JP3603879B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容した液体を加熱、保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭で使用されるこの種の電気湯沸かし器は、日常一度に必要とされる湯量は100から500cc程度であるが、実際は必要以上の量を湯沸かし・保温する必要があり電力を浪費していた。また、この課題を解決するため液体を収容する貯水タンクと液体を収容して加熱する湯沸かしタンクの二つのタンクを有し、湯沸かしタンクの水を出湯した後、貯水タンクの水を湯沸かしタンクに供給するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら貯水タンクと湯沸かしタンクの二つのタンクを有する前記従来の湯沸かし器においては、貯水タンクの水を湯沸かしタンクに給湯すると湯沸かしタンクの湯温が低くなり出湯温度が低下するという課題を有していた。
【0004】
本発明は、前記課題を解決するもので、湯沸かし器への給水時の湯沸かし器内の水温の大幅な低下を抑制し、湯沸かし音を抑え、かつ静かに水温を上昇させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気湯沸かし器は液体を収容する貯水タンクと、液体を収容する湯沸かしタンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する湯沸かしヒーターおよび前記湯沸かしヒータより加熱電力の小なる保温ヒーターを有する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段と、前記湯沸かしタンク内の水量を検知する水量検知手段と、前記湯沸かしタンク内の液体の温度を測定する水温検知手段とを備え、前記水量検知手段は前記液体の水量が第1の水量以上であって第2の水量以下であることを検知すると、前記給水手段が所定水量の給水を行うとともに、前記加熱手段が前記水温検知手段の検知結果に基づき前記保温ヒーターによって所定温度まで前記湯沸かしタンク内の液体を上昇させる構成としたものである。
【0006】
このような構成であれば、湯沸かしタンク内の水量は、必ず第1の水量以上で第2の水量と所定水量の和以下の範囲にするようにできる。湯沸かしタンクに貯湯されるこの決められた水量の液体を加熱・保温し、それ以外の液体は貯水タンクに備蓄することで消費電力を低減することができ、安定した給湯量を確保することができる。また、湯沸かしタンクへの給水する所定量を小さな量とすることにより温度低下を小さくすることができる。また貯水タンクより湯沸かしタンクに給水を行うと同時に、または給水終了後、保温ヒーターにより液体を加熱することにより、湯沸かし音が気にならず所定温度まで静かに上昇させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、液体を収容する貯水タンクと、液体を収容する湯沸かしタンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する湯沸かしヒーターおよび前記湯沸かしヒータより加熱電力の小なる保温ヒーターを有する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段と、前記湯沸かしタンク内の水量を検知する水量検知手段と、前記湯沸かしタンク内の液体の温度を測定する水温検知手段とを備え、前記水量検知手段は前記液体の水量が第1の水量以上であって第2の水量以下であることを検知すると、前記給水手段が所定水量の給水を行うとともに、前記加熱手段が前記水温検知手段の検知結果に基づき前記保温ヒーターによって所定温度まで前記湯沸かしタンク内の液体を上昇させることにより、湯沸かしタンク内の水量は、必ず第1の水量以上で第2の水量と所定水量の和以下の範囲にするようにできる。湯沸かしタンクに貯湯されるこの決められた水量の液体を加熱・保温し、それ以外の液体は貯水タンクに備蓄することで消費電力を低減することができ、安定した給湯量を確保することができる。
【0008】
また、湯沸かしタンクへの給水する所定量を小さな量とすることにより温度低下を小さくすることができる。また貯水タンクより湯沸かしタンクに給水を行うと同時に、または給水終了後、保温ヒーターにより液体を加熱することにより、湯沸かし音が気にならず所定温度まで静かに上昇させることができる。
【0009】
また、使用者は貯水タンクに水を補給するので、この使用者の作業により湯沸かしタンクの温度が低下するのを防止でき、貯水タンクから給湯タンクへの給水量、及び給水方法を制御することにより大幅に給湯タンクの湯温の低下を防止することができる。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、特に、給水手段が所定水量より少ない第3の水量の給水を行うと同時に、または給水終了後、加熱手段が液体を所定温度まで加熱する動作を複数回繰り返して、所定水量の給水を行うことにより、第3の水量を少量とすれば、温度の低下は少なく、加熱手段が保温ヒーターのみで加熱したとしても短時間に湯音を上昇させることが可能で、これを繰り返し行うことで湯沸かしタンクの湯温の低下及び湯沸かし音が大きくなるのを抑えながら所定水量まで湯沸かしタンク内の湯量を回復させることができる。
【0011】
本発明の請求項3記載の発明は、特に、第3の給水量を、給水加熱動作を繰り返す毎に増量させることにより、湯沸かしタンクが少水量時には給水量が少なくなり、湯沸かしタンクの水量が多くなるにつれて給水量が増え、湯沸かしタンク内の液体が少水量時と多水量時における給水時の湯温の低下レベル差を小さくすることができ少水量時の給湯温度の低下を抑制しかつ、多水量時に給水量を多くして、所定水量供給し所定温度に到達するのに要する時間が長くなるのを回避することができる。
【0012】
本発明の請求項4記載の発明は、加熱手段は、液体を所定温度まで上昇させた後、所定時間加熱を継続するようにしたことで、次の給水時に湯沸かしタンクの湯温低下を最小限に抑えられることができると共に、湯沸かしタンク内のカルキ抜きも行うことができる。
【0013】
本発明の請求項5記載の発明は、液体を収容する湯沸かしタンクと、液体を収容する貯水タンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段と、前記湯沸かしタンク内の水量を検知する水量検知手段と、前記湯沸かしタンク内の液体の温度を測定する水温検知手段とを備え、前記水量検知手段が所定の水量以下を検知すると、前記給水手段は、前記湯沸かしタンク内の液体が満水量に達するまで一度に給水を行うとともに、前記水温検知手段の検知結果に基づき前記加熱手段に通電して所定温度まで前記湯沸かしタンク内の液体を上昇させることにより、多くの湯量を使用されても、一度に満水量まで給水し所定温度に湯沸かしすることで、素速く所定の湯量が確保できると共に、給水・湯沸かしの騒音の発生回数が少なくなり騒音が気になりにくくすることができる。
【0014】
本発明の請求項6記載の発明は、特に、水量検知手段の検知水量、または湯沸かしタンク内の液体が満水量に達するまでの給水量に応じて加熱手段の加熱電力を変えることにより、給水量が多い場合には加熱電力を大きくして素早く所定温度の湯量が確保でき、あるいは給水量が少ない場合には加熱電力を小さくして湯沸かし音を抑えることができる。
【0015】
本発明の請求項7記載の発明は、水量検知手段の検知結果に基づき給水検知手段が給水を行う場合に、前記給水手段が給水を行う前に、前記加熱手段への通電を開始することにより、湯沸かしタンクの湯温の低下を抑制することができる。
【0016】
本発明の請求項8記載の発明は、液体を収容する湯沸かしタンクと、液体を収容する貯水タンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段とを備え、使用者が操作することにより、前記給水手段で前記湯沸かしタンクへの給水を行うことのできる給水スイッチを設けたことにより、給水スイッチを投入すれば貯水タンクより湯沸かしタンクへ強制的に給水されることにより、湯沸かしタンク内の水量を検知して自動的に貯水タンクから湯沸かしタンクに給水する構成であっても、給水スイッチを投入すれば貯水タンクより湯沸かしタンクへ強制的に給水されるので、湯沸かしタンクの湯量に関係なく、多量の湯を使用したい場合等使用者が意図的に湯量を増やすことができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1、図2を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
まず、本発明の第1の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1は液体3を収容し、湯沸かしヒーター4a(定格加熱電力800W)と保温ヒーター4b(定格加熱電力80W)を持つ加熱手段4により、湯沸かし・保温される。加熱・保温された液体3は導出路6の途中に設けられた導出手段である導出ポンプ5によって、導出路6を通り導出口7より器体外へ導出される。
【0019】
貯水タンク2は、液体3を貯水し、湯沸かしタンク1と給水路8が連結されており、湯沸かしタンク1を設けている本体に着脱可能になっている。湯沸かしタンク1の液量は湯沸かしタンク1または導出路6に設けられた水位センサー9によって検知される。
【0020】
制御手段である制御部10は、水位センサー9で検知する湯沸かしタンク1の液体3の水量が、第1の水量以上であって第2の水量以下であること(例えば750ml以上満水1500ml以下)を検知すると、給水路8中にある給水手段である給水ポンプ11を駆動し、湯沸かしタンク1へ所定水量(例えば100ml)追加される。湯沸かしタンク1内への所定量液体の追加は給水ポンプ11の駆動を所定時間行うことにより実行される。また、制御部10は、水位センサー9で検知する湯沸かしタンク1の液体3の水量が、上記の水量(第1の水量以上であって第2の水量以下であること)を検知すると、保温ヒーター4bにより液体3を加熱し、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12の検知温度に基づき所定温度(例えば98℃)まで上昇させる。
【0021】
以上のように本実施例によれば、必要量の液体のみを湯沸かしタンク1にて加熱・保温し、必要量以外は貯水タンク2に貯蔵することで消費電力を低減し、また湯沸かしタンク1に給水後、保温ヒーター4bにより液体3を加熱することにより、湯沸かし音が気にならず所定温度まで静かに上昇させ、蒸気の発生も少なくさせる効果が得られる。
【0022】
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液体3が水位センサー9により第1の水量以上であって第2の水量以下(例えば750ml以上満水1500ml以下)を検知すると、貯水タンク2に収容されている液体3が給水路を通り湯沸かしタンク1へ所定量(例えば100ml)給水され、保温ヒーター4bにより湯沸かしタンク1の液体3を加熱し、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12に基づき所定温度(例えば98℃)まで上昇させる。
【0023】
所定温度まで湯沸かしタンク1の液体3が上昇すると再度貯水タンク2の液体3を所定量給水する。そして湯沸かしタンク1内の液体3の温度を所定温度まで上昇させる。この給水加熱動作を湯沸かしタンク1内の液体3の量が所定水量(例えば満水量1500ml)となり所定温度(例えば98℃)になるまで繰り返し行う構成とする。
【0024】
以上のような構成によれば、給水時に給水量を抑制し給水の都度、所定温度に湯温を上昇させているので湯沸かしタンク1の湯温の低下を抑えながら所定水量を確保することができると共に、湯沸かし音を抑制して所定温度まで静かに上昇させることができる。
【0025】
(実施例3)
次に、本発明の第3の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液体3が水位センサー9により所定水量以上所定水量以下(例えば750ml以上満水1500ml以下)を検知すると、給水ポンプ11が動作して、貯水タンク2に収容されている液体3が給水路8を通り湯沸かしタンク1へ第3の水量(例えば100ml)だけ給水され、保温ヒーター4bにより液体3を加熱し、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12により液体3の温度を測定して所定温度(例えば98℃)まで上昇させる。
【0026】
この第3の水量の給水と所定温度までの液体3の加熱の動作を所定水量(例えば満水量1500ml)まで繰り返し行うが、貯水タンク2より湯沸かしタンク1へ一度に給水する給水量を給水毎に増量させる(例えば1回目の給水は100ml、2回目の給水は150ml、3回目の給水は200ml)構成とする。
【0027】
以上のように本実施例によれば、湯沸かしタンク1が少水量時には給水量すなわち第3の水量を少なくし、湯沸かしタンク1の水量が多くなるにつれて給水量すなわち第3の水量が増えるので、湯沸かしタンク1内の液体3が少水量時と多水量時における給水時の湯温の低下レベル差を小さくすることができ少水量時の給湯温度の低下を抑制しかつ、多水量時に給水量を多くして、所定水量供給し所定温度に到達するのに要する時間が長くなるのを回避することができる。
【0028】
(実施例4)
次に、本発明の第4の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液体3が水位センサー9により所定水量以上所定水量以下(例えば750ml以上満水1500ml以下)を検知すると、貯水タンク2に収容されている液体3が給水路を通り湯沸かしタンクへ所定量(例えば100ml)給水され、保温ヒーター4bにより液体3を加熱し、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12により所定温度(例えば100℃)まで上昇させる。所定温度まで上昇させた後、所定時間(例えば3分)湯沸かしを継続するようにする。
【0029】
以上のように本実施例によれば、給水時に給水量を抑制し給水の都度所定温度に湯温を上昇させているので湯沸かしタンク1の湯温低下を抑えられることができると共に、湯沸かしタンク1内のカルキ抜きも行うことができる。
【0030】
(実施例5)
次に、本発明の第5の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液量は湯沸かしタンク1または導出路6に設けられた水位センサー9によって検知し、制御手段である制御部10により、給水路8中にある給水手段である給水ポンプ11を駆動させ、湯沸かしタンク1へ所定水量追加される。
【0031】
湯沸かしタンク1の液体3が水位センサー9により所定水量以下(例えば750ml以下)を検知すると、貯水タンク2に収容されている液体3が給水路を通り湯沸かしタンクへ満水量(例えば1500ml)まで給水され、加熱手段4(例えば湯沸かしヒーター4a、保温ヒーター4b)により液体3を加熱し、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12により所定温度(例えば100℃)まで上昇させる。
【0032】
以上のような構成によれば、湯沸かしタンク1内の多くの湯量が使用された場合には、一度に満水量まで給水し所定温度に湯沸かしすることで、素速く湯量が確保できると共に、給水・湯沸かしの際に発生する騒音の生じる機会を減らすことができる。
【0033】
(実施例6)
次に、本発明の第6の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液量は湯沸かしタンク1または導出路6に設けられた水位センサー9によって検知し、制御手段である制御部10により、給水路8中にある給水手段である給水ポンプ11を駆動させ、湯沸かしタンク1へ満水量(例えば1500ml)になるまで追加される。また、湯沸かしタンク1が満水量より少ない第4の水量を検知するとその検知水量に応じて加熱手段4の加熱量(加熱電力)を変化させ(例えば加熱手段4であるヒーターを10秒ON5秒OFFの繰り返しをする)、湯沸かしタンク1の底面部にある水温検知手段である水温センサー12により所定温度(例えば98℃)まで上昇させる。
【0034】
以上のような構成によれば、水位センサー9によって測定した検知水量が少ないか、あるいは湯沸かしタンク1が満水になるまでの給水量が多ければ加熱量(加熱電力)を大きくして素速く所定温度の湯量が確保でき、検知水量が多く給水量が少ない場合には加熱量を小さくして湯沸かし音を抑えることができる。
【0035】
(実施例7)
次に、本発明の第7の実施例について図1を参照しながら説明する。湯沸かしタンク1の液量は湯沸かしタンク1または導出路6に設けられた水位センサー9によって検知し、制御手段である制御部10により、給水路8中にある給水手段である給水ポンプ11を駆動させ、貯水タンク2より湯沸かしタンク1へ所定量給水する前(例えば30秒前)に、加熱手段4への通電を開始するようにした構成である。
【0036】
以上の構成によれば、湯沸かしタンク1の湯温を保温温度から沸騰温度まであげるとともに、ヒータ自身の温度も上げておけるので湯沸かしタンク1の湯温の低下を抑えながら所定温度の所定水量を早期に確保することができる。
【0037】
(実施例8)
次に、本発明の第8の実施例について図2を参照しながら説明する。符号を付していない部品については図1と同様であり説明を省略する。湯沸かしタンク1を収容する本体1aに設けられた操作部(図示せず)には給水スイッチ13がついており、給水スイッチ13が押されると、制御部10が給水ポンプ11を作動させ、液体3は貯水タンク2より給水路8を通過し、湯沸かしタンク1へ所定量(例えば満水1500ml)給水することができる。また、給水後、加熱手段4により液体3を加熱し、水温検知手段である水温センサー12の検知結果に基づき所定温度(例えば100℃)まで上昇させることもできる。
【0038】
以上の構成によれば、給水スイッチ13を投入すれば貯水タンク2より湯沸かしタンク1へ強制的に給水することができるので、例えば、通常、湯量が自動的に調節される場合で湯量が多く必要となった場合等において、湯沸かしタンク1の湯量に関係なく、使用者が意図的に所定温度の湯量を増やすことができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、湯沸かしタンクで液体を加熱・保温し、必要量以外の液体は貯水タンクに備蓄することで消費電力を低減し、また貯水タンクから湯沸かしタンクへの給水時における湯沸かしタンク内の液体の温度低下を抑えながら、湯沸かしタンク内の液体の温度を静かに所定温度まで上昇させることができる電気湯沸かし器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜7の実施例における電気湯沸かし器を示す縦断面図
【図2】本発明の第8の実施例における電気湯沸かし器の縦断面図
【符号の説明】
1 湯沸かしタンク
2 貯水タンク
3 液体
4 加熱手段
4a 湯沸かしヒーター
4b 保温ヒーター
5 導出ポンプ
6 導出路
7 導出口
8 給水路
9 水位センサー
10 制御部
11 給水ポンプ
12 水温センサー
13 給水スイッチ
Claims (8)
- 液体を収容する貯水タンクと、液体を収容する湯沸かしタンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する湯沸かしヒーターおよび前記湯沸かしヒーターより加熱電力の小なる保温ヒーターを有する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段と、前記湯沸かしタンク内の水量を検知する水量検知手段と、前記湯沸かしタンク内の液体の温度を測定する水温検知手段とを備え、前記水量検知手段は前記液体の水量が第1の水量以上であって第2の水量以下であることを検知すると、前記給水手段が所定水量の給水を行うとともに、前記加熱手段が前記水温検知手段の検知結果に基づき前記保温ヒーターによって所定温度まで湯沸かしタンク内の液体を上昇させることを特徴とする電気湯沸かし器。
- 給水手段は、所定水量の給水を行う際に、前記所定水量より少ない第3の水量の給水を行い加熱手段が液体を所定温度まで加熱する給水加熱動作を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1記載の電気湯沸かし器。
- 第3の給水量を、給水加熱動作を繰り返す毎に増量させることを特徴とする請求項2に記載の電気湯沸かし器。
- 加熱手段は、液体を所定温度まで上昇させた後、所定時間加熱を継続するようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載の電気湯沸かし器。
- 液体を収容する湯沸かしタンクと、液体を収容する貯水タンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段と、前記湯沸かしタンク内の水量を検知する水量検知手段と、前記湯沸かしタンク内の液体の温度を測定する水温検知手段とを備え、前記水量検知手段が所定の水量以下を検知すると、前記給水手段は、前記湯沸かしタンク内の液体が満水量に達するまで一度に給水を行うとともに、前記水温検知手段の検知結果に基づき前記加熱手段に通電して所定温度まで前記湯沸かしタンク内の液体を上昇させることを特徴とする電気湯沸かし器。
- 水量検知手段の検知水量、または湯沸かしタンク内の液体が満水量に達するまでの給水量に応じて加熱手段の加熱電力を変えることを特徴とする請求項5に記載の電気湯沸かし器。
- 水量検知手段の検知結果に基づき給水検知手段が給水を行う場合に、前記給水手段が給水を行う前に、前記加熱手段への通電を開始するようにしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
- 液体を収容する湯沸かしタンクと、液体を収容する貯水タンクと、前記湯沸かしタンク内の液体を加熱する加熱手段と、前記貯水タンク内の液体を前記湯沸かしタンクへ給水する給水手段とを備え、使用者が操作することにより、前記給水手段で前記湯沸かしタンクへの給水を行うことのできる給水スイッチを設けたことを特徴とする電気湯沸かし器。
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