JP2005143710A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 具が入ったり添加物が入った炊き込みご飯等の炊飯でも早切れ等の炊飯トラブルを発生することなく良好な炊飯ができる業務用炊飯器を提供する。
【解決手段】 炊飯中の釜底2の温度を温度センサ3により検知し、その検知温度が炊飯中における釜底2の理想温度上昇曲線と所定範囲内で合致しているかを比較回路8で比較し、合致している場合には上記検出温度をベースに電力制御回路7により加熱制御を行い、炊飯を継続するとともに、釜底2の検知温度が上記比較回路8の理想温度上昇曲線と所定範囲温度に合致しない場合には釜底2の検知温度を無視して演算回路6からあらかじめ入力済みの加熱制御を強制的に行うように電力制御回路7に入力し、加熱ヒータ4の加熱制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、業務用厨房等で使用される炊飯器に関し、特にはその加熱制御方法に関するものである。
従来のこの種の炊飯器は、内釜の外側底面に加熱ヒータを設けて、この加熱ヒータにより内釜の底面を高出力で加熱し、炊飯を行うものである。
そして、その加熱制御は、特許文献1に示すように加熱中に釜底の温度を検知して単位時間内の温度上昇値(以下、温度の傾きと称す)から炊飯量の判定を行うとともに、その釜底の温度が炊飯中における釜底の理想温度上昇曲線のどの位置に達しているかを判定し、その判定結果に基づいて加熱ヒータの加熱制御を行っていた。
ここで使用されている釜底の理想温度曲線は、白米で、かつ、洗米の状態が良好な米を用いた場合の炊飯における温度変化が使われているのが一般的である。
大容量の業務用炊飯器は、給食センタ、コンビニのセンターキッチン、スーパーマーケットのバックヤード、ホテルの厨房、飲食店等で使用されている。
炊飯も洗米が十分に行われたもので白米炊飯であれば問題はないが、近年はコンビニ等のご飯物にはいろいろな具が入ったものがあり、この具が入った物には、砂糖、塩、醤油、油等の添加物が含まれている。そして、これらの添加物が含まれていると沸騰時に発生する気泡の形状が添加物を含まない時と異なるため、釜底の温度も異なってくる。
また、近年は洗米による汚水(とぎ水)を排出させないために無洗米を使用する給食センタ等も多くなっている。この無洗米も水洗された米と比べると米糠分が多くなっている。糠分には油質が含まれているため、添加物の油が入った時と同様の状態となり、沸騰時に発生する気泡の形状が添加物を含まない時と異なるため、釜底の温度も異なる。
沸騰時の状態を図3で説明すると、以下の通りである。洗米された白米で添加物等を含まない場合は、図3の左側の状態となる。
この状態では、釜底2に発生した気泡10が大きなものに成長しないうちに釜底2から離れて上昇する。従って、釜底2には新たな湯が流れ込み、ここで受熱して沸騰し、小さな気泡10を作り、これが上昇する。
このようにいつも小さな気泡10が連続的に作られて整然と沸騰が続いているために内釜1の底面温度は安定した温度で推移する。この時の釜底2の温度状態は図4Bの範囲の太線で示す温度(T1)となり、百数度となる。
次に、洗米された白米に糖分や油等の添加物が含まれている場合、または炊き込みご飯等で具が入ったり、添加物等が入った時の状態は図3の右側の沸騰状態となる。
前記添加物が含まれたことによって湯の粘度、比重、沸点、表面張力、浮力等が添加物を含まない物と比べて微妙に異なってくる。そして、表面張力や浮力が小さくなると、釜底2で沸騰により気泡10が発生しても、その気泡10の径が小さいときは釜底2から離れ難くなり、釜底2に長い時間付いていることによって受熱して大きくなり、気泡11に成長してから釜底2から離れる。
このように、気泡10が大きくなって気泡11に成長するまでこの気泡11と接している釜底2は、加熱蒸気と接触していることになり、温度も上昇する。
そして、気泡10が気泡11のように大きくなってようやく釜底2から離れると、気泡11の大きさにばらつきが生じるとともに、釜底2の温度にもばらつきが生じる。このように、釜底2の温度にばらつきが生じることは、釜底2の温度を検知して加熱制御を行っている炊飯器にとって致命傷になってしまう問題である。
この発生する気泡11のばらつきによる釜底2の温度の状態を示したのが図4Bの範囲に示された高温の突出部12および13である。
気泡10が発生して釜底2から離れないと気泡11のように大きく成長し、この間、気泡11と接している釜底2は蒸気と接するため温度が急激に上昇する。そして、気泡11がある程度成長すると釜底2から離れるためお湯と入れ替わり細かい気泡10が発生している状態の温度(太線の温度)に戻る。
次に、また発生した気泡10が釜底2から離れずに大きくなると気泡11に成長し、前記と同様に釜底2の温度が上昇する結果となる。この状態が温度センサ3が接触している釜底2の近傍で発生すると、この釜底2の異常温度をベースに温度検知回路5、演算回路6を通して電力制御回路7により加熱ヒータ4の加熱制御が行われてしまうため、図4に示す炊飯途中のB範囲にも関わらずC範囲の温度上昇と判断して炊飯の完了判断をしてしまう誤動作を生じる。これが炊飯の早切れ状態であり、良好な炊飯が出来ない結果となる。
特開平10−211089号公報
上記したように従来の業務用炊飯器においては、炊き込みご飯等、白米に具や添加物を入れた炊飯を行った場合に、釜底の温度にばらつきが生じて早切れ等を起し、良好な炊飯ができない欠点があった。
本発明は、上記の課題を解決する業務用炊飯器を提供するものである。
本発明の請求項1では、炊飯中の釜底の温度を温度センサにより検知し、その検知温度が炊飯中における釜底の理想温度上昇曲線と所定範囲内で合致しているかを比較回路で比較し、合致している場合には上記検出温度をベースに電力制御回路により加熱制御を行い、炊飯を継続するとともに、釜底の検知温度が上記比較回路の理想温度上昇曲線と所定範囲温度に合致しない場合には釜底の検知温度を無視して演算回路からあらかじめ入力済みの加熱制御を強制的に行うように電力制御回路に入力し、加熱ヒータの加熱制御を行うものである。
上記本発明によれば、白米以外の炊飯、すなわち、具が入ったり添加物が入った炊き込みご飯等の炊飯でも早切れ等の炊飯トラブルを発生することがなくなり、良好な炊飯ができる業務用炊飯器を提供することができるものである。
本発明の実施例を図1および図2を用いて説明する。
まず、図1において、1は大容量炊飯に適した業務用炊飯器の内釜、2はその釜底である。3は温度センサで、釜底2の外側中心部に密着するように配置されている。4は加熱ヒータで、抵抗ヒータや誘導加熱コイルからなり、温度センサ3に熱的影響を与えないように釜底2の外側底面に密着するように配置されている。5は温度検知回路で、温度センサ3と電気的に接続されており、温度センサ3の検知温度の情報を入力する。
6は演算回路で、後記比較回路8で温度検知回路5からの温度情報のデータと釜底2における炊飯の理想温度曲線のデータを比較し、両者のデータが合致しない場合に温度検知回路5からの温度情報のデータを無視して炊飯の理想温度曲線のデータに沿って加熱ヒータ4を加熱制御するように、そのデータを後記電力制御回路7に送るものである。
7は電力制御回路で、前記したように演算回路6からのデータを基にヒータ4を加熱制御するところである。
8は比較回路で、温度検知回路5と演算回路6に接続されており、釜底2における炊飯の理想温度曲線のデータを予め入力してあり、温度検知回路5からの温度情報のデータと炊飯の理想温度曲線のデータを比較して演算回路6に送るところである。
9は電力制御回路7に電力を供給する電源である。
上記の業務用炊飯器においては、炊飯容量6kg炊飯器が多く用いられ、その中で3〜6kgの炊飯が多く行われている。この炊飯器は、家庭用と異なり3kg、4kg、5kg、6kgの中の炊飯である。従って図2に示す炊飯の理想温度曲線も1kg単位の温度曲線を比較回路8のデータとして予め投入しておく。
次に、白米炊飯の例を説明する。
内釜1に洗米した米と水を入れ、加熱ヒータ4に通電して加熱を開始する。
釜底2の温度は温度センサ3が検知し、そのデータが温度検知回路5、演算回路6、電力制御回路7へと送られる。釜底2の温度が低い時点(図2のA範囲)ではフルパワーの出力で加熱ヒータ4の電力が供給され加熱される。加熱され続けると温度上昇し、内釜1内で沸騰が始まる。沸騰すると内釜1内は約100℃となり釜底2の温度も略一定となる。(図2B範囲のT1温度)
内釜1内で沸騰が続き、水量が減少すると、C範囲に入り、釜底2の温度は上昇する。この温度上昇を温度センサ3が検知し、T1温度到達以降に釜底2の温度が上昇し、この温度上昇が所定の時間経過しても2回とも上昇している事が検知されると釜底2の温度がC範囲にあると判断して火力を絞り、T2温度を維持するよう火力制御を短時間継続するD範囲)。
D範囲の時間継続後は通電が停止されることによって温度が低下する。
その後、T1温度より低いT3温度を所定時間保つ蒸らし工程が行われ炊飯工程が終了する。
次に、内釜2内に洗米された米、水、具、添加物等が投入された炊き込みご飯の炊飯例を説明する。
内釜1に洗米した米、水、具、添加物を入れ、加熱ヒータ4に通電して加熱を開始する。この時、予め炊飯量の理想温度曲線のデータを比較回路8に入力しておく。
釜底2の温度は温度センサ3が検知し、そのデータが温度検知回路5に送られ、さらに演算回路6、電力制御回路7へと送られる。釜底2の温度が低い時点(図2のA範囲)ではフルパワーの出力で加熱ヒータ4に電力が供給され加熱される。釜底2が加熱され続けると温度上昇し、内釜1内で沸騰が始まる。白米の場合はT1温度一定となるが添加物等が入っているため沸騰状態が異なり、沸騰の気泡10が大きく成長して気泡11に成長することによって前述の通り釜底2の温度に高温の突出部12および13が生じる。
そこで、この高温になったことを温度センサ3が検知し、そのデータが温度検知回路5を通して比較回路8に送られる。ここで炊飯開始時に投入した炊飯量のデータから炊飯理想曲線と比較され、測定された温度が炊飯理想曲線データと懸け離れ、その許容値の範囲を超えた場合は釜底2で異常沸騰が起こっていると判断して温度センサ3の測温データを無視して予め投入されている炊飯量による加熱制御の命令を演算回路6から電力制御回路7に送り、D範囲の終了までの制御を強制的に行う。その後の蒸らし工程は温度センサ3の検知温度に従って制御を行い、炊飯工程を終了する。
一方、炊飯中の釜底2の温度を検知し、その検知温度が炊飯中における釜底2の理想温度上昇曲線と所定範囲内で合致している場合は、検出温度をベースに加熱制御(温度制御)を行い、炊飯を継続する。
これによって、白米以外の炊飯、すなわち具が入ったり添加物が入った炊き込みご飯等の炊飯でも早切れ等の炊飯トラブルを発生することなくなり、良好な炊飯ができるものである。
本発明の業務用炊飯器の一実施例を示すブロック図である。 同炊飯加熱動作説明図である。 従来の業務用炊飯器のブロック図である。 同炊飯加熱動作説明図である。
符号の説明
1 内釜
2 釜底
3 温度センサ
4 加熱ヒータ
5 温度検知回路
6 演算回路
7 電力制御回路
8 比較回路

Claims (1)

  1. 炊飯中の釜底(2)の温度を温度センサ(3)により検知し、その検知温度が炊飯中における釜底(2)の理想温度上昇曲線と所定範囲内で合致しているかを比較回路(8)で比較し、合致している場合には上記検出温度をベースに電力制御回路(7)により加熱制御を行い、炊飯を継続するとともに、釜底(2)の検知温度が上記比較回路(8)の理想温度上昇曲線と所定範囲温度に合致しない場合には釜底(2)の検知温度を無視して演算回路(6)からあらかじめ入力済みの加熱制御を強制的に行うように電力制御回路(7)に入力し、加熱ヒータ(4)の加熱制御を行うことを特徴とする炊飯器。


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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109527971A (zh) * 2018-12-29 2019-03-29 珠海优特智厨科技有限公司 一种烹饪方法及烹饪设备
CN114680565A (zh) * 2020-12-29 2022-07-01 珠海优特智厨科技有限公司 烹饪方法、装置、存储介质及烹饪设备

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