JPH08164349A - 自動車塗装システム - Google Patents
自動車塗装システムInfo
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- JPH08164349A JPH08164349A JP33247394A JP33247394A JPH08164349A JP H08164349 A JPH08164349 A JP H08164349A JP 33247394 A JP33247394 A JP 33247394A JP 33247394 A JP33247394 A JP 33247394A JP H08164349 A JPH08164349 A JP H08164349A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B13/00—Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
- B05B13/02—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
- B05B13/04—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
- B05B13/0447—Installation or apparatus for applying liquid or other fluent material to conveyed separate articles
- B05B13/0452—Installation or apparatus for applying liquid or other fluent material to conveyed separate articles the conveyed articles being vehicle bodies
Abstract
ボット6・8との干渉を抑制しながら塗装ブースの容積
を減少させる。 【構成】 4ドアタイプの車体1の前部および後部のド
ア2・3のガラス溝にピン部材24をそれぞれ挿入し、
これらピン部材24を水平移動させることにより全ドア
2・3を開いてドア内板部を塗装するものである。塗料
を噴射する塗装ノズル12を先端部に備え、塗装ノズル
12をドア2・3の内面側の任意の位置に移動させなが
らドア内板部に塗料を吹き付けて塗装する前部および後
部ドア塗装ロボット6・8と、ピン部材24を昇降可能
に支持し、ドア2・3に沿うように立設された昇降部材
22を備え、昇降部材22をドア2・3の下部位置で支
持して水平移動させるドア開閉機構とを各ドア2・3に
対応して有している。
Description
前部および後部のドアを開いてドア内板部を塗装する自
動車塗装システムに関するものである。
開いてドア内板部に対しても塗装が施されるようになっ
ており、ドアの開閉およびドア内板部の塗装は、通常、
ドア開閉装置および塗装ロボットによりそれぞれ独立し
て行われるようになっている。
882号公報および特開平04−108553号公報に
開示されているように、塗装範囲の略中心位置となるド
アのガラス溝にドアの外側からピン部材を挿入し、この
ピン部材を水平方向に移動させることによりドアを開閉
するようになっている。
して塗装する場合には、前部ドア用の塗装ロボットの動
作が後部ドア用のドア開閉装置に干渉されないように、
一方の前部ドア側と他方の後部ドア側とを塗装する第1
塗装ステーションと、他方の前部ドア側と一方の後部ド
ア側とを塗装する第2塗装ステーションとに区分けし、
各ステーションにそれぞれの塗装に対応するドア開閉装
置および塗装ロボットを十分に離反させて配置した自動
車塗装システムが採用されるようになっている(特開平
05−31414号公報)。
来の自動車塗装システムでは、2つに区分けされた塗装
ステーションにおいて塗装を施すようになっているた
め、塗装ブース長が増大し、結果として塗装ブースの容
積の増大が設備費および空調等の操業費の増大を招来す
るという問題がある。
と塗装ロボットとの干渉を抑制しながら塗装ブースの容
積を減少させることができる自動車塗装システムを提供
することを目的としている。
目的を解決するために、4ドアタイプの車体の前部およ
び後部のドアのガラス溝にピン部材をそれぞれ挿入し、
これらピン部材を水平移動させることにより全ドアを開
いてドア内板部を塗装するものであって、塗料を噴射す
る塗装ノズルを先端部に備え、該塗装ノズルを上記ドア
の内面側の任意の位置に移動させながらドア内板部に塗
料を吹き付けて塗装するドア塗装手段と、上記ピン部材
を昇降可能に支持し、上記ドアに沿うように立設された
昇降部材を備え、該昇降部材をドアの下部位置で支持し
て水平移動させるドア開閉手段とを各ドアに対応して有
していることを特徴としている。
4ドアタイプの車体を搬送しながら、該車体の前部およ
び後部のドアのガラス溝にピン部材をそれぞれ挿入し、
これらピン部材を水平移動させることにより全ドアを開
いてドア内板部を塗装するものであって、塗料を噴射す
る塗装ノズルを先端部に備え、該塗装ノズルを上記ドア
の内面側の任意の位置に移動させながらドア内板部に塗
料を吹き付けて塗装するドア塗装手段と、上記ピン部材
を昇降可能に支持し、上記ドアに沿うように立設された
昇降部材を備え、該昇降部材をドアの下部位置で支持し
て水平移動させるドア開閉手段とを各ドアに対応して有
し、上記車体の左側および右側のドアに対応するドア塗
装手段およびドア開閉手段は、搬送される車体の左右方
向に配設され、塗装時に車体の搬送速度に追従して走行
可能な一対の搬送手段にそれぞれ設けられていることを
特徴としている。
請求項2の上記搬送手段の下方に、該搬送手段の走行に
使用される電力を供給するケーブルベアが敷設されてい
ることを特徴としている。
請求項1または2の上記ドア塗装手段が、ベース部材に
上下方向に設けられた第1軸目を旋回軸として複数の自
由度を有しており、上記第1軸目の旋回軸の上方が車体
側となるように傾斜されていることを特徴としている。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が上記ドア塗装手
段よりも車体の前部側に配置されていることを特徴とし
ている。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が、上記ドア塗装
手段よりも下方の空間部に位置するように、ドア塗装手
段の設置位置と同一平面上から垂下された柱状部材の下
端部に設けられていることを特徴としている。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が、上記昇降部材
を支持する第2アームと、該第2アームを支持する第1
アームとをそれぞれ回動させることにより上記昇降部材
を水平移動させるようになっており、後部のドアに対応
する上記ドア開閉手段は、該ドアを開状態としたとき
に、上記第2アームが該ドアに対して平行とされ、上記
第1アームが車体に対して平行とされることを特徴とし
ている。
段がドアの下部位置において水平方向に支持されながら
ドアに沿って立ち上げられた昇降部材によって、ピン部
材をドアのガラス溝に挿入して開閉するようになってい
ることから、ドア開閉手段の動作範囲がドア塗装手段の
動作範囲の下部において重複するだけになっている。従
って、単一の塗装ブースであっても、ドア開閉手段とド
ア塗装手段との干渉を抑制した状態で全ドアを同時に開
いて塗装することができるため、塗装ブース長を短縮化
して塗装ブースの容積を減少させることが可能になって
いる。
の下方にケーブルベアを敷設することによって、塗装ブ
ース幅を短縮化させて塗装ブースの容積をさらに減少さ
せることが可能になっている。また、請求項4の構成に
よれば、ドア塗装手段の通常の姿勢を車体側に傾斜させ
ることによって、塗装ブース幅を短縮化させて塗装ブー
スの容積をさらに減少させることが可能になっている。
アに対応するドア開閉手段とドア塗装手段との動作範囲
のみが重複することになるため、小さな容積の塗装ブー
スであっても、ドア開閉手段とドア塗装手段との干渉を
十分に抑制することが可能になっている。また、請求項
6の構成によれば、ドア開閉手段がドア塗装手段よりも
下方の空間部に位置されることによって、ドア開閉手段
とドア塗装手段との動作範囲の重複がさらに低減される
ため、小さな容積の塗装ブースであっても、ドア開閉手
段とドア塗装手段との干渉を十分に抑制することが可能
になっている。
手段の第1アームおよび第2アームがドア塗装手段との
動作範囲を最も広くする形態となるため、ドア開閉手段
によるドア塗装手段の干渉が一層低減されたものとな
り、結果として小さな容積の塗装ブースであっても、ド
ア開閉手段とドア塗装手段との干渉を十分に抑制するこ
とが可能になっている。
説明する。本実施例に係る自動車塗装システムは、図1
に示すように、溝条部15と溝条部15の両側壁15a
・15aの上部に形成された支持収容部16・16とを
有する塗装ブース内に設けられている。溝条部15の中
心部には、一対の第1搬送レール18・18が敷設され
ており、第1搬送レール18・18には、車体1を支持
する第1搬送台車4が矢符方向に走行可能に設けられて
いる。
持収容部16には、第1搬送レール18・18に対して
平行に一対の第2搬送レール14・14が敷設されてお
り、第2搬送レール14・14には、第1搬送台車4の
搬送速度に追従して走行可能な第2搬送台車13が進退
移動可能に設けられている。また、これらの第2搬送レ
ール14・14間には、第2搬送台車13の走行に使用
される電力を供給するケーブルベア26が敷設されてお
り、ケーブルベア26は、第2搬送台車13の下方に位
置することによって、塗装ブース幅を短縮化させるよう
になっている。尚、車体1を塗装ブース内の所定位置に
停止させて塗装を施すのであれば、上記の第2搬送レー
ル14・14等は不要である。
ように、車体1の前部ドア2および後部ドア3を開閉す
るドア開閉装置5と、前部ドア2の内側を塗装する前部
ドア塗装ロボット6と、後部ドア3の内側を塗装する後
部ドア塗装ロボット8とが車体1の前部側(塗装時の搬
送方向の下流側)からこの順に設けられている。尚、上
記の前部ドア塗装ロボット6および後部ドア塗装ロボッ
ト8からなる2組のロボットは、作業時間に余裕がある
ときは1組であっても良い。
ドア塗装ロボット8は、図1に示すように、ベース部材
7に上下方向に設けられた第1軸目を旋回軸として複数
の自由度を有するように、ベース部材7に旋回部材9を
旋回可能に設け、旋回部材9に第1アーム10と第2ア
ーム11とをこの順に回動および旋回可能に設けた構成
にされている。そして、第2アーム11の自由端には、
塗料を噴射する塗装ノズル12が設けられており、塗装
ノズル12は、図3に示すように、実線で囲まれた動作
範囲Aの任意の位置に移動されるようになっている。
は、上方が車体1側となるように傾斜されている。これ
により、前部および後部ドア塗装ロボット6・8は、通
常の姿勢が車体1側に傾斜した状態となっており、ベー
ス部材7と車体1との間隔を狭めて塗装ブース幅を短縮
化させるようになっている。
(b)および図5に示すように、上端部が第2搬送台車
13の上面に固設され、第2搬送台車13の側面および
溝条部15の側壁15aに沿って溝条部15の底面近傍
まで立ち下げられた柱状部材19を有している。柱状部
材19の下端部には、前部ドア2および後部ドア3に対
して開閉動作を行う一対のスカラー型ロボットからなる
ドア開閉機構27・27が設けられており、これらのド
ア開閉機構27・27は、前部および後部ドア塗装ロボ
ット6・8よりも下方の空間部に位置されることによっ
て、ドア開閉機構27の動作範囲と前部および後部ドア
塗装ロボット6・8の動作範囲Aとの重複部分が最小限
となるように設定されている。
9の下端部に回動可能に設けられた第1アーム20と、
第1アーム20の自由端に回動可能に設けられた第2ア
ーム21とを有している。第1アーム20および第2ア
ーム21の回動方向は、これらのアーム20・21が車
体1の下部位置において水平移動するように水平方向に
設定されており、ドア開閉機構27の動作範囲と前部お
よび後部ドア塗装ロボット6・8の動作範囲Aとの重複
部分が最小限となるように設定されている。
壁面に沿うように立設された昇降部材22が設けられて
いる。昇降部材22には、ロッド部材23が昇降可能に
備えられており、ロッド部材23の上端部には、ピン部
材24が回動可能に設けられている。また、昇降部材2
2には、車体1のドア位置を検出する位置決めセンサ2
5が設けられており、ドア開閉機構27は、位置決めセ
ンサ25がドア位置を検出するまで第1アーム20およ
び第2アーム21により昇降部材22を水平移動させた
後、ピン部材24をガラス溝に挿入させ、昇降部材22
を逆方向に水平移動させることによって、前部または後
部ドア2・3を開閉させるようになっている。
の動作について説明する。先ず、図1に示すように、第
2搬送台車13が塗装ブースの塗装開始位置となる車体
1の搬送方向の上流位置に移動されて待機状態にされる
ことになる。そして、第1搬送台車4により車体1が塗
装ブース内に搬入され、所定位置に到達すると、車体1
の両側に位置する第2搬送台車13・13が走行を開始
し、車体1と第2搬送台車13・13とが所定の位置関
係を維持するように、第2搬送台車13・13が第1搬
送台車4に追従して走行することになる。
ア開閉装置5が作動され、柱状部材19を中心として左
右対称に設けられた第1アーム20・20および第2ア
ーム21・21が位置決めセンサ25・25により前部
ドア2および後部ドア3のドア位置が検出されるまで水
平方向に回動され、昇降部材22が水平移動されること
になる。この後、昇降部材22・22のロッド部材23
・23が昇降され、ロッド部材23・23の上端部に設
けられたピン部材24・24が前部ドア2および後部ド
ア3のガラス溝に挿入された後、第1アーム20・20
および第2アーム21・21により昇降部材22が逆方
向に水平移動されることによって、前部ドア2および後
部ドア3が開かれることになる。
ーム21・21は、図2に示すように、前部ドア2およ
び後部ドア3が所定の角度で開かれるまで回動されるこ
とになり、後部ドア3を開く第1アーム20および第2
アーム21は、第1アーム20が車体1に対して平行と
なるように回動され、第2アーム21が後部ドア3に対
して平行となるように回動されることになる。この後、
前部ドア塗装ロボット6および後部ドア塗装ロボット8
が作動され、前部ドア2および後部ドア3のドア内板部
への塗装作業が開始されることになる。
び後部ドア塗装ロボット6・8が前部および後部ドア2
・3の内側に塗料を吹き付けることになる。この際、図
3に示すように、第1アーム20・20、第2アーム2
1・21、および昇降部材22・22等のドア開閉機構
27は、ドア枠の上端から下端の間におけるドア外側面
に位置している。従って、塗料は、ドア開閉機構27が
前部ドア2および後部ドア3を介して反対側に位置した
状態となっているため、ドア開閉機構27に殆ど付着す
ることがない。
ロボット6および後部ドア塗装ロボット8が設置された
第2搬送台車13の同一平面上から柱状部材19により
立ち下げた位置に設置されており、第1アーム20およ
び第2アーム21を介して前部および後部ドア2・3の
下部側から昇降部材22によりピン部材24をガラス溝
に挿入させるようになっている。従って、ドア開閉機構
27の動作範囲が前部および後部ドア塗装ロボット6・
8の動作範囲Aに僅かに重複するだけとなっていること
から、図2に示すように、前部ドア塗装ロボット6が後
部ドア3用のドア開閉機構27の上方に位置していて
も、前部ドア塗装ロボット6は、ドア開閉装置5に殆ど
干渉されることなく塗装作業を実施することが可能にな
っている。
7の第1アーム20が車体1に対して平行とされ、第2
アーム21が後部ドア3に対して平行とされているた
め、前部ドア塗装ロボット6の塗装時の作業空間が一層
拡大したものになっている。これにより、前部ドア塗装
ロボット6における塗装作業時のドア開閉装置5による
干渉が一層低減されたものになっている。
6・8による塗装作業が完了すると、これらのドア塗装
ロボット6・8が退避され、前部ドア2および後部ドア
3がドア開閉装置5により閉められることになる。そし
て、車体1が次工程に搬送される一方、第2搬送台車1
3・13が逆方向に走行されて塗装ブースの塗装開始位
置に復帰されることになる。
ムは、図1に示すように、4ドアタイプの車体1の前部
および後部ドア2・3のガラス溝にピン部材24をそれ
ぞれ挿入し、これらピン部材24を水平移動させること
により全ドア2・3を開いてドア内板部を塗装するよう
になっており、塗料を噴射する塗装ノズル12を先端部
に備え、該塗装ノズル12を上記ドア2・3の内面側の
任意の位置に移動させながらドア内板部に塗料を吹き付
けて塗装するドア塗装手段(前部および後部ドア塗装ロ
ボット6・8)と、上記ピン部材24を昇降可能に支持
し、上記ドア2・3に沿うように立設された昇降部材2
2を備え、該昇降部材22をドア2・3の下部位置で支
持して水平移動させるドア開閉手段(ドア開閉機構2
7)とを各ドア2・3に対応して有していることを第1
の特徴としている。
4ドアタイプの車体1を搬送しながら、ドア内板部を塗
装するものであり、搬送される車体1の左右方向に配設
され、塗装時に車体1の搬送速度に追従して走行可能な
一対の搬送手段(第2搬送台車13)に、車体1の左側
および右側のドア2・3に対応するドア塗装手段および
ドア開閉手段をそれぞれ設けたことを第2の特徴として
いる。
の下部位置において水平方向に支持されながらドア2・
3に沿って立ち上げられた昇降部材22によって、ピン
部材24をドア2・3のガラス溝に挿入して開閉するよ
うになっていることから、ドア開閉手段の動作範囲は、
ドア塗装手段の動作範囲の下部において重複するだけに
なっている。従って、単一の塗装ブースであっても、ド
ア開閉手段とドア塗装手段との干渉を抑制した状態で全
ドアを同時に開いて塗装することができるため、塗装ブ
ース長を短縮化して塗装ブースの容積を減少させること
が可能になっている。
搬送手段(第2搬送台車13)の下方に、該搬送手段の
走行に使用される電力を供給するケーブルベア26を敷
設することを第3の特徴とすることによって、塗装ブー
ス幅を短縮化させて塗装ブースの容積を減少させること
が可能になっている。
ドア塗装手段がベース部材7に上下方向に設けられた第
1軸目を旋回軸として複数の自由度を有しており、上記
第1軸目の旋回軸の上方が車体1側となるように傾斜さ
れていることを第4の特徴としている。これにより、ド
ア塗装手段の通常の姿勢を車体1側に傾斜させることに
よって、塗装ブース幅を短縮化させて塗装ブースの容積
を減少させることが可能になっている。
ドア開閉手段をドア塗装手段よりも車体1の前部側に配
置させたことを第5の特徴としている。これにより、後
部のドア2に対応するドア開閉手段とドア塗装手段との
動作範囲のみが重複することになるため、塗装作業時に
おけるドア開閉手段とドア塗装手段との干渉を一層低減
させることが可能になっている。
ドア開閉手段が、ドア塗装手段よりも下方の空間部に位
置するように、ドア塗装手段の設置位置と同一平面上か
ら垂下された柱状部材19の下端部に設けられているこ
とを第6の特徴としている。これにより、ドア開閉手段
がドア塗装手段よりも下方の空間部に位置し、ドア開閉
手段とドア塗装手段との動作範囲の重複がさらに低減さ
れることになるため、塗装作業時におけるドア開閉手段
とドア塗装手段との干渉を一層低減させることが可能に
なっている。
ドア開閉手段が、昇降部材22を支持する第2アーム2
1と、該第2アーム21を支持する第1アーム20とを
それぞれ回動させることにより上記昇降部材22を水平
移動させるようになっており、後部のドア3に対応する
上記ドア開閉手段は、該ドア3を開状態としたときに、
上記第2アーム21が該ドア3に対して平行とされ、上
記第1アーム20が車体1に対して平行とされることを
第7の特徴としている。これにより、第1アーム20お
よび第2アーム21がドア塗装手段の動作範囲を最も広
くする形態となるため、ドア開閉手段とドア塗装手段と
の動作範囲の重複をさらに低減させ、塗装作業時におけ
るドア開閉手段によるドア塗装手段の干渉を一層低減さ
せることが可能になっている。
アタイプの車体の前部および後部のドアのガラス溝にピ
ン部材をそれぞれ挿入し、これらピン部材を水平移動さ
せることにより全ドアを開いてドア内板部を塗装するも
のであって、塗料を噴射する塗装ノズルを先端部に備
え、該塗装ノズルを上記ドアの内面側の任意の位置に移
動させながらドア内板部に塗料を吹き付けて塗装するド
ア塗装手段と、上記ピン部材を昇降可能に支持し、上記
ドアに沿うように立設された昇降部材を備え、該昇降部
材をドアの下部位置で支持して水平移動させるドア開閉
手段とを各ドアに対応して有している構成である。
置において水平方向に支持されながらドアに沿って立ち
上げられた昇降部材によって、ピン部材をドアのガラス
溝に挿入して開閉するようになっていることから、ドア
開閉手段の動作範囲がドア塗装手段の動作範囲の下部に
おいて重複するだけになっている。従って、単一の塗装
ブースであっても、ドア開閉装置と塗装ロボットとの干
渉を抑制した状態で全ドアを同時に開いて塗装すること
ができるため、塗装ブース長を短縮化して塗装ブースの
容積を減少させることが可能であるという効果を奏す
る。
4ドアタイプの車体を搬送しながら、該車体の前部およ
び後部のドアのガラス溝にピン部材をそれぞれ挿入し、
これらピン部材を水平移動させることにより全ドアを開
いてドア内板部を塗装するものであって、塗料を噴射す
る塗装ノズルを先端部に備え、該塗装ノズルを上記ドア
の内面側の任意の位置に移動させながらドア内板部に塗
料を吹き付けて塗装するドア塗装手段と、上記ピン部材
を昇降可能に支持し、上記ドアに沿うように立設された
昇降部材を備え、該昇降部材をドアの下部位置で支持し
て水平移動させるドア開閉手段とを各ドアに対応して有
し、上記車体の左側および右側のドアに対応するドア塗
装手段およびドア開閉手段は、搬送される車体の左右方
向に配設され、塗装時に車体の搬送速度に追従して走行
可能な一対の搬送手段にそれぞれ設けられている構成で
ある。
ア開閉手段がドアの下部位置において水平方向に支持さ
れながらドアに沿って立ち上げられた昇降部材によっ
て、ピン部材をドアのガラス溝に挿入して開閉するよう
になっていることから、ドア開閉手段の動作範囲がドア
塗装手段の動作範囲の下部において重複するだけになっ
ている。従って、単一の塗装ブースであっても、ドア開
閉装置と塗装ロボットとの干渉を抑制した状態で全ドア
を同時に開いて塗装することができるため、塗装ブース
長を短縮化して塗装ブースの容積を減少させることが可
能であるという効果を奏する。
請求項2の上記搬送手段の下方に、該搬送手段の走行に
使用される電力を供給するケーブルベアが敷設されてい
る構成である。これにより、搬送手段の下方にケーブル
ベアを敷設することによって、塗装ブース幅を短縮化さ
せて塗装ブースの容積をさらに減少させることが可能で
あるという効果を奏する。
請求項1または2の上記ドア塗装手段が、ベース部材に
上下方向に設けられた第1軸目を旋回軸として複数の自
由度を有しており、上記第1軸目の旋回軸の上方が車体
側となるように傾斜されている構成である。これによ
り、ドア塗装手段の通常の姿勢を車体側に傾斜させるこ
とによって、塗装ブース幅を短縮化させて塗装ブースの
容積をさらに減少させることが可能であるという効果を
奏する。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が上記ドア塗装手
段よりも車体の前部側に配置されている構成である。こ
れにより、後部のドアに対応するドア開閉手段とドア塗
装手段との動作範囲のみが重複することになるため、小
さな容積の塗装ブースであっても、ドア開閉手段とドア
塗装手段との干渉を十分に抑制することが可能であると
いう効果を奏する。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が、上記ドア塗装
手段よりも下方の空間部に位置するように、ドア塗装手
段の設置位置と同一平面上から垂下された柱状部材の下
端部に設けられている構成である。これにより、ドア開
閉手段がドア塗装手段よりも下方の空間部に位置される
ことによって、ドア開閉手段とドア塗装手段との動作範
囲の重複がさらに低減されるため、小さな容積の塗装ブ
ースであっても、ドア開閉手段とドア塗装手段との干渉
を十分に抑制することが可能であるという効果を奏す
る。
請求項1または2の上記ドア開閉手段が、上記昇降部材
を支持する第2アームと、該第2アームを支持する第1
アームとをそれぞれ回動させることにより上記昇降部材
を水平移動させるようになっており、後部のドアに対応
する上記ドア開閉手段は、該ドアを開状態としたとき
に、上記第2アームが該ドアに対して平行とされ、上記
第1アームが車体に対して平行とされる構成である。
よび第2アームがドア塗装手段との動作範囲を最も広く
する形態となるため、ドア開閉手段によるドア塗装手段
の干渉が一層低減されたものとなり、結果として小さな
容積の塗装ブースであっても、ドア開閉手段とドア塗装
手段との干渉を十分に抑制することが可能であるという
効果を奏する。
る。
図、(b)は側面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 4ドアタイプの車体の前部および後部の
ドアのガラス溝にピン部材をそれぞれ挿入し、これらピ
ン部材を水平移動させることにより全ドアを開いてドア
内板部を塗装する自動車塗装システムであって、 塗料を噴射する塗装ノズルを先端部に備え、該塗装ノズ
ルを上記ドアの内面側の任意の位置に移動させながらド
ア内板部に塗料を吹き付けて塗装するドア塗装手段と、 上記ピン部材を昇降可能に支持し、上記ドアに沿うよう
に立設された昇降部材を備え、該昇降部材をドアの下部
位置で支持して水平移動させるドア開閉手段とを各ドア
に対応して有していることを特徴とする自動車塗装シス
テム。 - 【請求項2】 4ドアタイプの車体を搬送しながら、該
車体の前部および後部のドアのガラス溝にピン部材をそ
れぞれ挿入し、これらピン部材を水平移動させることに
より全ドアを開いてドア内板部を塗装する自動車塗装シ
ステムであって、 塗料を噴射する塗装ノズルを先端部に備え、該塗装ノズ
ルを上記ドアの内面側の任意の位置に移動させながらド
ア内板部に塗料を吹き付けて塗装するドア塗装手段と、 上記ピン部材を昇降可能に支持し、上記ドアに沿うよう
に立設された昇降部材を備え、該昇降部材をドアの下部
位置で支持して水平移動させるドア開閉手段とを各ドア
に対応して有し、 上記車体の左側および右側のドアに対応するドア塗装手
段およびドア開閉手段は、搬送される車体の左右方向に
配設され、塗装時に車体の搬送速度に追従して走行可能
な一対の搬送手段にそれぞれ設けられていることを特徴
とする自動車塗装システム。 - 【請求項3】 上記搬送手段の下方に、該搬送手段の走
行に使用される電力を供給するケーブルベアが敷設され
ていることを特徴とする請求項2記載の自動車塗装シス
テム。 - 【請求項4】 上記ドア塗装手段は、ベース部材に上下
方向に設けられた第1軸目を旋回軸として複数の自由度
を有しており、上記第1軸目の旋回軸の上方が車体側と
なるように傾斜されていることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の自動車塗装システム。 - 【請求項5】 上記ドア開閉手段が上記ドア塗装手段よ
りも車体の前部側に配置されていることを特徴とする請
求項1または2記載の自動車塗装システム。 - 【請求項6】 上記ドア開閉手段は、上記ドア塗装手段
よりも下方の空間部に位置するように、ドア塗装手段の
設置位置と同一平面上から垂下された柱状部材の下端部
に設けられていることを特徴とする請求項1または2記
載の自動車塗装システム。 - 【請求項7】 上記ドア開閉手段は、 上記昇降部材を支持する第2アームと、該第2アームを
支持する第1アームとをそれぞれ回動させることにより
上記昇降部材を水平移動させるようになっており、 後部のドアに対応する上記ドア開閉手段は、該ドアを開
状態としたときに、上記第2アームが該ドアに対して平
行とされ、上記第1アームが車体に対して平行とされる
ことを特徴とする請求項1または2記載の自動車塗装シ
ステム。
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