JP3816435B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコンを備えた給湯システムに関し、特に該リモコンの省電力処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電力を消費する家庭用製品の省電力化の要請が高まっている。そして、かかる要請に応えるため、例えば、水道から供給される水を加熱して給湯管に出湯する熱交換器を有する熱源機と、該熱源機を遠隔操作するリモコンとを備えた給湯システムにおいて、リモコンのスイッチが操作されることなく、且つ、熱交換器への給水がなされないまま一定時間が経過したときに、リモコンの表示部への稼動電力を遮断して、リモコンの消費電力を減少させるようにした給湯システムが提案されている(特許文献1)。
【0003】
このように、リモコンの消費電力を減少させるには、リモコンの表示部への稼動電力を遮断することが有効であるが、リモコンの表示部は元々熱源機の運転状況や運転条件の設定内容を使用者に認識させるために設けられたものであり、表示部への稼動電力を遮断して表示部を消灯させた結果、使用者の使い勝手が悪くなることを極力避ける必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−117289号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、使用者の使い勝手を損なうことなくリモコンの消費電力を低減させた給湯システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、熱交換器を有して該熱交換器を流通する水を加熱する熱源機と、表示手段とスイッチとを有して該給湯器を遠隔操作するリモコンと、前記熱交換器を流通する水の有無を検出する水流検知手段とを備えた給湯システムの改良に関する。
【0007】
そして、記水流検知手段により湯水の流通が検出された時から所定の点灯表示時間の間、前記表示手段を点灯状態とし、該点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記点灯状態よりも輝度を落とした低輝度点灯状態とする点灯制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
かかる本発明によれば、前記点灯制御手段により、前記点灯表示手段が点灯状態となる表示期間が、記水流検知手段により湯水の流通が検出された時から前記点灯表示時間の間に限定される。そのため、例えば、使用者が連続して湯を使用している場合に、湯の使用を開始してから前記点灯表示時間を経過すると前記点灯表示手段が消灯状態又は低輝度表示状態となって、前記リモコンの消費電力を低減することができる。そして、使用者が前記表示手段を視認するのは、前記スイッチを操作した時と前記熱源機から供給される湯を使い始めた時(この時前記水流検知手段により水の流通が検出される)であると想定されるため、このように前記表示手段の点灯期間を限定しても使用者に特段の支障は生じないと考えられる。
【0009】
また、前記リモコンは、前記スイッチとして前記熱源機から前記熱源機と接続された給湯管に供給される湯の温度を設定する温度設定スイッチを有して、該設定温度を前記表示手段に表示し、前記温度設定スイッチによる設定温度が所定の上限温度以上であるときは、前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされることを禁止する設定温度消灯禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
かかる本発明によれば、前記温度設定スイッチによる設定温度が前記上限温度以上であるときは、前記設定温度消灯禁止手段により、前記表示手段に該設定温度が表示された状態が維持される。そのため、給湯温度が高温に設定されていることについて、使用者に注意を促すことができる。
【0011】
また、前記点灯表示時間の長さを設定する点灯表示時間設定手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
かかる本発明によれば、使用者による湯の使用状況等に応じて前記点灯表示時間を変更することができ、これにより、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0013】
また、計時時間を備え、前記点灯表示時間設定手段は、前記点灯表示時間の長さを、該計時手段による計時時刻に基づいて所定の時間帯毎に設定することを特徴とする。
【0014】
かかる本発明によれば、例えば、使用者が湯を使用する機会が多い時間帯における前記点灯表示時間を長く設定して、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0015】
また、前記点灯表示時間設定手段は、前記スイッチが操作される頻度と、前記水流検知手段により水の流通が検出される頻度とのうちの少なくともいずれか一方のデータを前記時間帯別に収集し、各時間帯における前記点灯表示時間を該時間帯における該頻度が高い程長く設定することを特徴とする。
【0016】
かかる本発明によれば、前記点灯表示時間設定手段により、使用者による前記スイッチの操作実績や湯の使用実績に応じて、前記時間帯毎に使用者の生活パターンに適応した点灯表示時間を設定することができる。そして、この場合は、使用者自身が前記点灯表示時間を設定する煩わしさがない。
【0017】
また、前記熱交換器は水道管と接続されて該水道管から供給される水を加熱し、該水道管から供給される水の温度を検出する給水温度センサを有して、前記点灯表示時間設定手段は、該給水温度センサの検出温度が低い程、前記点灯表示時間を長く設定することを特徴とする。
【0018】
かかる本発明によれば、前記水道から供給される水の温度が低く、湯を使用する頻度が高くなると想定される冬季や夜間における前記点灯表示時間を長く設定して使用者の使い勝手を向上させると共に、前記水道から供給される水の温度が高く、湯を使用する頻度が低くなると想定される夏季や昼間における前記点灯表示時間を短く設定して前記リモコンの一層の省電力化を図ることができる。
【0019】
また、前記リモコンを複数個備え、前記点灯制御手段は、いずれかのリモコンに備えられた前記スイッチが操作されたときに、該スイッチが操作された時から前記点灯表示時間の間、該スイッチが備えられたリモコンの前記表示手段のみを点灯状態として、該点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度点灯状態とし、他のリモコンの前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度表示状態とすることを特徴とする。
【0020】
かかる本発明によれば、前記点灯制御手段により、前記スイッチの操作に伴って使用者が前記表示手段を視認すると想定されるリモコンの表示手段のみが点灯状態とされ、前記スイッチが操作されておらず使用者が前記表示手段を視認しないと想定される他のリモコンの表示手段は消灯状態とされる。これにより、使用者が前記スイッチを操作していないリモコンの表示手段の不要な点灯を禁止して前記リモコンの消費電力を低減させることができる。
【0021】
また、前記熱源機は浴槽と給湯管を介して接続されて、該浴槽に所定量の湯を供給する湯張り運転を実行する機能を有し、前記リモコンは前記スイッチとして前記湯張り運転の実行を指示する湯張りスイッチを有して、前記湯張りスイッチの操作により前記湯張り運転が開始された後、該湯張り運転の実行中に前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされたときに、該湯張り運転の終了前後の所定時間、前記表示手段を点灯状態として該湯張り運転の実行状況を表示する湯張り状況表示手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
かかる本発明によれば、省電力のために前記点灯制御手段により消灯又は低輝度表示状態とされた前記表示手段を、前記湯張り運転の終了前後の所定時間の間点灯状態とすることにより、使用者に前記湯張り運転の終了を視認させることができる。
【0023】
また、前記熱源機と浴槽を接続する浴槽給湯管と、該浴槽内の湯の水位を検出する水位センサとを備え、前記熱源機は、前記水位センサの検出水位が所定水位範囲内に維持されるように、前記浴槽供給管を介して浴槽に湯を供給する水位維持運転を実行する機能を有し、前記水位維持運転による浴槽への湯の供給によって、前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたときには、前記点灯制御手段による前記表示手段の点灯を禁止する点灯禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0024】
かかる本発明において、通常、使用者は前記水位維持運転により浴槽に湯が供給されていることを意識しておらず、前記水位維持運転の実行中に使用者が前記表示手段を確認することは稀であると想定される。そのため、前記水位維持運転の実行に伴って前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたときには、前記点灯禁止手段により前記点灯制御手段による前記表示手段の点灯を禁止することによって、前記リモコンの消費電力を一層抑制することができる。
【0025】
また、前記熱交換器の入口と出口を浴槽に接続した浴槽循環路と、浴槽内の湯を該浴槽循環路と前記熱交換器とを介して強制的に循環させるポンプとを備え、前記熱源機は、前記ポンプにより浴槽内の湯を前記浴槽循環路と前記熱交換器とを介して循環させながら加熱する追焚き運転を実行する機能を有し、前記リモコンは前記スイッチとして前記追焚き運転の実行を指示する追焚きスイッチを有し、前記点灯制御手段は、前記追焚きスイッチが操作された時から前記点灯表示時間の間、前記表示部を点灯状態とし、前記点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度点灯状態として、前記追焚きスイッチの操作により前記追焚き運転が開始された後、該追焚き運転の実行中に前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされたときに、該追焚き運転の終了前後の所定時間、前記表示手段を点灯状態として該追焚き運転の実行状況を表示する追焚き状況表示手段を備えたことを特徴とする。
【0026】
かかる本発明によれば、省電力のために前記点灯制御手段により消灯又は低輝度表示状態とされた前記表示手段を、前記追焚き運転の終了前後の所定時間、点灯状態とすることにより、使用者に前記湯張り運転の終了を視認させることができる。
【0027】
また、前記熱交換器の入口と出口を浴槽に接続した浴槽循環路と、浴槽内の湯を該浴槽循環路と前記熱交換器とを介して強制的に循環させるポンプと、浴槽内の湯の温度を検出する浴槽温度センサとを備え、前記熱源機は、前記ポンプにより浴槽内の湯を前記浴槽循環路と前記熱交換器とを介して循環させながら加熱する処理を間欠的に行って、前記浴槽温度センサの検出温度を所定温度範囲内に保つ保温運転を実行する機能を有し、前記保温運転の実行によって前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたされたときには、前記点灯制御手段により前記表示手段が点灯状態とされることを禁止する点灯禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
かかる本発明において、通常、使用者は前記保温運転が実行されていることを特別意識しておらず、前記保温運転の実行中に使用者が前記表示手段を確認することは稀であると想定される。そのため、前記保温運転の実行に伴って前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたときには、前記点灯禁止手段により前記点灯制御手段による前記表示手段の点灯を禁止することによって、前記リモコンの消費電力を一層抑制することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の給湯システムの全体構成図、図2は図1に示した浴室リモコン及び台所リモコンの外観図、図3〜図4は図1に示した熱源機に備えられたコントローラの作動フローチャートである。
【0030】
図1を参照して、本実施の形態の熱源機1は、給湯熱交換器2(本発明の熱交換器に相当する)と追焚き熱交換器3(本発明の熱交換器に相当する)を備え、コントローラ4により給湯熱交換器2による湯の供給と追焚き熱交換器3による浴槽5内の湯の追焚きを制御する構成となっている。
【0031】
なお、コントローラ4は、マイクロコンピュータやメモリ等によって構成された電子ユニットであり、本発明の点灯制御手段、設定温度消灯禁止手段、点灯表示時間設定手段、点灯禁止手段、湯張り状況表示手段、及び追焚き状況表示手段の機能を含む。
【0032】
また、熱源機1には、熱源機1の作動を遠隔操作する浴室リモコン6(本発明のリモコンに相当し、浴室に設置される)と、台所リモコン7(本発明のリモコンに相当し、台所に設置される)が通信ケーブルを介して接続されている。
【0033】
給湯熱交換器2はバーナ(図示しない)によって加熱され、給湯熱交換器2の入口側に接続された給水管10を介して水道管(図示しない)から供給される水が、給湯熱交換器2で加熱されて給湯熱交換器2の出口側に接続された給湯管11に供給される。
【0034】
給湯管11は、台所や浴室等の給湯栓(図示しない)と接続された常用給湯管12と、浴槽5と接続された浴槽循環路13(浴槽往き管13a及び浴槽戻り管13bにより構成される)と連通した浴槽給湯管14に分岐し、これにより、常用給湯管12を介して給湯栓に給湯可能とする一方、浴槽給湯管14を介して浴槽5に給湯可能としている。
【0035】
なお、給水管10には、水道管から供給される水の温度の検出信号をコントローラ4に出力する給水温度センサ20と該水の流量の検出信号をコントローラ4に出力する水流センサ21(本発明の水流検知手段に相当する)とが備えられ、給湯管11には、常用給湯管12及び浴槽給湯管14に供給される湯の温度の検出信号をコントローラ4に出力する給湯温度センサ22と、コントローラ4からの制御信号に基づいて給湯流量を調節する湯量サーボ23とが備えられている。また、給湯熱交換器2の入口側と出口側とを連通するバイパス管24には、コントローラ4からの制御信号に基づいてバイパス管24の開度を調節するバイパスサーボ25が備えられている。
【0036】
また、浴槽給湯管14には、コントローラ4からの制御信号に基づいて浴槽供給管14を開閉する電磁弁30、浴槽5への給湯流量の検出信号をコントローラ4に出力する浴槽流量センサ31、ホッパー32、逆止弁33、及び3方弁34が備えられている。
【0037】
浴槽循環路13には、コントローラ4からの制御信号に基づいて作動して浴槽5内の湯を浴槽循環路13と追焚き熱交換器3を介して強制的に循環させるポンプ40、浴槽循環路13における流水の有無の検出信号をコントローラ4に出力する水流スイッチ41、浴槽5内の湯の温度を浴槽循環路13内を循環する湯の温度により検出して検出信号をコントローラ4に出力する浴槽温度センサ42、及び浴槽5内の水位を給湯口43を介して検出し、該水位の検出信号をコントローラ4に出力する水位センサ44が設けられている。
【0038】
次に、図2(a)を参照して、浴室リモコン6には、熱源機1の作動状態や設定状態を表示する表示ユニット60(本発明の表示手段に相当する)が備えられている。また、浴室リモコン6には、本発明のスイッチとして、熱源機1を浴室リモコン6及び台所リモコン7により作動指示が可能な運転待機状態と該作動指示が不能な停止状態とに切り換える運転スイッチ61、常用給湯管12への給湯温度を設定する給湯温度スイッチ62、湯張り運転における浴槽5への湯の供給量を設定する湯量スイッチ63、湯張り運転における浴槽への給湯温度を設定する湯張り温度スイッチ64、浴槽5に高温の湯を供給して浴槽5内の湯を昇温させる足し湯運転の実行を指示する足し湯スイッチ65、給水管から供給される水を給湯熱交換器2で加熱することなくそのまま浴槽5に供給して浴槽5内の湯の温度を下げるぬる湯運転の実行を指示するぬる湯スイッチ66、給湯温度の設定権を浴室リモコン6側に与える優先モードに切り換える優先スイッチ67、保温運転を実行する時間を設定する保温時間スイッチ68、湯張り運転の実行を指示する湯張りスイッチ69、追焚き運転の実行を指示する追焚きスイッチ70、及び台所リモコン7に備えられたブザー(図示しない)の鳴動を指示する呼び出しスイッチ71が備えられている。
【0039】
また、表示ユニット60には、浴室リモコン6が前記優先モードであることを示す優先表示部80、常用給湯管12への給湯が実行されていることを示す給湯燃焼表示部81、給湯設定温度が60℃(本発明の上限温度に相当する)以上であることを示す高温設定表示部82、給湯がなされていないときに給湯設定温度を示すと共に給湯開始時には給湯温度センサ22による検出温度を示す給湯温度表示部83、湯張り運転の予約がセットされていることを示す予約表示部84、湯張り運転が実行されていることを示す湯張り燃焼表示部85、ぬる湯運転が実行されたことを示すぬる湯表示部86、足し湯運転が実行されたことを示す足し湯表示部87、湯張り運転における浴槽5内の湯の水位レベルを示す水位表示部88、湯張り温度及び湯張り量を示す湯張り温度表示部89、保温運転が実行されたことを示す保温表示部90、及び時刻(現在時刻、湯張り予約時刻)を示す時刻表示部91が備えられている。
【0040】
なお、運転スイッチ61と湯張りスイッチ69と追焚きスイッチ70にはランプが内蔵されている。そして、運転待機モードにおいては運転スイッチ61に内蔵されたランプが点灯する。また、湯張り運転実行時には湯張りスイッチ69に内蔵されたランプが点灯し、追焚き運転実行時には追焚きスイッチ70に内蔵されたランプが点灯する。
【0041】
次に、図2(b)を参照して、台所リモコン7には、熱源機1の作動状態や設定状態を示す表示ユニット100、熱源機1を運転待機状態と停止状態に切り換える運転スイッチ101、湯張り運転の開始を指示する湯張りスイッチ102、時刻を設定、変更する時刻設定モードに切り換える時計設定スイッチ103、湯張り運転の予約時刻を設定する予約設定モードに切り換える予約設定スイッチ104、時刻設定モード及び予約設定モードにおいて「時」を設定する時スイッチ105及び「分」を設定する分スイッチ106、湯張り運転の予約をセットする予約運転スイッチ107、及び常用給湯管12への給湯温度を設定する給湯温度スイッチ108が備えられている。
【0042】
また、表示ユニット100には、浴室リモコン6が優先モードに設定された状態であることを示す優先表示部110、給湯管11への給湯が実行されていることを示す給湯燃焼表示部111、給湯設定温度が60℃(本発明の上限温度に相当する)であるときに点灯する高温表示部112、給湯設定温度(給湯停止時)又は給湯温度センサ22による検出温度(給湯運転時)を表示する給湯温度表示部113、湯張り運転の予約がセットされていることを示す予約表示部114、保温時間が設定されていることを示す保温表示部115、及び現在時刻又は湯張り運転の予約時刻(予約設定モードであるとき)を示す時刻表示部116が備えられている。
【0043】
なお、運転スイッチ101と湯張りスイッチ102にはランプが内蔵されている。そして、運転待機状態においては運転スイッチ101に内蔵されたランプが点灯し、また、湯張り運転実行時には湯張りスイッチ102に内蔵されたランプが点灯する。
【0044】
このように構成された熱源機1において、コントローラ4は、常用給湯管12の先端に接続された給湯栓(図示しない)が開けられて、水道管(図示しない)から給水管10への水の供給が開始され、水量センサ21により流水が検出されたときに、常用給湯管12に浴室リモコン6又は台所リモコン7により設定された温度の湯が供給されるように、給湯熱交換器2を加熱するバーナの燃焼量を調節すると共に、必要に応じて給水管10に供給される水の流量を湯量サーボ23により調節する給湯運転を実行する。
【0045】
また、浴室リモコン6又は台所リモコン7により浴槽5への湯張りが指示されたときは、コントローラ4は、電磁弁30を開弁して浴槽給湯管14と浴槽循環路13を連通し、浴槽5内に所定量の湯を供給する湯張り運転を実行する。
【0046】
電磁弁30の開弁により、水道管から給水管10への水の供給が開始され、給湯熱交換器2で加熱生成された湯が浴槽給湯管14と浴槽循環路13とを介して浴槽5に供給される。
【0047】
そして、コントローラ4は、浴槽水流センサ31により検出される浴槽5への湯の供給流量に基づいて浴槽5への湯の供給量を累積し、該累積値が浴槽リモコン6の湯量スイッチ63による設定湯張り量となったときに、電磁弁30を閉弁して湯張り運転を終了する。なお、湯張り運転においては、コントローラ4は、給湯温度センサ22の検出温度が浴槽リモコン6により設定された湯張り温度と一致するように、給湯熱交換器2を加熱するバーナの燃焼量を調節すると共に、必要に応じて給水管10に供給される水の流量を湯量サーボ23により調節する。
【0048】
また、湯張り運転が終了してから浴室リモコン6により設定された保温時間の間、コントローラ4は、浴槽5内の湯の温度を湯張り温度スイッチ64により設定された湯張り温度に保つ保温運転を実行すると共に、浴槽5内の水位を湯量スイッチ63により設定された湯張り量に応じた水位に保つ水位維持運転を実行する。
【0049】
保温運転においては、コントローラ4は、定期的にポンプ40を作動させて浴槽4内の湯を浴槽循環路13と追焚き熱交換器3とを介して循環させて、浴槽温度センサ42の検出温度が浴槽温度センサ42の検出温度が湯張り温度スイッチ64により設定された湯張り温度から所定レベル以上低下したか否かを確認する。そして、浴槽温度センサ42の検出温度が該所定レベル以上低下したときは、ポンプ40を作動させて浴槽4内の湯を浴槽循環路13と追焚き熱交換器3とを介して循環させて、浴槽温度センサ42の検出温度が湯張り温度スイッチ64により設定された湯張り温度となるまで、バーナ(図示しない)により追焚き熱交換器3を加熱する。
【0050】
また、水位維持運転においては、コントローラ4は、水位センサ44による浴槽5内の水位が湯量スイッチ63により設定された湯張り量に応じて水位から所定レベル以下まで低下したときに、電磁弁30を開弁して、水位センサ44の検出水位が該湯張り量に応じた水位となるまで浴槽5に給湯する。
【0051】
また、浴槽リモコン6により追焚き運転の実行が指示されたときは、コントローラ5は、ポンプ40を作動させて浴槽4内の湯を浴槽循環路13と追焚き熱交換器3とを介して循環させながら、浴槽温度センサ42の検出温度が湯張り温度スイッチ64により設定された湯張り温度となるまで、バーナ(図示しない)により追焚き熱交換器3を加熱する。
【0052】
次に、コントローラ4は、浴室リモコン6及び台所リモコン7の表示ユニット60,100の点灯と消灯を一定条件に基づいて行うことにより、浴室リモコン6及び台所リモコン7の消費電力の低減を図っている。以下、図3〜図4に示したフローチャートに従って、コントローラ4による浴室リモコン6及び台所リモコン7の省電力処理について説明する。なお、以下に説明するコントローラ4により浴室リモコン6及び台所リモコン7の消費電力を低減する構成が、本発明の点灯制御手段に相当する。
【0053】
図3を参照して、熱源機1への電源供給が開始されると、コントローラ4は、STEP1で浴室リモコン6の運転スイッチ61と台所リモコン7の運転スイッチ101のON操作待ちとなる。そして、運転スイッチ61又は運転スイッチ101がON操作されたときに、STEP2に進む。
【0054】
STEP2において、コントローラ4は、運転スイッチが操作されたリモコンの表示ユニットのみを点灯状態とする。すなわち、コントローラ4は、浴室リモコン6の運転スイッチ61がON操作されたときは、浴室リモコン6の表示ユニット60を点灯状態とすると共に台所リモコン7の表示ユニット100を消灯状態に維持する。一方、台所リモコン7の運転スイッチ101がON操作されたときには、コントローラ4は、台所リモコン7の表示ユニット100を点灯状態とすると共に浴室リモコン6の表示ユニット60を消灯状態に維持する。
【0055】
続くSTEP3で、コントローラ4は、例えば10分間(本発明の点灯表示時間に相当する)を設定時間とする点灯タイマをスタートさせる。そして、次のSTEP4で給湯設定温度が60℃(本発明の上限温度に相当する)以上であったときは、図4のSTEP50に分岐して、全てのリモコン(浴室リモコン6と台所リモコン7の双方)の表示ユニット(表示ユニット60と表示ユニット100)を点灯状態とする。
【0056】
これにより、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100に給湯設定温度が表示され、使用者に給湯設定温度が高温に設定されていることを認識させることができる。なお、給湯設定温度が60℃以上であるときに、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100の双方を点灯状態とする処理を行う構成が、本発明の設定温度消灯禁止手段に相当する。
【0057】
そして、次のSTEP51で、コントローラ4は、浴室リモコン6の給湯温度スイッチ62又は台所リモコン7の給湯温度スイッチ108の操作待ちとなる。STEP51で、浴室リモコン6の給湯温度スイッチ62又は台所リモコン7の給湯温度スイッチ108が操作されたときに、STEP52に進んで、コントローラ4は点灯タイマをスタート(既に点灯タイマが作動中であるときは再スタート)させる。
【0058】
そして、次のSTEP53で給湯温度スイッチ62又は給湯温度スイッチ108の操作により、給湯設定温度が60℃よりも低くなったときに、STEP54に進み、コントローラ4は、給湯温度スイッチが操作されたリモコンの表示ユニット(給湯温度スイッチ62が操作されたときは浴室リモコン6の表示ユニット60、給湯温度スイッチ108が操作されたときは台所リモコン7の表示ユニット100)のみを点灯状態として、図3のSTEP5に進む。
【0059】
一方、STEP4で給湯設定温度が60℃よりも低かったときにはSTEP5に進む。この場合、上述したSTEP2における処理により、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100のいずれか一方のみが点灯した状態となっている。
【0060】
ここで、例えば、STEP1で使用者が浴室リモコン6の運転スイッチ61をON操作したときは、使用者は浴室リモコン6の表示ユニット60を確認して、給湯温度の設定等を行うと想定される。そして、このとき、使用者は台所リモコンを使用していないため、台所リモコン7の表示ユニット100を点灯する必要はない。そこで、台所リモコン7の表示ユニット100を消灯状態に維持することによって、台所リモコン7の消費電力を抑制することができる。
【0061】
そして、浴室リモコン6又は台所リモコン7のスイッチが操作されなければSTEP5からSTEP10に分岐し、水流センサ21により流水が検出されなければさらにSTEP20に分岐して、コントローラ4は点灯タイマがタイムアップしたか否かを確認する。
【0062】
点灯タイマがタイムアップしたとき、すなわち、浴室リモコン6又は台所リモコン7のスイッチが操作されてから、或いは、水流センサ21により給水管10への給水の開始が検出されてから点灯表示時間が経過したときにSTEP20からSTEP21に進んで、コントローラ4は点灯状態にある表示ユニット(表示ユニット60又は表示ユニット100)を消灯する。
【0063】
ここで、使用者が表示ユニット(表示ユニット60,表示ユニット100)の表示内容を確認するのは、リモコン(浴室リモコン6,台所リモコン7)を操作する時と、給湯栓(図示しない)を開けて湯の使用を開始した時であると想定される。そのため、このように、表示ユニット60及び表示ユニット100を点灯させる時間を、リモコン(浴室リモコン6,台所リモコン7)が操作されてから前記点灯表示時間が経過するまでの間と、水流センサ21により給水管10への給水の開始が検出されてから前記点灯表示時間が経過するまでの間に限定することによって、使用者の使い勝手を損なうことなくリモコンの消費電力を抑制することができる。
【0064】
また、浴室リモコン6又は台所リモコン7のスイッチが操作されたときは、STEP5からSTEP6に進んで、コントローラ4は、スイッチ操作されたリモコンの表示ユニット(表示ユニット60又は表示ユニット100)のみを点灯し、次のSTEP7で点灯タイマをスタートさせてSTEP4に戻る。なお、既に表示ユニットが点灯状態にあるリモコンのスイッチが操作されたときは、STEP7で、コントローラ4は点灯タイマを再スタートさせる。
【0065】
また、水流センサ21により給水管10への給水の開始が検出されたときは、STEP10からSTEP11に進み、上述した水位維持運転による浴槽5への湯の供給に伴って水流センサ21により給水管10への給水の開始が検出されたときは、STEP5に進んで、表示ユニットを点灯しない。
【0066】
ここで、使用者は水位維持運転が実行されていることを意識しておらず、水位維持運転が開始されたときに使用者が表示ユニット60又は表示ユニット100を確認することはないと想定されるため、表示ユニット60及び表示ユニット100を点灯させる必要性は低いと考えられる。そこで、水位維持運転の実行に伴って水流センサ21により流水が検出されたときは、表示ユニット60及び表示ユニット100を消灯状態に維持することにより、使用者の使い勝手を悪化させることなく、浴室リモコン6及び台所リモコン7の消費電力を抑制することができる。
【0067】
また、図1を参照して、コントローラ4に備えられた点灯表示時間設定手段50は、浴室リモコン6及び台所リモコン7に備えられたスイッチの操作頻度と、水流スイッチ21により流水が検出される頻度のデータを時間帯別(例えば1時間ごと)にメモリ51に記憶する。そして、点灯表示時間設定手段50は、スイッチの操作頻度及び流水の検出頻度が高い程、点灯表示時間を長く設定する。
【0068】
これにより、使用者が浴室リモコン6又は台所リモコン7のスイッチを操作する頻度が高い時間帯と、使用者が給湯栓を開けて湯を使用する頻度が高い時間帯における表示ユニット60及び表示ユニット100の点灯時間が長くなる。
【0069】
この場合、浴室リモコン6及び台所リモコン7のスイッチを操作する時、及び給湯栓を開ける時に、表示ユニット60及び表示ユニット100が点灯状態になっている可能性が高くなる。そのため、使用者に対して、浴室リモコン6及び台所リモコン7のスイッチを操作する前、及び給湯栓を開けて湯の使用を開始する前に表示ユニット60及び表示ユニット100を確認させることができるようになり、使用者の使い勝手が向上する。
【0070】
なお、図3のフローチャートでは、STEP5でスイッチの操作が検知された時、及びSTEP10で水流センサ21により給水管10への給水の開始が検出された時に、STEP6又はSTEP12で直ちに表示ユニット60,100を点灯してSTEP7で点灯タイマをスタートさせている。しかし、スイッチ操作が検知された時及び給水管10への給水の開始が検出された時からの時間遅れが問題とならない場合は、給水開始の検出に応じて給湯熱交換器2を加熱するバーナ(図示しない)の点火処理がなされて、該バーナに連通したガス供給管に設けられた電磁弁(図示しない)の開弁が検出された時や、該バーナの点火がフレームロッド等の炎検知センサ(図示しない)により検出された時に、給水が開始されたものとして表示ユニット60,100を点灯させて点灯タイマをスタートさせてもよい。
【0071】
同様に、追焚き熱交換器3を加熱するバーナ(図示しない)に連通したガス供給管に設けられた電磁弁(図示しない)の開弁が検出された時や、該バーナの点火がフレームロッド等の炎検知センサ(図示しない)により検出された時に表示ユニット60,100を点灯させて点灯タイマをスタートさせてもよい。
【0072】
また、使用者により浴室リモコン6の湯張りスイッチ69又は台所リモコン7の湯張りスイッチ102が操作されて湯張り運転を開始する場合、コントローラ4は、図3のフローチャートのSTEP5からSTEP6に進んで、スイッチ操作がなされたリモコンの表示ユニットを点灯する。そして、STEP10で水流センサ21により給水の開始が検出された時に、STEP12で浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100を点灯させると共にSTEP7で点灯タイマを再スタートさせ、点灯タイマがタイムアップした時にSTEP12で表示ユニット60及び表示ユニット100を消灯する。
【0073】
一方、予約運転により湯張り運転を開始する場合は、コントローラ4は、STEP10で水流センサ21により給水の開始が検出された時に、STEP12で浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100を点灯させると共にSTEP7で点灯タイマを再スタートさせ、点灯タイマがタイムアップした時にSTEP21で表示ユニット60と表示ユニット100を消灯する。
【0074】
ここで、湯張り運転の実行中に、使用者が浴室リモコン6の表示ユニット60や台所リモコン7の表示ユニット100を確認することは稀であると想定される。そのため、このように湯張り運転の実行中に表示ユニット60及び表示ユニット100を消灯して消費電力の低減を図っても、使用者の使い勝手は悪化しないと考えられる。
【0075】
そして、湯張り運転が終了する5分前に、コントローラ4は、間もなく湯張りが終了することを報知するために浴室リモコン6及び台所リモコン7のブザー(図示しない)を鳴動させると共に、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100を点灯状態とする。これにより、ブザーが鳴動したときに、使用者は表示ユニット60及び表示ユニット100を確認して湯張りの終了時刻等を確認することができる。
【0076】
なお、このように、コントローラ4が、湯張り運転の終了の際に表示ユニット60と表示ユニット100を点灯状態とする処理を行う構成が、本発明の湯張り状況表示手段に相当する。
【0077】
また、使用者により浴室リモコン6の追焚きスイッチ70が操作されて追焚き運転を開始する場合は、コントローラ4は、図3のフローチャートのSTEP5からSTEP6に進んで、浴室リモコン6の表示ユニット60を点灯すると共にSTEP7で点灯タイマをスタートさせる。そして、点灯タイマがタイムアップした時にSTEP21で表示ユニット60を消灯する。
【0078】
ここで、追焚き運転の実行中に、使用者が浴室リモコン6の表示ユニット60を確認することは稀であると想定される。そのため、このように追焚き運転の実行中に表示ユニット60を消灯して消費電力の低減を図っても、使用者の使い勝手は悪化しないと考えられる。
【0079】
そして、コントローラ4は、追焚き運転を実行するときにも、湯張り運転の場合と同様に、追焚き運転の終了5分前に、間もなく追焚きが終了することを報知するために浴室リモコン6及び台所リモコン7のブザー(図示しない)を鳴動させると共に、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100を点灯状態とする。そして、追焚き終了から5分が経過した時に、コントローラ4は表示ユニット60と表示ユニット100を消灯状態とする。
【0080】
なお、このように、追焚き運転の終了5分前から追焚き運転の終了後5分が経過するまでの間、浴室リモコン6の表示ユニット60及び台所リモコン7の表示ユニット100を点灯させる処理を実行する構成が、本発明の追焚き状況表示手段に相当する。
【0081】
また、上述したように、コントローラ4は、ブザーを鳴動させてから湯張り運転又は追焚き運転が終了するまでの5分間、表示ユニット60及び表示ユニット100を点灯状態とするが、この5分間が本発明の湯張り運転の終了前後の所定時間及び追焚き運転の終了前後の所定時間に相当する。
【0082】
また、湯張り運転又は追焚き運転が終了してからもある程度(例えば5分間)表示ユニット60及び表示ユニット100を点灯状態に保った後に、表示ユニット60及び表示ユニット100を消灯させてもよく、この場合は、湯張り運転又は追焚き運転の終了5分前から終了後5分が経過するまでの時間が本発明の湯張り終了前後の所定時間に相当する。
【0083】
或いは、湯張り運転又は追焚き運転が終了してから一定時間(例えば5分間)、表示ユニット6及び表示ユニット100を点灯状態としてもよく、この場合は湯張り運転又は追焚き運転の終了時から5分が経過するまでが本発明の湯張り終了前後の所定時間に相当する。
【0084】
また、湯張り運転が終了すると、コントローラ4は、上述した保温運転と水位維持運転を行うが、保温運転の実行に伴ってポンプが作動したときには、水流スイッチ41により浴槽循環13を循環する流水が検出される。しかし、使用者は、保温運転が実行されていることを特に意識しておらず、保温運転が実行されたときに使用者が浴室リモコン6の表示ユニット60を確認することは稀であると考えられる。
【0085】
そのため、コントローラ4は、保温運転の実行に伴って水流スイッチ41により流水が検出されたときには、浴室リモコン6の表示ユニット60を消灯状態に維持する。なお、このように、浴室リモコン6の表示ユニット60を消灯状態に維持する処理を行う構成が本発明の点灯禁止手段に相当する。
【0086】
なお、本実施の形態では、点灯表示時間設定手段50は、浴室リモコン6及び台所リモコン7のスイッチの操作頻度と、水流センサ21による水流の検出頻度が高い程、点灯表示時間を長く設定したが、給水温度センサ20により検出される水道からの給水温度が低い程、点灯表示時間を長く設定してもよい。これによれば、給水温度が低く湯を使用することが多い冬季や夜間に、浴室リモコン6の表示ユニット60及び台所リモコン7の表示ユニット100の点灯時間を長くして、使用者が確認し易くすることができる。
【0087】
また、浴室リモコン6と台所リモコン7のうちの少なくともいずれか一方、又はコントローラ4に、点灯表示時間を設定するためのスイッチを設け、使用者が該スイッチを操作して点灯表示時間を設定、変更できるようにしてもよい。さらに、該スイッチにより、時間帯ごと(例えば1時間ごと)に異なる点灯表示時間を設定できるようにしてもよい。
【0088】
また、本実施の形態では、浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100を、点灯状態と消灯状態に切り換えたが、点灯状態と該点灯状態よりも表示輝度を落とした低輝度表示状態とに切り換える場合にも、浴室リモコン6と台所リモコン7の消費電力を低減させることができる。
【0089】
また、消灯状態において浴室リモコン6の表示ユニット60と台所リモコン7の表示ユニット100の表示を全て消灯或いは低輝度表示状態とせずに、例えば、表示ユニット60においては、常用給湯管12への給湯が実行されている間は給湯燃焼表示部81を常時点灯させ、また、湯張り運転の実行中は湯張り燃焼表示部85を常時点灯させるようにしてもよい。同様に、台所リモコン7の表示ユニット100においては、給湯管11への給湯が実行されている間は給湯燃焼表示部111を常時点灯させるようにしてもよい。
【0090】
また、本実施の形態では、点灯制御手段、設定温度消灯禁止手段、点灯表示時間設定手段、点灯禁止手段、湯張り状況表示手段、及び追焚き状況表示手段の機能を、熱源機1に備えられたコントローラ4により構成したが、これらの手段を浴室リモコン6と台所リモコン7のそれぞれに備えられたリモコンコントローラ(図示しない)により構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯システムの全体構成図。
【図2】図1に示した浴室リモコン及び台所リモコンの外観図。
【図3】図1に示した熱源機に備えられたコントローラの作動フローチャート。
【図4】図1に示した熱源機に備えられたコントローラの作動フローチャート。
【符号の説明】
1…熱源機、2…給湯熱交換器、3…追焚き熱交換器、4…コントローラ、5…浴槽、6…浴室リモコン、7…台所リモコン、10…給水管、11…給湯管、12…常用給湯管、13…浴槽循環路、14…浴槽給湯管、20…給水温度センサ、21…水流センサ、22…給湯温度センサ、40…ポンプ、60…表示ユニット、69…湯張りスイッチ、70…追焚きスイッチ、100…表示ユニット、102…湯張りスイッチ

Claims (11)

  1. 熱交換器を有して該熱交換器を流通する水を加熱する熱源機と、表示手段とスイッチとを有して該熱源機を遠隔操作するリモコンと、前記熱交換器を流通する水の流れを検出する水流検知手段とを備えた給湯システムにおいて、
    記水流検知手段により水の流通が検出された時から所定の点灯表示時間の間、前記表示手段を点灯状態とし、該点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記点灯状態よりも輝度を落とした低輝度点灯状態とする点灯制御手段を備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記リモコンは、前記スイッチとして前記熱源機から該熱源機と接続された給湯管に供給される湯の温度を設定する給湯温度スイッチを有して、該給湯温度スイッチによる設定温度を前記表示手段に表示し、
    前記給湯温度スイッチによる設定温度が所定の上限温度以上であるときは、前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされることを禁止する設定温度消灯禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記点灯表示時間の長さを設定する点灯表示時間設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯システム。
  4. 計時手段を備え、
    前記点灯表示時間設定手段は、前記点灯表示時間の長さを、該計時手段による計時時刻に基づいて所定の時間帯毎に設定することを特徴とする請求項3記載の給湯システム。
  5. 前記点灯表示時間設定手段は、前記スイッチが操作される頻度と、前記水流検知手段により水の流通が検出される頻度とのうちの少なくともいずれか一方のデータを前記時間帯別に収集し、各時間帯における前記点灯表示時間を該時間帯における該頻度が高い程長く設定することを特徴とする請求項4記載の給湯システム。
  6. 前記熱交換器は水道管と接続されて該水道管から供給される水を加熱し、該水道管から供給される水の温度を検出する給水温度センサを有して、
    前記点灯表示時間設定手段は、該給水温度センサの検出温度が低い程、前記点灯表示時間を長く設定することを特徴とする請求項3記載の給湯システム。
  7. 前記リモコンを複数個備え、
    前記点灯制御手段は、いずれかのリモコンに備えられた前記スイッチが操作されたときに、該スイッチが操作された時から前記点灯表示時間の間、該スイッチが備えられたリモコンの前記表示手段のみを点灯状態として、該点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度点灯状態とし、他のリモコンの前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度表示状態とすることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項記載の給湯システム。
  8. 前記熱源機は浴槽と給湯管を介して接続されて、該浴槽に所定量の湯を供給する湯張り運転を実行する機能を有し、
    前記リモコンは前記スイッチとして前記湯張り運転の実行を指示する湯張りスイッチを有して、
    前記湯張りスイッチの操作により前記湯張り運転が開始された後、該湯張り運転の実行中に前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされたときに、該湯張り運転の終了前後の所定時間、前記表示手段を点灯状態として該湯張り運転の実行状況を表示する湯張り状況表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1項記載の給湯システム。
  9. 前記熱源機と浴槽を接続する浴槽給湯管と、該浴槽内の湯の水位を検出する水位センサとを備え、
    前記熱源機は、前記水位センサの検出水位が所定水位範囲内に維持されるように、前記浴槽供給管を介して浴槽に湯を供給する水位維持運転を実行する機能を有し、
    前記水位維持運転による浴槽への湯の供給によって、前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたときには、前記点灯制御手段による前記表示手段の点灯を禁止する点灯禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか1項記載の給湯システム。
  10. 前記熱交換器の入口と出口を浴槽に接続した浴槽循環路と、浴槽内の湯を該浴槽循環路と前記熱交換器とを介して強制的に循環させるポンプとを備え、
    前記熱源機は、前記ポンプにより浴槽内の湯を前記浴槽循環路と前記熱交換器とを介して循環させながら加熱する追焚き運転を実行する機能を有し、
    前記リモコンは前記スイッチとして前記追焚き運転の実行を指示する追焚きスイッチを有し、
    前記点灯制御手段は、前記追焚きスイッチが操作された時から前記点灯表示時間の間、前記表示部を点灯状態とし、前記点灯表示時間が経過した後は、前記表示手段を消灯状態又は前記低輝度点灯状態として、
    前記追焚きスイッチの操作により前記追焚き運転が開始された後、該追焚き運転の実行中に前記点灯制御手段により前記表示手段が消灯状態又は低輝度点灯状態とされたときに、該追焚き運転の終了前後の所定時間、前記表示手段を点灯状態として該追焚き運転の実行状況を表示する追焚き状況表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  11. 前記熱交換器の入口と出口を浴槽に連通接続した浴槽循環路と、浴槽内の湯を該浴槽循環路と前記熱交換器とを介して強制的に循環させるポンプと、浴槽内の湯の温度を検出する浴槽温度センサとを備え、
    前記熱源機は、前記ポンプにより浴槽内の湯を前記浴槽循環路と前記熱交換器とを介して循環させながら加熱する処理を間欠的に行って、前記浴槽温度センサの検出温度を所定温度範囲内に保つ保温運転を実行する機能を有し、
    前記保温運転の実行によって前記水流検知手段により湯水の流通が検出されたされたときには、前記点灯制御手段により前記表示手段が点灯状態とされることを禁止する点灯禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
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