JP2008057800A - 浴槽用給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間に亘って浴室が利用されない場合には、保温運転を解除することにより、省エネルギー化を図ることのできる浴槽用給湯装置を提供する。
【解決手段】本発明の浴槽用給湯装置は、保温運転を開始した後、所定の設定時間が経過するまでに、照度センサ45によって浴室41の照明の点灯が検知されなかった場合には、コントローラ70によって保温運転を解除するようにしたので、電力が無駄に消費されることがなく、省エネルギー化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭用又は業務用として使用される浴槽用給湯装置に関するものである。
従来、この種の浴槽用給湯装置として、浴室内の照度が所定の照度以上か否かを判定する照度センサと、浴槽内に貯められた湯の温度等を表示する表示部を備えたリモートコントローラ(以下、リモコンという)とを備えた浴槽用給湯装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このように構成された浴槽用給湯装置は、照度センサが検知した浴室内の照度に基づき、リモコンの表示部の照度を下げたり、リモコンの表示部の点灯を行わないことによって、消費電力を節約し、省エネルギー化を図るものである。
特開平10−89764号公報 特開2003−106648号公報
しかしながら、前記浴槽用給湯装置では、長時間に亘って浴室を利用しない場合であっても、浴槽内の湯の温度を一定に保つ保温運転を行っていたため、消費電力を無駄にし、省エネルギー化を図ることができないという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、長時間に亘って浴室が利用されない場合には、保温運転を解除することにより、省エネルギー化を図ることのできる浴槽用給湯装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、浴槽内に貯められた湯を所定の設定温度に保温する浴槽用給湯装置において、浴室内の照度を検知することにより浴室の照明が点灯したことを検知する照度センサと、保温運転を開始した後、所定の設定時間が経過するまでに、照度センサによって浴室の照明の点灯が検知されなかった場合は保温運転を解除する制御手段とを備えている。
本発明の浴槽用給湯装置によれば、所定の設定時間が経過するまでに、照度センサによって浴室の照明の点灯が検知されない場合には、制御手段によって保温運転が解除されることから、長時間に亘って浴室の利用がない場合でも電力が無駄に消費されることがない。
本発明によれば、長時間に亘って浴室の利用がない場合でも電力が無駄に消費されることがないので、省エネルギー化を図ることができる。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る浴槽用給湯装置を示すもので、図1は浴槽用給湯装置の概略構成図、図2は浴槽用給湯装置の制御を示すフローチャートである。
この浴槽用給湯装置は、冷媒が流通する冷媒回路10と、給湯用水が流通する第1給湯回路20と、給湯用水が流通する第2給湯回路30と、浴槽用水が流通する浴槽用回路40と、冷媒回路10を流通する冷媒と第1給湯回路20を流通する給湯用水との間で熱交換する第1水熱交換器50と、第2給湯回路30を流通する給湯用水と浴槽用回路40を流通する浴槽用水との間で熱交換する第2水熱交換器60と、制御手段としてのコントローラ70とから構成されている。
冷媒回路10は、圧縮機11、膨張機構としての膨張弁12、第1空気熱交換器13及び第1水熱交換器50からなり、圧縮機11→第1水熱交換器50→膨張弁12→第1空気熱交換器13→圧縮機11の順に冷媒を流通させることができる。また、第1空気熱交換器13は室外に配置され、第1空気熱交換器13内の冷媒と外気とを熱交換させる送風機14が設けられている。この冷媒回路10で使用される冷媒は、自然系冷媒(例えば、二酸化炭素)である。
第1給湯回路20は、貯湯タンク21、第1ポンプ22及び第1水熱交換器50から構成され、貯湯タンク21→第1ポンプ22→第1水熱交換器50→貯湯タンク21の順に給湯用水を流通させることができる。また、貯湯タンク21には、給水タンク23、流路25及び第2給湯回路30が接続されている。給水タンク23から供給された給湯用水は、貯湯タンク21を介して第1給湯回路20を流通するようになっている。さらに、第2ポンプ24が設けられた流路25によって、貯湯タンク21及び浴槽42が接続されている。流路25によって貯湯タンク21及び浴槽42が接続されることにより、第2ポンプ24を介して、貯湯タンク21内の給湯用水が浴槽42に供給される。
第2給湯回路30は、貯湯タンク21、第3ポンプ31及び第2水熱交換器60から構成され、貯湯タンク21→第2水熱交換器60→第3ポンプ31→貯湯タンク21の順に給湯用水を流通させることができる。
浴槽用回路40は、浴室41(図1の一点鎖線の囲いを参照)内に設置された浴槽42と、第4ポンプ43と、第2水熱交換器60とから構成され、浴槽42→第4ポンプ43→第2水熱交換器60→浴槽42の順に浴槽用水を流通させることができる。また、浴室41内には、リモートコントローラ(以下、リモコンという)47と、図示しない照明とが設けられている。リモコン47は、浴槽42内に貯められた湯の温度等を表示する表示部44と、浴室41内の照度Lを検知する照度センサ45と、運転の開始や浴室41内に貯湯される湯の温度調整等を行う操作スイッチ46とを備えている。また、照度センサ45によって検知した浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である場合には、浴室41の照明が消灯され、浴室41が利用されていないと判定するようになっている。さらに、照度センサ45によって検知した浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上である場合には、浴室41の照明が点灯され、浴室41が利用されていると判定するようになっている。
第1水熱交換器50は、冷媒回路10及び第1給湯回路20によって共有され、冷媒回路10を流通する冷媒と第1給湯回路20を流通する給湯用水との間で熱交換させるものである。
第2水熱交換器60は、第2給湯回路30及び浴槽用回路40によって共有され、第2給湯回路30を流通する給湯用水と浴槽用回路40を流通する浴槽用水との間で熱交換させるものである。
次に、図1に示した浴槽用給湯装置の制御系構成を説明する。浴槽用給湯装置の運転を制御する制御手段であるコントローラ70は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)及び各種ドライバを含む。照度センサ45によって検知した浴室41内の照度Lに基づき、検知信号がコントローラ70に送出される。また、図示しないタイマによって検知した保温運転開始からの経過時間Ta、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tb、保温運転を解除した後の経過時間Tc等に基づき、検知信号がコントローラ70に送出される。これらの検知信号に応じて、コントローラ70は第3ポンプ31及び第4ポンプ43への通電を制御し、後述する浴槽用給湯装置の保温運転の開始及び解除を行う。
次に、図1に示す浴槽用給湯装置の動作を説明する。本実施形態の浴槽用給湯装置は、流路25を通じて浴槽42内に給湯用水を供給する供給運転と、供給運転後に浴槽42内に貯められた浴槽用水を所定の設定温度で保温する保温運転とによって動作する。
そこで、まず浴槽用給湯装置の供給運転について説明する。
冷媒回路10の冷媒は、圧縮機11→第1水熱交換器50→膨張弁12→第1空気熱交換器13→圧縮機11の順に流通する(図1の実線矢印参照)。
第1給湯回路20の給湯用水は、貯湯タンク21→第1ポンプ22→第1水熱交換器50→貯湯タンク21の順に流通する(図1の白抜き矢印参照)。
流路25の給湯用水は、貯湯タンク21→第2ポンプ24→浴槽42に流通する(図1の一点鎖線矢印参照)。
このように、冷媒及び給湯用水が各回路10,20を流通することにより、第1水熱交換器50において、圧縮機11から吐出した冷媒と、第1給湯回路20を流通する給湯用水との間で熱交換が行われる。第1水熱交換器50において熱交換が行われることにより、第1給湯回路20を流通する給湯用水の温度が上昇する。この温度の上昇した給湯用水は、貯湯タンク21を介するとともに、流路25を通じて浴槽42内に供給されることにより、浴槽42内に浴槽用水が貯められる。
次に、浴槽用給湯装置の供給運転によって浴槽42内に貯められた浴槽用水を、所定の設定温度で保温する保温運転について説明する。
冷媒回路10の冷媒は、圧縮機11→第1水熱交換器50→膨張弁12→第1空気熱交換器13→圧縮機11の順に流通する(図1の実線矢印参照)。
第1給湯回路20の給湯用水は、貯湯タンク21→第1ポンプ22→第1水熱交換器50→貯湯タンク21の順に流通する(図1の白抜き矢印参照)。
第2給湯回路30の給湯用水は、貯湯タンク21→第2水熱交換器60→第3ポンプ31→貯湯タンク21の順に流通する(図1の破線矢印参照)。
浴槽用回路40の浴槽用水は、浴槽42→第4ポンプ43→第2水熱交換器60→浴槽42の順に流通する(図1の太線矢印参照)。
このように、冷媒及び給湯用水が各回路10,20を流通することにより、第1水熱交換器50において、圧縮機11から吐出した冷媒と、第1給湯回路20を流通する給湯用水との間で熱交換が行われる。第1水熱交換器50において熱交換が行われることにより、第1給湯回路20を流通する給湯用水の温度が上昇する。
また、給湯用水が各回路20,30を流通することにより、貯湯タンク21において、第1給湯回路20を流通する温度が上昇した給湯用水と、第2給湯回路30を流通する給湯用水との間で熱交換が行われる。貯湯タンク21において熱交換が行われることにより、第2給湯回路30を流通する給湯用水の温度が上昇する。
さらに、給湯用水及び浴槽用水が各回路30,40を流通することにより、第2水熱交換器60において、第2給湯回路30を流通する給湯用水と、浴槽用回路40を流通する浴槽用水との間で熱交換が行われる。第2水熱交換器60において熱交換が行われることにより、浴槽42内に貯められた浴槽用水が所定の設定温度に保温される。
この浴槽用給湯装置の保温運転は、照度センサ45によって検知された浴室41内の照度Lに基づき、コントローラ70によって制御される。浴槽用給湯装置の保温運転の制御について説明する。
まず、コントローラ70は、保温運転開始からの経過時間Taが所定の設定時間T1(例えばT1=3時間)以上か否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、保温運転開始からの経過時間Taが所定の設定時間T1以上の場合には、コントローラ70は、第3ポンプ31及び第4ポンプ43への通電を制御することにより保温運転を解除した後(ステップS2)、プログラムを終了する(ステップS3)。保温運転を解除することにより、第2給湯回路30における給湯用水の流通と、浴槽用回路40における浴槽用水の流通とが停止するので、浴槽42内に貯められた浴槽用水の保温が解除される。また、保温運転を解除することにより、所定の設定時間T1以上に亘って浴室41の利用がない場合に電力が無駄に消費されることがない。
一方、ステップS1において、保温運転開始からの経過時間Taが所定の設定時間T1よりも短い場合には、この所定の設定時間T1よりも短い経過時間Taの間に、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になったか否かを判定する(ステップS4)。つまり、所定の設定時間T1よりも短い場合の経過時間Taにおいて、浴室41の照明が少なくとも1回点灯された否かを判定する。
所定の設定時間T1よりも短い経過時間Taの間に、ステップS4において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になった場合には、経過時間Taが所定の設定時間T1+T2(例えば、T1+T2=3時間+1時間)以上か否かを判定する(ステップS5)。つまり、所定の設定時間T1よりも短い経過時間Taの間に、浴室41の照明が少なくとも1回点灯された場合には、所定の設定時間T1に所定の付加時間T2を加算して判定する。
一方、所定の設定時間T1よりも短い経過時間Taの間に、ステップS4において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満の場合には、浴室41は利用されていないと判定し、ステップS1に戻る。
ステップS5において、経過時間Taが所定の設定時間T1+T2以上の場合には、第3ポンプ31及び第4ポンプ43への通電を制御することにより保温運転を解除した後(ステップS2)、プログラムを終了する(ステップS3)。保温運転を解除することにより、第2給湯回路30における給湯用水の流通と、浴槽用回路40における浴槽用水の流通とが停止するので、浴槽42内に貯められた浴槽用水の保温が解除される。また、保温運転を解除することにより、所定の設定時間T1+T2以上に亘って浴室41の利用がない場合に電力が無駄に消費されることがない。
一方、ステップS5において、経過時間Taが所定の設定時間T1+T2よりも短い場合には、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbが所定の設定時間T3(例えばT3=25分間)以上連続しているか否かを判定する(ステップS6)。浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbを検知することにより、つまり、照度センサ45によって浴室41の照明の点灯が検知されなかった時間Tbを検知することにより、浴室41の窓の大きさ、照明設備の明るさ又は利用者の入浴時間等の条件に応じて、浴槽用給湯装置の保温運転の制御を行うことができる。
ステップS6において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbが所定の設定時間T3以上である場合には、浴室41は利用されていないと判定し、コントローラ70によって、第3ポンプ31及び第4ポンプ43への通電を制御することにより保温運転を解除する(ステップS7)。保温運転を解除することにより、第2給湯回路30における給湯用水の流通と、浴槽用回路40における浴槽用水の流通とが停止するので、浴槽42内に貯められた浴槽用水の保温が解除される。また、保温運転を解除することにより、所定の設定時間T3以上連続して浴室41の利用がない場合に電力が無駄に消費されることがない。
一方、ステップS6において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbが所定の設定時間T3よりも短い場合には、ステップS5に戻る。
ステップS7において、保温運転が解除された場合には、コントローラ70は、保温運転を解除した後の経過時間Tcが所定の設定時間T4(例えばT4=3時間)以上か否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、保温運転を解除した後の経過時間Tcが所定の設定時間T4以上の場合には、プログラムを終了する(ステップS3)。
一方、ステップS8において、保温運転を解除した後の経過時間Tcが所定の設定時間T4よりも短い場合には、この所定の設定時間T4よりも短い経過時間Tcの間に、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になったか否かを判定する(ステップS9)。つまり、所定の設定時間T4よりも短い場合の経過時間Tcにおいて、浴室41の照明が少なくとも1回点灯された否かを判定する。
所定の設定時間T4よりも短い経過時間Tcの間に、ステップS9において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になった場合には、コントローラ70によって第3ポンプ31及び第4ポンプ43への通電を制御することにより保温運転を開始する(ステップS10)。保温運転を開始することにより、第2給湯回路30において給湯用水が流通するとともに、浴槽用回路40において浴槽用水が流通し、浴槽42内に貯められた浴槽用水の保温が開始される。浴槽用水の保温が開始された後は、ステップS5に戻る。
一方、所定の設定時間T4よりも短い経過時間Tcの間に、ステップS9において、浴室41内の照度Lが所定の照度L1を検知しなかった場合には、浴室41は利用されていないと判定し、ステップS8に戻る。
このように、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、保温運転を開始した後、所定の設定時間T1が経過するまでに、照度センサ45によって浴室41の照明の点灯が検知されなかった場合には、コントローラ70によって保温運転を解除するようにしたので、電力が無駄に消費されることがなく、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、コントローラ70によって保温運転が解除されることにより、第2給湯回路30における給湯用水の流通と、浴槽用回路40における浴槽用水の流通とが停止する。第2給湯回路30において給湯用水が流通しないことにより、浴槽用水との間で熱交換した後の低温の給湯用水が貯湯タンク21内に供給されることを防止できるので、貯湯タンク21内の給湯用水の温度低下を抑制することができ、省エネルギー化を図ることができる。
さらに、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、照度センサ45によって浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上であると検知されると、つまり浴室41が利用されていると判定すると保温運転を開始することができる。浴室41内の照度Lによって保温運転を開始することができるので、浴室41の利用者がリモコン47の操作スイッチ46等を操作する手間を省いて、浴槽42内の湯を迅速に温めることができる。
また、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、保温運転を開始してから解除するまでの所定の設定時間T1内に、照度センサ45によって浴室41の照明の点灯が検知された場合は、所定の設定時間T1に所定の付加時間T2を加算して保温運転をさらに継続するようにしたので、浴室41の使用中に保温運転が停止することがない上に、浴室41の利用者がリモコン47の操作スイッチ46等を操作する手間を省くことができるので、利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbが所定の設定時間T3以上である場合には、浴室41は利用されていないと判定し、コントローラ70によって保温運転を解除するようにしたので、電力が無駄に消費されることがなく、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態の浴槽用給湯装置によれば、照度センサ45を浴室41内に設置されるリモコン47に一体に設けたことにより、浴室41内の壁面等に照度センサ45を取り付ける必要がない。これにより、照度センサ45を省スペースで設置できるとともに、配線や取付作業を必要としないという利点がある。
尚、前記実施形態において、貯湯タンク21は流路25を備えていたが、これに限らない。例えば、貯湯タンク21は、流路25以外にシャワーや蛇口等に接続された他の流路を備えていてもよい。
また、前記実施形態において、浴槽用給湯装置の保温運転の制御におけるステップS4は、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になったか否かを瞬時に判定していたが、これに限られない。例えば、所定の設定時間T5(例えばT5=10秒)以上連続して、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上であるか否かを判定しても良い。この場合、所定の設定時間T5以上連続して、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上であれば、浴室41は利用されていると判定し、ステップS5に進む。一方、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上である状態が所定の設定時間T5以上連続しなければ、浴室41は利用されていないと判定し、ステップS1に戻る。これにより、浴室41の窓の大きさ、照明設備の明るさ又は利用者の入浴時間等の条件に応じて、浴槽用給湯装置の保温運転の制御を行うことができる。
さらに、前記実施形態において、浴槽用給湯装置の保温運転の制御におけるステップS6は、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満である時間Tbが所定の設定時間T3(例えばT3=25分間)以上連続しているか否かを判定したが、これに限られない。例えば、浴槽用給湯装置の保温運転の制御におけるステップS6において、瞬時に浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満であるか否かを判定しても良い。この場合、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満であれば、浴室41は利用されていないと判定し、ステップS7に進む。一方、浴室41内の照度Lが所定の照度L1未満でなければ、ステップS5に戻る。
また、前記実施形態において、浴槽用給湯装置の保温運転の制御におけるステップS9は、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上になったか否かを瞬時に判定していたが、これに限られない。例えば、所定の設定時間T5(例えばT5=10秒)以上連続して、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上であるか否かを判定しても良い。この場合、所定の設定時間T5以上連続して、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上であれば、浴室41は利用されていると判定し、ステップS10に進む。一方、浴室41内の照度Lが所定の照度L1以上である状態が所定の設定時間T5以上連続しなければ、浴室41は利用されていないと判定し、ステップS8に戻る。これにより、浴室41の窓の大きさ、照明設備の明るさ又は利用者の入浴時間等の条件に応じて、浴槽用給湯装置の保温運転の制御を行うことができる。
また、前記実施形態において、外気の熱を利用する冷媒回路10を流通する冷媒と第1給湯回路20を流通する給湯用水との間で熱交換させたが、これに限られない。例えば、ガス給湯装置等によって給湯用水の熱交換を行っても良い。
さらに、前記実施形態において、照度センサ45が検知した浴室41内の照度Lに基づき、保温運転を解除するだけでなく、リモコン47の表示部44の照度を下げたり、リモコン47の表示部44を消灯させたりすることを同時に行っても良い。これにより、消費電力を一層低下させることができ、省エネルギー化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る浴槽用給湯装置の概略構成図 浴槽用給湯装置の制御を示すフローチャート
符号の説明
10…冷媒回路、20…第1給湯回路、30…第2給湯回路、40…浴槽用回路、41…浴室、42…浴槽、45…照度センサ、50…第1水熱交換器、60…第2水熱交換器、70…コントローラ。

Claims (4)

  1. 浴槽内に貯められた湯を所定の設定温度に保温する浴槽用給湯装置において、
    浴室内の照度を検知することにより浴室の照明が点灯したことを検知する照度センサと、
    保温運転を開始した後、所定の設定時間が経過するまでに、照度センサによって浴室の照明の点灯が検知されなかった場合は保温運転を解除する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする浴槽用給湯装置。
  2. 前記保温運転を解除した後、照度センサによって浴室の照明の点灯が検知されると保温運転を開始する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の浴槽用給湯装置。
  3. 前記保温運転を開始してから解除するまでの所定の設定時間内に、照度センサによって浴室の照明の点灯が検知された場合は、所定の設定時間に所定の付加時間を加算して保温運転を継続する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の浴槽用給湯装置。
  4. 前記照度センサを浴室内に設置されるリモートコントローラに一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の浴槽用給湯装置。
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