JPH0725339B2 - 自動車の車体と蓋部品との組立方法 - Google Patents

自動車の車体と蓋部品との組立方法

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JPH0725339B2
JPH0725339B2 JP1071682A JP7168289A JPH0725339B2 JP H0725339 B2 JPH0725339 B2 JP H0725339B2 JP 1071682 A JP1071682 A JP 1071682A JP 7168289 A JP7168289 A JP 7168289A JP H0725339 B2 JPH0725339 B2 JP H0725339B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のドアやボンネット等の蓋部品の、車体
からの取外または車体への取付を行う自動車の組立方法
に関する。
(従来の技術) 自動車の製造ラインでは、車体に所定の処理を施す際に
車体に取付けられたドア、ボンネット及びトランクリッ
ド等の蓋部品を一時的に車体から取外して両者を分離
し、該車体と蓋部品とに各別に所定の処理を施した後
に、再び蓋部品を車体に取付けることがある。
例えば自動車の塗装ラインにおいては、特公昭56−1151
4号公報等に開示されているように上記の蓋部品が取付
けられている車体に該蓋部品と共に電着塗装等の前処理
を施した後に、手作業や取外装置等により蓋部品を車体
から取外して両者を分離し、該車体と蓋部品とを各別の
ラインで搬送しながらこれらの部品に中塗りやシーリン
グ等を施し、次いで、手作業や取外装置等により車体に
蓋部品を再び取付けて次の塗装処理を行う方法が従来か
ら知られている。
かかる方法では、車体と蓋部品とに各別に中塗りやシー
リング等を施すので、塗装ロボット等を用いて該車体及
び蓋部品の細部にわたって均一に塗装することが可能と
なる。
一方、上記蓋部品の取付装置としては、例えば特開昭61
−146690号公報に開示されているドアの取付装置が知ら
れているが、この取付装置では、この装置に向かってド
アと車体とが各別の搬送ラインで搬送され、該取付装置
がドア用の搬送ラインからドアを受け取って車体用の搬
送ラインの車体に取付けるようにしている。
このように、従来は、上記蓋部品の取付または取外の際
には、蓋部品用搬送ラインと車体用搬送ラインとの間で
ロボットや手作業等により蓋部品を授受してその取付ま
たは取外を行うようにしている。
しかしながら、上記のように蓋部品の取付または取外の
際に蓋部品用搬送ラインと車体用搬送ラインとを各別に
設けるために、上記塗装ライン等の構成に大きなスペー
スが必要となる。そして、両搬送ライン間で蓋部品の授
受を行っているために、上記取付装置や取外装置の作動
範囲が大きく、その取付作業や取外作業に時間がかか
り、これらの作業効率を向上させる妨げとなっていた。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、自動車の塗装ライン等
の製造ラインにおいて、ドア等の蓋部品を車体から取外
す作業または車体に取付ける作業を1本の搬送ラインで
効率良く行うことができると共に、ラインの構成を小型
化することができる方法を提供することを目的とする。
また、自動車の塗装ラインにおいて、ドア等の蓋部品を
車体から取外す作業と該蓋部品及び車体への塗装作業と
蓋部品を車体に取付ける作業とから成る一連の作業を比
較的小型なライン構成で効率良く行うことができる方法
を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法における蓋
部品の取外方法はかかる目的を達成するために、第1の
搬送路を搬送される自動車の車体からドアやボンネット
等の蓋部品を一時的に取外して該車体及び蓋部品に所定
の処理を施し、次いで該車体を第2の搬送路で搬送して
該車体から取外された蓋部品を第2の搬送路で再び該車
体に取付ける自動車の組立方法において、該第1の搬送
路の車体の上流側の位置に該蓋部品を着脱自在に装着可
能な搬送治具を搬入して該車体と搬送治具とを第1の搬
送路で交互に搬送させる工程と、次いで該第1の搬送路
の蓋部品脱着位置において該車体から蓋部品を取外して
該蓋部品を該蓋部品脱着位置で保持する工程と、該蓋部
品が取外された車体に続いて該蓋部品脱着位置に搬入さ
れた搬送治具に、該蓋部品脱着位置において保持された
蓋部品を装着する工程とから成ることを特徴とする。
また、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法にお
ける蓋部品の取付方法は、第1の搬送路を搬送される自
動車の車体からドアやボンネット等の蓋部品を一時的に
取外して該車体及び蓋部品に所定の処理を施し、次いで
該車体を第2の搬送路で搬送して該車体から取外された
蓋部品を第2搬送路で再び該車体に取付ける自動車の組
立方法において、該第2の搬送路の車体の下流側の位置
に該蓋部品が着脱自在に装着された搬送治具を搬入して
該搬送治具と車体とを第2の搬送路で交互に搬送させる
工程と、次いで該第2の搬送路の蓋部品脱着位置におい
て該搬送治具から蓋部品を取外して該蓋部品を該蓋部品
脱着位置で保持する工程と、該蓋部品が取外された搬送
治具に続いて該蓋部品脱着位置に搬入された車体に、該
蓋部品脱着位置において保持された蓋部品を取付ける工
程とから成ることを特徴とする。
そして、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法の
第1の態様は、前記蓋部品の取外方法により前記蓋部品
を前記車体から取外して前記搬送治具に装着する工程
と、次いで該車体と搬送治具とをそれぞれ前記第1の搬
送路に連続した車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各別
に搬送して該蓋部品を取外された車体と該搬送治具に装
着された蓋部品とに塗装を施す工程と、該塗装後に搬送
治具が搬送されている蓋部品用搬送路と車体が搬送され
ている車体用搬送路とを前記第2の搬送路に合流して、
前記蓋部品の取付方法により該蓋部品を搬送治具から取
外して車体に取付ける工程とから成ることを特徴とす
る。
また、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法の第
2の態様は、前記蓋部品の取外方法により前記蓋部品を
前記車体から取外して前記搬送治具に装着する工程と、
次いで該車体と搬送治具とを前記第1の搬送路で搬送し
ながら該蓋部品を取外された車体と該搬送治具に装着さ
れた蓋部品とに塗装を施す工程と、該塗装後に該車体と
搬送治具とをそれぞれ該第1の搬送路に連続した車体用
搬送路と蓋部品用搬送路とで各別に搬送する工程と、該
搬送治具が搬送されている蓋部品用搬送路と車体が搬送
されている車体用搬送路とを前記第2の搬送路に合流し
て、前記蓋部品の取付方法により該蓋部品を搬送治具か
ら取外して車体に取付ける工程とから成ることを特徴と
する。
(作用) 本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法における蓋
部品の取外方法によれば、前記蓋部品が取付けられてい
る車体と前記搬送治具とが前記第1の搬送路を交互に搬
送され、その搬送途中の前記蓋部品脱着位置において、
該車体から蓋部品が取外されて保持され、次いで、該蓋
部品脱着位置に搬入される搬送治具に装着されるので、
蓋部品を車体から取外す作業が第1の搬送路の途中で該
搬送路を交互に搬送される車体から搬送治具に蓋部品を
移載することにより行われ、蓋部品を車体から取り外す
作業が1本の搬送路で行われる。
また、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法にお
ける蓋部品の取付方法によれば、前記蓋部品が装着され
た搬送治具と前記車体とが前記第2の搬送路を交互に搬
送され、その搬送途中の前記蓋部品脱着位置において、
該搬送治具から蓋部品が取外されて保持され、次いで、
該蓋部品脱着位置に搬入される車体に装着されるので、
蓋部品を車体に取付ける作業が第2の搬送路の途中で該
搬送路を交互に搬送される搬送治具から車体に蓋部品を
移載することにより行われ、蓋部品を車体に取り付ける
作業が1本の搬送路で行われる。
そして、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法の
第1の態様によれば、前記蓋部品を車体から取外す作業
が前記取外方法により上記したように行われた後に、該
蓋部品と車体とがそれぞれ第1の搬送路に連続した前記
車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各別に搬送されて該
蓋部品と車体とに塗装を施す作業が行われ、次いで、該
搬送治具が車体の下流側に位置するように該両搬送路が
前記第2の搬送路に合流されて前記取付方法により蓋部
品を車体に取付ける作業行われるので、該蓋部品を車体
から取外す作業と該蓋部品及び車体への塗装作業と蓋部
品を車体に取付ける作業とが連続的に行われる。
また、本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法の第
2の態様によれば、前記蓋部品を車体から取外す作業が
前記取外方法により上記したように行われた後に、該蓋
部品と車体とが前記第1の搬送路で交互に搬送されなが
らこれらに塗装を施す作業が行われ、次いで、該搬送治
具に装着された蓋部品と車体とがそれぞれ第1の搬送路
に連続した車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各別に搬
送された後に、該搬送治具が車体の下流側に位置するよ
うに該両搬送路が前記第2の搬送路に合流されて前記取
付方法により蓋部品を車体に取付ける作業行われるの
で、蓋部品を車体から取外す作業と該蓋部品及び車体へ
の塗装作業と蓋部品を車体に取付ける作業とが連続的に
行われる。
(実施例) 本発明の自動車の車体と蓋部品との組立方法の第1の例
を用いて構成した自動車の塗装ラインの概要を第1図に
従って説明する。第1図はこの塗装ラインの概略的構成
を説明するためのブロック図である。
第1図で、Aは自動車の車体1にドア等の蓋部品2を取
付けた状態で両者に前処理、乾燥、下塗り、乾燥、シー
リング及び乾燥の処理を順に施す第1工程、Bは詳細を
後述するが蓋部品脱着装置3により車体1から蓋部品2
を取外して搬送治具4に取付ける第2工程、C,Cは詳細
を後述するが車体1及び蓋部品2のそれぞれに上塗り及
び乾燥の処理を順に施す第3工程、D,Dは車体1及び蓋
部品2のそれぞれに艤装を施す第4工程、Eは詳細を後
述するが蓋部品脱着位置3により搬送治具4から蓋部品
2を取外して車体1に取付ける第5工程である。
また、5,6はそれぞれ塗装ラインの上流側及び下流側の
位置に設けられて車体1及び蓋部品2を搬送する搬送
路、7,8はそれぞれ該両搬送路5,6の間で搬送路5に連続
してその下流端から並列に分岐され、搬送路6に合流す
る車体用搬送路及び蓋部品用搬送路、9は搬送治具4を
搬送するための治具用搬送路である。
第1工程A及び第2工程Bは、搬送路5に沿ってその上
流側から順に設けられ、第3工程C及び第4工程Dは車
体用搬送路7及び蓋部品用搬送路8に沿ってそのそれぞ
れの上流側から順に各別に設けられ、第5工程Eは搬送
路6に沿って設けられている。そして、治具用搬送路9
は該第5工程Eの下流側で搬送路6から分岐されて塗装
ラインの上流側に戻り、第1工程A及び第2工程Bの間
で搬送路5に合流されている。
かかる構成の塗装ラインでは、車体1及び蓋部品2は、
両者を組付けた状態で搬送路5を搬送され、その搬送途
中の第1工程Aにおいて車体1及び蓋部品2に前記の下
塗り等の処理が施された後に、第2工程Bにおいて該車
体1及び蓋部品2が分離されてそれぞれ車体用搬送路7
及び蓋部品用搬送路8を各別に搬送され、次いで、その
搬送途中の第3工程C及び第4工程Dにおいて車体1及
び蓋部品2に各別に前記の上塗り及び艤装等の処理が施
された後に両者が搬送路6に合流され、第5工程Eにお
いて車体1及び蓋部品2が再び組付けられる。この時、
詳細は後述するが、搬送治具4は第2工程Bから第5工
程Eにわたって繰り返し用いられ、蓋部品2を装着して
搬送路5,8,6,9を順に搬送される。
尚、この塗装ラインでは、車体1は図示しないがチェー
ン駆動等により搬送路5,7,6を移動自在な支持台上に支
持されて該搬送路5,7,6を順次搬送され、搬送治具4も
同様に搬送路5,8,6,9を移動自在な支持台(図示しな
い)上に支持されて該搬送路5,8,6,9を順次搬送され
る。
また、第1の例において蓋部品2としては、自動車のボ
ンネット、トランクリッド、左右の前後のドア及び左右
のフロントフェンダを対象とする。
次に、前記搬送治具4を第2図乃至第4図に従って詳説
する。第2図、第3図及び第4図はそれぞれ搬送治具4
の平面図、側面図及び背面図である。
第2図乃至第4図で、10L,10Rはそれぞれ搬送治具4の
上部の両側の位置で前後方向に延びてその軸心回りに回
動自在に設けられた回転軸、11,12L,13L,13Lはそれぞれ
第2図仮想線示のボンネット2a、左側のフロントフェン
ダ2b及び左側の前後のドア2c,2cに対応して回転軸10Lに
沿ってその前側から順に配設されて該回転軸10Lと共に
回動自在なボンネット装着手段、フェンダ装着手段及び
一対のドア装着手段、12R,13R,13R,14はそれぞれ第2図
仮想線示の右側のフロントフェンダ2b、右側の前後のド
ア2c,2c及びトランクリッド2dに対応して回転軸10Rに沿
ってその前側から順に配設されて該回転軸10Rと共に回
動自在なフェンダ装着手段、一対のドア装着手段及びト
ランクリッド装着手段である。各装着手段11,12L,12R,1
3L,13R,14の前後左右の相互の位置関係は各蓋部品2の
車体1に対する相互の位置関係にほぼ対応している。
回転軸10L,10Rはそれぞれ搬送治具4の基台フレーム15
の前後部の両側の位置から第4図示のように斜め上方に
向かって一対ずつ延設されたアーム16L,16Rの上端部に
設けられた軸支承部17L,17Rに回動自在に支承され、回
転軸10Lよりも回転軸10Rの方が高位置に設けられてい
る。そして、アーム16L,16Rはそれぞれ基台フレーム15
に設けられた前後方向の揺動軸18L,18Rに連結されてそ
の回りに揺動自在とされ、その揺動に伴って回転軸10L,
10Rがそれぞれ第4図実線示のように幅方向に離れた状
態から仮想線示のように上下方向に間隔を存して重なる
状態まで揺動軸18L,18Rの回りに揺動するようになって
いる。
また、回転軸10L,10Rの後端部にはそれぞれ第2図及び
第3図示のように、該回転軸10L,10Rを回動させるため
の駆動力を付与される動力付与部19L,19Rがスプライン
により軸方向に移動自在に連結され、該動力付与部19L,
19Rはそれぞれ前記支承部17L,17Rに図示しないピン等を
介して着脱自在とされている。そして、回転軸10L,10R
は支承部17L,17Rに動力付与部19L,19Rが装着された状態
では回動されず、支承部17L,17Rから動力付与部19L,19R
が脱離された状態で該動力付与部19L,19Rを把持して回
動することにより回動される。
前記ボンネット装着手段11は、第2図示のように中央部
が回転軸10Lの前部に固定されてこれと直交する方向に
延びる装着ロッド20を備え、該装着ロッド20の両端部に
は、前記車体1にボンネット2aを取付けるボルト(図示
しない)により該ボンネット2aを車体1と同様に取付可
能な装着部21,21が設けられている。そして、装着ロッ
ド20の前方位置にはボンネット2aの前端部の下面を吸着
保持するための磁石等の磁性材料から成る保持部22が第
3図示のように回転軸10Lに突設されている。この装着
手段11では、第2図示のように、ボンネット2aが回転軸
10Lと平行な姿勢で装着ロッド20の装着部21,21に取付け
られ、その前端部は第3図示のように保持部22に吸着保
持される。
前記トランクリッド装着手段14は、第2図示のように、
ボンネット装着手段11と同様に回転軸10Rの後部に固定
された装着ロッド23を備え、その両端部には、車体1に
トランクリッド2dを取付けるボルト(図示しない)によ
り該トランクリッド2dを車体1と同様に取付可能な装着
部24,24が設けられている。そして、装着ロッド23の後
方位置にはトランクリッド2dの後端部の下面を吸着保持
するための磁石等の磁性材料から成る保持部25が回転軸
10Rに設けられている。この装着手段14では、第2図示
のように、トランクリッド2dが回転軸10Rと平行な姿勢
で装着ロッド23の装着部24,24に取付けられ、その後端
部は第3図示のように保持部25に吸着保持される。
前記ドア装着手段13L,13Rは、それぞれ第2図示のよう
に、前記装着ロッド20,23と平行に回転軸10L,10Rから延
設された装着ロッド26,26を備え、その両端部には車体
1に各ドア2cを取付けるヒンジピン(図示しない)によ
り車体1と同様に各ドア2cを開閉自在に取付可能なヒン
ジ27,27が設けられている。そして、後側のドア2cに対
応する装着ロッド26には、その前側のドア2cの後端部を
吸着保持するための磁性材料から成る保持部28が設けら
れ、これと同様に後側の左右のドア2c,2cの後端部を吸
着保持するための保持部29,29がそれぞれ回転軸10L及び
前記装着ロッド23に設けられている。
この装着手段13L,13Rでは、それぞれ第2図示のように
各ドア2cが回転軸10L,10Rに平行な姿勢で装着ロッド26
のヒンジ27,27に取付けられ、その後端部は保持部28,29
により吸着保持される。この時、各ドア2cはヒンジピン
によりヒンジ27,27に取付けられるので、車体1への取
付状態と同様に開閉自在となる。
前記フェンダ装着手段12L,12Rは、それぞれ第2図示の
ように、前記前側のドア2c,2cに対応する装着ロッド26,
26と一体に回転軸10L,10Rから前記装着ロッド20,23と平
行に延設された装着ロッド30を備え、その端部には、車
体1にフェンダ2bを取付けるボルト(図示しない)によ
り該フェンダ2bを車体1と同様に取付可能な装着部31が
設けられている。そして、前記装着ロッド20には、左側
のフェンダ2bの前端部を吸着保持するための磁性材料か
ら成る保持部32Lが設けられ、これと同様に右側のフェ
ンダ2bの前端部を吸着保持するための保持部32Rが回転
軸10Rから延設されたアーム33に設けられている。この
装着手段12L,12Rでは、第2図示のように、各フェンダ2
bが回転軸10L,10Rに平行な姿勢で装着ロッド26の装着部
31に取付けられ、その前端部は保持部32L,32Rに吸着保
持される。
かかる構成の搬送治具4では、回転軸10Lに沿った各装
着手段11,12L,13L,13Lの装着ロッド20,30,26,26が互い
に平行であり、回転軸10Rに沿った各装着手段12R,13R,1
3R,14の装着ロッド30,26,26,23が互いに平行であるの
で、回転軸10L,10Rを適当に回動させることにより第2
図示のように各装着ロッド20,23,26,30が全て水平状態
とされ、この水平状態から回転軸10L,10Rを90度回動さ
せることにより各装着ロッド20,23,26,30が全て垂直状
態とされる。
従って、ボンネット2a及びトランクリッド2dを搬送治具
4に取付ける際には、各装着ロッド20,23,26,30を全て
水平状態とすることにより、ボンネット2a及びトランク
リッド2dがそれぞれ車体1への取付姿勢と同一の略水平
姿勢で前記したようにボンネット装着手段11及びトラン
クリッド装着手段14に取付けられ、各ドア2c及びフェン
ダ2bを搬送治具4に取付ける際には、各装着ロッド20,2
3,26,30を全て垂直状態とすることにより、各ドア2c及
びフェンダ2bが第4図仮想線示のドア2cのように車体1
への取付姿勢と同一の略垂直姿勢で前記したように各ド
ア装着手段13L,13R及びフェンダ装着手段12L,12Rに取付
けられる。尚、この時、フェンダ2bは車体1への取付姿
勢に対してその面内で90度回転させた状態でフェンダ装
着手段12L,12Rに取付けられる。そして、上記のように
搬送治具4に装着された各蓋部品2は、各装着ロッド2
0,23,26,30が全て水平状態のときには、第2図及び第3
図示のように水平姿勢で相互に平行になり、各装着ロッ
ド20,23,26,30が全て垂直状態のときには垂直姿勢で相
互に平行になる。
また、詳細を後述するが、搬送治具4に装着された各蓋
部品2の内板面に前記台3工程Cにおいて上塗りを施す
際には、回転軸10L,10Rを回動させることによって台4
図仮想線示のドア2c1のように各蓋部品2はその内板面
を搬送治具4に対して外側に向けた垂直姿勢とされ、各
蓋部品2の外板面に上塗りを施す際には、回転軸10L,10
Rを回動させることによって第4図仮想線示のドア2c2
ように各蓋部品2はその外板面を上向きとした水平姿勢
とされる。
さらに、該第3工程Cにおいて上塗り処理後に各蓋部品
2を乾燥させる際には、回転軸10L,10Rを回動させると
共に、前記アーム16L,16Rを前記したように揺動させる
ことによって、第4図仮想線示のドア2c3,2c3のように
各蓋部品2はその内板面を上向きとした水平姿勢とされ
ると共に、回転軸10Lに沿った蓋部品2と回転軸10Rに沿
った蓋部品2とが上下に間隔を存して重ね合わせられ
る。
次に、前記第2工程Bに設けられた蓋部品脱着装置3を
第5図乃至第7図に従って詳説する。第5図乃至第7図
はそれぞれ蓋部品脱着装置3の平面図、側面図及び説明
的斜視図である。
第5図乃至第7図で、B1,B2,B3,B4はそれぞれ第2工程
Bにおいて前記搬送路5の途中に上流側から順に等間隔
で設けられた第1、第2、第3及び第4作業ステーショ
ン、34,35はそれぞれ第1作業ステーションB1において
搬送路5の上方に設けられたボンネット脱着装置及びト
ランクリッド脱着装置、36は車体1に閉状態で取付けら
れている各ドア2cを開くために第2作業ステーションB2
において搬送路5の両側方に一対ずつ設けられたドアオ
ープナ、37は第3作業ステーションB3において搬送路5
の両側方に一対ずつ設けられたドア脱着装置、38は第3
作業ステーションB3において搬送路5の両側方に設けら
れたフェンダ脱着装置である。
搬送路5には第7図示のように前記治具用搬送路9から
前記搬送治具4が車体1の上流側の位置に搬入され、車
体1と搬送治具4とが等間隔で交互に間欠的に前後方向
に搬送される。そして、該車体1及び搬送治具4はそれ
ぞれ前記第1、第2、第3及び第4作業ステーション
B1,B2,B3,B4に順次位置決めされる。
前記ボンネット脱着装置34は、第5図及び第6図示のよ
うに、第1作業ステーションB1に位置決めされる車体1
のボンネット2aの上方位置に、該ボンネット2aを着脱自
在に把持する把持手段39と、ボンネット2aを車体1に取
付けているボルトを脱着するボルト脱着手段40とを備
え、これらは、第1作業ステーションB1において搬送路
5の上方に設けられたメインフレーム41上に搬送路5と
直交する方向に敷設されたレール42,43を移動自在に該
メインフレーム41から前方に向かって延設されたアーム
フレーム43の先端部に設けられ、昇降手段44により昇降
自在とされている。この把持手段39及びボルト脱着手段
40は、前記搬送治具4が第1作業ステーションB1に位置
決めされた時にはレール42,43を移動されて前記ボンネ
ット装着手段11の上方に位置する。
前記トランクリッド脱着装置35は、ボンネット脱着装置
34と同様に、トランクリッド2dを着脱自在に把持する把
持手段45と、トランクリッド2dを車体1に取付けている
ボルトを脱着するボルト脱着手段46とを備え、これら
は、前記ルール42,42を移動可能に前記メインフレーム4
1から後方に向かって延設されたアームフレーム47の先
端部に設けられ、昇降手段48により昇降自在とされてい
る。この把持手段45及びボルト脱着手段46は、前記搬送
治具4が第1作業ステーションB1に位置決めされた時に
はレール42,42を移動されて前記トランクリッド装着手
段14の上方に位置する。
これらの脱着装置34,35の把持手段39,45及びボルト脱着
手段40,46は、車体1が第1作業ステーションB1に位置
決めされた時に、それぞれ昇降手段44,48によりボンネ
ット2a及びトランクリッド2dに向かって下降され、ボン
ネット2a及びトランクリッド2dがそれぞれ把持手段39,4
5により把持されると共にボルト脱着手段40,46によりボ
ルトがはずされて取外され、次いで、把持手段39,45及
びボルト脱着手段40,46が上昇されてボンネット2a及び
トランクリッド2dが車体1から脱離される。この時、ボ
ンネット2a及びトランクリッド2dは車体1への取付姿勢
と同一の略水平姿勢で把持手段39,45に保持される。ま
た、はずされたボルトはボルト脱着手段40,46により保
持される。
そして、上記のようにボンネット2a及びトランクリッド
2dを把持して上昇した把持手段39,45及びボルト脱着手
段40,46は、車体1に続いて搬送治具4が前記したよう
にその各装着ロッド20,23,26,30を水平状態として第1
作業ステーションB1に位置決めされた時に、それぞれ前
記レール42,42を移動されてそれぞれ前記ボンネット装
着手段11及びトランクリッド装着手段14の上方に位置
し、上記と逆の作動によりボンネット2a及びトランクリ
ッド2dをそれぞれその水平姿勢を維持して該装着手段1
1,14に取付ける。この時、ボンネット2a及びトランクリ
ッド2dは、ボルト脱着手段40,46によりこれらを車体1
から取外した際に保持されたボルトにより前記したよう
に装着手段11,14に取付けられる。
前記各ドアオープナ36は第5図及び第6図示のように搬
送路5の側方に立設された主軸49の上端部に回動自在に
設けられたL型アーム50を備え、該アーム50の先端部に
は、第2作業ステーションB2に位置決めされる車体1に
閉状態で取付けられているドア2cに係脱自在な係止片51
が設けられている。そして、各ドアオープナ36は、第2
作業ステーションB2に車体1が位置決めされた時に各ド
ア2cの側方に位置し、その係止片51が各ドア2cに向かう
ようにL型アーム50が回動され、該係止片51が各ドア2c
に係止される。そして、該係止状態で、アーム50が上記
と逆に回動され、これによってドア2cが開かれる。
前記ドア脱着装置37は、第5図及び第6図示のように、
第3作業ステーションB3に位置決めされる車体1の開状
態の各ドア2cの側方位置に、各ドア2cを着脱自在に把持
する把持手段52と各ドア2cを車体1に取付けているヒン
ジピンを脱着するヒンジピン脱着手段53を備え、把持手
段52は搬送路5の側方に該搬送路5に向かって斜めに敷
設されたレール54を車体1の開状態のドア2cの内板面に
沿って移動自在に設けられている。そして、ヒンジピン
脱着手段53は、第3作業ステーションB3において搬送路
5の上方に設けられたメインフレーム55にレール54の上
方位置で設けられた基台56にレール54と平行に敷設され
たレール57,57を移動自在に該基台56から延設されたア
ームフレーム58の先端部に設けられ、昇降手段59により
昇降自在とされている。
これらの各把持手段52及びヒンジピン脱着手段53は、第
3作業ステーションB3に各ドア2cが開かれた状態で車体
1が位置決めされた時に、それぞれレール54及びレール
57,57を各ドア2cの内板面に沿って車体1のヒンジ(図
示しない)に向かって移動される。そして、ドア2cが把
持手段52により把持されると共に、ヒンジピン脱着手段
53が昇降手段59によりヒンジに向かって下降してヒンジ
ピンをはずして各ドア2cを車体1から取外し、次いで、
各把持手段52及びヒンジピン脱着手段53がそれぞれレー
ル54及びレール57,57を後退して各ドア2cが車体1から
脱離される。この時、ドア2cは車体1への取付姿勢と同
一の略垂直姿勢で把持手段52に保持される。また、はず
されたヒンジピンはヒンジピン脱着手段53により保持さ
れる。
そして、上記のようにドア2cを把持して後退した把持手
段52及びヒンジピン脱着手段53は、前記搬送治具4がそ
の各装着ロッド20,23,26,30を全て垂直状態として第3
作業ステーションB3に位置決めされた時に、前記各ドア
装着手段13L,13Rの側方に位置し、上記と逆の作動によ
り各ドア2cをその開状態の垂直姿勢を維持して装着手段
13L,13Rに取付ける。この時、各ドア2cはヒンジピン脱
着手段53によりこれを車体1から取外した際に保持され
たヒンジピンにより装着手段13L,13Rに開状態で取付け
られる。そして、搬送治具4に取付けられた各ドア2cは
第3作業ステーションB3で搬送路5の側方に第5図示の
ように設けられたドアクローザ60により閉状態とされ
る。
前記各フェンダ脱着装置38は、第5図及び第6図示のよ
うに、第3作業ステーションB3に位置決めされる車体1
の各フェンダ2bの側方位置に、フェンダ2bを着脱自在に
把持する把持手段61とフェンダ2bを車体1に取付けてい
るボルトを脱着するボルト脱着手段62とを備え、把持手
段61は搬送路5の側方にフェンダ2bに向かって設けられ
たレール63を移動自在に設けられ、ボルト脱着手段62は
第3作業ステーションB3に位置決めされた車体1のフェ
ンダ2bの上方で昇降手段64によりフェンダ2bに向かって
昇降自在に前記メインフレーム55に設けられている。
このフェンダ脱着装置38では、第3作業ステーションB3
に車体1が位置決めされた時に、把持手段61がフェンダ
2bに向かってその側方からレール63を移動されると共
に、ボルト脱着手段62が昇降手段64により該フェンダ2b
に向かってその上方から下降される。そして、フェンダ
2bが把持手段61により把持されると共にボルト脱着手段
62により車体1からボルトがはずされてフェンダ2bが取
外され、次いで把持手段61が後退されてフェンダ2bが車
体1から脱離される。この時、フェンダ2bは把持手段61
により車体1への取付姿勢と同一の略垂直姿勢で保持さ
れ、次いでその垂直面内で90度回転される。また、はず
されたボルトはボルト脱着手段62により保持される。
そして、前記搬送治具4がその各装着ロッド20,23,26,3
0を全て垂直状態として第3作業ステーションB3に位置
決めされた時に、把持手段61及びボルト脱着手段62は前
記各フェンダ装着手段12L,12Rの側方に位置し、上記と
逆の作動により各フェンダ2bを装着手段12L,12Rに垂直
姿勢で取付ける。この時、フェンダ2bはボルト脱着手段
62によりこれを車体1から取外した際に保持されたボル
トにより前記したように装着手段12L,12Rに取付けられ
る。
尚、第2及び第4作業ステーションB2,B4には、それぞ
れ第5図仮想線示のように搬送路5の両側に、前記搬送
治具4の回転軸10L,10Rを回動させるために前記動力付
与部19L,19Rに駆動力を与えるロボット65が設けられて
いる。
次に、かかる蓋部品脱着装置3の全体の作動を第7図に
従って説明する。
搬送路5に前記したように治具用搬送路9から搬送治具
4が搬入された後に、車体1は前記第1乃至第4作業ス
テーションB1,B2,B3,B4に順次位置決めされ、まず、第
1作業ステーションB1において、前記ボンネット脱着装
置34及びトランクリッド脱着装置35により前記したよう
にボンネット2a及びトランクリッド2dが水平姿勢で取外
され、次いで、第2作業ステーションB2において各ドア
2cが前記ドアオープナ36により開かれた後に、第3作業
ステーションB3において、前記ドア脱着装置37及びフェ
ンダ脱着装置38により前記したように各ドア2c及び各フ
ェンダ2bが垂直姿勢で取外される。そして、第4作業ス
テーションB4を通過した後、搬送路5から前記車体用搬
送路7を搬送される。
一方、車体1の上流側に搬入された搬送治具4は、車体
1に続いて第1乃至第4作業ステーションB1,B2,B3,B4
に順次位置決めされる。この時、まず、第1作業ステー
ションB1に位置決めされる際には、搬送治具4の各装着
ロッド20,23,26,30は全て水平状態とされており、この
状態で前記ボンネット脱着装置34及びトランクリッド脱
着装置35により前記したようにボンネット2a及びトラン
クリッド2dがそれぞれ水平姿勢でボンネット装着手段11
及びトランクリッド装着手段14に取付けられる。次い
で、第2作業ステーションB2において前記ロボット65に
より搬送治具4の動力付与部19L,19Rが把持されてボン
ネット2a及びトランクリッド2dがその外板面を外向きと
した垂直姿勢となるように回転軸10L,0Rが90度回転さ
れ、これによって各装着ロッド20,23,26,30は全て垂直
状態とされる。
次いで、この搬送治具4のドア装着手段13L,13R及びフ
ェンダ装着手段12L,12Rには、第3作業ステーションB3
において、前記ドア脱着装置36及びフェンダ脱着装置37
により前記したようにドア2c及びフェンダ2bが垂直姿勢
で取付けられる。この時、搬送治具4に装着された各蓋
部品2は垂直姿勢で互いに平行となっている。その後
に、第4作業ステーションB4において、前記ロボット65
により搬送治具4の動力付与部19L,19Rが把持されて回
転軸10L,10Rが180度回転され、これによって各蓋部品2
がその内板面を搬送治具4に対して外側に向けた垂直姿
勢とされ、この姿勢で第7図示のように搬送路5から前
記蓋部品用搬送路8を搬送される。
尚、この第1の例では、ボンネット脱着装置34及びトラ
ンクリッド脱着装置35を、ドア脱着装置37及びフェンダ
脱着装置38の上流側に配置したが、これらの配置を交換
してもよいことはもちろんであり、また、各脱着装置3
4,35,37,38を各別の作業ステーションに設けてもよいこ
とはもちろんである。
次に、前記第3工程Cにおける車体1への具体的な上塗
り方法を第8図に従って説明する。第8図は第3工程C
における車体1の塗装ラインの説明的斜視図である。
第8図で66,67はそれぞれ前記車体用搬送路7の途中に
順次設けられたベースコートブース及びクリアコートブ
ースであり、この塗装ラインにおける上塗り処理では車
体1にベースコート及びクリアコートを順次施すように
している。
ベースコートブース66は、第8図示のように、塗装ロボ
ット68、レシプロケータ69、塗装ロボット70、レシプロ
ケータ71及び塗装ロボット72を車体用搬送路7に沿って
順次備え、車体用搬送路7を搬送される車体1は、まず
ベースコートブース66内においてこれらの塗装ロボット
68,70,72及びレシプロケータ68,71によりその各部にベ
ースコートが施される。更に詳細には、まず塗装ロボッ
ト68により車体1のエンジンルーム1a、トランクルーム
1b及びドア取付開口1cの周縁部が塗装され、次いで、車
体1の上方からレシプロケータ69によりレーフ1d等の車
体1の上面が予備塗装された後に、塗装ロボット70によ
り車体1の側面が予備塗装される。そして、その後にレ
シプロケータ71及び塗装ロボット72により順次車体1の
上面及び側面が再度塗装され、これによってベースコー
トが重ね塗りで施される。
ベースコートが施された車体1は、次にクリアコートブ
ース67に進入し、該ブース67において上記と同様の塗装
処理が繰り返され、クリアコートが重ね塗りで施され
る。
上記の上塗り処理の後に、車体1は車体用搬送路7を搬
送されながら図示しない乾燥炉内を通って乾燥され、次
いで、前記第4工程Cにおいて艤装が施される。
次に、前記第3工程Cにおける蓋部品2への具体的な上
塗り方法を第9図に従って説明する。第9図は第3工程
Cにおける蓋部品2の塗装ラインの説明的斜視図であ
る。
蓋部品2の塗装ラインも前記車体1の塗装ラインと同様
に蓋部品用搬送路8の途中にベースコートブース73及び
クリアコートブース74が順次設けられ、ベースコートブ
ース73は、塗装ロボット75、搬送治具4の回転軸10L,10
Rを回転させるための前記ロボット65、レシプロケータ7
6,77を蓋部品用搬送路8に沿って順次備えている。
前記第2工程Bにおいて搬送治具4に装着された蓋部品
2は、前記したようにその内板面を外側に向けた垂直姿
勢でベースコートブース73に搬入され、まず、塗装ロボ
ット75により各蓋部品2の内板面が側方から塗装され、
次いで、ロボット65により搬送治具4の回転軸10L,10R
が回動されて各蓋部品2が同時にその外板面を上向きと
した水平姿勢とされる。そして、各蓋部品2はこの水平
姿勢でその上方からレシプロケータ76,77により順次外
板面が繰り返し塗装されてベースコートが重ね塗りで施
される。
ベースコートが施された蓋部品2は、次にクリアコート
ブース74に進入して上記と同様の塗装処理が繰り返さ
れ、クリアコートが重ね塗りで施される。
その後に、クリアコートブース74の下流側で蓋部品用搬
送路8の途中の両側に設けられた第9図示のロボット7
8,78により搬送治具4の回転軸10L,10Rが回動されると
共に搬送治具4の前記アーム16L,16Rが前記したように
揺動され、これによって第9図示のように各蓋部品2が
その内板面を上向きとした水平姿勢とされると共に、回
転軸10Lに沿った蓋部品2と回転軸10Rに沿った蓋部品2
とが上下に間隔を存して重ね合わせられる。そして、こ
の状態で蓋部品2は蓋部品用搬送路8を搬送されながら
図示しない乾燥炉内を通って乾燥され、次いで、前記第
4工程Dにおいて艤装が施される。
上述したように、各蓋部品2は搬送治具4に互いに平行
に装着されると共に、回転軸10L,10Rの回りに回動自在
とされているので、特にこれらの外板面を塗装する際に
は、各蓋部品2をその外板面を上向きとした水平姿勢と
すれば、複雑な作動をする塗装ロボット等を使用せずに
簡単な構成のレシプロケータ等により外板面を塗装する
ことができる。
また、この第1の例では、蓋部品2に上塗り処理を施し
た後、乾燥炉に搬入する前に搬送治具4のアーム16L,16
Rを揺動させて上記のように回転軸10Lに沿った蓋部品2
と回転軸10Rに沿った蓋部品2とが上下に間隔を存して
重ね合わせるようにしているので、搬送治具4が小型化
され、比較的小型な乾燥炉を用いることができる。
次に、前記第5工程Eにおけるライン構成及びその作動
を第10図に従って詳説する。第10図は該ライン構成の説
明的斜視図である。
第5工程Eにおけるラインでは、前記車体用搬送路7及
び蓋部品用搬送路8を合流して成る前記搬送路6の途中
に、前記脱着装置3が第5図及び第6図示と同様に配設
され、前記各作業ステーションB1〜B4に対応して第1乃
至第4作業ステーションE1〜E4が搬送路6の上流側から
順に設けられている。
車体1から取外された蓋部品2を装着した搬送治具4は
蓋部品用搬送路8から搬送路6に搬入される際に車体1
の下流側に位置され、搬送治具4及び車体1が交互に搬
送路6を搬送されて各作業ステーションE1〜E4に順次位
置決めされる。この時、搬送治具4の回転軸10L,10R
は、搬送路6に搬入される前に回動されており、各蓋部
品2はその外板面を上に向けた水平姿勢で搬送治具4に
装着されている。
そして、搬送治具4はまず、第1作業ステーションE1
おいてボンネット脱着装置34及びトランクリッド脱着装
置35によりそのボンネット2a及びトランクリッド2dが車
体1からの取外と同様に取外され、次いで、第2作業ス
テーションE2においてロボット65により回転軸10L,10R
が回動されてドア2c及びフェンダ2bがその外板面を外側
に向けた垂直姿勢とされた後に、ドアオープナ36により
ドア2cが開かれる。
次いで、第3作業ステーションE3において、ドア脱着装
置37及びフェンダ脱着装置38により搬送治具4に装着さ
れているドア2c及びフェンダ2bが車体1からの取外と同
様に取外され、その後に第4作業ステーションE4におい
て、ロボット65により搬送治具4の回転軸10L,10Rが回
動されてその各装着ロッド20,23,26,30が水平状態とさ
れた後に、搬送治具4が搬送路6から前記治具用搬送路
9に移載されて前記搬送路5に搬送される。
一方、車体1はまず、第1作業ステーションE1におい
て、ボンネット脱着装置34及びトランクリッド脱着35に
よりボンネット2a及びトランクリッド2dが搬送治具4へ
の取付と同様に取付けられ、次いで、第2作業ステーシ
ョンE2を通過した後に、第3作業ステーションE3におい
てドア脱着装置37及びフェンダ脱着装置38によりドア2c
及びフェンダ2bが搬送治具4への取付と同様に取付けら
れ、その後に第4作業ステーションE4を通過して搬送路
6をそのまま搬送される。
以上説明したように、第1の例では、蓋部品2の車体1
からの取外及び車体1への取付において、車体1及び搬
送治具4を搬送路5,6で交互に搬送しながら前記各脱着
装置34,35,37,38により車体1及び搬送治具4の間で各
蓋部品2の授受を行うようにしているので、蓋部品2の
取外及び取付の際に車体1と蓋部品2とで各別に搬送路
を設ける必要がなく、蓋部品2の取外及び取付をそれぞ
れ1本の搬送路で行うことができ、該取外及び取付を比
較的小型なライン構成で効率良く行うことができる。
また、搬送治具4が各蓋部品2をそれらが車体1に取付
けられた時の姿勢及び同様の取付手段で装着することが
できるように構成されているので、各脱着装置34,35,3
7,38が比較的単純な作動で搬送治具4及び車体1の間で
蓋部品2の授受を行うことができ、これらの各脱着装置
34,35,37,38を比較的容易な構成とすることができる。
次に、本発明の組立方法の第2の例を用いて構成した塗
装ラインの概要を第11図に従って説明する。第11図はこ
の塗装ラインの概略的構成を説明するためのブロック図
である。
この塗装ラインは、前記した第1の例と同様に搬送路5
〜9を備えると共に、前記した作業を行う第1乃至第5
工程A〜Eを備え、蓋部品2の車体1からの取外及び車
体1への取付を行う際に、第1の例の搬送治具と異なる
搬送治具4と第1の例の蓋部品脱着装置と異なる蓋部品
脱着装置3とを用いて車体1と該搬送治具4との間で蓋
部品2の授受を行うと共に、車体1と搬送治具4に装着
された蓋部品2とを搬送路5で交互に搬送しながらこれ
らに上塗り及び乾燥処理を順次施すように構成したもの
である。
すなわち、搬送路5の途中には、第1工程A、第2工程
B及び第3工程Cが上流側から順に設けられ、車体用搬
送路7及び蓋部品用搬送路8の途中には、第4工程Dの
みが各別に設けられ、搬送路6の途中には第5工程Eが
設けられている。
かかる構成の塗装ラインでは、車体1及び蓋部品2は第
4工程Dにおいてのみ各別の搬送路7,8を搬送されて各
別に艤装が施され、他の工程A,B,C,Eでは同一の搬送路
5または6を搬送されながら各工程A,B,C,Eに応じた処
理や作業が施される。そして、搬送治具4は前記第1の
例と同様に第1工程Aと第2工程Bとの間で搬送治具用
搬送路9から搬送路5に搬入され、第5工程Eの後に搬
送路6から治具用搬送路9に搬出される。
尚、この第2の例では、車体1及び搬送治具4は、それ
ぞれ第1の例と同様に搬送路5,7,6及び搬送路5,8,6,9を
移動自在な図示しない支持台上に支持されて搬送路5,7,
6及び搬送路5,8,6,9を順次搬送され、本実施例では、蓋
部品2としてはボンネット2a、トランクリッド2d及びド
ア2cを対象とし、フェンダ2bは含まれない。
次に、搬送治具4を第12図、第13図、第14図(a),
(b)及び第15図に従って説明する。第12図、第13図、
第14図(a)及び第15図はそれぞれ搬送治具4の平面
図、側面図、背面図及び部分的断面図、第14図(b)は
搬送治具4の作動を説明するための説明図である。
第12図乃至第15図で79L,79Rはそれぞれ搬送治具4の上
部の両側の位置で前後方向に延びてその軸心回りに回動
自在に設けられた第1回転軸、80は該両第1回転軸79L,
79Rの前端部間の中央位置から前方に向かって延びて第
1回転軸79Lと共に回動自在に該第1回転軸79Lに連結さ
れた第2回転軸、81は両第1回転軸79L,79Rの後端部間
の中央位置から後方に向かって延びて第1回転軸79Rと
共に回動自在に該第1回転軸79Rに連結された第3回転
軸、82L,82Rはそれぞれ第1回転軸79L,79Rの前後の位置
に一対ずつ設けられたドア装着手段、83は第2回転軸80
に設けられたボンネット装着手段、84は第3回転軸81に
設けられたトランクリッド装着手段である。各装着手段
82L,82R,83,84の相互の位置関係はそれぞれに対応する
各蓋部品2の車体1に対する相互の位置関係と略同一で
ある。
第1回転軸79L,79Rはそのそれぞれの両端部が第12図示
のように搬送治具4のフレーム85の上部の前後に位置に
幅方向に設けられたフレームパイプ86,87に内挿され、
該フレームパイプ86,87間に回動自在に支承されてい
る。また、第2回転軸80は第15図示のように、その後部
がフレームパイプ86の中央部分に内挿されて回動自在に
支承されると共にフレームパイプ84内において動力伝達
機構88Lにより第1回転軸79Lに連結されている。
動力伝達機構88Lは、第15図示のようにフレームパイプ8
6内で第2回転軸80の付近から第1回転軸79L側のフレー
ムパイプ86の開口端に向かって延びて該フレームパイプ
86に回動自在に支承された回転伝達軸89と、フレームパ
イプ86内で第2回転軸80の胴部に設けられたベベルギヤ
90と、第1回転軸79Lの先端部に設けられたベベルギヤ9
1と、該回転伝達軸89に設けられてベベルギヤ90,91のそ
れぞれに噛合されたベベルギヤ92,93とを備え、フレー
ムパイプ86の開口端側の回転伝達軸89の端部には、該回
転伝達軸89を回動させるための駆動力を付与される動力
付与部94Lがスプラインにより該回転伝達軸89の軸方向
に移動自在に連結されている。そして、この動力付与部
94Lはその移動によりフレームパイプ86の開口端部にピ
ン95を介して着脱自在とされ、該動力付与部94Lをフレ
ームパイプ86から脱離させた状態で回動させることによ
り回転伝達軸89が回動されるようになっている。
かかる動力伝達機構88Lでは、動力付与部94Lに上記のよ
うに駆動力を付与して回転伝達軸89を回動させることに
より、その回動がベベルギヤ93及び91を順に介して第1
回転軸79Lに伝達されて該第1回転軸79Lがその軸心回り
に回動され、これと同時にベベルギヤ92及び90を順に介
して第2回転軸80に伝達されて該第2回転軸80がその軸
心回りに回動される。
また、前記第3回転軸81も第2回転軸80と同様にフレー
ムパイプ87の中央部分に内挿されて回動自在に支承され
ると共に、フレームパイプ87内において動力伝達機構88
Lと同じ構成の動力伝達機構(図示しない)により第1
回転軸79Rに連結され、動力付与部94Rをフレームパイプ
87から脱離させた状態で回動させることにより第1回転
軸79R及び第3回転軸81がそれらの軸心回りに同時に回
動される。
前記ドア装着手段82L,82Rはそれぞれ第13図及び第14図
(a)示のように、前後のドア2c,2cに対応して第1回
転軸79L,79Rから略垂直方向に延設されて第1回転軸79
L,79Rの共に回動自在な装着ロッド96を一対ずつ備え、
該装着ロッド96の両端部には第1の例の搬送治具の装着
ロッド26と同様にヒンジ97,97が設けられ、さらに、前
後のドア2c,2cの後端部をそれぞれ吸着保持するための
磁性材料から成る保持部98,98が第1回転軸79L,79Rに設
けられている。そして、装着ロッド96には各ドア2cが第
13図及び第14図(a)示のように、車体1への取付姿勢
と同一の略垂直姿勢で開閉自在に取付けられる。
前記ボンネット装着手段83は第12図及び第13図示のよう
に、第2回転軸80に立設された支持部材99上に中央部が
固定支持されて幅方向に水平に延びる装着ロッド100を
備え、その両端部には第1の例と同様に装着部101,101
が設けられ、さらに、ボンネット2aの前端部内板面を吸
着保持するための磁性材料から成る保持部102が、支持
部材99の前方で第2回転軸80に立設された支持部材103
上に固定支持されている。そして、装着ロッド100には
ボンネット2aが第12図示のように車体1への取付姿勢と
同一の略水平姿勢で取付けられ、この時、ボンネット2a
の高さが前記装着ロッド96に装着されたドア2cの上端の
高さと略同一の高さとなるような高さで支持部材99,103
が設けられている。
前記トランクリッド装着手段84は第12図及び第13図示の
ように、第3回転軸81に立設された支持部材104上に中
央部が固定支持されて幅方向に水平に延びう装着ロッド
105を備え、その両端部には第1の例と同様に装着部10
6,106が設けられ、さらに、トランクリッド2dの後部内
板面を吸着保持するための磁性材料から成る保持部107
が、支持部材104の前方で第3回転軸81に立設された支
持部材108上に固定支持されている。そして、装着ロッ
ド105にはトランクリッド2dが第12図示のように車体1
への取付姿勢と同一の略水平姿勢で取付けられ、この
時、トランクリッド2dの高さが上記と同様にドア2cの上
端の高さと略同一の高さとなるような高さで支持部材10
4,108が設けられている。
かかる搬送治具4では、ボンネット2a及びトランクリッ
ド2bを装着する装着ロッド100,105が水平であり、各ド
ア2cを装着する装着ロッド96が略垂直であるので、ボン
ネット2a、トランクリッド2b及び各ドア2cを車体1への
取付姿勢と同一の姿勢で同時に各装着手段83,84,82L,82
Rに取付けることができ、また、各装着手段83,84,82L,8
2Rの相互の位置関係も各蓋部品2の車体1に対する位置
関係に対応しているので、その位置関係を維持して各蓋
部品2を搬送治具4に取付けることができる。
また、詳細は後述するが、搬送治具4に装着されたこれ
らの蓋部品2の内板面を前記第3工程Cにおいて塗装す
る際には、各回転軸79L,79R,80,81を180度回動させるこ
とによって第14図(b)示のように、各蓋部品2が同時
に反転され、その内板面が搬送治具4に対して外側に向
けられる。
次に、前記第2工程Bにおける蓋部品脱着装置3を第16
図乃至第18図に従って説明する。第16図、第17図及び第
18図はそれぞれ蓋部品脱着装置3の平面図、側面図及び
説明的斜視図である。
第16図乃至第18図で、B1′,B2′,B3′はそれぞれ第2工
程Bにおいて搬送路5の途中に上流側から順に等間隔で
設けられた第1、第2及び第3作業ステーション、109
は前記ボンネット脱着装置34と基本的な構成が同一で昇
降自在な把持手段110及びボルト脱着手段111を備えたボ
ンネット脱着装置、112は前記トランクリッド脱着装置3
5と基本的構成が同一で昇降自在な把持手段113及びボル
ト脱着手段114を備えたトランクリッド脱着装置、115は
前記ドア脱着装置37と基本的構成が同一で把持手段116
及びヒンジピン脱着手段117を備えたドア脱着装置、118
は前記ドアオープナ36と同一の構成のドアオープナ、11
9,119は搬送治具4の各回転軸79L,79R,80,81を回動させ
るために前記動力付与部94L,94Rに駆動力を付与するロ
ボットである。各脱着装置109,112,115は第2作業ステ
ーションB2′に集中的に設けられている。
搬送路5には第18図示のように、搬送治具4が前記治具
用搬送路9から前記第1の例と同様に搬入され、車体1
及び該搬送治具4が搬送路5を交互に搬送されて各作業
ステーションB1′,B2′,B3′に順次位置決めされる。
ドアオープナ118は第16図及び第17図のように第1作業
ステーションB1′において、自動車の各ドア2cに対応し
て搬送路5の両側に一対ずつ設けられ、第1の例と同様
に車体1に閉状態で取付けられている各ドア2cを開くよ
うにしている。
ボンネット脱着装置109及びトランクリッド脱着装置112
はそれぞれ第2作業ステーションB2′において搬送路5
の上方に第1の例と同様に配設され、それぞれ、蓋部品
2が取付けられている車体1が第2作業ステーション
B2′に位置決めされた時にはそのボンネット2a及びトラ
ンクリッド2dの上方に位置し、搬送治具4が第2作業ス
テーションB2′に位置決めされた時にはそのボンネット
装着手段83及びトランクリッド装着手段84の上方に位置
する。
これらの脱着装置109,112は第2作業ステーションB2
に車体1及び搬送治具4が順次位置決めされた時に第1
の例と同様に、把持手段110,113及びボルト脱着手段11
1,114が昇降してボンネット2a及びトランクリッド2dを
略水平姿勢で車体1から取外し、その姿勢を維持して搬
送治具4の前記ボンネット装着手段83及びトランクリッ
ド装着手段84に取付ける。
ドア脱着装置115は第2作業ステーションB2′におい
て、第1の例と同様に自動車の各ドア2cに対応して搬送
路5の両側に一対ずつ配設され、各ドア2cが開状態で取
付けられている車体1が第2作業ステーションB2′に位
置決めされた時には各ドア2cの側方に位置し、搬送治具
4が第2作業ステーションB2′に位置決めされた時には
その各ドア装着手段82L,82Rの側方に位置する。
このドア脱着装置115は第2作業ステーションB2′に車
体1及び搬送治具4が順次位置決めされた時に第1の例
と同様に、把持手段116及びヒンジピン脱着手段117が開
状態の各ドア2cの内板面に沿って車体1のヒンジ(図示
しない)に向かって進退動して各ドア2cを略垂直姿勢で
車体1から取外し、その姿勢を維持して搬送治具4の前
記ドア装着手段82L,82Rに取付ける。
かかる蓋部品脱着装置3の全体の作動を第18図に従って
次に説明する。
第2工程Bにおいて各作業ステーションB1′,B2′,B3
に順次位置決めされる車体1は、まず第1作業ステーシ
ョンB1′において、閉状態で取付けられている各ドア2c
がドアオープナ118により開かれ、次いで、第2作業ス
テーションB2′において、各脱着装置109,112,115によ
り前記したように各蓋部品2がその姿勢を維持して一斉
に取外される。そして、第3作業ステーションB3′を通
過した後、搬送路5を次の第3工程Cに向かって搬送さ
れる。
一方、搬送治具4は車体1に続いてまず、第1作業ステ
ーションB1′を通過した後に第2作業ステーションB2
において、各脱着装置109,112,115により前記したよう
に各蓋部品2がその姿勢を維持して取付けられる。この
時、搬送治具4の各装着ロッド96,100,105はそれぞれに
対応する蓋部品2の姿勢と同一の姿勢であるので、各蓋
部品2は搬送治具4に一斉に取付けられる。次いで、搬
送治具4は第3作業ステーションB3′においてその前記
動力付与部94L,94Rが前記ロボット119,119により把持さ
れて回動され、これによって前記したように搬送治具4
の各回転軸79L,79R,80,81が180度回動されて搬送治具4
に装着された各蓋部品2の内板面が外側に向けられ、こ
の状態で、車体1に続いて搬送路5を第3工程Cに向か
って搬送される。
次に、第3工程Cにおける車体1及び蓋部品2への具体
的な上塗り方法を第19図に従って説明する。第19図は第
3工程Cにおける塗装ラインの説明的斜視図である。
第19図で120は搬送路5に沿って設けられたベースコー
トブースであり、その下流側には第1の例と同様に図示
しないクリアコートブースが設けられている。ベースコ
ートブース120は、塗装ロボット121、搬送治具4の各回
転軸79L,79R,80,81を回動させるための前記ロボット11
9、レシプロケータ122、塗装ロボット123、塗装ロボッ
ト124及びレシプロケータ125を搬送路5の上流側から順
に備えている。搬送路5を順次搬送される車体1及び搬
送治具4は、ベースコートブース120内に進入し、塗装
ロボット121、ロボット119、レシプロケータ122、塗装
ロボット123、塗装ロボット124及びレシプロケータ125
の位置に順次搬入される。そして、各塗装ロボット121,
123,124は、以下に説明するように、その位置に車体1
が搬入された時には車体1に対応した動作をして車体1
に塗装を施し、搬送治具4が搬入された時には該搬送治
具4に装着されている蓋部品2に対応した動作をして各
蓋部品2に塗装を施し、従って、2通りの動作をする。
搬送路5を搬送される車体1はベースコートブース120
内において、まず、塗装ロボット121により車体1のエ
ンジンレーム1a、トランクルーム1b及びドア取付開口1c
の周縁部が塗装され、次いで、車体1の上方からレシプ
ロケータ122によりルーフ1d等の車体1の上面がその上
方から予備塗装された後に、塗装ロボット123により車
体1の側面がその側方から予備塗装される。そして、そ
の後に塗装ロボット124及びレシプロケータ125により順
次車体1の側面及び上面が再度塗装され、これによって
ベースコートが重ね塗りで施される。
一方、車体1に続いて搬送路5を搬送される搬送治具4
に前記第2工程Bにおいて装着された各蓋部品2は、前
記したようにその内板面を外側に向けた状態で、まず、
塗装ロボット121によりその内板面が塗装され、次い
で、ロボット119により搬送治具4の各回転軸79L,79R,8
0,81が180度回動されて各蓋部品2の外板面が外側に向
けられた後に、レシプロケータ122によりボンネット2a
及びトランクリッド2dの外板面が上方から予備塗装さ
れ、次いで、塗装ロボット123により各ドア2cの外板面
が側方から予備塗装される。そして、その後に塗装ロボ
ット124及びレシプロケータ125により順次各ドア2cの外
板面とボンネット2a及びトランクリッド2dの外板面とが
再度塗装され、これによってベースコートが重ね塗りで
施される。
上記のベースコートが終了した後に、車体1及び蓋部品
2は、搬送路5を順次搬送されながらさらに、クリアコ
ートブースを通り、第1の例と同様に、上記したベース
コート処理と同様の処理が繰り返される。そして、該ク
リアコートの後に、車体1及び蓋部品2は、搬送路5を
搬送されながら図示しない乾燥炉を通って乾燥され、次
いで、前記車体用搬送路7と蓋部品用搬送路8とに別れ
て搬送され、その搬送途中で前記第4工程Dにおいて艤
装が施される。
上述したように、蓋部品2の上塗り処理においては、各
蓋部品2が車体1に対する取付姿勢及び相互の位置関係
を維持して搬送治具4に装着されるので、車体1及び搬
送治具4を同一の塗装ラインを搬送しながら各蓋部品2
と車体1とに同一の塗装装置を用いて塗装を施すことが
できる。
この時、上記のように各塗装ロボット121,123,124に車
体1の塗装と蓋部品2の塗装とで各別の動作をさせる必
要があるが、搬送治具4に装着されている各蓋部品2の
姿勢及び相互の位置関係が車体1の形状にほぼ対応して
いるので、各塗装ロボット121,123,124の車体1及び蓋
部品2のそれぞれに対する作動は大きな差異はなく、従
って、各塗装ロボット121,123,124の構成及び作動がそ
れほど複雑になるものではない。そして、特に蓋部品2
のうちボンネット2a及びトランクリッド2dは水平姿勢で
搬送治具4に装着されるので、その外板面の塗装と車体
1の上面の塗装とにおいては、上記のように、簡単な塗
装装置である同一のレシプロケータ122,125を用いるこ
とができる。
また、搬送治具4に装着された各蓋部品2が各回転軸79
L,79R,80,81の回りに回動自在とされているので、上記
のように各蓋部品2を回動させてその内板面及び外板面
を外側に向けることによって、各塗装ロボット121,123,
124は比較的容易な作動で各蓋部品2の内板面及び外板
面を塗装することができる。
さらに、前記塗装ロボット124により各ドア2cを塗装し
た後には、その塗料がしばらくの間浮遊していることが
あるが、前記したようにボンネット2a及びトランクリッ
ド2dが各ドア2cの上端と略同一の高さで搬送治具4に装
着されているので、その塗料がボンネット2aやトランク
リッド2dの外板面に付着するのが防止され、これらを均
一に塗装するこができる。
次に、前記第5工程Eにおけるライン構成及びその作動
を第20図に従って説明する。第20図は該ライン構成の説
明的斜視図である。
第5工程Eにおけるラインでは、前記搬送路6の途中に
その上流側から順に設けられた第1作業ステーション
E1′と第2作業ステーションE2′とに、前記ドアオープ
ナ118と前記各脱着装置109,112,115とが第16図及び第17
図示と同様に配設されている。
蓋部品2を装着した搬送治具4と車体1とは、前記蓋部
品用搬送路8及び車体用搬送路7から搬送路6に合流さ
れる際に第1の例と同様に搬送治具4が車体1の下流側
に位置するように合流され、搬送治具4及び車体1がこ
の順で搬送路6を交互に搬送されて各作業ステーション
E1′,E2′に順次位置決めされる。この時、各蓋部品2
はその外板面を外面に向けて搬送治具4に装着されてい
る。
そして、搬送治具4はまず、第1作業ステーションE1
において、閉状態の垂直姿勢で装着されている各ドア2c
が開かれ、次いで、第2作業ステーションE2′におい
て、ボンネット脱着装置109及びトランクリッド脱着装
置112によりボンネット2a及びトランクリッド2dが車体
1からの取外しと同様に水平姿勢を維持して取外され、
同時に、各ドア脱着装置115により各ドア2cが車体1か
らの取外しと同様に垂直姿勢を維持して取外される。そ
の後に、搬送治具4は搬送路6から前記治具用搬送路9
に移載されて前記搬送路5に搬送される。
一方、車体1は第1作業ステーションE1′を通過した後
に、第2作業ステーションE2′において、ボンネット脱
着装置109及びトランクリッド脱着装置112によりボンネ
ット2a及びトランクリッド2dが搬送治具4への取付と同
様に水平姿勢を維持して取付けられ、同時に、各ドア脱
着装置115により各ドア2cが搬送治具4への取付と同様
に垂直姿勢を維持して取付けられる。その後に、車体1
は搬送路6をそのまま搬送される。
以上説明したように、第2の例では、搬送治具4を用い
ることによって、第1の例と同様に、蓋部品2の車体1
からの取外及び車体1への取付において、車体1と蓋部
品とで各別に搬送路を設ける必要がなく、該取外及び取
付を小型なライン構成で効率よく行うことができ、ま
た、各脱着装置109,112,115を容易な構成とすることが
できる。
そして、搬送治具4に装着された蓋部品2と車体1とを
同一の搬送路5で交互に搬送しながらこれらに同一の塗
装装置で塗装を施すことによって、塗装ラインをさらに
小型化することができる。
尚、第1の例及び第2の例においては、4ドアの自動車
に対する塗装ラインを説明したが、2ドアの自動車に対
しても第1の例及び第2の例と同様に塗装ラインを構成
することができることはもちろんである。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明の自動車の車体
と蓋部品との組立方法における蓋部品の取外方法によれ
ば、蓋部品が取付けられている車体と該蓋部品を装着可
能な搬送治具とを第1の搬送路で該搬送治具が車体の上
流側に位置するように搬送し、該搬送途中において車体
から蓋部品を取外してその上流側の搬送治具に取付ける
ことによって、蓋部品を車体から取外して両者を搬送す
る自動車の製造ラインにおいて、該取外作業を車体と蓋
部品とで各別に搬送路を設けずとも同一の搬送路で効率
良く行うことができ、ラインの構成を小型化することが
できる。
また、本発明の蓋部品の取付方法によれば、蓋部品が取
付けられている搬送治具と車体とを第2の搬送路で該車
体が搬送治具の上流側に位置するように搬送し、該搬送
途中において搬送治具から蓋部品を取外してその上流側
の車体に取付けることによって、蓋部品を車体に取付け
る自動車の製造ラインにおいて、該取付作業を車体と蓋
部品とで各別に搬送路を設けずとも同一の搬送路で効率
良く行うことができ、ラインの構成を小型化することが
できる。
そして、本発明な自動車の車体と蓋部品との組立方法の
第1の態様によれば、前記取外方法によって車体から蓋
部品を取外して搬送治具に取付けた後に、車体と搬送治
具とをそれぞれ車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各別
に搬送してその搬送途中で車体と蓋部品とに各別に塗装
を施し、次いで、該車体と搬送治具とを前記第2の搬送
路に合流して前記取付方法により搬送治具から蓋部品を
取外して車体に取付けることによって、自動車の車体と
蓋部品とに塗装を施す塗装ラインにおける一連の作業を
小型なライン構成で効率良く連続的に行うことができ
る。
また、本発明の第2の態様によれば、前記取外方法によ
って車体から蓋部品を取外して搬送治具に取付けた後
に、該車体と搬送治具とを前記第1の搬送路で搬送しな
がら車体と蓋部品とに塗装を施し、次いで、車体と搬送
治具とをそれぞれ車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各
別に搬送した後に該車体と搬送治具とを前記第2の搬送
路に合流して前記取付方法により搬送治具から蓋部品を
取外して車体に取付けることによって、自動車の車体と
蓋部品とに塗装を施す塗装ラインにおける一連の作業を
小型なライン構成で効率良く連続的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の例の塗装ラインの概略的構成を
説明するためのブロック図、第2図、第3図及び第4図
はそれぞれ第1の例における搬送治具の平面図、側面図
及び正面図、第5図、第6図及び第7図はそれぞれ第1
の例における蓋部品脱着装置の平面図、側面図及び説明
的斜視図、第8図は車体の塗装ラインの説明的斜視図、
第9図は蓋部品の塗装ラインの説明的斜視図、第10図は
第1の例の塗装ラインにおける蓋部品を車体に取付ける
ラインの説明的斜視図、第11図は本発明の第2の例の塗
装ラインの概略的構成を説明するためのブロック図、第
12図、第13図、第14図(a)及び第15図はそれぞれ第2
の例における搬送治具の平面図、側面図、正面図及び部
分的断面図、第14図(b)は搬送治具の作動を説明する
ための説明図、第16図、第17図及び第18図はそれぞれ第
2の例における蓋部品脱着装置の平面図、側面図及び説
明的斜視図、第19図は車体及び蓋部品の塗装ラインの説
明的斜視図、第20図は第2の例の塗装ラインにおける蓋
部品を車体に取付けるラインの説明的斜視図である。 1……車体、2……蓋部品 4……搬送治具、5……第1の搬送路 6……第2の搬送路、7……車体用搬送路 8……蓋部品用搬送路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の搬送路を搬送される自動車の車体か
    らドアやボンネット等の蓋部品を一時的に取外して該車
    体及び蓋部品に所定の処理を施し、次いで該車体を第2
    の搬送路で搬送して該車体から取外された蓋部品を該第
    2搬送路で再び該車体に取付ける自動車の組立方法にお
    いて、該第1の搬送路の車体の上流側の位置に該蓋部品
    を着脱自在に装着可能な搬送治具を搬入して該車体と搬
    送治具とを前記第1の搬送路で交互に搬送させる工程
    と、次いで該第1の搬送路の蓋部品脱着位置において該
    車体から蓋部品を取外して該蓋部品を該蓋部品脱着位置
    で保持する工程と、該蓋部品が取外された車体に続いて
    該蓋部品脱着位置に搬入された搬送治具に、該蓋部品脱
    着位置において保持された蓋部品を装着する工程とから
    成ることを特徴とする自動車の車体と蓋部品との組立方
    法における蓋部品の取外方法。
  2. 【請求項2】第1の搬送路を搬送される自動車の車体か
    らドアやボンネット等の蓋部品を一時的に取外して該車
    体及び蓋部品に所定の処理を施し、次いで該車体を第2
    の搬送路で搬送して該車体から取外された蓋部品を該第
    2の搬送路で再び該車体に取付ける自動車の組立方法に
    おいて、該第2の搬送路の車体の下流側の位置に該蓋部
    品が着脱自在に装着された搬送治具を搬入して該搬送治
    具と車体とを前記第2の搬送路で交互に搬送させる工程
    と、次いで該第2の搬送路の蓋部品脱着位置において該
    搬送治具から蓋部品を取外して該蓋部品を該蓋部品脱着
    位置で保持する工程と、該蓋部品が取外された搬送治具
    に続いて該蓋部品脱着位置に搬入された車体に、該蓋部
    品脱着位置において保持された蓋部品を取付ける工程と
    からなることを特徴とする自動車の車体と蓋部品との組
    立方法における蓋部品の取外方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の蓋部品の取外方法により前
    記蓋部品を前記車体から取外して前記搬送治具に装着す
    る工程と、次いで該車体と搬送治具とをそれぞれ前記第
    1の搬送路に連続した車体用搬送路と蓋部品用搬送路と
    で各別に搬送して該蓋部品を取外された車体と該搬送治
    具に装着された蓋部品とに塗装を施す工程と、該塗装後
    に搬送治具が搬送されている蓋部品用搬送路と車体が搬
    送されている車体用搬送路とを前記第2の搬送路に合流
    して、請求項2記載の蓋部品の取付方法により該蓋部品
    を搬送治具から取外して車体に取付ける工程とから成る
    ことを特徴とする自動車の車体と蓋部品との組立方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の蓋部品の取外方法により前
    記蓋部品を前記車体から取外して前記搬送治具に装着す
    る工程と、次いで該車体と搬送治具とを前記第1の搬送
    路で搬送しながら該蓋部品を取外された車体と該搬送治
    具に装着された蓋部品とに塗装を施す工程と、該塗装後
    に該車体と搬送治具とをそれぞれ該第1の搬送路に連続
    した車体用搬送路と蓋部品用搬送路とで各別に搬送する
    工程と、該搬送治具が搬送されている蓋部品用搬送路と
    車体が搬送されている車体用搬送路とを前記第2の搬送
    路に合流して、請求項2記載の蓋部品の取付方法により
    該蓋部品を搬送治具から取外して車体に取付ける工程と
    から成ることを特徴とする自動車の車体と蓋部品との組
    立方法。
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JPH02254077A (ja) 1990-10-12

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