JP2001000317A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JP2001000317A
JP2001000317A JP11173705A JP17370599A JP2001000317A JP 2001000317 A JP2001000317 A JP 2001000317A JP 11173705 A JP11173705 A JP 11173705A JP 17370599 A JP17370599 A JP 17370599A JP 2001000317 A JP2001000317 A JP 2001000317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
inner pot
power
rice cooker
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11173705A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsumi Hasegawa
逸美 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP11173705A priority Critical patent/JP2001000317A/ja
Publication of JP2001000317A publication Critical patent/JP2001000317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源OFF時の運転モードが保温モードのと
き、新たに炊飯準備して電源ONにしたときに自動的に
保温加熱運転が開始されることによるお米の生炊きを防
止する。 【解決手段】 電源ON時の保温加熱運転を監視する本
運転監視制御部34を設け、例えば電源ON時の内鍋温
度が所定温度よりも低いときには、炊飯準備された内鍋
がセットされているとして、保温加熱運転を中止させ
る。これにより、保温加熱運転中に生じた一時的な停電
後には保温運転が続行され、電源OFF期間中に新たな
炊飯準備がされているときには、保温加熱運転を中止に
より、お米が生炊き状態となることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お米を炊き上げた
後に所定の温度に保持する保温機能を備えた炊飯器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばマイコン炊飯ジャーと称される電
気炊飯器では、所望の炊き上げ時刻をセットして炊飯ス
イッチを押すと、炊飯器本体内の内鍋に収容されている
お米が上記の時刻に炊き上がるように自動的に炊飯加熱
運転が開始され、また、炊き上げ後には例えば70℃程
度の所定の保温温度で維持する保温加熱運転に自動的に
移行させるような制御が行われている。
【0003】この場合、落雷等による一時的な停電が生
じても、停電復帰後に停電前の運転状態が自動的に再開
されるように、不揮発性メモリー素子からなるメモリ、
或いは、内蔵するリチウム電池等で電源中断時もバック
アップされたメモリを運転モード記憶メモリとして設
け、これに、炊飯加熱運転や保温加熱運転に各々対応す
る運転モード信号を記憶させるように構成されているも
のもある。これにより、停電前に保温加熱運転が行われ
ていたときには、停電復帰後に上記のメモリから保温加
熱運転に対応するモード信号が読み出され、このモード
信号に基づいて、保温加熱運転が自動的に再開される。
【0004】このような炊飯器では、内鍋内のご飯が無
くなったときにはまず取消スイッチを押して保温加熱運
転を停止させ、次いで、電源プラグをコンセントから引
き抜いて電源をOFFにする操作が行われる。そして、
新たに炊飯を行う場合には、内鍋を炊飯器本体から取り
出し、この内鍋を用いて洗米を行って、洗米後のお米と
所定量の水の入った内鍋を炊飯器本体にセットする。次
いで、電源プラグをコンセントに差し込んで電源をON
にした後、前記のように所望の炊き上げ時刻をセットし
て炊飯スイッチが押すことによって、新たな炊飯動作が
開始される。
【0005】なお炊飯器本体には、これに内鍋がセット
されているか否かを検出する内鍋検出センサがさらに設
けられ、前記した一時的な停電復帰後の電源ON時等に
は、このセンサで内鍋のセット状態を確認して、停電前
の運転状態が再開されるようになっているものもある。
また、通電中に内鍋を炊飯器本体から取り外した場合に
は、内鍋検出センサにより、リセット状態(ヒーターへ
の通電の中止やメニュー表示の取消し等)となるものも
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な炊飯器では、保温加熱運転中に内鍋内のご飯が無くな
り、この内鍋を取り出して新たに炊飯準備を行う際に、
取消スイッチを押さずに電源プラグをコンセントから引
き抜く操作が行われるケースが多々生じている。このと
き、前記した運転モード記憶メモリに、保温加熱運転に
対応する運転モード信号が記憶されたままになってお
り、このため、炊飯準備を行った内鍋をセットして電源
プラグをコンセントに差し込むと、この時点で上記運転
モード記憶メモリに記憶されている運転モード信号に基
づいて保温加熱運転が開始されてしまう。したがって、
これに気ずかずに時間が経過すると、内鍋内のお米が生
炊き状態になってお米を無駄にしてしまうという問題を
生じている。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的は、内鍋に収容されている炊飯前のお
米が保温加熱運転によって生炊き状態となることを防止
し得る炊飯器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の炊飯器
は、内鍋がセットされる炊飯器本体内に、内鍋を加熱す
る加熱手段と、内鍋の温度を検出する温度検出手段と、
運転モードを記憶する運転モード記憶手段と、運転モー
ドが保温モードのときに内鍋が炊き上がり温度よりも低
い保温温度で保持されるように保温加熱運転を継続する
保温運転継続手段と、内鍋が炊飯器本体にセットされて
いるか否かを検出する内鍋検出手段とを備える炊飯器で
あって、炊飯器本体への内鍋のセット信号が新たに発生
したときの保温加熱運転を監視し、内鍋に収容されてい
るお米が炊飯加熱前の未炊飯状態と判断したときに上記
保温運転継続手段による保温加熱運転を制御する保温運
転監視制御手段を設けていることを特徴としている。
【0009】この構成によれば、炊飯器本体への内鍋の
セット信号が新たに発生し、そしてこのときに保温運転
継続手段によって保温加熱運転が行われる場合、内鍋に
ご飯が収容されているときにはこの保温加熱運転がその
まま行われる一方、保温運転監視制御手段によって内鍋
に炊飯加熱前のお米が収容されていると判断されたとき
には保温加熱運転を規制するような制御が行われる。こ
れにより、内鍋内のお米が保温加熱運転によって生炊き
状態となることが防止される。
【0010】上記した内鍋のセット信号は、まず、電源
ONの期間中に、炊飯準備をした内鍋が現に炊飯器本体
にセットされたときに発生する。このとき、利用者によ
って保温スイッチが誤って操作された場合、これに伴っ
て開始される保温加熱運転が保温運転監視制御手段によ
って監視されて上記制御が行われることで、お米が生炊
き状態となることが防止される。
【0011】そして、保温運転監視制御手段による上記
の監視制御が、請求項2に記載のように、内鍋が炊飯器
本体にセットされている状態において電源がONになっ
た時点で新たに発生する内鍋のセット信号に基づいても
行われることによって、保温加熱運転が行われていると
きに一時的な停電が生じた場合には、この停電復帰後の
電源ON時に保温加熱運転が自動的に再開される一方、
この電源ON時より前の電源OFF期間に新たに炊飯準
備が行われた内鍋がセットされている状態で電源ONに
なったときは、これに対する保温加熱運転が規制され
て、炊飯加熱前のお米が生炊き状態となることが防止さ
れる。この場合の電源のONとは、イ:停電復帰、ロ:
コンセントへのプラグの挿入、ハ:保温スイッチの入操
作、ニ:電源スイッチの入操作等が含まれる。
【0012】電源ON時に、内鍋に収容されているお米
が炊飯加熱前の未炊飯状態であるか否かの判断は、例え
ば請求項3〜6に各々記載のように、電源ONの時点又
は所定時間経過時点での内鍋温度が所定温度より低いと
きに未炊飯状態と判断する(請求項3)、電源ONの時
点又は所定時間経過時点での内鍋温度と、この電源ON
時より前の電源OFF時直前の内鍋温度との温度差が所
定の温度差を超えているときに未炊飯状態と判断する
(請求項4)、電源ONの時点より前の電源OFFの時
点からこの電源ON時までの経過時間が所定の時間を超
えているときに未炊飯状態と判断する(請求項5)、電
源ONの時点より開始された保温加熱運転での所定時間
経過後の内鍋の温度が所定温度以下のときに未炊飯状態
と判断する(請求項6)等の構成を採用して行わせるこ
とが可能である。
【0013】また請求項7に記載のように、炊飯器本体
内に、保温加熱運転に伴って充電され、かつ、内鍋が炊
飯器本体から取り外されたときに電源供給の有無にかか
わらず放電されるコンデンサを設け、内鍋が炊飯器本体
にセットされているときの電源ON時に上記コンデンサ
の電圧が所定電圧よりも低下しているときに未炊飯状態
と判断する構成とすることも可能である。
【0014】一方、内鍋に収容されているお米が炊飯加
熱前の未炊飯状態と保温運転監視制御手段が判断したと
き、例えば請求項8〜請求項11に記載のように、警報
を発する制御(請求項8)、保温加熱運転を中止させる
制御(請求項9)、電源をOFFにする制御(請求項1
0)、保温加熱運転を中止させて炊飯モードでの加熱運
転を行わせる制御(請求項11)等を行い、これによっ
て保温加熱運転の開始や続行が規制されるように構成す
ることで、炊飯加熱前のお米が生炊き状態となることが
防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施形態
について図面を参照しつつ詳細に説明する。図4に示す
ように、本実施形態に係る炊飯器は、炊飯器本体1と、
この炊飯器本体1の上部に取付けられた蓋体2と、炊飯
器本体1の略中央に形成されている下方への凹入空間に
着脱自在に装着される内鍋3とを設けて構成されてい
る。炊飯器本体1は、外装体を形成する有底筒状の外ケ
ース4と、上記凹入空間を囲う内ケース5と、これらケ
ース4・5の各上端側を相互に連接するように設けられ
た肩部材6とを備え、これらの間に機器配設空間7が形
成されている。
【0016】この機器配設空間7には、内ケース5の中
心線上における底部側に、センタセンサユニット8が配
置されている。このユニット8には、内ケース5を貫通
して上方に突出するセンサ取付部内に、サーミスタ等か
らなる温度センサ(温度検出手段)9が設けられてい
る。この温度センサ9の取付部は上下動可能に構成さ
れ、バネによってその上限位置に位置するように付勢さ
れている。内鍋3の装着時には、この内鍋3の底壁によ
ってやや押し下げられた状態となり、これによって、上
記温度センサ9が内鍋3の底壁面にほぼ密着した状態
で、この内鍋3の温度が検出される。
【0017】上記センタセンサユニット8の側方には、
このセンサユニット8を囲うようにドーナツ状に巻装さ
れて全体としては平面形状を有する第1の電磁誘導コイ
ル11Aが、内ケース5の底壁に下側から近接させて配
設されている。また、内ケース5における底部外周側は
湾曲状に形成され、この湾曲部に沿うように、ほぼ円錐
台状に巻装された第2の電磁誘導コイル11Bが配設さ
れている。以下では、これら第1・第2電磁誘導コイル
11A・11Bをワークコイル11と総称して説明す
る。なお、内ケース5における上部側外周には、抵抗加
熱式の電気ヒータ12がさらに巻装されている。
【0018】蓋体2は、その後端側(図において右端
側)で肩部材6の上端にヒンジ機構13によって回動自
在に取付けられている。一方、その前端側には、内ケー
ス5の上面開口を覆う閉位置(図示の位置)でこの蓋体
2を炊飯器本体1にロックするためのロック機構14が
設けられている。また、この蓋体2にはその下面に放熱
板15が取付けられている。この放熱板15は、肩部材
6の上端内周側に配設されている肩ヒータ16によって
加熱されるように構成されている。これにより、放熱板
15での結露を防止すると共に、内鍋3内の加熱保温を
上方からも効果的に行い得るようになっている。なお、
放熱板15の中心箇所には蒸気口キャップ17が取付け
られ、さらにその上方に調圧弁ユニット18が設けられ
ている。
【0019】一方、外ケース4の前面側(図において左
側)は前方への膨出状に形成され、この部位における上
部側の傾斜面に沿って操作表示部19が設けられてい
る。また、その内側に配置されている制御回路基板20
に、後述する運転制御装置21を構成するマイクロコン
ピュータが搭載されている。操作表示部19には、図5
に示すように、その中央部に液晶表示パネル22が設け
られ、この表示パネル22を囲うように、炊飯スイッチ
23・予約スイッチ24・メニュースイッチ25・時刻
設定スイッチ26・再加熱スイッチ27・取消スイッチ
28・保温スイッチ29が順次配置されている。
【0020】炊飯スイッチ23が押されると、後述する
炊飯加熱運転が開始され、ご飯が炊き上がると、自動的
に後述する保温加熱運転に移行する制御が行われる。予
約スイッチ24はタイマー予約炊飯を行うためのもの
で、このスイッチ24と時刻設定スイッチ26とによっ
て希望する炊き上げ時刻を設定し、その後に炊飯スイッ
チ23を押すと、炊飯加熱運転の開始時刻が演算され、
この開始時刻までの時間経過を待って、自動的に炊飯加
熱運転が開始されて、設定された炊き上げ時刻にご飯が
炊き上がるような制御が行われる。メニュースイッチ2
5は、図示されている白米、早炊き、炊込み、おこわ、
すしめし、おかゆ、玄米のうちの一つを選択するための
スイッチである。
【0021】一方、保温スイッチ29は、炊き上げ後の
ご飯を例えば72℃程度の保温温度に保持する保温加熱
運転を開始させるスイッチである。上記したように、炊
飯加熱運転でご飯が炊き上がった後には、この保温加熱
運転に自動的に移行する。この保温加熱運転中は保温ラ
ンプ29aが点灯し、また、保温加熱運転開始時からの
経過時間が例えば1時間毎に液晶表示パネル22に表示
される。
【0022】また、保温加熱運転での目標加熱温度とし
て、上記した72℃と、例えば64℃とが保温スイッチ
29を押す毎に切換わるようにもなっている。長時間保
温する場合には64℃の低温保温を選択することで、ご
飯の乾燥や黄ばみ、臭いなどの発生が抑えられる。再加
熱スイッチ27は、保温運転中にこれを押すことによっ
て、加熱力を強めた運転が所定時間行われ、これによ
り、特に上記した低温保温状態のご飯を暖めて食べごろ
の温度にすることができる。
【0023】取消スイッチ28は、これが押されると、
炊飯加熱運転や保温加熱運転、再加熱運転が行われてい
るときにはこれら運転が中止され、また、予約時刻等の
設定時にこれが押されると、設定内容がクリアされる。
【0024】これらの各スイッチが、図1の制御ブロッ
ク図に示すように、炊飯運転制御手段や保温運転継続手
段としての機能を兼用する前記運転制御装置21に接続
され、この制御装置21に各スイッチ操作に応じた信号
が入力されることにより、前記した温度センサ9での検
出温度等に基づいて、前記したワークコイル11や電気
ヒータ12・肩ヒータ16からなる加熱手段への通電が
制御され、上記した炊飯加熱運転や保温加熱運転が行わ
れる。
【0025】なお、上記運転制御装置21には時計31
と、タイマー予約炊飯が行われるときに前記した演算に
より算出された炊飯開始時刻を記憶する開始時刻記憶メ
モリ32と、運転モード記憶メモリ33とがさらに接続
されている。運転モード記憶メモリ33には、炊飯加熱
時には炊飯モード信号が、保温加熱運転時には保温モー
ド信号が、タイマー予約運転で炊飯開始時刻に達するま
での待機期間中にはタイマー予約モード信号がそれぞれ
格納される。これら31〜33には、電源OFF時にも
例えばリチウム電池などのバックアップ電源から電源が
供給され、これによって、時計31での計時動作が継続
され、また、各メモリ32・33での記憶内容が停電時
にも保持されるようになっている。
【0026】特に、運転モード記憶メモリ33での記憶
内容が停電中も保持される結果、例えば炊飯加熱運転や
保温加熱運転中に落雷などに起因する一時的な停電が生
じた場合でも、停電復帰後に自動的に上記の各運転モー
ド信号に応じた運転が再開される。したがって、このよ
うな炊飯器では、保温加熱運転の継続状態で内鍋3内の
ご飯がなくなって運転を停止させる際には、まず、前記
した取消スイッチ28を押し、次いで、電源プラグをコ
ンセントから抜いて電源をOFFさせる操作が行われ
る。このように取消スイッチ28を押すことで保温加熱
運転が停止され、また、運転モード記憶メモリ33がリ
セットされる。
【0027】ところで、保温運転中に電源をOFFにす
る場合には、上記のように事前に取消スイッチ28を押
すことが必要である。この操作を行わずに電源プラグを
コンセントから抜いてしまうと、その後に新たに炊飯準
備をした内鍋3を炊飯器本体1にセットして電源プラグ
をコンセントに差し込んだ時に、運転モード記憶メモリ
33に保温モード信号が記憶されていることから、従来
は保温加熱運転が自動的に開始され、これに気づかずに
時間が経過すると、内部のお米が生炊き状態になるとい
う問題が生じていた。
【0028】そこで前記運転制御装置21には、電源O
N時に保温加熱運転が開始されるとき、これを監視して
お米が生炊き状態になることを防止するように機能する
保温運転監視制御部(保温運転監視制御手段)34と、
炊飯器本体1に内鍋3がセットされているか否かの検出
を行う内鍋検出部(内鍋検出手段)35とが設けられて
いる。以下、これらの機能を有する運転制御装置21で
の具体的な制御手順について、図2の制御フローチャー
トを参照して説明する。なお以下では、説明の便宜上、
前記した再加熱運転や低温保温加熱運転についてはこれ
を割愛し、運転モード記憶メモリ33に格納されている
モード信号が炊飯モードのときに行われる炊飯加熱運転
と、保温モードのときに行われる通常の保温加熱運転
と、タイマー予約モードのときに行われる前記した炊飯
開始時刻になるまでの待機運転との切換制御について説
明する。
【0029】同図に示すように、この制御装置21での
制御動作は、電源ONの時点、すなわち、電源プラグが
コンセントに差し込まれた時点、或いは、仮に停電が生
じていた場合には停電復帰の時点で開始され、まず、ス
テップS1で、炊飯器本体1に内鍋3がセットされてい
るか否かの検出を行う。これは、前記ワークコイル11
に微小電流を流し、このときの電圧を検出することによ
って行われる。すなわち、内鍋3(負荷)の有無に応じ
て生じる電圧が相違し、この電圧を検出することによっ
て、内鍋3がセットされているか否かが検出される。内
鍋3がセットされていないときには、内鍋3がセットさ
れるまで、所定の時間間隔で上記の内鍋検出動作が繰返
される。
【0030】内鍋3がセットされていることが検出され
ると、このステップS1からステップS2に移行する。
このステップS2では、前記運転モード記憶メモリ33
に記憶されている運転モード信号を読み出し、これが保
温モードか否かの判別動作を行い、保温モードでないと
きにはステップS3で炊飯モードか否かの判別動作を行
い、さらに炊飯モードでもないときは、ステップS4で
タイマ予約モードか否かの判別動作を行う。タイマ予約
モードでもない場合には、運転モード記憶メモリ33は
クリアされている状態であり、このときには、ステップ
S2〜S4での各判別動作が順次繰返され、したがっ
て、前記した操作表示部19でのスイッチ操作で新たに
運転モードが設定されるまで待機する。
【0031】ステップS2で保温モードであることが判
別された場合には、次いで、ステップS5において内鍋
温度を設定温度TOと比較し、内鍋温度がTO以上であれば
保温加熱運転を開始し(S6)、TOよりも低ければ運転
モード記憶メモリ33をクリアして(S7)、S2に戻
る処理を行う。したがって、TOよりも低い場合には保温
加熱運転を開始せずに、前記した操作表示部19でのス
イッチ操作で新たに運転モードが設定されるまで待機す
る。
【0032】図3に、保温加熱運転中に落雷等に起因し
て一時的な停電が生じたときの内鍋3の温度変化の一例
を示している。停電前に、例えば72℃程度の所定の保
温温度に内鍋温度を保持する保温加熱運転が行われてい
る場合、停電が発生して電源がOFFになると、内鍋温
度はこの停電期間中に次第に低下し、その低下度合いは
停電期間の長さに略比例する。
【0033】一方、電源プラグをコンセントから引き抜
くことで電源OFFになり、この間に炊飯準備をし、そ
の後に内鍋3を炊飯器本体1に再セットして電源プラグ
をコンセントに差し込んだ場合、この間の電源OFF期
間は、通常、少なくとも5分以上の経過時間が見込まれ
る。
【0034】そこで、保温加熱運転を中断した後の内鍋
温度の例えば5分経過後の温度を予め求めて基準温度T0
として設定し、電源ON時に検出される内鍋温度がこの
温度T0以上であれば、このときの電源OFF期間は一時
的な停電であったとして保温加熱運転を再開させる。一
方、T0よりも低ければ、この電源OFF期間は5分以上
であり、このときの電源OFFは、利用者が炊飯準備を
行うに際して電源プラグをコンセントから引き抜くこと
によって生じたものとして、このときは、運転モード記
憶メモリ33に保温モード信号が記憶されていても、こ
のときの保温加熱運転を中止する制御を行う。これによ
り、炊飯加熱前のお米が生炊き状態になることが防止さ
れる。
【0035】なお、本実施形態では、図2におけるステ
ップS1で前記した内鍋検出部35が、また、S5・S
7で保温運転監視制御部34が構成されている。一方、
同図におけるステップS2〜S4での運転モードの判別
ステップで、先に炊飯モードであることがステップS3
で判別されると、このときは炊飯加熱運転がそのまま開
始される(S8)。すなわち、この時の電源ON時に運
転モード記憶メモリ33に炊飯モード信号が記憶されて
いる場合は、この電源ON時より前の炊飯加熱運転中に
利用者が電源プラグをコンセントから引き抜くことは考
えられず、停電が生じてその後の停電復帰により今回の
電源ONが生じたものである。したがってこの場合に
は、電源ON時に炊飯加熱運転を再開する。
【0036】この炊飯加熱運転では、ワークコイル11
への通電に伴い、内鍋3に渦電流が生じて発熱し、これ
によって、内鍋3の温度が上昇して内部の加熱が開始さ
れる。各ワークコイル11への通電状態を継続して沸騰
温度(炊き上がり温度)に達したことが検出されると、
この温度で保持するような通電量の制御が行われ、さら
に、この状態で水がお米に次第に吸収され、水が無くな
って炊き上げ状態になると、内鍋3に上記沸騰温度から
の急激な温度上昇変化が生じる。このような温度変化が
検出されると、内鍋3の温度を沸騰温度まで低下させる
ようにワークコイル11への通電制御が行われ、この状
態を所定時間維持することによって、炊き上がったご飯
の蒸らしがさらに行われる。
【0037】こうしてご飯の炊き上げを終了すると、次
いで、ステップS9において運転モード記憶メモリ33
の記憶内容を保温モード信号に変更してステップS2に
戻る処理を行う。これにより、以降はステップS2から
S5を経て、S6の保温加熱運転に移行した運転が継続
される。
【0038】一方、前記ステップS4で運転モードがタ
イマ予約モードであることが判別されると、前記時計3
1での計時時刻が、前記した開始時刻記憶メモリ32に
記憶されている時刻になるまで待機し(S10)、炊飯
開始時刻になると、運転モード記憶メモリ33の記憶内
容を炊飯モード信号に変更して(S11)、ステップS
2に戻る処理を行う。この結果、ステップS2・S3を
経て炊飯加熱運転が行われ(S8)、また、ご飯が炊き
上がると上記同様に保温加熱運転に自動的に移行する。
【0039】なお、上記のような制御の継続中、炊飯加
熱運転や保温加熱運転中にはワークコイル11への通電
に伴う電圧変化が監視され、また、タイマ予約モード等
の運転中にも、ワークコイル11に所定の時間間隔で前
記した内鍋3の有無を検出するための通電を行って、そ
の電圧変化が監視されている。そして、内鍋3が炊飯器
本体1から取り外されたことが検出されると、これが割
込み信号として受け付けられて上記制御が中断され、運
転モード記憶メモリ33の記憶内容をクリアして、ステ
ップS1からの処理が再開される。
【0040】以上の説明のように、本実施形態では、電
源ON時に内鍋3がセットされており、かつこの時に運
転モード記憶メモリ33に保温モード信号が記憶されて
いるときには、内鍋3の温度を検出して、その検出温度
が所定温度TO以上であれば保温加熱運転を開始し、TOよ
り低ければ、保温加熱運転を中止する制御が行われる。
【0041】これにより、保温加熱運転が継続されてい
るときに落雷等による一時的な停電が生じ、そして停電
復帰したときには保温加熱運転が従来通り再開される。
一方、今回の電源ONが、炊飯準備をした内鍋3をセッ
トした状態で生じたものであれば、このときの保温加熱
運転を中止させる制御が行われるので、炊飯前のお米が
生炊きになることが防止される。
【0042】また上記実施形態では、炊飯準備をして内
鍋3をセットした状態で誤って保温スイッチが操作され
た場合でも、このときの内鍋温度が所定温度TOよりも低
いことが図2のステップS5で検出されることによって
このときの保温加熱運転が中止される。したがって、こ
の場合も炊飯前のお米が生炊きになることが防止され
る。
【0043】なお、上記実施形態においては、内鍋3内
に炊飯加熱前のお米が収容されている未炊飯状態を、電
源ON時における内鍋温度を所定温度TOと比較すること
によって判断する例を示したが、例えば、図2における
ステップS5に代え、図6にステップS21として示す
ように、電源OFF時直前の内鍋温度Taと、電源ON時
の内鍋温度Tbとの温度差(Ta−Tb)が所定の温度差ΔT0
(例えば20℃)を超えているときに未炊飯状態である
と判断し、前記同様に、ステップS7で運転モードをク
リアして保温加熱運転を中止させるような制御構成とす
ることも可能である。
【0044】つまり、保温加熱運転には72℃程度に加
熱保持する通常保温の他、前記したように、例えば64
℃程度に保持する低温保温とがある。そこで、このよう
に保温加熱運転での目標加熱温度が複数ある場合でも、
図7に示すように、電源OFF期間前後の内鍋の温度差
(Ta−Tb)が基準温度差を基準温度差ΔT0と比較し、Δ
T0以内である場合には、通常保温と低温保温とにかかわ
らず、このときの電源OFFが保温加熱運転中に一時的
に生じたものとして判別し、保温加熱運転を再開する。
一方、ΔT0を超えているときには電源OFF期間が長
く、この間に炊飯準備をした内鍋3がセットされたもの
として保温加熱運転を中止させるのである。なお、この
ような制御を行う場合、例えば図1に破線で示すような
温度記憶メモリ41を追設し、電源OFFに伴う電圧低
下が検出される時に、前記温度センサ9での検出温度を
この温度記憶メモリ41に記憶させる制御が行われる。
【0045】さらに、電源ON時に未炊飯状態か否かの
判断を、図2におけるステップS5に代えて、図8のス
テップS22に示すように、電源OFF時から電源ON
時までの経過時間を基準時間Δt0(例えば300秒)と
比較し、Δt0以下であれば保温加熱運転を再開させ、Δ
t0を超えていれば保温加熱運転を中止させるような制御
構成とすることも可能である。
【0046】つまり、図9に示すように、電源OFF時
から電源ON時までの経過時間ΔtがΔt0を超えていな
ければ、このときの電源OFFが一時的な停電であった
として保温加熱運転を再開させ、ΔtがΔt0よりも長け
れば、この電源OFF期間に炊飯準備をした内鍋3がセ
ットされたものとして保温加熱運転を中止させる。な
お、このような制御を行う場合、例えば図1に破線で示
すようなOFF時刻記憶メモリ42を追設し、電源OF
Fに伴う電圧低下が検出される時に、前記時計31での
時刻をこのメモリ42に記憶させておくことで、電源O
N時に、この間の電源OFF期間の経過時間を算出する
ことができる。
【0047】また、前記した実施形態では、電源ON時
にまず内鍋温度を基準温度TOと比較し、内鍋温度がTO以
上であるときに保温加熱運転を開始させる制御構成とし
たが、電源ON時に保温モードであるときには、これと
ほぼ同時に保温加熱運転を開始させ、その後、所定時間
経過時の内鍋温度を所定温度と比較して、所定温度より
も高ければ保温加熱運転を続行させ、所定温度よりも低
ければ保温加熱運転を中断させるような制御構成とする
ことも可能である。
【0048】すなわち、炊飯準備が行われた後の電源O
N時には内鍋温度はほぼ室温状態にあるのに対し、保温
加熱運転が行われているときの一時的な停電復帰後の内
鍋は、上記よりも充分に高い温度で維持されている。し
たがって、電源ON時にとりあえず保温加熱運転を先に
開始しても、両者の温度上昇の過程に大きな相違が生じ
る。そこで、例えば保温加熱運転を所定時間行った後の
内鍋温度が例えば50℃を超えているか否かによって
も、内鍋内に炊飯加熱前のお米が収容されているのか、
保温状態にあったご飯が収容されていたのかが判別さ
れ、これに基づく制御によって、お米が生炊きになるこ
とを防止することができる。
【0049】一方、上記では、落雷などに起因する電源
OFF期間が、炊飯準備をするために利用者が電源プラ
グをコンセントから抜く操作によって生じる電源OFF
期間に対して、その継続時間が充分に短いことを前提に
して、これらを判別する制御構成を例に挙げたが、炊飯
準備のためには内鍋3が炊飯器本体1から一旦取り外さ
れることから、これを検出することによって、内鍋3内
に炊飯準備状態のお米が収容されているのか、保温状態
にあったご飯が収容されているのかの判別を行うように
構成することも可能である。
【0050】この構成の一例を図10に示している。同
図において51は電源プラグであり、この電源プラグ5
1をコンセント52に差し込むことによって、温度ヒュ
ーズ53が介装された電源ラインL0・L0を通して、運転
制御装置21に電源が供給される。上記電源ラインL0・
L0には、運転制御装置21によって制御される開閉スイ
ッチ54とトライアック55とを介して、前記したワー
クコイル11と、電気ヒータ12および肩ヒータ16と
が接続されている。
【0051】上記運転制御装置21には、前記したセン
タセンサユニット8に設けられている温度センサ9が接
続され、さらにこの場合には、このセンタセンサユニッ
ト8に内鍋検出スイッチ56が、前記内鍋3の有無を検
出する内鍋検出手段として設けられている。すなわち、
センタセンサユニット8における上記温度センサ9の取
付部は、前述したように上下動可能に構成されて、バネ
によりその上限位置に位置するように付勢されている。
そして、上記取付部は、炊飯器本体1への内鍋3のセッ
ト時に内鍋3によってやや押し下げられた状態となるこ
とから、この取付部が下降した状態で開成し、内鍋3が
取り外されて取付部が上昇した状態で閉成するように、
上記内鍋検出スイッチ56が設けられている。そして、
この内鍋検出スイッチ56に並列に、コンデンサ57が
接続されている。
【0052】電源プラグ51がコンセント52に差し込
まれた電源ONの期間中、内鍋検出スイッチ56に第1
トランジスタ58を通して電圧が印加され、内鍋3のセ
ット状態で内鍋検出スイッチ56が開成しているとき
と、内鍋3が取り外されて内鍋検出スイッチ56が開成
しているときとで、この内鍋検出スイッチ56の端子電
圧の変化が、第2トランジスタ59を介して運転制御装
置21で検出され、これによって、内鍋3の有無が検出
される。
【0053】そして、電源ONの期間で内鍋3がセット
されている状態では、第1トランジスタ58を通してコ
ンデンサ57にも電圧が印加され、これによって、この
コンデンサ57が充電される。
【0054】この状態で、運転制御装置21への電源の
供給がOFFになり、これによって第1トランジスタ5
8を通しての電圧の印加が停止されると、上記コンデン
サ57は、内鍋3がセット状態のままであれば上記の充
電状態が維持される一方、内鍋3が炊飯器本体1から取
り外されて内鍋検出スイッチ56が閉成すると、このス
イッチ56を通して放電する。
【0055】そこで、その後に電源ONになった時点
で、上記コンデンサ57の端子電圧が上記運転制御装置
21によって検出され、0Vでなければ電源OFF期間
中も内鍋3のセット状態が保持されいると判断し、0V
に低下していれば電源OFF期間中に内鍋3が一旦取り
外されたと判断する。
【0056】このように、コンデンサ57の電圧を検出
することで、電源OFF期間中、内鍋3がセット状態の
ままであったのか、一旦取り外されたのかが判別され、
これによって、電源ON時に、前記運転モード記憶メモ
リ33に保温モード信号が記憶されている状態のときに
は、コンデンサ57の電圧が所定電圧よりも高ければ、
保温加熱運転を開始させ、コンデンサ57の電圧が0V
近くの低い電圧であれば、電源OFF期間に炊飯準備の
ために内鍋3が一旦取り外され、したがって、内鍋3に
は未炊飯状態のお米が収容されているとして、保温加熱
運転を中止させる。これにより、このような構成によっ
ても、前記同様に、炊飯準備状態のお米が保温加熱運転
によって生炊きになることを防止することが可能であ
る。
【0057】一方、前記実施形態では、図2におけるス
テップS5で、内鍋温度が設定温度T0よりも低く、した
がって、未炊飯状態と判断したときに、ステップS7で
運転モードをクリアして保温加熱運転を中止させる構成
を例に挙げたが、例えば、このステップS7に代えて、
図11のステップS31に示すように警報を出力させ、
その後、保温加熱運転を開始させるようにすることも可
能である。このような制御によっても、現に内鍋3内に
未炊飯状態のお米が収容されているときには、保温加熱
運転の続行が不適切であることが利用者に喚起され、こ
れによって取消スイッチ28が押されて運転が中止され
ることになる。
【0058】また、前記のように運転モードをクリアす
ることによって保温加熱運転を中止させる制御に代え
て、図12のステップS32に示すように、電源をOF
Fにするような制御構成とすることも可能である。すな
わちこの場合には、例えば炊飯器本体1に電源スイッチ
をさらに設け、この電源スイッチを押したときに閉成さ
れる電磁開閉器をこの電源スイッチに並列に接続して、
この電磁開閉器を上記ステップS32で開にする制御を
行って電源をOFFにし、これにより、保温加熱運転を
中止させる構成とすることも可能である。
【0059】さらに、図13に示すように、ステップS
5の判別処理で未炊飯状態のお米が内鍋3に収容されて
いると判断されたときには、ステップS33で運転モー
ドを保温モードから炊飯モードに変更する処理を行い、
このステップS33から、ステップS2・図2のS3を
へてステップS8で炊飯加熱運転が開始されるように構
成することも可能である。
【0060】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記各形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能
である。例えば図2を参照して説明した実施形態等で
は、電源ON時に内鍋3がセット状態にあり、かつ、運
転モード記憶メモリ33に保温モード信号が記憶されて
いるときには、電源ON時に直ぐにステップS5での未
炊飯状態か否かを判断する処理が行われるように構成し
た例を示したが、電源ONの時点から所定時間経過時点
で、未炊飯状態か否かの判断する処理を行う制御構成と
することも可能である。
【0061】また、未炊飯状態と判別したときに警報を
発生する制御を、上記した各実施形態での保温加熱運転
を中止させる制御や、炊飯加熱運転に移行させる制御等
と同時に行うようにしても良い。また上記各形態では、
利用者が電源プラグをコンセントから抜くことで電源が
OFFになる炊飯器を例に挙げたが、炊飯器本体1に電
源スイッチを設け、このスイッチ操作で電源のON/O
FFが行われる炊飯器にも本発明を適用して構成するこ
とが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の炊飯器において
は、炊飯器本体への内鍋のセット信号が新たに発生した
ときの保温加熱運転を監視する保温運転監視制御手段を
設け、この制御手段によって内鍋に収容されているお米
が炊飯加熱前の未炊飯状態と判断されたときには、例え
ば警報を発したり、保温加熱運転を中止させるなどの規
制が行われるので、保温加熱運転を行っているとき一時
的な停電が生じて停電復帰された場合には保温加熱運転
を自動的に再開する制御が従来通り行われる一方、内鍋
に炊飯前のお米が収容されているときには、これが保温
加熱運転によって生炊き状態となることを防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における炊飯器の制御ブロ
ック図である。
【図2】上記炊飯器における運転制御装置で行われる制
御手順を示すフローチャートである。
【図3】上記炊飯器での保温加熱運転中における停電発
生時の内鍋温度の変化を示すグラフである。
【図4】上記炊飯器の全体構成を示す縦断面図である。
【図5】上記炊飯器における操作表示部の正面図であ
る。
【図6】本発明の他の実施形態における炊飯器での要部
制御手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の炊飯器での保温加熱運転中における停電
発生時の内鍋温度の変化を示すグラフである。
【図8】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器で
の要部制御手順を示すフローチャートである。
【図9】図8の炊飯器での保温加熱運転中における停電
発生時の内鍋温度の変化を示すグラフである。
【図10】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器
での制御回路構成を示す回路模式図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器
での要部制御手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器
での要部制御手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器
での要部制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 3 内鍋 9 温度センサ(温度検出手段) 11 ワークコイル(加熱手段) 21 運転制御装置(保温運転継続手段) 33 運転モード記憶メモリ(運転モード記憶手段) 34 保温運転監視制御部(保温運転監視制御手段) 35 内鍋検出部(内鍋検出手段) 57 コンデンサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋がセットされる炊飯器本体内に、内
    鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を検出する温度検
    出手段と、運転モードを記憶する運転モード記憶手段
    と、運転モードが保温モードのときに内鍋が炊き上がり
    温度よりも低い保温温度で保持されるように保温加熱運
    転を継続する保温運転継続手段と、内鍋が炊飯器本体に
    セットされているか否かを検出する内鍋検出手段とを備
    える炊飯器であって、 炊飯器本体への内鍋のセット信号が新たに発生したとき
    の保温加熱運転を監視し、内鍋に収容されているお米が
    炊飯加熱前の未炊飯状態と判断したときに上記保温運転
    継続手段による保温加熱運転を制御する保温運転監視制
    御手段を設けていることを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 内鍋が炊飯器本体にセットされている状
    態において電源がONになった時点で新たに発生する内
    鍋のセット信号に基づいて、上記保温運転監視制御手段
    による制御が行われることを特徴とする請求項1の炊飯
    器。
  3. 【請求項3】 上記保温運転監視制御手段が、電源ON
    の時点又は所定時間経過時点での内鍋温度が所定温度よ
    り低いときに未炊飯状態と判断することを特徴とする請
    求項2の炊飯器。
  4. 【請求項4】 上記保温運転監視制御手段が、電源ON
    の時点又は所定時間経過時点での内鍋温度と、この電源
    ON時より前の電源OFF時直前の内鍋温度との温度差
    が所定の温度差を超えているときに未炊飯状態と判断す
    ることを特徴とする請求項2の炊飯器。
  5. 【請求項5】 上記保温運転監視制御手段が、電源ON
    の時点より前の電源OFFの時点からこの電源ON時ま
    での経過時間が所定の時間を超えているときに未炊飯状
    態と判断することを特徴とする請求項2の炊飯器。
  6. 【請求項6】 上記保温運転監視制御手段が、電源ON
    の時点より開始された保温加熱運転での所定時間経過後
    の内鍋の温度が所定温度以下のときに未炊飯状態と判断
    することを特徴とする請求項2の炊飯器。
  7. 【請求項7】 炊飯器本体内に、保温加熱運転に伴って
    充電され、かつ、内鍋が炊飯器本体から取り外されたと
    きに電源供給の有無にかかわらず放電されるコンデンサ
    を設け、上記保温運転監視制御手段が、内鍋が炊飯器本
    体にセットされているときの電源ON時に上記コンデン
    サの電圧が所定電圧よりも低下しているときに未炊飯状
    態と判断することを特徴とする請求項2の炊飯器。
  8. 【請求項8】 上記保温運転監視制御手段が、未炊飯状
    態と判断したときに警報を発する制御を行うことを特徴
    とする請求項1から7のいずれかの炊飯器。
  9. 【請求項9】 上記保温運転監視制御手段が、未炊飯状
    態と判断したときに保温加熱運転を中止させる制御を行
    うことを特徴とする請求項1から8のいずれかの炊飯
    器。
  10. 【請求項10】 上記保温運転監視制御手段が、未炊飯
    状態と判断したときに電源をOFFにする制御を行うこ
    とを特徴とする請求項9の炊飯器。
  11. 【請求項11】 上記保温運転監視制御手段が、未炊飯
    状態と判断したときに保温加熱運転を中止させて炊飯モ
    ードでの加熱運転を行うように制御することを特徴とす
    る請求項9の炊飯器。
JP11173705A 1999-06-21 1999-06-21 炊飯器 Pending JP2001000317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173705A JP2001000317A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173705A JP2001000317A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001000317A true JP2001000317A (ja) 2001-01-09

Family

ID=15965612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11173705A Pending JP2001000317A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001000317A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061729A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ジャー炊飯器
CN108652420A (zh) * 2018-04-28 2018-10-16 郑昭 一种颠锅炒菜系统的实现方法
CN111374517A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具和烹饪方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061729A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ジャー炊飯器
CN108652420A (zh) * 2018-04-28 2018-10-16 郑昭 一种颠锅炒菜系统的实现方法
CN111374517A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具和烹饪方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190249903A1 (en) Electronic Control System for Electric Water Heater
JP2001000317A (ja) 炊飯器
JP3594116B2 (ja) 電気ポットの温度制御装置
JP3298095B2 (ja) 電気調理器
JP2650624B2 (ja) 電気炊飯器
JPH04322616A (ja) 電気炊飯ジャー
JPS6029936Y2 (ja) 電気炊飯器用空炊き防止装置
JPS6335244B2 (ja)
JP3723734B2 (ja) 電気ポット
JP2005009696A (ja) 調理器
JPS6137218A (ja) 御粥炊飯器
JP3506123B2 (ja) 電気貯湯容器
JPH026887Y2 (ja)
JPH11276344A (ja) 調理器
JPH0437559Y2 (ja)
JPH1094478A (ja) 炊飯器
JP3038696B2 (ja) 炊飯器
JPH064050B2 (ja) 炊飯ジャー
JP3399417B2 (ja) 電気貯湯容器
JPH0540825Y2 (ja)
JPH078372A (ja) 炊飯器
JPH1014757A (ja) 保温釜
JP2000237040A (ja) 炊飯器
JPH0456615B2 (ja)
JPH062101B2 (ja) おかゆ炊飯ジャー