JP3488708B2 - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP3488708B2 JP2001291435A JP2001291435A JP3488708B2 JP 3488708 B2 JP3488708 B2 JP 3488708B2 JP 2001291435 A JP2001291435 A JP 2001291435A JP 2001291435 A JP2001291435 A JP 2001291435A JP 3488708 B2 JP3488708 B2 JP 3488708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や学校等で使
用される配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院おいて各病室の患者に給食す
る場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付けた
食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内
に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させて
各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して患
者に配達することによっておこなわれている。このよう
な配膳車として従来から各種のものが提供されている
が、最近では保温室と保冷室とを設けた保温保冷庫を台
車の上に設けた配膳車が使用されており、トレーの上に
並べた食品を保温室で保温したり保冷室で保冷したりす
ることができるようになっている。
【0003】このような配膳車では、トレーの上に並べ
た食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするもの
とがあるので、保温室と保冷室が隣接して形成された保
温保冷庫を設け、保温を必要とする食品を並べたトレー
の一方の端部が保温室内に、保冷を必要とする食品を並
べたトレーの他方の端部が保冷室内に配置されるように
トレーを保温室と保冷室の間に収容するようにしてあ
る。
【0004】ところで、配膳される食品は、保温を必要
とするものと保冷を必要とするものとが同量となるとは
限らず、いずれか一方が他方よりも多いことになる場合
がある。このような場合、従来は例えば図10に示すよ
うに、トレー60として幅広部61と幅狭部62とがブ
リッジ部63にて連結された構造を有すると共に、間仕
切り装置40としてトレー60をブリッジ部63にて支
持する上下に連設された複数の間仕切り桟41からなる
ものを設け、保温を必要とする食品の量が多い場合は図
10(a)のように幅広部61を保温室23側に配置
し、保冷を必要とする食品の量が多い場合は図10
(b)のように幅広部61を保冷室24側に配置するよ
うにしたものが用いられていた。
【0005】しかしこのような構成では、保温を必要と
する食品と保冷を必要とする食品の量の比率が変化する
ごとに幅広部61と幅狭部62の領域の比率が異なるト
レー60を用意しなければならず、多種類のトレー60
が必要とされるものであった。
【0006】また、図11,12に示すものでは、間仕
切り装置40としてトレー60を支持すると共にレール
47に沿って保温室23側と保冷室24側とにスライド
移動自在に形成された複数の間仕切り桟41からなるも
のを設けたものであり、この場合は平板状のトレー60
を使用して、保温を必要とする食品と保冷を必要とする
食品の量の比率が変化するごとに、適宜間仕切り桟41
をスライドさせ、トレー60の保温室23に配置されて
る領域と保冷室24に配置される領域の量を調整するこ
とができる。
【0007】しかしながら、このような構成では、間仕
切り装置40をスライドさせることにより、保温室23
の容積と保冷室24の容積が変化してしまい、これによ
り保温室23における保温能力や保冷室24における保
冷能力が変化してしまって、食品の充分な保温や保冷が
できなくなる場合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、一つのトレーに保温を必要と
する食品と保冷を必要とする食品とを同時に配置して保
温を必要とする食品を保温室にて保温すると共に保冷を
必要とする食品を保冷室にて保冷した状態で運搬するこ
とができ、しかも多種のトレーを使用することなく、且
つ保温室と保冷室とを一定の容積に保った状態で、トレ
ーの保温室に配置される領域と保冷室に配置される領域
の比率を容易に変更することができ、保温を必要とする
食品と保冷を必要とする食品の量の割合を変えた場合で
も食品の保温と保冷とを充分に行うことができる配膳車
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
配膳車は、間仕切り装置40にて一側が保冷室24、他
側が保温室23に仕切られた保温保冷庫19を備え、ト
レー60を間仕切り装置40に挿入することによりトレ
ー60が保温保冷庫19に収容されると共にトレー60
の一側が保冷室24に、他側が保温室23に配置される
配膳車1において、保温室23と保冷室24にそれぞれ
トレー60の側端部を保持する受具54を設けると共
に、各受具54を間仕切り装置40に近づく方向と間仕
切り装置40から遠ざかる方向にスライド移動自在に形
成して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、一つのトレー60の各側端部を保持する一対の受具
54を、受具54同士の間隔がトレー60の幅方向の寸
法と合致するように連結して成ることを特徴とするもの
である。
【0011】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、保温保冷庫19の各内側壁44に支持具50を
設けて、支持具50と間仕切り装置40との間にスライ
ドレール46を架設し、受具54をこのスライドレール
46に沿ってスライド移動自在に設けて成ることを特徴
とするものである。
【0012】また請求項4の発明は、請求項3におい
て、支持具50と受具54とに、受具54が最も支持具
50側に配置されている状態で受具54と支持具50と
が嵌合する嵌合構造を設けて成ることを特徴とするもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】図8及び図9は本発明の一実施例の全体の
構造を示すものであり、車両本体10の下面に車輪13
を設けて形成している。車輪13は図9のように、AC
サーボモータ等の駆動源17によって駆動される一対の
駆動輪13aと、首降り回動自在な一対の操向輪13b
とで構成されているものであり、駆動輪13aは車両本
体10の後部寄りに、操向輪13bは車両本体10の前
部寄りにそれぞれ取り付けるようにしている。
【0015】車両本体10は、下面に車輪13を取り付
けた台車6と、両側の側面が開口部18となったステン
レス等の金属材で作製される箱状の保温保冷庫19と、
この保温保冷庫19に両側の開口部18を除いて、その
前面や後面、上面、すなわち保温保冷庫19の外面に外
装されるプラスチック成形品の外装パネル20とで形成
しており、保温保冷庫19は台車6の上に固定してあ
る。図8,9では、外装パネル20は、車両本体10の
前面部を構成する前外装パネル20aと、後面部を構成
する後外装パネル20bと、屋根部を構成する上外装パ
ネル20cとで形成するようにしている。
【0016】また、車両本体10の下端の台車6の外周
部には全周に亘って図8,9のようにゴム弾性を有する
プラスチックで作製したカラーのバンパー9を取り付け
ている。このバンパー9は車両本体10の外面より外側
に突出するように設けられているものであり、図8,9
に示すように車両本体10の両側にそれぞれ設けられる
前バンパー9aと、車両本体10の後端部に設けられる
後バンパー9bと、前後のバンパー9a、9b間におい
て車両本体10の両側にそれぞれ設けられる側バンパー
9cとで形成している。このように車両本体10の下端
にバンパー9を設けることによって、配膳車1が建物の
壁面や設備・機器等にぶつかってもバンパー9で衝撃を
吸収することができるものであり、また車両本体10の
下面の車輪13はバンパー9でガードされており、足が
車両本体10の下の車輪13に巻き込まれたりすること
を防ぐことができるものである。ここでバンパー9は外
方へ傾斜させて突出させるものであり、配膳車1を走行
させる際に壁面や設備・機器等に衝突するときには、バ
ンパー9の突出する先端が当たるようにして、衝撃を高
く吸収できるようにしている。
【0017】車両本体10の前部の前外装パネル20a
の上部には、図8に示すように前方へ開口する凹部21
を形成しており、この凹部21内において車両本体10
の前面に操作パネル22を設けている。操作パネル22
には、車輪13を駆動する駆動源17を操作するスイッ
チ25や、保温保冷庫19の保温室23内の加熱温度や
保冷室24内の冷却温度をコントロールするスイッチ2
5等の各種のスイッチや、充電用のプラグ差込口16等
を設けている。
【0018】更に車両本体10の前面と後面の少なくと
も一方には作業台28を取り付けている。図8の実施例
では、前外装パネル20aの凹部21より下側に浅い凹
所29を凹設しており、この凹所29の上端部内に作業
台28の一端を上下回動自在に枢着することによって、
作業台28を取り付けるようにしている。
【0019】また車両本体10の両側の開口部18には
それぞれ4枚ずつ扉30を取り付けている。4枚の扉3
0のうち最も前の扉30aは前部室32の保冷室24を
開閉するものであって、車両本体10の開口部18の前
の側縁部にヒンジで枢支しており、図8の矢印のように
開くことができるようにしている。次の扉30bは前部
室32の保温室23を開閉するものであって、車両本体
10の支柱31にヒンジで枢支しており、図8の矢印の
ように開くことができるようにしている。次の扉30c
は後部室33の保温室23を開閉するものであって、車
両本体10の支柱31にヒンジで枢支しており、図8の
矢印のように開くことができるようにしている。次の扉
30dは後部室33の保冷室24を開閉するものであっ
て、車両本体10の開口部18の後の側縁部にヒンジで
軸支しており、図8の矢印のように開くことができるよ
うにしている。
【0020】また、車両本体10には配膳車1の走行方
向をコントロールするための操作部として、車両本体1
0の前面にハンドル26を取り付けている。このハンド
ル26は図5に示すように横に長い棒状に形成してお
り、操作パネル22の下側において凹部21内に設ける
ようにしている。
【0021】また、図示はしていないが、この配膳車1
には保温保冷庫19の保温室23内を加熱するためのヒ
ータ等の加熱装置や、保冷室24内に冷風を送風するな
どして保冷室24内を冷却する冷却装置を配設するもの
である。
【0022】図3〜7は、保温保冷庫19内における、
保温室23と保冷室24とを仕切るための間仕切り装置
40及び保温保冷庫19内においてトレーを支持するた
めの支持装置の構成を示すものである。
【0023】保温保冷庫19内には間仕切り装置40を
設けて保温保冷庫19内を保温室23と保冷室24とに
仕切っている。間仕切り装置40は、複数の間仕切り桟
41を上下に連設して形成されている。各間仕切り桟4
1の下面にはスリット状凹部42が下方へ開口させて設
けてあり、スリット状凹部42内にはバネで下方へ弾発
付勢したシャッター板43が上下動自在に取り付けてあ
る。このシャッター板43は下端が下の間仕切り桟41
の上端に当接することによってスリット状凹部42から
抜けないようになっており、上下の間仕切り桟41の間
の隙間をシャッター板43で閉じ、保温室23と保冷室
24との間の空気の流通を遮断するようにしてある。
【0024】また、保温保冷庫19の内側壁44には、
保温室23側と保冷室24側のそれぞれに、支持具50
が設けられている。支持具50は長尺板状の固着片51
の一面から支持片52を突設して、断面T字状に形成さ
れており、このとき支持片52は固着片51の長手方向
の一端から他端に亘って設けられている。この支持具5
0は固着片51の支持片52が設けられていない他面側
が保温保冷庫19の内側壁44に沿って配置された状態
で保温保冷庫19内に固着され、このとき支持具50の
長手方向が略水平方向に配置されると共に、支持片52
が保温保冷庫19の内側方に向けて略水平方向に突出す
るように設けられる。
【0025】この支持具50は、保温保冷庫19の両側
の内側壁44に、それぞれ上下に亘って複数個設けられ
ており、このとき各内側壁44には同一高さごとに支持
具50が設けられる。同一高さに設けられた左右一対の
支持具50は、その各支持片52が、対応する間仕切り
桟41の上端よりもやや下方に配置されるものであり、
この一対の支持具50と、対応する間仕切り桟41と
で、トレー60の支持装置が構成されている。すなわ
ち、保温保冷庫19内には、複数のトレー60の支持装
置が上下に連設されている。
【0026】ここで、食品が載置されるトレー60は略
矩形平板状に形成され、外縁には全周に亘り、上方に突
出する縁部が形成される。またこのトレー60の幅寸法
は、保温保冷庫19の幅寸法(支持具50間の寸法)よ
りも小さく形成される。
【0027】各支持装置においては、各支持具50と間
仕切り桟41とは、丸棒材にて形成されたスライドレー
ル46にて連結されており、このスライドレール46は
一端が支持片52の下方において支持具50の固着片5
1に連結されていると共に、他端が間仕切り桟41の側
面に連結されている。このスライドレール46は、間仕
切り桟41と一方の支持具50とを連結するものが平行
並列に二本設けられていると共に、間仕切り桟41と他
方の支持具50とを連結するものが平行並列に二本設け
られている。
【0028】また間仕切り桟41と一方の支持具50と
を連結する二本のスライドレール46と、間仕切り桟4
1と他方の支持具50とを連結する二本のスライドレー
ル46とには、それぞれスライドレール46に沿ってス
ライド移動自在な受具54が取着されている。各受具5
4は、スライド片55、受片56及び止片57から構成
されている。略水平方向に長い長尺板状のスライド片5
5には、長手方向に並んで、二つの挿通孔58が設けら
れ、各挿通孔58には二本のスライドレール46がそれ
ぞれ挿通される。そしてスライド片55の上端縁から
は、支持具50側に向けて受片56が延出されており、
この受片56は、対応する間仕切り桟41の上端と略同
一高さに配置される。また受片56の支持具50側の端
縁からは上方に向けて止片57が延出されている。この
ように受具54は保温室23と保冷室24とにそれぞれ
配設されて、保温室23側と保冷室24側とのそれぞれ
においてトレー60の端縁を支持するように形成され
る。また上記のようにスライドレール46にスライド片
55が挿通されていることにより、受具54はスライド
レール46に沿って支持具50側から間仕切り桟41側
に略水平方向に移動自在となっており、最も支持具50
側に配置されている状態では、受片56は支持具50の
支持片52の上面に配置されると共に、止片57は支持
片52よりも上方において、固着片51の外面に沿って
配置される。
【0029】また、一対の受具54のスライド片55間
には、連結棒53が架設されており、これにより一対の
受具54同士は、トレー60の幅寸法と合致する間隔を
あけて、互いに連結されている。図示の例では、スライ
ド片55間には平行並列な二本の連結棒53が架設され
ており、スライド片55における連結棒53の連結位置
は、二本のスライドレール46間において、受具54の
長手方向に沿って並んでいる。また間仕切り桟41に
は、連結棒53が挿通される挿通孔45が形成されてお
り、これにより連結棒53は間仕切り桟41を貫通した
状態で受具54同士を連結している。このため、一対の
受具54はトレー60の幅寸法と合致する間隔を維持し
た状態で、スライドレール46に沿ってスライド移動自
在に形成されている。
【0030】ここで、支持具50の支持片52と受具5
4の受片56のうちの一方に貫通孔59a又は凹部を設
けると共に、他方にこの貫通孔59a又は凹部と嵌合す
る凸部59bを設けると、受具54が最も支持具50側
に配置されている状態では貫通孔59a又は凹部と凸部
59bとの嵌合により、受具54が支持具50に対して
安定して配置される。図6に示す例では、支持具50の
支持片52に上下に貫通する貫通孔59aを設けると共
に、受具54の受片56の一部を下方に屈曲成形して下
方に突出する凸部59bを設けているものであり、この
場合、図6(c)に示すように、受具54が最も支持具
50側に配置されている状態においては、支持片52の
上面に受片56が配置されると共に、支持片52の貫通
孔59aに受片56の凸部59bが嵌合し、受具54が
支持具50に対して安定して配置されるものである。
【0031】また支持片52の上方における支持具50
の固着片51と受具54の止片57のうちの一方に貫通
孔59a又は凹部を設けると共に、他方にこの貫通孔5
9a又は凹部と嵌合する凸部59bを設けても良く、こ
の場合も受具54が最も支持具50側に配置されている
状態では貫通孔59a又は凹部と凸部59bとの嵌合に
より、受具54が支持具50に対して安定して配置され
る。図7に示す例では、受具54の止片57に貫通孔5
9aを設けると共に、支持具50の固着片51に貫通孔
59aと嵌合する凸部59bを設けているものであり、
この場合、図7(c)に示すように、受具54が最も支
持具50側に配置されている状態においては、固着片5
1の側面に沿って止片57が配置されると共に、止片5
7の貫通孔59aに固着片51の凸部59bが嵌合し、
受具54が支持具50に対して安定して配置されるもの
である。
【0032】図1は、保温保冷庫19内にトレー60を
収容した様子を示すものであり、食品を保温保冷庫19
に収納するにあたっては、トレー60の一側の上面に御
飯や味噌汁等の暖かい食品を盛りつけた食器が載置さ
れ、他側の上面にはデザート等の冷たい食品を盛りつけ
た食品が載置されるようにする。そしてこのトレー60
の暖かい食品を盛りつけた食器が載置された側を保温室
23に、冷たい食品を盛りつけた食品が載置された側を
保冷室24にそれぞれ対応させながら、トレー60を間
仕切り装置40の上下に隣合う間仕切り桟41のうち、
上の間仕切り桟41のシャッター板43と下の間仕切り
桟41の間に押し込んで差し込む。このときシャッター
板43はトレー60の上面に弾接しており、上下の間仕
切り桟41間の密閉を保持して保温室23と保冷室24
の間の空気の流通の遮断を保持することができる。この
ようにして上下の間仕切り桟41間にトレー60を差し
込むことによって、トレー60上の暖かい食品を保温室
23内に、冷たい食品を保冷室24内に配置して保持す
ることができるものであり、同様にしてトレー60を間
仕切り装置40の各上下の間仕切り桟41間に保持する
ことによって、上下に多数枚のトレー60を保温保冷庫
19内に収容することができる。
【0033】このとき、トレー60の一側端部の下面が
一方の受具54の受片56上に配置されると共にトレー
60の端縁が止片57に沿って配置され、またトレー6
0の他側端部の下面が一方の受具54の受片56上に配
置されると共にトレー60の端縁が止片57に沿って配
置されることにより、トレー60の両側端縁が支持さ
れ、トレー60が支持装置にて安定に支持される。
【0034】このようにしてトレー60を保温保冷庫1
9内に収容するにあたり、トレー60に載置される暖か
い食品の量と冷たい食品の量に応じて、受具54をスラ
イド移動させることにより、保温室23側における受具
54によるトレー60の支持位置と、保冷室24側にお
ける受具54によるトレー60の支持位置を変更し、ト
レー60の保冷室24内に配置される部分の面積と、保
温室23内に配置される部分の面積とを変更することが
できる。
【0035】例えば、保温すべき食品(暖かい食品)の
量が保冷すべき食品(冷たい食品)の量よりも多い場合
には、図3に示すように各受具54をスライド移動させ
ることにより、保温室23内に配置されている受具54
を最も支持具50側に配置すると共に、保冷室24内に
配置されている受具54を受具54間の距離がトレー6
0の幅寸法と合致する状態で間仕切り桟41と支持具5
0との間に配置した状態で、上下の間仕切り桟41間に
トレー60を差し込むことによって、トレー60を支持
装置に支持させるものであり、このときトレー60は保
温室23内に配置される部分の領域が保冷室24内に配
置される部分よりも大きくなり、より多くの暖かい食品
を保温室23内に配置することができる。また逆に保冷
すべき食品が保温すべき食品の量よりも多い場合には、
図4に示すように、各受具54をスライド移動させるこ
とにより、保冷室24内に配置されている受具54を最
も支持具50側に配置すると共に、保温室23内に配置
されている受具54を受具54間の距離がトレー60の
幅寸法と合致する状態で間仕切り桟41と支持具50と
の間に配置した状態で、上下の間仕切り桟41間にトレ
ー60を差し込むことによって、トレー60を支持装置
に支持させるものであり、このときトレー60は保冷室
24内に配置される部分の領域が保温室23内に配置さ
れる部分よりも大きくなり、より多くの冷たい食品を保
冷室24内に配置することができる。
【0036】更には、保温すべき食品と保冷すべき食品
との量に応じて、受具54を受具54間の距離がトレー
60の幅寸法と合致する状態で適宜スライド移動させ、
トレー60の保冷室24内に配置される部分の領域と保
温室23内に配置される領域の量を、適宜変更すること
ができるものである。
【0037】また、トレー60としては、一側に幅広部
61が、他側に幅広部61よりも幅の狭い幅狭部62が
形成され、幅広部61と幅狭部62とをブリッジ片63
にて幅方向に一体に接続したものを用いても良い。
【0038】図2は、このようなトレー60を保温保冷
庫19に収容した様子を示す、このようなトレー60を
用いる場合には、一対の受具54をスライド移動させて
一方の受具54と間仕切り桟41との間の間隔を幅広部
61と合致させると共に他方の受具54と間仕切り桟4
1との間隔を幅狭部62と合致させ、この状態で、ブリ
ッジ片63を間仕切り装置40の上下に隣り合う間仕切
り桟41の間に押し込んで差し込む。このとき、シャッ
ター板はトレー60のブリッジ片63の上面に弾接して
おり、上下の間仕切り桟41間の密閉を保持して保温室
23と保冷室24の間の空気の流通の遮断を維持するこ
とができる。また、トレー60の幅広部61の側縁の下
面が一方の受具54の受片56上に配置されると共にそ
の端縁が止片57に沿って配置され、またトレー60の
幅狭部62の側縁の下面が一方の受具54の受片56上
に配置されると共にその端縁が止片57に沿って配置さ
れることにより、トレー60の両側端縁が支持され、ト
レー60が支持装置にて安定に支持される。
【0039】このとき、例えば、保温すべき食品(暖か
い食品)の量が保冷すべき食品(冷たい食品)の量より
も多い場合には、幅広部61に保温すべき食品を載置す
ると共に幅狭部62に保冷すべき食品を載置し、一方、
各受具54をスライド移動させることにより、保温室2
3内に配置されている受具54と間仕切り桟41との間
隔を幅広部61の幅寸法と合致させると共に保冷室24
内に配置されている受具54と間仕切り桟41との間隔
を幅狭部62の幅寸法と合致させ、この状態で上下の間
仕切り桟41間にトレー60を差し込むことによって、
トレー60を支持装置に支持させるものであり、このと
きトレー60は保温室23内に配置される部分の領域が
保冷室24内に配置される部分よりも大きくなり、より
多くの暖かい食品を保温室23内に配置することができ
る。
【0040】また逆に保冷すべき食品が保温すべき食品
の量よりも多い場合には、幅広部61に保冷すべき食品
を載置すると共に幅狭部62に保温すべき食品を載置
し、一方、各受具54をスライド移動させることによ
り、保冷室24内に配置されている受具54と間仕切り
桟41との間隔を幅広部61の幅寸法と合致させると共
に保温室23内に配置されている受具54と間仕切り桟
41との間隔を幅狭部62の幅寸法と合致させ、この状
態で上下の間仕切り桟41間にトレー60を差し込むこ
とによって、トレー60を支持装置に支持させるもので
あり、このときトレー60は保冷室24内に配置される
部分の領域が保温室23内に配置される部分よりも大き
くなり、より多くの冷たい食品を保冷室24内に配置す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る配膳車は、間仕
切り装置にて一側が保冷室、他側が保温室に仕切られた
保温保冷庫を備え、トレーを間仕切り装置に挿入するこ
とによりトレーが保温保冷庫に収容されると共にトレー
の一側が保冷室に、他側が保温室に配置される配膳車に
おいて、保温室と保冷室にそれぞれトレーの側端部を保
持する受具を設けると共に、各受具を間仕切り装置に近
づく方向と間仕切り装置から遠ざかる方向にスライド移
動自在に形成するため、一つのトレーの一側に保温を必
要とする食品を配置すると共に他側に保冷を必要とする
食品を配置した状態で、トレーを間仕切り装置に挿入す
ることにより食品の保温と保冷とを同時に行うことがで
き、しかも受具の配置位置を移動させることにより、一
種類のトレーのみを使用する場合でもトレーの保温室に
配置される領域と保冷室に配置される領域の比率を容易
に変更することができて、保温を必要とする食品と保冷
を必要とする食品の量の割合を変えた場合に容易に対応
することができ、またこのとき保温室と保冷室とは一定
の容積に保たれることとなって、保温室における加熱能
力や保冷室における冷却能力が変化せず、食品の保温と
保冷とを充分に行うことができるものである。
【0042】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、一つのトレーの各側端部を保持する一対の受具を、
受具同士の間隔がトレーの幅方向の寸法と合致するよう
に連結するため、受具をスライド移動する場合に一対の
受具を常にトレーの両側の端部を保持できる状態に維持
することができ、受具の配置位置の移動によるトレーの
保温室に配置される領域と保冷室に配置される領域の比
率の変更を容易に行うことができるものである。
【0043】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、保温保冷庫の各内側壁に支持具を設けて、支持
具と間仕切り装置との間にスライドレールを架設し、受
具をこのスライドレールに沿ってスライド移動自在に設
けるため、受具を間仕切り装置に近づく方向と間仕切り
装置から遠ざかる方向に容易にスライド移動させること
ができるものである。
【0044】また請求項4の発明は、請求項3におい
て、支持具と受具とに、受具が最も支持具側に配置され
ている状態で受具と支持具とが嵌合する嵌合構造を設け
るため、受具が最も支持具側に配置されている状態では
受具と支持具との嵌合により受具が支持具に対して安定
して配置されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
トレーを保温保冷庫内に配置した状態を示す概略図であ
る。
【図2】同上の他の使用様態を示す概略図である。
【図3】同上のトレーを収容していない状態を示す概略
図である。
【図4】同上の他の動作を示す概略図である。
【図5】(a)は同上の一部の斜視図、(b)は平面図
である。
【図6】支持具と受具との嵌合構造の一例を示すもので
あり、(a)は一部の斜視図、(b)及び(c)は断面
図である。
【図7】支持具と受具との嵌合構造の他例を示すもので
あり、(a)は一部の斜視図、(b)及び(c)は断面
図である。
【図8】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図9】同上の断面図である。
【図10】(a)(b)は従来技術の一例を示す概略図
である。
【図11】(a)(b)は従来技術の他例を示す概略図
である。
【図12】同上の一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 配膳車 19 保温保冷庫 23 保温室 24 保冷室 40 間仕切り装置 46 スライドレール 50 支持具 54 受具 60 トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 31/00 - 31/02 F25D 23/12 F25D 25/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切り装置にて一側が保冷室、他側が
    保温室に仕切られた保温保冷庫を備え、トレーを間仕切
    り装置に挿入することによりトレーが保温保冷庫に収容
    されると共にトレーの一側が保冷室に、他側が保温室に
    配置される配膳車において、保温室と保冷室にそれぞれ
    トレーの側端部を保持する受具を設けると共に、各受具
    を間仕切り装置に近づく方向と間仕切り装置から遠ざか
    る方向にスライド移動自在に形成して成ることを特徴と
    する配膳車。
  2. 【請求項2】 一つのトレーの各側端部を保持する一対
    の受具を、受具同士の間隔がトレーの幅方向の寸法と合
    致するように連結して成ることを特徴とする請求項1に
    記載の配膳車。
  3. 【請求項3】 保温保冷庫の各内側壁に支持具を設け
    て、支持具と間仕切り装置との間にスライドレールを架
    設し、受具をこのスライドレールに沿ってスライド移動
    自在に設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の配膳車。
  4. 【請求項4】 支持具と受具とに、受具が最も支持具側
    に配置されている状態で受具と支持具とが嵌合する嵌合
    構造を設けて成ることを特徴とする請求項3に記載の配
    膳車。
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