JPH08117108A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JPH08117108A
JPH08117108A JP26238294A JP26238294A JPH08117108A JP H08117108 A JPH08117108 A JP H08117108A JP 26238294 A JP26238294 A JP 26238294A JP 26238294 A JP26238294 A JP 26238294A JP H08117108 A JPH08117108 A JP H08117108A
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boiling
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temperature
water
water heater
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JP26238294A
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Shuji Sato
周史 佐藤
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭において使用される電気湯沸かし器
において、蒸気の発生を抑えながら湯温を一定に保って
沸騰を維持し安全に上水道の塩素成分の除去を行う。ま
た水量によって沸騰維持の時間を変化させ水量が変化し
ても充分な塩素除去効果が得られるようにする。 【構成】 沸騰維持手段5により、所定温度で湯を温調
して沸騰を4分間維持して塩素成分を除去する。温度検
知手段4の温度上昇の傾きから水量を推定し、沸騰維持
の時間を変化させる。時間制限手段6により、沸騰維持
時間に上限を設ける。時間延長手段7により、沸騰維持
時間に下限を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内に収容された液
体を加熱・保温する電気湯沸かし器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の電気湯沸かし器には、手
軽に水を加熱・保温できる家庭用品としての要望のみな
らず、都市部においてはおいしい水に作り替える機能を
も所持したものが求められている。
【0003】従来のおいしい水に作り替える機能として
は、水の沸騰を検知した後、一定時間沸騰を維持させ、
その後に湯沸かしの完了報知を行い、その沸騰時間中に
水中の塩素成分等を除去しているものである。
【0004】図6に従来の電気湯沸かし器の構成のブロ
ック図を示す。図6において、21は水を収容する容
器、22は加熱手段のヒーターである。23は加熱手段
22への通電を行う駆動手段である。24aは温度検知
手段24の温度検知素子のサーミスタである。
【0005】従来の電気湯沸かし器では、図7に示すよ
うに、駆動手段23によりヒーター22へ通電を開始す
ると、容器21の温度をサーミスタ24aにて測定し、
その結果、容器21内の水が沸騰したと温度検知手段2
4にて判断したのち、時間測定手段25にて、2分間駆
動手段23により加熱手段22のヒーターへの通電を行
うものである。
【0006】これにより、水道水中に含まれている塩素
成分を約70%から80%除去しているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上に示
す図6の従来の電気湯沸かし器の構成では、沸騰を検知
した後も通電を連続して継続していたため、沸騰維持の
2分間、高温の蒸気が多量に発生してしまい、使用者が
蒸気に触れて火傷をする恐れがあり、かつ、電気湯沸か
し器を構成する樹脂部品が高温の蒸気にさらされるため
長期間の後には変質してしまう、という課題があった。
また、これら課題があるために、長時間沸騰させれば、
水道水中の塩素成分の除去率が向上することが解ってい
ながらも2分という短時間で沸騰維持を打ち切っていた
ものである。
【0008】本発明の電気湯沸かし器は、沸騰維持手段
を設けることにより、蒸気の温度を下げ発生量を減少さ
せながら長時間の沸騰維持を行うことにより、より安全
で信頼性の高い、かつ塩素成分の少ないおいしい水を提
供できる電気湯沸かし器を提供する事を第1の目的とす
る。
【0009】本発明の第2の目的は、沸騰までの温度上
昇勾配により容器内の水量を推定し、推定した水量によ
り沸騰維持手段の沸騰維持の所定時間T1を変化させ
て、容器内の水量が変わっても一定の塩素成分の除去効
果を得られるようにすることにより、より安全で使い勝
手の良い電気湯沸かし器を提供することである。
【0010】本発明の第3の目的は、時間制限手段によ
り沸騰維持手段の沸騰維持時間の上限T1maxを設ける
ことにより、容器内の水量が極端に多かった場合や加熱
当初から湯温が高く沸騰までの温度勾配がほとんどない
場合にも、所定上限時間T1max後には塩素成分の除去
動作を停止させて、使用者が長時間待たされることなく
塩素成分の少ないおいしい水を提供できる電気湯沸かし
器を提供する事である。
【0011】本発明の第4の目的は、時間延長手段によ
り沸騰維持手段の沸騰維持時間の下限T1minを設ける
ことにより、容器内の水量が少ない場合にも、一定の塩
素成分除去効果の得られたおいしい水を提供できる電気
湯沸かし器を提供する事である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の手段は、温度検知手段が沸騰を
検知した後、所定時間T1の間、前記容器内の温度が所
定温度θ1となるように前記加熱手段を駆動する沸騰維
持手段を設けたものである。
【0013】上記第2の目的を達成するための第2の手
段は、第1の手段で示した電気湯沸かし器において、温
度検知手段が沸騰を検知するまでの温度上昇勾配によ
り、沸騰維持手段の所定時間T1を変化させるようにし
たものである。
【0014】上記第3の目的を達成するための第3の手
段は、第2の手段で示した電気湯沸かし器において、時
間制限手段により、温度上昇勾配で決定した所定時間T
1の上限値T1maxを設けたものである。
【0015】上記第4の目的を達成するための第4の手
段は、第2の手段で示した電機湯沸かし器において、時
間延長手段により、温度上昇勾配で決定した所定時間T
1の下限値T1minを設けたものである。
【0016】
【作用】上記第1の手段によれば電気湯沸かし器におい
て沸騰維持手段を設けることにより、沸騰を検知した後
の所定時間T1間、加熱手段に連続して通電するのでは
なく、容器内の水が沸騰し続ける所定温度θ1を維持す
る熱量を与えるだけ加熱手段を駆動しているものであ
る。
【0017】第2の手段では、沸騰維持手段の所定時間
T1を、沸騰までの温度上昇の勾配により変化させるた
め、温度上昇の勾配により推定される容器内の水量によ
って、一定の塩素成分除去の効果が得られるために必要
なだけの沸騰維持の所定時間T1を決定しているもので
ある。
【0018】第3の手段では、時間制限手段により、温
度上昇の勾配により決定した所定時間T1の上限値T1
maxを設けて塩素分除去動作を停止するようにしている
ものである。
【0019】第4の手段では、時間延長手段により、温
度上昇の勾配により決定した所定時間T1の下限値T1
minを設けて温度上昇勾配により推定した水量が極端に
少ない場合でも下限値T1minまで塩素分除去動作を継
続させるようにしているものである。
【0020】
【実施例】以下、その実施例を図面を参照して説明す
る。
【0021】図1は本発明の第1から第4の実施例の電
気湯沸かし器の構成を示すブロック図で、図2は本発明
の第1の実施例の動作を示すタイミングチャート、図3
は本発明の第2の実施例の動作を示すタイミングチャー
トである。
【0022】図4は本発明の第3の実施例の動作を示す
タイミングチャート、図5は本発明の第4の実施例の動
作を示すタイミングチャートである。
【0023】図1において、1は水を収容する容器、2
は加熱手段のヒーターである。3は加熱手段2への通電
を行う駆動手段である。4aは温度検知手段4の温度検
知素子のサーミスタである。
【0024】本発明の第1の実施例の電気湯沸かし器で
は、図2に示すように、駆動手段3により通電を開始す
ると、容器1の温度をサーミスタ4aにて測定し、その
結果、容器1内の水が沸騰したと温度検知手段4にて判
断したのち、沸騰維持手段5により、温度検知手段4に
より検知された温度が所定温度θ1をこえれば駆動手段
3による加熱手段2への通電を停止し、θ1を下回れば
通電を行っている。この沸騰維持手段5の働きにより、
所定時間T1の間、容器1内の水が沸騰を維持する温度
となるようにしているものである。ここで、所定時間T
1は4分、所定温度θ1は98℃程度と設定するのが妥
当である。
【0025】本発明の第2の実施例では、図3に示すよ
うに、駆動手段3により通電を開始すると、容器1の温
度をサーミスタ4aにて測定し、その沸騰までの温度上
昇の傾きを測定して、温度上昇が急な場合には水量が少
ない、温度上昇が穏やかな場合には水量が多いと判断
し、それぞれ水量に適した所定時間T1を設定してい
る。つまり、水量が少ないときには、T1を短くし、水
量が多いときには、T1を長くしている。
【0026】本発明の第3の実施例では、図4に示すよ
うに、水量が多く沸騰までの温度上昇の傾きが極めて緩
やかであったとき、もしくは、既に沸騰に近い温度から
通電が開始され、沸騰までの傾きがほとんど無かった場
合に、計算上の所定時間T1が上限値T1maxより大き
くなった場合には、時間制限手段6により、沸騰維持手
段による沸騰維持動作の時間をT1maxに制限している
ものである。
【0027】T1maxは、一般的な電気湯沸かし器の満
水水量の水の塩素成分を除去する時間として6分程度で
充分である。
【0028】本発明の第4の実施例では、図5に示すよ
うに、水量が少なく沸騰までの温度上昇の傾きが極めて
急峻であったとき、つまり、水がほとんど無かった場合
に、計算上の所定時間T1が下限値T1minより小さく
なった場合には、時間延長手段7により、沸騰維持手段
による沸騰維持動作の時間をT1minに延長しているも
のである。
【0029】T1minは、一般的な電気湯沸かし器の使
用可能な最小水量の300mlから400ml程度の水
の塩素成分を除去するのに必要な時間として2分程度が
適当である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の手段は、沸
騰維持手段を設けることにより、蒸気の温度と発生量を
押さえながら長時間沸騰させることにより充分な塩素成
分の除去効果が得られ、従来2分間の連続加熱の場合に
約70〜80%であった塩素成分の除去率を85%程度
まで上げることが出来、より安全でかつおいしい水の得
られる電気湯沸かし器を提供できるものである。
【0031】本発明の第2の手段は、沸騰維持手段にお
ける沸騰維持時間の設定を、容器内の水が沸騰を検知す
るまでの温度上昇の傾きにより変えることにより、水量
が少ないときには、沸騰維持時間を短くして沸騰維持に
よる塩素成分の除去の効果が飽和した時点で沸騰維持を
停止して無駄な加熱を行うことを防止でき、水量が多い
ときには、沸騰維持時間を長くすることにより、蒸気の
発生量と温度を押さえながらも水量が多くとも充分に塩
素成分除去の効果が得られるようにしている。つまり水
量に関わらず安全に一定した塩素成分の除去効果を得ら
れる電気湯沸かし器を提供できるものである。
【0032】本発明の第3の手段は、時間制限手段によ
り沸騰維持動作の動作時間の上限を決めておくことによ
り、水量が多く沸騰までの温度上昇の傾きが極めて緩や
かであったとき、もしくは、既に沸騰に近い温度から通
電が開始され、沸騰までの傾きがほとんど無かった場合
にも、沸騰維持時間が極端に大きくなって使用者がお湯
を求める時にまだ沸騰維持動作を継続したままで、実際
には充分に塩素成分の除去ができているにも関わらず長
時間待たなければならないという不具合を防止すること
ができるものである。
【0033】本発明の第4の手段は、時間延長手段によ
り沸騰維持動作の動作時間の下限を決めておくことによ
り、水量が極端に少なく沸騰までの温度上昇の傾きが極
めて急峻であった場合などでも、沸騰維持時間が極端に
短くなって使用者が求める塩素成分の除去効果が充分に
得られないまま沸騰維持動作を終了してしまうという不
具合を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1から第4の実施例の電気湯沸かし
器のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図3】本発明の第2の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図4】本発明の第3の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図5】本発明の第4の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図6】従来例の電気湯沸かし器のブロック図
【図7】従来例の動作を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 容器 2 ヒーター(加熱手段) 3 駆動手段 4 温度検知手段 5 沸騰維持手段 6 時間制限手段 7 時間延長手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の温度を検知する
    温度検知手段と、前記温度検知手段が沸騰を検知するま
    で前記加熱手段を駆動する駆動手段と、前記温度検知手
    段が沸騰を検知した後、所定時間T1の間、前記容器内
    の温度が所定温度θ1となるように前記加熱手段を駆動
    する沸騰維持手段とにより構成される電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 沸騰維持手段は、温度検知手段が沸騰を
    検知するまでの温度上昇勾配により、所定時間T1を変
    化させるようにした請求項1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 沸騰維持手段には時間制限手段を設け、
    この時間制限手段が所定時間T1に上限値T1maxを設
    定する請求項2記載の電気湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 沸騰維持手段には時間延長手段を設け、
    この時間延長手段が所定時間T1に下限値T1minを設
    定する請求項2記載の電気湯沸かし器。
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