JPH08322723A - 停電バックアップ機能を備えた機器 - Google Patents
停電バックアップ機能を備えた機器Info
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- JPH08322723A JPH08322723A JP13426095A JP13426095A JPH08322723A JP H08322723 A JPH08322723 A JP H08322723A JP 13426095 A JP13426095 A JP 13426095A JP 13426095 A JP13426095 A JP 13426095A JP H08322723 A JPH08322723 A JP H08322723A
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- input device
- input
- time
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炊飯器において、組立時の調整、検査を容易
にできるようにする。 【構成】 制御基板23に、マイクロコンピュータ28、表
示装置26および使用者が使う第1の入力装置26に加え
て、端子からなる第2の入力装置29を設ける。器本体1
に操作パネル22を取り付けると、第2の入力装置29は隠
れ、第1の入力装置26のみが使用可能となる。組立時、
操作パネル22の取り付け前に、第2の入力装置29に外部
装置を接続することにより、時計の時刻合わせや加熱出
力の調整や他の検査をする。 【効果】 この調整や検査のために、第1の入力装置26
を汚すような虞れがない。使用者が第2の入力装置29を
誤って使うことはない。
にできるようにする。 【構成】 制御基板23に、マイクロコンピュータ28、表
示装置26および使用者が使う第1の入力装置26に加え
て、端子からなる第2の入力装置29を設ける。器本体1
に操作パネル22を取り付けると、第2の入力装置29は隠
れ、第1の入力装置26のみが使用可能となる。組立時、
操作パネル22の取り付け前に、第2の入力装置29に外部
装置を接続することにより、時計の時刻合わせや加熱出
力の調整や他の検査をする。 【効果】 この調整や検査のために、第1の入力装置26
を汚すような虞れがない。使用者が第2の入力装置29を
誤って使うことはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源プラグを抜いた停
電状態でも、通電時に設定した内容を継続して保持する
停電バックアップ機能を備えた機器に関し、特に、工場
出荷前の入力設定と動作確認とを簡単に行なえるように
した停電バックアップ機能を備えた機器に関する。
電状態でも、通電時に設定した内容を継続して保持する
停電バックアップ機能を備えた機器に関し、特に、工場
出荷前の入力設定と動作確認とを簡単に行なえるように
した停電バックアップ機能を備えた機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場出荷時より使用者の使用状況
に応じた機器の動作設定を行なうことで、使用者が機器
を入手した際に、機器の動作設定を行なう手間を省くよ
うにしたものが知られている。例えば、時計機能を備え
た炊飯器などは、使用者が男性あるいは女性、若年ある
いは年配者など、様々な人が使用する機器であるので、
複雑な操作がわかりにくく、購入した直後に自分で時計
の時刻合わせを行なえないような人もいる。このような
状況に対応するために、工場出荷前に予め時刻合わせな
どを行ない、電源プラグをコンセントから抜いた停電状
態、すなわち、使用者に渡るまでの停電中は、リチウム
電池などによりマイコンを動作させ、時計の計時を継続
するようにしている。
に応じた機器の動作設定を行なうことで、使用者が機器
を入手した際に、機器の動作設定を行なう手間を省くよ
うにしたものが知られている。例えば、時計機能を備え
た炊飯器などは、使用者が男性あるいは女性、若年ある
いは年配者など、様々な人が使用する機器であるので、
複雑な操作がわかりにくく、購入した直後に自分で時計
の時刻合わせを行なえないような人もいる。このような
状況に対応するために、工場出荷前に予め時刻合わせな
どを行ない、電源プラグをコンセントから抜いた停電状
態、すなわち、使用者に渡るまでの停電中は、リチウム
電池などによりマイコンを動作させ、時計の計時を継続
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、通常時計の時刻合わせなどを行なう入力手段は、操
作パネルや、操作パネル以外の本体外殻面に配置されて
おり、本体の外部から時刻合わせなどができるようにな
っている。しかし、工場から出荷するときには、この時
刻合わせなどを行なう入力手段を、手や機械で操作して
実際の時刻を合わせているが、操作を行なうのに多大な
手間がかかって組立て能率が悪くなる他、手や機械を入
力手段に触れることによって、汚れが付着したり、傷が
付く危険性がある。また、時計機能の時刻合わせだけで
なく、加熱量の設定や予約時刻、炊飯メニューの設定な
どについても、上述のように工場出荷時より使用者の使
用状況に応じて調整値を入力する必要があるため、同様
に組立て能率が悪化したり、傷や汚れが付く虞れがあ
る。
て、通常時計の時刻合わせなどを行なう入力手段は、操
作パネルや、操作パネル以外の本体外殻面に配置されて
おり、本体の外部から時刻合わせなどができるようにな
っている。しかし、工場から出荷するときには、この時
刻合わせなどを行なう入力手段を、手や機械で操作して
実際の時刻を合わせているが、操作を行なうのに多大な
手間がかかって組立て能率が悪くなる他、手や機械を入
力手段に触れることによって、汚れが付着したり、傷が
付く危険性がある。また、時計機能の時刻合わせだけで
なく、加熱量の設定や予約時刻、炊飯メニューの設定な
どについても、上述のように工場出荷時より使用者の使
用状況に応じて調整値を入力する必要があるため、同様
に組立て能率が悪化したり、傷や汚れが付く虞れがあ
る。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、組立て
能率を改善させ、しかも、使用者にとっても使い勝手の
よい停電バックアップ機能を備えた機器を提供すること
をその目的とする。
能率を改善させ、しかも、使用者にとっても使い勝手の
よい停電バックアップ機能を備えた機器を提供すること
をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の停電バックアッ
プ機能を備えた機器は、前記目的を達成するために、機
器が保有する各種機能へ動作指示を行う第1の入力装置
と、前記各種機能へ動作指示を行う、第1の入力装置と
異なる入力操作形態の第2の入力装置と、これら第1の
入力装置あるいは第2の入力装置からの入力に応じて指
示された動作の状況を表示する表示装置と、第1の入力
装置あるいは第2の入力装置からの入力により設定され
た状態を記憶するとともに停電状態でもこの記憶を保持
する記憶装置と、前記第1の入力装置、第2の入力装
置、表示装置および記憶装置を備えた制御基板と、この
制御基板を覆い、第2の入力装置への外部からの入力操
作を不可能とし、第1の入力装置への外部からの入力操
作を可能とする操作パネルとを具備したものである。
プ機能を備えた機器は、前記目的を達成するために、機
器が保有する各種機能へ動作指示を行う第1の入力装置
と、前記各種機能へ動作指示を行う、第1の入力装置と
異なる入力操作形態の第2の入力装置と、これら第1の
入力装置あるいは第2の入力装置からの入力に応じて指
示された動作の状況を表示する表示装置と、第1の入力
装置あるいは第2の入力装置からの入力により設定され
た状態を記憶するとともに停電状態でもこの記憶を保持
する記憶装置と、前記第1の入力装置、第2の入力装
置、表示装置および記憶装置を備えた制御基板と、この
制御基板を覆い、第2の入力装置への外部からの入力操
作を不可能とし、第1の入力装置への外部からの入力操
作を可能とする操作パネルとを具備したものである。
【0006】
【作用】本発明の停電バックアップ機能を備えた機器で
は、例えば製造工場において、記憶装置への事前のデー
タ記憶あるいは表示手段の表示の必要な設定などを行う
場合、第2の入力装置を用いて、機器が保有する機能へ
の動作指示を行う。その後、第1の入力装置、第2の入
力装置、表示装置および記憶装置を備えた制御基板を操
作パネルにより覆うが、この状態では、第2の入力装置
への外部からの入力操作は不可能となり、第1の入力装
置への外部からの入力操作が可能となる。すなわち、使
用者が第2の入力装置を使うことはなく、使用者は、第
1の入力装置を用いて、機器が保有する各種機能へ動作
指示を行う。なお、工場などで事前に設定された内容
は、停電状態でも継続して保持され、使用時に利用され
る。
は、例えば製造工場において、記憶装置への事前のデー
タ記憶あるいは表示手段の表示の必要な設定などを行う
場合、第2の入力装置を用いて、機器が保有する機能へ
の動作指示を行う。その後、第1の入力装置、第2の入
力装置、表示装置および記憶装置を備えた制御基板を操
作パネルにより覆うが、この状態では、第2の入力装置
への外部からの入力操作は不可能となり、第1の入力装
置への外部からの入力操作が可能となる。すなわち、使
用者が第2の入力装置を使うことはなく、使用者は、第
1の入力装置を用いて、機器が保有する各種機能へ動作
指示を行う。なお、工場などで事前に設定された内容
は、停電状態でも継続して保持され、使用時に利用され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の停電バックアップ機能を備え
た機器の一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一例である炊飯器の全体断面図を
示しており、同図において、1は器本体であり、これは
上面を開口した鍋収容部たる有底筒状の内枠2と、この
内枠2を内部に備え器本体1の外殻を形成する外枠3と
により構成される。内枠2は、外枠3の上部の上枠部3a
に上部が支えられている。また、内枠2内には、有底筒
状の鍋4が吊設状態で着脱自在に収容される。
た機器の一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一例である炊飯器の全体断面図を
示しており、同図において、1は器本体であり、これは
上面を開口した鍋収容部たる有底筒状の内枠2と、この
内枠2を内部に備え器本体1の外殻を形成する外枠3と
により構成される。内枠2は、外枠3の上部の上枠部3a
に上部が支えられている。また、内枠2内には、有底筒
状の鍋4が吊設状態で着脱自在に収容される。
【0008】内枠2の外面には、鍋4を電磁誘導加熱
(以下、適宜IHという)するための加熱コイル5が、
鍋4の底部および側面下部に対向して設けられている。
また、鍋4の底外面には、この鍋4の温度を検出するサ
ーミスタなどからなる鍋センサ6が上下動自在に設けら
れている。この鍋センサ6は、弾性部材であるスプリン
グ7により上方へ付勢されているとともに、内枠2の底
部を貫通して上方へ突出しており、鍋4の底面に接触す
るものである。内枠2の外側面上部には、この内枠2の
保温のための加熱手段であるコードヒータなどの胴ヒー
タ8が設けられている。また、胴ヒータ8よりもさらに
上部に位置する内枠2の外側面には、異常温度上昇時に
電源を遮断して加熱コイルなどの加熱手段を断電する安
全装置としての温度ヒューズ9が設けられている。
(以下、適宜IHという)するための加熱コイル5が、
鍋4の底部および側面下部に対向して設けられている。
また、鍋4の底外面には、この鍋4の温度を検出するサ
ーミスタなどからなる鍋センサ6が上下動自在に設けら
れている。この鍋センサ6は、弾性部材であるスプリン
グ7により上方へ付勢されているとともに、内枠2の底
部を貫通して上方へ突出しており、鍋4の底面に接触す
るものである。内枠2の外側面上部には、この内枠2の
保温のための加熱手段であるコードヒータなどの胴ヒー
タ8が設けられている。また、胴ヒータ8よりもさらに
上部に位置する内枠2の外側面には、異常温度上昇時に
電源を遮断して加熱コイルなどの加熱手段を断電する安
全装置としての温度ヒューズ9が設けられている。
【0009】11は、前記鍋4の上面開口部を開閉自在に
覆う蓋体である。この蓋体11は、外蓋12と鍋4の上面開
口部を覆う内蓋13とにより構成され、内蓋13は外蓋12の
内方に空間を形成しつつ取り付けられている。また、14
は外蓋12と内蓋13との間に挾んで保持された円環状の蓋
パッキンであり、蓋体11の閉塞時に蓋パッキン14の下端
が鍋4の上部にあるフランジ部に密着する。蓋体11の後
側にはヒンジ15が設けられ、図示しないクランプボタン
を押動操作することにより、ヒンジ15を回転中心として
蓋体11を開くことができるようになっている。内蓋13の
裏面には、炊飯および保温中に内蓋13を加熱する蓋加熱
手段たる蓋ヒータ16と、内蓋13の温度を検出するサーミ
スタなどからなる蓋センサ17が各々設けられている。
覆う蓋体である。この蓋体11は、外蓋12と鍋4の上面開
口部を覆う内蓋13とにより構成され、内蓋13は外蓋12の
内方に空間を形成しつつ取り付けられている。また、14
は外蓋12と内蓋13との間に挾んで保持された円環状の蓋
パッキンであり、蓋体11の閉塞時に蓋パッキン14の下端
が鍋4の上部にあるフランジ部に密着する。蓋体11の後
側にはヒンジ15が設けられ、図示しないクランプボタン
を押動操作することにより、ヒンジ15を回転中心として
蓋体11を開くことができるようになっている。内蓋13の
裏面には、炊飯および保温中に内蓋13を加熱する蓋加熱
手段たる蓋ヒータ16と、内蓋13の温度を検出するサーミ
スタなどからなる蓋センサ17が各々設けられている。
【0010】一方、前記外枠3の正面側には、各種の操
作および表示を行なう操作表示部21の操作パネル22が設
けられ、この操作パネル22と対向状態で器本体1の内部
に制御基板23を設けている。操作表示部21は、図2にも
その取付け部分の詳細を示しているように、器本体1内
部の基板ケース24に制御基板23を取り付けており、この
制御基板23には、LCDやLEDなどからなる表示装置
26と、タクトスイッチなどの複数の自己復帰型のスイッ
チからなる第1の入力装置27と、制御手段たるマイクロ
コンピュータ28と、このマイクロコンピュータ28のRA
Mへの入出力回路を接続した端子などからなる第2の入
力装置29とが備えてある。制御基板23に対向する外枠3
の一部には、前記表示装置26などを露出させる開口部31
が形成されており、この開口部31には、器本体1の外方
から前記操作パネル22が係止されている。すなわち、開
口部31の周縁部32に操作パネル22の周辺部に形成された
溝状の係合部33が係合されている。操作パネル22には、
表示装置26に対向する開口部34と、第1の入力装置27を
コンタクトする複数の押しボタン35を組み込む開口部36
とが形成されている。そして、操作パネル22の上面たる
表面には、弾性部材からなり所定の文字を表面に印刷し
た文字シート41が両面粘着テープなどにより接着されて
いる。この文字シート41には、表示装置26に対向する位
置に透明部42が形成されているとともに、各押しボタン
35に対向する位置に凸部43がそれぞれ形成されている。
なお、文字シート41は、操作パネル22に予め接着してお
いても、後から貼り付けてもどちらでもよいが、操作パ
ネル22または文字シート41を取り付けた後は、これによ
り第2の入力装置29が覆い隠されて、器本体1の外方か
らの入力操作ができない構成になっている。一方、第1
の入力装置27は、操作パネル22または文字シート41が取
り付けられた状態では、押しボタン35を介して外部から
の操作が可能で、操作パネル22または文字シート41がな
い状態でも、直接操作できる構成となっている。
作および表示を行なう操作表示部21の操作パネル22が設
けられ、この操作パネル22と対向状態で器本体1の内部
に制御基板23を設けている。操作表示部21は、図2にも
その取付け部分の詳細を示しているように、器本体1内
部の基板ケース24に制御基板23を取り付けており、この
制御基板23には、LCDやLEDなどからなる表示装置
26と、タクトスイッチなどの複数の自己復帰型のスイッ
チからなる第1の入力装置27と、制御手段たるマイクロ
コンピュータ28と、このマイクロコンピュータ28のRA
Mへの入出力回路を接続した端子などからなる第2の入
力装置29とが備えてある。制御基板23に対向する外枠3
の一部には、前記表示装置26などを露出させる開口部31
が形成されており、この開口部31には、器本体1の外方
から前記操作パネル22が係止されている。すなわち、開
口部31の周縁部32に操作パネル22の周辺部に形成された
溝状の係合部33が係合されている。操作パネル22には、
表示装置26に対向する開口部34と、第1の入力装置27を
コンタクトする複数の押しボタン35を組み込む開口部36
とが形成されている。そして、操作パネル22の上面たる
表面には、弾性部材からなり所定の文字を表面に印刷し
た文字シート41が両面粘着テープなどにより接着されて
いる。この文字シート41には、表示装置26に対向する位
置に透明部42が形成されているとともに、各押しボタン
35に対向する位置に凸部43がそれぞれ形成されている。
なお、文字シート41は、操作パネル22に予め接着してお
いても、後から貼り付けてもどちらでもよいが、操作パ
ネル22または文字シート41を取り付けた後は、これによ
り第2の入力装置29が覆い隠されて、器本体1の外方か
らの入力操作ができない構成になっている。一方、第1
の入力装置27は、操作パネル22または文字シート41が取
り付けられた状態では、押しボタン35を介して外部から
の操作が可能で、操作パネル22または文字シート41がな
い状態でも、直接操作できる構成となっている。
【0011】図3には、文字シート41の表面を示してあ
る。この文字シート41の透明部42には前記表示装置26が
視認できるようになっている。この表示装置26は、炊
飯、保温、予約などの動作行程を示すLEDなどの行程
表示ランプ44と、マイクロコンピュータ28がその機能と
して有している時計の時刻を表示する時計表示部45たる
LCDとからなっている。なお、図3には、LCDの全
灯状態を示している。また、第1の入力装置27への入力
用操作部たる各凸部43は、それぞれ「時計」、「時」、
「分」、「切」、「炊飯」、「保温」、「予約」などの
文字が印刷されており、各種機能へ動作指示を行う機能
キー43a ,43b ,43c ,43d ,43e ,43f,43g として
作用するようになっている。
る。この文字シート41の透明部42には前記表示装置26が
視認できるようになっている。この表示装置26は、炊
飯、保温、予約などの動作行程を示すLEDなどの行程
表示ランプ44と、マイクロコンピュータ28がその機能と
して有している時計の時刻を表示する時計表示部45たる
LCDとからなっている。なお、図3には、LCDの全
灯状態を示している。また、第1の入力装置27への入力
用操作部たる各凸部43は、それぞれ「時計」、「時」、
「分」、「切」、「炊飯」、「保温」、「予約」などの
文字が印刷されており、各種機能へ動作指示を行う機能
キー43a ,43b ,43c ,43d ,43e ,43f,43g として
作用するようになっている。
【0012】さらに、図1に示すように、器本体1内の
前部で外枠3の底面部3bの近くの位置には加熱基板46が
設けられている。この加熱基板46は、外部の商用交流電
源からの給電がないときに前記マイクロコンピュータ28
に電源を供給するリチウム電池47が備えてある。
前部で外枠3の底面部3bの近くの位置には加熱基板46が
設けられている。この加熱基板46は、外部の商用交流電
源からの給電がないときに前記マイクロコンピュータ28
に電源を供給するリチウム電池47が備えてある。
【0013】回路構成を示すブロック図である図4に示
すように、前記マイクロコンピュータ28は、マイクロプ
ロセッサを構成する制御装置51および演算装置52の他
に、各種カウンタからなる計時装置53と、ROMおよび
RAMなどからなる記憶装置54を備えている。マイクロ
コンピュータ28の入力側には、A/D変換器を含む入力
装置55が接続され、この入力装置55を介して、前記第1
の入力装置27、第2の入力装置29、鍋センサ6および蓋
センサ17とともに、外部の商用交流電源からの電源供給
が断たれたことを検知する停電検知回路56およびIH出
力調整回路57が接続されている。なお、第2の入力装置
29の入力信号は、記憶装置54のRAMに直接入力される
構成としてもよい。一方、マイクロコンピュータ28の出
力側には出力装置61が接続され、この出力装置61を介し
て、鍋4を電磁誘導加熱する加熱装置たる誘導加熱手段
62と、胴ヒータ8および蓋ヒータ16を同時に通断電制御
するトライアックなどのスイッチ手段を有するヒータ駆
動手段63などが接続される。出力装置61には、これらの
他に、前記表示装置26の表示を制御する表示駆動手段64
が接続されている。そして、マイクロコンピュータ28
は、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの動
作指示に係わる入力信号と、鍋センサ6および蓋センサ
17からの温度データと、IH出力調整回路57からの調整
信号とを入力情報とし、この入力情報に加えて計時装置
53からの時間情報などにより、あらかじめ記憶装置54の
ROMに設定されている制御シーケンスおよびRAMに
設定された制御データに基づいて、誘導加熱手段62、ヒ
ータ駆動手段63および表示駆動手段64を動作させる信号
を出力し、所定の動作を行わせる。前記誘導加熱手段62
には、マイクロコンピュータ28からの出力信号に基づき
所定の高周波電流を供給する高周波電流調節手段65が設
けられている。そして、高周波電流が加熱コイル5に供
給されると、鍋4が電磁誘導により加熱される構成にな
っている。
すように、前記マイクロコンピュータ28は、マイクロプ
ロセッサを構成する制御装置51および演算装置52の他
に、各種カウンタからなる計時装置53と、ROMおよび
RAMなどからなる記憶装置54を備えている。マイクロ
コンピュータ28の入力側には、A/D変換器を含む入力
装置55が接続され、この入力装置55を介して、前記第1
の入力装置27、第2の入力装置29、鍋センサ6および蓋
センサ17とともに、外部の商用交流電源からの電源供給
が断たれたことを検知する停電検知回路56およびIH出
力調整回路57が接続されている。なお、第2の入力装置
29の入力信号は、記憶装置54のRAMに直接入力される
構成としてもよい。一方、マイクロコンピュータ28の出
力側には出力装置61が接続され、この出力装置61を介し
て、鍋4を電磁誘導加熱する加熱装置たる誘導加熱手段
62と、胴ヒータ8および蓋ヒータ16を同時に通断電制御
するトライアックなどのスイッチ手段を有するヒータ駆
動手段63などが接続される。出力装置61には、これらの
他に、前記表示装置26の表示を制御する表示駆動手段64
が接続されている。そして、マイクロコンピュータ28
は、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの動
作指示に係わる入力信号と、鍋センサ6および蓋センサ
17からの温度データと、IH出力調整回路57からの調整
信号とを入力情報とし、この入力情報に加えて計時装置
53からの時間情報などにより、あらかじめ記憶装置54の
ROMに設定されている制御シーケンスおよびRAMに
設定された制御データに基づいて、誘導加熱手段62、ヒ
ータ駆動手段63および表示駆動手段64を動作させる信号
を出力し、所定の動作を行わせる。前記誘導加熱手段62
には、マイクロコンピュータ28からの出力信号に基づき
所定の高周波電流を供給する高周波電流調節手段65が設
けられている。そして、高周波電流が加熱コイル5に供
給されると、鍋4が電磁誘導により加熱される構成にな
っている。
【0014】前記第1の入力装置27は、炊飯器としての
各種機能すなわち炊飯、保温、予約炊飯および時計の時
刻合わせなどの動作を指示するものである。また、第1
の入力装置27と異なる入力操作形態の第2の入力装置29
は、前記各種機能のうち複数の機能すなわち時刻合わせ
やIH出力調整などへ動作指示を行うものである。そし
て、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの入
力に応じて指示された動作状況は表示装置26に表示さ
れ、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの入
力により設定された状態は記憶装置54により記憶され
る。マイクロコンピュータ28は、停電検知回路56からの
停電発生信号を入力すると、リチウム電池47などによっ
て構成される電源バックアップ回路により、記憶装置54
の必要な記憶内容を保持するとともに、計時装置53によ
って構成される時計の計時を継続させる。
各種機能すなわち炊飯、保温、予約炊飯および時計の時
刻合わせなどの動作を指示するものである。また、第1
の入力装置27と異なる入力操作形態の第2の入力装置29
は、前記各種機能のうち複数の機能すなわち時刻合わせ
やIH出力調整などへ動作指示を行うものである。そし
て、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの入
力に応じて指示された動作状況は表示装置26に表示さ
れ、第1の入力装置27または第2の入力装置29からの入
力により設定された状態は記憶装置54により記憶され
る。マイクロコンピュータ28は、停電検知回路56からの
停電発生信号を入力すると、リチウム電池47などによっ
て構成される電源バックアップ回路により、記憶装置54
の必要な記憶内容を保持するとともに、計時装置53によ
って構成される時計の計時を継続させる。
【0015】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。工場における炊飯器の組立時、第2の入力装
置29を用いて、時計の時刻合わせおよびIH出力調整な
どの調整および検査作業ができる。図5のフローチャー
トには、第2の入力装置29への入力により動作する機能
が示してある。基準時計、消費している電流情報などを
器本体1側のマイクロコンピュータ28と相互に通信可能
な外部装置を第2の入力装置29に接続すると、動作が開
始する(ステップS1)。まず、外部装置から器本体1側
のマイクロコンピュータ28にリセット信号が与えられ、
記憶装置54のRAMがクリアーされる(ステップS2)。
その後、2秒経過したら、時刻合わせ動作になる(ステ
ップS3,S4)。この2秒間は、時計表示部45たるLCD
が全灯状態にされ、これにより、LCDの表示異常の確
認が可能である。時刻合わせにおいては、外部装置から
基準時計の時桁、分桁の時刻信号が送信され、器本体1
側のマイクロコンピュータ28において時刻合わせがなさ
れ、器本体1側の時計表示部45の時計表示が基準時計と
合致する。この時刻合わせ動作が2秒で完了しなかった
場合は、装置に異常があったと判断され、表示装置26に
異常表示が表示されるとともに、動作が停止する(ス
テップS5,S6,S7)。
説明する。工場における炊飯器の組立時、第2の入力装
置29を用いて、時計の時刻合わせおよびIH出力調整な
どの調整および検査作業ができる。図5のフローチャー
トには、第2の入力装置29への入力により動作する機能
が示してある。基準時計、消費している電流情報などを
器本体1側のマイクロコンピュータ28と相互に通信可能
な外部装置を第2の入力装置29に接続すると、動作が開
始する(ステップS1)。まず、外部装置から器本体1側
のマイクロコンピュータ28にリセット信号が与えられ、
記憶装置54のRAMがクリアーされる(ステップS2)。
その後、2秒経過したら、時刻合わせ動作になる(ステ
ップS3,S4)。この2秒間は、時計表示部45たるLCD
が全灯状態にされ、これにより、LCDの表示異常の確
認が可能である。時刻合わせにおいては、外部装置から
基準時計の時桁、分桁の時刻信号が送信され、器本体1
側のマイクロコンピュータ28において時刻合わせがなさ
れ、器本体1側の時計表示部45の時計表示が基準時計と
合致する。この時刻合わせ動作が2秒で完了しなかった
場合は、装置に異常があったと判断され、表示装置26に
異常表示が表示されるとともに、動作が停止する(ス
テップS5,S6,S7)。
【0016】一方、時刻合わせ動作が2秒で完了した
ら、IH出力をオンにし、加熱コイル5に通電する(ス
テップS6,S8)。その後、IH出力調整動作となるとと
もに(ステップS9)、鍋センサ6による鍋4の温度の検
出が開始する(ステップS10 )。IH出力調整動作で
は、外部装置に備えた電流値が所定の電流値、例えば13
Aになるように、器本体1側のマイクロコンピュータ28
によるIH出力調整値を設定する動作を行う。10秒経過
するまでの間に、IH出力調整が完了し、かつ、鍋4の
検出温度が5℃以上上昇したら、正常に調整が完了した
ものとして、IH出力を停止する(ステップS11 ,S12
,S13 ,S14 )。一方、10秒経過するまでの間にIH
出力調整が完了しなかったときは、IH出力回路の異常
があると判断され、異常表示が表示されるとともに、
動作が停止する(ステップS11 ,S12 ,S15 )。また、
鍋4の検出温度が5℃以上上昇しなかったら、鍋センサ
6に異常があるか、あるいは、加熱状態に異常があった
ものとして、異常表示が表示されるとともに、動作が
停止する(ステップS13 ,S16 )。
ら、IH出力をオンにし、加熱コイル5に通電する(ス
テップS6,S8)。その後、IH出力調整動作となるとと
もに(ステップS9)、鍋センサ6による鍋4の温度の検
出が開始する(ステップS10 )。IH出力調整動作で
は、外部装置に備えた電流値が所定の電流値、例えば13
Aになるように、器本体1側のマイクロコンピュータ28
によるIH出力調整値を設定する動作を行う。10秒経過
するまでの間に、IH出力調整が完了し、かつ、鍋4の
検出温度が5℃以上上昇したら、正常に調整が完了した
ものとして、IH出力を停止する(ステップS11 ,S12
,S13 ,S14 )。一方、10秒経過するまでの間にIH
出力調整が完了しなかったときは、IH出力回路の異常
があると判断され、異常表示が表示されるとともに、
動作が停止する(ステップS11 ,S12 ,S15 )。また、
鍋4の検出温度が5℃以上上昇しなかったら、鍋センサ
6に異常があるか、あるいは、加熱状態に異常があった
ものとして、異常表示が表示されるとともに、動作が
停止する(ステップS13 ,S16 )。
【0017】なお、フローチャートには図示していない
が、IH出力がオンしている最中に、鍋センサ6が例え
ば 120℃以上の高温を検知したり、あるいは、蓋センサ
17が例えば 110℃以上の高温を検知した場合には、異常
加熱の危険を防止するために、動作が強制的に停止され
る。また、途中で2秒以上の停電があった場合には、器
本体1側の電源プラグを商用交流電源のコンセントから
抜いて動作を停止させる意図があるものと判断され、そ
の後電源が復帰しても動作が再開しない構成になってい
る。
が、IH出力がオンしている最中に、鍋センサ6が例え
ば 120℃以上の高温を検知したり、あるいは、蓋センサ
17が例えば 110℃以上の高温を検知した場合には、異常
加熱の危険を防止するために、動作が強制的に停止され
る。また、途中で2秒以上の停電があった場合には、器
本体1側の電源プラグを商用交流電源のコンセントから
抜いて動作を停止させる意図があるものと判断され、そ
の後電源が復帰しても動作が再開しない構成になってい
る。
【0018】IH出力調整動作が終了した後は、IH出
力は停止し(ステップS14 )、胴ヒータ8および蓋ヒー
タ16がオンになり(ステップS17 )、その後10秒経過し
たら、全ての動作が停止して終了する(ステップS18 ,
S19 )。なお、以上の調整動作の開始後、第1の入力装
置27のうちの切スイッチ(切キー43d に対応するもの)
を押すことにより、任意の時点で動作を終了させること
ができる。
力は停止し(ステップS14 )、胴ヒータ8および蓋ヒー
タ16がオンになり(ステップS17 )、その後10秒経過し
たら、全ての動作が停止して終了する(ステップS18 ,
S19 )。なお、以上の調整動作の開始後、第1の入力装
置27のうちの切スイッチ(切キー43d に対応するもの)
を押すことにより、任意の時点で動作を終了させること
ができる。
【0019】以上のようにして設定された時計の時刻表
示およびIH出力値の制御データは記憶装置54のRAM
に記憶され、前記調整動作が終了した後も設定値が保持
されて、その後時計の時刻合わせやIH出力調整をしな
くてもよい状態に保持される。そして、炊飯器が停電状
態にあるとき、すなわち、炊飯器内の電気回路に外部か
ら給電されていないとき、停電検知回路56が停電を検知
した後は、リチウム電池47などによって構成される電源
バックアップ回路により、マイクロコンピュータ28が動
作し、前記制御データなどの記憶内容が保持される。し
たがって、製造工場からの出荷後、時刻合わせやIH出
力調整が既に行われた製品が使用者に提供されることに
なる。
示およびIH出力値の制御データは記憶装置54のRAM
に記憶され、前記調整動作が終了した後も設定値が保持
されて、その後時計の時刻合わせやIH出力調整をしな
くてもよい状態に保持される。そして、炊飯器が停電状
態にあるとき、すなわち、炊飯器内の電気回路に外部か
ら給電されていないとき、停電検知回路56が停電を検知
した後は、リチウム電池47などによって構成される電源
バックアップ回路により、マイクロコンピュータ28が動
作し、前記制御データなどの記憶内容が保持される。し
たがって、製造工場からの出荷後、時刻合わせやIH出
力調整が既に行われた製品が使用者に提供されることに
なる。
【0020】なお、フラッシュメモリなどを使用して、
設定された制御データを保持するようにすれば、バック
アップ用の電池47が不要になる構成にできる。
設定された制御データを保持するようにすれば、バック
アップ用の電池47が不要になる構成にできる。
【0021】前記調整および検査作業の終了後、第2の
入力装置29から外部装置が外され、さらに炊飯器の組立
が完了した状態では、第2の入力装置29は、操作パネル
22または文字シート41によって覆い隠され、操作できな
い状態となる。したがって、通常使用者は、第2の入力
装置29を使用することはなく、第1の入力装置27を使用
して炊飯器に所定の動作を行わせる。例えば何らかの理
由で、時計の時刻合わせをやり直す必要が生じたときに
は、まず第1の入力装置27の時計キー43a を押して時刻
合わせモードにし、時キー43b および分キー43c によっ
て時刻を現在時刻に合わせた後、再度時計キー43a を押
して時刻を確定するとともに、時計の計時を開始させ
る。
入力装置29から外部装置が外され、さらに炊飯器の組立
が完了した状態では、第2の入力装置29は、操作パネル
22または文字シート41によって覆い隠され、操作できな
い状態となる。したがって、通常使用者は、第2の入力
装置29を使用することはなく、第1の入力装置27を使用
して炊飯器に所定の動作を行わせる。例えば何らかの理
由で、時計の時刻合わせをやり直す必要が生じたときに
は、まず第1の入力装置27の時計キー43a を押して時刻
合わせモードにし、時キー43b および分キー43c によっ
て時刻を現在時刻に合わせた後、再度時計キー43a を押
して時刻を確定するとともに、時計の計時を開始させ
る。
【0022】以上のような本実施例における組立時の調
整作業とは異なり、従来、組立時の時計の時刻合わせ
は、操作パネルを器本体に取り付けた後に、時計キー、
時キーおよび分キーを操作して行うようにしていた。ま
た、IH出力調整は、IH出力調整回路を操作して、所
定の消費電流が得られるように調整していた。また、鍋
センサの温度検出が正常で、この温度検出によってIH
が停止することの動作確認では、空の鍋を加熱し、所定
の温度上昇が検出されたときにIHを停止し、開始から
加熱が停止するまでの時間の長さで確認していた。さら
に、胴ヒータおよび蓋ヒータの動作確認は、切状態のと
きに保温キーを押して保温状態にし、胴ヒータおよび蓋
ヒータがオンすることの確認および消費電流の確認によ
り行っていた。このように、従来、時計の時刻合わせや
出力調整や他の動作確認の作業は、多くの工程を必要と
し、長時間を要していた。
整作業とは異なり、従来、組立時の時計の時刻合わせ
は、操作パネルを器本体に取り付けた後に、時計キー、
時キーおよび分キーを操作して行うようにしていた。ま
た、IH出力調整は、IH出力調整回路を操作して、所
定の消費電流が得られるように調整していた。また、鍋
センサの温度検出が正常で、この温度検出によってIH
が停止することの動作確認では、空の鍋を加熱し、所定
の温度上昇が検出されたときにIHを停止し、開始から
加熱が停止するまでの時間の長さで確認していた。さら
に、胴ヒータおよび蓋ヒータの動作確認は、切状態のと
きに保温キーを押して保温状態にし、胴ヒータおよび蓋
ヒータがオンすることの確認および消費電流の確認によ
り行っていた。このように、従来、時計の時刻合わせや
出力調整や他の動作確認の作業は、多くの工程を必要と
し、長時間を要していた。
【0023】これに対して、前記実施例の構成によれ
ば、操作パネル22または文字シート41を取り付ける前
に、第2の入力装置29より必要な入力信号を与えること
により、時計の時刻合わせと、IH出力調整と、鍋セン
サ6によるIH動作の確認と、胴ヒータ8および蓋ヒー
タ16の加熱動作の確認と、加熱コイル5、胴ヒータ8お
よび蓋ヒータ16それぞれの通電中の消費電流の確認とが
自動的に容易にでき、これらの調整、検査に係わる工程
時間を短縮でき、工程能率が向上する。また、各調整、
検査中に表示装置26に異常表示,,が表示されて
動作が停止した場合には、故障があることを知ることが
できる。しかも、異常表示,,の種類によって故
障箇所が速やかにわかり、修理も容易にできる。これと
ともに、加熱動作を含めた動作が停止することにより、
異常加熱などの危険を防止できる。その上、鍋4が異常
に高温になったときや、蓋体11が異常に高温になって器
本体1の異常加熱が生じたときも動作を停止するので、
安全性がさらに向上する。しかも、鍋4の加熱は調整、
検査のために10秒程度の短い時間の加熱なので、鍋4は
もとより高温にならず、したがって、火傷などの危険を
防止できる。
ば、操作パネル22または文字シート41を取り付ける前
に、第2の入力装置29より必要な入力信号を与えること
により、時計の時刻合わせと、IH出力調整と、鍋セン
サ6によるIH動作の確認と、胴ヒータ8および蓋ヒー
タ16の加熱動作の確認と、加熱コイル5、胴ヒータ8お
よび蓋ヒータ16それぞれの通電中の消費電流の確認とが
自動的に容易にでき、これらの調整、検査に係わる工程
時間を短縮でき、工程能率が向上する。また、各調整、
検査中に表示装置26に異常表示,,が表示されて
動作が停止した場合には、故障があることを知ることが
できる。しかも、異常表示,,の種類によって故
障箇所が速やかにわかり、修理も容易にできる。これと
ともに、加熱動作を含めた動作が停止することにより、
異常加熱などの危険を防止できる。その上、鍋4が異常
に高温になったときや、蓋体11が異常に高温になって器
本体1の異常加熱が生じたときも動作を停止するので、
安全性がさらに向上する。しかも、鍋4の加熱は調整、
検査のために10秒程度の短い時間の加熱なので、鍋4は
もとより高温にならず、したがって、火傷などの危険を
防止できる。
【0024】また、第2の入力装置29を用いて調整、検
査を行うことにより、操作パネル22や文字シート41に直
接手を触れずに各種の設定ができるので、操作パネル22
や文字シート41の外観が汚れることがない。
査を行うことにより、操作パネル22や文字シート41に直
接手を触れずに各種の設定ができるので、操作パネル22
や文字シート41の外観が汚れることがない。
【0025】さらに、操作パネル22もしくは文字シート
41を取り付けた後には、第2の入力装置29は隠れて器本
体1の外方から操作不可能となるので、使用中に誤って
第2の入力装置29から誤信号が入力されることがなく、
これにより安全性が確保される。一方、操作パネル22の
取り付け後、第1の入力装置27への外部からの操作入力
は可能であるため、通常の使用は従来通りに行える。そ
して、操作パネル22を取り付けるのみの簡単な作業によ
り、使用者が使用する第1の入力装置27の操作を可能と
することと、工場でのみ使用し使用者は使用しない第2
の入力装置29の操作を不可能とすることとの両方の作用
が、最終組立作業時において従来より何ら作業を多くす
ることなく実現できる。
41を取り付けた後には、第2の入力装置29は隠れて器本
体1の外方から操作不可能となるので、使用中に誤って
第2の入力装置29から誤信号が入力されることがなく、
これにより安全性が確保される。一方、操作パネル22の
取り付け後、第1の入力装置27への外部からの操作入力
は可能であるため、通常の使用は従来通りに行える。そ
して、操作パネル22を取り付けるのみの簡単な作業によ
り、使用者が使用する第1の入力装置27の操作を可能と
することと、工場でのみ使用し使用者は使用しない第2
の入力装置29の操作を不可能とすることとの両方の作用
が、最終組立作業時において従来より何ら作業を多くす
ることなく実現できる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、前記図5に示す第2の入力装
置29を用いた調整中に、鍋センサ6や蓋センサ17の
断線や短絡などの故障を併せて検出するようにしてもよ
い。
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、前記図5に示す第2の入力装
置29を用いた調整中に、鍋センサ6や蓋センサ17の
断線や短絡などの故障を併せて検出するようにしてもよ
い。
【0027】また、第2の入力装置は、マイクロコンピ
ュータを備えた基板とは別の位置に設けることも可能で
はあるが、前記実施例のように、マイクロコンピュータ
28を備えた基板23と同一の基板23に備えれば、マイクロ
コンピュータ28と第2の入力装置29とを接続するリード
線などの信号線が不要になり、経済的にすることができ
るので、第2の入力装置29とマイクロコンピュータ28と
を同一の基板23に備えることが望ましい。
ュータを備えた基板とは別の位置に設けることも可能で
はあるが、前記実施例のように、マイクロコンピュータ
28を備えた基板23と同一の基板23に備えれば、マイクロ
コンピュータ28と第2の入力装置29とを接続するリード
線などの信号線が不要になり、経済的にすることができ
るので、第2の入力装置29とマイクロコンピュータ28と
を同一の基板23に備えることが望ましい。
【0028】また、炊飯に際し、予約時刻や炊飯コース
の設定などをも同時に使用者の利用状況に応じて設定す
るようにしてもよい。
の設定などをも同時に使用者の利用状況に応じて設定す
るようにしてもよい。
【0029】また、前記実施例では、第2の入力装置を
外部装置が接続される端子としたが、第2の入力装置
は、作業者によって直接操作されるスイッチなどにして
もよい。
外部装置が接続される端子としたが、第2の入力装置
は、作業者によって直接操作されるスイッチなどにして
もよい。
【0030】さらに、前記実施例では、炊飯器を例に採
って説明したが、本発明は、炊飯器の他にも、ホットプ
レート、電気ポット、オーブン、グリル鍋、エアコンデ
ィショナ、ストーブ、ファンヒータあるいは冷蔵庫など
の各種機器に応用できる。
って説明したが、本発明は、炊飯器の他にも、ホットプ
レート、電気ポット、オーブン、グリル鍋、エアコンデ
ィショナ、ストーブ、ファンヒータあるいは冷蔵庫など
の各種機器に応用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の停電バックアップ機能を備えた
機器によれば、機器が保有する各種機能へ動作指示を行
う第1の入力装置に加えて、前記各種機能へ動作指示を
行う、第1の入力装置と異なる入力操作形態の第2の入
力装置を設け、第1の入力装置、第2の入力装置、表示
装置および記憶装置を備えた制御基板を覆う操作パネル
により、第2の入力装置への外部からの入力操作を不可
能とし、第1の入力装置への外部からの入力操作を可能
とするので、第2の入力装置を用いて工場における組立
時の調整などを能率よく行うことができるとともに、こ
の調整などによって使用者が使用する第1の入力装置を
汚すような虞れがなく、また、使用者が誤って第2の入
力装置を用いることを防止できる。
機器によれば、機器が保有する各種機能へ動作指示を行
う第1の入力装置に加えて、前記各種機能へ動作指示を
行う、第1の入力装置と異なる入力操作形態の第2の入
力装置を設け、第1の入力装置、第2の入力装置、表示
装置および記憶装置を備えた制御基板を覆う操作パネル
により、第2の入力装置への外部からの入力操作を不可
能とし、第1の入力装置への外部からの入力操作を可能
とするので、第2の入力装置を用いて工場における組立
時の調整などを能率よく行うことができるとともに、こ
の調整などによって使用者が使用する第1の入力装置を
汚すような虞れがなく、また、使用者が誤って第2の入
力装置を用いることを防止できる。
【図1】本発明の停電バックアップ機能を備えた機器の
一実施例を示すもので、炊飯器全体の断面図である。
一実施例を示すもので、炊飯器全体の断面図である。
【図2】同上操作パネル付近の分解断面図である。
【図3】同上文字シートの正面図である。
【図4】同上電気回路の構成を示すブロック図である。
【図5】同上フローチャートである。
22 操作パネル 23 制御基板 26 表示装置 27 第1の入力装置 29 第2の入力装置 54 記憶装置
Claims (1)
- 【請求項1】 機器が保有する各種機能へ動作指示を行
う第1の入力装置と、 前記各種機能へ動作指示を行う、第1の入力装置と異な
る入力操作形態の第2の入力装置と、 これら第1の入力装置あるいは第2の入力装置からの入
力に応じて指示された動作の状況を表示する表示装置
と、 第1の入力装置あるいは第2の入力装置からの入力によ
り設定された状態を記憶するとともに停電状態でもこの
記憶を保持する記憶装置と、 前記第1の入力装置、第2の入力装置、表示装置および
記憶装置を備えた制御基板と、 この制御基板を覆い、第2の入力装置への外部からの入
力操作を不可能とし、第1の入力装置への外部からの入
力操作を可能とする操作パネルと、を具備したことを特
徴とする停電バックアップ機能を備えた機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13426095A JPH08322723A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 停電バックアップ機能を備えた機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13426095A JPH08322723A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 停電バックアップ機能を備えた機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08322723A true JPH08322723A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15124143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13426095A Pending JPH08322723A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 停電バックアップ機能を備えた機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08322723A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288724A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 調理用家電機器 |
JP2009192373A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Shimizu Corp | 構造物の健全性判断システム |
JP2009207671A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 家庭電化機器及びその管理システム |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13426095A patent/JPH08322723A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288724A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 調理用家電機器 |
JP4670443B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2011-04-13 | タイガー魔法瓶株式会社 | 電気炊飯器 |
JP2009192373A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Shimizu Corp | 構造物の健全性判断システム |
JP2009207671A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 家庭電化機器及びその管理システム |
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