JPH0725838U - 温冷配膳車用の中仕切 - Google Patents
温冷配膳車用の中仕切Info
- Publication number
- JPH0725838U JPH0725838U JP5752393U JP5752393U JPH0725838U JP H0725838 U JPH0725838 U JP H0725838U JP 5752393 U JP5752393 U JP 5752393U JP 5752393 U JP5752393 U JP 5752393U JP H0725838 U JPH0725838 U JP H0725838U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition
- hot
- cold
- tray
- seal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温冷配膳車の温蔵室と冷蔵室を仕切る中仕切
の温度差による歪みの発生を防止する。 【構成】 トレーを抜差自在に収納する収納空間を温蔵
室と冷蔵室に仕切る中仕切9を、金属製の外装材21、
21と、両外装材21、21間に充填した断熱材24
と、外装材21、21間の上部に設けた合成樹脂製の滑
り部材25と、外装材21、21間の下部に下方への突
出弾性を付勢されたシール部材26とで形成し、温蔵室
と冷蔵室を断熱すると共に、温度差による外装材21、
21の歪みの発生を防止する。
の温度差による歪みの発生を防止する。 【構成】 トレーを抜差自在に収納する収納空間を温蔵
室と冷蔵室に仕切る中仕切9を、金属製の外装材21、
21と、両外装材21、21間に充填した断熱材24
と、外装材21、21間の上部に設けた合成樹脂製の滑
り部材25と、外装材21、21間の下部に下方への突
出弾性を付勢されたシール部材26とで形成し、温蔵室
と冷蔵室を断熱すると共に、温度差による外装材21、
21の歪みの発生を防止する。
Description
【0001】
この考案は、病院給食の配膳を行うために用いる温冷配膳車の中仕切に関する 。
【0002】
病院給食の配膳を行うために使用されている温冷配膳車は、図1と図2に示す ように、車輪1で支持された台車2上に両側面が開放した収納庫3を設け、この 収納庫3の内部を仕切壁4で前後に二分してトレー5の収納空間6と6を形成し 、該収納空間6、6の開口する両側面を扉7によって開閉自在とすると共に、両 収納空間6、6に両側の開口部分からトレー5を抜差自在に複数段収納するよう になっている。
【0003】 上記トレー5は、温食載置部5aと冷食載置部5bを隣接して一体に設け、収 納庫3の前後壁3aと仕切壁4に設けた支持片8、8での支持により、水平状態 で多段状に支持されると共に、収納空間6には上下に分離された中仕切9を多段 に設け、トレー5の温食載置部5aと冷食載置部5bの境界部分を上下の中仕切 9間に挿入することにより、収納空間6を中仕切9とトレー5で前後に気密状と なるように分離し、一方に温蔵室6aと他方に冷蔵室6bを形成し、温蔵室6a はヒータ等により加温され、冷蔵室6bは冷却装置10で冷却されるようになっ ている。
【0004】 前記中仕切9は、温蔵室6aと冷蔵室6bを仕切るために断熱性が要求される と共に、抜差しするトレー5に対して摺動性と気密性が要求される。
【0005】 従来の中仕切は、合成樹脂を用いて内部中空の中仕切本体を形成し、この本体 内に断熱材を充填した構造になっていた。
【0006】
ところで、中仕切は温蔵室と冷蔵室を仕切るため、両側面の温度差が極めて大 きく、このため、合成樹脂性の中仕切本体は温度差によって歪みが発生し、トレ ーの抜差しに支障を与えるという問題がある。
【0007】 そこで、この考案の課題は、合成樹脂の使用量を少なくして、トレーの摺動部 分と気密保持部分に限定し、歪の発生がなく、トレーの抜差が円滑に行える温冷 配膳車用の中仕切を提供することにある。
【0008】
上記のような課題を解決するため、この考案は、金属材料を用いた両側の外装 材と、対向させた両外装材の両端部に固定した端板とで内部中空の中仕切本体を 形成し、この中仕切本体の内部に断熱材を充填すると共に、両外装材の上部突き 合わせ部分の上面長手方向に合成樹脂性の滑り部材を設け、前記中仕切本体の下 部長手方向にシール部材を上下動可能に取付け、このシール部材に弾性体で常時 下方に突出する弾性を付勢した構成を採用したものである。
【0009】
中仕切本体は内部に充填した断熱材によって断熱性を有すると共に、両外装材 は金属材料で形成されているので、温蔵室と冷蔵室を仕切っても温度差による歪 の発生はなく、上面の合成樹脂製滑り部材と下面のシール部材とでトレーの円滑 な抜差しと気密性が得られる。
【0010】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 温冷配膳車の基本的な構造は図1と図2に基づいて従来の技術の項で述べた通 りであり、図3と図4はこの配膳車に設ける中仕切9の構造を示している。
【0012】 図3と図4において、中仕切9は、アルミ等の金属材料を用い形成され、両側 に対向配置される一対の外装材21、21と、両外装材21、21を両端部で結 合して中仕切本体22を形成する端板23と、中仕切本体22内に充填した断熱 材24と、中仕切本体22の上面に取付けた合成樹脂性の滑り部材25と、中仕 切本体22の下部に上下可能に取付けたシール部材26と、このシール部材26 に常時下方への突出する弾性を付勢する弾性体27とで構成されている。
【0013】 前記外装材21、21は、垂直板28の上部に傾斜板29と、この傾斜板29 の上端に水平の上壁30と、垂直壁28の内面側に、タッピング用突条31と水 平の中壁32及び下壁33を連成した断面形状を有し、押出成形等の手段によっ て形成され、両外装材21、21は、傾斜壁29、29が互に内側に向くように 両側に対向配置される。
【0014】 端板33は、ステンレス等の金属材料を用い、対向させた外装板21、21の 端部に対して外装する形状に形成され、この端板23からタッピング突条31に 螺締したビス34により両外装材21、21を対向状に配置した状態で結合し、 この端板33と両外装材21、21で内部中空の中仕切本体22を形成している 。
【0015】 上記中仕切本体22における両外装材21、21の上壁30、30に取付ける 滑り部材25は、硬質の合成樹脂を用い、上壁30、30上に重なる平滑な帯状 プレート35の下部に、上壁30、30の下面に重なる裏板36を接続部37を 介して連成した断面形状を有し、上壁30、30の衝合部分を分離して断熱状に 閉鎖すると共に、帯状プレート35の上面がトレー5の下面に対する摺動支持面 になっている。
【0016】 前記中仕切本体22の内部には、両側の中壁32、32上に断熱性の仕切板3 8を載置した状態で、この中仕切本体22の内部に発泡ウレタン等の断熱材24 を充填し、断熱効果を生じさせている。
【0017】 前記シール部材26は、硬質の合成樹脂を用い、断面上向きコ字状で上部の両 側に外向きのフランジ39、39を設けた断面形状に形成され、下壁33、33 間に上下動可能に納まる状態で、フランジ39、39によって下方への抜止状と なり、中壁32と下壁33間の空間に収納したスポンジやばね等の弾性体27に より、常時下方に突出する弾性が付勢されている。このシール部材26は、その 下面がトレー5の上面に対する滑り面となると共に、トレー5を下方に押し下げ る役目をすることになる。
【0018】 中仕切9は、図1と図2で示したように、収納空間6、6の内部に上下多段状 に配置され、収納空間6、6を、温蔵室6aと冷蔵室6bに区切るものであり、 上下の中仕切9は、滑り部材25とシール部材26が重なり合うように配置され 、トレー5は温食載置部5aと冷食装置部5bの境界部分を滑り部材25とシー ル部材26の間に挿入することにより収納空間6内に収納し、上記挿入部分をシ ール部材26の押下げによる密着によりシールし、温蔵室6aと冷蔵室6bを気 密状に分離する。
【0019】 なお、トレー5の挿入作業が円滑に行えるよう、図3のように、端板23の外 面に上下方向に長い突条40を設け、この突条40の上端をトレー誘導用の傾斜 面41とすると共に、シール部材26の端部に弧状のガイド42を突設し、傾斜 面41とガイド42間へのトレー5の挿入により該トレー5を誘導するようにし ている。
【0020】 また、中仕切9は、収納空間6の両側開口部分の間隔に見合う長さの一本物と し、上下に配置した中仕切9は、長さ方向の中央部に設けた支柱43で順次結合 するものであるが、支柱43を上下に一本物とし、中仕切9を両側に二分し、内 側端部を支柱43に固定することにより、上下多段に配置するようにしてもよい 。この場合、内端の端板には端面がフラットで支柱43に密着固定する構造を採 用すればよい。
【0021】 この考案の中仕切は上記のような構成であり、収納空間6は、上下多段の中仕 切9によって温蔵室6aと冷蔵室6bに仕切られ、上下中仕切9間に挿入したト レー5は温蔵室6aと冷蔵室6b内に収納される。
【0022】 中仕切9は、内部の断熱材24によって断熱効果と剛性が大となり、温蔵室6 aと冷蔵室6bを断熱状に仕切っていると共に、両側面において温度差が生じる ことになるが、中仕切本体22の両外装材21、21は金属製であるため、温度 差による歪みの発生は少なく、しかも両外装材21、21は滑り部材25とシー ル部材26の部分で縁が切れているので、温蔵室6aを冷蔵室6b相互の熱の伝 達発生はない。
【0023】
以上のように、この考案によると、温冷配膳車の収納空間を温蔵室と冷蔵室に 仕切る中仕切の合成樹脂の使用量を削減することができ、温度差による中仕切の 歪み発生がなく、トレーの抜差操作が円滑に行えるようになる。
【図1】この考案に係る中仕切を備えた配膳車の要部切
欠正面図
欠正面図
【図2】同上の要部切欠平面図
【図3】中仕切の斜視図
【図4】中仕切の縦断面図
3 収納庫 5 トレー 6 収納空間 6a 温蔵室 6b 冷蔵室 7 扉 9 中仕切 21 外装材 22 中仕切本体 23 端板 24 断熱材 25 滑り部材 26 シール部材 27 弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】 金属材料を用いた両側の外装材と、対向
させた両外装材の両端部に固定した端板とで内部中空の
中仕切本体を形成し、この中仕切本体の内部に断熱材を
充填すると共に、両外装材の上部突き合わせ部分の上面
長手方向に合成樹脂性の滑り部材を設け、前記中仕切本
体の下部長手方向にシール部材を上下動可能に取付け、
このシール部材に弾性体で常時下方に突出する弾性を付
勢した温冷配膳車用の中仕切。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5752393U JPH0725838U (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 温冷配膳車用の中仕切 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5752393U JPH0725838U (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 温冷配膳車用の中仕切 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725838U true JPH0725838U (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=13058108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5752393U Pending JPH0725838U (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 温冷配膳車用の中仕切 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725838U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018068414A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | 仕切り部材、仕切り壁組立体およびこれを備えた食品温調装置、仕切り壁の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195201A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | Toyota Motor Corp | ボイラ装置及びその運転方法 |
JPH0311736A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-21 | Seiko Epson Corp | 集積回路の配線電極 |
JPH042302A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-07 | Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd | 配膳車 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP5752393U patent/JPH0725838U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195201A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | Toyota Motor Corp | ボイラ装置及びその運転方法 |
JPH0311736A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-21 | Seiko Epson Corp | 集積回路の配線電極 |
JPH042302A (ja) * | 1990-04-20 | 1992-01-07 | Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd | 配膳車 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018068414A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | 仕切り部材、仕切り壁組立体およびこれを備えた食品温調装置、仕切り壁の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2213308C2 (ru) | Холодильник | |
JPH0725838U (ja) | 温冷配膳車用の中仕切 | |
KR20150036330A (ko) | 소프트 냉동 영역 | |
JP2545010Y2 (ja) | 冷温蔵配膳庫 | |
JP2967226B2 (ja) | 平板状トレーを収納するための配膳車 | |
JP3285300B2 (ja) | 保温保冷配膳車の間仕切り装置 | |
JP2002022351A (ja) | 冷蔵庫の仕切り構造 | |
CN108885053B (zh) | 冷藏库 | |
JP3694054B2 (ja) | 冷温蔵装置 | |
JP2003259921A (ja) | 給食宅配システム | |
JP3745409B2 (ja) | 配膳車及び冷温蔵装置 | |
JPH0625816Y2 (ja) | 冷蔵庫等のコンテナ用間仕切の気密装置 | |
JP2004020162A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH071144B2 (ja) | 低温貯蔵庫 | |
JPS6328395Y2 (ja) | ||
JPH0623904Y2 (ja) | 冷蔵庫の戸当り枠構造 | |
JPH0718952Y2 (ja) | 冷温蔵配膳庫 | |
WO2022208651A1 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3473414B2 (ja) | 配膳車 | |
JP3649884B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH10267519A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP3488708B2 (ja) | 配膳車 | |
JPH0548035Y2 (ja) | ||
JPS6117345Y2 (ja) | ||
JPH08145546A (ja) | 冷蔵庫等の扉装置 |