JP3674766B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般家庭で使用され、マイクロコンピュータで制御される炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の炊飯器は、マイクロコンピュータを備えた制御部により制御されており、炊飯器に商用電源が供給されていない場合には、制御部は電池等のバックアップ電源により電源が供給され、その機能を維持している。
また、炊飯器の電源プラグがコンセントに挿入され、炊飯器本体に商用電源が供給された場合には、制御部への電源供給がバックアップ電源から商用電源に切り替わり、炊飯動作や保温動作等の各種動作をする/しないに関係なく、常に電源回路および制御回路等に商用電源から電源が供給され、マイクロコンピュータ、センサ、表示器等が常に稼動状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の炊飯器では、炊飯動作や保温動作をしていない間であっても商用電源を消費しているという問題点があった。
また、炊飯器の一日の炊飯動作や保温動作は数時間程度であり、1日のうち、動作時間よりも非動作時間の方が長いにもかかわらず、この非動作時間にも常に商用電源を消費しているという問題点があった。
さらに、予約炊飯のように炊飯開始時刻を設定した後、炊飯開始時刻までの非動作時間であるにも関らず、常に商用電源を消費しており、この間での消費電力はたとえ小さなものであっても時間を要するため、商用電源の大きなロスになってしまうという問題点があった。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、商用電源からの電力消費を減少させた省エネ機能を有する炊飯器を得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る炊飯器は、炊飯器本体と、この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、この容器が収容されたか否かを検出する容器検出部と、前記容器を加熱する加熱手段と、この加熱手段を制御する制御部と、この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、前記容器検出部により容器の未収容が検出された場合には商用電源を、容器の収容が検出され、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記電源切換部により前記制御部に供給するものである。
【0006】
また、炊飯器本体と、この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、この容器の温度を検出する温度センサと、前記容器を加熱する加熱手段と、この加熱手段を制御する制御部と、この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、前記電源切換部は、前記温度センサによる容器の温度が所定温度以下の場合には商用電源を前記制御部に供給し、その後、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記制御部に供給するものである。
【0007】
さらに、炊飯器本体と、この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、この容器の炊飯器本体収納時の全重量を検出する重量センサと、前記容器を加熱する加熱手段と、この加熱手段を制御する制御部と、この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、前記電源切換部は、前記重量センサによる容器の全重量が容器単体の重量を超えた場合には商用電源を前記制御部に供給し、その後、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記制御部に供給するものである。
【0008】
また、前記操作キーに予約炊飯を設定する予約炊飯キーを有し、前記予約炊飯キーにより予約炊飯設定後、炊飯開始時刻までは、前記電源切換部によりバックアップ電源を供給させるものである
【0009】
さらに、容器の上面を開閉する蓋と、この蓋の開閉を検出する蓋開閉検出部とを備え、前記電源切換部は、前記制御部への電源供給を商用電源に切り換える場合には、前記蓋開閉検出部が蓋の開放を検出したときに行い、前記制御部への電源供給をバックアップ電源に切り換える場合には、前記蓋開閉検出部が蓋の閉塞を検出し、前記操作キーからの入力が所定時間無いときに行なうものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す炊飯器の縦断面模式図、図2はこの炊飯器の操作パネルを示す図、図3はこの炊飯器の制御ブロック図、図4はこの炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【0011】
図において、1は炊飯器本体、2は炊飯器本体1に着脱自在に収容され、米、水を収容する有底筒状の容器(内釜)、3は容器2の底部を加熱する加熱手段であるヒータ、4は炊飯器本体1の上面を開閉する蓋、5は蓋4の開閉を検出する蓋開閉検出部であるマイクロスイッチからなる蓋スイッチ、6は容器2の温度を検出する温度センサである。
【0012】
7は本体1の外周側に設けられた操作パネルであり、操作パネル7は炊飯開始を入力する炊飯キー8と、例えば翌日の朝等に予約炊飯する場合に炊飯開始時刻を設定する予約炊飯キー9と、炊き上がった米飯の保温を入力する保温キー10と、現在時刻や予約炊飯開始時刻を設定入力する時計キー11と、白米、おかゆ、玄米等の炊飯メニューを入力するメニューキー12と、炊飯、保温、予約炊飯等の設定を取り消す取消キー13と、現在時刻、予約炊飯時刻、メニューや炊飯状態等を液晶により表示する表示器14により構成される。
【0013】
15はAC100Vの商用電源であり、電源プラグ15aを介して本体1に商用電源が供給される。16は炊飯器を駆動制御する制御部であり、マイクロコンピュータ等により構成されている。17は商用電源15からの電力が供給されない場合に、電源回路18(後述)を介して制御部16に電力を供給するバッテリー(例えば、DC3V)、18は商用電源が供給されると、バッテリー17からの電路を遮断するとともに、商用電源15(AC100V)をダイオード等により減圧整流して直流電源を創出し、制御部16に供給する電源回路、19は商用電源15と電源回路18の間に設けられ、商用電源の供給をON/OFFする電源切換スイッチである。
【0014】
制御部16は、蓋スイッチ5、炊飯キー8、予約炊飯キー9、保温キー10、時計キー11、メニューキー12、取消キー13のいずれかのキーから入力信号があった場合に、どのキーからの入力であるかを判定するとともに、蓋スイッチ5または温度センサ6からの入力信号を判定する判定手段20と、表示器14の表示を制御する表示器制御手段21と、ヒータ3の加熱を制御するヒータ制御手段22と、判定手段20による蓋スイッチ5または温度センサ6の入力信号に基づいて、電源切換スイッチ19をON/OFF制御する電源切換回路23と、予め設定された所定の時間を記憶しておき、蓋4の開閉後のキー入力までの時間をカウントダウンするタイマー24と、時刻設定機能(図示せず)とにより構成される。
なお、電源回路18、電源切換スイッチ19、電源切換回路23により電源切換部を構成している。
【0015】
次に、動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、炊飯器は、工場から製造出荷後、バッテリー17により制御部16の機能は維持されているが、表示器14は現在時刻等の表示を消去した待機モードになっている。
使用者は、まず、米を研いで容器2に米と水を収容する。そこで、電源プラグ15aをコンセントに挿入し、炊飯器本体1に容器2を収容するために、蓋4を開放する。これにより、蓋スイッチ5がONして、このON信号は制御部16の判定手段20へ入力される。
【0016】
判定手段20は、入力した信号が蓋スイッチ5のON信号であるか否かを判定しており(ステップS1)、ON信号であれば制御部16は電源切換回路23を稼動させ電源切換スイッチ19をONさせて商用電源15から電源回路18へ商用電源(AC100V)を供給する。電源回路18は商用電源が供給されると、バッテリー17の電路を遮断すると共に、商用電源(AC100V)を減圧整流して直流電源にして制御部16へ供給し、表示器14に通電して、現在時刻を表示する(ステップS2)。
【0017】
その後、使用者は容器2を本体1に収容し、蓋4を閉塞する。蓋4が閉塞されると、蓋スイッチ5がOFFして、このOFF信号は判定手段20へ入力される。判定手段20は、入力した信号が蓋スイッチ5のOFF信号か否かを判定しており(ステップS3)、OFF信号であれば制御部16はタイマー24を初期化し(ステップS4)、操作パネル7の操作キーの入力の有無を判定する(ステップS5)。
【0018】
そこで、操作キーの入力がない場合には、タイマー24は予め設定された時間T、例えばT=2分のカウントダウンを開始し(ステップS6)、2分間キー入力を待ち(ステップS7)、2分経過してもキー入力がない場合には、判定手段20は電源切換回路23を稼動させ電源切換スイッチ19をOFFして、商用電源15からの商用電源(AC100V)の供給を遮断する。商用電源の供給がなくなると、電源回路18はバッテリー17からの電源供給に切り換え、表示器14の通電を停止し、制御部16の機能を維持して、初期の待機モード状態にする(ステップS22)。一方、ステップS7で、2分経過していない場合には、ステップS5へ戻り、操作パネル7の操作キーの入力の有無を判定する。
【0019】
ステップS5において、操作キーの入力がある場合には、判定手段20は、入力した信号が炊飯キー8からの信号であるか否かを判定しており(ステップS8)、炊飯キー8の入力であれば、ヒータ制御手段22を稼動させ、ヒータ3により容器2を加熱して炊飯を開始すると共に、表示器制御手段21を稼動させ表示器14に炊飯中である旨を表示して、温度センサ6により容器2の温度を検知しながら、炊飯モードを実行する(ステップS9)。炊飯が終了すると、制御部16は保温モードに移行する(ステップS10)。その後、判定手段20は、操作パネル7の取消キー13が操作されたか否かを判定し(ステップS11)、保温中に取消キー13が操作された場合には、待機モードに移行する(ステップS22)。一方、ステップS11で、取消キー13が操作されない場合には、ステップS10へ戻り、保温モードを継続する。
【0020】
ステップS8において、判定手段20が炊飯キー8の入力がないと判定すると、次に、予約炊飯キー9の入力であるか否かを判定し(ステップS12)、予約炊飯キー9の入力であれば、使用者が時計キー11を操作して予め設定した炊飯開始時刻、例えば翌朝6時に炊飯開始をセットすると(ステップS13)、翌朝6時まで炊飯開始を待機する(ステップS14)。その後、時間が経過して翌朝の6時になると、ステップS9と同様に炊飯モードを実行する(ステップS15)。炊飯が終了すると、制御部16は保温モードに移行する(ステップS16)。その後、判定手段20は、操作パネル7の取消キー13が操作されたか否かを判定し(ステップS17)、保温中に取消キー13が操作された場合には、待機モードに移行する(ステップS22)。一方、ステップS17で、取消キー13が操作されない場合には、ステップS16へ戻り、保温モードを継続する。
【0021】
ステップS12において、判定手段20が予約炊飯キー9の入力がないと判定すると、次に、保温キー10の入力であるか否かを判定し(ステップS18)、保温キー10の入力であれば、保温モードに移行する(ステップS19)。その後、判定手段20は、操作パネル7の取消キー13が操作されたか否かを判定し(ステップS20)、保温中に取消キー13が操作された場合には、待機モードに移行する(ステップS22)。一方、ステップS20で、取消キー13が操作されない場合には、ステップS19へ戻り、保温モードを継続する。
【0022】
ステップS18において、判定手段20が保温キー10の入力がないと判定すると、取消キー13の入力であるか否かを判定し(ステップS21)、取消キー13でなければステップS4へ戻り、タイマー24を初期化する。取消キー13の入力があると、待機モード(ステップS22)に移行する。
【0023】
以上のように、この実施の形態1では、蓋の開閉および各種キー入力の有無を検出し、炊飯準備中や炊飯中及び保温中等の動作中以外では、商用電源からの電力が供給されないので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。また、非動作時には表示器の表示も消去するので更に省エネになる。
【0024】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示す炊飯器の縦断面模式図、図6はこの炊飯器の制御ブロック図、図7はこの炊飯器の動作を示すフローチャートである。図において、上記実施の形態と同一又は相当分には同一符号を付け、説明を省略する。51は温度センサ6に設けられ、容器2が本体1内に収容されたか否かを検知する容器検出部であるマイクロスイッチからなる容器スイッチであり、容器検出部を示す。
【0025】
次に、動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、使用者が蓋4を開放して容器2を取り出す。これにより、容器スイッチ51がONして、このON信号は制御部16の判定手段20へ入力される。判定手段20は入力した信号が容器スイッチ51のON信号であるか否かを判定しており(ステップS31)、ON信号であれば制御部16は電源切換回路23を稼動させ電源切換スイッチ19をONさせて商用電源15から電源回路18へ商用電源(AC100V)を供給する。電源回路18は商用電源が供給されると、バッテリー17の電路を遮断すると共に、商用電源(AC100V)を減圧整流して直流電源にして制御部16へ供給し、表示器14に通電して、現在時刻を表示する(ステップS32)。
【0026】
使用者は取り出した容器2に米と水を収容して容器2を本体1に収容して蓋4を閉塞する。容器2が収容されると、容器スイッチ51がOFFとなり、このOFF信号が判定手段20へ入力される。判定手段20は入力した信号が容器スイッチ51のOFF信号か否かを判定しており(ステップS33)、OFF信号であれば制御部16はタイマー24を初期化して(ステップS34)操作パネル7のキー入力の有無を判定する(ステップS35)。これ以降のステップS35〜ステップS52の動作は、上記実施の形態1のステップS5〜ステップS22の動作と同一であるため、説明を省略する。
【0027】
以上のように、この実施の形態2では、容器スイッチ51による容器2の有無および各種キー入力の有無を検出し、炊飯準備中や炊飯中及び保温中等の動作中以外では、商用電源からの電力が供給されないので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。また、非動作時には表示器の表示も消去するので更に省エネになる。
【0028】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3を示す炊飯器の縦断面模式図、図9はこの炊飯器の制御ブロック図、図10はこの炊飯器の動作を示すフローチャートである。図において、上記実施の形態と同一又は相当分には同一符号を付け、説明を省略する。
なお、この実施の形態3は上記実施の形態1から蓋スイッチ5を省略したもので、その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
【0029】
次に、動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
通常、炊飯するために使用される水は室温より温度が低いのが一般的であるため、その水によって炊飯準備された容器2の温度は室温より低くなる。そこで、米と水を収容した容器2を本体1に収容した時に容器2の温度を温度センサ6により検知し、この検知温度結果に基づき商用電源15とバッテリー17からの電源供給を切り換えるものである。
【0030】
まず、米と水を収容した容器2が本体1に収容されると、容器2の底面に当接した温度センサ6が容器2の温度tを検知し、その検知温度tを制御部16の判定手段20に入力する。判定手段20は予め設定された判定温度T、例えば20℃の室温と検知温度tを比較判定し(ステップS71)、t<Tであれば制御部16はタイマー24を初期化し(ステップS73)、電源切換回路23を制御する。
【0031】
すなわち、制御部16は電源切換回路23を稼動させ、電源切換スイッチ19をONさせて商用電源15から電源回路18へ商用電源(AC100V)を供給する。電源回路18は商用電源が供給されると、バッテリー17の回路を遮断すると共に、商用電源(AC100V)を減圧整流して直流電源にして制御部16に供給し、表示器14に通電して、現在時刻等を表示する(ステップS72)。一方、ステップS71において、t<Tでない時、例えば前回の炊飯直後に連続して炊飯した場合には、容器2自体が温まっており、洗米した米と水を入れても容器の温度がすぐには水と同じ温度にはならないので、時間が経過し、容器2の温度が低下するのを待つ。
【0032】
これ以降のステップS74〜ステップS91の動作は、上記実施の形態1のステップS5〜ステップS22の動作と同一であるため、説明を省略する。
なお、判定温度Tを季節による水の温度変化に応じて可変させてもよく、例えば操作パネル7に温度入力キーを設け、この温度入力キーにより判定温度Tを変化させてもよい。あるいは、制御部16にカレンダー機能を持たせ、季節の変化に応じて自動的に判定温度Tを変化させるようにしてもよい。
【0033】
以上のように、この実施の形態3では、温度センサによる容器の有無および各種キー入力の有無を検出し、炊飯準備中や炊飯中及び保温中等の動作中以外では、商用電源からの電力が供給されないので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。また、非動作時には表示器の表示も消去するので更に省エネになる。
【0034】
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4を示す炊飯器の縦断面模式図、図12はこの炊飯器の制御ブロック図、図13はこの炊飯器の動作を示すフローチャートである。図において、上記実施の形態と同一又は相当分には同一符号を付け、説明を省略する。61は温度センサ6に設けられ、容器2の重量を検出する重量センサである。
【0035】
次に動作について、図13のフローチャートを用いて説明する。
使用者が米と水を収容した容器2を本体1内に収容すると、重量センサ61が米と水を含む容器2の重量を測定し、その重量信号W1を制御部16の判定手段20へ入力する。判定手段20はこの重量信号W1と予め設定された容器2だけの重量W0を比較判定する(ステップS101)。この比較判定結果がW1>W0であれば、電源切換回路23を稼動させて電源切換スイッチ19をONして商用電源15から電源回路18へ商用電源(AC100V)を供給する。電源回路18は商用電源が供給されるとバッテリー17の電路を遮断すると共に、商用電源(AC100V)を減圧整流して直流電源にして制御部16へ供給し、表示器14に通電して現在時刻等を表示する(ステップS102)。
【0036】
その後、タイマー24を初期化し(ステップS103)、操作パネル7の操作の入力の有無を判定する(ステップS104)。そこで、操作キーの入力がない場合には、タイマー24は予め設定された時間例えば2分のカウントダウンを開始し(ステップS105)、2分間キー入力を待ち、2分経過してもキー入力がない場合には、判定手段20は電源切換回路23を稼動させ、電源切換スイッチ19をOFFして商用電源15からの商用電源(AC100V)の供給を遮断する(ステップS106)。
【0037】
商用電源の供給がなくなると電源回路18はバッテリー17からの電源により制御部16の機能を維持して表示器14の表示等を消去して初期の待機モードとする(ステップS121)。それ以降のステップS107〜ステップS120の動作は実施の形態1のステップS8〜ステップS21の動作と同一であるため、説明を省略する。
【0038】
以上のように、この実施の形態4では、重量センサによる米と水を収容した容器の有無および各種キー入力の有無を検出し、炊飯準備中や炊飯中及び保温中等の動作中以外では、商用電源からの電力が供給されないので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。また、非動作時には表示器の表示も消去するので更に省エネになる。
【0039】
実施の形態5.
実施の形態1、2、3、4では、予約炊飯キー9の操作による予約炊飯時には炊飯開始までの待機時間中も商用電源15により本体1を動作させ、表示器14には現在時刻や予約炊飯時刻等を表示するものを示したが、本実施の形態5では予約炊飯開始時までの間は待機モードとするものである。
図14はこの発明の実施の形態5を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。なお、この炊飯器の縦断面模式図、制御ブロック図は、上記実施の形態1の図1、図3と同一である。
【0040】
次に動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、予約炊飯キー9が操作された場合のみについて説明し、炊飯キー8、保温キー10、取消キー13が操作された場合については実施の形態1、2、3、4と同一であり、説明を省略する。
【0041】
商用電源(AC100V)が減圧整流されて電源回路18から制御部16へ直流電源が供給された後、判定手段20は予約炊飯キー9が操作されたか否かを制御部16の判定し(ステップS131)、予約炊飯キー9が操作され、使用者が時計キー11を操作して予め設定した時刻、例えば翌朝6時に炊飯開始をセットすると(ステップS132)、表示器14に炊飯開始時刻が表示され、炊飯開始まで予約待機モードとなる(ステップS133)。
【0042】
制御部16は、予約待機モードであることを判定手段20に指令し、この指定に基づき判定手段20は、電源切換回路23を稼動させ電源切換スイッチ19をOFFして、商用電源15からの商用電源(AC100V)を遮断する。商用電源の供給がなくなると電源回路18はバッテリー17からの電源に切り換え、表示器14への通電を停止し、表示器14の表示を消去し、制御部16の機能を維持して待機モード状態にする(ステップS134)。
【0043】
判定手段20は炊飯開始時刻であるか否かを判定し(ステップS135)、時刻が経過し、炊飯開始時刻の翌朝6時になると、炊飯開始時刻であると判定し、電源切換回路23を稼動させ電源切換スイッチ19をONさせて電源プラグ15aから電源回路18へ商用電源(AC100V)を供給する。電源回路18は商用電源が供給されると、バッテリー17の電路を遮断すると共に、商用電源(AC100V)を減圧整流して直流電源にして制御部16に供給し、表示器14に通電して炊飯中である旨の表示を行う(ステップS136)。
【0044】
これ以降のステップS137〜ステップS140の動作は、上記実施の形態1のステップS15〜ステップS17及びステップS22の動作と同一であるため、説明を省略する。
【0045】
以上のように、この実施の形態5では、予約待機時には商用電源からの電力が供給されないので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。また、表示器の表示も消去するので更に省エネになる。
【0046】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0047】
容器検出部により容器の未収容が検出された場合には商用電源を、容器の収容が検出され、操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を電源切換部により制御部に供給するので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。
【0048】
また、電源切換部は、前記温度センサによる容器の温度が所定温度以下の場合には商用電源を制御部に供給し、その後、操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を制御部に供給するので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。
【0049】
さらに、電源切換部は、重量センサによる容器の全重量が容器単体の重量を超えた場合には商用電源を制御部に供給し、その後、操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を制御部に供給するので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。
【0050】
また、予約炊飯キーにより予約炊飯設定後、炊飯開始時刻までは、電源切換部によりバックアップ電源を供給させるので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。
【0051】
また、電源切換部は、制御部への電源供給を商用電源に切り換える場合には、蓋開閉検出部が蓋の開放を検出したときに行い、制御部への電源供給をバックアップ電源に切り換える場合には、蓋開閉検出部が蓋の閉塞を検出し、操作キーからの入力が所定時間無いときに行なうので、電力消費を削減でき省エネ形の炊飯器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の縦断面模式図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の操作パネルを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の制御ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す炊飯器の縦断面模式図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す炊飯器の制御ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3を示す炊飯器の縦断面模式図である。
【図9】 この発明の実施の形態3を示す炊飯器の制御ブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4を示す炊飯器の縦断面模式図である。
【図12】 この発明の実施の形態4を示す炊飯器の制御ブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態4を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態5を示す炊飯器の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 炊飯器本体、 2 容器、 4 蓋、 5 蓋スイッチ、 6 温度センサ、 7 操作パネル、 9 予約炊飯キー、 15 商用電源、 16 制御部、 17 バッテリー、 18 電源回路、 19 電源切換スイッチ、 20 判定手段、 23 電源切換回路、 24 タイマー、 51 容器スイッチ、 61 重量センサ。

Claims (5)

  1. 炊飯器本体と、
    この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、
    この容器が収容されたか否かを検出する容器検出部と、
    前記容器を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段を制御する制御部と、
    この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、
    前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、
    前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、
    前記容器検出部により容器の未収容が検出された場合には商用電源を、容器の収容が検出され、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記電源切換部により前記制御部に供給することを特徴とする炊飯器。
  2. 炊飯器本体と、
    この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、
    この容器の温度を検出する温度センサと、
    前記容器を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段を制御する制御部と、
    この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、
    前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、
    前記電源切換部は、前記温度センサによる容器の温度が所定温度以下の場合には商用電源を前記制御部に供給し、その後、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記制御部に供給することを特徴とする炊飯器。
  3. 炊飯器本体と、
    この炊飯器本体に収容される有底筒形状の容器と、
    この容器の炊飯器本体収納時の全重量を検出する重量センサと、
    前記容器を加熱する加熱手段と、
    この加熱手段を制御する制御部と、
    この制御部に電源を供給する商用電源およびバックアップ電源と、
    前記制御部への電源供給を前記商用電源またはバックアップ電源に切り換えて行う電源切換部と、
    前記制御部へ動作指令を入力する操作キーと、を備え、
    前記電源切換部は、前記重量センサによる容器の全重量が容器単体の重量を超えた場合には商用電源を前記制御部に供給し、その後、前記操作キーからの入力が所定時間無い場合にはバックアップ電源を前記制御部に供給することを特徴とする炊飯器。
  4. 前記操作キーに予約炊飯を設定する予約炊飯キーを有し、前記予約炊飯キーにより予約炊飯設定後、炊飯開始時刻までは、前記電源切換部によりバックアップ電源を供給させることを特徴とする請求項1乃至3記載の炊飯器。
  5. 容器の上面を開閉する蓋と、この蓋の開閉を検出する蓋開閉検出部とを備え、
    前記電源切換部は、
    前記制御部への電源供給を商用電源に切り換える場合には、
    前記蓋開閉検出部が蓋の開放を検出したときに行い、
    前記制御部への電源供給をバックアップ電源に切り換える場合には、
    前記蓋開閉検出部が蓋の閉塞を検出し、前記操作キーからの入力が所定時間無いときに行なう
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の炊飯器。
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