JP3125767B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JP3125767B2
JP3125767B2 JP10288165A JP28816598A JP3125767B2 JP 3125767 B2 JP3125767 B2 JP 3125767B2 JP 10288165 A JP10288165 A JP 10288165A JP 28816598 A JP28816598 A JP 28816598A JP 3125767 B2 JP3125767 B2 JP 3125767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容液をヒータで
加熱して湯沸かし沸騰させた後貯湯し、沸騰に至らない
使用時温度で保温するようにした電気貯湯容器に関し、
例えば家庭用の電気ポットとして利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気ポットは水道水を入れてこれを湯沸
かして沸騰させた後、所定の温度で貯湯しておき、必要
な都度そのまま注出するか、あるいは再度沸騰させてか
ら注出して使用する。
【0003】電気ポットは家庭生活などでの飲食に用い
て便利でその依存度は高まっている。同時に使用の安全
の確保も図られ、不在中や睡眠中でも通電しておいて、
帰宅時や起床時に沸騰した、あるいは所定温度で保温さ
れた内容液が欲しいといったことに応える不使用モー
ド、いわゆるおやすみタイマモードが開発された。
【0004】これによって、電気ポットは四六時中通電
し続けるような使用もなされる。不使用中は内容液を通
常の保温温度よりも低い温度で保温し続け、急な使用の
ための立ち上げに余り時間が掛からないようにしながら
省エネを図るなど種々な制御が行われている。おやすみ
タイマモードで設定された終了時刻の時点で内容液が沸
騰状態になるように加熱制御した後、以降は通常の保温
制御を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気ポット
の上記のような長時間通電状態の使用を考えると、電力
消費は著しい。従って、省エネが強く叫ばれている今、
電力消費量をさらに低減することが望まれる。
【0006】そこで、本発明者等は従来の電気ポットの
制御につき種々に検討を重ねた結果、上記のような従来
の電気ポットでは無駄な加熱を含んでいること、および
その加熱がかえって内容液温度のオーバシュートを招き
やすいことを知見した。具体的には、内容液は電気ポッ
トの通電開始に際して一旦湯沸かしされて沸騰し、その
後保温モードに切り換えられたもので、不使用モードい
わゆるおやすみタイマの時間帯に入って後、不使用時間
帯の終了時刻の時点で内容液を再度沸騰させる加熱は省
エネの立場からはあえてする必要がない場合である。
【0007】本発明の目的はこのような知見に基づき、
不使用への対応を十分に行いながら抑えて省エネを図
り、しかも、使用の安全を確保しやすい電気貯湯容器を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の電気貯湯容器は、内容液をヒータ
で加熱して湯沸かし沸騰させた後貯湯し、沸騰に至らな
い使用時温度で保温するようにしたものにおいて、内容
液を使用しない不使用時間帯を設定し、その設定された
不使用時間帯の間内容液を使用時温度を下まわる不使用
時温度で予備保温する不使用モードを備え、設定された
不使用時間帯が終了する際に、内容液を前記の不使用時
温度から使用時温度に至らない使用時前温度にまで湯沸
かしヒータにより加熱し、その後に内容液を保温ヒータ
により使用時温度にまで加熱し、その後この使用時温度
で保温を継続する制御手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】これにより、不使用モードでは、内容液を
使用しない不使用時間帯を設定され、その設定された不
使用時間帯の間内容液が使用時温度を下まわる不使用時
温度で予備保温されるので、不在中や睡眠など確定した
不使用時間帯の間内容液を保温する不使用時温度を、内
容液を使用する際に保温する使用時温度よりも低くされ
る分だけ省エネが図れるし、不使用時間帯が終了する際
には、制御手段が内容液を前記の不使用時温度から使用
時温度に至らない使用時前温度にまで容量の大きな湯沸
かしヒータにより加熱して早期立ち上げを図りながら、
内容液温度がオーバーシュートしても使用時温度程度に
抑えられて、不使用時間帯の終了時点で不使用モード開
始前の通常保温状態に戻して通常使用されるようにする
ので、従来のように内容液を再度沸騰させるまで加熱す
ることが不要になってその分さらに省エネになるし、内
容液温度は使用時温度をオーバーシュートするようなこ
とがあっても沸騰温度を上回ることはなく、使用時モー
ド終了と同時により安全に使用することができる。
【0010】制御手段が、不使用時間帯の途中で内容液
が給水されるなどして不使用時温度を所定温度下回る
と、不使用時間帯の終了の際に内容液を湯沸かし沸騰さ
せた後、内容液を使用時温度で保温することにより、新
たな給水で沸騰していない内容液を含むようになって
も、これを不使用時間帯の終了の際に使用温度まで内容
液温度を高めるのを沸騰まで加熱するだけで、沸騰しな
い内容液を含む状態での使用を避けて、通常保温状態に
戻せるので問題はない。
【0011】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々に組み合わせて複合して用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気貯湯容器の実
施の形態につき幾つかの実施例とともに図1〜図9を参
照して詳細に説明し、発明の理解に供する。
【0013】本実施の形態は図1に示すような家庭用の
電気ポットの場合の一例である。しかし、本発明はこれ
に限られることはなく内容液をヒータで加熱し湯沸かし
した後所定の温度で保温する貯湯機能を持ったあらゆる
電気貯湯容器に適用することができる。図1に示す電気
ポットは、ヒータ3によって内容液を加熱して湯沸しや
保温を行い、電動ポンプ14によって導出路7を通じて
内容液を器体6外に吐出し使用できるようにする家庭用
の電気ポットの場合を示している。器体6は合成樹脂製
の外装体1内にステンレススチール製の内容器2を収容
して構成し、外装体1と内容器2とを双方の口部どうし
で連結し器体6とする合成樹脂製の肩部材8の後部に軸
受部32を設け、この軸受部32を利用して器体6の蓋
31を軸33によって開閉できるように枢支している。
【0014】蓋31はこれの自由端部に設けたロック部
材36がばね36aの付勢によって肩部材8の係止部8
aに係合することにより閉じ状態に保たれる。ロック解
除部材37をこれの枢軸37aの反時計回りに図示しな
いばねに抗して回動させるように引き上げ操作すると、
カム片37bによってロック部材36はばね36aに抗
して後退されて、係止部8aとの係合が解かれ、引き続
きロック解除部材37を引き上げることで蓋31は開か
れる。
【0015】蓋31は合成樹脂製で表面板139と下板
39とを合体して中空に形成され、下板39の下にはス
テンレス鋼板製の内蓋34が取付けられ、蓋31の閉じ
状態でこの内蓋34が内容器2の口部を閉じる。内蓋3
4の外周には蓋31との間に挟み込んだシールパッキン
グ35が設けられ、このシールパッキング35が内蓋3
4と内容器2の口部との間をシールする。
【0016】蓋31の下板39と内蓋34との間には、
内容器2内から蓋31外に通じる蒸気抜き通路239が
設けられ、内容器2内で発生する蒸気によって内圧が異
常昇圧するようなことを回避する。蒸気抜き通路239
は内容器2内へ開口する通気口239aと、蓋31外へ
の通気口239bとを有し、通気口239aの部分に転
倒時止水弁40が設けられ、器体6が横転したとき内容
液が蒸気抜き通路239を通じて外部に流出するのを防
止する。
【0017】電動ポンプ14は導出路7の途中であっ
て、この導出路7が接続される内容器2の流出口2aの
直ぐ下に位置し、導出路7に流れ込む内容液を導出路7
の吐出口11まで送り出す、いわゆる汲み上げ式のもの
としてある。しかし、これに限られることはなく、どの
ようなタイプの電動ポンプや手動ポンプを利用すること
もできる。例えば、内容器2内に電動ポンプや手動ポン
プにより加圧空気を供給して内容液を導出路7へ押出
し、吐出口11から吐出するようにもできる。また、ポ
ンプなしに器体6を傾ける等して内溶液を流出させ、あ
るいは取り出して使用するような場合にも本発明は同様
に適用される。
【0018】導出路7は内容器2と外装体1との間を立
上がり、肩部材8に設けた器体6の前面へ嘴状に突出す
る嘴状突出部9内に至り、この嘴状突出部9の注出口1
3を通じて吐出口11が嘴状突出部9の底部下に臨出し
て、吐出する内容液が下向きに流れ出し、注液されるよ
うになっている。この注液のために適当なガイド管を設
けてもよい。導出路7の立上がり部7aは内容器2内の
水位と同一の水位となるので、フォトカプラ7bや、前
記水位に見合う静電容量から水量を検出する水量検出手
段173が設けられている。
【0019】水量検出手段173により検出した水量は
器体6の前面に設けられた合成樹脂製の表示パネル22
に表示する。表示パネル22は上下に配列した例えばフ
ォトカプラ7bの設置段数に応じた6つ程度のLEDラ
ンプL1〜L6によって判定された水量を段階表示する
ようになっている。しかし、ランプ数やその表示方法は
自由に選定することができる。なお、静電容量による液
量検出は無段階にでも検出することができる。導出路7
の立上がり部7aを利用した水量検出手段173の直ぐ
上には転倒時止水弁15を収容した弁室16が設けられ
て、器体6が横転したときに内容液が導出路7を通じて
外部に流出するのを防止する。
【0020】嘴状突出部9の上面に設けられた操作パネ
ル122には、図3に示すように樹脂ばねなどよりなる
内容液を吐出する給湯キー23、保温選択キー124、
再沸騰/カルキ除去選択キー125、吐出ロック/ロッ
ク解除キー126、おやすみタイマ予約キー127、時
設定キー128、分設定キー129、およびこれらに関
連した、ロック/ロック解除表示ランプ126a、保温
ランプ124a、沸騰ランプ125a、カルキ除去ラン
プ125b、おやすみタイマランプ127a、液晶表示
部120、および警告用のブザーBZが設けられ、操作
パネル122の内側に設けた操作パネル基板20には、
前記各種の操作キーと対向した各種のスイッチと、前記
各種の表示ランプがLEDなどとして搭載され、図4に
示すマイクロコンピュータなどが好適な制御装置130
に接続される。
【0021】外装体1の底部には回路ボックス17aが
下向きに一体成形され、この回路ボックス17a内にヒ
ータ3および電動ポンプ14を操作パネル122での設
定モードに従って駆動制御する制御装置130の制御基
板5を収容し取付けてある。外装体1の底部開口には底
蓋18が取付けられるとともに、回転座体24が嵌め付
けられている。内容器2の底部下面にはヒータ3ととも
に温度センサ4が当てがわれている。制御装置130は
また、前記交流電源をそのまま湯沸しヒータ3aおよび
保温ヒータ3bに給電して湯沸かしや保温を行う。
【0022】図3の(a)に示すように液晶表示部12
0は、保温温度、例えば内容液が使用される間の2通り
の使用時温度98℃と、90℃のほか、外出中や睡眠中
など内容液を使用しない不使用モードであるおやすみタ
イマモードで省エネ保温するための不使用時温度例えば
60℃のいずれか、保温温度選択操作またはおやすみタ
イマモード設定操作に従い数字で表示する。液晶表示部
120はまた、図3の(b)に示す現在時刻と、おやす
みタイマモードでの図3の(c)に示す開始時刻および
図3の(d)に示す終了時刻の各設定時刻とを数字で表
示する。液晶表示部120はさらに、図3の(b)〜
(d)に示すようにおやすみタイマモード設定時のおや
すみタイマ表示、および表示時刻についての、午前か午
後かの別、現在時刻、開始時刻、終了時刻の別を文字で
表示する。
【0023】図3の(a)は保温状態の液晶表示部12
0の表示状態と保温ランプ124aの点灯を示してい
る。この状態で時キー128、分キー129を操作する
と現在時刻を変更できる。また、保温選択キー124を
操作すると保温温度が98℃と90℃との2つがロータ
リ方式で、表示および設定が順次変更される。
【0024】予約キー127を操作するとおやすみタイ
マモード設定になり、図3の(b)に示すように現在時
刻が消え、おやすみタイマの文字表示と60℃の不使用
時温度の表示と、おやすみタイマモードの開始時刻の表
示に変わる。この開始時刻は初期設定されたものである
が、ユーザが設定した場合はこれを図4に示すメモリ1
40に格納してバックアップ手段141によりバックア
ップして保存し、電源が断たれてもその設定データを保
持して初期設定値に代えて表示し、設定する。従って、
ユーザの生活習慣などによってこれを変更しなくてよい
ときは開始時刻の設定を変更する操作が不要となる。開
始時刻の設定を変更する場合は、図3の(b)に示す表
示中に時キー128と分キー129とを操作して行う。
分は10分単位で変化する。予約キー127を操作する
と変更した開始時刻が設定される。予約キー127の操
作なく10秒以上操作が途絶えると図3の(a)の通常
の保温表示状態に戻り、保温モードの制御が続く。
【0025】図3の(c)に示す開始時刻設定表示の状
態で予約キー127をさらに操作すると、開始時刻設定
表示が消え図3の(d)に示すように終了時刻設定表示
状態に変わる。この場合も表示される終了時刻は初期設
定されたものであるが、ユーザが設定した場合はこれを
図4に示すメモリ140に格納してバックアップ手段1
41によりバックアップして保存し、電源が断たれても
その設定データを保持して初期設定値に代えて表示し、
設定する。従って、ユーザの生活習慣などによってこれ
を変更しなくてよいときは終了時刻の設定を変更する操
作が不要となる。終了時刻の設定を変更する場合は、図
3の(d)に示す表示中に時キー128と分キー129
とを操作して行う。分は10分単位で変化する。予約キ
ー127を操作すると変更した終了時刻が設定される。
予約キー127の操作なく10秒以上操作が途絶えると
図3の(a)の通常の保温表示状態に戻り、保温モード
の制御が続く。
【0026】以上のようにして、おやすみタイマモード
の開始時刻と終了時刻が必要に応じて変更し、設定する
ことができる。おやすみタイマモードの設定は、図3の
(b)に示す通常の保温表示状態で予約キー127を連
続して3秒間操作し続けることにより行う。この設定が
行われると、図3の(b)に示す通常の保温状態の表示
においておやすみタイマの文字を表示しておやすみタイ
マモードが設定されたことを示す。設定された開始時刻
になると、液晶表示部120は図3の(e)に示すよう
におやすみタイマの文字、現在時刻と現在の文字および
午前、午後の文字、不使用時温度に初期設定されている
60℃の数字の各表示に変わる。同時に保温ランプ12
4aに代わっておやすみタイマランプ127aが点灯す
る。図3の(c)(d)のおやすみタイマモードの時間
設定中、あるいは図3の(e)の表示状態で予約キー1
27を連続して3秒操作すると、モードはおやすみタイ
マモードであるのでこれを解除して、図3の(b)に示
す通常の保温状態の表示および設定に戻す。しかし、こ
のような各種の具体的な設定方法はどのようにも変更す
ることができ、特に限定されるものではない。
【0027】本実施の形態では制御装置130は、図5
に示すような主な動作制御を行う。電源が投入されると
初期設定が行われる。これは、必要な動作制御が行われ
るための条件設定を行う。次に、入出力制御が行われ各
種信号の授受や操作パネル122などでのキー入力に対
応したデータ設定、表示、モード設定などを行う。これ
らに続いて、内容液を沸騰させる湯沸かし制御、所定時
間の間内容液を沸騰状態にしたり、沸騰を断続的に繰り
返したり、沸騰に近い状態に保ったりしてカルキ成分が
発散しやすくするカルキ除去制御、内容液を使用しない
間の省エネを図る不使用モードとしてのおやすみタイマ
モードの制御、内容液を電動ポンプ14によって吐出し
て貯湯中の内容液を給湯する吐出制御、およびその他の
制御が順次コールされ、入出力制御に対応した必要な制
御を行い入出力制御に戻る。以降、電源が断たれるまで
上記の制御を繰り返す。
【0028】図6の実施例の湯沸かし制御では、電源投
入時、内容液が55℃以下のとき、再沸騰キー操作がさ
れたときのいずれかによって、湯沸かし制御を実行す
る。その際保温フラグが1であるとこれを0にリセット
し、おやすみタイマフラグが1または2であるとこれも
0にリセットし、湯沸かし制御中にそれら保温制御やお
やすみタイマ制御が行われないようにしてから、ヒータ
3を構成する湯沸かしヒータ3aおよび保温ヒータ3b
のうちの加熱容量の大きな方の湯沸かしヒータ3aをオ
ンして内容液が100℃に達する(あるいは沸騰状態が
蒸気温度などによって検出される)まで内容液を加熱す
る。内容液が100℃に達すると湯沸かしヒータ3aを
オフして湯沸かしを終了し、保温フラグを1にセットし
てリターンする。以上の制御で電源投入時は必ず内容液
の湯沸かしが優先して実行され、図9に示すように内容
液は100℃に達する。
【0029】図7の実施例の保温制御では、湯沸かしモ
ードが終了して前記のように保温フラグが1にセットさ
れていることによって制御を進め、カルキ除去フラグが
1であるとカルキ除去処理が終了していないのでそのま
まリターンし、カルキ除去フラグが0であることを条件
に内容液が設定された内容液を使用するモードでの保温
温度である使用時温度、例えば98℃未満になるまでそ
のままリターンする。湯沸かしされて沸騰した内容液の
温度は図9に示すように湯沸かしヒータ3aがオフされ
た後も一時100℃以上にオーバーシュートした後、使
用時温度にまで下がってくる。使用時温度未満になった
とき制御が進み加熱容量の小さな方の保温ヒータ3bが
初めてオンされ、保温温度以上にまるまでリターンし、
使用時温度以上になると保温ヒータ3bをオンしてリタ
ーンする。以降は保温フラグが1である間、図7の制御
が繰り返され内容液が例えば98℃に保温される。
【0030】ところで、上記したおやすみタイマモード
では、内容液をヒータ3で加熱して湯沸かし沸騰させた
後貯湯し、沸騰に至らない使用時温度で保温するのに、
内容液を使用しない不使用時間帯を上記のように設定
し、その設定された不使用時間帯の間内容液を使用時温
度を下まわる不使用時温度、例えば60℃で予備保温す
る。特に本実施の形態では、設定された不使用時間帯が
終了する際に、図9に示すように内容液を前記の不使用
時温度60℃から使用時温度98℃まで加熱し、その後
この使用時温度98℃で保温を継続する制御を行う。制
御装置130はこれを行う制御手段130aを内部機能
として持っている。
【0031】これにより、おやすみタイマモードでは、
内容液を使用しない不使用時間帯を設定され、あるいは
設定されていて、制御手段130aがその設定された不
使用時間帯の間内容液が使用時温度98℃を下まわる不
使用時温度60℃で予備保温されるので、不在中や睡眠
中など確定した不使用時間帯の間内容液を保温する不使
用時温度を、内容液を使用する際に保温する使用時温度
よりも低くされる分だけ省エネが図れる。また、不使用
時間帯が終了する際には、制御手段130aが内容液を
前記の不使用時温度60℃から使用時温度98℃まで加
熱して、不使用モード開始前の通常保温状態に戻して通
常使用されるようにするので、従来のように初期沸騰さ
れた内容液を再度沸騰させるまで加熱することが不要に
なり、その分さらに省エネになる。しかも、保温状態か
らの湯沸かしによって内容液温度が使用時温度98℃を
図9に示すようにオーバーシュートするようなことがあ
っても沸騰温度100℃を上回ることはなく、使用時モ
ード終了と同時に安全使用することができる。
【0032】内容液を不使用時温度60℃から使用時温
度98℃まで加熱するのは湯沸かしヒータ3aとし、使
用時温度98℃で保温を継続するように内容液を加熱す
るのは保温ヒータ3bとする。これにより、内容液を不
使用時温度60℃から使用時温度98℃まで容量が大き
く設定される湯沸かしヒータ3aによって速やかに立ち
上げながら、その後は容量の小さな保温ヒータ3bによ
る使用時温度98℃での保温に切り換えることで、湯沸
かしヒータ3aでの加熱が続く場合よりも内容液温度の
オーバーシュートを防止しやすい。
【0033】しかし、このようなおやすみタイマモード
終了時の制御に代えて、設定された不使用時間帯が終了
する際に、内容液を前記の不使用時温度60℃から使用
時温度98℃に至らない使用時前温度、例えば87℃程
度にまで湯沸かしヒータ3aにより加熱し、その後に内
容液を保温ヒータ3bにより使用時温度98℃あるいは
90℃まで加熱し、その後この使用時温度98℃または
90℃で保温を継続する制御手段130bを内部機能と
して持ってもよい。
【0034】これにより、不使用時間帯が終了する際
に、制御手段130bが内容液を前記の不使用時温度6
0℃から使用時温度98℃または90℃に至らない使用
時前温度87℃にまで容量の大きな湯沸かしヒータ3a
により加熱して早期立ち上げを図りながら、内容液温度
がオーバーシュートしても使用時温度90℃〜98℃程
度の範囲に抑えられるので、内容液温度は使用時温度9
8℃をオーバーシュートするようなことがあっても沸騰
温度を上回ることはさらになく、使用時モード終了と同
時により安全に使用することができる。これら制御手段
130a、130bはいずれかを備えればよいが、図4
に示すように双方を併備していずれかを選択使用するよ
うにすることができる。
【0035】なお、上記図6の湯沸かし制御ではおやす
みタイマモード設定中であっても、内容液が給水される
などして不使用時温度60℃を図9に一点鎖線で示す実
施例のように所定温度T以上下回ったとき、および図9
に破線で示す実施例のように再沸騰操作があったとき、
保温モード、おやすみタイマモードなど他の加熱制御モ
ードが解除されて、湯沸かしモードでの沸騰操作が行わ
れて後、通常の保温状態に復帰するので、前記のような
途中給水や再沸騰を、急な帰宅や途中で目が覚めるとい
ったことでの内容液の途中使用の意志表示と見做して対
応するので、ユーザがモード設定を複雑にやり直したり
しなくてよいので便利であるし、沸騰されていない内容
液を含む使用が回避される。
【0036】もっとも、図9に二点鎖線で示す実施例の
ように、不使用時間帯の途中で新たな給水があった場合
でも、これを内容液が少ないことに気づいた行為である
と見做すときは、不使用時間帯の終了の際に使用温度9
8℃まで内容液温度を高めるのを沸騰まで加熱する制御
を行っても、沸騰しない内容液を含む状態での使用を避
けて、通常保温状態に戻せるので問題はない。これら図
9の一点鎖線で示す実施例モードと二点鎖線で示す実施
例モードとを併備して選択使用するようにもできる。
【0037】また、本実施の形態の制御装置130は、
不使用時間帯の途中で停電するなどして給電が断たれた
ときに、不使用モードの設定、および設定時間の保持
と、時間カウントとを行う上記メモリ140とそのバッ
クアップ手段141を持ち、給電が回復したとき不使用
モードの制御を再開するように制御する。これにより、
不使用時間帯内での停電や電源を過って抜いた場合など
給電停止によって内容液は不使用時温度から給電停止時
間に応じて降温するが、不使用時間帯内で問題はなく、
給電再開時にバックアップデータに基づき不使用モード
を再開するので、不使用モードの目的が損なわれること
はない。不使用時間帯の終了時刻近くの給電再開である
と不使用時間帯の終了の際に内容液温度が使用時温度に
復帰していないことも考えられるが、早期立ち上げ加熱
がなされるので余り遅れることなく使用時温度に達して
通常使用状態に戻すことができ、設定操作などをやり直
す場合に比し十分に便利である。しかも、不使用モード
の設定が解除されない限り、再使用を含むどのような状
態の給電再開に際しても、不使用モードの新たな設定を
行わないで不使用モードが自動的に繰り返し行われるよ
うにする。
【0038】また、メモリ140には複数種類の不使用
時間帯が選択使用されるように設定されるようにする
と、不使用時間帯が数パターン変化するような場合に、
使用開始時に必要な不使用時間帯を選択し、不使用モー
ドを設定すればよく、複雑な時間設定操作なしに複数パ
ターンの不使用時間帯に対応できるので便利である。
【0039】また、この場合、メモリ140に記憶され
た複数種類の不使用時間帯が選択されていないとき、前
回用いられた不使用時間帯を優先して用いるようにする
と、不使用時間帯が変更不要な間は選択操作する必要が
なくなるので、さらに便利である。
【0040】さらに前記バックアップ手段141は一次
電気でも二次電池でもよい。いずれもAC電源からの給
電中は使用せず、AC電源からの給電が電源オフ、停
電、過って電源が抜かれた場合などにより断たれたとき
に使用する。一次電池は使い切ったときに交換すればよ
く、二次電池の場合は充電できるので寿命に達するまで
長く使用でき、寿命に達すると交換すればよい。電気貯
湯容器の使用中は図4に示すような内部充電回路142
で充電しておけるので特に充電のために作業する必要も
ない。一次電池や二次電池がリチウム電池であると長寿
命である。
【0041】また、24時間中に設定された複数の不使
用時間帯に対応しておやすみタイマモードを制御手段1
30cにより実行するようにもできる。これによると、
一日のうちに勤務時間帯と就寝時間帯というように複数
の不使用時間帯が定形で持つ生活をする人は、それに合
った複数の不使用時間帯を設定すれば、いずれの不使用
時間帯に対しても不使用モードが自動的に実行されるの
で省エネを推進でき、また便利である。この制御手段1
30cも単独で備えられればよいが、他の制御手段13
0aや130bなどと併備して選択使用されるようにも
できる。
【0042】図8はおやすみタイマモード処理の実施例
を示している。おやすみタイマフラグが前記おやすみタ
イマモード設定によって1となっていることにより制御
が始まり、まずおやすみタイマ開始時刻までリターンを
繰り返して通常の保温モードが継続されるようにする。
開始時刻になると保温フラグが1であればこれを0にリ
セットして通常の保温制御が行われないようにした後、
保温ヒータ3bをオフするとともにおやすみタイマフラ
グを1から2に切り換える。次に内容液温度が不使用時
温度60℃未満になるまでリターンし、不使用時温度6
0℃にまで降温すると保温ヒータ3bをオンし、60℃
以上になると保温ヒータ3bをオフすることを、おやす
みタイマモードにおける不使用時温度60℃での省エネ
保温を実行し、これをおやすみタイマ終了時刻になるま
で継続する。途中で給水による温度低下時の割り込みや
再沸騰操作時の割り込みが入ると、おやすみタイマフラ
グが0にリセットされるのでおやすみタイマモードは停
止する。
【0043】おやすみタイマモードの終了時刻になる
と、あるいはその付近になると、湯沸かしヒータ3aを
オンして不使用時温度60℃からの立ち上げを行い、使
用時温度90℃または98℃になると湯沸かしヒータ3
aをオフして、おやすみタイマフラグを0にリセットし
て、保温フラグを1にすることにより、選択された使用
時温度90℃または、98℃での通常の保温状態に戻
す。これによって、使用時温度への立ち上げとそれ以降
の保温が行われる。もっとも、おやすみタイマモード終
了時刻の時点で使用時温度に達しているように制御する
のが好適である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、不使用モードでは、内
容液を使用しない不使用時間帯を設定され、その設定さ
れた不使用時間帯の間内容液が使用時温度を下まわる不
使用時温度で予備保温されるので、不在中や睡眠など確
定した不使用時間帯の間内容液を保温する不使用時温度
を、内容液を使用する際に保温する使用時温度よりも低
くされる分だけ省エネが図れるし、不使用時間帯が終了
する際には、制御手段が内容液を前記の不使用時温度か
ら使用時温度に至らない使用時前温度にまで容量の大き
な湯沸かしヒータにより加熱して早期立ち上げを図りな
がら、内容液温度がオーバーシュートしても使用時温度
程度に抑えられて、不使用時間帯の終了時点で不使用モ
ード開始前の通常保温状態に戻して通常使用されるよう
にするので、従来のように内容液を再度沸騰させるまで
加熱することが不要になってその分さらに省エネになる
し、内容液温度は使用時温度をオーバーシュートするよ
うなことがあっても沸騰温度を上回ることはなく、使用
時モード終了と同時により安全に使用することができ
る。
【0045】制御手段が、不使用時間帯の途中で内容液
が給水されるなどして不使用時温度を所定温度下回る
と、不使用時間帯の終了の際に内容液を湯沸かし沸騰さ
せた後、内容液を使用時温度で保温することにより、新
たな給水で沸騰していない内容液を含むようになって
も、これを不使用時間帯の終了の際に使用温度まで内容
液温度を高めるのを沸騰まで加熱するだけで、沸騰しな
い内容液を含む状態での使用を避けて、通常保温状態に
戻せるので問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気ポットの1つの
実施例を示す断面図である。
【図2】図1の電気ポットの正面図である。
【図3】図1の電気ポットの操作パネルの平面図で、そ
の(a)は可能な表示の全てを示す全体の平面図、その
(b)は通常の保温状態での液晶表示部および保温ラン
プの平面図、その(c)はおやすみタイマ開始時刻表示
状態の液晶表示部および保温ランプの平面図、その
(d)はおやすみタイマ終了時刻表示状態の液晶表示部
および保温ランプの平面図、その(e)は不使用時温度
での省エネ保温状態での液晶表示部とおやすみランプの
平面図である。
【図4】図1の電気ポットの制御回路図である。
【図5】図4の制御回路の通電制御の主なシーケンスを
示すフローチャートである。
【図6】図5の湯沸かし制御サブルーチンのフローチャ
ートである。
【図7】図5の保温制御サブルーチンのフローチャート
である。
【図8】図5のおやすみタイマ制御サブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図9】各種加熱制御の状態と内容液温度の変化を示す
グラフである。
【符号の説明】
2 内容器 3 ヒータ 3a 湯沸かしヒータ 3b 保温ヒータ 4 温度センサ 6 器体 23 給湯キー 120 液晶表示部 122 操作パネル 124 保温選択キー 124a 保温ランプ 125 再沸騰/カルキ除去キー 125a 沸騰ランプ 127 予約キー 127a おやすみタイマランプ 130 制御装置 130a、130b、130c 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液をヒータで加熱して湯沸かし沸騰
    させた後貯湯し、沸騰に至らない使用時温度で保温する
    ようにした電気貯湯容器において、 内容液を使用しない不使用時間帯を設定し、その設定さ
    れた不使用時間帯の間内容液を使用時温度を下まわる不
    使用時温度で予備保温する不使用モードを備え、 設定された不使用時間帯が終了する際に、内容液を前記
    の不使用時温度から使用時温度に至らない使用時前温度
    にまで湯沸かしヒータにより加熱し、その後に内容液を
    保温ヒータにより使用時温度にまで加熱し、その後この
    使用時温度で保温を継続する制御手段を設けたことを特
    徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、不使用時間帯の途中で内容
    液が給水されるなどして不使用時温度を所定温度下回る
    と、不使用時間帯の終了の際に内容液を湯沸かし沸騰さ
    せた後、内容液を使用時温度で保温する請求項1に記載
    の電気貯湯容器。
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