JPH0568639A - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JPH0568639A
JPH0568639A JP23435191A JP23435191A JPH0568639A JP H0568639 A JPH0568639 A JP H0568639A JP 23435191 A JP23435191 A JP 23435191A JP 23435191 A JP23435191 A JP 23435191A JP H0568639 A JPH0568639 A JP H0568639A
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JP
Japan
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water
heating
hot water
temperature
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP23435191A
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English (en)
Inventor
Kenzo Takahashi
健三 高橋
Toshio Kikuchi
俊男 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、水の補給や空炊きを報知でき
る電気湯沸し器を実現することを目的とする。 【構成】 温度センサで検出した湯槽内の水の温度に基
づいて制御手段により加熱開始時における温度勾配を算
出し、算出された温度勾配を利用して空炊き防止機能や
湯槽内の水の補給の報知機能を動作させる電気湯沸し器
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気湯沸し器に係り、さ
らに詳しくは湯槽内に水が無いときの加熱を防止する
“空炊き”防止等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電気湯沸し器の構成説明
図、図6は従来の電気湯沸し器の断面図で、特開昭62-1
5586号公報記載の装置が例示されている。図5におい
て、1は外ケース、3は操作部である。4は操作部3に
設けられた再沸騰スイッチ、5は表示器である。表示器
5には湯沸かしランプ51と保温ランプ52及び補給ラ
ンプ53が設けられ、補給ランプ53が給水或いは空焼
き検知を表示する。13は導出口、16は蓋体、18は
開閉ボタン、19はヒンジ、20は提げ手である。
【0003】30は押し釦、31は細長い窓部で、外ケ
ース1の垂直方向に設けられている。図6の32は窓部
31の内側に沿って設けられた透明な水位管、33は浮
子、34は水管、35は規制片、36パッキン、37と
38は発光素子孔と受光素子孔である。水位管32は水
管34との間に設けられたパッキン36等により湯槽を
構成する容器内に連通し、内部に浮遊する浮子33が窓
部31を通して容器内のお湯の水位を表示する。また、
発光素子孔37と受光素子38孔には発光素子と受光素
子が配置され、両素子が水位管32を挟んで中心線L上
に互いに対向して配置されている。
【0004】このような従来の電気湯沸し器では、蓋体
16を開けて容器内に水を入れると容器に連通する水位
管32にも水が侵入して浮子33が浮上する。窓部31
から浮子33を透視して満タンを確認してからスイッチ
を入れると、外ケース1の底部に設けられた発熱体が発
熱して容器内の水を加熱する。容器内で沸き上げられお
湯は、押し釦30の操作で湯面が加圧されて導出口13
から給湯される。容器内のお湯が使われて湯面が下がる
と、浮子33が水位管32内を降下しお湯が空になると
規制片35に当たって浮子33が中心線L上に停止す
る。この結果、受光素子孔38内の受光素子が受光して
いた発光素子からの光が遮られ、この受光素子の水位の
検知に基づいて補給ランプ53が点灯して水の補給の必
要性や空焼きの危険を警報するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気湯沸し器は
上記のように、水位管32内を湯面の変化に追随して昇
降する浮子33の位置を発光素子と受光素子で検出して
空焼きの危険を警報するように構成されていた。したが
って、浮子33を湯面の変化に正確に追随して昇降させ
なければならないばかりか、空焼きの警報動作が正確に
動作するように浮子33と発光素子及び受光素子の相対
的な位置を調整する必要がある。また、発光素子と受光
素子が水に濡れないように取り付けるためのパッキン3
6や水管15のような部品類及びプリント基板等を用い
るので、部品点数が増えてコスト高になる等の問題点が
あった。
【0006】本発明は、上記のような従来装置の課題を
解決するためになされたもので、簡単な構成で空炊きを
防止することのできる電気湯沸し器を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本体の内部に設けられた
湯槽と、湯槽内の水を加熱する加熱ヒータと、湯槽内の
水の温度を検出する温度センサと、記憶および比較・演
算機能を有し湯槽内の水の温度等を制御する制御手段と
を備えた電気湯沸し器において、温度センサで検出した
湯槽内の水の温度に基づいて制御手段により加熱開始時
における温度勾配を算出しこの算出された温度勾配を利
用して空炊き防止機能と湯槽内の水の補給を報知する機
能を動作させる電気湯沸し器を構成したものである。
【0008】
【作用】操作部の湯沸しキーを押すと、湯槽の底部に設
けられたセンサが内部の水の温度の検出を開始する。検
出温度が低いときは、加熱ヒータが通電して湯槽内に溜
められた水が加熱される。同時に、温度センサの検出信
号は制御部に出力されて、制御部において微少時間内の
温度変化が演算される。演算された温度勾配τxは、予
め記憶部に記憶された基準値τと比較される。比較結果
に基づいて温度勾配τxが基準の下限値τ1以下のとき
は、そのまま加熱ヒータの加熱が継続されてお湯が沸き
上げられる。
【0009】一方、温度勾配τxが、基準の上限値τ3
を越えると、操作部の“空炊きランプ”が点滅して空炊
きの危険を報知する。“空炊きランプ”の点滅が一定時
間継続されると、制御部により加熱ヒータの通電が自動
的に停止されて安全サイドに切り換えられる。また、基
準値τのうち湯槽内の水の補給を必要とする中間値τ2
に対して、温度勾配τxの値がこの中間値τ2に近付く
と“補給ランプ”が点滅する。“補給ランプ”の点滅に
より、お湯が消費されて少なくなった湯槽内への水の補
給の必要性が報知される。
【0010】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例の構成説明図、図2は
本発明の実施例の断面図で、従来装置と同じ機能の部分
に同一符号を付してあり、一部機能や動作が異なるの
で、やや詳しく説明する。
【0011】図1と図2において、1は電気湯沸し器の
本体、2は本体1の鼻部、3は鼻部2に設けられた操作
部である。操作部3には、操作キー4や表示器5が配置
されている。操作キー4には湯沸し用のキーや給湯キー
等が設けられている。また、表示器5により“沸騰”や
“保温”の動作状態が表示され、ランプの点滅による
“空炊き”も警告表示され、一定時間経過すると電源回
路がオフされるようになっている。6は操作部3に設け
られた制御基板である。制御基板6にはマイコンを含む
電子部品が実装されて制御部7を構成し、この制御部7
には入力された温度情報の記憶や演算・比較等を実行す
る機能が付与されている。
【0012】8は本体1に設けられた湯槽、9は湯槽8
の底面に形成された導孔、10はポンプ、11はモータ
である。12は給湯管、13は鼻部2に設けられた導出
口である。給湯管12はポンプ10の吐出端に連結さ
れ、他端は導出口13に延長されている。14はメイン
用と保温用とを組み込んだ加熱ヒータ、15は温度セン
サである。温度センサ15には、例えば温度に対応して
電気抵抗が変化するサーミスタが用いられている。
【0013】16は湯槽8の上部を覆う蓋体、17は蓋
体16に設けられた蒸気口である。また、18は開閉ボ
タン、19はヒンジである。蒸気口17は湯槽8の内部
に連通し、ヒンジ19は開閉ボタン18の操作で蓋体1
6を着脱可能に開閉する。20は提げ手、21は電源コ
ードである。電源コード15には、リールに巻き込まれ
て収納されるコードリールが採用されている。
【0014】このような構成の本発明の動作を、図3を
参照しながら次に説明する。本体1の内部に設けられた
湯槽8内に水を入れて、電源コード21を引出してプラ
グをコンセントに差し込む。操作部3の操作キー4の中
の湯沸しキーを押すと、湯槽8の底部に設けられた温度
センサ15が内部に溜められた水の温度Tの検出を開始
する。温度センサ15の検出信号は制御部7に出力され
て、検出温度Tの高低が判断される。検出温度Tが例え
ばT<80°のときは、加熱ヒータ14のメインヒータ
が通電して湯槽8内に溜められた水が加熱されLEDに
よって湯沸かし状態が表示される。T>80°に判断さ
れたときは、直接保温ヒータの保温動作に移行する。
【0015】水の加熱が始まると、操作部3の“湯沸し
ランプ”が点灯して湯沸し状態が表示される。同時に、
制御部7において微少時間内の温度変化△T/△tが演
算される。温度変化△T/△tを演算した温度勾配τx
は、予め制御部に記憶された数段階の基準値τと比較さ
れる。この比較結果に基づいて温度勾配τxが基準の下
限値τ1以下のτx<τ1ときは、そのまま加熱ヒータ
14の加熱が継続される。加熱が継続されて湯槽8内の
お湯が沸き上がると、メインヒータから保温ヒータに切
換えられて保温動作に移され、“保温ランプ”が点灯し
てその後は一定温度に保温される。ここで、操作部3の
給湯キーを押すとモータ11が駆動されてポンプ10を
回転する。ポンプ10の回転によって湯槽8内で沸き上
げられて保温されているお湯が、導孔9から吸い込まれ
給湯管12を通して鼻部2に送られ導出口13から急須
や茶碗に給湯される。一方、温度勾配τxが、基準の上
限値τ3を越えてτx>τ3になると、操作部3の“空
炊きランプ”が点滅したり“空炊きブザー”が吹鳴して
空炊きの危険を報知する。警報動作が一定時間継続され
ると、制御部7により加熱ヒータ14の通電が自動的に
停止されて安全サイドに切り換えられる。
【0016】一般に、前述の温度勾配τは、湯槽8内に
溜められた水量に依存する。容積が2.4リットルの湯
槽8でメインヒータが700Wの電気湯沸し器を用いて
実験した結果、図4に示すような各水量に対する温度特
性が得られた。図4の縦軸は検出温度T、横軸は時間t
である。曲線a,b,c,dは、それぞれ湯槽8内の水
量が0.3と0.5と1.0及び2.4リットルで水量
の減少に対応して温度勾配τxが大きい値になることが
示されている。水量が2.4リットルで満タンのときに
は、沸騰するまでの時間がほぼ25分であった。
【0017】実施例2.この外、図3の2点鎖線で示さ
れているように、数段階の基準値τのうち湯槽8内の水
の補給を必要とする中間値τ2に対して、温度勾配τx
の値がτx≦τ2になると“補給ランプ”が点滅する。
“補給ランプ”の点滅により、お湯が消費されて少なく
なった湯槽8内への水の補給の必要性が報知されること
になる。“補給ランプ”と前記の“空炊きランプ”が点
滅すると、湯槽8内に水が補給されて上述と同じ操作で
湯沸しが行われる。
【0018】なお、上述の実施例では温度勾配が一定値
に達したときに水の補給の報知動作と空炊き防止機能を
動作させる場合を例示して説明したが、いずれか一方を
動作させるようにしてもよい。また、お湯を電動式のポ
ンプで給湯する電気湯沸し器を図示して説明したが、空
気圧で給湯するジャーポットにも本発明を適用すること
ができる。さらに、水の有無が透視できる水位管を設け
て、本発明を併用するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、本体の内部に設
けられた湯槽と、湯槽内の水を加熱する加熱ヒータと、
湯槽内の水の温度を検出する温度センサと、記憶および
演算機能を有し湯槽内の水の温度等を制御する制御手段
とを備えた電気湯沸し器において、温度センサで検出し
た湯槽内の水の温度に基づいて制御手段により加熱開始
時における温度勾配を算出しこの算出された温度勾配を
利用して空炊き防止機能及び湯槽内の水の補給を報知す
る機能を動作させる電気湯沸し器を構成した。
【0020】この結果、従来のように浮子を湯面の変化
に正確に追随して昇降させたり、浮子と発光素子及び受
光素子の相対的な位置を調整する必要もない。また、発
光・受光素子やパッキン或いは水管等の部品類が直接的
には不必要で、温度センサの検出温度を空炊き防止と水
の補給の報知に兼用させたので、部品点数が増えてコス
ト高になる等の従来の問題点を一掃することができる。
よって、本発明によれば極めて簡単な構成で水の補給を
報知したり、空炊きを防止することのできる電気湯沸し
器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成説明図である。
【図2】本発明の実施例の断面図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】湯槽内の水量と温度及び時間との関係を示す線
図である。
【図5】従来の電気湯沸し器の構成説明図である。
【図6】従来の電気湯沸し器の断面図である。
【符号の説明】
1 本体(外ケース) 3 操作部 4 操作キー(再沸騰スイッチ) 5 表示器 7 制御部 8 湯槽(容器) 10 ポンプ 11 モータ 14 加熱ヒータ 15 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の内部に設けられた湯槽と、該湯槽
    内の水を加熱する加熱ヒータと、前記湯槽内の水の温度
    を検出する温度センサと、記憶および演算機能を有し前
    記湯槽内の水の温度等を制御する制御手段とを備えた電
    気湯沸し器において、 前記温度センサで検出した湯槽内の水の温度に基づいて
    前記制御手段により加熱開始時における温度勾配を算出
    し該算出された温度勾配を利用して空炊き防止機能を動
    作するように構成したことを特徴とする電気湯沸し器。
  2. 【請求項2】 本体の内部に設けられた湯槽と、該湯槽
    内の水を加熱する加熱ヒータと、前記湯槽内の水の温度
    を検出する温度センサと、記憶および演算機能を有し前
    記湯槽内の水の温度等を制御する制御手段とを備えた電
    気湯沸し器において、 前記温度センサで検出した湯槽内の水の温度に基づいて
    前記制御手段により加熱開始時における温度勾配を算出
    し該算出された温度勾配を利用して前記湯槽内の水の補
    給を報知する機能を動作するように構成したことを特徴
    とする電気湯沸し器。
JP23435191A 1991-09-13 1991-09-13 電気湯沸し器 Pending JPH0568639A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08228928A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
CN108869766A (zh) * 2018-08-31 2018-11-23 韩沐霖 茶具用的通液电磁阀

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08228928A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
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