JP2006000476A - 加熱機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの節約希望に応じて適切な機能を判断して実行可能な加熱機器を提供する。
【解決手段】内容器12、加熱手段(ヒータ13,14)、および、スイッチを有し、加熱機能と、保温機能と、節約機能とを備えた加熱機器において、加熱手段による非加熱時の降下温度特性と、加熱手段による加熱時の上昇温度特性に基づいて、節約機能を実行した際の所定時間後までに要する消費電力が、保温機能と節約機能とのいずれが低いかを判断する省エネ判断手段を設けるとともに、省エネ判断手段の判断に基づいて保温機能または節約機能を実行する自動省エネ機能を設けた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を沸騰させるとともに所定温度に保温する電気ポットや加湿器などの加熱機器に関するものである。
本発明の加熱機器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平9−299239号公報 特開2000−107032号公報
この特許文献1では、内容器の液体温度が所定温度区間を経過する時間を計測することにより、前記内容器内の液量を判定し、その判定した液量に応じて沸騰検出後の加熱制御を行うことにより、消費電力を軽減できるようにした電気ポットが提供されている。
しかし、電気ポットに貯湯した液体は、その液量が常に変動の可能性を有するものであるため、以後の再沸騰時に液量に応じた加熱制御を行っても消費電力を確実に軽減できているとは言えない。
また、引用文献2では、液体を使用しない不使用時の時間帯を設定可能とし、その設定時間内では、通常の使用時の保温温度より低い温度で保温し、不使用時間帯が終了する際に、沸騰させることなく使用時保温温度まで昇温させ、その使用時保温温度を維持することにより消費電力を軽減できるようにした電気ポットが提供されている。また、この引用文献2には、不使用時間帯に加熱を完全に停止し、不使用時間帯が終了する際に沸騰させた後、所定の使用時保温温度に保温することにより、消費電力を軽減できるようにした電気ポットが存在する旨の記載もされている。なお、以下では、不使用時に低い温度で保温した後に使用時保温温度に昇温させる機能、不使用時に低い温度で保温した後に沸騰させて使用時保温温度に保温する機能、および、不使用時に加熱を停止した後に沸騰させて使用時保温温度に保温する機能を節約機能と称する。
しかし、液体を沸騰させる加熱機能で必要な消費電力、および、一定温度に保温する保温機能で必要な消費電力は、電気ポットの機種(機構)および周囲の環境により変動する。そのため、ある特定の時間、通常の保温機能を実行し続ける場合と、前記節約モードを実行する場合とでは、いずれの消費電力が少なくなるかは、前記条件によって変動する。
具体的には、10時間節約機能を実行した場合、室内温度が20℃の環境下において、5リットルの液体(水)を沸騰させるには、1000Wの電力で30分の時間が必要であり、500Whの電力を消費する。そして、同一環境下において、10時間保温機能を実行し続けた場合には、内容器が単壁からなる第1の電気ポットでは、単位時間当たり60Wの電力が必要であるため、600Whの電力を消費する。また、内容器が二重壁からなる第2の電気ポットでは、単位時間当たり20Wの電力が必要であるため、200Whの電力を消費する。そのため、不使用時間を10時間に設定する場合、第1の電気ポットでは前記節約機能を実行する方が経済的であり、第2の電気ポットでは保温機能を続行する方が経済的である。
しかし、室内温度が極端に低い環境下で保温機能を実行させた場合には、保温ヒータに常にフルパワー(100W)の電力を通電する必要があるため、第2の電気ポットであっても10時間保温機能を実行すると、1000Whの電力を消費する。なお、この同一環境下において、節約機能を実行して沸騰させた場合、その加熱時間が長くなったとしても700Wh程度の電力を消費する。
勿論、ユーザは、これらの複雑な条件を考慮して適切な機能を選択して実行させることはできない。
そこで、本発明では、ユーザの節約希望に応じて適切な機能を判断して実行可能な加熱機器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の加熱機器は、液体を収容する内容器、該内容器を加熱する加熱手段、および、所定の動作を実行させるスイッチを有し、前記内容器内の液体を沸騰させる加熱機能と、前記内容器内の液体を所定温度に保温する保温機能と、前記加熱手段による加熱を停止し次いで液体を沸騰させた後に所定温度に保温する節約機能、または、前記液体を前記保温機能より低い温度で保温し次いで液体を加熱または沸騰させた後に所定温度で保温する節約機能とを備えた加熱機器において、前記加熱手段による非加熱時の降下温度特性と、前記加熱手段による加熱時の上昇温度特性に基づいて、前記節約機能を実行した際の所定温度での保温開始までに要する消費電力が、前記保温機能と節約機能とのいずれが低いかを判断する省エネ判断手段を設けるとともに、前記省エネ判断手段の判断に基づいて保温機能または節約機能を実行する自動省エネ機能を設けた構成としている。
この加熱機器では、前記自動省エネ機能と節約機能とを、前記スイッチ操作により選択可能とすることが好ましい。
また、前記省エネ判断手段による判断を周期的に行うことが好ましい。
さらに、前記省エネ判断手段による判断は、前記スイッチ操作により自動省エネ機能を実行した後、所定時間後に開始することが好ましい。
さらにまた、前記省エネ判断手段は、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、所定時間、前記保温機能による加熱を行うことによる昇温温度に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力と、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力とを演算し、これら第1および第2予測消費電力を比較することにより判断することが好ましい。
または、前記省エネ判断手段は、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、前記保温機能によって所定温度まで加熱する所要時間に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力と、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力とを演算し、これら第1および第2予測消費電力を比較することにより判断することが好ましい。
本発明の加熱機器では、加熱手段による非加熱時の降下温度特性と、加熱時の上昇温度特性に基づいて、消費電力が保温機能と節約機能とのいずれが低いかを判断する省エネ判断手段を設け、該省エネ判断手段の判断に基づいて保温機能または節約機能を実行する自動省エネ機能を設けているため、ユーザの節約希望に応じて、その環境下で実行させる適切な機能を判断して動作させることができる。そのため、確実に消費電力を軽減させ、省エネを図ることができる。
また、前記判断は、所定時間内に周期的に行うことにより、確実に誤判断を防止できる。そのうえ、冬場の就寝時など、室内の空調機を停止することになどに伴う環境の変化にも対応することができる。さらに、前記省エネ判断手段による判断は、前記スイッチ操作により自動省エネ機能を実行した後、所定時間後に行うため、該自動省エネ機能を実行する前に実行していた保温機能などによる余熱で判断に影響が及ぶことを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る加熱機器である電気ポットを示す。この電気ポットは、ポット本体10と、該ポット本体10の上部に回動可能に取り付けられた蓋体11とからなる周知のものである。
前記ポット本体10の内部には、水を収容する側面が真空二重構造で底が一重構造をなす内容器12が配設されている。この内容器12の底には、加熱手段である湯沸ヒータ13と保温ヒータ14とが配設されるとともに、内容器12内の液体温度を検出するための温度検出手段としてサーミスタ15が配設されている。また、ポット本体10の外装体と内容器12との間には、電源回路やマイコンなどを実装した制御基板25と、給湯用の給湯ポンプ16とが配設されている。
前記ポット本体10の上部の肩体17にはノーズ部18が形成され、このノーズ部18の下面から突出するように前記給湯ポンプ16に接続した揚水管19が配管されている。前記ノーズ部18には、その上部外面に操作パネル20が配設されるとともに、該操作パネル20の背後に制御基板25に接続された操作基板23が配設されている。
前記操作パネル20には、図2に示すように、前記内容器12内のお湯の温度を表示する液晶表示21の周りに、給湯スイッチの操作部22a、ロック解除スイッチの操作部22b、再沸とうスイッチの操作部22c、保温設置スイッチの操作部22d、および、節約タイマースイッチの操作部22eがそれぞれ配設されている。そして、前記操作基板23には、前記操作部22a〜22eに対応するスイッチ、および、ロックが解除された状態を表示するLED24が配設されている。
前記制御基板25は、制御手段であるマイコンが実装され、ユーザが前記操作パネル20を操作することにより、その操作したスイッチに応じて予め設定されたプログラムに従って前記各負荷部品を制御し、従来と同様の加熱機能、保温機能、節約機能および吐出機能を実行するものである。そして、本実施形態では、更に自動省エネ機能が設けられている。
前記加熱機能は、前記沸騰ヒータ13を動作させて内容器12内の液体を沸騰させるもので、ユーザが内容器12内に液体を収容させて液体の温度が保温温度より低くなったり、ユーザが再沸とうスイッチを操作することにより実行される。
前記保温機能は、前記加熱機能の終了後に、続いて前記保温ヒータ14を動作させるとともに、サーミスタ15から入力された液体温度に基づいて、内容器12内の液体を指定温度である98℃または90℃に維持するように保温するもので、保温設定スイッチの操作により「98」または「90」に設定することにより実行される。なお、ユーザが「切」を選択した場合には真空保温を行う。即ち、保温ヒータ14を動作させることなく、内容器12が自身で有する保温能力でのみ保温する。
前記節約機能は、予め設定した「10」時間後に指定の保温温度に保温した状態とするもので、前記節約タイマースイッチの操作により実行される。具体的には、節約タイマースイッチが操作されると、沸騰ヒータ13は勿論、保温ヒータ14も停止して非加熱状態とする。そして、設定時間が経過する30分前になると、前記加熱機能を実行した後、続いて保温機能を実行して指定温度に保温するものである。なお、保温設定が「切」を選択されている場合には、設定時間経過30分前に加熱機能を実行した後に、保温ヒータ14による保温機能は実行しない。
前記吐出機能は、前記給湯ポンプ16を動作させて揚水管19におけるノーズ部18の先端から内容器12内の液体を吐出するもので、前記給湯スイッチを操作することにより実行される。
前記自動省エネ機能は、前記省エネ判断手段の役割をなすマイコンの判断に基づいて、前記節約機能を実行した際の保温開始(略ターマー設定時間経過時)まで、保温機能または節約機能を実行するもので、前記節約タイマースイッチの操作により実行される。なお、この自動省エネ機能と前記節約機能とは、前記節約タイマースイッチを3秒以上継続して長押しすることにより、切り替えられる。また、保温設定が「切」を選択されている場合には、この自動省エネ機能は、必ず節約機能を実行する。
具体的には、省エネ判断手段としてのマイコンは、自動省エネ機能が実行されると、所定時間後に、保温ヒータ14による非加熱時の降下温度特性と、保温ヒータ14による加熱時の上昇温度特性に基づいて、前記節約機能の実行時間である10時間後までに要する消費電力が、前記保温機能を実行し続けた場合と、前記節約機能を実行した場合とで、いずれが低いかを演算して判断する。即ち、マイコンは、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、前記保温機能を実行することによる加熱を予め設定した時間行うことによる昇温温度に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力を演算する。また、前記保温機能を実行することによる加熱を予め設定した時間行うことによる昇温温度のみに基づいて、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力を演算する。そして、これら第1および第2予測消費電力を比較することにより、いずれを実行するかを判断するものである。
次に、マイコンによる前記節約機能および自動省エネ機能の制御について具体的に説明する。
まず、節約タイマースイッチが3秒未満で操作されると、マイコンは、図3に示すように、ステップS1で、9.5時間カウンタをリセットスタートした後、ステップS2で、保温ヒータ14をオフ(停止)する。
ついで、ステップS3で、節約機能を強制的に実行するように設定されているか否かを判断する。そして、強制実行設定でない場合にはステップS4に進み、強制実行設定である場合には図4に示すステップS28に進む。ここで、強制実行設定とは、節約タイマースイッチの操作により、節約機能を実行するように設定されている場合、および、自動省エネ機能の設定状態で保温設定が「切」に設定されている場合である。
ステップS4では、判断を停止するカウンタである判断停止カウンタ(本実施形態では1時間)をリセットスタートした後、ステップS5で、判断を開始するカウンタである15分カウンタをリセットスタートする。
ついで、ステップS6で、15分カウンタがカウントアップするまで待機し、カウントアップすると、ステップS7で、サーミスタ15によって内容器12内の液体温度(T0)を検出する。
ついで、ステップS8で、降下温度特性を検出するためのカウンタである30秒カウンタをリセットスタートした後、ステップS9で、この30秒カウンタがカウントアップするまで待機する。そして、30秒カウンタがカウントアップすると、ステップS10で、液体温度(T1)を検出した後、ステップS11で、保温ヒータ14を100Wの通電電力でオン(動作)させる。
ついで、ステップS12で、上昇温度特性を検出するためのカウンタである30秒カウンタをリセットスタートした後、ステップS13で、この30秒カウンタがカウントアップするまで待機する。そして、30秒カウンタがカウントアップすると、ステップS14で、液体温度(T2)を検出する。
ついで、図4に示すように、ステップS15で、液体温度(T2)から液体温度(T1)を減算した差が0℃より高いか否か、即ち、30秒間加熱することによって液体が昇温しているか否かを検出する。そして、内容器12内の液体が昇温している場合にはステップS16に進み、昇温していない場合には後述するステップS23に進む。ここで、加熱しても液体温度が昇温しないという状況は、周囲の温度が極端に低いため、保温ヒータ14をフルパワー(100W)で動作させないと、保温温度を維持できない状態である。
ステップS16では、検出した温度(T0,T1,T2)により、非加熱時の降下温度特性(降下温度T0−T1)による予測降下温度と、加熱時の上昇温度特性(昇温温度T2−T1)に基づいて、節約機能を実行することによる第1予測消費電力を演算するとともに、保温機能を実行し続けることによる第2予測消費電力を演算する消費電力演算処理を実行する。
ついで、ステップS17で、保温機能を続行した方が消費電力が低いと判断した場合には、ステップS18に進み、節約機能を実行した方が消費電力が低いと判断した場合には後述するステップS23に進む。
ステップS18では、前記ステップS5からステップS17までの判断を周期的に行うための30分カウンタをリセットスタートした後、ステップS19で、判断カウンタがカウントアップしたか否かを検出する。そして、判断カウンタがカウントアップしていない場合にはステップS20に進み、カウントアップした場合にはステップS22に進む。
ステップS20では、30分カウンタがカウントアップしたか否かを検出する。そして、30分カウンタがカウントアップした場合にはステップS21に進み、保温ヒータ14をオフして図3に示すステップS5に戻る。また、30分カウンタがカウントアップしていない場合にはステップS19に戻る。
一方、判断カウンタがカウントアップした場合には、ステップS22で、30分カウンタを停止した後、ステップS30に進み、通常の保温制御処理(保温機能)を実行し続ける。
また、前記ステップS15で内容器12内の液体が昇温していないと判断した場合、および、前記ステップS17で節約機能を実行した方が消費電力が低いと判断した場合には、ステップS23で、保温ヒータ14をオフさせる。
ついで、ステップS24からステップS27で、前記ステップS18からステップS22と略同様に、判断を周期的に行うための30分カウンタをリセットスタートした後、ステップS25で、判断カウンタがカウントアップしたか否かを検出する。そして、判断カウンタがカウントアップしていない場合にはステップS26に進み、カウントアップした場合にはステップS27に進む。
ステップS26では、30分カウンタがカウントアップしたか否かを検出する。そして、30分カウンタがカウントアップした場合には図3に示すステップS5に戻り、30分カウンタがカウントアップしていない場合にはステップS25に戻る。
一方、判断カウンタがカウントアップした場合には、ステップS27で、30分カウンタを停止した後、ステップS28に進み、9.5時間カウンタがカウントアップするまで待機する。
そして、9.5時間カウンタがカウントアップすると、ステップS29で、通常の沸騰制御処理を実行した後、ステップS30で、通常の保温制御処理を実行する。
このように、本実施形態の電気ポットでは、ヒータ13,14による非加熱時の降下温度特性と、加熱時の上昇温度特性に基づいて、消費電力が保温機能と節約機能とのいずれが低いかを判断する省エネ判断手段を設け、該省エネ判断手段の判断に基づいて保温機能または節約機能を実行する自動省エネ機能を設けているため、ユーザの節約希望に応じて、その環境下で実行させる適切な機能を判断して動作させることができる。そのため、確実に消費電力を軽減させ、省エネを図ることができる。
また、前記省エネ判断手段による判断は、自動省エネ機能を実行した後、所定時間後に行うため、該自動省エネ機能を実行する前に実行していた保温機能などによる余熱で判断に影響が及ぶことを防止できる。さらに、その判断を、所定時間内に周期的に行うことにより、確実に誤判断を防止できる。そのうえ、冬場の就寝時など、室内の空調機を停止することになどに伴う環境の変化にも対応することができる。
なお、本発明の加熱機器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、節約機能を実行するか、保温機能を実行し続けるかの判断を、所定時間(1時間)のみ行うようにしたが、節約タイマーの設定時間が経過するまで、より具体的には、沸騰制御処理を行う9.5時間まで判断を周期的に繰り返し行うようにしてもよい。勿論、判断を開始する時間や、判断を周期的に行うための時間なども希望に応じて変更が可能である。
また、前記実施形態では、省エネ判断手段であるマイコンは、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、所定時間、前記保温機能による加熱を行うことによる昇温温度に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力と、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力とを演算したが、前記保温機能を実行することによって所定温度まで加熱するのに要する時間に基づいて、第1予測消費電力と第2予測消費電力とを演算してもよい。
さらに、前記実施形態では、節約機能は、保温ヒータ14を設定時間の経過30分前までオフして非加熱状態とする構成としたが、保温機能での保温温度より低い温度で保温する構成としてもよい。
本発明は、電気ポットに限定されず、例えば加湿器など、内容器を加熱する加熱手段を備え、所定の加熱機能と、保温機能と、節約機能とを有する加熱機器であれば、いずれでも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の加熱機器である電気ポットを示す概略図である。 電気ポットの操作パネルを示す正面図である。 マイコンによる本発明の節約機能および自動省エネ機能を示すフローチャートである。 図3の続きのフローチャートである。
符号の説明
10…ポット本体(加熱機器)
11…蓋体
12…内容器
13…湯沸ヒータ(加熱手段)
14…保温ヒータ(加熱手段)
15…サーミスタ
16…給湯ポンプ
19…揚水管
20…操作パネル
22a〜22e…スイッチの操作部

Claims (6)

  1. 液体を収容する内容器、該内容器を加熱する加熱手段、および、所定の動作を実行させるスイッチを有し、
    前記内容器内の液体を沸騰させる加熱機能と、
    前記内容器内の液体を所定温度に保温する保温機能と、
    前記加熱手段による加熱を停止し次いで液体を沸騰させた後に所定温度に保温する節約機能、または、前記液体を前記保温機能より低い温度で保温し次いで液体を加熱または沸騰させた後に所定温度で保温する節約機能とを備えた加熱機器において、
    前記加熱手段による非加熱時の降下温度特性と、前記加熱手段による加熱時の上昇温度特性に基づいて、前記節約機能を実行した際の所定温度での保温開始までに要する消費電力が、前記保温機能と節約機能とのいずれが低いかを判断する省エネ判断手段を設けるとともに、
    前記省エネ判断手段の判断に基づいて保温機能または節約機能を実行する自動省エネ機能を設けたことを特徴とする加熱機器。
  2. 前記自動省エネ機能と節約機能とを、前記スイッチ操作により選択可能としたことを特徴とする請求項1に記載の加熱機器。
  3. 前記省エネ判断手段による判断を周期的に行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱機器。
  4. 前記省エネ判断手段による判断は、前記スイッチ操作により自動省エネ機能を実行した後、所定時間後に開始することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の加熱機器。
  5. 前記省エネ判断手段は、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、所定時間、前記保温機能による加熱を行うことによる昇温温度に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力と、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力とを演算し、これら第1および第2予測消費電力を比較することにより判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の加熱機器。
  6. 前記省エネ判断手段は、非加熱時の降下温度による予測降下温度と、前記保温機能によって所定温度まで加熱する所要時間に基づいて、前記節約機能を実行することによる第1予測消費電力と、前記保温機能を実行することによる第2予測消費電力とを演算し、これら第1および第2予測消費電力を比較することにより判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の加熱機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080008058A (ko) * 2006-07-19 2008-01-23 대덕대학산학협력단 예약 가열식 진공 보온병

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