JPH1069976A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH1069976A
JPH1069976A JP22634196A JP22634196A JPH1069976A JP H1069976 A JPH1069976 A JP H1069976A JP 22634196 A JP22634196 A JP 22634196A JP 22634196 A JP22634196 A JP 22634196A JP H1069976 A JPH1069976 A JP H1069976A
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JP
Japan
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temperature
display
load
induction heating
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Application number
JP22634196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tominaga
博 富永
Masaru Kawabe
勝 川邉
Shinobu Machida
忍 町田
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
Shuji Sato
周史 佐藤
Hironobu Tanaka
裕展 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の温度が一目で分かる誘導加熱調理器を
提供すること。 【解決手段】 加熱コイル13とスイッチング素子15
を含むインバータ回路17と、交流電源11からの入力
電力を検知する入力電力検知手段18と、負荷の温度を
検知する温度検知手段19と、前記入力電力検知手段1
8と前記温度検知手段19の検知結果よりインバータ回
路17の出力を制御する制御手段21と、制御手段21
からの信号により調理器の動作状態を表示する表示手段
22を備え、表示手段22は数字表示部を有し温度検知
手段19の検知温度を数字で表示する。これにより使用
者は負荷の温度を一目で認識することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器の
特に表示部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器はその安全・清潔
・高効率という優れた特徴により一般家庭や業務用等に
広く普及されつつある。
【0003】以下に従来構成の誘導加熱調理器について
説明する。図1は従来構成の誘導加熱調理器のブロック
図である。図1において11は交流電源、12は交流電源11
を直流に変換する整流回路、13は負荷を加熱する加熱コ
イル、14は加熱コイル13に高周波電流を供給するインバ
ータ部、15はスイッチング素子、16は逆導通ダイオード
で、加熱コイル13とインバータ部14とスイッチング素子
15と逆導通ダイオード16でインバータ回路17が構成され
ている。18は交流電源11からの入力電力を検知する入力
電力検知手段、19は負荷の温度を検知する温度検知手
段、20はスイッチング素子15を駆動するドライブ回路、
21は入力電力検知部18の検知電力および温度検知部19の
検知温度が設定以下となるようにスイッチング素子15の
オン時間を制御する制御手段、22は制御手段21からの信
号により調理器の動作状態を表示する表示手段である。
【0004】図12は従来構成の誘導加熱調理器の表示
手段である。27は入力電力設定表示、28は入力電力設定
表示27の設定レベルを表示するバーグラフ28である。
【0005】以上のように構成された従来構成の誘導加
熱調理器では、加熱をスタートすると制御手段21がスイ
ッチング素子15をオンオフさせることにより加熱コイル
13に高周波電流が流れ、加熱コイル13上に載置された負
荷鍋に電力が供給される。負荷鍋に供給される電力の検
知は入力電力検知手段18で行い、入力電力検知手段18の
検知信号より設定された電力となるようにスイッチング
素子15のオン時間を変化させる。負荷の温度は温度検知
手段19で検知して、負荷の温度が所定の温度を超えない
ようにスイッチング素子15のオン時間を変化させる。こ
の時表示手段には、図Bに示すように使用者が設定した
設定状態のみ表示されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
加熱調理器においては、表示手段に使用者が設定した設
定状態しか表示されておらず、負荷の温度表示はないの
で、使用者は負荷の状態を見て過去の経験から負荷の温
度を推測して調理しなければならなかった。また使用者
が負荷の正確な温度を知るには温度計等により負荷の温
度を直接測定する必要があり非常に使い勝手が悪いもの
であった。
【0007】また、製品設計段階において温度検知手段
の一部がマイクロコンピュータにて構成されている場合
等は、マイクロコンピュータ内部で処理している負荷の
温度が分からないため、マイクロコンピュータのプログ
ラムに異常がある場合その解析に時間がかかり、開発期
間の短縮化に支障をきたすという問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、負荷の温度が一目で分かる誘導加熱調理器を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、負荷を加熱する加熱コイルとスイッチング
素子を含む誘導加熱部と、交流電源からの入力電力を検
知する入力電力検知部と、負荷の温度を検知する温度検
知手段と、前記入力電力検知部と前記温度検知手段の検
知結果より前記誘導加熱部の出力を制御する制御手段
と、前記制御手段からの信号により調理器の動作状態を
表示する表示手段を備え、前記表示手段は数字表示部を
有し前記温度検知手段の検知温度を数字で表示する構成
としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、負荷を
加熱する加熱コイルとスイッチング素子を含む誘導加熱
部と、交流電源からの入力電力を検知する入力電力検知
部と、負荷の温度を検知する温度検知手段と、前記入力
電力検知部と前記温度検知手段の検知結果より前記誘導
加熱部の出力を制御する制御手段と、前記制御手段から
の信号により調理器の動作状態を表示する表示手段を備
え、前記表示手段は数字表示部を有し前記温度検知手段
の検知温度を数字で表示する構成とするものである。
【0011】これにより、使用者は負荷の温度を容易に
認識することができ、負荷の温度を見ながら火力調節が
できるので微妙な温度調節が可能となる。
【0012】また、設計時においても温度検知手段の検
知温度を確認しながら実験を進めることができ、マイク
ロコンピュータを用いたオート調理メニューの開発や温
度検知手段の検知温度の確認を容易に行うことができ開
発効率の向上を図ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記表示手段は
所定の操作により前記入力電力検知部の検知電力と前記
温度検知手段の検知温度を表示する構成とするものであ
る。
【0014】これにより、使用者は負荷の温度と入力電
力を容易に認識することができ、負荷の温度および入力
電力を見ながら火力調節ができるので微妙な温度調節が
可能となる。
【0015】また、設計時においても温度検知手段の検
知温度と入力電力を確認しながら実験を進めることがで
き、マイクロコンピュータを用いたオート調理メニュー
の開発において、マイクロコンピュータが内部で処理し
ている検知温度や、検知温度と入力電力に応じて負荷に
供給する電力の確認を容易に行うことができ開発効率の
向上を図ることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、負荷を加熱する
加熱コイルとスイッチング素子を含む誘導加熱部と、交
流電源からの入力電力を検知する入力電力検知部と、負
荷の温度を検知する温度検知手段と、前記負荷の温度が
単一あるいは複数段階の温度付近で安定するように温度
設定する温度設定手段と、前記温度設定手段で設定され
た設定温度と前記温度検知手段の検知温度に基づいて前
記誘導加熱部の出力を制御する制御手段と、前記制御手
段からの信号により調理器の動作状態を表示する表示手
段を備え、前記表示手段は数字表示部を有し前記温度設
定手段の設定温度と前記温度検知手段の検知温度を交互
に数字で表示する構成とするものである。
【0017】これにより、使用者が設定した温度と負荷
の温度を自動的に交互に表示させることが可能となり、
使用者は設定温度と負荷温度両方を認識することがで
き、負荷の温度が設定温度付近で安定しているかを確認
しながら調理することが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記数字表示部
の表示内容の切換時間を設定する表示切換時間設定手段
を備え、前記表示手段は前記表示切換時間設定手段の設
定に基づいた時間間隔で交互に前記温度設定手段の設定
温度と前記温度検知手段の検知温度を数字で表示する構
成とするものである。
【0019】これにより、使用者が設定した温度と負荷
の温度を使用者が所望する時間間隔で自動的に交互に表
示させることが可能となり、使用者は設定温度と負荷温
度両方を認識することができ、負荷の温度が設定温度付
近で安定しているかを確認しながら調理することが可能
となる。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記表示切換時
間設定手段は前記温度設定手段の設定温度の表示時間
と、前記温度検知手段の検知温度の表示時間をそれぞれ
設定可能とした構成とするものである。
【0021】これにより、使用者が設定した温度を表示
する時間と負荷の温度を表示する時間を変えることがで
き、設定温度と負荷温度を使用者が確認したい温度の表
示時間を長くして自動的に交互に表示させることが可能
となり、使用者は設定温度と負荷温度両方を認識するこ
とができ、負荷の温度が設定温度付近で安定しているか
を確認しながら調理することが可能となる。
【0022】請求項6に記載の発明は、前記数字表示部
の表示内容の切換を行う表示切換手段を備え、前記表示
手段は前記表示切換手段により数字表示部に前記温度設
定手段の設定温度を表示するか前記温度検知手段の検知
温度を表示するか選択可能とした構成とするものであ
る。
【0023】これにより、使用者が設定した温度か負荷
温度いずれを表示させるか使用者の好みに応じて切り換
えることができ、また常に表示内容の切り換えが可能な
ので、使用者は設定温度と負荷温度両方を認識すること
ができ、負荷の温度が設定温度付近で安定しているかを
確認しながら調理することが可能となる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0025】図1において11は交流電源、12は交流電源
11を直流に変換する整流回路、13は負荷を加熱する加熱
コイル、14は加熱コイル13に高周波電流を供給するイン
バータ部で平滑コンデンサと共振コンデンサで構成され
ている。15はスイッチング素子で本実施例ではIGBT
を用いている。16は逆導通ダイオードで加熱コイル13と
インバータ部14とスイッチング素子15と逆導通ダイオー
ド16でインバータ回路17が構成されている。インバータ
回路は特に一石共振型と限定しない。18は交流電源11か
らの入力電力を検知する入力電力検知手段で、本実施例
ではカレントトランスにより交流電源11からの入力電流
を電圧に変換してマイクロコンピュータに入力しマイク
ロコンピュータ内部で演算して入力電力値に変換してい
る。
【0026】また、19は負荷の温度を検知する温度検知
手段で、サーミスタやサーモスタットにて負荷の温度を
負荷鍋および負荷鍋を載置するトッププレートを介して
間接的に検知して温度を電気信号に変換してマイクロコ
ンピュータに入力し、マイクロコンピュータ内部で演算
して負荷温度に変換している。負荷の温度は直接検知し
ても構わない。20はスイッチング素子15を駆動するドラ
イブ回路、21は入力電力検知手段18の検知電力および温
度検知手段19の検知温度が設定以下となるようにスイッ
チング素子15のオン時間を制御する制御手段でマイクロ
コンピュータ内部で構成されている。22は制御手段21か
らの信号により調理器の動作状態および温度検知手段19
で検知された負荷の温度を表示する表示手段で本実施例
では液晶表示素子で構成されているが、発光ダイオード
等の発光素子を用いても構わない。
【0027】図2に本実施例で使用する液晶表示素子の
全点灯図を示す。23は負荷温度を数字で表示する数字表
示部である。数字表示部23は1桁が7つのセグメントに
て構成されており、3桁の温度まで表示可能である。ま
た、数字表示部は温度表示だけでなくタイマーなどの時
間表示も可能である。
【0028】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついてその動作を説明する。加熱コイル13上にセラミッ
ク製のトッププレートを介して負荷鍋が載置された状態
で加熱を開始すると、制御手段21からの信号によりドラ
イブ回路20がスイッチング素子15を駆動し、スイッチン
グ素子15をオンオフさせることにより加熱コイル13に高
周波電流が印加され、加熱コイル13上方に載置された負
荷鍋が誘導加熱される。負荷鍋へ供給する電力はスイッ
チング素子15のオン時間を変化させることにより自在に
増減させることが可能である。負荷鍋への供給電力は入
力電力検知手段18にて検知され、供給電力が設定された
電力値付近で安定するように制御手段21はスイッチング
素子15のオン時間を調節する。誘導加熱により変動する
負荷の温度は温度検知手段19にて1秒間隔にて検知して
おり、負荷温度が所定の温度を超えないように制御手段
21はスイッチング素子15のオン時間を調節する。本実施
例では負荷の温度検知の時間間隔を1秒としたが、特に
温度検知時間間隔の限定はしない。負荷温度は制御手段
21により表示手段22の数字表示部23に、温度検知手段19
で負荷温度を検知する毎に最新の温度を数字で表示す
る。
【0029】図3は本実施例における負荷温度の表示の
一例である。図3において負荷温度は10進数の数字で
表示されており、98℃であることを示している。
【0030】また特定の操作を行うことにより、図4に
示すように負荷温度と負荷への供給電力両方を表示する
ことも可能である。図4において負荷温度は数字表示部
23のコロン表示の右側に16進数で表示されており、6
2と表示されているので10進数に変換すると98℃で
あることを示している。また、負荷への供給電力は電力
値の上位2桁を数字表示部23のコロン表示の左側に16
進数で表示されており、Cと表示されているので10進
数に変換すると13で1300Wであることを示してい
る。
【0031】以上のように本実施例によれば、表示手段
22に調理中の負荷の温度を数字表示するので、使用者は
負荷の温度を容易に認識することが可能となり、負荷の
温度を見ながらの調理ができるので負荷内部へ調理物を
投入するタイミングが分かりやすく、また負荷の微妙な
温度調節が可能である。
【0032】また、設計時においても温度検知手段の検
知温度および負荷への供給電力を確認しながら実験を進
めることができ、マイクロコンピュータを用いたオート
調理メニューの開発や温度検知手段の検知温度の確認を
容易に行うことができ開発効率の向上を図ることができ
る。
【0033】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0034】図5において11は交流電源、12は交流電源
11を直流に変換する整流回路、13は負荷を加熱する加熱
コイル、14は加熱コイル13に高周波電流を供給するイン
バータ部で平滑コンデンサと共振コンデンサで構成され
ている。15はスイッチング素子で本実施例ではIGBT
を用いている。16は逆導通ダイオードで加熱コイル13と
インバータ部14とスイッチング素子15と逆導通ダイオー
ド16でインバータ回路17が構成されている。インバータ
回路は特に一石共振型と限定しない。18は交流電源11か
らの入力電力を検知する入力電力検知手段で、本実施例
ではカレントトランスにより交流電源11からの入力電流
を電圧に変換してマイクロコンピュータに入力しマイク
ロコンピュータ内部で演算して入力電力値に変換してい
る。
【0035】また、19は負荷の温度を検知する温度検知
手段で、サーミスタやサーモスタットにて負荷の温度を
負荷鍋および負荷鍋を載置するトッププレートを介して
間接的に検知して温度を電気信号に変換してマイクロコ
ンピュータに入力し、マイクロコンピュータ内部で演算
して負荷温度に変換している。負荷の温度は直接検知し
ても構わない。24は負荷の安定温度を設定する温度設定
手段である。負荷の安定温度は140℃〜200℃まで
10℃刻みに7段階設定してあり、キー入力により安定
温度を設定する。本実施例では設定温度を離散的な7段
階の設定としたが、可変抵抗器などを用いて連続的な設
定としても良いし、設定温度範囲や設定温度の段階につ
いても特に限定はしない。20はスイッチング素子15を駆
動するドライブ回路、21は温度設定手段24で設定された
設定された負荷の安定温度と温度検知手段19の検知温度
に基づいてスイッチング素子15のオン時間を制御する制
御手段でマイクロコンピュータ内部で構成されている。
22は制御手段21からの信号により調理器の動作状態およ
び温度検知手段19で検知された負荷の温度を表示する表
示手段で本実施例では液晶表示素子で構成されている
が、発光ダイオード等の発光素子を用いても構わない。
25は表示手段22の表示内容の切換時間を設定する表示切
換時間設定手段である。26は表示手段22の表示内容の切
換を行う表示切換手段である。
【0036】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついてその動作を説明する。使用者は温度設定手段24に
て所望の温度で負荷が安定するように負荷の安定温度を
設定して加熱を開始する。加熱開始後負荷の安定温度の
設定を変更することは勿論可能である。温度設定手段24
にて設定された負荷の安定温度は図6のように表示手段
22の数字表示部23に数字で表示される。加熱コイル13上
にセラミック製のトッププレートを介して負荷鍋が載置
された状態で加熱を開始すると、制御手段21からの信号
によりドライブ回路20がスイッチング素子15を駆動し、
スイッチング素子15をオンオフさせることにより加熱コ
イル13に高周波電流が印加され、加熱コイル13上方に載
置された負荷鍋が誘導加熱される。負荷鍋へ供給する電
力はスイッチング素子15のオン時間を変化させることに
より自在に増減させることが可能である。負荷鍋への供
給電力は入力電力検知手段18にて検知され、供給電力が
設定された電力値付近で安定するように制御手段21はス
イッチング素子15のオン時間を調節する。
【0037】誘導加熱により変動する負荷の温度は温度
検知手段19にて1秒間隔にて検知しており、負荷温度が
温度設定手段24で設定された負荷の安定温度を超えない
ように制御手段21はスイッチング素子15のオン時間を調
節する。本実施例では負荷の温度検知の時間間隔を1秒
としたが、特に温度検知時間間隔の限定はしない。負荷
温度は制御手段21により表示手段22の数字表示部23に、
温度検知手段19で負荷温度を検知する毎に最新の温度を
数字で表示する。図7は本実施例における負荷温度の表
示の一例である。図7において負荷温度は10進数の数
字で表示されており、138℃であることを示してい
る。図6に示す負荷の安定温度の設定表示と図7に示す
負荷の検知温度の表示は、図8に示すように一定の時間
間隔で交互に数字表示部23に表示される。
【0038】表示切換の時間間隔は表示切換時間設定手
段25により図9に示すように変更することが可能であ
り、また図10に示すように片方の表示時間のみを長く
することも可能である。
【0039】また、図6に示す負荷の安定温度の設定表
示と図7に示す負荷の検知温度の表示は、表示切換手段
26により図11に示すように使用者が選択した表示のみ
を表示することも可能である。
【0040】以上のように本実施例によれば、表示手段
22に調理中の負荷の温度を数字表示するので、使用者は
負荷の温度を容易に認識することが可能となり、負荷の
温度を見ながらの調理ができるので負荷内部へ調理物を
投入するタイミングが分かりやすく、また負荷の微妙な
温度調節が可能である。
【0041】また、負荷の安定温度の設定値を表示手段
22の数字表示部23にて表示する構成の場合は、負荷の安
定温度の設定値と検知温度を自動的に交互に表示する構
成とするので、使用者が設定した温度と検知温度両方を
認識しながら調理を行うことができる。
【0042】また、表示内容が自動的に切り換わる時間
間隔を使用者の好みに応じて設定できるので、使用者に
とって最も効率の良い表示パターンでの表示が可能とな
る。
【0043】また、表示切換手段26により負荷の安定温
度の設定値を表示するか検知温度を表示するか使用者の
好みに応じて選択でき、かつ表示内容の切換は常時可能
であるので、使用者が設定した温度と検知温度両方を認
識しながら調理を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、表示手段は誘導加熱調理器の設定状態を表示する
とともに、表示手段の数字表示部に温度検知手段で検知
された負荷の温度を表示するので、使用者は負荷の温度
状態を具体的な数値にて認識することが可能となり、負
荷の温度を確認しながら調理することにより負荷内部へ
調理物を投入するタイミングの判断がしやすくなる。ま
た、負荷温度を確認しながら火力調節を行うことにより
微妙な温度調節を行うことが可能となる。また、温度検
知手段の一部がマイクロコンピュータで構成されている
場合は、マイクロコンピュータ内部で処理している温度
を確認することができるので、マイクロコンピュータに
よるオート調理メニューの開発においてプログラムの不
具合点の抽出が容易となり、開発効率の向上を図ること
ができる。さらに、市場不良が発生した場合において数
字表示部に表示される負荷温度を確認することにより、
サーミスタの断線やショートのような温度検知手段の不
良が一目で確認することができる。
【0045】また、請求項2記載の発明によれば、表示
手段は所定の操作を行うと数字表示部に負荷の検知温度
と負荷への供給電力両方を表示するので、マイクロコン
ピュータによるオート調理メニューの開発において、マ
イクロコンピュータが検知する負荷の温度とその検知結
果より負荷へ供給する電力の振る舞いを確認することが
でき、プログラムが正常に動作しているか確認すること
に利用できるので、プログラムの不具合点の抽出が容易
となり、開発効率の向上を図ることができる。
【0046】また、請求項3記載の発明によれば、負荷
の安定温度の設定表示を表示手段の数字表示部で表示す
る構成の場合は、設定温度の表示と温度検知手段で検知
された検知温度の表示を交互に表示するので、使用者は
自ら設定した温度と負荷の温度両方の温度を認識するこ
とができ、設定温度付近で負荷の温度が安定しているか
を確認しながら調理することが可能となり、安定して調
理の出来映えを良くすることが可能となる。
【0047】また、請求項4記載の発明によれば、表示
切換時間設定手段により設定温度と温度検知手段で検知
された検知温度を使用者が所望する時間間隔で自動的に
交互に表示するので、使用者は自ら設定した温度と負荷
の温度両方の温度を認識することができ、設定温度付近
で負荷の温度が安定しているかを確認しながら調理する
ことが可能となり、安定して調理の出来映えを良くする
ことが可能となる。
【0048】また、請求項5記載の発明によれば、表示
切換時間設定手段により設定温度を表示する時間と温度
検知手段で検知された検知温度を表示する時間を変える
ことが可能で、使用者が確認したい温度を表示する時間
を長くして設定温度と検知温度を自動的に交互に表示す
るので、使用者は自ら設定した温度と負荷の温度両方の
温度を認識することができ、設定温度付近で負荷の温度
が安定しているかを確認しながら調理することが可能と
なり、安定して調理の出来映えを良くすることが可能と
なる。
【0049】また、請求項6記載の発明によれば、表示
切換手段により設定温度を表示するか温度検知手段で検
知された検知温度を表示するか使用者の好みに応じて選
択することが可能で、また表示内容の切換は常時行うこ
とが可能なので、使用者は自ら設定した温度と負荷の温
度両方の温度を認識することができ、設定温度付近で負
荷の温度が安定しているかを確認しながら調理すること
が可能となり、安定して調理の出来映えを良くすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
を示すブロック図
【図2】同、誘導加熱調理器の表示状態を示した図
【図3】同、誘導加熱調理器の検知温度の表示状態を示
した図
【図4】同、誘導加熱調理器の検知温度表示と負荷への
供給電力の表示状態を示した図
【図5】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
を示すブロック図
【図6】同、誘導加熱調理器の設定温度の表示状態を示
した図
【図7】同、誘導加熱調理器の検知温度の表示状態を示
した図
【図8】同、誘導加熱調理器の負荷の設定温度と検知温
度の表示タイミングを示した図
【図9】同、誘導加熱調理器の負荷の設定温度と検知温
度の別の表示タイミングを示した図
【図10】同、誘導加熱調理器の負荷の設定温度と検知
温度の別の表示タイミングを示した図
【図11】同、誘導加熱調理器の負荷の設定温度と検知
温度の更に別の表示タイミングを示した図
【図12】従来例の誘導加熱調理器の表示状態を示した
【符号の説明】
11 交流電源 12 整流回路 13 加熱コイル 14 インバータ部 15 スイッチング素子 16 逆導通ダイオード 17 インバータ回路 18 入力電力検知手段 19 温度検知手段 20 ドライブ回路 21 制御手段 22 表示手段 23 数字表示部 24 温度設定手段 25 表示切換時間設定手段 26 表示切換手段 27 入力電力設定表示 28 バーグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 佳洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 周史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 裕展 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を加熱する加熱コイルとスイッチン
    グ素子を含む誘導加熱部と、交流電源からの入力電力を
    検知する入力電力検知部と、負荷の温度を検知する温度
    検知手段と、前記入力電力検知部と前記温度検知手段の
    検知結果より前記誘導加熱部の出力を制御する制御手段
    と、前記制御手段からの信号により調理器の動作状態を
    表示する表示手段を備え、前記表示手段は数字表示部を
    有し前記温度検知手段の検知温度を数字で表示する誘導
    加熱調理器。
  2. 【請求項2】 表示手段は、所定の操作により入力電力
    検知部の検知電力と温度検知手段の検知温度を表示する
    請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 負荷を加熱する加熱コイルとスイッチン
    グ素子を含む誘導加熱部と、交流電源からの入力電力を
    検知する入力電力検知部と、負荷の温度を検知する温度
    検知手段と、前記負荷の温度が単一あるいは複数段階の
    温度付近で安定するように温度設定する温度設定手段
    と、前記温度設定手段で設定された設定温度と前記温度
    検知手段の検知温度に基づいて前記誘導加熱部の出力を
    制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により調
    理器の動作状態を表示する表示手段を備え、前記表示手
    段は数字表示部を有し前記温度設定手段の設定温度と前
    記温度検知手段の検知温度を交互に数字で表示する誘導
    加熱調理器。
  4. 【請求項4】 数字表示部の表示内容の切換時間を設定
    する表示切換時間設定手段を備え、表示手段は、前記表
    示切換時間設定手段の設定に基づいた時間間隔で交互に
    温度設定手段の設定温度と温度検知手段の検知温度を数
    字で表示する請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 表示切換時間設定手段は、温度設定手段
    の設定温度の表示時間と、温度検知手段の検知温度の表
    示時間をそれぞれ設定可能とした請求項4記載の誘導加
    熱調理器。
  6. 【請求項6】 数字表示部の表示内容の切換を行う表示
    切換手段を備え、表示手段は、前記表示切換手段により
    数字表示部に温度設定手段の設定温度を表示するか温度
    検知手段の検知温度を表示するか選択可能とした請求項
    3記載の誘導加熱調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2257211A1 (es) * 2005-01-28 2006-07-16 Bsh Electrodomesticos España, S.A. Dispositivo con inversor y rectificador y metodo para medir su tension de alimentacion.
JP2014137176A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Paloma Ltd グリル付コンロ
JP2022058805A (ja) * 2018-08-31 2022-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器

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