JP3473414B2 - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP3473414B2
JP3473414B2 JP17822598A JP17822598A JP3473414B2 JP 3473414 B2 JP3473414 B2 JP 3473414B2 JP 17822598 A JP17822598 A JP 17822598A JP 17822598 A JP17822598 A JP 17822598A JP 3473414 B2 JP3473414 B2 JP 3473414B2
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rod
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拓和 朝倉
宏嗣 荒木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給食が行われる施
設、例えば病院などにおいて配膳に用いる保冷・保温配
膳車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給食が行われる施設、例えば病院
などにおいては、病室の患者一人一人への食事の配膳を
配膳車を用いて行っている。
【0003】例えば、図9に示すように、特開平9−1
91949号公報に記載された配膳車が提案されてい
る。この配膳車は、台車20上に設けたケース21に収
納室1を設け、この収納室1を断熱板からなるセパレー
タ部材4で仕切って冷蔵室1aと温蔵室1bとを左右に
形成し、その収納室1に連通する開口をケース21の表
裏両側に設けたもので、この両側の開口には、冷蔵室1
aと温蔵室1bとを区切るセパレータ部材4から左右に
開くドア22が設けられている。また、収納室1の対向
する内壁2に、上下方向に所定の間隔を置いて複数の支
持ロッド3が架設されており、セパレータ部材4が支持
ロッド3に左右にスライド自在に支持されている。
【0004】支持ロッド3は、一対のロッド24,24
が奥側と手前側とに略同一高さに一体に連結されて形成
されている。セパレータ部材4は、側面にロッド24直
径よりやや大きい内径を有する貫通孔23が設けられて
おり、この貫通孔23にロッド24を嵌入して取り付け
られ、セパレータ部材4が支持ロッド3上を左右に自在
にスライドできるようにしてある。また、セパレータ部
材4の高さは上下方向の支持ロッド3間の間隔より給食
用のトレイの厚みだけ小さく形成してあり、上下に隣接
するセパレータ部材4間に隙間を形成し、トレイがこの
隙間に嵌入できるようになっている。そして、この隙間
に嵌入されたトレイの冷蔵室1a側に冷蔵する料理を盛
り付け、このトレイの温蔵室1b側に温蔵する料理を盛
り付けることにより、温かい料理は温かく、冷たい料理
は冷たさを保ったまま保温できるようにしている。
【0005】このような配膳車では、各セパレータ部材
4を移動させて冷蔵室1a及び温蔵室1bの大きさを簡
単に変えることができ、トレイ上のメニューに応じて適
宜冷蔵室1aと温蔵室1bとの割合を変更することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の配膳車では、セパレータ部材4が貫通孔23に各ロ
ッド24を貫通させて一体に取り付けられているため、
セパレータ部材4を清掃する際に収納室1から支持ロッ
ド3ごと取り出し、支持ロッド3を取り付けたままセパ
レータ部材4の清掃を行わなければならず、セパレータ
部材4の清掃が容易でないという問題がある。また、セ
パレータ部材4の貫通孔23にロッド24を貫通させて
組み立てる作業が面倒であるという問題もある。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、組立て作業性に優れると
ともに、セパレータ部材が簡単に清掃できる配膳車を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、収納室1の対向する内壁2
に上下方向に所定の間隔を開けて支持ロッド3を架設
し、この支持ロッド3にセパレータ部材4を支持ロッド
3に対して略垂直に設け、このセパレータ部材4により
収納室1内部の空間を左右に仕切って冷蔵室1aと温蔵
室1bとを分割形成してなる配膳車において、支持ロッ
ド3に対して略直交する方向からセパレータ部材4を支
持ロッド3に着脱可能に形成してなることを特徴として
構成している。
【0009】このような配膳車では、支持ロッド3に対
して略直交する方向からセパレータ部材4を支持ロッド
3に取り付けて収納室1を左右に仕切り、冷蔵室1aと
温蔵室1bとを分割形成している。また、セパレータ部
材4を清掃する際には、支持ロッド3に対して略直交す
る方向からセパレータ部材4を取り外して行う。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、セパレータ部材4を、支持ロッド3
を着脱可能に挟持する上側セパレータ部12と下側セパ
レータ部13とに分割形成してなることを特徴として構
成している。
【0011】このような配膳車では、上側セパレータ部
12と下側セパレータ部13とで支持ロッド3を上下よ
り挟持してセパレータ部材4を支持ロッド3に取り付け
ており、支持ロッド3に対して両外方向に上側セパレー
タ部12と下側セパレータ部13を引き離して取り外
す。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、その一端に設けた開口より奥方に支
持ロッド3を垂直に差し込んでセパレータ部材4を保持
させるスリット部5をセパレータ部材4に設けてなるこ
とを特徴として構成している。
【0013】このような配膳車では、スリット部5の開
口より奥方に支持ロッド3を挿入してセパレータ部材4
を支持ロッド3に支持させる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、支持ロッド3保持位置を除くスリッ
ト部5内の空間を閉塞するシャッター部材6をスリット
部5内に進退自在に設けてなることを特徴として構成し
ている。
【0015】このような配膳車では、スリット部5に支
持ロッド3を挿入した後に、シャッター部材6をスリッ
ト部5内に進ませて支持ロッド3保持位置を除くスリッ
ト部5内の空間を閉塞しているため、冷蔵室1aと温蔵
室1bとを連通させずに互いに密封することができる。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4記載の発明において、支持ロッド3を長手方向に嵌
合する複数の支持ロッド3片に分割形成するとともに、
支持ロッド3両端を収納室1内壁2に押圧保持する弾性
部材7を支持ロッド3片間に設けてなることを特徴とし
て構成している。
【0017】このような配膳車では、弾性部材7によっ
て支持ロッド3を収納室1内壁2に押圧保持させてお
り、支持ロッド3を取り外すときには、弾性部材7の弾
性力に抗して支持ロッド3を縮めることにより行う。
【0018】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5記載の発明において、支持ロッド3の長手方向にセ
パレータ部材4をスライド自在に形成してなることを特
徴として構成している。
【0019】このような配膳車では、支持ロッド3に支
持されたままセパレータ部材4を支持ロッド3の長手方
向にスライドさせて冷蔵室1aと温蔵室1bとの割合を
変更している。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の配膳車
を図1乃至図8に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態の配膳車を示
し、(a)は要部の斜視図であり、(b)はセパレータ
部材4の縦断面図である。また、図2は、同上の配膳車
の全体を示す斜視図である。
【0022】図1、図2に示すように、この配膳車は、
台車20上に設けたケース21に収納室1を設け、この
収納室1を断熱板からなるセパレータ部材4で仕切って
冷蔵室1aと温蔵室1bとを左右に形成し、その収納室
1に連通する開口をケース21の表裏両側に設けたもの
であり、この両側の開口には、冷蔵室1aと温蔵室1b
とを区切るセパレータ部材4から左右に開くドア22が
設けられている。また、収納室1の対向する内壁2に上
下方向に所定の間隔を開けて支持ロッド3が架設され、
この支持ロッド3にセパレータ部材4を略垂直に取り付
け、このセパレータ部材4により収納室1内部の空間を
左右に仕切って冷蔵室1aと温蔵室1bとを分割形成し
ている。さらに、セパレータ部材4を、支持ロッド3を
着脱可能に挟持する上側セパレータ部12と下側セパレ
ータ部13とに分割形成しており、支持ロッド3に略直
交する側方からセパレータ部材4を着脱可能としてい
る。
【0023】支持ロッド3は、ロッド本体3aの両端に
円板部3b,3bを設けて形成され、収納室1の対向す
る内壁2,2間の間隔と略同寸の長さを有している。ま
た、収納室1の対向する内壁2,2の手前側と奥側との
同一高さで平行に架設された一対の支持ロッド3,3に
対して1個のセパレータ部材4が取り付けられている。
そして、この一対の支持ロッド3,3に1個のセパレー
タ部材4を組み合わせたものが、上下方向に所定の間隔
を置いて複数設けられている。
【0024】一方、収納室1の対向する内壁2には、下
方に突曲する略半円弧状の受片11が複数個突設され、
この受片11上面に円板部3bを載置することにより、
支持ロッド3を着脱自在に支持できるようになってい
る。そのため、支持ロッド3を取り外して収納室1内の
清掃などが容易にできるようになっている。
【0025】セパレータ部材4は、上側セパレータ部1
2と下側セパレータ部13とから形成され、支持ロッド
3を上下から挟着し、各接合面12b,13bを接して
着脱自在に取り付けられている。この上側セパレータ部
12と下側セパレータ部13とで構成されるセパレータ
部材4は、その奥行寸法が収納室1の奥行寸法と略同寸
に形成してあり、その高さ寸法が上下の支持ロッド3,
3間の間隔より少し小さく、例えば、トレイ10の厚み
の分だけ小さめに形成してあり、上下に隣接するセパレ
ータ部材4,4間に隙間を形成し、トレイ10がこの隙
間に嵌入できるようになっている。上側セパレータ部1
2上部はテーパー状に形成され、トレイ10略中央のテ
ーパーと嵌合するようになっている。このとき、このテ
ーパーの稜線に沿ってシール材を貼りつけることによ
り、トレイ10との密着性の改善を図り、滑り止めと気
密性の向上を図ってある。
【0026】また、上側セパレータ部12と下側セパレ
ータ部13との各接合面12b、13bの前後一対の支
持ロッド3,3の対応位置には、それぞれ支持ロッド3
のロッド本体3a外径と略同寸の側面視半円状の凹溝1
2a,13aが形成され、この凹溝12a,13a内に
ロッド本体3aを収納することによって、上側セパレー
タ部12と下側セパレータ部13とが各接合面12b,
13bを密接して取り付けられる。また、上側セパレー
タ部12の高さ寸法は、トレイ10の高さと略同寸に形
成されており、上下のセパレータ部材4,4間の隙間に
トレイ10を差し込んだときに、トレイ10下面が支持
ロッド3上に支持されるようにしてある。また、下側セ
パレータ部13の接合面13b側端部の適所にフック部
13cが形成され、このフック部13cに係合するフッ
ク受部12cが上側セパレータ部12の接合面12b側
端部の適所に形成されている。そして、フック受部13
cとフック部12cとを係合させることによって、上側
セパレータ部12と下側セパレータ部13とを各接合面
12b,13bを密接して着脱自在としている。
【0027】なお、凹溝12a,13aの内径を支持ロ
ッド3のロッド本体3a外径よりも少し大きく形成して
おくと、上側セパレータ部12と下側セパレータ部13
とで支持ロッド3のロッド本体3aを挟持したときに凹
溝12a,13aとロッド本体3aとの間に隙間が生
じ、この状態でセパレータ部材4を支持ロッド3長手方
向に沿ってスライドさせ、セパレータ部材4を支持ロッ
ド3の任意の位置に取り付けることができ、冷蔵室1a
と温蔵室1bとの割合を変更できる。
【0028】このような配膳車では、まず、支持ロッド
3のロッド本体3aに側方より凹溝12a,13aを嵌
合させ、フック受部12cとフック部13cとを係合さ
せることによって、前後一対の支持ロッド3,3に上側
セパレータ部12と下側セパレータ部13とを取り付け
る。次に、このセパレータ部材4が取り付けられた一対
の支持ロッド3,3の各円板部3bをそれぞれ対応する
受片11に載置することによって、収納室1の対向する
内壁2に支持ロッド3を取り付ける。このようにして支
持ロッド3及びセパレータ部材4を収納室1内の上下方
向に取り付け、セパレータ部材4で仕切られた収納室1
内部の空間の一方を温蔵室1b、他方を冷蔵室1aに当
てはめる。さらに、所定の大きさのトレイ10略中央を
上下のセパレータ部材4の隙間に嵌入させ、トレイ10
下面を支持ロッド3のロッド本体3a上に載置してトレ
イ10を上下方向に収納していく。このとき、トレイ1
0上のメニューに応じて各セパレータ部材4を左右に移
動させて冷蔵室1a及び温蔵室1bの大きさを適切に変
更する。また、セパレータ部材4や支持ロッド3を清掃
する際には、収納室1内より支持ロッド3ごとセパレー
タ部材4を取り出し、フック受部12cからフック部1
3cを取り外して上側セパレータ部12と下側セパレー
タ部13とに分解して行う。
【0029】このような配膳車では、上側セパレータ部
12と下側セパレータ部13とで支持ロッド3を上下よ
り挟持してセパレータ部材4を支持ロッド3に取り付け
ているため、組立て作業性に優れるとともに、支持ロッ
ド3からセパレータ部材4を取り外してセパレータ部材
4が簡単に清掃できる。
【0030】図3は、本発明の実施形態の同上と異なる
配膳車の要部を示す斜視図である。図3に示すように、
この配膳車は、同上の配膳車と略同様に形成されてい
る。異なる点は、セパレータ部材4を上側セパレータ部
と下側セパレータ部とに分割形成せずに1個の部材から
なるとともに、その一端に設けた開口より奥方に支持ロ
ッド3を垂直に差し込んでセパレータ部材4を保持させ
るスリット部5をセパレータ部材4に設けていることで
ある。
【0031】セパレータ部材4は、その外形が同上の配
膳車におけるセパレータ部材4と略同寸に形成されてい
る。スリット部5は、その開口がセパレータ部材4下面
の前後部の一対の支持ロッド3,3と対応する位置に幅
方向全体に亘って設けられ、略垂直上方の所定箇所、す
なわち、支持ロッド3の保持位置まで奥方に切り欠いて
形成されている。スリット部5幅は支持ロッド3のロッ
ド本体3a外径よりもやや幅拡に形成され、スリット部
5に自在に支持ロッド3のロッド本体3aを挿通できる
ようにしてある。
【0032】このような配膳車では、両スリット部5,
5の開口を下方に向けて一対の支持ロッド3,3のロッ
ド本体3a,3aに両スリット部5,5を略同時に差し
込むことにより、一対の支持ロッド3,3に1個のセパ
レータ部材4を取り付けている。そして、支持ロッド3
を持って各円板部3bをそれぞれ対応する受片11に載
置することによって、支持ロッド3及びセパレータ部材
4を収納室1内の所定箇所に配置する。セパレータ部材
4や支持ロッド3を清掃する際には、収納室1内より支
持ロッド3ごとセパレータ部材4を取り出した後、スリ
ット部5から支持ロッド3を引抜いて支持ロッド3とセ
パレータ部材4とに分けて行う。
【0033】図4は、本発明の実施形態の同上と異なる
配膳車の要部を示す斜視図である。また、図5は、同上
の配膳車におけるセパレータ部材4を示す縦断面図であ
り、(a)は支持ロッド3にセパレータ部材4を取り付
ける途中状態であり、(b)はその取付後である。
【0034】図4、図5に示すように、この配膳車は、
同上の配膳車と略同様に形成されている。異なる点は、
セパレータ部材4のスリット部5が同上の配膳車におけ
るセパレータ部材と異なる位置に設けられていることで
ある。このスリット部5は、その開口をセパレータ部材
4後面の所定箇所の横方向全体に亘って設けられ、略水
平方向の所定箇所、すなわち、手前側の支持ロッド3の
保持位置まで奥方に切り欠いて形成されている。スリッ
ト部5幅は支持ロッド3のロッド本体3a外径よりもや
や幅拡に形成され、スリット部5に自在に支持ロッド3
のロッド本体3aを挿通できるようにしてある。
【0035】また、支持ロッド保持位置を除くスリット
部5内の空間を閉塞するシャッター部材6をスリット部
5内に進退自在に設けている。セパレータ部材4におけ
るスリット部5上方を上側部4a、セパレータ部材4に
おけるスリット部5下方を下側部4bとし、この上側部
4aに、スリット部5に向けて開口を有する収納溝4c
が設けてあり、この収納溝4cにシャッター部材6を上
下動自在に収納できるようにしてある。収納溝4cの深
さはスリット部5の縦幅よりも長く形成されている。シ
ャッター部材6は、その厚みが収納溝4cの溝幅よりも
薄く、その高さがスリット部5の縦幅よりも高い長尺平
板状に形成されている。また、このシャッター部材6下
面の支持ロッド3対応位置を切り欠いて支持ロッド3を
収納する収納凹部6aがそれぞれ形成されている。シャ
ッター部材6の後面には、支持ロッド3に側方より押し
付けてシャッター部材6を収納溝4c内に押上げるため
のテーパー6bが形成されている。
【0036】このような配膳車では、支持ロッド3を収
納室1内に架設した状態で、前後一対の支持ロッド3の
ロッド本体3aにスリット部5を差し込むことにより、
支持ロッド3にセパレータ部材4を取り付けている。こ
の取付は、まず、スリット部5開口に手前側の支持ロッ
ド3、奥側の支持ロッド3の順にロッド本体3aを側方
から差し込むことによって、ロッド本体3aがシャッタ
ー部材6のテーパー6bに当接して収納溝4c内に押上
げ、シャッター部材6下端縁を摺動してスリット部5奥
方に移動する。そして、両支持ロッド3がそれぞれシャ
ッター部材6の収納凹部6a下方に位置したときに、シ
ャッター部材6の支持がなくなってシャッター部材6が
落下しロッド本体3aが収納凹部6aに収納される。こ
のとき、シャッター部材6下端縁がセパレータ部材4の
下側部4b上面に当接支持されることにより、支持ロッ
ド保持位置を除くスリット部5内の空間を閉塞してい
る。セパレータ部材4を清掃する際には、セパレータ部
材4を支持ロッド3から手前に真っ直ぐに引抜いて収納
室1外部に取り出した後に行う。
【0037】このような配膳車では、収納室1内部に支
持ロッド3を取り付けた状態でセパレータ部材4を自在
に着脱でき、セパレータ部材4の取付性が向上してい
る。また、保持位置を除くスリット部5内の空間を閉塞
しているため、冷蔵室1aと温蔵室1bとを連通させず
に互いに密封することができる。
【0038】図6は、本発明の実施形態の同上と異なる
配膳車の要部を示し、(a)は分解斜視図、(b)は支
持ロッド3の長手方向の縦断面図である。
【0039】図6に示すように、この配膳車は、同上の
配膳車と略同様に形成されている。異なる点は、支持ロ
ッド3を長手方向に嵌合する複数の支持ロッド3片に分
割形成するとともに、支持ロッド3両端を収納室1内壁
2に押圧保持する弾性部材7を支持ロッド片間に設けて
いることである。この場合、支持ロッド3は、長尺支持
ロッド片8と短尺支持ロッド片9とに2分割されてい
る。長尺支持ロッド片8は、長尺のロッド本体8aの一
端に円板部8b、他端に円筒部8cを設けて形成されて
いる。短尺支持ロッド片9は、短尺のロッド本体9aの
一端に円板部9bを設けて形成されている。円筒部8c
は、内径が短尺支持ロッド片9のロッド本体9a先端部
直径よりもやや幅狭に形成され、内部にロッド本体9a
先端部を出し入れ可能としている。円筒部8c側壁には
一端に開口を有し2段階に曲折した後支持ロッド3長手
方向に沿って直線状に伸びる切り欠き部8dが形成さ
れ、また、短尺支持ロッド片9のロッド本体9a側面に
は、切り欠き部8dの開口から挿入して切り欠き部8d
の直線状部をスライド可能な引掛片9cが突設されてい
る。弾性部材7は、コイルバネから形成され、伸縮方向
が円筒部8c底面と引掛片9cとの間、直径方向が円筒
部8c内面と短尺支持ロッド片9のロッド本体9a側面
との間に配設されている。そして、その弾性力により切
り欠き部8dにおける直線状部内の外側に引掛片9cを
押圧付与している。このとき、支持ロッド3の長さは収
納室1の対向する内壁2間の距離よりも長くなるように
してあり、コイルバネの弾性力に抗して短尺支持ロッド
片9のロッド本体9a先端部を円筒部8c押し込むこと
により、支持ロッド3伸縮自在としている。
【0040】このような配膳車では、弾性部材7によっ
て支持ロッド3を収納室1内壁2に押圧保持させてお
り、支持ロッド3を取り外すときには、弾性部材7の弾
性力に抗して支持ロッド3を縮めることにより行う。こ
のため、支持ロッド3を収納室1内壁2の任意の位置に
取り付けでき、トレイの高さに合わせて支持ロッド3の
位置を変更できる。また、収納室1内壁2に支持ロッド
3を保持するための受片が不要になり、収納室1内壁2
の清掃が容易になっている。
【0041】図7は、本発明の実施形態の同上と異なる
配膳車の要部を示し、(a)は斜視図であり、(b)は
支持ロッド3の長手方向の縦断面図である。
【0042】図7に示すように、この配膳車は、図1に
示す配膳車と略同様に形成されている。異なる点は、支
持ロッド3上のセパレータ部材4が支持ロッド3に沿っ
てスライドしないように位置固定するストッパ部材14
を設けていることである。
【0043】ストッパ部材14は、その内径がロッド本
体3a外径と略同寸の横断面視略円弧状に形成され、内
面の円弧方向にストッパ片14aが突設されている。ま
た、このストッパ片14aが嵌入する固定溝15が、支
持ロッド3のロッド本体3a表面の垂直方向に支持ロッ
ド長手方向に適切な間隔を開けて並設してある。なお、
このストッパ部材14はセパレータ部材4の両側に設け
られている。
【0044】このような配膳車では、支持ロッド3上の
適切な位置にセパレータ部材4を取り付けた後、ストッ
パ片14aを固定溝15に嵌入して固定する。セパレー
タ部材4の側面がストッパ部材14に当接し、左右にス
ライド移動できないように位置固定している。
【0045】図8は、本発明の実施形態の同上と異なる
配膳車の要部を示す斜視図である。図8に示すように、
この配膳車は、図1に示す配膳車と略同様に形成されて
いる。異なる点は、支持ロッド3の長手方向にセパレー
タ部材4をスライド自在に形成していることである。
【0046】支持ロッド3のロッド本体3a上部の長手
方向にラック16が形成され、このラック16に噛み合
うピニオン17が上側セパレータ部12の凹溝12a略
中央に設けた開口部18内に回動自在に収納されてい
る。そして、支持ロッド3にセパレータ部材4を取り付
けたときにラック16とピニオン17とが噛み合いピニ
オン17を回動させて支持ロッド3上をセパレータ部材
4が軽い力でスライド移動できるようにしてある。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、支持ロッドに
対して略直交する方向からセパレータ部材を支持ロッド
に取り付けて収納室を左右に仕切り、冷蔵室と温蔵室と
を分割形成しているため、支持ロッドにセパレータ部材
を簡単に着脱でき、組立て作業性に優れるとともに、支
持ロッドからセパレータ部材を取り外してセパレータ部
材を簡単に清掃できる。
【0048】また、請求項2記載の発明では、上側セパ
レータ部と下側セパレータ部とで支持ロッドを上下より
挟持してセパレータ部材を支持ロッドに取り付けている
ため、組立て作業性に優れるとともに、支持ロッドから
セパレータ部材を取り外してセパレータ部材が簡単に清
掃できる。
【0049】また、請求項3記載の発明では、スリット
部の開口より奥方に支持ロッドを挿入してセパレータ部
材を簡単に支持ロッドに支持できる。
【0050】また、請求項4記載の発明では、シャッタ
ー部材によって支持ロッド保持位置を除くスリット部内
の空間を閉塞しているため、冷蔵室と温蔵室とを連通さ
せずに互いに密封することができる。
【0051】また、請求項5記載の発明では、支持ロッ
ドを収納室内壁の任意の位置に取り付けでき、トレイの
高さに合わせて支持ロッドの位置を変更できる。また、
収納室内壁に支持ロッドを保持するための受片が不要に
なり、収納室内壁の清掃が容易になっている。
【0052】また、請求項6記載の発明では、支持ロッ
ドに支持されたままセパレータ部材を支持ロッドの長手
方向にスライドさせて冷蔵室と温蔵室との割合を変更で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の配膳車を示し、(a)は要
部の斜視図であり、(b)はセパレータ部材4の縦断面
図である。
【図2】同上の配膳車の全体を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の同上と異なる配膳車の要部
を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態の同上と異なる配膳車の要部
を示す斜視図である。
【図5】同上の配膳車におけるセパレータ部材4を示す
縦断面図であり、(a)は支持ロッド3にセパレータ部
材4を取り付ける途中状態であり、(b)はその取付後
である。
【図6】本発明の実施形態の同上と異なる配膳車の要部
を示し、(a)は分解斜視図、(b)は支持ロッド3の
長手方向の縦断面図である。
【図7】本発明の実施形態の同上と異なる配膳車の要部
を示し、(a)は斜視図であり、(b)は支持ロッド3
の長手方向の縦断面図である。
【図8】本発明の実施形態の同上と異なる配膳車の要部
を示す斜視図である。
【図9】従来の配膳車の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 収納室 1a 冷蔵室 1b 温蔵室 2 収納室内壁 3 支持ロッド 3a ロッド本体 3b 円板部 4 セパレータ部材 4a 上側部 4b 下側部 4c 収納溝 5 スリット部 6 シャッター部材 6a 収納凹部 6b テーパー 7 弾性部材 8 長尺支持ロッド片 8a ロッド本体 8b 円板部 8c 円筒部 8d 切り欠き部 9 短尺支持ロッド片 9a ロッド本体 9b 円板部 9c 引掛片 10 トレイ 11 受片 12 上側セパレータ部 12a 凹溝 12b 接合面 12c フック受部 13 下側セパレータ部 13a 凹溝 13b 接合面 13c フック部 14 ストッパ部材 14a ストッパ片 15 固定溝 16 ラック 17 ピニオン 18 開口部 20 台車 21 ケース 22 ドア 23 貫通孔 24 ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 31/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納室の対向する内壁に上下方向に所定
    の間隔を開けて支持ロッドを架設し、この支持ロッドに
    セパレータ部材を支持ロッドに対して略垂直に設け、こ
    のセパレータ部材により収納室内部の空間を左右に仕切
    って冷蔵室と温蔵室とを分割形成してなる配膳車におい
    て、支持ロッドに対して略直交する方向からセパレータ
    部材を支持ロッドに着脱可能に形成してなることを特徴
    とする配膳車。
  2. 【請求項2】 セパレータ部材を、支持ロッドを着脱可
    能に挟持する上側セパレータ部と下側セパレータ部とに
    分割形成してなることを特徴とする請求項1記載の配膳
    車。
  3. 【請求項3】 その一端に設けた開口より奥方に支持ロ
    ッドを垂直に差し込んでセパレータ部材を保持させるス
    リット部をセパレータ部材に設けてなることを特徴とす
    る請求項1記載の配膳車。
  4. 【請求項4】 支持ロッド保持位置を除くスリット部内
    の空間を閉塞するシャッター部材をスリット部内に進退
    自在に設けてなることを特徴とする請求項3記載の配膳
    車。
  5. 【請求項5】 支持ロッドを長手方向に嵌合する複数の
    支持ロッド片に分割形成するとともに、支持ロッド両端
    を収納室内壁に押圧保持する弾性部材を支持ロッド片間
    に設けてなることを特徴とする請求項1乃至4記載の配
    膳車。
  6. 【請求項6】 支持ロッドの長手方向にセパレータ部材
    をスライド自在に形成してなることを特徴とする請求項
    1乃至5記載の配膳車。
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