JP3341747B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JP3341747B2 JP35554699A JP35554699A JP3341747B2 JP 3341747 B2 JP3341747 B2 JP 3341747B2 JP 35554699 A JP35554699 A JP 35554699A JP 35554699 A JP35554699 A JP 35554699A JP 3341747 B2 JP3341747 B2 JP 3341747B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気貯湯容器に
関し、さらに詳しくは夜間等の不使用時に加熱停止する
ようにした省エネ加熱機能を有する電気貯湯容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
する加熱手段とを備え、光センサーにより室内の明るさ
を検知し、室内が暗くなっている間(即ち、夜間にユー
ザが寝ている間)は加熱手段による加熱を停止し、夜が
明けて光センサーが室内が明るくなったことを検知した
時点で前記加熱手段による加熱を再開するようにした省
エネタイプの電気貯湯容器は従来からよく知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、夏場と冬場
とでは夜が明ける時間が大幅に違ってくるところから、
人の生活時間帯と合わなくなることがある。即ち、光セ
ンサーによる明るさの検知だけで、加熱手段による加熱
を再開させるようにすると、冬場においては人が起きる
時間帯になっても湯が沸いていないという不具合が生ず
るおそれがある。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、季節の変化にかかわらず、人が起きる時間帯には
お湯が沸いているようにすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容
器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温
度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の水量を検
知する水量検知手段と、室内の明るさを検知する光セン
サーとを備えた電気貯湯容器において、省エネモードを
選択する選択手段と、該選択手段により省エネモードが
選択された場合に限り前記光センサーにより室内が暗く
なっていることが検知された時点から前記加熱手段によ
る加熱を停止する加熱停止手段と、前記光センサーによ
り室内が明るくなっていることが検知された時点から前
記加熱手段による加熱を再開する加熱再開手段と、季節
を判別する季節判別手段と、該季節判別手段により冬場
と判定された時には前記加熱再開手段による加熱再開に
優先して前記加熱手段による加熱が停止されてから所定
時間が経過した時点で前記加熱手段による加熱を強制的
に再開する強制加熱再開手段とを付設している。
【0006】上記のように構成したことにより、省エネ
モードが選択されると、光センサーにより室内が暗くな
っていることが検知された時点から加熱手段による加熱
が停止されるが、季節判別手段により夜が明けるのが遅
い冬場と判定された場合には、光センサーによる明るさ
検知が行われる前であっても、加熱手段への通電停止か
ら所定時間が経過した時点で強制的に加熱手段による加
熱が再開されることとなる。なお、季節判別手段により
冬場でないと判定された場合には、光センサーによる明
るさ検知と同時に加熱手段による加熱が再開される。つ
まり、省エネモードが選択されると、人が寝ている時間
帯においては加熱手段による加熱が停止されるが、ユー
ザが起き出す時間には、季節に関係なくお湯が沸いてい
ることとなるのである。
【0007】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を
加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度
検知手段と、前記内容器内の水量を検知する水量検知手
段と、室内の明るさを検知する光センサーとを備えた電
気貯湯容器において、省エネモードを選択する選択手段
と、該選択手段により省エネモードが選択された時点か
ら前記加熱手段による加熱を停止する加熱停止手段と、
前記光センサーにより室内が明るくなっていることが検
知された時点から前記加熱手段による加熱を再開する加
熱再開手段と、季節を判別する季節判別手段と、該季節
判別手段により冬場と判定された時には前記加熱再開手
段による加熱再開に優先して前記加熱手段による加熱が
停止されてから所定時間が経過した時点で前記加熱手段
による加熱を強制的に再開する強制加熱再開手段とを付
設している。
【0008】上記のように構成したことにより、省エネ
モードが選択された時点から加熱手段による加熱が停止
されるが、季節判別手段により夜が明けるのが遅い冬場
と判定された場合には、光センサーによる明るさ検知が
行われる前であっても、加熱手段への通電停止から所定
時間が経過した時点で強制的に加熱手段による加熱が再
開されることとなる。なお、季節判別手段により冬場で
ないと判定された場合には、光センサーによる明るさ検
知と同時に加熱手段による加熱が再開される。つまり、
省エネモードが選択されると、人が寝ている時間帯にお
いては加熱手段による加熱が停止されるが、ユーザが起
き出す時間には、季節に関係なくお湯が沸いていること
となるのである。
【0009】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、
室温を検知する室温検知手段を付設するとともに、前記
季節判定手段として、前記室温検知手段により検知され
た室温が所定温度未満の場合に冬場と判定する手段を採
用した場合、室温検知手段により検知された実際の室温
を季節判別の指標とすることとなり、季節判別手段によ
る冬場判定を正確に行うことができる。
【0010】請求項4あるいは5の発明におけるよう
に、請求項3記載の電気貯湯容器において、前記室温検
知手段に代えて、保温モードにおける前記加熱手段の所
定時間内の通電時間あるいは通電停止時間(もしくは、
通電回数あるいは通電停止回数)と前記水量検知手段か
らの検知水量とから室温を演算する室温演算手段を採用
した場合、室温検知手段を設けることなく、保温モード
における加熱手段の所定時間内の通電時間あるいは通電
停止時間(もしくは、通電回数あるいは通電停止回数)
と水量検知手段からの検知水量とから室温が演算される
こととなる。従って、部品点数の低減およびコストダウ
ンを図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0012】第1の実施の形態 図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる電気貯湯容器が示されている。
【0013】この電気貯湯容器は、貯湯用の内容器3を
備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉する蓋体2
と、前記内容器3を加熱する加熱手段である電気ヒータ
4と、前記内容器3内の湯を外部へ注出するための注出
通路5と、該注出通路5を介して湯を送り出すポンプ装
置6とを備えて構成されている。該注出通路5には、水
量検知手段として作用する電子水量計7が付設されてい
る。
【0014】前記容器本体1は、外側面を構成する板金
製の外ケース8と、内周面を構成する前記内容器3と、
前記外ケース8と内容器3とを結合する合成樹脂製の環
状の肩部材9と、底面を構成する合成樹脂製の底板10
とからなっている。
【0015】前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒
体からなっており、その底部下面には、前記電気ヒータ
4(例えば、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒ
ータ)が取り付けられている。符号11は内容器3の温
度を検出する温度検出手段として作用する温度センサー
である。
【0016】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板12と該
上板12に対して外周縁がネジにより結合された合成樹
脂製の下板13とからなっており、前記肩部材9の後部
に設けられたヒンジ受け14に対してヒンジピン15を
介して開閉自在且つ着脱自在に支持されている。符号1
6は蒸気排出通路である。
【0017】前記蓋体2における下板13には、金属製
のカバー部材17が固定されており、該カバー部材17
の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の
給水口18に圧接されるシールパッキン19が設けられ
ている。
【0018】図1において、符号20は後述する各種ス
イッチ類を備えた操作パネル、21はスイッチ基板、2
2は制御基板である。
【0019】前記操作パネル20には、図2に示すよう
に、給湯スイッチ23、ロック解除スイッチ24、カッ
プメンタイマー25、再沸騰スイッチ26、保温選択ス
イッチ27、省エネモードを選択する選択手段として作
用する省エネスイッチ28、前記スイッチ基板21に設
けられた光センサー29を透視する透視窓30、沸騰表
示灯31、6時間おやすみタイマー表示灯32、9時間
おやすみタイマー表示灯33、カルキ抜き表示灯34、
98℃保温表示灯35、90℃保温表示灯36が設けら
れている。ここで、省エネモードとは、人が寝ている時
間帯には電気ヒータ4への通電を停止するモードであ
る。符号37は前記スイッチ基板21に設けられた室温
検知手段として作用する室温センサーである。
【0020】図3は、本実施の形態にかかる電気貯湯容
器における制御系の構成を示すブロック図であり、マイ
クロコンピュータユニットからなるコントローラ38に
は、前記各種スイッチ類23〜28、電子水量計7、温
度センサー11、室温センサー37、光センサー29か
らの信号が入力され、各種演算処理を行い、その結果が
制御信号として電気ヒータ4およびポンプ装置6に出力
されることとなっている。符号39は電源である。
【0021】前記コントローラ38は、前記省エネスイ
ッチ28により省エネモードが選択された場合に限り前
記光センサー29により室内が暗くなっていることが検
知された時点から前記電気ヒータ4による加熱を停止す
る加熱停止手段としての機能と、前記光センサー29に
より室内が明るくなっていることが検知された時点から
前記電気ヒータ4による加熱を再開する加熱再開手段と
しての機能と、前記室温センサー37により検知された
室温Trが所定温度Ts未満の場合に冬場と判定する季
節判別手段としての機能と、該季節判別手段により冬場
と判定された時には前記加熱再開手段による加熱再開に
優先して前記電気ヒータ4による加熱が停止されてから
所定時間t1が経過した時点で前記電気ヒータ4による
加熱を強制的に再開する強制加熱再開手段としての機能
とを有している。
【0022】ついで、図4に示すフローチャートを参照
して、上記構成の電気貯湯容器における省エネモード加
熱制御について説明する。
【0023】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において光センサー29が
OFFされたか否か(即ち、室内が暗くなったか否か)
の判定がなされ、ここで肯定判定されると、ステップS
4において電気ヒータ4への通電が停止される。該通電
停止は、通電停止手段による。なお、ステップS3にお
いて否定判定された場合には、ステップS1に戻る。
【0024】ステップS4において電気ヒータ4への通
電が停止されると、ステップS5において室温センサー
37からの温度情報(即ち、室温Tr)がコントローラ
38に入力され、ステップS6において室温Trと設定
温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温度Ts
は、夏場と冬場とを区別するに適した気温とされ、例え
ば20℃とされるが、地方によってはこれより低い温度
あるいは高い温度とすることもできる。該比較は、季節
判別手段による。
【0025】ステップS6においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS7においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS8に
おいてt1タイマーがカウントアップしたと判定される
と、ステップS9において電気ヒータ4への通電が再開
されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS8にお
いて否定判定された場合にはステップS7へ戻る。
【0026】ステップS6においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS10に進み、光センサー29がONされたか否か
(即ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされ
る。ここで、肯定判定された場合には、ステップS9に
進み、電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが開
始される。なお、ステップS10において否定判定され
た場合には、ステップS1へリターンする。
【0027】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
ると、光センサー29により室内が暗くなっていること
が検知された時点から電気ヒータ4への通電が停止され
るが、室温Trに基づいて季節を判別し(即ち、室温T
rが設定温度Tsより低い場合には冬場、高い場合には
夏場と判別し)、冬場においては光センサー29により
室内が明るくなったことが検知される前であっても、電
気ヒータ4への通電停止から所定時間t1(例えば、6
時間)が経過して時点で電気ヒータ4への通電が再開さ
れる一方、夏場においては光センサー29により室内が
明るくなったことが検知された時点で電気ヒータ4への
通電が再開されることとなっている。つまり、省エネモ
ードが選択されると、人が寝ている時間帯においては電
気ヒータ4への通電が停止されるが、ユーザが起き出す
時間には、季節に関係なくお湯が沸いていることとなる
のである。
【0028】冬場および夏場における光センサー、電気
ヒータおよび水温Twの時間的変化は、それぞれ図7お
よび図8のタイムチャートに示す通りである。
【0029】なお、本実施の形態においては、季節を判
別する季節判別手段として、室温Trを指標とし、該室
温Trと設定温度Tsとを比較する手段を採用している
が、季節を判別することができるものであれば、他の指
標を用いるものとすることもできる。
【0030】第2の実施の形態 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯
湯容器における省エネモード加熱制御のフローチャート
が示されている。
【0031】この場合、室温センサーを省略し、電子水
量計7により検知される水量Wと保温モードにおける所
定時間t0(例えば、1分)内の電気ヒータ4の通電停
止時間taとから室温Trを演算し、かくして求められ
た室温Trを指標として季節判別を行うようにしてい
る。
【0032】この場合のコントローラ38は、前記省エ
ネスイッチ28により省エネモードが選択された場合に
限り前記光センサー29により室内が暗くなっているこ
とが検知された時点から前記電気ヒータ4による加熱を
停止する加熱停止手段としての機能と、前記光センサー
29により室内が明るくなっていることが検知された時
点から前記電気ヒータ4による加熱を再開する加熱再開
手段としての機能と、保温モードにおける前記電気ヒー
タ4の所定時間t0内の通電停止時間taと前記電子水
量計7からの検知水量Wとから室温Trを演算する室温
演算手段としての機能と、該室温演算手段により求めら
れた室温Trが所定温度Ts未満の場合に冬場と判定す
る季節判別手段としての機能と、該季節判別手段により
冬場と判定された時には前記加熱再開手段による加熱再
開に優先して前記電気ヒータ4による加熱が停止されて
から所定時間t1が経過した時点で前記電気ヒータ4に
よる加熱を強制的に再開する強制加熱再開手段としての
機能とを有している。
【0033】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0034】ついで、上記構成の電気貯湯容器における
省エネモード加熱制御について図5に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0035】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において光センサー29が
OFFされたか否か(即ち、室内が暗くなったか否か)
の判定がなされ、ここで肯定判定されると、ステップS
4において電気ヒータ4への通電が停止される。該通電
停止は、通電停止手段による。なお、ステップS3にお
いて否定判定された場合には、ステップS1に戻る。
【0036】ついで、ステップS5において電子水量計
7からの検知水量Wがコントローラ38に入力され、ス
テップS6において保温モードにおける前記電気ヒータ
4の所定時間t0内の通電停止時間taがコントローラ
38にセットされ、ステップS7において室温Trが室
温演算手段により演算される。
【0037】同じ水量Wであれば室温Trが低いほど湯
が冷め易く、前記通電停止時間taが短くなることか
ら、前記通電停止時間taと水量Wとから室温Trが次
式により演算される。
【0038】Tr=C1×W×f(ta) ここで、C1:定数 f(ta):taの関数 ステップS8においてステップS7で演算された室温T
rと設定温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温
度Tsは、夏場と冬場とを区別するに適した気温とさ
れ、例えば20℃とされるが、地方によってはこれより
低い温度あるいは高い温度とすることもできる。該比較
は、季節判別手段による。
【0039】ステップS8においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS9においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS10
においてt1タイマーがカウントアップしたと判定され
ると、ステップS11において電気ヒータ4への通電が
再開されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS1
0において否定判定された場合にはステップS9へ戻
る。
【0040】ステップS8においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS12に進み、光センサー29がONされたか否か
(即ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされ
る。ここで、肯定判定された場合には、ステップS11
に進み、電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが
開始される。なお、ステップS12において否定判定さ
れた場合には、ステップS1へリターンする。
【0041】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
ると、光センサー29により室内が暗くなっていること
が検知された時点から電気ヒータ4への通電が停止され
るが、保温モードにおける電気ヒータ4の所定時間t0
内の通電停止時間taと水量Wとから求められた室温T
rに基づいて季節を判別し(即ち、室温Trが設定温度
Tsより低い場合には冬場、高い場合には夏場と判別
し)、冬場においては光センサー29により室内が明る
くなったことが検知される前であっても、電気ヒータ4
への通電停止から所定時間t1(例えば、6時間)が経
過して時点で電気ヒータ4への通電が再開される一方、
夏場においては光センサー29により室内が明るくなっ
たことが検知された時点で電気ヒータ4への通電が再開
されることとなっている。つまり、省エネモードが選択
されると、人が寝ている時間帯においては電気ヒータ4
への通電が停止されるが、ユーザが起き出す時間には、
季節に関係なくお湯が沸いていることとなるのである。
しかも、本実施の形態の場合、室温センサーを省略する
ことが可能となり、部品点数の低減およびコストダウン
を図ることもできる。
【0042】なお、本実施の形態においては、室温を演
算するためのデータとして、保温モードにおける電気ヒ
ータの所定時間内の通電停止時間を採用しているが、保
温モードにおける電気ヒータの所定時間内の通電時間を
採用することもできる。
【0043】第3の実施の形態 図6には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯
湯容器における省エネモード加熱制御のフローチャート
が示されている。
【0044】この場合、室温センサーを省略し、電子水
量計7により検知される水量Wと保温モードにおける所
定時間t0(例えば、1分)内の電気ヒータ4の通電回
数Kとから室温Trを演算し、かくして求められた室温
Trを指標として季節判別を行うようにしている。
【0045】この場合のコントローラ38は、前記省エ
ネスイッチ28により省エネモードが選択された場合に
限り前記光センサー29により室内が暗くなっているこ
とが検知された時点から前記電気ヒータ4による加熱を
停止する加熱停止手段としての機能と、前記光センサー
29により室内が明るくなっていることが検知された時
点から前記電気ヒータ4による加熱を再開する加熱再開
手段としての機能と、保温モードにおける前記電気ヒー
タ4の所定時間t0内の通電回数Kと前記電子水量計7
からの検知水量Wとから室温Trを演算する室温演算手
段としての機能と、該室温演算手段により求められた室
温Trが所定温度Ts未満の場合に冬場と判定する季節
判別手段としての機能と、該季節判別手段により冬場と
判定された時には前記加熱再開手段による加熱再開に優
先して前記電気ヒータ4による加熱が停止されてから所
定時間t1が経過した時点で前記電気ヒータ4による加
熱を強制的に再開する強制加熱再開手段としての機能と
を有している。
【0046】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0047】ついで、上記構成の電気貯湯容器における
省エネモード加熱制御について図6に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0048】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において光センサー29が
OFFされたか否か(即ち、室内が暗くなったか否か)
の判定がなされ、ここで肯定判定されると、ステップS
4において電気ヒータ4への通電が停止される。該通電
停止は、通電停止手段による。なお、ステップS3にお
いて否定判定された場合には、ステップS1に戻る。
【0049】ついで、ステップS5において電子水量計
7からの検知水量Wがコントローラ38に入力され、ス
テップS6において保温モードにおける前記電気ヒータ
4の所定時間t0内の通電回数Kがコントローラ38に
セットされ、ステップS7において室温Trが室温演算
手段により演算される。
【0050】同じ水量Wであれば室温Trが低いほど湯
が冷め易く、前記通電回数Kが多くなることから、前記
通電回数Kと水量Wとから室温Trが次式により演算さ
れる。
【0051】Tr=C2×W×f(K) ここで、C2:定数 f(K):Kの関数 ステップS8においてステップS7で演算された室温T
rと設定温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温
度Tsは、夏場と冬場とを区別するに適した気温とさ
れ、例えば20℃とされるが、地方によってはこれより
低い温度あるいは高い温度とすることもできる。該比較
は、季節判別手段による。
【0052】ステップS8においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS9においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS10
においてt1タイマーがカウントアップしたと判定され
ると、ステップS11において電気ヒータ4への通電が
再開されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS1
0において否定判定された場合にはステップS9へ戻
る。
【0053】ステップS8においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS12に進み、光センサー29がONされたか否か
(即ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされ
る。ここで、肯定判定された場合には、ステップS11
に進み、電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが
開始される。なお、ステップS12において否定判定さ
れた場合には、ステップS1へリターンする。
【0054】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
ると、光センサー29により室内が暗くなっていること
が検知された時点から電気ヒータ4への通電が停止され
るが、保温モードにおける電気ヒータ4の所定時間t0
内の通電回数Kと水量Wとから求められた室温Trに基
づいて季節を判別し(即ち、室温Trが設定温度Tsよ
り低い場合には冬場、高い場合には夏場と判別し)、冬
場においては光センサー29により室内が明るくなった
ことが検知される前であっても、電気ヒータ4への通電
停止から所定時間t1(例えば、6時間)が経過して時
点で電気ヒータ4への通電が再開される一方、夏場にお
いては光センサー29により室内が明るくなったことが
検知された時点で電気ヒータ4への通電が再開されるこ
ととなっている。つまり、季節に関係なく、ユーザが起
き出す時間には、お湯が沸いていることとなるのであ
る。しかも、本実施の形態の場合、室温センサーを省略
することが可能となり、部品点数の低減およびコストダ
ウンを図ることもできる。
【0055】なお、本実施の形態においては、室温を演
算するためのデータとして、保温モードにおける電気ヒ
ータの所定時間内の通電回数を採用しているが、保温モ
ードにおける電気ヒータの所定時間内の通電停止回数を
採用することもできる。
【0056】第4の実施の形態 図9には、本願発明の第4の実施の形態にかかるにおけ
る省エネモード加熱制御のフローチャートが示されてい
る。
【0057】この場合、室温センサー37により検知さ
れた室温Trを指標として季節判別を行うようにしてい
る。また、省エネスイッチ28により省エネモードが選
択されると電気ヒータ4への通電が停止されるようにな
っている。
【0058】この場合のコントローラ38は、前記省エ
ネスイッチ28により省エネモードが選択された時点か
ら前記電気ヒータ4による加熱を停止する加熱停止手段
としての機能と、前記光センサー29により室内が明る
くなっていることが検知された時点から前記電気ヒータ
4による加熱を再開する加熱再開手段としての機能と、
前記室温センサー37により検知された室温Trが所定
温度Ts未満の場合に冬場と判定する季節判別手段とし
ての機能と、該季節判別手段により冬場と判定された時
には前記加熱再開手段による加熱再開に優先して前記電
気ヒータ4による加熱が停止されてから所定時間t1
経過した時点で前記電気ヒータ4による加熱を強制的に
再開する強制加熱再開手段としての機能とを有してい
る。
【0059】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0060】ついで、上記構成の電気貯湯容器における
省エネモード加熱制御について図9に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0061】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において電気ヒータ4への
通電が停止される。該通電停止は、通電停止手段によ
る。
【0062】ステップS3において電気ヒータ4への通
電が停止されると、ステップS4において室温センサー
37からの温度情報(即ち、室温Tr)がコントローラ
38に入力され、ステップS5において室温Trと設定
温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温度Ts
は、夏場と冬場とを区別するに適した気温とされ、例え
ば20℃とされるが、地方によってはこれより低い温度
あるいは高い温度とすることもできる。該比較は、季節
判別手段による。
【0063】ステップS5においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS6においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS7に
おいてt1タイマーがカウントアップしたと判定される
と、ステップS8において電気ヒータ4への通電が再開
されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS7にお
いて否定判定された場合にはステップS6へ戻る。
【0064】ステップS5においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS9に進み、光センサー29がONしたか否か(即
ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされる。こ
こで、肯定判定された場合には、ステップS8に進み、
電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが開始され
る。なお、ステップS9において否定判定された場合に
は、ステップS1へリターンする。
【0065】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
ると、電気ヒータ4への通電が停止されるが、室温Tr
に基づいて季節を判別し(即ち、室温Trが設定温度T
sより低い場合には冬場、高い場合には夏場と判別
し)、冬場においては光センサー29により室内が明る
くなったことが検知される前であっても、電気ヒータ4
への通電停止から所定時間t 1(例えば、6時間)が経
過して時点で電気ヒータ4への通電が再開される一方、
夏場においては光センサー29により室内が明るくなっ
たことが検知された時点で電気ヒータ4への通電が再開
されることとなっている。つまり、省エネモードが選択
されると、人が寝ている時間帯においては電気ヒータ4
への通電が停止されるが、ユーザが起き出す時間には、
季節に関係なくお湯が沸いていることとなるのである。
【0066】なお、本実施の形態においては、季節を判
別する季節判別手段として、室温Trを指標とし、該室
温Trと設定温度Tsとを比較する手段を採用している
が、季節を判別することができるものであれば、他の指
標を用いるものとすることもできる。
【0067】第5の実施の形態 図10には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気
貯湯容器における省エネモード加熱制御のフローチャー
トが示されている。
【0068】この場合、室温センサーを省略し、電子水
量計7により検知される水量Wと保温モードにおける所
定時間t0(例えば、1分)内の電気ヒータ4の通電停
止時間taとから室温Trを演算し、かくして求められ
た室温Trを指標として季節判別を行うようにしてい
る。また、省エネスイッチ28により省エネモードが選
択されると電気ヒータ4への通電が停止されるようにな
っている。
【0069】この場合のコントローラ38は、前記省エ
ネスイッチ28により省エネモードが選択された時点か
ら前記電気ヒータ4による加熱を停止する加熱停止手段
としての機能と、前記光センサー29により室内が明る
くなっていることが検知された時点から前記電気ヒータ
4による加熱を再開する加熱再開手段としての機能と、
保温モードにおける前記電気ヒータ4の所定時間t0
の通電停止時間taと前記電子水量計7からの検知水量
Wとから室温Trを演算する室温演算手段としての機能
と、該室温演算手段により求められた室温Trが所定温
度Ts未満の場合に冬場と判定する季節判別手段として
の機能と、該季節判別手段により冬場と判定された時に
は前記加熱再開手段による加熱再開に優先して前記電気
ヒータ4による加熱が停止されてから所定時間t1が経
過した時点で前記電気ヒータ4による加熱を強制的に再
開する強制加熱再開手段としての機能とを有している。
【0070】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0071】ついで、上記構成の電気貯湯容器における
省エネモード加熱制御について図10に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0072】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において電気ヒータ4への
通電が停止される。該通電停止は、通電停止手段によ
る。
【0073】ついで、ステップS4において電子水量計
7からの検知水量Wがコントローラ38に入力され、ス
テップS5において保温モードにおける前記電気ヒータ
4の所定時間t0内の通電停止時間taがコントローラ
38にセットされ、ステップS6において室温Trが室
温演算手段により演算される。
【0074】同じ水量Wであれば室温Trが低いほど湯
が冷め易く、前記通電停止時間taが短くなることか
ら、前記通電停止時間taと水量Wとから室温Trが次
式により演算される。
【0075】Tr=C1×W×f(ta) ここで、C1:定数 f(ta):taの関数 ステップS7においてステップS6で演算された室温T
rと設定温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温
度Tsは、夏場と冬場とを区別するに適した気温とさ
れ、例えば20℃とされるが、地方によってはこれより
低い温度あるいは高い温度とすることもできる。該比較
は、季節判別手段による。
【0076】ステップS7においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS8においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS9に
おいてt1タイマーがカウントアップしたと判定される
と、ステップS10において電気ヒータ4への通電が再
開されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS9に
おいて否定判定された場合にはステップS8へ戻る。
【0077】ステップS7においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS11に進み、光センサー29がONされたか否か
(即ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされ
る。ここで、肯定判定された場合には、ステップS10
に進み、電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが
開始される。なお、ステップS11において否定判定さ
れた場合には、ステップS1へリターンする。
【0078】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
た時点から電気ヒータ4への通電が停止されるが、保温
モードにおける電気ヒータ4の所定時間t0内の通電停
止時間taと水量Wとから求められた室温Trに基づい
て季節を判別し(即ち、室温Trが設定温度Tsより低
い場合には冬場、高い場合には夏場と判別し)、冬場に
おいては光センサー29により室内が明るくなったこと
が検知される前であっても、電気ヒータ4への通電停止
から所定時間t1(例えば、6時間)が経過して時点で
電気ヒータ4への通電が再開される一方、夏場において
は光センサー29により室内が明るくなったことが検知
された時点で電気ヒータ4への通電が再開されることと
なっている。つまり、省エネモードが選択されると、人
が寝ている時間帯においては電気ヒータ4への通電が停
止されるが、ユーザが起き出す時間には、季節に関係な
くお湯が沸いていることとなるのである。しかも、本実
施の形態の場合、室温センサーを省略することが可能と
なり、部品点数の低減およびコストダウンを図ることも
できる。
【0079】なお、本実施の形態においては、室温を演
算するためのデータとして、保温モードにおける電気ヒ
ータの所定時間内の通電停止時間を採用しているが、保
温モードにおける電気ヒータの所定時間内の通電時間を
採用することもできる。
【0080】第6の実施の形態 図11には、本願発明の第6の実施の形態にかかる電気
貯湯容器における省エネモード加熱制御のフローチャー
トが示されている。
【0081】この場合、室温センサーを省略し、電子水
量計7により検知される水量Wと保温モードにおける所
定時間t0(例えば、1分)内の電気ヒータ4の通電回
数Kとから室温Trを演算し、かくして求められた室温
Trを指標として季節判別を行うようにしている。ま
た、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
ると電気ヒータ4への通電が停止されるようになってい
る。
【0082】この場合のコントローラ38は、前記省エ
ネスイッチ28により省エネモードが選択された時点か
ら前記電気ヒータ4による加熱を停止する加熱停止手段
としての機能と、前記光センサー29により室内が明る
くなっていることが検知された時点から前記電気ヒータ
4による加熱を再開する加熱再開手段としての機能と、
保温モードにおける前記電気ヒータ4の所定時間t0
の通電回数Kと前記電子水量計7からの検知水量Wとか
ら室温Trを演算する室温演算手段としての機能と、該
室温演算手段により求められた室温Trが所定温度Ts
未満の場合に冬場と判定する季節判別手段としての機能
と、該季節判別手段により冬場と判定された時には前記
加熱再開手段による加熱再開に優先して前記電気ヒータ
4による加熱が停止されてから所定時間t1が経過した
時点で前記電気ヒータ4による加熱を強制的に再開する
強制加熱再開手段としての機能とを有している。
【0083】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0084】ついで、上記構成の電気貯湯容器における
省エネモード加熱制御について図11に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0085】ステップS1において省エネスイッチ28
が操作されていないと判定された場合には、ステップS
2において通常保温モードがセットされるが、ステップ
S1において省エネスイッチ28が操作されたと判定さ
れた場合には、ステップS3において電気ヒータ4への
通電が停止される。該通電停止は、通電停止手段によ
る。
【0086】ついで、ステップS4において電子水量計
7からの検知水量Wがコントローラ38に入力され、ス
テップS5において保温モードにおける前記電気ヒータ
4の所定時間t0内の通電回数Kがコントローラ38に
セットされ、ステップS6において室温Trが室温演算
手段により演算される。
【0087】同じ水量Wであれば室温Trが低いほど湯
が冷め易く、前記通電回数Kが多くなることから、前記
通電回数Kと水量Wとから室温Trが次式により演算さ
れる。
【0088】Tr=C2×W×f(K) ここで、C2:定数 f(K):Kの関数 ステップS7においてステップS6で演算された室温T
rと設定温度Tsとの比較がなされる。ここで、設定温
度Tsは、夏場と冬場とを区別するに適した気温とさ
れ、例えば20℃とされるが、地方によってはこれより
低い温度あるいは高い温度とすることもできる。該比較
は、季節判別手段による。
【0089】ステップS7においてTr<Tsと判定さ
れた場合(換言すれば、冬場と判定された場合)には、
ステップS8においてt1タイマーのカウントが開始さ
れる。該t1タイマーの時限は、例えば通常人が寝てい
る時間である6時間とされる。そして、ステップS9に
おいてt1タイマーがカウントアップしたと判定される
と、ステップS10において電気ヒータ4への通電が再
開されて湯沸かしが開始される。なお、ステップS9に
おいて否定判定された場合にはステップS8へ戻る。
【0090】ステップS7においてTr≧Tsと判定さ
れた場合(即ち、夏場と判定された場合)には、ステッ
プS11に進み、光センサー29がONされたか否か
(即ち、室内が明るくなったか否か)の判定がなされ
る。ここで、肯定判定された場合には、ステップS10
に進み、電気ヒータ4への通電が再開されて湯沸かしが
開始される。なお、ステップS11において否定判定さ
れた場合には、ステップS1へリターンする。
【0091】上記したように、本実施の形態において
は、省エネスイッチ28により省エネモードが選択され
た時点から電気ヒータ4への通電が停止されるが、保温
モードにおける電気ヒータ4の所定時間t0内の通電回
数Kと水量Wとから求められた室温Trに基づいて季節
を判別し(即ち、室温Trが設定温度Tsより低い場合
には冬場、高い場合には夏場と判別し)、冬場において
は光センサー29により室内が明るくなったことが検知
される前であっても、電気ヒータ4への通電停止から所
定時間t1(例えば、6時間)が経過して時点で電気ヒ
ータ4への通電が再開される一方、夏場においては光セ
ンサー29により室内が明るくなったことが検知された
時点で電気ヒータ4への通電が再開されることとなって
いる。つまり、季節に関係なく、ユーザが起き出す時間
には、お湯が沸いていることとなるのである。しかも、
本実施の形態の場合、室温センサーを省略することが可
能となり、部品点数の低減およびコストダウンを図るこ
ともできる。
【0092】なお、本実施の形態においては、室温を演
算するためのデータとして、保温モードにおける電気ヒ
ータの所定時間内の通電回数を採用しているが、保温モ
ードにおける電気ヒータの所定時間内の通電停止回数を
採用することもできる。
【0093】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、湯沸かし用の
内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器
の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の水量
を検知する水量検知手段と、室内の明るさを検知する光
センサーとを備えた電気貯湯容器において、省エネモー
ドを選択する選択手段と、該選択手段により省エネモー
ドが選択された場合に限り前記光センサーにより室内が
暗くなっていることが検知された時点から前記加熱手段
による加熱を停止する加熱停止手段と、前記光センサー
により室内が明るくなっていることが検知された時点か
ら前記加熱手段による加熱を再開する加熱再開手段と、
季節を判別する季節判別手段と、該季節判別手段により
冬場と判定された時には前記加熱再開手段による加熱再
開に優先して前記加熱手段による加熱が停止されてから
所定時間が経過した時点で前記加熱手段による加熱を強
制的に再開する強制加熱再開手段とを付設して、省エネ
モードが選択されると、光センサーにより室内が暗くな
っていることが検知された時点から加熱手段による加熱
が停止されるが、季節判別手段により夜が明けるのが遅
い冬場と判定された場合には、光センサーによる明るさ
検知が行われる前であっても、加熱手段への通電停止か
ら所定時間が経過した時点で強制的に加熱手段による加
熱が再開され、季節判別手段により冬場でないと判定さ
れた場合には、光センサーによる明るさ検知と同時に加
熱手段による加熱が再開されるようにしたので、省エネ
モードが選択されると、人が寝ている時間帯においては
加熱手段による加熱が停止されるが、ユーザが起き出す
時間には、季節に関係なくお湯が沸いていることとな
り、省エネになるとともに、ユーザにとって便利となる
という効果がある。
【0094】請求項2の発明によれば、湯沸かし用の内
容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の
温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内の水量を
検知する水量検知手段と、室内の明るさを検知する光セ
ンサーとを備えた電気貯湯容器において、省エネモード
を選択する選択手段と、該選択手段により省エネモード
が選択された時点から前記加熱手段による加熱を停止す
る加熱停止手段と、前記光センサーにより室内が明るく
なっていることが検知された時点から前記加熱手段によ
る加熱を再開する加熱再開手段と、季節を判別する季節
判別手段と、該季節判別手段により冬場と判定された時
には前記加熱再開手段による加熱再開に優先して前記加
熱手段による加熱が停止されてから所定時間が経過した
時点で前記加熱手段による加熱を強制的に再開する強制
加熱再開手段とを付設して、省エネモードが選択された
時点から加熱手段による加熱が停止されるが、季節判別
手段により夜が明けるのが遅い冬場と判定された場合に
は、光センサーによる明るさ検知が行われる前であって
も、加熱手段への通電停止から所定時間が経過した時点
で強制的に加熱手段による加熱が再開され、季節判別手
段により冬場でないと判定された場合には、光センサー
による明るさ検知と同時に加熱手段による加熱が再開さ
れるようにしたので、省エネモードが選択されると、人
が寝ている時間帯においては加熱手段による加熱が停止
されるが、ユーザが起き出す時間には、季節に関係なく
お湯が沸いていることとなり、省エネになるとともに、
ユーザにとって便利となるという効果がある。
【0095】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、
室温を検知する室温検知手段を付設するとともに、前記
季節判定手段として、前記室温検知手段により検知され
た室温が所定温度未満の場合に冬場と判定する手段を採
用した場合、室温検知手段により検知された実際の室温
を季節判別の指標とすることとなり、季節判別手段によ
る冬場判定を正確に行うことができる。
【0096】請求項4あるいは5の発明におけるよう
に、請求項3記載の電気貯湯容器において、前記室温検
知手段に代えて、保温モードにおける前記加熱手段の所
定時間内の通電時間あるいは通電停止時間(もしくは、
通電回数あるいは通電停止回数)と前記水量検知手段か
らの検知水量とから室温を演算する室温演算手段を採用
した場合、室温検知手段を設けることなく、保温モード
における加熱手段の所定時間内の通電時間あるいは通電
停止時間(もしくは、通電回数あるいは通電停止回数)
と水量検知手段からの検知水量とから室温が演算される
こととなる。従って、部品点数の低減およびコストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における操作パネルの平面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における制御系のブロック図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロー
チャートである。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロー
チャートである。
【図6】本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロー
チャートである。
【図7】本願発明の第1ないし第3の実施の形態にかか
る電気貯湯容器における冬場での省エネモード加熱制御
時の光センサー、電気ヒータ、水温の時間的変化を示す
タイムチャートである。
【図8】本願発明の第1ないし第3の実施の形態にかか
る電気貯湯容器における夏場での省エネモード加熱制御
時の光センサー、電気ヒータ、水温の時間的変化を示す
タイムチャートである。
【図9】本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯
容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロー
チャートである。
【図10】本願発明の第5の実施の形態にかかる電気貯
湯容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本願発明の第6の実施の形態にかかる電気貯
湯容器における省エネモード加熱制御の内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4は加熱手段
(電気ヒータ)、7は水量検知手段(電子水量計)、1
1は温度検知手段(温度センサー)、28は選択手段
(省エネスイッチ)、29は光センサー、37は室温検
知手段(室温センサー)、38はコントローラ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
    する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知
    手段と、前記内容器内の水量を検知する水量検知手段
    と、室内の明るさを検知する光センサーとを備えた電気
    貯湯容器であって、省エネモードを選択する選択手段
    と、該選択手段により省エネモードが選択された場合に
    限り前記光センサーにより室内が暗くなっていることが
    検知された時点から前記加熱手段による加熱を停止する
    加熱停止手段と、前記光センサーにより室内が明るくな
    っていることが検知された時点から前記加熱手段による
    加熱を再開する加熱再開手段と、季節を判別する季節判
    別手段と、該季節判別手段により冬場と判定された時に
    は前記加熱再開手段による加熱再開に優先して前記加熱
    手段による加熱が停止されてから所定時間が経過した時
    点で前記加熱手段による加熱を強制的に再開する強制加
    熱再開手段とを付設したことを特徴とする電気貯湯容
    器。
  2. 【請求項2】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱
    する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知
    手段と、前記内容器内の水量を検知する水量検知手段
    と、室内の明るさを検知する光センサーとを備えた電気
    貯湯容器であって、省エネモードを選択する選択手段
    と、該選択手段により省エネモードが選択された時点か
    ら前記加熱手段による加熱を停止する加熱停止手段と、
    前記光センサーにより室内が明るくなっていることが検
    知された時点から前記加熱手段による加熱を再開する加
    熱再開手段と、季節を判別する季節判別手段と、該季節
    判別手段により冬場と判定された時には前記加熱再開手
    段による加熱再開に優先して前記加熱手段による加熱が
    停止されてから所定時間が経過した時点で前記加熱手段
    による加熱を強制的に再開する強制加熱再開手段とを付
    設したことを特徴とする電気貯湯容器。
  3. 【請求項3】 室温を検知する室温検知手段を付設する
    とともに、前記季節判定手段として、前記室温検知手段
    により検知された室温が所定温度未満の場合に冬場と判
    定する手段を採用したことを特徴とする前記請求項1お
    よび2のいずれか一項記載の電気貯湯容器。
  4. 【請求項4】 前記室温検知手段に代えて、保温モード
    における前記加熱手段の所定時間内の通電時間あるいは
    通電停止時間と前記水量検知手段からの検知水量とから
    室温を演算する室温演算手段を採用したことを特徴とす
    る前記請求項3記載の電気貯湯容器。
  5. 【請求項5】 前記室温検知手段に代えて、保温モード
    における前記加熱手段の所定時間内の通電回数あるいは
    通電停止回数と前記水量検知手段からの検知水量とから
    室温を演算する室温演算手段を採用したことを特徴とす
    る前記請求項3記載の電気貯湯容器。
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