JP4013932B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、電気貯湯容器に関し、さらに詳しくは電源スイッチを具備した電気貯湯容器に関するものである。
従来から、湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部とを備えて構成された電気貯湯容器はよく知られている。このような構成の電気貯湯容器の場合、通常、電源コードの一端に設けられたマグネットプラグを容器本体のプラグ受けに着脱することにより、電源の供給あるいは供給停止を行うこととなっている。
上記構成の電気貯湯容器の場合、マグネットプラグを接続した状態で使用されることとなっているため、電源ON状態で保温となっており、待機モードを有していない。従って、ユーザ外出時においても、電源OFFとならないところから、省エネの観点から無駄な電力消費が多くなっている。なお、マグネットプラグは簡単に取り外すことができるが、意外に利用されていないのが現状である。
ところで、電気貯湯容器において、蓋の着脱と連動してON/OFFする電源スイッチを設けたものが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−127516号公報。
ところが、上記特許文献1に開示されているものの場合にも、蓋の着脱と電源スイッチのON/OFFとが連動する構成となっているため、電源スイッチをOFF状態とするには、蓋を取り外さなければならず、マグネットプラグを取り外すのと同様な面倒があり、ユーザにとって煩わしいものとなっている。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な操作で電源供給を切断できる電気貯湯容器を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器において、前記容器本体における外部操作可能な部位に、マイコンチップを除く電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、該電源スイッチがOFF状態にあるとき前記各種スイッチ類のうちのいずれかがON操作されると保温制御が再開されるように構成している。
上記のように構成したことにより、容器本体における外部操作可能な部位に設けられた電源スイッチをON/OFF操作することにより、電気貯湯容器におけるマイコンチップを除く電気的要素への電源供給がON/OFFされることとなる。従って、不使用時においては、従来のマグネットプラグの着脱操作に比べて簡単な操作で電源供給を切断することができることとなり、省エネが可能となる。しかも、電源スイッチがOFF状態にあるとき前記各種スイッチ類のうちのいずれかがON操作されると保温制御が再開されることとなり、魔法瓶保温から保温制御への復帰が容易となる。
本願発明では、上記課題を解決するための第の手段として、湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器において、前記容器本体における外部操作可能な部位に、電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、前記電源スイッチの過去におけるON履歴あるいはOFF履歴を1日における時間帯別に記憶しておき、該ON履歴あるいはOFF履歴の時間帯に対応させて電源を自動でONあるいはOFFする制御手段を付設している。
上記のように構成したことにより、容器本体における外部操作可能な部位に設けられた電源スイッチをON/OFF操作することにより、電気貯湯容器における電気的要素への電源供給がON/OFFされることとなる。従って、不使用時においては、従来のマグネットプラグの着脱操作に比べて簡単な操作で電源供給を切断することができることとなり、省エネが可能となる。しかも、電源スイッチの過去のON履歴あるいはOFF履歴の時間帯に対応させて電源を自動でONあるいはOFFできるところから、ユーザの使用態様に合わせた使用が可能となり、省エネに大いに寄与する。
本願発明の第1の手段によれば、湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器において、前記容器本体における外部操作可能な部位に、マイコンチップを除く電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、該電源スイッチがOFF状態にあるとき前記各種スイッチ類のうちのいずれかがON操作されると保温制御が再開されるように構成して、電源スイッチをON/OFF操作することにより、電気貯湯容器における電気的要素への電源供給がON/OFFされるようにするとともに、電源スイッチがOFF状態にあるとき前記各種スイッチ類のうちのいずれかがON操作されると保温制御が再開されるようにしたので、不使用時においては、従来のマグネットプラグの着脱操作に比べて簡単な操作で電源供給を切断することができることとなり、省エネが可能となるとともに、魔法瓶保温から保温制御への復帰が容易となるという効果がある。
本願発明の第の手段によれば、湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器において、前記容器本体における外部操作可能な部位に、電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、前記電源スイッチの過去におけるON履歴あるいはOFF履歴を1日における時間帯別に記憶しておき、該ON履歴あるいはOFF履歴の時間帯に対応させて電源を自動でONあるいはOFFする制御手段を付設して、電源スイッチをON/OFF操作することにより、電気貯湯容器における電気的要素への電源供給がON/OFFされるようにするとともに、電源スイッチの過去のON履歴あるいはOFF履歴の時間帯に対応させて電源を自動でONあるいはOFFできるようにしたので、不使用時においては、従来のマグネットプラグの着脱操作に比べて簡単な操作で電源供給を切断することができることとなり、省エネが可能となるとともに、ユーザの使用態様に合わせた使用が可能となり、省エネに大いに寄与するという効果がある。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの参考例および好適な実施の形態について説明する。
第1の参考例
図1ないし図4には、本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器が示されている。
この電気貯湯容器は、図1および図2に示すように、湯沸かし用の内容器3および蓋体2を備えた容器本体1と、前記内容器3の底部を加熱する加熱手段である電気ヒータ4と、前記内容器3内のお湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路5の途中に設けられた給湯ポンプ6とを備えて構成されている。
前記容器本体1は、外側面を構成する板金製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3と、前記外ケース7の上部と内容器3の上部とを結合する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面を構成する皿形状の合成樹脂製の底部材9と、前記肩部材8の一側に設けられたヒンジ受け10に対して係脱するヒンジピン11を介して開閉且つ着脱自在に支持された前記蓋体2とからなっている。
前記内容器3は、例えば、ステンレス製の有底円筒形状の内筒12とステンレス製の略円筒形状の外筒13との間に真空空間14を形成してなる真空二重容器からなっており、その底部には、前記内筒12の底部のみからなる非真空部3aが形成されている。該非真空部3aの下面には、前記電気ヒータ4(例えば、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ)が取り付けられている。符号15は内容器3の温度(換言すれば、湯温T)を検出する温度検出手段として作用する温度センサーである。
前記蓋体2は、合成樹脂製の上板16と該上板16に対して外周縁が嵌め合いにより結合された合成樹脂製の下板17とからなっており、前述したように、前記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け10に対してヒンジピン11を介して開閉かつ着脱自在に支持されている。
また、この蓋体2には、電源が接続されていない状態でも給湯通路5を介しての給湯が可能なように、手動操作により駆動されるエアーポンプ18が配設されている。該エアーポンプ18は、前記蓋体2の略中央部に形成された円筒形状の凹部19内に配設されたベーローズタイプのものとされており、押圧板20を介しての押圧操作により加圧空気が内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の圧力により内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出されることとなっている。符号21は蒸気排出通路、22は蒸気排出通路21の途中に配設された転倒止水弁である。
前記蓋体2における下板17には、金属製のカバー部材23が固定されており、該カバー部材23の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の給水口3bに圧接されるシールパッキン24が設けられている。
前記給湯通路5の途中であって前記内容器3の下方位置には、前記給湯ポンプ6が配設されている。また、前記給湯通路5の途中であって満水位表示部25より上方位置には、転倒時止水弁26および前傾時止水弁27が設けられている。
また、前記給湯通路5における直管部は、透明な水量管5aとされており、該水量管5aは、容器本体1の外壁を構成する外ケース7の前部に形成された透視窓28を介して外部から視認可能とされている(図2参照)。図2において、符号29は水量シートである。
前記水量管5aのセンターラインには、該水量管5a内の湯温に反応して色表示を行うサーモグラフ30が設けられている。
図1および図2において、符号31は蓋体2を容器本体1に対して閉止状態に保持するためのロック機構、32は後述する各種スイッチ類を備えた操作パネル部、33は操作基板、34はマイコン基板である。
前記操作パネル部32には、図3に示すように、給湯スイッチ35、ロック解除スイッチ36、再沸騰およびおやすみタイマスイッチ37、保温選択スイッチ38、キッチンタイマスイッチ39、電源自動OFFまでの設定時間を変更する(後述する)際に操作する選択スイッチ40、設定時間を延長する(後述する)際に操作するアップスイッチ41、設定時間を短縮する(後述する)際に操作するダウンスイッチ42、電源スイッチ43、液晶表示装置44、再沸騰おやすみタイマ表示灯45、保温表示灯46が設けられている。前記液晶表示装置44には、温度、沸騰残時間および湯量が交互に7セグメント表示されるとともに、設定保温温度(例えば、98℃、90℃、60℃)を表示する数字が設けられている。
図4は、本参考例にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線状態を示すブロック図である。なお、既に説明した電気的要素については同一の符号を付して説明を省略する。
マイコンチップ47においては、各種スイッチ類35〜43の操作に応じて操作基板33から出力される信号および温度センサー15から出力される信号が入力され、各種演算処理が行われ、制御信号が、リセット回路48、トライアック49、リレー50、電源回路51、ポンプ回路52および警報報知手段として作用するブザー53に出力されることとなっている。符号54は商用交流電源、55はトランス、56は温度ヒューズである。なお、電気ヒータ4は、沸騰用ヒータ4Aと保温用ヒータ4Bとからなっており、沸騰用ヒータ4Aはリレー50により通電制御され、保温用ヒータ4Bはトライアック49により通電制御されることとなっている。本参考例においては、前記電源スイッチ43は、商用交流電源54と直列に接続されており、電源スイッチ43のON/OFF操作により、電気貯湯容器における電気的要素への電源供給が許容あるいは切断されることとなっている。
上記のように構成したことにより、電源コードが接続された状態であっても、電源スイッチ43のOFF操作時においては、全ての電気的要素(例えば、電気ヒータ4、給湯ポンプ6、液晶表示装置44、再沸騰おやすみタイマ表示灯45、保温表示灯46、マイコンチップ47等)への電源供給が停止されることとなり、省エネ効果が大となる。しかも、ユーザにとって操作し易い電源スイッチ43のOFF操作のみでよいこととなり、切り忘れがなくなる。
(変形例I)
図5および図6には、本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例Iが示されている。
この場合、水量管5aを外部から視認するために外ケース7に形成された切欠穴7aの下方に電源スイッチ43をはめ込み、その上に前記切欠穴7aに透視窓28が対応するようにして水量シート29を貼り付けた防水構造とされている。このようにすると、水量シート29による防水構造によって、ショート等の事故を防止できる。また、前記水量管5aを、前記電源スイッチ43の端子43a,43a間に位置せしめることにより、コンパクトな構造が得られることとなっている。なお、この場合、操作パネル部32には、電源スイッチは設けられない。
(変形例II)
図7および図8には、本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例IIが示されている。
この場合、電源スイッチ43は、容器本体1の外壁の一部を構成する底部材9の環状壁9aにおいて電源コードのマグネットプラグ(図示省略)を着脱するプラグ受け57に隣接した位置に設けられている。そして、前記プラグ受け57において端子57a,57a間には、マグネットプラグの着脱に応じて進退する突起58が設けられており、該突起58は、前記電源スイッチ43と平面視コ字状の連結杆59を介して連動可能とされている。該連結杆59の一端59aは突起58に結合されているが、連結杆59の他端59bは、電源スイッチ43の裏面に当接されているのみである。符号60は前記突起58を突出方向に付勢しているスプリング、61はスプリング受けである。
このように構成すると、マグネットプラグがプラグ受け57から外れた際には、突起58はスプリング60の付勢力によって突出し、電源スイッチ43は、連結杆59の他端59bに押されてOFF状態に自動的に切り換わり、マグネットプラグをプラグ受け57に装着すると、突起58はスプリング60に抗して後退し、連結杆59の他端59bは、電源スイッチ43から離れ、電源スイッチ43はON操作可能状態となる。つまり、電源スイッチ43は、マグネットプラグが装着されないかぎり、ON操作できないこととなっており、省エネ優先となるのである。なお、この場合にも、操作パネル部32には、電源スイッチは設けられない。
第1の実施の形態
図9および図10には、本願発明の第の実施の形態にかかる電気貯湯容器における各種制御の内容を示すフローチャートが示されている。
この場合、電源スイッチ43がOFF操作された時においても、マイコンチップ47への電源供給は継続されるように構成されている。
(I) 強制電源OFF制御(図9のフローチャート参照)
ステップS1において保温制御が実行されている状態で、ステップS2において電源スイッチ43がOFF操作されたか否かの判定がなされ、ここで肯定判定された場合には、ステップS3においてヒータ制御(即ち、電気ヒータ4への通電制御)が停止され、ステップS4においてLCD(即ち、液晶表示装置44)への通電が停止され、ステップS5においてLED(即ち、再沸騰おやすみタイマ表示灯45および保温表示灯46)への通電が停止される。つまり、マイコンチップ47を除く全ての電気的要素への通電が停止され、電気貯湯容器は、魔法瓶保温状態とされるのである。この状態は、ステップS6においていずれかの操作スイッチ(例えば、給湯スイッチ35、ロック解除スイッチ36、再沸騰およびおやすみタイマスイッチ37、保温選択スイッチ38、キッチンタイマスイッチ39あるいは電源スイッチ43)がON操作されるまで継続され、いずれかの操作スイッチがON操作されると、ステップS1へリターンし、保温制御が再開される。
ステップS2において否定判定された場合、ステップS7において選択スイッチ40がON操作されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS8において液晶表示装置44に電源が自動でOFFされるまでの設定時間が表示される。ついで、ステップS9においてアップスイッチ41がON操作されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS8に戻り、液晶表示装置44に変更(換言すれば、延長)された設定時間が表示されるが、ステップS9において否定判定された場合には、ステップS10においてダウンスイッチ42がON操作されたか否かの判定がなされる。ここで、肯定判定された場合には、ステップS8に戻り、液晶表示装置44に変更(換言すれば、短縮)された設定時間が表示される。ステップS9およびステップS10において共に否定判定され、ステップS11において10秒が経過したと判定されると、ステップS12において電源が自動でOFFされるまでの設定時間が確定される。
ついで、ステップS13において上記設定時間が経過したと判定されると、ステップS3に進み、電源が自動でOFFされる。なお、ステップSにおいて否定判定された場合には、ステップS1にリターンする。
上記したように、電源スイッチ43のOFF操作あるいは保温制御中における設定時間の経過により電源がOFFされることとなっているのである。従って、簡単な操作で電源OFFが可能となるとともに、省エネともなる。
(II) 電源OFF時のお湯の保管時間表示制御(図10のフローチャート参照)
ステップS1において電源スイッチ43がON操作されことが確認されると、ステップS2において温度センサー15により検知された水温がマイコンチップ47に入力され、ステップS3において水量判定がなされる。そして、上記した水温と水量とから電源OFF時間データ表(図示省略)から電源OFF状態で放置された時間(例えば、日数)を確認する。ここで、電源OFF時間データ表は、水温と水量との二つのデータから電源OFF状態で放置された時間(例えば、日数)を求めるものであり、予めマイコンチップ47に記憶されている。上記のようにして確認された放置時間(例えば、放置日数)は、ステップS5において液晶表示装置44に表示される。
このようにすると、内容器3内のお湯の放置時間(例えば、放置日数)がユーザに確認できるところから、お湯が使える状態にあるか否かの判断ができることとなる。その結果、より美味しく、安全なお湯を提供することができる。
その他の構成および作用効果は、第1の参考例におけると同様なので説明を省略する。
第2の実施の形態
図11には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線状態が示されている。
この場合、給湯スイッチ35および給湯ポンプ6は、電源スイッチ43と並列に接続されている。このようにすると、電源スイッチ42のOFF操作時においても、給湯ポンプ6による給湯が可能となり、電源OFF中でも電気貯湯容器の使用が可能となる。その他の構成および作用効果は、第1の参考例におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図12には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容のフローチャートが示されている。
この場合、電源スイッチ43が付設された電気貯湯容器において、夜間等の不使用時の電源スイッチ43のOFF操作を忘れることがあるので、これを防止できる機能(換言すれば、前日のデータを翌日に反映させる機能)を保有させている。その他の構成は、第1の参考例におけると同様なので説明を省略する。
ステップS1において電源スイッチ43がON操作されたことが確認されると、ステップS2において内容器3に水を満量まで継ぎ足すように音声により指示される(即ち、満量給水指示が音声で行われる)。ついで、ステップS3において沸騰モードでの加熱制御が実施される。このようにすると、電源スイッチ43のON操作時には、内容器3内のお湯が常時満量となっていることとなり、使い勝手がよくなる。なお、電源スイッチ43をOFFからONにした時、ON時点で湯温により沸騰まで加熱するか、保温温度まで加熱するかを判断するようにしてもよい。短いOFF時間であれば、沸騰させる必要がないからである。
ついで、ステップS4において電源ONタイマのカウントが開始され、この電源ONタイマのカウント中において、ステップS5において電源コードが離脱されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS6において警報が報知される(即ち、ブザー53が吹鳴される)。このようにすると、電源コードの外れをユーザが容易に知ることができる。なお、電源OFF時であっても、マグネットプラグのOFF→ONが検知されると(即ち、水を入れる等が行われると)、使用する意志があると判断して、自動で電源がONされるようにしてもよい。
一方、ステップS5において否定判定された場合、ステップS7において電源スイッチ43がOFF操作されたことが確認されると、ステップS8において電源ONタイマのカウントを終了させ、ステップS9において電源ON時間Tonがマイコンチップ47に記憶される。
そして、ステップS10において電源スイッチ43がON操作されたことが確認されると、ステップS11において内容器3に水を満量まで継ぎ足すように音声により指示される(即ち、満量給水指示が音声で行われる)。ついで、ステップS12において沸騰モードでの加熱制御が実施される。
ついで、ステップS13において電源ONタイマのカウントが開始され、この電源ONタイマのカウント中において、ステップS14において電源コードが離脱されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS15において警報が報知される(即ち、ブザー53が吹鳴される)。
一方、ステップS14において否定判定された場合、ステップS16において電源スイッチ43がOFF操作されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定された場合には、ステップS17において電源ONタイマのカウントを終了させ、ステップS18においてこの時の電源ON時間Ton′(先の電源ON時間Tonより短い)がマイコンチップ47に記憶され、ステップS19においてTon→Ton′とした後、ステップS1へリターンする。
ステップS14において否定判定された場合には、ステップS20に進み、先に記憶された電源ON時間Tonが経過したことが確認されると、ステップS21において電源は自動でOFFされる。
上記したように、本実施の形態においては、電源スイッチ43のON時間を記憶しておき、翌日においては、記憶した電源ON時間を基にして、保温制御時間が「電源ON時間」を超えた時には、自動で電源OFFされるようにしているので、電源スイッチ43がユーザの意図に反してOFF操作忘れを起こすことがなくなり、不使用時の省エネ効果が大となる。なお、24時間タイマを利用して、1日単位で14日間での電源スイッチ43のON時間を記憶しておき、先週分と先々週分の同じ曜日で通電していた時間帯を、今週の通電時間帯として自動で電源をONさせるようにすることもできる。このようにすると、2週間記憶し、同一曜日の制御時間帯を反映させることができるので、休日にも対応できるという利点がある。この場合、電源スイッチ43のON時間に代えてOFF時間を記憶するようにしてもよい。
上記フローチャートにおいて、電源ON時の保温制御中において、電源スイッチ43のOFF→OFF操作が素早く行われた場合、不規則操作と見なして、電源ONタイマのカウントを終了させないようにするのが望ましい。
第4の実施の形態
図13には、本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯容器における操作パネル部の拡大正面図が示され、図14には、本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容のフローチャートが示されている。
この場合、電源スイッチ43を付設した電気貯湯容器において、自動で電源がOFFされる時間となっても、まだ通電をしておきたいという場合があるので、このようなユーザの要求に対応できるように、操作パネル部32に延長スイッチ62が設けられている。なお、本実施の形態においては、選択スイッチ40、アップスイッチ41およびダウンスイッチ42は省略されている。その他の構成は、第1の参考例におけると同様なので説明を省略する。
本実施の形態における制御内容について、図14のフローチャートを参照して、以下に説明する。
ステップS1において電源スイッチ43がON操作されたことが確認されると、ステップS2において電源ONタイマのカウントが開始され、ステップS3において電源スイッチ43がOFF操作されたことが確認されると、ステップS4において電源ONタイマのカウントを終了させ、ステップS5において電源ON時間Tonがマイコンチップ47に記憶される。
そして、ステップS6において電源スイッチ43がON操作されたことが確認されると、ステップS7において電源ONタイマのカウントが開始され、この電源ONタイマのカウント中において、ステップS8において電源スイッチ43がOFF操作されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定された場合には、ステップS9において電源ONタイマのカウントを終了させ、ステップS10においてこの時の電源ON時間Ton′(先の電源ON時間Tonより短い)がマイコンチップ47に記憶され、ステップS11においてTon→Ton′とした後、ステップS1へリターンする。
ステップS8において否定判定された場合には、ステップS12に進み、先に記憶された電源ON時間Tonが経過したことが確認されると、ステップS13において警報ブザー53が吹鳴される。このようにすると、ユーザが前日の電源ON時間が経過したことを容易に確認できる。
そして、ステップS14において所定時間(例えば、10秒)が経過したか否かの判定がなされ、ここで、否定判定されている間に、ステップS15において延長スイッチ62がON操作される。ついで、ステップS16において所定時間(例えば、1時間)延長され電源ON時間が経過したと確認されると、ステップS17において電源は自動でOFFされ、ステップS18においてTon→Ton+1とした後、ステップS1へリターンする。
上記したように、本実施の形態においては、自動で電源がOFFされる時間となっても、まだ通電をしておきたいという場合に対応できることとなり、ユーザの多様な要求を満足させることができる。
第5の実施の形態
図15には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容のフローチャートが示されている。
この場合、電源スイッチ43のOFF時間に基づいて、自動で電源OFFする時期を決定するようにしている。その他の構成は、第1の参考例におけると同様なので説明を省略する。
ステップS1において電源スイッチ43がOFF操作されたことが確認されると、ステップS2において電源OFFタイマのカウントが開始され、ステップS3において電源スイッチ43がON操作されたことが確認されると、ステップS4において電源OFFタイマのカウントを終了させ、ステップS5において電源OFF時間Toffがマイコンチップ47に記憶される。
そして、ステップS6において24時間から電源OFF時間Toffを差し引いた時間(即ち、電源ON時間Ton)が演算され、ステップS7において保温制御が行われる。この保温制御中に、ステップS8において電源スイッチ43がOFF操作されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されるとステップS2に戻るが、否定判定されると、ステップS9において電源ON時間Tonが経過したことが確認されると、ステップS10において電源は自動でOFFされる。
上記したように、本実施の形態においては、電源スイッチ43のOFF時間に基づいて、自動で電源OFFする時期を決定するようにしているので、電源スイッチ43のOFF操作忘れを防止することができる。
なお、この場合、電源ON時における総OFF時間が所定時間以上となっている場合には、水が腐っている場合があるので、水の交換をユーザに促す報知(表示や音声等)を行うようにしてもよい。
上記参考例および各実施の形態においては、内容器3が固定状態のものについて説明したが、本願発明は、内容器を着脱可能とした電気貯湯容器にも適用可能であり、その場合、電源スイッチがON状態であっても、内容器を取り外すと電源OFFとなり、内容器を装着しても、電源OFF状態を継続するようにしてもよい。このようにすると、安全性を確保できるとともに、省エネにも効果がある。
本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の縦断面図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の正面図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器における操作パネル部の拡大正面図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例Iを示す正面図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例Iの要部を示す断面図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例IIの要部を示す斜視図である。 本願発明の第1の参考例にかかる電気貯湯容器の変形例IIの構造を説明するための斜視図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯容器における強制電源OFF制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯容器における電源OFF時のお湯の保管時間表示制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容を示すフローチャートである。 本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯容器における操作パネル部の拡大正面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容を示すフローチャートである。 本願発明の第5の実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1は容器本体
2は蓋体
3は内容器
4は加熱手段(電気ヒータ)
5は給湯通路
5aは水量管
6は給湯ポンプ
15は温度検出手段(温度センサー)
30はサーモグラフ
32は操作パネル部
35は給湯スイッチ
43は電源スイッチ
47はマイコンチップ
53は報知手段(ブザー)

Claims (2)

  1. 湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器であって、前記容器本体における外部操作可能な部位には、マイコンチップを除く電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、該電源スイッチがOFF状態にあるとき前記各種スイッチ類のうちのいずれかがON操作されると保温制御が再開されるように構成したことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 湯沸かし用の内容器および蓋体を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ導出する給湯通路と、該給湯通路に介設された給湯ポンプと、各種スイッチ類および液晶表示部を有する操作パネル部と、電源供給用の電源コードとを備えた電気貯湯容器であって、前記容器本体における外部操作可能な部位には、電気的要素への電源供給をオン/オフする電源スイッチを設けるとともに、前記電源スイッチの過去におけるON履歴あるいはOFF履歴を1日における時間帯別に記憶しておき、該ON履歴あるいはOFF履歴の時間帯に対応させて電源を自動でONあるいはOFFする制御手段を付設したことを特徴とする電気貯湯容器。
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