JP2007085663A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】床暖房パネルの敷設面積が設定値以上の場合や、温水配管や床暖房パネルの断熱不備等の場合においても、常に暖房往き温度や床暖房の床表面温度を安定温度に保つことを目標として制御をするため、ヒートポンプの加熱能力よりも大きな暖房能力が必要となり、長時間使用した場合に湯切れを起こしてしまう。
【解決手段】タンク湯温検出手段5aと5bにより検出された湯温TaとTbから、1次側回路の暖房用熱交換器10入口温度T1inを推定し、次にT1outをT2inから推定する。そして、暖房用熱交換器を流れる暖房循環液の流量Q1を1次側循環ポンプ11のPWM制御入力値から求め、Q=(T1in×T1out)×Q1として暖房放熱能力Qを計算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯タンクの温水を熱源とする放熱手段を有するヒートポンプ給湯機に関するものである。
従来、この種の温水を熱源とする放熱手段を有する給湯機は、一般地ではガス給湯暖房器が、また寒冷地では石油を用いた温水ボイラが多く使用されている。しかし、近年、給湯器の分野ではCO2冷媒を用いた、ヒートポンプ給湯機が発売され、ランニングコストの安さと、環境にやさしい製品であることから急速に普及しており、また、この技術を用いて暖房機能が付加された多機能タイプが登場している。
この種の温水を用いた暖房装置では、床暖房等の放熱手段9へ流出させる暖房往き温度検出手段13により検出される温度を1次側循環ポンプ11の制御により一定温度に保つことによって、安定した熱量供給を行うことを目標としていた(図4参照)。
また、その他の形態として、放熱手段9に備えられた暖房表面温度検出手段17により検出されるの表面温度を目標温度に保つために、暖房1次側循環ポンプ11または暖房2次側循環ポンプ12の流量を制御手段により調節していた(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−232914号公報
しかしながら、前記従来の構成では、放熱手段(例えば床暖房パネル)の敷設面積が設定値以上の場合や、温水配管や床暖房パネルの断熱不備等の場合においても、常に暖房往き温度や床暖房の床表面温度を安定温度に保つことを目標として制御をするため、場合によっては、ヒートポンプの加熱能力よりも大きな放熱能力が必要となってしまう。ここで、以降放熱能力(暖房能力)とは、接続配管における放熱等、全て含めたものをさす。そのため、長時間使用した場合において、湯切れを起こしてしまう可能性があった。 そこで、本発明のヒートポンプ給湯機では、放熱手段に対する放熱能力を給湯機本体の情報のみで自ら調節し、湯切れを防止することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯機は、圧縮機と水冷媒熱交換器とを備える冷媒回路と、貯湯タンクと、貯湯タンク下部からの水を熱交換器によって加熱して貯湯タンクの上部へ戻す加熱回路と、貯湯タンクの上部から暖房用熱交換器を介して貯湯タンクへ戻る暖房1次回路と、放熱手段と暖房用熱交換器を備える暖房2次回路と、暖房2次回路中の暖房用熱交換器出口、入口にそれぞれ設置された暖房往き温度検出手段及び暖房戻り温度検出手段と、暖房1次回路の湯水循環流量を調整する1次側循環ポンプと、暖房2次回路の湯水循環流量を調整する2次側循環ポンプと、貯湯タンクには貯湯タンク内の湯温を検出するための湯温検出手段と、1次側循環ポンプの流量を制御する制御手段とを備え、制御手段は、温度検出手段により計算された放熱手段による放熱量がヒートポンプの加熱能力以下となるように1次側循環ポンプの流量を制御するので、暖房1次側循環ポンプの出力値から暖房能力を推定し、その入水温度におけるヒートポンプの加熱能力以上にならないように暖房1次側循環ポンプ流量を調整することで暖房能力を調整し、湯切れを防止することができる。
本発明のヒートポンプ給湯機は、放熱手段に対する放熱能力を給湯機本体の情報のみで自ら調節し、湯切れを防止することができる。
第1の発明は、圧縮機と水冷媒熱交換器とを備える冷媒回路と、貯湯タンクと、貯湯タンク下部からの水を熱交換器によって加熱して貯湯タンクの上部へ戻す加熱回路と、貯湯タンクの上部から暖房用熱交換器を介して貯湯タンクへ戻る暖房1次回路と、放熱手段と暖房用熱交換器を備える暖房2次回路と、暖房2次回路中の暖房用熱交換器出口、入口にそれぞれ設置された暖房往き温度検出手段及び暖房戻り温度検出手段と、暖房1次回路の湯水循環流量を調整する1次側循環ポンプと、暖房2次回路の湯水循環流量を調整する2次側循環ポンプと、貯湯タンクには貯湯タンク内の湯温を検出するための湯温検出手段と、1次側循環ポンプの流量を制御する制御手段とを備え、制御手段は、温度検出手段により計算された放熱手段による放熱量がヒートポンプの加熱能力以下となるように1次側循環ポンプの流量を制御するものである。
これにより、放熱手段に対する放熱能力を給湯機自ら調節し、湯切れを防止することができる。また、放熱手段による放熱能力が想定以上に大きくなった場合や、逆に冷時からの立ち上がりなどで放熱能力をより大きくしたい場合、さらには給湯負荷も想定して暖房に使用できる熱量を計算した上で、暖房往き温度を可変させることにより、より幅広く、かつ効率のよい運転を行うことができる。
第2の発明は、制御手段は、暖房戻り温度検出手段により検出された温度が所定の値より高い場合に、1次側循環ポンプの流量を制御して暖房放熱能力を調整するものである。
これにより、暖房1次回路から貯湯タンクに戻る湯温をある一定の温度以下に抑えることで、ヒートポンプユニットの加熱回路に流入する水温を抑えることができるので、常に一定以上の加熱能力を確保することができるため湯切れ防止に対して有効な運転をすることができる。
第3の発明は、1次側循環ポンプは暖房用熱交換器の容量に応じてオンオフ運転するものである。
これにより、暖房用熱交換器に流入した湯の熱量を充分に取り切ることができるため、暖房1次回路から貯湯タンクに戻る湯温をより低く抑えられる。結果としてヒートポンプユニットの加熱回路に流入する水温を抑えることができ、より高い加熱能力を確保することができるため、湯切れ防止に対して有効な運転をすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯機の構成図を示すものである。図1において、冷媒回路1は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3等からなるヒ−トポンプサイクルを構成したヒートポンプ熱源である。そして、高圧側の冷媒圧力が臨界圧力以上となる二酸化炭素を冷媒とている。4は貯湯タンクであり、下部から給水管4aを通って給水し、上部の出湯管4bから端末へ出湯する。
貯湯タンク4には湯温を検出するためのタンク湯温検出手段5(5a〜5f)が備え付けられており、貯えられている湯量と湯温を常に検出することができる。6は循環ポンプ
であり、水冷媒熱交換器3において冷媒回路の冷媒と水を対向流で熱交換する構成である。そして、貯湯タンク4の下部から循環ポンプ6、水冷媒熱交換器3、貯湯タンク4の上部を順次接続する加熱回路を構成する。7は出湯温度検出手段であり、ヒートポンプ熱源で加熱する湯温を検出するため給湯熱交換器8の出口に設けられており、給湯熱交換器8の出口湯水が所定温度となるように循環ポンプ6の回転数を制御して加熱回路の循環流量を制御する。
9は放熱手段となる、例えば床暖房パネルであり、貯湯タンク4上部の温水を熱源として暖房する。つまり、本発明は給湯機能と暖房機能の2つの機能を備えた多機能給湯装置である。
10は暖房用熱交換器であり、貯湯タンク4上部から貯湯タンク4中間部あるいは下部に循環する貯湯タンク4内の温水と、放熱手段9を循環する暖房循環液とを熱交換する。なお、本実施の形態では以下の説明において、貯湯タンク4上部から貯湯タンク4中間部あるいは下部に循環する途中に暖房用熱交換器10を備えた回路を1次側回路と称する。11は1次側循環ポンプであり、流量可変のポンプ、または一定の流量でのオンオフ運転をするポンプで構成し、貯湯タンク4上部の温水を暖房用熱交換器10に循環して貯湯タンク4中間部あるいは下部に戻す。
12は2次側循環ポンプであり、暖房用熱交換器10と放熱手段9の間の暖房用循環液、例えば水や不凍液を循環する。13は暖房用熱交換器10から放熱手段9に流入する暖房用循環液の温度を検出する暖房往き温度検出手段、14は放熱手段9から暖房用熱交換器10に戻る暖房用循環液の温度を検出する暖房戻り温度検出手段である。なお、本実施の形態では以下の説明において、放熱手段9、暖房用熱交換器10、2次側循環ポンプを備えた回路を2次側回路と称する。
通常2次側循環ポンプ12は一定速のACポンプか、放熱手段の負荷に合わせたDCポンプの一定速にて運転が行われるため、暖房運転時制御手段(図示せず)は、暖房往き温度検出手段13の検出温度が所定温度になるように1次側循環ポンプ11の流量を制御する。これにより、放熱手段9に対して安定した熱量の供給を行うことができる。
一方、熱源であるヒートポンプユニットでは、水冷媒熱交換器3に流入する水温、つまり入水温度により加熱能力が変化していき、入水温度が高いほど加熱能力が低下していく特性がある。さらに、通常放熱手段9が使用される冬期においては、外気温が低いほど、ヒートポンプの加熱能力は低下していく。本実施例は、後者の外気温が低い場合における課題を解決するものである。
以上のように構成されたヒートポンプ給湯機について、以下その動作、作用について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における動作を示すフローチャートである。まず、冷時からの暖房立ち上がりにおいては、充分な暖房能力が必要であるため、暖房立ち上がり制御中であるかの判断を行う(S11)。
ここで、暖房立ち上がり制御とは、放熱手段9の表面温度を早急に暖めるための制御であり、運転起動時からしばらくの間は放熱手段9への温水往き温度をある一定の高温に保つように運転を行う。
暖房立ち上がり制御中の場合は、通常どおり暖房往き温度に基づいて制御を行い、暖房立ち上がり制御中でない場合は、暖房戻り温度検出手段14により暖房戻り温度を、タン
ク湯温検出手段5a、5b(タンク湯温検出手段5a、5bは、貯湯タンク4から湯を取り出す取り出し口の上下に備えられたセンサであることを特徴とする)によりタンク湯温を検出し、さらに1次側循環ポンプ11の入力値を検出し、それらの値から現在の暖房放熱能力Qを計算する(S12)。
ここで、暖房放熱能力Qの計算方法について説明する。暖房放熱能力Qをヒートポンプ給湯機本体で計算する場合、暖房1次側回路または2次側回路いずれかにおいて、暖房用熱交換器の入口、出口温度と循環流量が把握できればよい。しかし2次側回路においては、放熱手段9の放熱量の状況によって暖房循環液の流量が変化するため、適切な暖房放熱能力を計算することは困難である。
そこで、本実施例のヒートポンプ給湯機では暖房放熱能力制御手段(図示せず)によって暖房放熱能力Qを求め、暖房放熱能力制御手段には1次側循環ポンプ11の入力値に対する1次側循環流量M1を予め記憶しておく。本実施例では、以下、2次回路のみに温度検出手段(暖房往き温度検出手段13と暖房戻り温度検出手段14)備えられている場合の暖房放熱能力Qの求め方を説明する。
まず、タンク湯温検出手段5aと5bにより検出された湯温TaとTbから、1次側回路の暖房用熱交換器10入口温度T1inを推定する。貯湯タンク4内に蓄えられている湯水は通常温度積層状態が保たれているため、T1in=(Ta+Tb)/2として計算できる。
また、この計算式は湯の取り出し口とタンク湯温検出手段、または1次側回路の構成に合わせて変えられるものとする。
次に、通常の暖房用熱交換器10では、1次側回路の暖房用熱交換器10出口温度T1outと2次側回路側の暖房用熱交換器10入口温度、つまり暖房戻り温度T2inは近い温度になっているため、T1out=T2in+αとする。ただし、αは暖房用熱交換器10の特性によっても異なるため、使用範囲における暖房用熱交換器10の特性に合わせて設定できるものとする。
以上によって、1次側循環流量M1と1次側入口温度T1in、1次側出口温度T1outより、Q=(T1in×T1out)×M1として暖房放熱能力Qを計算することができる。
次に、1次側回路の貯湯タンク戻り口が貯湯タンク4下部に接続されている場合、1次側出口温度T1outは給湯熱交換器8への入水温度Thpinとほぼ同じ温度になることが予想される。ここで、入水温度Thpin=T1、T2、・・・、Tn(T1>T2>・・・Tn)のときのヒートポンプの加熱能力Q=Q1、Q2、・・・Qn(ヒートポンプの特性より、Q1<Q2<・・・Qn)とし、それぞれの値は予め制御手段に記憶されているものとする。 まず、暖房戻り温度T2inがあるT1以上であるかどうかを比較する(S13)。T2inがT1以上である場合、Q≦Q1になるように1次側循環ポンプ11を制御する(S14)。
また、S13においてT2inがT1を下回っていれば、次にT2inがT2以上であるかどうかを比較する(S15)。そして、T2inがT2以上であれば、Q≦Q2となるように1次側循環ポンプ11を制御する(S16)。また、S15においてT2inがT2を下回っていれば、T2inがT3以上であるかどうかを比較する(S17)。
以下同様に、T(n−1)inがTn以上であれば、Q≦Qnとなるように1次側循環ポンプ11を制御する。S17においてT2inがTnより小さい場合は、ヒートポンプ
による加熱能力の方が常に大きいと考えられるので、暖房往き温度を目標とする制御を行う。
また、上記の制御を用いることで、通常の給湯負荷も想定したうえで、より有効に夜間沸き上げの湯を利用するように放熱能力を変化させることもできる。例えば、夕方以降風呂の湯はりが終了し、さらに数人分のシャワーの出湯が確認された後であれば、湯確保量は減らすことができるため、ヒートポンプの加熱能力以上の暖房もでき、または少なめの能力で、深夜時間帯までヒートポンプを運転させずに残りの湯を効率よく暖房に使用することも可能である。
ここで、本実施例においては入水温度変化による制御のみ示すが、ヒートポンプは前述のように外気温度が下がることにより加熱能力は低下するため、パラメータに外気温が含まれる場合においても同様の制御が成り立つものとする。
例えば、外気温に応じてさらにテーブルを細分化することも可能である。
また、暖房用熱交換器10の入口に1次側入口温度検出手段15と、出口に1次側出口温度検出手段を備えている場合は当然それらの検出温度を用いてよく、水冷媒熱交換器3の入口に備えられた入水温度検知手段18がある場合はその検出温度を用いてもよいように、使用する温度検出手段はT1inとT2inが検出、または推定できるものであれば使用できるものとし、その手段は限定しない。
以上のような運転を行うことで、放熱手段に対する放熱能力を給湯機本体の情報のみで自ら調節し、湯切れを防止することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における動作を示すフローチャートである。暖房往き温度を目標として制御を行う通常制御中、暖房戻り温度検出手段14により検出された温度T2inが所定の温度Taより高い場合において、暖房往き温度T2outの目標温度をβだけ下げる(S21)。この後、一定時間tだけ経過後、再度T2in≧Taの場合は、目標温度をさらにβだけ下げる。これを繰り返し、T2in<Tbになった時点で、目標温度を再度本来の制御値に戻すものとする(S22)。
これにより、暖房1次回路から貯湯タンクに戻る湯温をある一定の温度以下に抑えることで、ヒートポンプユニットの加熱回路に流入する水温を抑えることができるので、常に一定以上の加熱能力を確保することができるため湯切れ防止に対して有効な運転をすることができる。
なお、上記第1の実施の形態、第2の実施の形態において、暖房用熱交換器10を使用する場合に、その容量に合わせて1次側循環ポンプ11の運転をオンオフさせてもよい。例えば、暖房用熱交換器10の容量が大きい場合は、仮に放熱手段9における放熱能力が小さい場合でも必ず一度に容量分の水は入れ替える。その分オフしている時間を長くすることで、暖房用熱交換器10における熱交換が充分に行えるようにする。逆に暖房用熱交換器10の容量が小さい場合、前述の容量が大きい場合に比べるとオンオフの間隔が短くなり、頻繁に動作するようにする。
以上のように、暖房用熱交換器10に流入した湯の熱をひと通り取り切った時点を見計らって1次側循環ポンプ11が運転し、入れ替わる分だけ運転した後に停止する。その回転数は暖房の負荷により調整することができるものとし、暖房用熱交換器10の1次側の出口温度と、2次側の入口温度、つまり暖房戻り温度が常に近い状態を保つことができる
。したがって、暖房1次回路から貯湯タンクに戻る湯温をより低く抑えられる。結果としてヒートポンプユニットの加熱回路に流入する水温を抑えることができ、より高い加熱能力を確保することができるため、湯切れ防止に対して有効な運転をすることができる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ給湯機は、効率のよい暖房運転をすることができるので、構成の類似している暖房機能付きの電気給湯機、ガス給湯機、石油給湯機等の暖房システムとして応用が可能である。
実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の構成図 実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の制御フロー図 実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の制御フロー図 従来の給湯機の構成図
符号の説明
1 冷媒回路
2 圧縮機
3 水冷媒熱交換器
4 貯湯タンク
4a 給水管
4b 出湯管
5 タンク湯温検出手段
6 循環ポンプ
7 出湯温度検出手段
8 給湯熱交換器
9 放熱手段
10 暖房用熱交換器
11 1次側循環ポンプ
12 2次側循環ポンプ
13 暖房往き温度検出手段
14 暖房戻り温度検出手段
15 1次側入口温度検出手段
16 1次側出口温度検出手段
17 暖房表面温度検出手段
18 入水温度検知手段

Claims (3)

  1. 圧縮機と水冷媒熱交換器とを備える冷媒回路と、貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部からの水を前記熱交換器によって加熱して前記貯湯タンクの上部へ戻す加熱回路と、前記貯湯タンクの上部から暖房用熱交換器を介して前記貯湯タンクへ戻る暖房1次回路と、放熱手段と前記暖房用熱交換器を備える暖房2次回路と、前記暖房2次回路中の前記暖房用熱交換器出口、入口にそれぞれ設置された暖房往き温度検出手段及び暖房戻り温度検出手段と、前記暖房1次回路の湯水循環流量を調整する1次側循環ポンプと、前記暖房2次回路の湯水循環流量を調整する2次側循環ポンプと、前記貯湯タンクには貯湯タンク内の湯温を検出するための湯温検出手段と、前記1次側循環ポンプの流量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段により計算された前記放熱手段による放熱量がヒートポンプの加熱能力以下となるように前記1次側循環ポンプの流量を制御するヒートポンプ給湯機。
  2. 前記制御手段は、暖房戻り温度検出手段により検出された温度が所定の値より高い場合に、1次側循環ポンプの流量を制御して暖房放熱能力を調整する請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
  3. 1次側循環ポンプは、暖房用熱交換器の容量に応じてオンオフ運転する請求項1または2記載のヒートポンプ給湯機。
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