱盤4の下面および外周まわりに沿うようにス
テンレス鋼製の遮熱板5を下方から当てがって熱盤4と
ねじ止め等により一体化するとともに、この遮熱板5の
外周部に形成した下向きフランジ5aを前記中央開口2
cの口縁上面に有する凹溝2dに嵌め合わせて位置決め
し、これら双方のねじ止め、あるいは遮熱板5と底部材
2aとのねじ止め等により、前記双方、あるいは遮熱板
5、枠部材2b、および底部材2aを一体化する。
【0015】底部材2aには、中央部を上方へ膨らませ
た制御回路収納空間7を形成しており、この制御回路収
納空間7に制御回路基板8を内蔵固定した回路ボックス
9を収容してねじ止め等により固定し、回路ボックス9
に一体に設けた操作パネル部9aを制御回路収納空間7
の一部から底部材2aの前面に臨ませ、これの表面に操
作面を形成するシールフィルム11を貼り合わせるとと
もに、操作パネル部9aからまわりへはみ出したシール
フィルム11の周縁部分を底部材2aの表面の凹陥面2
eに貼り合わせることにより、底部材2aの前面に面一
な操作面を形成し、かつ操作パネル部9aと底部材2a
との嵌め合わせ境界部を覆い隠すとともにシールしてい
る。
【0016】熱盤4の中央開口4aには、遮熱板5の中
央部に固定したセンサボックス12によって上下動でき
るように保持されるとともに、ばね13によって上方に
付勢されたセンサホルダ14が臨み、熱盤4の上面へ少
し突出するようにしてある。
【0017】センサホルダ14の上端には温度センサ1
5を保持しており、熱盤4の上に容器3が載置されたと
き、この容器3によってセンサホルダ14がばね13に
よって押し下げられ、上端の温度センサ15が容器3と
当接し、これの温度を容器3からの熱伝導によって検出
できるようにしてある。
【0018】センサボックス12内には、容器3が熱盤
4の上に載置されたときと、載置されないときとの、セ
ンサホルダ14の高さの違いから、容器3が熱盤4上に
あるかどうかを検出するフォトセンサ16が設けられて
いる。
【0019】容器3は胴部が平たくふっくらし、口部が
少しくびれた形状をしている。容器3の口部のくびれ部
には金属製の把手取付け部材17が巻付けられ、この取
付け部材17の両端部17a間に樹脂製の把手18を挟
み込んでねじ19によって締結することにより、把手取
付け部材17の両端部17a間を引き寄せて容器3のく
びれ部に締結するとともに、把手18を把手取付け部材
17の両端部17a間に一体化し、容器3の外面に確固
に固定している。
【0020】容器3の口部には樹脂製の蓋41が上方か
ら着脱できるように被せ付けられている。蓋41の後部
より一部には蒸気口42が設けられ、容器3内で発生す
る蒸気を外部に逃がせるようにしてある。
【0021】制御回路基板8には、図2に示すようなマ
イクロコンピュータ21を利用した図2に示すような制
御回路22が装備され、図2に示すヒータ駆動回路23
を動作制御するようにしてある。制御回路22はマイク
ロコンピュータ21の内部機能を利用した加熱制御手段
24によって、熱不良導体である容器3の温度を検出す
る温度センサ15による検出温度を基に内容液が所定の
温度になるように加熱制御する。
【0022】ところで、耐熱ガラス製の容器3は熱不良
導体である上に、取扱い時の必要強度と取扱いやすさ等
から、底部が厚肉とされるので、容器3自体の温度が低
い場合と、高い場合とでは、熱伝導特性に大きな差が生
じる。したがって、従来のように容器3に当接してこれ
の温度を検出する温度センサ15からの温度情報だけ
で、ヒータ1による加熱を制御するのでは、実際の内容
液温度に則した制御は行えず、設定した加熱特性を下回
ったり、上回ってしまうと云った制御不調が生じ、加熱
の不足によって内容液の沸騰による殺菌とカルキ除去と
が十分に行えなかったり、加熱が過剰で過熱の危険が生
じたりする。
【0023】また、温度センサ15はガラス製の容器3
の底部の温度を検出しても、前記のように温度域の違い
によって熱伝導状態が一様でないガラス製容器3の底部
を介し加熱されている内容液の温度に正しく対応してい
ない上、温度センサ15の感温特性は、昇温に対して直
線的ではなく、内容液が沸騰状態に達するまでヒータ1
による加熱が継続されると、温度センサ15は内容液よ
りも早期に昇温していくガラス製容器3の底部温度の影
響を受けて、早期にオーバーシュートしてしまい、温度
センサ15が検出する温度に基づいた加熱制御が正しく
行われないことがある。
【0024】これを解消するのに本実施例では、前記マ
イクロコンピュータ21の内部機能を利用して、温度セ
ンサ15による検出温度が沸騰前の所定の温度域T1
(図3)に達したとき加熱を一旦弱めるか停止し、温度
センサ15による検出温度が前記所定の温度T1を下回
るある温度T2(図3)まで降温した後、再度通常の加
熱状態に戻す第1の加熱調整手段25と、第1の加熱調
整手段25が働いた後に温度センサ15による検出温度
が前記所定の温度T1に復帰したとき温度センサ15が
検出する温度の変化から内容液の昇温特性を判定し、こ
の昇温特性の判定結果に応じて以降の加熱条件を設定す
る第2の加熱調整手段26とを備えたものとしている。
【0025】加熱制御手段24の働きによって、温度セ
ンサ15が検出する容器3の温度を基に内容液が所定の
温度になるように加熱制御する基本的な加熱操作におい
て、本実施例では図3に示すように内容液が沸騰温度1
00℃に達して後、この沸騰温度を所定時間t3だけ継
続するようにしてある。
【0026】しかも、このような基本的な加熱制御にお
いて、温度センサ15による検出温度が沸騰前の所定の
温度T1、例えば90℃域に達したとき第1の加熱調整
手段25が働いてヒータ1による加熱を一旦弱めるか停
止し、温度センサ15による検出温度が前記所定の温度
T1を下回るある温度T2、例えば88℃まで降温した
後、再度通常の加熱状態に戻して、温度センサ15の容
器3の昇温に伴う温度−抵抗特性のオーバーシュートを
この間の降温によって抑えるとともに、熱不良導体より
なる容器の昇温に伴う熱伝導特性および内容液温度との
相関性を一致させておく一方、第1の加熱調整手段25
が働いた後に温度センサ15による前記容器3の検出温
度が前記所定の温度T1に復帰したとき第2の加熱調整
手段26が働いて、温度センサ15が検出する温度の変
化から内容液の昇温特性S1を判定するので、この判定
が、前記容器3の昇温に伴う熱伝導特性、温度センサの
昇温−抵抗特性、および内容液温度の相関性が一致した
状態で適正に行われ、この昇温特性S1の判定結果に応
じて第2の加熱調整手段26が以降の加熱条件を設定す
るので、熱不良導体である容器3の温度域によって熱伝
導特性が異なり、温度センサ15の温度−抵抗特性が安
定していないと云ったことの影響なしに、内容液を予め
設定される加熱状態に適合させることができる。
【0027】このような制御のために、マイクロコンピ
ュータ21には、ヒータ駆動回路23の交流電源31を
トランス32と整流器33とにより直流化した電流をマ
イクロコンピュータ21に供給され、また交流電源31
からの給電により周波数同期信号入力信号を周波数同期
信号入力回路34にて生成してマイクロコンピュータ2
1に入力し、各種の動作制御に利用するようにしてあ
る。また、マイクロコンピュータ21の入力側には、温
度センサ15、操作パネル部9aに設けられる各種の操
作キー35、各種の表示素子36、各種動作モードでの
各種の状態を音響で告知するためのアラーム37等が接
続され、出力側には、トライアック駆動回路38が接続
され、ヒータ駆動回路23のヒータ1の通電をトライア
ック39を介し制御して、その時々に必要な加熱状態を
得るようにしてある。
【0028】なお、本実施例の第2の加熱調整手段26
は、加熱制御手段24による通常加熱状態を持続するた
めの図3に示す時間t2を設定するものとしてあり、こ
れによる図3に示す所定の加熱状態への最終調整が、適
正な加熱状態検出状態から開始されるので、所定の加熱
状態が誤差なく得られる。例えばt2は4〜5分程度、
t3は1〜3分程度と設定されるが、これに限られるこ
とはない。
【0029】図4はこのような加熱制御の具体例を示す
沸騰動作プログラムのフローチャートであり、これにつ
いて説明する。
【0030】図に示すように、先ずヒータ1をオンに
し、温度センサ15の検出温度がT1(例えば90℃)
に達したとき、タイマt1(例えば40秒)をスタート
させるとともにヒータ1をオフする。
【0031】次いで、タイマt1が終了するのを待つ。
これは、ヒータ1を40秒オフすることによって、内容
液が前記所定の温度T1を下回るある温度T2まで降温
させるためのものである。したがって、このようなタイ
マ制御の代わりに温度センサ15の検出温度がT2にな
るのを待つのと同じであり、どちらによってもよい。
【0032】タイマt1が終了すると、ヒータ1を再度
オンし、温度センサ15の検出温度がT1に戻るのを待
って後、温度センサ15が検出している温度の変化から
内容液の昇温特性を判定し、この昇温特性の判定結果に
基づいて加熱制御手段24による最終加熱制御の必要時
間t2を演算し、この設定時間に見合うタイマt2をス
タートさせ、このタイマt2が終了するまでヒータ1を
オンし、タイマt2が終了すると、ヒータ1をオフする
とともに、沸騰の終了を報知し、保温制御に移行する。
【0033】保温制御では沸騰後の内容液を、乳児の調
乳に最適な40℃程度の温度に保温する。
【0034】図5、図6は本発明の第2の実施例を示
し、第1の実施例とは第2の加熱調整手段26による加
熱調整が異なるだけで、他は第1の実施例の場合と変わ
らない。したがって、第1の実施例と異なる点だけ説明
し、重複する説明は省略する。
【0035】第2の加熱調整手段26は、図5、図6に
示すように内容液温度が一旦T2になった後、T1に戻
ってからの加熱状態を調整するが、温度T1に戻ったと
き本実施例では温度センサ15が検出する内容液の昇温
特性のS1〜S2への変化から、内容液の所定の沸騰状
態を検出し、これを検出したときにヒータ1をオフする
とともに沸騰を報知し、保温制御に移行する。
【0036】もっとも、本実施例での沸騰状態とは、こ
の時点でヒータ1をオフしても、内容液の沸騰状態が所
定時間t3、例えば1〜3分程度持続し、この間にカル
キ除去が行われるようになる沸騰状態である。しかし、
カルキ除去のための加熱制御は別途ヒータ1を制御して
行ってもよいのは勿論である。
【0037】また第1の実施例においても保温制御に移
行する前にカルキ除去が行われるようにすることもでき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の電気ポットの主たる特徴によれ
ば、熱不良導体よりなる容器内の内容液を容器外のヒー
タによって加熱するのに、基本的には加熱制御手段の働
きによって、温度センサが検出する容器の温度を基に内
容液が所定の温度になるように加熱制御する。しかしこ
の基本的な加熱制御で、温度センサによる検出温度が沸
騰前の所定の温度域に達したとき第1の加熱調整手段が
働いて加熱を一旦弱めるか停止し、温度センサによる検
出温度が前記所定の温度を下回るある温度まで降温した
後、再度通常の加熱状態に戻して、温度センサの容器の
昇温に伴う温度−抵抗特性のオーバーシュートをこの間
の降温によって抑えるとともに、熱不良導体よりなる容
器の昇温に伴う熱伝導特性および内容液温度との相関性
を一致させておく一方、第1の加熱調整手段が働いた後
に温度センサによる前記容器の検出温度が前記所定の温
度に復帰したとき第2の加熱調整手段が働いて、温度セ
ンサが検出する温度の変化から内容液の昇温特性を判定
するので、この判定が、前記容器の昇温に伴う熱伝導特
性、温度センサの昇温−抵抗特性、および内容液温度の
相関性が一致した状態で適正に行われ、この昇温特性の
判定結果に応じて第2の加熱調整手段が以降の加熱条件
を設定するので、熱不良導体である容器の温度域によっ
て熱伝導特性が異なり、温度センサの温度−抵抗特性が
安定していないと云ったことの影響なしに、内容液を予
め設定される加熱状態に適合させることができる。
【0039】第2の加熱調整手段が、加熱制御手段によ
る通常加熱状態を持続する時間を設定するものであって
も、あるいは、温度センサの検出する温度の変化が沸騰
点付近の所定の昇温特性となったとき、以降の加熱持続
時間を設定するものであっても、所定の加熱状態への最
終調整が、適正な加熱状態検出状態から開始されるの
で、所定の加熱状態が誤差なく得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての電気ポットを示
す断面図である。
【図2】図1の電気ポットの制御回路のブロック図であ
る。
【図3】図1の電気ポットの加熱制御状態に対応した内
容液の温度変化状態を示すグラフである。
【図4】図1の電気ポットの沸騰プログラムを示す示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示す加熱制御状態に対
応した内容液の温度変化を示すグラフである。
【図6】図5の電気ポットの沸騰プログラムを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 基台 3 容器 15 温度センサ 22 制御回路 23 ヒータ駆動回路 24 加熱制御手段 25 第1の加熱調整手段 26 第2の加熱調整手段 T1 所定の温度 T2 ある温度 S1 昇温特性

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱不良導体よりなる容器内の内容液を容
    器外のヒータによって加熱する電気ポットであって、 容器の温度を検出する温度センサと、この温度センサに
    よる検出温度を基に内容液が所定の温度になるように加
    熱制御する加熱制御手段と、温度センサによる検出温度
    が沸騰前の所定の温度域に達したとき加熱を一旦弱める
    か停止し、温度センサによる検出温度が前記所定の温度
    を下回るある温度まで降温した後、再度通常の加熱状態
    に戻す第1の加熱調整手段と、第1の加熱調整手段が働
    いた後に温度センサによる検出温度が前記所定の温度に
    復帰したとき温度センサが検出する温度の変化から内容
    液の昇温特性を判定し、この昇温特性の判定結果に応じ
    て以降の加熱条件を設定する第2の加熱調整手段とを備
    えたことを特徴とする電気ポット。
  2. 【請求項2】 第2の加熱調整手段は、加熱制御手段に
    よる通常加熱状態を持続する時間を設定するものである
    請求項1に記載の電気ポット。
  3. 【請求項3】 第2の加熱調整手段は、温度センサの検
    出する温度の変化が内容液の沸騰点付近の所定の昇温特
    性となったとき、以降の加熱持続時間を設定するもので
    ある請求項1に記載の電気ポット。
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