JP6302792B2 - 配膳車 - Google Patents

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Description

本発明は、食品を収容する収容室が区分構造で保冷室と保温室とに区分されている配膳車に関し、とくに区分構造を構成する仕切体とトレイ受けとが一体化されている仕切ユニットの改良に関する。
この種の配膳車は、例えば特許文献1に公知である。係る特許文献1の冷温蔵装置(冷温配膳車)の仕切壁(区分構造)は、複数個の単位仕切壁(仕切体)を多段状に積み上げて形成している。単位仕切壁の左右には、L字状の支持アームがそれぞれ固定されており、両支持アームの先端に、アングル状のトレイ受けがそれぞれ固定されている。各支持アームは、同アームの取付部、単位仕切壁の側板、単位仕切壁の内側に配置された補強部材の3者をリベットで締結することにより、単位仕切壁の左右に固定されている。また、各トレイ受けは、支持アームの先端に、皿ビスで締結固定されている。これにて、単位仕切壁と一対のトレイ受けとは、支持アームを介して一体に構成されてユニット化されている(以下、仕切ユニットと言う)。仕切ユニットは、冷蔵室の中間壁および温蔵室のヒーターパネルのそれぞれに、複数段にわたって対向状に設けられた支持具で支持されて貯蔵室本体に固定される。
特許第3542734号公報
特許文献1の冷温蔵装置では、仕切ユニットを1個の部材として取り扱うことができるので、同ユニットの貯蔵室本体に対する固定または分離を容易化することができる。また、リベットおよび皿ビスを用いて締結固定することで、仕切ユニットを1個の剛体として形成して、その構造強度を向上することができ、トレイ上の食品の重量によって単位仕切壁が上下に変位するのを防止できる。しかし、支持アームをリベットで単位仕切壁に締結する際には、支持アームの取付部、単位仕切壁の側板、補強部材の3者にそれぞれ設けられたリベット孔を位置合わせする必要があるが、補強部材が単位仕切壁の内部に挿入されるので、そのリベット孔を視認することができず、前記3者のリベット孔の位置を合致させるのは容易ではない。また、合計4つの箇所でリベットまたは皿ビスの締結作業を行う必要があるので、単位仕切壁と一対のトレイ受けとの組付作業に多くの手間と時間を要する。さらに、支持アームは板材で形成されておりその厚み寸法が小さいため、支持アームにねじ込まれる皿ビスのねじ込み量を大きくすることができず、冷温配膳車が走行する際の振動で皿ビスが緩みやすい。仮に皿ビスが外れた場合には、配膳する食品内に皿ビスが混入するおそれがある。
本発明の目的は、仕切体とトレイ受けとを仕切ユニットとして一体化する際の組付作業を簡便に行うことができるようにして、組付作業に要する手間と時間を軽減できる配膳車を提供することにある。
本発明の配膳車は、区分構造で保冷室14と保温室15とに区分される収容室13を有し、区分構造が多段状に配置される複数個の仕切体40を備えている。仕切体40の一部または全部は、トレイTを受止める一対のトレイ受け48が仕切体40の左右に連結されて仕切ユニットUとして一体化されている。仕切体40は、前後方向に長いベース枠41と、ベース枠41の前後端に固定される一対の端面キャップ42とを含む。ベース枠41と各トレイ受け48との間に、ベース枠41にトレイ受け48を連結するスライド連結構造が設けられている。スライド連結構造は、ベース枠41とトレイ受け48を前後方向へ相対スライド可能に連結して構成されている。ベース枠41に各トレイ受け48をスライド連結した状態で、ベース枠41の前後端に固定した端面キャップ42でトレイ受け48の前後動を規制して、仕切体40と一対のトレイ受け48とが仕切ユニットUとして一体化されていることを特徴とする。
端面キャップ42は、前後方向にねじ込まれる複数のねじ体Sでベース枠41に固定する。スライド連結構造を、ベース枠41の左右両側の前後方向にわたって突設される連結突起80と、トレイ受け48の連結端の前後方向にわたって設けられて、連結突起80に対してスライド連結可能なスライド溝81とで構成する。
トレイ受け48は、トレイ受け本体74と、トレイ受け本体74の連結端から下方に延設されて、ベース枠41の側壁51に当接する当接壁75とを含む。連結突起80をベース枠41の側壁51から突設し、スライド溝81を当接壁75に形成する。側壁51に当接壁75が密接する状態で、スライド溝81を連結突起80に嵌合連結する。
トレイ受け48は、金属製の押出成形品に切断加工および/または切抜き加工を施して形成する。
ベース枠41を、左右対称の左ベース枠41Aおよび右ベース枠41Bとで構成する。左右のベース枠41A・41Bを、金属製の押出成形品で形成する。
仕切体40は、断熱体43と、ベース枠41の下面から出退自在に設けられるメインシャッター44と、ベース枠41の上面から出退自在に設けられる3個のサブシャッター45と、サブシャッター45間に設けられるシール体46とを備える。左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとに端面キャップ42を締結して、ベース枠41の内部に収容した断熱体43、メインシャッター44、サブシャッター45、およびシール体46を、左右のベース枠41A・41Bの間に組み付ける。
本発明に係る配膳車においては、仕切体40を、前後方向に長いベース枠41と、ベース枠41の前後端に固定される一対の端面キャップ42とを含んで構成した。また、ベース枠41と各トレイ受け48との間に、ベース枠41とトレイ受け48を前後方向へ相対スライド可能に連結して構成されるスライド連結構造を設けた。ベース枠41に各トレイ受け48をスライド連結した状態で、ベース枠41の前後端に固定した端面キャップ42でトレイ受け48の前後動を規制して、仕切体40と一対のトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化した。これによれば、ベース枠41に一対のトレイ受け48をスライド連結する作業と、ベース枠41の前後端に端面キャップ42を固定する作業とを行うだけで、仕切体40と一対のトレイ受け48とを一体に連結し、仕切ユニットUとして一体化できる。従って、従来の仕切ユニットに比べて仕切体40とトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化する際の組立作業を簡便に行うことができ、組立作業に要する手間と時間を軽減できる。
スライド連結構造を、ベース枠41の左右両側の前後方向にわたって突設される連結突起80と、トレイ受け48の連結端の前後方向にわたって設けられる連結突起80にスライド連結可能なスライド溝81とで構成すると、スライド連結構造の連結初期に連結突起80とスライド溝81との位置合わせを行うだけで、あとは両者を相対スライドさせるだけで連結できるので、ベース枠41に対する一対のトレイ受け48の連結作業を素早く行え、組立作業に要する手間と時間をさらに軽減できる。また、端面キャップ42を、前後方向にねじ込まれる複数のねじ体Sでベース枠41に固定すると、ねじ体Sのベース枠41に対するねじ込み長さを十分に大きくできるので、端面キャップ42をベース枠41に対して着脱自在に構成しながらも、端面キャップ42をベース枠41に強固に固定でき、トレイ受け48の前後動を確実に規制できる。ねじ体Sのねじ込み長さが十分に大きい分、配膳車が走行する際の振動でビスが緩むこともない。
連結突起80をベース枠41の側壁51から突設し、スライド溝81を当接壁75に形成し、側壁51に当接壁75が密接する状態で、スライド溝81を連結突起80にスライド連結すると、ベース枠41の側壁51に片持ち状に連結されるトレイ受け48の当接壁75が、側壁51に対して面接触した状態で連結できる。従って、トレイ受け本体74に傾動モーメントが作用した場合でも、トレイ受け48はベース枠41の側壁51に対してがたつくことがなく、トレイ受け本体74でトレイTを確りと受止めることができる。
トレイ受け48を、金属製の押出成形品に切断加工および/または切抜き加工を施して形成すると、トレイ受け本体74、当接壁75、およびスライド連結構造を構成するスライド溝81などを含む複雑な断面形状であっても、容易かつ安価に製造することができる。また、例えばトレイ受け本体74と当接壁75とを別部品として形成し、これを溶接などで一体化する場合には、溶接品質のばらつきや熱ひずみなどの問題を避けることができない。しかし、押出成形品に切断加工および/または切抜き加工を施す場合には、このような問題が生じることなく、トレイ受け48の構造強度などを含む品質を一定にでき、従って、信頼性の高い区画構造を備えた配膳車とすることができる。また、前後方向を押出方向とする押出成形品でトレイ受け48を形成すると、トレイTの載置面となるトレイ受け本体74の上面を段差のないフラットな面として形成でき、段差部分にこぼれた食品などが膠着してごみ溜まりを形成することがなく、トレイ受け本体74の上面を衛生的に保つことができる。段差がない分、清掃や滅菌処理などの衛生管理を簡便に行える利点もある。
ベース枠41を、左右対称の左ベース枠41Aおよび右ベース枠41Bとで構成し、左右のベース枠41A・41Bを、金属製の押出成形品で形成すると、複雑な断面形状であっても容易かつ安価に製造することができるので、左右のベース枠41A・41Bにスライド連結構造を構成する連結突起80を容易に一体に形成でき、また、部品を共通化できる。従って、仕切ユニットUの製造コストを低減することができる。
左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとに端面キャップ42を締結して、ベース枠41の内部に収容した断熱体43、メインシャッター44、サブシャッター45、およびシール体46を、左右のベース枠41A・41Bの間に組み付けると、ベース枠41の前後端から、前記各部材を挿入して組み付けるだけでなく、左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとで挟み込むようにして前記各部材の組み付けを行うことができ、仕切体40の組立作業の自由度を向上できる。
本発明に係る仕切ユニットの縦断正面図である。 配膳車の正面図である。 配膳車の縦断正面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 仕切ユニットの支持構造を示す正面図である。 仕切体の分解側面図である。 仕切体の分解正面図である。 スライド連結構造を示す平面図である。 仕切ユニットから端面キャップを分離した状態を示す斜視図である。 仕切ユニットの全体斜視図である。 収容室の下端に配置される仕切体の分解正面図である。 トレイ受けの支持構造を示す側面図である。 図12におけるB−B線断面図である。 上下の仕切体の間にトレイを収容した状態を示す側面図である。
(実施例) 図1から図14に本発明に係る配膳車の実施例を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2から図4に示す矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2に示すように、本実施例の配膳車は、配膳用のトレイとして平板状の底板の周縁に傾斜面からなる周囲縁が形成された、多数個の平板状トレイT(以下、単にトレイTと言う。)を搭載対象としている。配膳車は、前後が開口する断熱箱体1と、断熱箱体1を支持する台車2と、断熱箱体1の上部に配置される機械室3とで構成されている。台車2は、6個のキャスター4を備えており、これにより、配膳車を前後左右に自在に走行させることができる。台車2の周囲にはバンパー5が設けられており、このバンパー5で壁面などとの接触衝撃を緩衝できる。機械室3は、機械室カバー3Aで覆われており、外面からは機械室3の内部を視認できないようにしている。
図3に示すように、断熱箱体1は、躯体フレーム7と、躯体フレーム7の上下面を塞ぐ天井パネル8および底面パネル9と、躯体フレーム7の左右面を塞ぐ左パネル10と右パネル11とで構成されている。断熱箱体1の左右中央には、前後端にわたって中央壁12が設けられており、これより、断熱箱体1の内部空間は、左右2個の収容室13・13に区画され、さらに、収容室13のそれぞれは、区分構造で保冷室14と保温室15とに区分される。これらの区分構造の詳細については後述する。
図2および図4に示すように、各収容室13の開口面は、観音開き構造の一対のドア17・17で揺動開閉できるようになっており、各ドア17は、開口面の両側の上下に配置したドアヒンジ18で支持されている。ドア17の内面(収容室側)の四周縁部には、ドアパッキン19が設けられている。ドアパッキン19の内部には棒状の磁石(図示していない)が配置されており、この磁石と開口面の周縁壁(鋼板)との磁気吸着作用で、ドア17と断熱箱体1との接合部分をドアパッキン19で封止し、さらにドア17を閉じ状態に保持している。
図3に示すように、機械室3には、保冷室14に供給する冷気を生成するための冷凍機器が収容されている。冷凍機器は、圧縮機21、凝縮器22、送風ファン23、および蒸発器24などで構成されており、蒸発器24は、断熱箱体1の上部の略中央に配置された熱交換ボックス25の内部に冷却ファン26とともに配置されている。図3において符号27は、保冷室14および保温室15の温度を制御する制御部と、外部からの電源を受取るコネクタとが設けられた制御装置であり、符号Hは、配膳車を走行させる際に使用するハンドルを示す。
図4に示すように、中央壁12は、前後の開口端に設けられる中柱29・29と、両中柱29・29の間に設けられる冷気ダクト30とで構成されている。冷気ダクト30は、長方形状の左右のダクト板31・31の周縁部を、前後の中柱29・29と天井パネル8および底面パネル9に固定して形成される(図3参照)。冷気ダクト30の内部は、中央部に設けられる冷気吹出しダクト32と、冷気吹出しダクト32の前後に設けられる2個の冷気吸込みダクト33・33とで構成されている。さらに、冷気吹出しダクト32は、前後2個に区分されている。冷気吹出しダクト32に臨む左右のダクト板31・31には、それぞれ一群の吹出口34が設けられ、冷気吸込みダクト33に臨む左右のダクト板31・31には、それぞれ一群の吸込口35が設けられている。冷気吹出しダクト32および冷気吸込みダクト33は、天井パネル8に設けられた吹出開口36および吸込開口37を介して熱交換ボックス25内と連通されている。
図3および図4に示すように、先の冷却ファン26は、各吹出開口36に臨むようにそれぞれ配置されている。冷却ファン26を駆動すると、一群の吹出口34から冷気を吹出し、一群の吸込口35から冷気を吸込んで冷気を循環させることができる。これにより、区画構造で区分される収容室13の中央壁12側が、保冷室14として構成され、残る左右のパネル10・11側が保温室15として構成される。左パネル10および右パネル11の内部には、それぞれパネルヒーター38が設けられており、パネルヒーター38を駆動することにより、その輻射熱が保温室15に放射されて保温室15内を加熱できる。図示していないが、保温室15に臨む左パネル10および右パネル11の壁面には、遠赤外線放射塗料が塗布されており、パネルヒーター38の熱を効率よく保温室15内に放射できるようになっている。
図3に示すように、区分構造は、多段状に配置される複数個の仕切体40を備えており、本実施例では、上下に7個の仕切体40を備えている。図1および図10に示すように、仕切体40は、前後方向に長いベース枠41と、ベース枠41の前後端に固定される一対の端面キャップ42・42と、ベース枠41の内部に配置される断熱体43とを備えている。また、仕切体40は、ベース枠41の下面から出退自在に設けられる2個のメインシャッター44と、ベース枠41の上面から出退自在に設けられる3個のサブシャッター45と、各サブシャッター45間に設けられるシール体46とを備えている。最上段の仕切体40を除く仕切体40は、トレイTを受止める一対のトレイ受け48が仕切体40の左右に連結されて仕切ユニットUとして一体化されている(図3参照)。仕切ユニットUについては後述する。トレイTは、上下の仕切体40の間に差込まれて、左右一対のトレイ受け48で受止められる。
図6および図7に示すように、ベース枠41は、左右対称の左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとで構成されており、左右のベース枠41A・41Bは、アルミニウム合金を素材として前後方向を押出方向とする同一構造の押出成形品で形成されている。左ベース枠41Aは、側壁51と、側壁51の上端から右方に延設される上壁52と、側壁51との下端から右斜め下向きに下り傾斜する傾斜壁53とを備えている。側壁51の下端側には、側壁51と傾斜璧53とを接続して補強するための逆L字状の補強壁54が形成されており、側壁51の上端側には、上壁52と平行なリブ壁55が形成されている。リブ壁55と側壁51との隅部、および側壁51、傾斜璧53、および補強壁54で囲まれる部分には、端面キャップ42を固定するためのビス(ねじ体)Sがねじ込まれるボス56がそれぞれ形成されている。右ベース枠41Bは、左ベース枠41Aを左右反転した同一部材であるので、同一の部材には同様の符号を付して、その説明を省略する。
メインシャッター44は、側面視において前後に長い逆台形状に形成されており、下面と下面に連続する前後の傾斜面部分は、トレイTの内面形状に一致させている。メインシャッター44の上部左右には水平方向に突出して、メインシャッター44の出退移動をガイドするガイド突部57が形成され、上面には前後方向に長いばね収容凹部58が形成されている。ばね収容凹部58には、メインシャッター44を下方に向かって付勢する湾曲状の線ばね59が収容配置される。組付け状態において、線ばね59の上端部は断熱体43の下面に当接している(図1参照)。
3個のサブシャッター45は、ベース枠41の前後端に配置されるサブシャッター45A・45Aと、ベース枠41の略中央に配置されるサブシャッター45Bとで構成されている。サブシャッター45Aは、正面視で断面ハット型のシャッターケース61Aで上下揺動自在に軸支されており、同シャッター45Aとシャッターケース61Aの間に配置したキックばね62Aで上方に向かって付勢されている(図14参照)。サブシャッター45Aは、シャッターケース61Aで上方への揺動が規制され、図6に示す待機姿勢に位置保持されている。シャッターケース61Aの側壁上部の左右には、ベース枠41の上壁51が挿入されるスリットからなる係合部63Aが形成されている。同様に、サブシャッター45Bは、正面視で断面ハット型のシャッターケース61Bで上下揺動自在に軸支されており、同シャッター45Bとシャッターケース61Bの間に配置したキックばね62Bで上方に向かって付勢されている(図14参照)。サブシャッター45Bは、シャッターケース61Bで上方への揺動が規制され、図6に示す待機姿勢に位置保持されている。シャッターケース61Bの上部左右には、ベース枠41の上壁51が挿入される係合爪からなる係合部63Bが形成されている。
シール体46は、横臥コ字状のシール部65と、シール部65の両先端部から左右に伸びる支持腕66・66とで断面ハット状に形成されたエラストマー製の条材からなる。シール部65の上面には、複数の微小溝67が設けてある。仕切体40の組付状態においては、シール部65の上面と、先のシャッターケース61A・61Bの上面とは面一状になっている(図1参照)。
断熱体43は、前後方向に長い発泡スチロールからなり、ベース枠41と略同一の長さ寸法を有する。断熱体43の上面前後には、サブシャッター45Aのシャッターケース61Aを受け入れる挿入凹部43A・43Aが形成されており、上面略中央には、サブシャッター45Bのシャッターケース61Bを受け入れる挿入凹部43Bが形成されている。
端面キャップ42は、ベース枠41の正面視における外郭形状と略同一の六角形状を有する板状体で形成されている。端面キャップ42には装填凹部69が形成されており、この装填凹部69に端面キャップ42と相似状のステンレス鋼製の吸着板68が装填されている。また、左右のベース枠41A・41Bのボス56に対応して、端面キャップ42の板面の4個所にビス穴70が形成されている。端面キャップ42の左右の側面には、後述するスライド連結構造で左右のベース枠41A・41Bにスライド連結されたトレイ受け48の前後動を規制する規制突起71がそれぞれ形成されている。吸着板68には、左右のベース枠41A・41Bのボス56に対応する位置にビス座72が形成されている。
図1および図10に示すように、トレイ受け48は、板状体で形成されるトレイ受け本体74と、トレイ受け本体74のベース枠41側の端部から下方に延設されてベース枠41の側壁51に当接する当接壁75とを備えている。当接壁75が形成されるトレイ受け本体74の他端には、上下に延設される支持壁76が形成されており、トレイ受け本体74の下面には、前後方向に伸びる補強リブ77が所定間隔を置いて左右に並列形成されている。トレイ受け本体74には、2個の開口78・78が開設されており、これより、平面視においてトレイ受け本体74は漢字の「日」状に形成されている。
トレイ受け48は、アルミニウム合金を素材として前後方向を押出方向とする押出成形品に切断加工および打抜き加工を施して形成されている。具体的には、バンドソーなどの切断装置で押出成形品を所定寸法に切断したのち、2個の開口78・78をプレス装置で打抜いて形成している。本実施例では、保冷室14の左右方向(幅方向)の寸法は、保温室15の左右方向の寸法よりも小さいため、トレイ受け本体74の左右方向の寸法が異なる保冷室14用のトレイ受け48Bと、保温室15用のトレイ受け48Aとを用意した。上記のように、補強リブ77を形成したトレイ受け本体74を漢字の「日」状に形成した押出成形品からなるトレイ受け48によれば、トレイ受け本体74の捩れや撓みに対する構造強度を向上できる。
仕切体40と一対のトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化する際に、ベース枠41とトレイ受け48とを容易に連結するために、ベース枠41と各トレイ受け48との間に、ベース枠41とトレイ受け48を前後方向へ相対スライド可能に連結して構成されるスライド連結構造が設けられている。スライド連結構造は、左右のベース枠41A・41B(ベース枠41)の両側の前後方向にわたって突設される断面L字状の連結突起80と、トレイ受け48の当接壁75(連結端)の前後方向にわたって設けられて、連結突起80に嵌合連結されるL字状のスライド溝81とで構成されている。当接壁75は連結壁82を備えており、この連結壁82にスライド溝81が形成されている。スライド溝81および連結壁82は、トレイ受け48の押出成形時に同時に形成される。
ここで、仕切体40の組立手順の一例を説明する。まず、断熱体43を左右のベース枠41A・41Bで挟み込み、挿入凹部43Bにシャッターケース61Bを上方から差込み係合部63Bを左右のベース枠41A・41Bに係合させて固定する。次に、左右のベース枠41A・41Bの前後からそれぞれシール体46とシャッターケース61Aとを順に差込み、一方の端面キャップ42をビスSで固定する。次に、2個のメインシャッター44・44を左右のベース枠41A・41Bの補強壁54・54間に差込む。最後に、残る端面キャップ42を左右のベース枠41A・41Bにビスで固定する。
次いで、仕切体40と一対のトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化する手順を説明する。仕切体40の組付け途中にトレイ受け48を一体化する際には、一方の端面キャップ42を固定した時点で一体化のための組立作業を行う。また、組付けが完了した仕切体40とトレイ受け48とを一体化する際には、一方の端面キャップ42を取り外した状態で一体化のための組立作業を行う。まず、左ベース枠41Aの連結突起80に、トレイ受け48A(48B)のスライド溝81をスライド係合させて、左ベース枠41Aにトレイ受け48A(48B)を連結する。次に、右ベース枠41Bの連結突起80に、トレイ受け48B(48A)のスライド溝81をスライド係合させて、右ベース枠41Bにトレイ受け48B(48A)を連結する。このとき、当接壁75は、側壁51にそれぞれ密接する状態で、嵌合連結されている。最後に、図9に示すように、ビスSをボス56にねじ込んで、端面キャップ42を左ベース枠41Aと右ベース枠41Bに固定することにより、前後の端面キャップ42・42の規制突起71・71でトレイ受け48A・48Bの前後動を規制して、仕切体40と一対のトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化できる。仕切ユニットUのトレイ受け本体74の上面と、シール体46のシール部65の上面とは、同一高さに設定されている。これにより、レイ受け本体74で受止められたトレイTは、シール体46を介して仕切体40でも受止められている。
区画構造の下端に配置される仕切体40は、他の仕切体40よりも上下方向の寸法が小さく設定された下端仕切体40Aとして形成されている。これは、配膳車の全高寸法を低くするためと、下端仕切体40Aは、メインシャッター44が必要ないことによる。図11に示すように下端仕切体40Aは、前後方向に長いベース枠84と、ベース枠84の前後端に固定される一対の端面キャップ85・85と、ベース枠84の内部に配置される断熱体86とを備えている。また、下端仕切体40Aは、ベース枠84の上面から出退自在に設けられる3個のサブシャッター45と、各サブシャッター45間に設けられる第1シール体87と、ベース枠84の下面に配置される第2シール体88とを備えている。
ベース枠84は、左ベース枠84Aと右ベース枠84Bとで構成されており、左右のベース枠84A・84Bは、ベース枠41と同様に、アルミニウム合金を素材として前後方向を押出方向とする同一構造の押出成形品で形成されている。左ベース枠84Aは、側壁90と、側壁90の上下端のそれぞれから右方に延設される上壁91および下壁92とでコ字状に形成されている。上壁91の下側および下壁92の上側には、各壁91・92と平行なリブ壁93・94が形成されている。各リブ壁93・94には、端面キャップ85をベース枠84に固定するためのビスSがねじ込まれるボス95がそれぞれ形成されている。側壁90には、スライド連結構造を構成する断面L字状に形成される連結突起80が、左ベース枠84A(ベース枠84)の押出成形時に側壁90と一体に形成されている。
右ベース枠84Bは、左ベース枠84Aを左右反転した同一部材であり、第1および第2のシール体87・88は、シール体46と同一の条件で形成されている。第1シール体87は、シール体46と同一長さに形成されており、第2シール体88は、第1シ−ル体87よりも長く形成され、左右のベース枠84A・84Bと略同一長さを有する。また、3個のサブシャッター45は、仕切体40と同様に、前後端に配置されるサブシャッター45A・45Aと、ベース枠41の略中央に配置されるサブシャッター45Bとで構成されている。さらに、断熱体86は、仕切体40の断熱体43の下側を切取って、上下寸法を小さくしたものである。従って、同一の部材には同様の符号を付して、その説明を省略する。
端面キャップ85は、ベース枠84の正面視における外郭形状と略同一の四角形状を有する板状体で形成されている。端面キャップ85には装填凹部97が形成されており、この装填凹部97に端面キャップ85と相似状のステンレス鋼製の吸着板96が装填されている。また、左右のベース枠84A・84Bのボス95に対応して、端面キャップ85の板面の4個所にビス穴98が形成されている。吸着板96には、左右のベース枠84A・84Bのボス95に対応する位置にビス座99が形成されている。
下端仕切体40Aの組付け手順は、メインシャッター44を備えない分、第2シール体88の支持腕66を下壁92とリブ壁94との間に差込んで、左ベース枠84Aと右ベース枠84Bとで挟み込むようにする点が異なり、その他は仕切体40の組付け手順と同じである。また、下端仕切体40Aと一対のトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化する手順は、先の仕切体40と一対のトレイ受け48との一体化手順と同じである。
仕切体40(下端仕切体40A)と、一対のトレイ受け48(48A・48B)とが一体化された仕切ユニットUは、収容室13の両側面の前後に多段状に設けられたユニット支持具101で収容室13内に固定される。ユニット支持具101は、4個を1組として上下方向に6段設けている。図4、図12、図13に示すように、ユニット支持具101は、収容室13に臨む躯体フレーム7および中柱29に固定されており、トレイ受け48の支持壁76を受止める下支持具101Aと、下支持具101Aの上方に固定される上支持具101Bとで構成されている。上支持具101Bは、下支持具101Aで支持された部分を支点にして支持壁76の上端側が揺動するのを規制するために設けられている。
上支持具101Bと下支持具101Aとは、同一部材で構成されており、平板状の固定片102と、固定片102の一端に連接されるL字状の支持片103とで構成される。上下の支持具101A・101Bは、固定片102をリベット104で躯体フレーム7または中柱29に締結することにより固定されている。上支持具101Bの支持片103の下端は、トレイ受け48で受止められたトレイTの上縁よりも上方に位置している。これにより、トレイTの差込み時、または抜取り時に、トレイTが上支持具101Bに接触することはない。また、支持壁76により、トレイTがパネルヒーター38を備える左パネル10、または右パネル11と直接接触することがない。これにより、トレイTがパネルヒーター38の熱で、軟化し変形するのを阻止でき、さらに、トレイTの接触で、左パネル10および右パネル11に塗布された遠赤外線放射塗料が剥離することがない。
仕切ユニットUは、収容室13の前側(または後側)の開口から差込み固定する。なお、最上段の仕切体40は、ブラケット(図示していない)で天井パネル8に固定されている。まず、一対のトレイ受け48の各支持壁76を、対応する前側の上下の支持具101A・101Bの支持片103と躯体フレーム7または中柱29との隙間に差込むように挿入する。さらに、仕切ユニットUを後方に差込んで行き、対応する後側の上下の支持具101A・101Bの支持片103と躯体フレーム7または中柱29との隙間に差込むように挿入する。最後に、段落ち部105を下支持具101Aに落込み係合させて固定が完了する。仕切ユニットUを上側あるいは下側から順次固定し、すべての仕切ユニットUを固定することで、収容室13内に区分構造が形成される。仕切ユニットUをユニット支持具101で収容室13に固定した状態では、トレイ受け48の支持壁76は、下支持具101Aで受止められながら、上支持具101Bで支持壁76の上端の揺動が規制されている。これにより、支持壁76がユニット支持具101で強固に支持されるので、トレイ受け48が支持壁76側を支点にして当接壁75側が上下に揺動することがなく、これより、仕切体40が上下に変位することもない。従って、トレイ受け48でトレイTを確実に支持することができる。
図14に示すように、上下の仕切体40間に、トレイTを差込む際には、トレイTの挿入先端側でサブシャッター45Aを下向きに揺動させた状態でトレイTを差込むことにより、メインシャッター44を線ばね59の付勢力に抗して上方に変位させることができる。さらにトレイTを差込むと、メインシャッター44が線ばね59の付勢力でトレイTの内表面に押しつけられ、サブシャッター45Aがキックばね62Aの付勢力で待機位置に復帰する。これにより、保冷室14の冷気、あるいは保温室15の加温空気がトレイTの表面部分および、トレイTの周囲壁の下側で行き来するのを阻止することができる。トレイTが差込まれていない状態においても、メインシャッター44の下面が線ばね59の付勢力でシール体46およびシャッターケース61A・61Bの上面に押し付けられているので、保冷室14の冷気、あるいは保温室15の加温空気が行き来するのを阻止している。また、ドア17の揺動先端側のドアパッキン19は、仕切体40の吸着板68に磁気吸着して、ドア17と区画構造との間を封止して、冷気および加温空気が収容室13の外部へ漏れ出すのを防止している。
以上のように、本実施例に係る配膳車においては、ベース枠41・84に各トレイ受け48をスライド連結させた状態で、ベース枠41・84の前後端に固定した端面キャップ42・85でトレイ受け48の前後動を規制して、仕切体40と一対のトレイ受け48とが仕切ユニットUとして一体化したので、ベース枠41・84に一対のトレイ受け48をスライド連結する作業と、ベース枠41・84の前後端に端面キャップ42・85を固定する作業とを行うだけで、仕切体40と一対のトレイ受け48とを一体に連結し、仕切ユニットUとして一体化できる。従って、従来の仕切ユニットに比べて仕切体40とトレイ受け48とを仕切ユニットUとして一体化する際の組立作業を簡便に行うことができ、組立作業に要する手間と時間を軽減できる。
スライド連結構造を、ベース枠41・84の左右両側の前後方向にわたって突接される連結突起80と、トレイ受け48の連結端の前後方向にわたって設けられる連結突起80にスライド連結可能なスライド溝81とで構成したので、スライド連結構造の連結初期に連結突起80とスライド溝81との位置合わせを行うだけで、あとは両者を相対スライドさせるだけで連結できる。従って、ベース枠41・84に対する一対のトレイ受け48の連結作業を素早く行え、組立作業に要する手間と時間をさらに軽減できる。また、端面キャップ42・85を、前後方向にねじ込まれる複数のビスSでベース枠41・84に固定したので、ビスSのベース枠41・84に対するねじ込み長さを十分に大きくできる。従って、端面キャップ42・85をベース枠41・84に対して着脱自在に構成しながらも、端面キャップ42・85をベース枠41・84に強固に固定でき、トレイ受け48の前後動を確実に規制できる。これにより、組立作業が完了している仕切体40・40Aであっても、一方の端面キャップ42・85を取り外し、トレイ受け48を一体化して仕切ユニットUとして組立てることができる。ビスSのねじ込み長さが十分に大きい分、配膳車が走行する際の振動でビスSが緩むこともない。
連結突起80をベース枠41・84の側壁51・90から突設し、スライド溝81を当接壁75に形成し、側壁51・90に当接壁75が密接する状態で、スライド溝81を連結突起80に嵌合連結したので、ベース枠41・84の側壁51・90に片持ち状に連結されるトレイ受け48の当接壁75が、側壁51・90に対して面接触した状態で連結できる。従って、トレイ受け本体74に傾動モーメントが作用した場合でも、トレイ受け48はベース枠41・84の側壁51・90に対してがたつくことがなく、トレイ受け本体74でトレイTを確りと受止めることができる。
トレイ受け48を、アルミニウム合金の押出成形品に切断加工および切抜き加工を施して形成したので、トレイ受け本体74、当接壁75、およびスライド連結構造を構成するスライド溝81などを含む複雑な断面形状であっても、容易かつ安価に製造することができる。トレイ受け48の構造強度などを含む品質を一定にでき、信頼性の高い区画構造を備えた配膳車とすることができる。また、前後方向を押出方向とする押出成形品でトレイ受け48を形成したので、トレイTの載置面となるトレイ受け本体74の上面を段差のないフラットな面として形成でき、段差部分にこぼれた食品などが膠着してごみ溜まりを形成することがなく、トレイ受け本体74の上面を衛生的に保つことができる。段差がない分、清掃や滅菌処理などの衛生管理を簡便に行える利点もある。
配膳車の上下のトレイ受け本体74の対向間隔W(図5参照)は、トレイTとトレイTに載置する器の高さ寸法に加え、トレイ受け本体74が器に接触しないように、充分な余裕隙間を含んで設定してある。本実施例では、補強リブ77を形成したトレイ受け本体74を漢字の「日」状に形成して、トレイ受け本体74の捩れや撓みに対する抵抗力を向上したので、前記余裕隙間を小さくすることができ、これにより、配膳車の全高を低く抑えることができる。
ベース枠41・84を、左右対称の左ベース枠41A・84Aおよび右ベース枠41B・84Bで構成し、左右のベース枠41A・84A・41B・84Bを、アルミニウム合金の押出成形品で形成したので、複雑な断面形状であっても容易かつ安価に製造することができるので、左右のベース枠41A・84A・41B・84Bにスライド連結構造を構成する連結突起80を容易に一体に形成でき、また、部品を共通化できる。従って、仕切ユニットUの製造コストを低減することができる。
左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとに端面キャップ42を締結して、ベース枠41の内部に収容した断熱体43、メインシャッター44、サブシャッター45、およびシール体46を、左右のベース枠41A・41Bの間に組み付けたので、ベース枠41の前後端から、前記各部材を挿入して組み付けるだけでなく、前記各部材の一部を左ベース枠41Aと右ベース枠41Bとで挟み込むようにして前記各部材の組み付けを行うことができ、仕切体40の組立作業の自由度を向上できる。
上記の実施例では、保冷室14の左右方向(幅方向)の寸法は、保温室15の左右方向の寸法よりも小さくしたが、保温室15の左右方向の寸法を保冷室14のそれよりも小さくしてもよく、または同じ寸法であってもよい。保冷室14と保温室15の左右方向の寸法が同じである場合には、トレイ受け48A・48Bは同一部材で構成できる。スライド連結構造を構成する連結突起80とスライド溝81とは、断続状に設けてあってもよい。ベース枠41・84に対する端面キャップ42・85の固定はねじ体S以外に、例えばリベット締結、または係止爪と、係止爪に係合する係止部とで構成した係止構造などであってもよい。ユニット支持具101は、上支持具101Bと下支持具101Aとをリベット104で締結固定して設けたが、躯体フレーム7および中柱29にプレス機で切起こし加工を施して、ユニット支持具101を躯体フレーム7および中柱29と一体に形成することができる。
13 収容室
14 保冷室
15 保温室
40 仕切体
41 ベース枠
41A 左ベース枠
41B 右ベース枠
42 端面キャップ
44 メインシャッター
45 サブシャッター
46 シール体
48 トレイ受け
51 側壁
74 トレイ受け本体
75 当接壁
80 連結突起
81 スライド溝
S ねじ体(ビス)
T トレイ
U 仕切ユニット

Claims (6)

  1. 区分構造で保冷室(14)と保温室(15)とに区分される収容室(13)を有し、区分構造が多段状に配置される複数個の仕切体(40)を備えている配膳車であって、
    仕切体(40)の一部または全部は、トレイ(T)を受止める一対のトレイ受け(48)が仕切体(40)の左右に連結されて仕切ユニット(U)として一体化されており、
    仕切体(40)は、前後方向に長いベース枠(41)と、ベース枠(41)の前後端に固定される一対の端面キャップ(42)とを含み、
    ベース枠(41)と各トレイ受け(48)との間に、ベース枠(41)にトレイ受け(48)を連結するスライド連結構造が設けられており、
    スライド連結構造は、ベース枠(41)とトレイ受け(48)を前後方向へ相対スライド可能に連結して構成されており、
    ベース枠(41)に各トレイ受け(48)をスライド連結した状態で、ベース枠(41)の前後端に固定した端面キャップ(42)でトレイ受け(48)の前後動を規制して、仕切体(40)と一対のトレイ受け(48)とが仕切ユニット(U)として一体化されていることを特徴とする配膳車。
  2. 端面キャップ(42)は、前後方向にねじ込まれる複数のねじ体(S)でベース枠(41)に固定されており、
    スライド連結構造が、ベース枠(41)の左右両側の前後方向にわたって突設される連結突起(80)と、トレイ受け(48)の連結端の前後方向にわたって設けられて、連結突起(80)に対してスライド連結可能なスライド溝(81)とで構成されている請求項1に記載の配膳車。
  3. トレイ受け(48)は、トレイ受け本体(74)と、トレイ受け本体(74)の連結端から下方に延設されてベース枠(41)の側壁(51)に当接する当接壁(75)とを含み、
    連結突起(80)はベース枠(41)の側壁(51)から突設され、スライド溝(81)は当接壁(75)に形成されており、
    側壁(51)に当接壁(75)が密接する状態で、スライド溝(81)が連結突起(80)に嵌合連結されている請求項2に記載の配膳車。
  4. トレイ受け(48)は、金属製の押出成形品に切断加工および/または切抜き加工を施して形成されている請求項1から3のいずれかひとつに記載の配膳車。
  5. ベース枠(41)は、左右対称の左ベース枠(41A)および右ベース枠(41B)で構成されており、
    左右のベース枠(41A・41B)が、金属製の押出成形品で形成されている請求項1から4のいずれかひとつに記載の配膳車。
  6. 仕切体(40)は、断熱体(43)と、ベース枠(41)の下面から出退自在に設けられるメインシャッター(44)と、ベース枠(41)の上面から出退自在に設けられる3個のサブシャッター(45)と、サブシャッター(45)間に設けられるシール体(46)とを備えており、
    左ベース枠(41A)と右ベース枠(41B)とに端面キャップ(42)を締結して、ベース枠(41)の内部に収容した断熱体(43)、メインシャッター(44)、サブシャッター(45)、およびシール体(46)が、左右のベース枠(41A・41B)の間に組み付けられている請求項5に記載の配膳車。
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