JP4906575B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP4906575B2
JP4906575B2 JP2007118047A JP2007118047A JP4906575B2 JP 4906575 B2 JP4906575 B2 JP 4906575B2 JP 2007118047 A JP2007118047 A JP 2007118047A JP 2007118047 A JP2007118047 A JP 2007118047A JP 4906575 B2 JP4906575 B2 JP 4906575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
power supply
crystal display
power
supply circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007118047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008272143A (ja
Inventor
和秋 守岩
渉 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2007118047A priority Critical patent/JP4906575B2/ja
Publication of JP2008272143A publication Critical patent/JP2008272143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906575B2 publication Critical patent/JP4906575B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、炊飯器に関し、特に、時刻や炊飯等に関する情報を表示する液晶表示器に費やされる不要な消費電力を削減して省エネルギーを図り、製品寿命を延ばすことができる炊飯器に関するものである。
液晶表示手段を備えた従来の炊飯器では、電源コンセントが接続されていない状態では表示手段に電源を供給するバックアップ用の電源電池とを備え、炊飯器の組立検査終了後に少なくとも液晶表示手段の表示動作をOFFにする電池延命制御モードを実行し、電源電池の電力消費量を低減している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−265316号公報(段落0057〜0068、図4)
従来の炊飯器は、液晶表示手段の表示を必要としない工程においても時刻や炊飯等に関する情報の表示は継続されていた。又、停電時にも表示を行う必要から、バックアップ電源として電池を使用しており、店頭展示等の停電時にも液晶表示手段に表示をしていた。 その為の電池は、製品耐用年数確保や近年の液晶表示器サイズの大型化、停電時表示内容の増加等による消費電流の増加から、電池の寿命が短くなるという問題があった。
この為に電池の容量を大きくすると、コストアップやサイズが大きくなってしまうという問題もあった。更には、近年の炊飯器の電池は基板に直付けされているものが殆どで、電池消耗による交換時には、半田作業が伴い、作業技術料等が生じてしまうという問題があった。
また、商用電源からの交流電力の供給がある場合には、液晶表示手段の液晶電源回路から電源が供給される。液晶電源回路は電圧分割のための複数の抵抗の直列からなり、従来は交流電力を直流電力に変換した直流電源とグランド間に接続されており、液晶表示手段の表示に必要な異なった複数の電圧を発生させるため、直流電源から液晶電源回路を介してグランドに対して常時電流を流しておく必要があった。この電流による消費電力は、いわゆる待機電力と呼ばれるものの一部である。
例えば、液晶表示手段の駆動電圧の仕様が1/3バイアスタイプで、液晶表示器への駆動信号を3段階の階段波形として印加するものでは、3つの抵抗の抵抗値が全て等しく、直流電源から供給される直流電力の電圧が3Vとすれば、抵抗分圧され制御手段の液晶電源入力ポートに入力される電圧は、VL1=3V、VL2=2V、VL3=1Vとなる。このとき、3つの抵抗の直列回路に流れる回路電流は数μA〜100μA程度にもなり、この待機電力に対する環境保全対策からも積極的な削減が要求されているものである。
また、商用電源からの交流電力の供給が無い場合には、バックアップ電源の電池から、液晶電源回路及び制御手段へ直流電力が供給されることになる。
本発明はこの様な問題点を解決する為になされたもので、簡単な構成でバックアップ電源の電池の消費電流を削減でき、電池の寿命を延ばして安価で信頼性が高く、又、商用電源から交流電力が供給されている時には、液晶表示器の表示を必要としない工程等で費やされていた無駄な消費電力を削減することができ、エネルギー消費量が削減され、環境保全に考慮された炊飯器を提供することを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、炊飯物を収容する内鍋と、この内鍋を加熱する加熱手段と、時刻や炊飯等に関する情報を表示する液晶表示手段と、前記加熱手段と前記液晶表示手段を制御する制御手段と、炊飯開始等の指令を前記制御手段に送るキー入力手段と、前記液晶表示手段へ電力を供給する液晶電源回路と、前記液晶電源回路を遮断する液晶電源回路遮断手段と、商用電源からの交流電力の供給がないときに前記液晶電源回路に直流電力を供給するバックアップ電源と、を備え、前記制御手段は、炊飯工程の予熱工程の開始時には前記液晶表示手段を表示状態とし、前記予熱工程開始から所定時間が経過すると前記液晶表示手段を非表示状態として前記液晶電源回路遮断手段により前記液晶電源回路を遮断し、炊飯工程の炊き上げ工程においては、前記液晶表示手段の表示を非表示として前記液晶電源回路遮断手段により前記液晶電源回路を遮断するものである。
本発明によれば、制御手段は、液晶表示手段が非表示のときに、液晶電源回路遮断手段により液晶電源回路を遮断するので、簡単な構成でバックアップ電源である電池の消費電流を削減でき、電池の寿命を延ばして安価で信頼性を向上させ、又、商用電源から交流電力が供給されている時には、液晶表示器の表示を必要としない工程等で費やされていた無駄な消費電力を削減することができ、エネルギー消費量が削減され、環境保全を図ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す炊飯器の断面図、図2は炊飯器の構成を示すブロック図、図3は本発明の動作を示すフローチャートである。
図1において、炊飯器は、炊飯器本体1内には、外面を磁性体金属で構成され、上部にフランジ部を有し、被加熱物を収容する有底筒状の内鍋2が設けられ、そのフランジ部が保護枠3の上部枠3aに懸架支持されている。保護枠3は内鍋2を収納する開口部を構成する筒状の保護枠であり、外面に胴ヒータ4を貼付した側面放熱板5、外面に誘導コイル6を支持するコイル台7で構成され、炊飯器本体1の上部に勘合して配設されている。また、平面状の誘導コイル6は、内鍋2の底部コーナー部に対向する位置に配設された誘導コイル6aと、コイル台7の内鍋2の底面に対向する位置に配設された誘導コイル6bからなる。また、コイル台7の下面に突出して配設されたフェライト台7a、底板8、フェライト台7aに取り付けられ、外部への防磁を行うフェライト9が設けられている。底サーミスタ11は、コイル台7の中央部に取り付けられ、バネ10により内鍋2の方向に付勢され、内鍋2に接触して被加熱物の温度を間接的に検知する。
炊飯器本体1の上部に配設された蓋体12は、保護枠3に一体に成形されたヒンジ部3bにより軸13を介して炊飯器本体1の上部を開閉自在に支持される。蓋体12の内面下部には蓋放熱板14が取り付けられ、蓋放熱板14の内面には蓋ヒータ15が貼付されている。また、蓋体12の内部には蓋断熱材16が配設される。蓋体12の下面に着脱自在に取り付けられた内蓋17の周囲にはパッキン18が配設され、蓋体12を閉じたときにパッキン18が内鍋2に接して内鍋2を閉塞する。蓋サーミスタ19は、蓋放熱板14に取り付けられ、内蓋17を貫通して内鍋2の内部温度を検知する。制御手段23はマイコンで構成され、底サーミスタ11と蓋サーミスタ19の温度情報に基づいて、誘導コイル6、胴ヒータ4及び蓋ヒータ15等を電力制御して、炊飯、保温を行う。
図2において、炊飯器は、商用電源21、商用電源21からの交流電力を直流電力へ変換する直流電源22、直流電源22からの直流電力の供給を受けて、表示や炊飯等の制御を行う制御手段23、制御手段23から送られる駆動信号に従って表示を行う液晶表示手段である液晶表示手段24、抵抗R1、R2、R3の直列回路を有し、直流電源22からの直流電力の供給を受けて、その直流電力を抵抗分圧して、制御手段23の液晶電源入力ポートへ入力し、液晶表示手段24への電源を生成する液晶電源回路25、バックアップ電源であり、商用電源21からの交流電力の供給が無い場合、つまり、停電の場合には制御手段23と液晶電源回路25への直流電力の供給を行うバックアップ電源26を備えている。
また、操作パネル(図示せず)に配置されたキースイッチからの入力指令を制御手段23へ伝えるキー入力手段27、加熱物である米と水を収容した内鍋を加熱して炊飯を行う誘導コイル6、胴ヒータ4及び蓋ヒータ15からなる加熱手段28を備えている。なお、キー入力手段27の入力指令は、例えば、「炊飯」キーによる炊飯開始指令や、「メニュー」キーによる「炊込み」や「おかゆ」等のメニュー設定指令等である。
また、液晶電源回路25とグランド間に接続されたトランジスタTRからなり、制御手段23の出力ポートからの信号によって、液晶電源回路25をVSSレベルへ接続したり、遮断したりして、液晶表示手段24への表示と非表示を行う液晶電源回路遮断手段29、商用電源21が接続されているかいないかを検出し、その検出結果を制御手段23へ送る停電検出手段30を備えている。
次に、この様な構成の本発明の実施の形態1の炊飯器の動作について、図2、図3を用いて説明する。
図3において、ステップS1では制御手段23が停電検出手段30の検出結果が停電であるかないかを判断する。ステップS1で停電ではない(通電)と判断された時は、ステップS2で制御手段23の出力ポートから液晶電源回路遮断手段29のトランジスタTRのベースにHighレベルの電圧が印加されてトランジスタTRがオンし、液晶電源回路25がVSSレベルへ接続され、液晶電源回路25が有効になる。液晶電源回路25においては、液晶表示手段24の駆動信号は3段階の階段波形の1/3バイアスタイプなので、直流電源22から供給される直流電力を3つの抵抗R1、R2、R3で分圧して、マイコンで構成された制御手段の液晶電源入力ポートに入力する。
このとき、3つの抵抗R1、R2、R3の抵抗値が等しく、直流電源22から供給される直流電力の電圧を3Vとすれば、抵抗R1、R2、R3で分圧され制御手段23の液晶電源入力ポートに入力される電圧は、VL1=3V、VL2=2V、VL3=1Vとなる。そして、制御手段23は液晶電源回路25で抵抗分圧された3段階の駆動電圧を受けて、液晶表示手段24へ駆動信号を送り、時刻や炊飯等に関する情報の表示を行う。
次に、ステップS3で炊飯等の通電時の処理として、制御手段23はキー入力手段27の入力指令に基づいて、誘導コイル6、胴ヒータ4及び蓋ヒータ15からなる加熱手段28により加熱を行う。
加熱手段28により加熱を行い炊飯が開始されると、まず、予熱工程が実施されて、被加熱物である米と水を加熱して吸水を促進させる。続いて、底サーミスタ11と蓋サーミスタ19で検知される温度情報に基づいて炊上げ工程が行われ、内鍋2内部の雰囲気が沸騰温度に達し、内鍋2内の水分が無くなって内鍋2の底部の温度が上昇するまで加熱を継続する。次に、むらし工程に入り、高温維持の後に炊飯工程は完了し、保温工程に移行する。
次に、再びステップS1へ戻って停電であるかどうかの判断を行う。ステップS1で停電であると判断された時には、ステップS4で、制御手段23の出力ポートからトランジスタTRのベースにLowレベルの電圧を印加し、トランジスタTRをオフとし、液晶電源回路25を遮断する。液晶電源回路25を遮断すると液晶電源回路25の回路電流は流れない。
そして、ステップS5では、停電状態からの復帰検出等の停電時の処理をして、再びステップS1へ戻って停電であるかどうかの判断を行う。
以上のように、商用電源21の停電を検知する停電検知手段30を備え、制御手段23は、停電検知手段30の出力により停電と判断したときに、液晶表示手段24の表示を非表示とし、液晶電源回路遮断手段29により液晶電源回路25を遮断するので、停電時に液晶電源回路25に流れ続ける不要な消費電流を無くすことができ、バックアップ電源26である電池の無駄な消費電力を抑え、電池の寿命を延ばすことができる。
本実施の形態では、液晶電源回路遮断手段29は液晶電源回路25をVSSレベルへ接続するか、遮断するかを制御することによって構成されているが、これに限られるものではなく、液晶電源回路25を直流電源22へ接続するか、遮断するかを制御する構成としてもよい。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2の炊飯器の構成を表すブロック図である。図において、実施例1で説明した図2と同一の部分については、同じ符号を付し説明を省略する。図2との違いは、液晶電源回路遮断手段29の切り替えを行うトランジスタTRに相当するものが、マイコンで構成された制御手段23の出力ポートにあるので、液晶電源回路遮断手段29を出力ポートで兼ねることである。
このように、制御手段23をマイコンで構成し、液晶電源回路遮断手段29は、マイコンの出力ポートで兼ねるので、トランジスタやリレー等の開閉素子を他に設ける必要が無く、安価な製品を提供することができる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3の炊飯器の動作を表すフローチャートである。本実施の形態3の炊飯器構成は、実施の形態1及び2で説明した図2或いは図4と同じなので、構成の説明は省略し、動作について説明する。
図5において、ステップS11では所定時間を計時する為の所定時間計時用タイマT(図示しないが制御手段23に内蔵されている)をリセットする。この所定時間計時用タイマTはリセットにより初期化された後、計時を開始し、次のリセットによる初期化が行われるまでは計時を継続する。ステップS12では操作パネル(図示せず)に配置されたキースイッチの入力があったかどうかを判定し、キー入力があったと判断された場合には、ステップS13で液晶電源回路遮断手段29を接続状態にして、液晶電源回路25を有効にして、制御手段23からの駆動信号によって液晶表示手段24の表示を行う。その後、ステップS11に戻って、再び所定時間計時用タイマTをリセットする。
ステップS12でキー入力が無いと判断された場合は、ステップS14において、ステップS11でリセットされた所定時間計時用タイマTが、予め定められた所定時間を経過したかどうかを判断する。所定時間を経過していなければステップS12に戻る。ステップS14で、所定時間が経過していると判断された場合には、ステップS15で液晶表示手段24の表示を非表示(OFF)として、液晶電源回路遮断手段29の接続を遮断する。
以上のように、制御手段23は、キー入力手段27の入力が無くなってから所定時間が経過した後は、液晶表示手段24の表示を非表示とし、液晶電源回路遮断手段29は液晶電源回路25を遮断するので、時刻設定や炊飯開始指令等のキースイッチ操作時には、その設定操作の確認に必要な液晶表示手段24の表示を行い、設定操作が終わって、所定時間が経過して、設定操作を確認する為の表示が必要では無くなった時には液晶表示手段24の表示を非表示とするので、表示が必要ではない時には不要な液晶電源回路25の回路電流を削減できる。この時、商用電源21からの交流電力の供給が無い停電時には、バックアップ電源26である電池の寿命を延ばすことになり、商用電源21からの交流電力の供給が有る通電時には、商用電源21からの無駄な消費電力を削減することができる。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4の炊飯器の炊飯工程の温度変化を表す工程図、図7は液晶表示手段24の表示例である。本実施の形態4の炊飯器構成は、実施の形態1及び2で説明した図1、図2或いは図4と同じなので、液晶表示手段24の表示例と動作について説明する。
図6において、上段は底サーミスタ11の検出温度の変化を表す曲線、下段は液晶表示手段24の表示のON/OFF状態を表すチャートである。ONの区間では表示を行い、OFFの区間では非表示である。この工程図は炊飯の過程を表しており、予熱工程から始まり、炊上げ(炊飯)工程、むらし工程を経て、炊飯は終了する。
米と水を入れた内鍋2を炊飯器本体1の内部に収容し、操作パネル(図示せず)に配置された炊飯キー(図示せず)を押下することにより炊飯が開始する。予熱工程が開始され、所定の時間が経過すると(ここでは10分間とする)、設定操作の確認の為の表示が必要では無くなったと考えられ、液晶表示手段24の表示を非表示とする。その後、予熱工程を終了して、内鍋2内の沸騰を維持する炊上げ(炊飯)工程を行い、内鍋2内の水分が蒸発によって無くなり、底サーミスタ11の検出温度が急激に上昇したところで炊上げ(炊飯)工程を終了して、むらし工程に移行する。これまでの工程では、液晶表示手段24の表示は行われていないが、設定操作を確認する為の表示が必要ではない工程なので、実使用において使用者の不都合は生じない。
むらし工程では、炊飯終了まで後何分間であるかの表示を行う為(いわゆる炊飯残時間表示)、液晶表示手段24の表示を行い、炊飯終了までの残り時間をカウントダウン表示する。そして、所定のむらし時間が経過すると炊飯は終了となる。
図7において、上段(1)の表示例は予熱工程開始から所定時間経過までの表示例であり、中段(2)は予熱工程開始から所定時間経過以降の表示例であり、むらし工程開始まで継続される。下段(3)はむらし工程中の表示例である。図において、四角枠で囲われた範囲が液晶表示手段24の表示範囲で、表示範囲の外部左側に、炊飯時間を短縮して炊飯する「お急ぎ」の表示や、「白米」「無洗米」等の米の種類の表示がされている。外部右側には、メニュー表示として「ふつう」「かため」「やわらか」「炊込み」「おかゆ」の表示がされており、操作パネル(図示せず)に配置された「お米」や「メニュー」等のキースイッチを押下することによって、それぞれ選択される。選択された設定の表示は、図7に示されるように三角形のマークによって示される。
上段(1)の表示例では米の種類設定が「白米」、メニュー設定が「ふつう」、現在時刻が「8:00」の状態である。現在時刻の表示は液晶表示手段24の表示が行われている所定時間の間は(この場合は10分間)、時間経過と共に「8:01」「8:02」…と遷移していく。中段(2)の表示例では、液晶表示手段24の表示は非表示となっており、表示は全くされていない。下段(3)の表示例では、米の種類、メニュー設定の表示と併せて、炊飯終了までの残時間表示として、「15分後にできあがり」と表示される。その後の時間経過に伴って、炊飯残時間の表示は「14分後にできあがり」「13分後にできあがり」…と遷移する。
以上のように、制御手段23は、炊飯や保温等の各工程における、予め定められた所定の工程において、液晶表示手段24の表示を所定時間非表示とし、液晶電源回路遮断手段29は液晶電源回路25を遮断するので、表示が必要ではない工程で消費される無駄な消費電力を削減することができる。
また、炊飯工程は、予熱、炊上げ及びむらしの各工程からなり、予熱工程では予熱開始から所定時間経過後及び前記炊上げ工程の全工程を前記液晶表示手段の表示を非表示とし、液晶電源回路遮断手段29は液晶電源回路25を遮断するので、設定操作の確認の為の表示が必要ではない工程では、液晶表示手段24の表示を非表示とし、使用者へ炊飯が後何分で終了するかを表示報知する必要の有るむらし工程では、液晶表示手段24の表示を行っているので、使用者の使い勝手を損なうこと無く、表示が必要ではない工程で消費される無駄な消費電力を削減することができる。
なお、本実施の形態では、炊上げ工程の全工程を液晶表示手段24の表示を非表示としたが、所定周期毎の一定時間以外を液晶表示手段24の表示を非表示としてもよい。
実施の形態5.
図8は本発明の実施の形態5の炊飯器の保温工程の温度変化を表す工程図、図9は液晶表示手段24の表示例である。本実施の形態5の炊飯器構成は、実施の形態1及び2で説明した図1、図2或いは図4と同じなので、液晶表示手段24の表示例と動作について説明する。
図8において、上段は底サーミスタ11の検出温度の変化を表す曲線、下段は液晶表示手段24の表示のON/OFF状態を表すチャートである。ONの区間では表示を行い、OFFの区間では非表示である。この工程図は炊飯終了後(むらし工程終了後)に移行する保温工程の過程を表しており、炊飯でのむらし工程終了から、保温設定温度までの温度低下の過程を経て、保温温度を一定に保つ工程に入り継続する。
米と水を入れた内鍋2を炊飯器本体1の内部に収容し、操作パネル(図示せず)に配置された炊飯キー(図示せず)を押下することにより炊飯が開始され、予熱工程、炊上げ(炊飯)工程、むらし工程を経て炊飯が終了し、保温工程へ移行する。
保温工程が開始され、所定の時間が経過すると(ここでは30分間とする)、設定操作の確認の為の表示が必要では無くなったと考えられ、液晶表示手段24の表示を非表示とする。その後、保温経過時間が1時間になると、再び液晶表示手段24の表示を再開し、保温経過時間を表示報知する。ここでの表示についても、保温経過時間が更に1時間経過して、2時間となるまでは同じ表示を継続することとなるが、1時間経過、2時間経過等の毎時間の区切りに表示内容の変更が生じるので、その際に所定時間の間だけ表示報知を行えば、次の表示内容変更の時までは表示を非表示としても支障は無く、そのことによって無駄な消費電力を削減することができる。
以後、2時間経過、3時間経過、…と保温経過時間の毎時間の区切り毎に、液晶表示手段24の表示を再開し、所定時間の間(ここではそれぞれ10分間とした)、保温経過時間表示を行う。この表示の繰り返しは保温工程が取り消されるまで継続する。
図9において、最上段(1)の表示例は保温工程開始から所定時間経過までの表示例であり、上から2段目(2)の表示例は保温工程開始から所定時間経過以降の表示例であり、保温工程開始から1時間経過未満まで継続される。上から3段目(3)は保温工程開始から1時間経過後の表示例であり、上から4段目(4)は保温工程1時間経過から所定時間経過以降の表示例である。最下段(5)は保温工程開始から2時間経過後の表示例である。図において、四角枠で囲われた範囲が液晶表示手段24の表示範囲で、表示範囲の外部左側に、炊飯時間を短縮して炊飯する「お急ぎ」の表示や、「白米」「無洗米」等の米の種類の表示がされている。外部右側には、メニュー表示として「ふつう」「かため」「やわらか」「炊込み」「おかゆ」の表示がされており、操作パネル(図示せず)に配置された「お米」や「メニュー」等のキースイッチを押下することによって、それぞれ選択される。選択された設定の表示は、図に示されるように三角形のマークによって示される。
上段(1)の表示例では米の種類設定が「白米」、メニュー設定が「ふつう」、保温経過時間が1時間未満(「0時間」)の状態である。上から2段目(2)の表示例では、液晶表示手段24の表示は非表示となっており、表示は全くされていない。上から3段目(3)の表示例では、米の種類、メニュー設定の表示継続と併せて、保温経過時間の表示が「0時間」から「1時間」へ変化している。上から4段目(4)の表示例は、上から2段目(2)の表示例と同一で、表示は非表示となっており、表示は全くされていない。最下段(5)の表示例では、上から3段目(3)の表示例と同様で、米の種類、メニュー設定の表示継続と併せて、保温経過時間の表示が「1時間」から「2時間」へと変化している。
以上のように、保温工程では、保温開始から所定時間経過後、保温開始からの所定周期まで及び所定周期毎の一定時間の各々の間を液晶表示手段24の表示を非表示とし、液晶電源回路遮断手段29は液晶電源回路25を遮断するので、設定操作の確認の為の表示が必要ではない工程では、液晶表示手段24の表示を非表示とし、使用者へ保温経過時間が「1時間」「2時間」と変化していくタイミングで表示報知を行っているので、使用者の使い勝手を損なうこと無く、表示が必要ではない工程で消費される無駄な消費電力を削減することが可能となる。特に、保温工程は長時間に及ぶ場合が多く、表示による無駄な消費電力の割合が高かったが、本実施の形態によれば、最初の1時間は30分間、その後は1時間の内の10分間のみの表示であるので、その消費電力の削減の割合を大きくすることができる。
なお、実施の形態1〜5において、液晶表示手段24を表示するときは点滅表示としてさらに、消費電力の削減をしてもよい。
本発明の実施の形態1を示す炊飯器の断面図である。 本発明の実施の形態1を示す炊飯器の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態1を示す炊飯器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態2を示す炊飯器の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態3を示す炊飯器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態4を示す炊飯器の炊飯工程における液晶表示手段の状態を表す工程図である。 本発明の実施の形態4を示す炊飯器の炊飯工程における液晶表示手段の表示例を表す図である。 本発明の実施の形態5を示す炊飯器の保温工程における液晶表示手段の状態を表す工程図である。 本発明の実施の形態5を示す炊飯器の保温工程における液晶表示手段の表示例を表す図である。
符号の説明
2 内鍋、21 商用電源、22 直流電源、23 制御手段、24 液晶表示手段、25 液晶電源回路、26 バックアップ電源、27 キー入力手段、28 加熱手段、29 液晶電源回路遮断手段、30 停電検出手段。

Claims (3)

  1. 炊飯物を収容する内鍋と、
    この内鍋を加熱する加熱手段と、
    時刻や炊飯等に関する情報を表示する液晶表示手段と、
    前記加熱手段と前記液晶表示手段を制御する制御手段と、
    炊飯開始等の指令を前記制御手段に送るキー入力手段と、
    前記液晶表示手段へ電力を供給する液晶電源回路と、
    前記液晶電源回路を遮断する液晶電源回路遮断手段と、
    商用電源からの交流電力の供給がないときに前記液晶電源回路に直流電力を供給するバックアップ電源と、を備え、
    前記制御手段は、
    炊飯工程の予熱工程の開始時には前記液晶表示手段を表示状態とし、前記予熱工程開始から所定時間が経過すると前記液晶表示手段を非表示状態として前記液晶電源回路遮断手段により前記液晶電源回路を遮断し、
    炊飯工程の炊き上げ工程においては、前記液晶表示手段の表示を非表示として前記液晶電源回路遮断手段により前記液晶電源回路を遮断する
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 炊飯物を収容する内鍋と、
    この内鍋を加熱する加熱手段と、
    時刻や炊飯等に関する情報を表示する液晶表示手段と、
    前記加熱手段と前記液晶表示手段を制御する制御手段と、
    炊飯開始等の指令を前記制御手段に送るキー入力手段と、
    前記液晶表示手段へ電力を供給する液晶電源回路と、
    前記液晶電源回路を遮断する液晶電源回路遮断手段と、
    商用電源からの交流電力の供給がないときに前記液晶電源回路に直流電力を供給するバックアップ電源と、を備え、
    前記制御手段は、
    保温工程を開始すると前記液晶表示手段を表示状態とし、前記保温工程開始から所定時間が経過すると、前記液晶表示手段の表示を非表示として前記液晶電源回路遮断手段により前記液晶電源回路を遮断し、その後は、所定周期毎に一定時間、前記液晶表示手段を表示状態とする
    ことを特徴とする炊飯器。
  3. 前記制御手段はマイコンで構成し、
    前記液晶電源回路遮断手段は、前記マイコンの出力ポートで兼ねることを特徴とする請求項1または請求項2記載の炊飯器。
JP2007118047A 2007-04-27 2007-04-27 炊飯器 Expired - Fee Related JP4906575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007118047A JP4906575B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007118047A JP4906575B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008272143A JP2008272143A (ja) 2008-11-13
JP4906575B2 true JP4906575B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=40050885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007118047A Expired - Fee Related JP4906575B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906575B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6233642B2 (ja) * 2013-05-23 2017-11-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 調理器の液晶駆動装置
JP6057843B2 (ja) * 2013-06-24 2017-01-11 三菱電機株式会社 電気炊飯器
JP7469650B2 (ja) * 2020-06-26 2024-04-17 タイガー魔法瓶株式会社 加熱保温機能付き電気機器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120812A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 松下電器産業株式会社 電気調理器
JPH02111234A (ja) * 1988-10-17 1990-04-24 Canon Inc 電子機器
JPH07143690A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Sharp Corp 電子機器
JPH09168477A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Toshiba Home Technol Corp ジャー炊飯器
JP3627713B2 (ja) * 2002-03-18 2005-03-09 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器
JP2006129914A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008272143A (ja) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2180258B1 (en) Cooking device
JP4906575B2 (ja) 炊飯器
JP5300382B2 (ja) 炊飯器
JP2012235813A (ja) 電気加熱器具
JP2009268842A (ja) 電気ポット
JP2004201804A (ja) 電気炊飯器
JP5598102B2 (ja) 電気炊飯器
JP4218686B2 (ja) 電気ポット
JP2005235689A (ja) 電気圧力調理器
JP2005050725A (ja) 誘導加熱調理器
JP2970538B2 (ja) 電気おかゆ鍋
JP2011206120A (ja) 電気炊飯器
JP2012110553A (ja) 炊飯器
JP2006000476A (ja) 加熱機器
JP2003290043A (ja) 電気湯沸かし器
JPH11244145A (ja) 電気湯沸器
JP4618331B2 (ja) 電気ポット
JP3666470B2 (ja) 電気ポット
JP4013932B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3723734B2 (ja) 電気ポット
JPH11276344A (ja) 調理器
JP2007229068A (ja) 電気ポット
JP2005137555A (ja) 電気湯沸かし器
JP2005166467A (ja) 誘導加熱調理器
JP2009261796A (ja) 電気貯湯容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4906575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees